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第4回 平成14年4月25日(生活文教委員会)

更新日:2011年2月15日

生活文教委員会(第4回)

日時    平成14年4月25日(木) 午前9時12分~午前11時10分
場所    第1委員会室
出席委員  ●高橋眞 ◯勝部レイ子 朝木直子 福田かづこ 丸山登
      罍信雄各委員
      欠席委員……なし
出席説明員 小町征弘教育長 桜井武利学校教育部長 杉山浩章生涯学習部長
      海老沢茂学校教育部次長 桑原純生涯学習部次長 金子行雄庶務課長
      大野隆学務課長 新藤久典指導室長 高瀬清仲社会教育課長
      菊池武市民スポーツ課長 中島信子図書館長
事務局員  加藤登美子議事係長 池谷茂委員会担当主査 山口法明主任

議題等   1.13請願第8号 中・高校生の居場所としてのBMX・スケートボード・パークづくりを、中・高校生を主人公として進めることなどに関しての請願
      2.13請願第11号 子供たちの健全な発達を保障するために、安全な自校直営方式による学校給食を守り、既に実施の民間委託も含め再検討し、元に戻すこと。また、中学の弁当併用外注方式についても十分教職員や保護者に説明し、合意なしの見切り発車はしないことを求める請願
      3.13請願第12号 子供たちにとって、学校を安全で安心して学べる場とするために必要な環境整備の改善を早急に求める請願
      4.13請願第13号 経済不況の下、苦しい家庭の生活環境を少しでも改善するため、市としてできる施策を最大限行うことを求める請願
      5.所管事務調査 「学校事故への対応について」

                    午前9時12分開会
○(高橋委員長) ただいまより、生活文教委員会を開会いたします。
 傍聴の申し出があればこれを許可いたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
              (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○(高橋委員長) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
 傍聴申請があれば、適宜これを許可いたします。
 次に進みます。
 休憩します。
                    午前9時13分休憩
                    午前9時14分再開
○(高橋委員長) 再開します。
   ---------------------------
△〔議題1〕13請願第8号 中・高校生の居場所としてのBMX・スケートボード・パークづくりを、中・高校生を主人公として進めることなどに関しての請願
○(高橋委員長) 13請願第8号を議題とします。
 前回、採択をされております12陳情第2号「BMX、スケートパークに関する陳情」の内容等に関しまして、今回の委員会は、福田委員以外全員が入れかわっておりますので、その流れを事務局より説明願いまして、また、採択後の所管の取り組み等について、所管の方より御説明いただきたいと思っております。
 まずは、事務局の方からお願いいたします。事務局。
◎(池谷委員会担当主査) 前回、12陳情第2号「BMX、スケートボートパークに関する陳情」というのが、平成12年12月5日、生活文教委員会に付託になりました。これにつきましては、今、委員長が言われましたように、今、いらっしゃる生活文教委員では福田委員だけです。当時の委員長は荒川昭典委員長で、副委員長は山川昌子副委員長でした。
 その経過ですが、まずこの陳情につきましては、東村山市恩多町5丁目にいらっしゃいます由利賢太さん外3,499 名の方が陳情されております。これにつきまして審査が行われまして、最終的には、平成13年3月8日、全員賛成で採択と決まっております。その委員長結果を受けまして、平成13年3月28日の3月定例会最終日で、委員長報告をされております。
 この内容は、まず前回の陳情につきましては、審査は全部で3回、その3回のうちには視察が含まれております。場所につきましては、都立小金井公園内に設けられておりますBMXの練習場を、小金井事務所の御配慮をいただきまして、視察をしております。その視察をした上で、現状認識ということでは、現状、主に公園、特に、都立東村山中央公園内でスケボーを楽しんでいる若者が多くいる、そのほかの場所につきましては小平霊園の中、ゲートボール場、運動公園内の通路、あるいは運動公園の北側の駐車場などで行われているという認識をされました。そして、必要面積としましては、50メートル四方の土地、 250平方メートルの確認もされております。
 それに対しまして、教育委員会側の見解といたしましては、そのような土地についても一生懸命探し当て、そして、場所を特定して、事故が起こらないよう努力をしてまいりたいという見解が示されております。
 それで、賛成討論の意見といたしましては、「BMX、あるいはスケボーを行う場所が確保できるとするならば、これからの青少年教育にも役立つであろうし、『スポーツ都市宣言』をした理念にもかなうのではないか、教育委員会の決意を心から期待をし、賛成をしたい」という内容が報告されまして、賛成多数で採択と決した内容でございます。
 以上が、陳情が提出されまして、採択されるまでの経過でごさいます。
○(高橋委員長) 続きまして、所管の方で、その後の取り組み等について、何か報告するようなことがあればお願いいたします。
◎(菊池市民スポーツ課長) ただいま事務局の方より、陳情の採択までの経過報告があったわけですが、その中で、平成13年1月25日でございますが、都立小金井公園を視察いたしましたが、内容を詳しくお話をさせていただきます。
 御案内のとおり、都立小金井公園でございますが、全体の面積が77万 668平米、運動公園の 14.7倍の広さがあります。そのうちの十幾つか広場がありますが、その中の1つの、「槻の木広場」という場所で、スケートボード、インラインスケート、ローラースケート等の練習をしてもいいというふうに管理事務所側が場所を指定しているということです。その経緯は、以前から、園内の通路とかそういうところでスケートボードをやったりそういったことで、通行、自転車等の利用をしている方からのクレームがありまして、当時は、スケートボートについては禁止ということで管理事務所側も対応をしていたんですが、何度注意しても、そのときはいなくなるんですが、また集まってくる、一向に改善されないということで、そんな経過の中で、いっそのこと場所を指定してそこでやらそうという経緯で、「槻の木広場」という場所でやっているということでございます。
 それで視察の際は、特に、委員会の質疑の中でも、スケートボードは一般的に目にするんですが、BMXというのはどういうものかがわからないということです。当日も、陳情者含めて数名がデモンストレーションでBMXをしまして、見ていただきました。結論的には、BMXについては非常にスポーツ性があるということと、さらには、騒音等という問題については一切ないという結論に至り、視察の成果を得ております。
 その後、同年3月29日に、陳情の採択結果を陳情人の由利賢太さんの方にしたわけですが、それから、4月を経過しまして、5月初旬に由利さんの方から、私ども市民スポーツ課が一定の窓口になっておりましたので、市民スポーツ課の方に電話がありまして、それで、「議会からこういった通知が来たんですが、その後どうなるんでしょうか、取り扱いはどうなるんでしょうか」というような問い合わせがありました。電話の中では、一定、議会の中で陳情を採択した内容ですので、所管としては、実現に向けて真摯に取り組んでいきたい。ただし、いろいろな諸条件の課題等のクリアがありますので、すぐにはできるということがないということも含めて、最善の努力をしていきたいというような回答をしております。
 また、平成13年3月16日の都政新報には、武蔵野市ストリートスポーツ広場を新設という記事が掲載されましたので、所管の方で、平成13年5月15日に武蔵野市体育課長・杉田課長と連絡をとりまして、その広場の建設にかかる経過とか計画内容の行政視察をしております。
 設置の経緯については、平成12年10月ごろ武蔵野市の市長の方に手紙が来まして、若年層の居場所づくりということで、そういったスケートボード、スリーオンスリーのバスケット、そういう場所をぜひつくってほしいというような市長への手紙があった、これを受けて行政内部でいろいろ関係機関と協議して、最終建設に至るというような結論でございます。
