東村山市議会基本条例
議会基本条例とは
議会基本条例とは、市民の負託に応え市民生活の向上に寄与するため、議会の基本理念や運営の原則などを定めたものであり、平成26年4月に都内では5番目に施行されました。
この度、市議会では、議会基本条例が施行されてからの議会運営が条例どおりに実施できているかを検証した結果、条例の一部を改正することにしました。
平成28年9月定例会最終日に改正案を提案し、全会一致で可決されました。
改正後の条例は、以下のとおりです。
議会基本条例制定までの取り組み
市議会では平成23年6月に「議会基本条例制定を進める特別委員会」を設置し、市政の発展及び市民福祉の向上に寄与することを目的とした議会基本条例の制定をめざし、市民の皆さまからご意見を伺いながら議論を重ねてきました。
中間報告
平成24年9月定例会において、これまで議論してきた検討内容の中間報告が石橋光明委員長より行われました。
議会基本条例制定を進める特別委員会中間報告(要約版)(平成24年9月6日)
市民アンート
条例に制定する項目の中で最も大切だと考えている「市民と議会」について、市民の皆さまのご意見を広く伺うためにアンケートを実施しました。
分科会に分かれての条文案の作成
特別委員会でどのような項目を条例に規定するか検討した結果、5つの理念に分け、それぞれに細かい項目を設定しました。
これらを実際の条例文にするため、委員が2チームに分かれて分科会を開催し検討しました。
- A チーム (座長)福田かづこ (副座長)駒崎高行
(メンバー)奥谷浩一 矢野穂積 赤羽洋昌 土方桂 熊木敏己
【担当する理念】
「市議会は市長と緊張感ある関係を保ち、監視及び評価に努める」
「市議会は市民に開かれた議会運営に努める」
- Bチーム (座長)伊藤真一 (副座長)佐藤真和
(メンバー)島崎よう子 三浦浩寿 石橋博 保延務 大塚恵美子
【担当する理念】
「市議会は議決機関としての責任を果たすための議論に努める」
「市議会は市民の代表として、市民の声を把握するように努める」
「議会の運営及び体制整備」
議会報告会・意見募集(パブリックコメント)
2つの分科会での議論を経て、特別委員会としての議会基本条例の条文案及び逐条解説を作成しました。議会基本条例(案)についての説明会として、初の試みである「議会報告会」を開催するとともに平成25年10月23日から11月5日まで、市民の皆さまにご意見を伺う「パブリックコメント」を行いました。
(1)議会報告会
【開催日時と場所】
・平成25年10月24日(木曜)午後7時から9時まで
市民ステーション「サンパルネ」(東村山駅西口ワンズタワー2階)
・平成25年10月25日(金曜)午後7時から9時まで
市民センター2階会議室
・平成25年10月26日(土曜)午前9時30分から11時30分
市民センター2階会議室
(2)意見募集(パブリックコメント)
- お寄せいただいたご意見等の件数 27件(ご意見、ご質問数 127件)
(注記)1回の提出で複数のご意見、ご質問をいただいたものについては、項目ごとにカウントしました。
東村山市議会基本条例(案)に対するご意見と市議会の考え方(PDF:428KB)
通年議会の検討
特別委員会の中で議論になった通年議会については、議会基本条例には盛り込まないことで集約されましたが、引き続き調査を行うため、分科会「通年議会検討チーム」を作り、調査・検討を進めてきました。
【メンバー】
(座長)佐藤真和 (副座長)伊藤真一
奥谷浩一 矢野穂積 三浦浩寿 赤羽洋昌 福田かづこ 石橋博 大塚恵美子
議会基本条例の制定
特別委員会では、寄せられたご意見も参考にして、再度、検討を重ね本条例を委員会提出議案として、平成25年12月定例会最終日の本会議に提出することを全会一致で決定しました。
12月19日の本会議では、石橋光明委員長より議案の提案説明とあわせて特別委員会の最終報告が行われました。最後に、「関係する条例や規則の改正、新たなルール作成が必要な項目に関しては、今後、議会全体で検討してほしい」とあり、本特別委員会は条例の可決をもって終了しました。
例規改正チームと通年議会チーム
条例可決後、2つのチームを作り、関係例規の改正と通年議会について、それぞれ検討しました。
- 例規改正チーム:会議規則や委員会条例などの改正案や、広報広聴委員会設置規程案を作成しました。
(座長)石橋光明 (副座長)福田かづこ
(メンバー)島崎よう子、三浦浩寿、赤羽洋昌、村山淳子、土方桂、蜂屋健次、石橋博、熊木敏己、島田久仁、山口みよ、佐藤真和、大塚恵美子
- 通年議会チーム:通年議会の導入について課題などを議論し、今後は議会運営委員会で検討していくことになりました。
(座長)伊藤真一 (副座長)奥谷浩一
(メンバー)三浦浩寿、小町明夫、赤羽洋昌、小松賢、山崎秋雄、熊木敏己、保延務、佐藤真和、大塚恵美子
議会基本条例の検証
平成26年4月1日に議会基本条例が施行され、2年が過ぎました。この間、市議会ではさまざまな取り組みを行い、「市民に開かれた議会へ」を目指して活動してきました。
この度、条例第18条「見直し手続」の規定に基づき、この2年間の取り組みについて、議会運営が条例どおりに実施できているかを検証しました。
検証作業では、条文ごとに取り組み状況を確認し、その結果に基づきそれぞれの条文を5段階に評価しました。また、改善が必要としたものについては今後の対策を協議しました。
検証結果については以下のとおりです。
この検証結果について広く市民の皆様よりご意見をいただくためのアンケートを実施しました。
このアンケート結果を基に、「議会としての検証結果」の見直しを行いました。その結果、条例第7条に規定する陳情の取扱いに関する部分を改正することとし、議会基本条例の検証を終了しました。
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