 設置場所については、武蔵野市立温水プールがあるんですが、そこの前の広場につくりましょう、名称については、ストリートスポーツ広場、これは仮称ですが、できた後に正式に市民から公募して決定していきたいという内容です。それから、この広場の位置づけについては、条例上の体育施設ではなくスポーツ広場として、遊び場として設置をしていく。それから規模については、20メートル掛ける30メートル、おおむね 600平米、それくらいの広さの規模を考えている。あと、設備については、アスファルト舗装をする、それからミニランプ、これは滑走台というんですが、スケートボードをやる場合のセクションと言っていますが、いろいろなそういったものを置いてみる。それから照明設備、それから周りをフェンスで囲みまして、さらには、スリーオンスリーのコートをつくるというような内容でございます。そこで利用できる種目としましては、スケートボード、インラインスケート、ローラスケート、スリーオンスリーといったことを考えているということです。
 武蔵野市については、BMXについては、広場の対応を考えていないということでございます。管理につきましては、教育委員会が、武蔵野市にはスポーツ振興事業団がございますので、そちらに委託をして管理をしていきたいということです。開館日については、体育館がその前にありますので、体育館の開館日を開放する。ですから、月曜日が休館日ということになります。あと開場時間につきましては、9時から9時30分、それから使用料については無料というようなことです。
 5月上旬に施設の基本設計を終えて、5月中旬には工事の契約をしたい、7月中旬ごろに工事を完成させて、7月下旬にはオープンにこぎつけたいというお話でした。その当時も、1つの課題というのは、やはり近隣住民の理解、それを第一に上げておりまして、こういった計画に基づいた形で住民には話をしていきたいという説明がございました。
 関連しまして、平成13年9月8日の毎日新聞でございます。タイトルが「スポーツ施設」それとも「迷惑施設」という内容で、武蔵野市が、広場の計画を進めているんですが、住民の反対で着工できずというような、現在の状況にいるという内容です。これを電話で所管に確認しまして、住民の説明会を開いたんですが、やはりなかなか理解を得られないということで、まだ工事の着工に踏み切れていないという状況です。
 それとあわせまして、私ども今回の陳情の内容趣旨を、特にBMX、スケートボード、いわゆる、若い人に非常に人気のあるスポーツですが、往々にしてどっちかといいますと悪いイメージでやっているような、そういったことを払拭していきたい。さらには、場所がないということで、いろいろな道路とか空き地でやっているんですが、通行人等に迷惑をかけていると、そういったことで、一定の場所が欲しいとか、さらには、BMXについては、アメリカ等では非常にメジャーでいろいろな大会をやっています。そんなことで日本でも、スポーツということで認知をさせて広げていきたいという趣旨の陳情内容でございますので、ぜひともスポーツ的な中で取り入れて、その中で、青少年の健全育成を図っていくこともスポーツ振興の大きなねらいでありますので、そういった角度の中で既存の体育施設、それからスポーツ振興を図る制度の中で取り入れていけないかということで所管でも検討しております。
 その1つとして、現在22校、コミュニティー開放事業と言っているんですが、そこの中でスポーツ開放事業というのがございまして、現在、 350ほどのスポーツ団体が登録をしまして、その中で、各学校のコミュニティー委員会の手続きをした中で、使用料許可をいただいた中で利用している。その中でBMXとスケートボードを分けて考えた場合、BMXについての視察でも、確認していただいたように、ゴムタイヤですので一切騒音等の問題がない。ただし、スケートボードは、どうしても構造上、アスファルトの「ガラガラ」音がしますし、それから、セクションといういろんな器具を使って、飛びはねたりいろいろなことをしますのでかなり大きな音がいたします。
 そういったことでBMXについては何とか、スポーツ開放、学校開放の中でできる場所がないかということで市内の学校を当たりました。学校の中に中庭があるんですが、校舎の中にはそういったことで、陳情人が言っている約50メートル四方の広場がないということで、そのぐらいの規模がないんですが、それに近いぐらいの中庭を持っている学校はあるんですね。そこの校長先生ともお話をした中で、BMXのビデオを見ていただいて、これについては騒音等の問題がないので、受け入れは可能ではないかとの一定のお話はいただきました。そんなことも受けて平成13年5月17日に、また陳情人由利さん外5名の方が来まして、そのとき、武蔵野市の視察の経過報告、さらには、学校開放事業の中で、BMXについては、受け入れ施設としての一定の可能性がありますと、ただし条件としては、第2、第4土曜日、それから日曜日の昼間ということでお話をさせていただきました。
 それとスポーツ開放事業については、名簿を添えて団体登録をするということと、スポーツ障害保険に入る、それから毎月一定の申請手続きをして、許可をもらって使用する、さらには、年に1回か2回の学校育成清掃というものがございますので、そういった地域活動を含めてやるようにということを含めて説明をしました。その中で、その段階ではその説明をした上で、先方も検討するということで帰っております。
 その後平成13年6月1日に、スポーツセンターの方を訪れまして、そのときは、陳情人の由利さん外10名の団体で来ております。それで説明したスポーツ開放事業について団体での検討した結果を持ってきております。結論的には、スポーツ開放の中で、BMXだけの受け入れは「できません」というような返事でございました。
 その理由としては、やはり今回の陳情については、BMXとスケートボード両方ですね。受け入れる施設の要望をしているということで、スケートボードとBMXを切り離しての考えはできないということが1点でございます。そして、スポーツ開放というのは、一定のルールの中で利用しますので、彼らの話としては、制約されない形で利用をしたい。それとやはり遊び場、ストリートパークですから、その遊び場的なそういう場所でないので、ここは使用したくないという返事でございます。そういったことと、話の中では、当然、中庭ですので、ほとんど四方を囲まれていますので、ほとんど目立たないということで、彼らは目立ちたいということがありますので、そんな理由も含めて言っております。
 そういったことで、スポーツ開放事業の学校の利用については、その段階で中座しているということでございます。
 その後平成13年8月27日に、行政関係機関との調整会議を持っております。出席につきましては、政策室総合調整課長、都市整備部長、みどりと公園課長、それから私どもの部長、次長、それから当時の市民スポーツ課長と担当係長ということで会議を持っております。会議の内容としましては、今お話をしました一連の経過報告と、東村山市の中で受け入れ可能な既存の施設が、スペース的にあるかどうかということで検討に入っています。それで特に、その中で東村山の公園については、一番広いのは運動公園でございますし、それから、あとは都立の中央公園というような場所になります。それ以外の公園については、御案内のとおりかなり住宅も密集しておりまして、そういったことで、スペース的な問題、それから騒音の問題、その後の管理とか、いろいろなルールをどうするかといったことも検討されまして、なかなか難しいなというところです。ただ今後については、やはり都立公園ですね、中央公園の場所を含めて検討していきたいというところで終わっております。
 以上雑駁ですが、陳情を受けてからの経過でございます。
○(高橋委員長) 前回の陳情の経過説明等が終わりました。各委員の質疑・意見等に入ります。
 質疑・意見等ございませんか。丸山登委員。
◆(丸山委員) 今、前の陳情の経過説明等がありましたが、前の陳情と本請願とは中身の内容が違うと思う。
 今回の請願の1つには、「場所探し・設計、運営、管理等中高生を中心に進めてください。場所の選定の段階から中・高校生にやらしてほしい」とある。
 また、2つには、請願の2にある、「年長児童育成の町試行事業」を活用してほしいという内容だと思う。これらのことをはっきりしないと、前の陳情に戻ってしまい話が長くなってしまう。
 場所等の問題を中・高生に任せてよいか。それと、BMXとスケートボードの2つのうち、スケートボードは騒音の問題があり、「視察の中でも騒音が多いとあった」。
 中・高生に任せてよいものか、また、請願の2にある、「町の試行事業」の活用ができるのか。13年度で打ち切りと聞いているが、どうか。
 それと、この請願人にはこれらの項目を分けて出し直しをしていただかなくてはいけないと思うが。
◎(桑原生涯学習部次長) 年長児童育成の町試行事業については、実施主体は、30万人以上の市が対象で、年度は11年度から13年度で終了している。そして、対象になった市区としては杉並区、浜松市、神戸市と聞いています。
○(高橋委員長) ほかにございませんか。福田かづこ委員。
◆(福田委員) 今の所管の説明を聞いていると、所管と前の陳情人とのキャッチボールはされているとは思うが、前回の陳情人は、BMXとスケートボードを切り離しては考えられない。一緒に出しているのでBMXの方は騒音はないが、スケートボードは騒音があるということで、BMXが優遇されるのはいやだといっている。これは理解できます。
 また、今回の請願について、全部任すのではなく、大人がかかわって、大人と子供が一緒に考えて取り組んでいくということで、社会的な常識、ありようを学ぶのはよいことであるし、若者の声を聞くという方向で、決定が遅くなってもよいとは思います。
 前回の陳情人は、器具とかをすぐに欲しいというのではなく、当面、広場を確保してほしいということだったんです。前の陳情者の由利さんと今回の請願人との連絡がとれているかわからないが。私が聞いたところでは、所管に相談に乗ってもらっていると言っていました。
 本請願については、出し直しをする方向で、前段については文言の整理をしてほしいし、後段については、請願に書かれている以外の、その他の補助事業についてはどうなんでしょうか。
◎(桑原生涯学習部次長) その他補助事業についてですが、13年度までは、いきいきまちづくり交付事業であったものが、14年度からはその名称をまちづくりチャレンジ事業交付制度と改め、14年度から16年度まで3年間開始されます。その中の柱を見ると、その中身は、活力づくり事業、魅力づくり事業、しくみづくり事業があります。本市の計画する事業として、どれに当てはまるか検討をしてみたいと思います。
○(高橋委員長) ほかにございませんか。勝部レイ子委員。
◆(勝部委員) 本請願については、私も整理が必要になってくると思っています。
 また、中・高校生主体の事例として、「ゆう杉並」については、御承知と思いますが、利用者の中・高生を主体に進めるかは・重要ですが、何をどのように任せるのか、その見分けが、我々議会としてもきめ細かくしていかないと、丸山委員が御心配しているような懸念がすごくあるなというのは私も感じています。だから、任せられる部分、市民の能力、中・高生の初めての経験になるかもしれませんので、どこまで任せるかという行政の見きわめを重要視した形で、考え方としては中・高生を主人公として、まさに生涯学習とか市民が中心で力をつけていく時代に入ったので、そういう考え方には大賛成で、そういう進め方でいきたいなと私は思います。
○(高橋委員長) 休憩します。
                    午前9時49分休憩
                    午前9時54分再開
○(高橋委員長) 再開します。
 今、各委員から大変貴重な、前向きな意見をいただきました。委員長としまして整理させていただきます。
 1つには、前回の12陳情第2号の陳情者の意見と、それから今回の13請願第8号の請願内容が違うんじゃないかという意見も出ております。それとあわせまして、請願者に提案という形で、今、いただきました内容では、この2つの問題を別々に提出してもらう、提案してもらうということを踏まえまして、委員長の方にお預けいただけましたらと思います。なおかつ、これを請願者の方と正副委員長で打ち合わせしながら、また、進めていきたいと思いますが、よろしいでしょうか。
◆(罍委員) 今、別々にと言うんだけれども、1つの方は該当しないわけでしょう。だから、切り離してと言うなら、両方とも出すというんじゃなくて、そこのところをよく説明してもらいたいです。
 要するに、今のを見ていると、趣旨としてわかるんだけれども、内容としては採択、この現状では、だからその辺もよく話をして、内容をもっと煮詰めて出していただければ審査できますけれども、この状況だとなかなか厳しいという今の皆さんの話だと思います。
○(高橋委員長) その辺もしっかりと整理しまして、請願人とよく打ち合わせして話をしていきたいと思っております。
 ほかにありませんか。
                  (「なし」と呼ぶ者あり)
○(高橋委員長) ほかにございませんので、以上で、本日は、13請願第8号を保留といたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
                 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○(高橋委員長) 御異議なしと認めます。よって、13請願第8号は、保留と決しました。
 次に進みます。
 休憩します。
                    午前9時58分休憩
                    午前9時58分再開
○(高橋委員長) 再開します。
   ---------------------------
△〔議題2〕13請願第11号 子供たちの健全な発達を保障するために、安全な自校直営方式による学校給食を守り、既に実施の民間委託も含め再検討し、元に戻すこと。また、中学の弁当併用外注方式についても十分教職員や保護者に説明し、合意なしの見切り発車はしないことを求める請願
○(高橋委員長) 13請願第11号を議題とします。
 各委員の質疑・意見等に入ります。
 質疑・御意見等ございませんか。福田かづこ委員。
◆(福田委員) 私の意見なんですが、2校民間委託が小学校ではされておりまして、今年度はさまざまな事情の中でされておりません。私としてはこの請願については、既に民間委託されたところは、今後、どうするかという課題があるにしても、今はまだ自校調理方式でやられているところについては、例えば、正職じゃなくてパート職員にしても直営でやっていただくとか、いろいろな工夫をしていただきながら、直営でぜひやっていただきたいという思いでおりまして、そういう部分については賛成、私の意見です。
 それから、中学校の給食は、今回さらに2校が進められるわけですが、私は、自分の学校で始まるものですから、保護者会の席上で学校から説明があったのは、また開始間際になったら説明をするよ、こういうことでございました。そういう意味においては、これは早目にぜひ説明会を開いていただいて、御理解が得られるような格好で、間際になるというのではなくてやっていただきたい。
 それから民間委託についても、前年度の民間委託をやった学校では、直前まで保護者が知らなくてというお話を聞いておりますので、導入に当たっては、保護者の方々から反対も賛成も含めてさまざまな御意見を早目に聞いた上でやっていただきたい。行政に対しては、そういう要望を、私は、今、申し上げておきたいと思います。この請願に絡んで、直前になってわかったと新学期が始まることになっていきなり保護者はわかったというので、何でこんなことになったのかなという声を私も聞いておりますので、そういう意味で、ぜひ保護者への早目早目の説明をしてもらいたいということについてはそのとおりだと思います。これは私は賛成なんですが、行政にお願いもしておきたいと思っております。御答弁は要りません。
○(高橋委員長) ほかに御意見等ございませんか。罍信雄委員。
◆(罍委員) 既に流れとしては委託で始まっているわけですね。こういうこともあるんですけれども、また、これを戻せという話になっているので、それはそれとして、自校方式なら安全で委託なら危険と、こういうのも表現的にはあるわけです。
 これは別として、行政側にお聞きしたいのは、この文章の中で、公的施設を民間企業に提供して、給食の調理業務を行わせることは学校給食法に抵触するんじゃないかというような表現があるわけですけれども、これについてはどういうことでしょうか、見解をお聞かせいただきたいと思います。
◎(大野学務課長) 2つお話がございました。1点目、自校方式でないと安全でないという部分につきましては、ここについては……。公的施設は、学校教育上抵触するのかということですけれども、昭和60年1月21日付で、当時の文部省体育局長から都道府県教育長あてに通達がございました。この内容は、「学校給食業務の運営の合理化について」ということでございました。その中で、一定の条件のもとで民間委託を認めるということが出されました。以来、足立区等、全国の中で民間委託が活発に行われてきております。そういう状況がございまして、これについては抵触をしないということで判断されたという状況でございます。
◆(罍委員) ここのところの内容は違うということがわかりました。
 それから職業安定法で、栄養士は委託された調理員に調理業務を直接指示することは許されないというような内容がありますけれども、これについてはどうですか。
◎(大野学務課長) これにつきましても、職業安定法の第44条、あるいは派遣法にもございますけれども、そういった規定の中で、派遣をした、あるいは委託をした業者の社員に直接的に指示することはできないという規定がございます。したがいまして、直接的に調理をしている場面での指導はしませんが、調理指示書ということに基づきまして、あるいは確認行為であるとか検査であるとか、そういったところはコミュニケーションはとれるということで進めております。
◆(罍委員) 文章の表現からいうと、今、課長が言われた内容までは読めないわけです。何か違反があるみたいな感じですが、当市は、そういうことはないということが確認できましたので、ありがとうございました。
 あと、調理員が短期間でやめてしまって、調理技術の蓄積ができないということがあるんですが、今、当市の業者においては状況はどうですか。
◎(大野学務課長) 現在、久米川小学校、富士見小学校の2校で行っておりますけれども、そういったことはほぼありません。当初のころ、採用した社員がちょっとなじめないとかということがあって、1人、2人抜けたということがございますが、ほぼ、そういったことはないという状況で進んでおります。
◆(罍委員) この請願の中で、冷凍食品がいけないような表現がありますが、すべて冷凍食品がいけないわけじゃなくて、物によっては冷凍食品でも十分対応できるものもあるわけです。また、異物が混入しているんじゃないかとか、こういう表現がされていますけれども、当市においては、そういうことはないと思いますけれども、冷凍食品について、使ってはいけないというような決まりでもあるんですか。
◎(大野学務課長) 学校給食は、抵抗力の比較的弱い子供たちでございますので、加工されて冷凍した食材を使うということについては、やはり安全性の面で懸念があるということでございます。したがいまして、素材から手づくりでやろうということで、より安全性の高いものを提供していこう、そういう考え方でございますので、例えば、グリーンピースであるとか、素材そのものについての冷凍食品をすべて使わないということではございません。加工したハンバーグであるとか、そういったものについては、使用はしないという考え方でございます。
○(高橋委員長) ほかにございませんか。勝部レイ子委員。
◆(勝部委員) 私は、小学校給食の調理業務委託が進められていますけれども、直営モデル事業との関係で、これからの新しい給食事業を模索していく方法として非常に並列で進めている経過があるんですが、どう相互に関係性を持ちながら当市の学校給食が進んでいくのか、いま1つ見えない。議会でも質問させていただいておりますけれども、その関連で伺いたいと思います。
◎(大野学務課長) 民間委託につきましては、2校で実施をさせていただきまして、おかげさまでほぼ直営と遜色がない中で進められるかなという判断をしております。一方で、行革の目的でございました経費の節減という部分は、かなり大きな効果が出ているという状況でございます。
 一方で残り13校あるわけでございまして、これにつきましては職員がちょっとずつ調理業務を行っているわけで、職員の調理技術の向上であるとか、これから学校におけるたくさんの課題がある中で、調理員の有効活用をしていこうということで直営モデル事業というのを進めております。きょうはこれを省略はさせていただきますけれども、この後、民間委託という部分では、退職者不補充の中で進めていきたい、一方で、直営モデルがより大きな効果が出てくるとすれば、それをどうしていくか、今後の中で課題としつつ進めていきたい、そのように、現時点では両方並列で進めていきたいという考え方でございます。
◆(勝部委員) 直営と業務委託の差があるような記述がございますけれども、水準、あるいは給食の質を高める意味で、調理員の研修、あるいは経験年数とか雇用の実態が大変重要だと思いますけれども、その点どの学校も同じ、質の高い給食を進めるために委託についてどう調理員の実態を把握しているのか、もう少し詳しくお願いします。
◎(大野学務課長) 久米川小学校、富士見小学校は、若干、調理数、児童数における給食の数の違いもございますけれども、久米川小学校は委託業者の正規の職員というのが2名で、あとパートが4名ないし5名ぐらいです。その日の食数によって若干違います。それから富士見小学校では、準社員という方を含めて正規の職員が5名、それにパートが現在5名ということでちょっと多く入っております。本社が台東区であるということで、急な欠席が出たような場合についてはなかなか対応が難しいということで、基本的には10名が配置をされているという状況がございます。
 経験年数につきましては、パートの方は、この地域で採用された方ということでそれぞれ比較的まだ、それでも久米川小学校の場合には既に4年目に入りますので、かなり長くやっていただいております。富士見小も2年目に皆さん入っておりますけれども、正職の社員につきましては、若干まだ若い人もおりますけれども、正副の責任者については5年、10年という経験を持った方であります。
 それから研修につきましては、学校の施設を使って会社で研修をしていただく場合、それから会社の方で研修をするということで、これについては契約の仕様書の中にも明記をいたしまして、必ず研修の実態報告をするようにということでしてございます。
◆(勝部委員) 今度新たに中学校給食が導入される学校について、先ほど福田委員の方からも、十分な説明、あるいは合意をとるようにと言われましたけれども、これは私もそういうふうに考えます。食べるのは子供であり、また、そこで子供を育てている保護者の方の関心というのはとても重要で、喫食率にも大きく影響してくると思われますので、要望としてお願いしておきます。
○(高橋委員長) ほかにございませんか。朝木直子委員。
◆(朝木委員) 1つは中学校給食についてですが、中止になっているところも含めて、近隣市の実態と動向を教えてください。
◎(大野学務課長) 中学校給食につきましては、近隣市26市の中でもすべての学校が給食を実施しているわけではございません。また、ミルク給食だけというところもございますが、比較的最近では、民間委託が広がっておりまして、清瀬市、それから本年度においては日野市も中学校給食の民間委託ということもございます。
 今、お話しのございました中止というところについては、私どもが先進市として視察をさせていただきました弁当併用外注方式というのは立川市、八王子市なんですが、八王子市につきましては現在2校だけをしております。私どもが視察にまいりましたときは中学校36校と言っておりましたが、36校の中で2校、さらに今後、34校全校に実施をするということは財政上厳しいという中での判断として実施ができないということもございましたが、私どもが思いますに、あれだけの広い土地の中で、やってくれる民間業者があるかどうかというところが大変、1つ現実問題としては難しいところだったんだろう、そんなふうには感じております。立川市は現在たしか7校中4校すべて、あと残り3校はたしかまだだったというふうに思っておりますが、そのまま継続される状況だと思います。
◆(朝木委員) 関連して小学校の給食に関してですが、今、部分的に、高齢者にはふれあい給食という形で開放しているようですけれども、もっと地域に開放された形のカフェテリア化というか、そういう構想についてはどのようにお考えでいらっしゃいますか。
◎(大野学務課長) 学校を今開き、地域との交流、地域の方々のいろいろな御協力をいただくと大変これは大切なことだということの中で1つ前進的なものとして、高齢者ふれあい給食事業ということで、お年寄りに学校に来ていただく、これは大分定着をしてきておりますが、運用上は難しい点もございまして、なかなか拡大ができないという部分でおりますけれども、さらにそのことを発展をして、地域にという部分については将来的な課題、そういったところもあるのかなとは思います。現時点の中ではそこまで具体的に考えているという段階ではまだないという状況かなと思っております。
◆(朝木委員) 今の点でふれあい給食について、問題があってなかなか拡大できないということなんですが、具体的にはどういうことですか。
○(高橋委員長) 今、関連で、小学校にかかわることだけちょっと触れましたけれども、そこから入ってしまうとまた違いますので、一応御了承いただけますか。
◆(朝木委員) ではもう1点よろしいですか。
 この前聞いたと思うんですが、中学の喫食率の一番新しいのを教えてください。
◎(大野学務課長) 昨年後半ぐらいから、11月、12月ぐらいから50%を超えて52%ぐらいを推移しています。新年度に入りまして、この4月は50%をまだ割っている状況がありますけれども、1年生への十分な説明等をこれからしながらいけば五十二、三%、55%ぐらいまではいけるかなと、現在そんな思いでおります。
○(高橋委員長) ほかにございませんか。丸山登委員。
◆(丸山委員) 答弁は別に要らないですけれども、委託会社は都内でしたか、調理員は大体近くの人だと思うんですね。確かにここに書いてあるように、今ちょうど景気が悪くて職がないから、職探しの方が忙しいぐらいだと思うんですよ。ただ景気がよくなって忙しくなってくれば、こういうのはやめたといってぱっぱっとやめると、確かに調理師の免許を持っている人ばかりじゃないと思うし、逆にうちの学校給食の調理員で定年でおやめになりますね。おやめになるからこそまた委託がふえていくわけだと思うんですけれども、定年でおやめになられた方を会社で雇ってもらうような、役所の再就職じゃなくて会社の方へ雇っていただくような方法を持ってけば、生徒や学校と調理員もなれているわけですから、ここに書いてあるような万が一もしこういうことがあるとすれば、そういう問題もうんとなくなっていくと思うんだよね。私は再就職なんかやらないという職員が多いかもしれないけれども、そういうことも、今後、考えていっていただけたらどうかなと思うんです。これは質疑じゃないです。
○(高橋委員長) 今のは要望でございます。
 ほかにございませんか。
                  (「なし」と呼ぶ者あり)
○(高橋委員長) ほかにありませんので、以上で、本日は、13請願第11号を保留といたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
                 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○(高橋委員長) 御異議なしと認めます。よって、13請願第11号は、保留と決しました。
 次に進みます。
 休憩します。
                    午前10時18分休憩
                    午前10時18分再開
○(高橋委員長) 再開します。
   ---------------------------
△〔議題3〕13請願第12号 子供たちにとって、学校を安全で安心して学べる場とするために必要な環境整備の改善を早急に求める請願
○(高橋委員長) 13請願第12号を議題とします。
 各委員の質疑・御意見等に入ります。
 質疑・御意見等ございませんか。福田かづこ委員。
◆(福田委員) これについては、若干、行政の計画をお尋ねしたいと思っているんですが、14年度の中で予算化が大分されたと思うんです。1点目と3点目と5点目が予算化をされました。この後、財政のこともあるんですけれども、順次、年次計画として今後進めていかれる予定があるのかどうかをお尋ねしておきたいと思うのです。耐震検査を早急にやっていただきたいという部分と、それから勤務時間の延長は結構です。前回の議会の中で御答弁いただきましたので。清掃員の用務業務も結構です。5番のトイレが3校始まりましたし、扇風機はモデルだよということだったんですが、これは今後、推し進める、今年度緒についたということで考えていいのかということだけ聞かせてください。
◎(小町教育長) 1番と5番ということでございますけれども、本年度、耐震度調査を実施したい、こういうことでございます。
 御存じのように、本市は非常に古い校舎が多うございまして、その辺をどう今後対応していくのかという第一段階として、今回、予算化をさせていただきました。それを今後、出た結果によってどう対応するのかということについては、本年度計画的に将来を、財政的な面も含めて長期計画を立てていきたいと考えています。
 それとトイレの関係でありますが、トイレはにおいとか、生活文教委員会で福田委員も実際に学校に行ってもらって見ていただいてごらんのとおりでございますけれども、大分きれいになってきつつはございます。ただ、1階のトイレを直すのに 1,000万円かかる。4階まであると 4,000万円、それが3本ありますと1億2,000 万円かかる。四中は3本ですから1億 2,000万円、青葉小学校は去年とことしありますから、これは2系統ですから 4,000万円の 8,000万円、こういうことになるわけです。トイレの改修も非常に金がかかりまして、これをもとにしてさらに毎年これを継続化していきたい、このように教育委員会としては考えております。
◆(福田委員) 確認だけ幾つかさせていただきたいのですが、今の件はわかりました。この請願人もそこら辺は喜んでいただけるかなと思っているんです。
 2つ目に、「自然災害や火災、その他の緊急事態に対応できるよう、各学校の要望に沿って施設整備などの条件を整備をしてください」と出されておりまして、大分前に私どもの保延議員が学校から出されているものを見せていただいたことがあるんです。かなり多いです。だから、こういうものに関して、どの程度要望事項があって、それは大規模改修とかというのではなくてということも含めて、きっと書いてある、これはその意味だと思いますので、施設整備の状況というか、資料があれば委員長の御配慮で、今、この場でというんじゃなくて、例えば、こういう要望事項が出ているよというようなことがあれば、皆さんに配付していただきたいと思いますので、それは委員長の方でお取り計らいいただければなとこの部分は思っているんですが、よろしくお願いいたします。
 もう1つ、これは確認なんですが、具体的な学校名を出させていただいて大変申しわけありません。つい最近、八坂小学校のお母さんに聞いたばかりなものですから伺っておきたいんですが、八坂小学校の図書室は3階だかにあるんですね。それで床が大変に不安で、建物が古いのに重たいものが上にあるというのが不安でしようがないと思っているようなんですね。何で図書館を下におろしてくれないんだろうかと思っていらっしゃるんですよ。そこら辺のことを聞いておられますか。これは1項目目との関係で、具体的なこういうのがあるよということで伺っておきたいのです、関連で申しわけないんですけれども。
◎(桜井学校教育部長) 八坂小の図書室につきましては、たしか普通教室を図書室に転用したというところに改造工事が入りまして、年度は今承知しておりませんけれども、そのときにちょっと不安要素があったというとこで、現在、そういった不安要素も含めて、下から補強をした中で対応をしている、こういう状況でございます。
○(高橋委員長) ほかに、勝部レイ子委員。
◆(勝部委員) 4について伺いたいと思います。「30人学級の早期実現を求める意見書」というのが採択されておりますけれども、先ごろのニュースによりますと、各県で少人数学級の実施が進んでいるということで、昨年は5県、ことしから11県にふえる予定だと聞きましたけれども、その辺の取り組みの実態がわかったら教えていただきたいと思います。
◎(新藤指導室長) これは私どもも新聞等による情報でしかございませんけれども、平成14年度、今年度から実施する県は5県でございます。秋田県、新潟県、広島県、愛媛県、鹿児島県でございます。対象学年は小学校1年生が5県、小学校2年生が2県、中学校1年生が1県でございます。来年度から実施するところが、この5県も含めて16県でございます。11県ふえます。青森県、山形県、福島県、茨城県、埼玉県、千葉県、長野県、岡山県、鳥取県、山口県、宮崎県でございます。対象学年としては、小学校1年生を実施する県が14県、2年生が8県、3年生が1県、中学校1年生が6県でございます。平成16年度になりますと、この16県はそのままですけれども、対象学年がふえまして小学校2年生を実施するところが10県になります。
 なお、山形県は、平成17年度からは小学校全学年で実施するというような計画が発表されております。
◆(勝部委員) それでは当市の実態について伺いたいんですが、40人学級でやっているわけですが、何か聞くところによると、毎年40人ぎりぎりのボーダーのクラスが出て、大変締め切りまで苦慮していると伺っております。40人ぎりぎりで1クラスふえるかどうか心配をされたクラスの実態についてお聞かせいただきたいと思います。
◎(大野学務課長) 今、指導室長の方から全国の県レベルでのお話があったわけですが、東京都につきましては弾力運用ということで、さまざまに実施をしてきております。TTの問題、あるいは少人数加配というようなこともございますし、あるいは学級編制基準日が、従来は4月1日だったものが、変更基準日の4月7日というそこでも構いませんということでやってきたり、あるいは、学級維持制度ということで小学校1年生から2年生、5年生から6年生、中学2年生から3年生、これは前年度の学級を子供が減っても維持できるという学級編制で、こういった弾力運用は行っておりますが、しかし、40人の学級編制基準は現在変えておりません。
 したがいまして、今度はそれぞれ都道府県、あるいは市町村でもできるという規定はございますが、本市の現下の財政事情の中ではかなりこれは厳しいということで、残念ながら今年度40人ぎりぎりということが確かに何クラスかございました。結果として、残念ながらあと1人来ればという学級が幾つかありましたけれども、80人ぴったりというようなところが富士見小学校、ほかにもう1つたしかあったと思いますが、2つほどございました。そのほか79とか78とかというところも含めて、たくさんあったことも事実でございます。
◆(勝部委員) 直前まで御努力いただいてありがとうございます。
 それとは別に、少子化の中で、1クラスの平均の人数がだんだん減っている実態があるということですが、平均の1クラスの人数の実態は今わかりませんか。
◎(大野学務課長) 今、手元に資料がございませんが、昨年の春ぐらいだったと思いますが、小学校では32名というぐらいの数字でした。それから中学校ではもうちょっと多くて、36ぐらいに近い数字であったと記憶をしております。申しわけありません。もしあれでしたら改めて調べさせていただきます。
○(高橋委員長) ほかにございませんか。罍委員。
◆(罍委員) これは委員長に申し上げたいんですが、陳情項目で5項目出ていますね。今、話のやりとりを聞きましたら、大体一生懸命でやっているわけです。既に願意を満たしているか、今、途中経過ですけれども、その方向でやっている部分があるわけでしょう。これは5つ全部について審査するとちょっと無理が出ると思うんです。紹介議員は田中富造という方ですけれども、どうしてこういう内容について紹介議員になったのか。場合によったら田中議員においでいただいてお聞きした方がいいんじゃないか。(発言する者あり)いや、請願人がそうなっていますから。これは提言をしたいと思うんですが、いかがでしょうか。
 だって1にしたって2にしたって、例えば、5にしたって、内容的にはそういう方向でやっているというんだから、もし出し直すんであれば4の部分だけ別に出すとか、そういうのだったら審査できる。全体として審査は難しいと思います。
○(高橋委員長) ほかにございませんか。福田かづこ委員。
◆(福田委員) 今、罍委員がおっしゃるとおりだと思うんです。これは出されたときに5項目載っていまして、本当は、ばらばらでぜひお願いしたいとお願いしたんですけれども、これは署名がついていまして、署名をとったのにこれをばらばらにするわけにはいかないという請願人の方のお気持ちがありましたので、そのまま出していただいたという経過があるんです。
 それにしても、この14年度で御努力いただきまして、さっき申し上げた1、3、5は願意が満たされたかなと思っていまして、だからこそ審査が一言も今までできていなかったという経緯もあるものですから、請願人の方にお話しをしていただいて、2、4のところで別項目にしてお出しいただけるかどうかを、私の方からもお話しをさせていただきますが、委員長の方でそういうふうにお取り計らいいただくということでいかがでしょうか。確かに5項目ですので、採択するにしろ何にしろ、これは当議会ではできないというふうになっておりますから。それは努力いただけると思います。
○(高橋委員長) 今、福田委員の方から提案という形でございました。委員長の方で働きかけをしてほしいという要望がございまして、委員長としてもこれはお受けするように努力していきたいと思います。
 なおかつ5番目に関しましては、平成13年、昨年9月の補正でたしか動いたという事実があります。これを受けているのが9月25日、ですからこの辺でも1つの流れが見えていたと理解いたします。
 委員長の方で整理しまして、請願者の方へしっかりとお伝えしたいと思います。その辺の御理解でよろしいでしょうか。
                  (「はい」と呼ぶ者あり)
○(高橋委員長) ほかによろしいですね。
 以上で、本日は、13請願第12号を保留といたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
                 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○(高橋委員長) 御異議なしと認めます。よって、13請願第12号は、保留と決しました。
 次に進みます。
 休憩します。
                    午前10時36分休憩
                    午前10時36分再開
○(高橋委員長) 再開します。
   ---------------------------
△〔議題4〕13請願第13号 経済不況の下、苦しい家庭の生活環境を少しでも改善するため、市としてできる施策を最大限行うことを求める請願
○(高橋委員長) 13請願第13号を議題とします。
 各委員の質疑・意見等に入ります。
 質疑・意見等ございませんか。福田かづこ委員。
◆(福田委員) 私は、前回のときに、使用教材の集計表をいただきたいと申し上げましたら、所管からいただけまして、ここに一覧表があるんですけれども、この一覧表の実態は、実際に保護者が負担をしているものと比べますと大分差があり過ぎるんですね。
 それで、私は、うちの娘たちが学校に行っていた間に払ったものを一応手元に、全部じゃありませんが、全部本当はとってあるつもりなんですが、けさ捜してなかったものですから一部だけを持ってきているんです。それで、第一中学校にうちはいたものですからそれでいきますと、いただいた資料の中では1年次目が 8,190円となっているんです。これが実際は1万 6,604円徴収をされました。それにスキー教室がありましたので4万 2,973円プラスなんです。2年目は 3,920円となっているんですが、1万 2,796円徴収されました。3年生のときには 7,810円という金額が出ているんですが、2万 4,005円徴収されました。それにプラス修学旅行費が6万 1,848円なんです。これは教材費だけです。私どもの学校は制服がありませんので、体操着と上履き代を含めて約1万円ちょっとなんです。それにほかの学校の制服代を三、四万円入れますと、かなり初年度での負担が大きくなるんです。
 そういう意味で、制服その他については仕方がないとしても、教材費の中で結構あるんですよ、オルゴールをつくるための箱が必要だったりとか。こういうものがここには入っていないのかなとは思うんですけれども、3年生になったら卒業アルバム代とか6年生の卒業アルバム代とか、そういうものを含めて6年生はかなり金額が張りますし、移動教室でも4万円ぐらいかかりましたから、そういう宿泊費は一部補助金がありますので若干軽減されるとはいっても、6年間、それから9年間、義務教育の中でかなりの負担をするなと思っているんです。
 請願事項の2つ目のところで、新たな助成を広げていただきたいというのは保護者の率直な願いなんですが、そういう意味でぜひ御努力をいただいて、これは頑張っていただけないかなと思うんです。
 同時にこれについては、資料をいただきたいのは、26市の徴収実態というのでしょうか、調べられれば調べていただいて、私ども委員のメンバーにつくっていただいて、後日で結構ですので、参考資料で配付していただけないでしょうか。これは委員長の方でお取り計らいいただきたいと思います。
 保護者はかなりの負担感があるんですね。毎月、修学旅行費の積み立てなどは一生懸命していただいて、当日わっと負担にならないように努力はしていただいています。そのために保護者も努力をしているんですが、この不況下で、できるだけ社会科の見学とか授業にかかわるものについて補助がちょっとでも広がっていってもらいたいなというのは、切実な願いだと思っておりますので、私としては、これはぜひ採択をするように努力を求めたいところであります。
 受益者負担といつもおっしゃられますけれども、受益者負担といっても、これは学校教育の中でですので、自分の好き嫌いで行くとか行かないとかは言えませんので、そういう意味で、ぜひそういう考え方をしてもらえないものかと思っているんです。わかっていただけましたでしょうか。
○(高橋委員長) 今、福田委員の方から、26市の徴収実態の資料的なものをいただけますかということなんですが。
◎(新藤指導室長) 使用教材等の件につきましては、26市の調査結果等はございませんけれども、東京都が、これは国のやっているものに合わせてですけれども、毎年、保護者が負担する教育費の実態を調査して、それを公表しておりますので、各市ごとのものは公表されておりませんけれども、トータルの平均的なものにつきましてはお示しできるかなと考えております。
○(高橋委員長) ほかにございませんか。罍信雄委員。
◆(罍委員) これも、今の資料をいただいてから具体的にやった方がいいと思うんです。だから、きょうはこれ以上やらないでいいと思います。
 もう1つは、さっきと同じで、田中富造という方が紹介議員になっているんです。彼自身がどの程度つかんでこういう紹介議員になっているのか、場合によったら田中議員においでいただいてお聞きしてもいいと思うんです。それは別ですけれども、とにかくきょうはこれでいいんじゃないでしょうか。
○(高橋委員長) 休憩します。
                    午前10時44分休憩
                    午前10時45分再開
○(高橋委員長) 再開します。
 以上で、本日は、13請願第13号を保留としたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
                 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○(高橋委員長) 御異議なしと認めます。よって、13請願第13号は、保留と決しました。
 次に進みます。
   ---------------------------
△〔議題5〕所管事務調査「学校事故への対応について」
○(高橋委員長) 所管事務調査「学校事故への対応について」を議題といたします。
 本件について、所管より、説明があればお願いいたします。指導室長。
◎(新藤指導室長) 私の方からは、1月25日に市内で発生いたしました「中学生による路上生活者傷害致死事故」にかかわりまして、前回の生活文教委員会で報告させていただきました以降の、教育委員会及び当該学校での取り組みの状況等につきまして報告させていただきます。
 まず、教育委員会の取り組みでございますが、1点目は、小学校15校、中学校7校1分校、23校の14年度の教育課程の届け出の受理を3月22日までに行いました。その中で、平成14年度につきましては、全校の教育課程の中に、特に命の大切さを教える視点、それから他を思いやる心などの思いやりの心を育てる教育の視点を盛り込んだ教育課程の明確な位置づけをお願いいたしまして、それらを確認いたしました。その中で、全校に道徳授業、地区公開講座の実施を教育課程の中に位置づけるような形でもお願いいたしました。
 2点目は、3月25日に、「いのちの教育」推進プラン事業の一環といたしまして、「親と子の心の対話」というテーマのもとに講演会を実施いたしました。講師は、日本の心理学の研究の草分け的存在であり、現在、文化庁長官の河合隼雄氏を招きまして行いました。参加者は約 700名でございました。
 3点目は、3月27日に、東村山市「いのちの教育」推進プラン策定協議会を発足いたしました。委員長には昭和女子大学助教授の有村久春氏を招きまして、あと市民公募で応募いただきました方の中から4名選ばせていただきまして加わっていただいております。
 なお、その後、学校部会、家庭部会、地域部会の3つの分科会に分かれまして、現在、検討を進めていただいております。各部会とも、昨日までのところ4回程度それぞれの分科会を開きまして、答申しました内容についての検討をしているところでございます。
 第4点目、その他でございますけれども、11日の定例校長会、15日の定例教頭会、16日の教務主任会、23日の生活指導主任会、それぞれにおきまして平成14年度のスタートに当たってということで、特に、今回の事故にかんがみましての「いのちの教育」のことですとか、思いやりの心を育てるというようなことでの生命尊重、人権尊重教育の推進という視点で、各学校の具体的な取り組みの策定をお願いしているところでございます。
 教育委員会としましては以上でございます。
 なお、今後の策定協議会の予定でございますけれども、5月14日に第2回の全体会議を開きまして、そこで3つの分科会から、それぞれ答申案の素案を提出いただくことを予定しております。その後、21、28日の全体会3回でもって答申文を練り上げて、5月末には教育長の方に答申文として提出をいただくことになっております。そういう予定でございます。
 続きまして、2つ目、当該学校での動きでございますけれども、当該学校の方もさまざまな取り組みを進めておりまして、前回、報告いたしましたように、5つの推進プロジェクトチームに全教員が分かれまして取り組んでおりますが、今年度もそれぞれのプロジェクトは継続をいたしておりまして、教員に4名ほど入れかわりがございましたけれども、継続的に進めておるところでございます。
 具体的な動きを申し上げますと、3月14日に父親の会というものが発足いたしました。これは本校に学ぶ子供たちの父親もやはり子供たちのことに何らかの形でかかわっていきたいということで、会をつくろうということで第1回の会合が開かれております。
 3月15日には1年生と2年生を対象といたしまして、命の大切さ、人をほめる心の大切さを学ぶということで講演会を実施いたしました。講師には、多磨全生園自治会の会長であります平沢保治さんにお越しいただいてお話をいただきました。子供たちの感想文等を読ませていただきますと、かなり子供たちに好影響があったと感じられる講演会でございました。
 なお、その日の午後、講演会が終わった後、生徒会活動の一環といたしまして有志の会をつくりまして、地域清掃活動によって地域に学校の存在を認めてもらう、子供たちの姿を見てもらうということで、子供たちが動きを始めております。
 4月に入りまして、4月5日の職員会議におきまして、新しい教員も含めてプロジェクトチームのさらなる取り組みの継続を指示いたしました。
 4月9日には入学式がございましたけれども、混乱なく入学式が行われまして、その式後、父親の会の代表が新入生の保護者にも、ぜひ父親の会に入会してほしいということを呼びかけて活動を始めております。21日には父親の会が開かれております。
 当該学校ではその後、昨年度末の3月13日に3名の生徒につきまして、初等少年院送致ということで決定をいたしまして、その後措置をされたようでございますし、それから児童相談所に通告をされていたお子さんにつきましても、児童自立支援施設への入所が決まったところでございます。
 年度が明けまして、この子たちの在籍はしていないんですけれども、学校に年度当初で戻ることも考えられますので、担任も決めまして、校長及び担任が保護者と随時連絡をとって、初等少年院及び児童自立支援施設で面会が許されましたらできるだけ早く面会に行って、子供たちの様子を見ると同時に励ましてこようということでそういう活動も進めておりますし、また、保護者の方たちへの援助という部分も必要でございますので、これも学校を通じて働きかけを進めているところでございます。
 以上、前回報告をさせていただきました以降の教育委員会及び当該学校での取り組み等について、報告させていただきました。
○(高橋委員長) 質疑等ございませんか。朝木直子委員。
◆(朝木委員) ちょっとお伺いしたいんですが、先ほどの公民館の講演会ですか、 700名の聴衆があったというお話なんですが、たしか公民館の定員は 450名程度ではなかったでしょうか。
◎(新藤指導室長) 確かに、ホールそのものの定員は四百五十数名だと思いますが、当日はかなり多く来ることも予想されましたので、レクリエーションルームとか、その他の部屋にモニターテレビを設置いたしまして、そちらにも入っていただいて参加いただけるような形をとりました。結果、それらの部屋もいっぱいになりまして、恐らく消防法上は許されないかとは思うんですが、通路に座ってお聞きいただく方とか、後ろの方で立って参加していただく方たち等も多くなりまして、用意いたしました資料を実際にお持ちいただいた数から考えますと、約 700名ぐらいの方が入られたというふうに確認をしたところでございます。
◆(朝木委員) それから、この事件について、高校生については刑事公判で裁かれることになったわけですが、所管としては傍聴に行く意思があるのか。それからスケジュールについて、把握しているところまで全部教えてください。
◎(新藤指導室長) 高校生2名につきましては、御存じのように逆送致をされましたので、刑事裁判に類する形で公判廷が開かれます。これにつきましては、私どもも、その場面では検察側から詳しい事故の概要について説明が陳述されると思いますし、また、弁護側も独自の調査に基づく陳述を展開すると思われます。
 そういった中では、これらにかかわりました中学生のかかわり方ですとか、捜査段階のさまざまな調査段階で述べたこと、弁護士に語ったことというようなことがつまびらかにされていくということが十分予想されますので、私どもといたしましては、公判廷が開かれましたら傍聴をいたしまして、それらの公判廷の中でどのような事実が明らかになっていくか。御存じのように、少年犯罪につきましては、このような形で審判でもって処理をされますと、事故の概要につきましては全く関係者には知らされません。一切私どもはその事故の背景等、そのときの子供たちの心情も含めまして把握のしようがないわけですけれども、この公判廷を通じてそれらが明らかになっていくと思います。
 今回の事故の原因、背景等を探るためには傍聴することが絶対必要だと考えております。今のところまだ公判廷の予定はございませんが、たまたま八王子市に住んでいる職員がおりますので、帰りですとか朝早目に八王子地裁の方に寄って、大体1週間ぐらい前になれば公判廷の開廷の予定が告示されますので、それらの中に載っていないかどうかを調べさせておりますので、わかりましたら対応をしていきたいと考えております。恐らく5月中には、どこかで初めての公判廷が開かれるんではないかと予測をしているところでございます。
◆(朝木委員) 今、事件の原因と背景について、把握できていないというふうなお話でしたが、そういう中で、命の大切さとかということをがむしゃらに叫んでも仕方ないんではないかと思うんです。この委員会でも公判の経過については正確に報告をしていただきたいと思います。要望です。
◎(新藤指導室長) 恐らく公判廷が開始されれば、各マスコミはかなり関心を持ってまいると思いますので、報道もされるかと思いますが、私どもも傍聴いたしまして、入手できました資料等に基づきまして、把握できたものについては、逐次報告をさせていただきたいと思っております。
 また、私の方で言葉足らずで訂正させていただきますが、子供たちの証言等、それから捜査段階での資料は一切私どもに提供はされておりませんが、学校等を通じまして、私どもも、これまでの子供たちへのかかわりの中での問題点はなかったかという分析はいたしております。いわば、当該校がつくりました5つのプロジェクトのうちの4つは、まさにその原因のある場所を示していると思います。生命尊重教育、人権尊重教育が不十分だったんだという反省、それから、保護者や地域の方たちとの連携という部分での不十分さがあったという反省、また、生徒たちのみずからの自己指導能力というんでしょうか、あるいは自立・自尊というか、そういった心を育てるという部分も不足していたということで、生徒会活動を中心にしてやっていこうと考えております。
 また、それらのプロジェクトに挙げられておりますものが、いわば、今回の事故の明確な原因という部分は明らかではありませんけれども、不足していた、不十分だった部分としての反省に基づきまして取り組んでございますし、私ども教育委員会もそういったところに不十分があって、すべての学校でそういったことへの再度の取り組みが必要なのではないかなということも考えまして、今、この「いのちの教育」推進プラン策定委員会に諮問いたしまして、諮問をいただいているところでございます。また、具体的な活動計画を立てていく中では、今回の公判廷で出てきます事実そのものも十分加味しながらまとめてまいりたいと考えております。
◆(朝木委員) ちょっと気になった点で、先ほどの公民館の 700人の件ですけれども、ホールが 450人の定員ですから 250人ぐらいがあふれる形になるわけです。それを視聴覚室に 250人集めたという話なんですか。先ほどの話ですと、どういうことで 700名になったのかが理解できないんですが。
◎(新藤指導室長)  700名という数字は先ほど申しましたように、記名していただいたり名前を出していただいているわけでございませんので、学校等から事前に参加者という形で報告いただいた教員の名前だとか、そういうものの把握はいたしておりましたけれども、当日は特にしておりませんので、配付いたしました資料の数でもって私どもとしては人数を予想しております。
 部屋につきましては、2部屋用意をいたしておりまして、レクリエーションルームとあと視聴覚室だったと思うんですが、そこを2部屋合わせましても 200人には達しませんで、現実にはロビーとか、会場の中に入って立ったり、それから段々になっておりますからそういった階段のところに座って見ていた方もありましたので、会場そのものは定員を超えて、実際にはかなりの数の方が入っていたという状況はございました。
 この 700名というのも、大体概数として把握している数字でございますので、明確に 700名だったというぴったりの数字ということではございませんので、概数ということでございます。
◆(朝木委員) 恐らく今の話でも、あのホールの階段ですとか、立ち見でかなりぎゅうぎゅうの状態だったと思うんですが、これは消防法違反なんですよ。そのあたりはどのような考えでいらっしゃいますか。明らかにこれは法律上してはいけないことなんですね。それをあえてしたということですか。
○(高橋委員長) 休憩します。
                    午前11時4分休憩
                    午前11時6分再開
○(高橋委員長) 再開します。
 ほかにございませんか。福田かづこ委員。
◆(福田委員) 所管の今のお話で非常に頑張ってくださっているということは、すごくよくわかります。
 私は、保護者会の内容を聞く機会がありまして、先生方からの説明の中で、あの事件の後、保護者会の中からいっぱいいろいろな意見が出たんです。そのいろいろな意見の中から、新年度の保護者会の中のお話では、その保護者が出された御意見を大分取り入れて、今年度の学校運営の中に生かしていきますという説明があったと聞いています。保護者の皆さんも、前年度のあの事件を全然なかったものとして学校がしているのではなくて、それを引き続き一緒に解決をする、それから学校の中の問題を保護者にできる限り明らかにして、一緒に解決をしていくという方向を示してくださったことについて、保護者としては私たちも一緒にやれる、頑張らなきゃいけないよねという思いを、新1年生のところも含めて、そういうふうに受けとめたと聞いています。
 そういう意味で、私はこの際、先ほど指導室の方から御説明がありましたけれども、子供たち自身の取り組みというところを非常に重点を置いていただきたいのと、私は一般質問で申し上げたんですが、本当に大変な中で暮らしている大人たちがいるんだということを実感として受けとめていただくためにも、平沢さんのお話を伺って子供たちが非常にいい影響を受けたということと同時に、平沢さんの場合はみずから闘って人権を獲得されてきた人たちですね。と同時に、今度の事件の被害者はそうじゃなくて、大人からもいろいろな、犬をけしかけられたりとかする中で暮らしておられる。本当に低層のところにいて、自分の命を必至になって長らえていらっしゃる人たちなんですよね。その人たちが何でそうなったのかということも子供たちは学ばないと、1人1人の人権を大切にするということはどういうことなのかなということが受けとめられないと思っているので、そういう意味でプロジェクトの中、それから新しく出される推進委員会の答申の中でもそういうものがぜひ論議されて、教育委員会の取り組み、それから親とともに地域ぐるみの取り組みができるように、ぜひ御指導をいただきたいと思っています。
 地域の保護者としては、この問題は他山の石じゃないよ、自分たちのことなんだよと深刻に受けとめた中で、周りでいろいろなことが言われても、子供たちとともに学校を建て直していくというか、盛り立てていくというか、そういうことを考えているということも私も多く聞いていますし、校長先生に対する生徒の信頼も本当に高いものがあります。あの事件のときに僕たちを一生懸命かばってくれたということも含めて、校長先生に対する信頼はすごかったですし、卒業式の3年生の言葉の中にもそういうのが入っていましたし、そういう意味では、非常に学校がいい方向に向かっていると思っていまして、しかし、その上には多大な犠牲が払われたなと思っているんです。
 そういう意味で、先ほどお願いをしましたそういうことが取り組まれれば、もっと全市的に、本当に心の底から子供たちがそう思える人権教育や命の大切さというのが推進できると思っておりますので、ぜひ御一考いただきたいと思います。要望です。
○(高橋委員長) 以上で、本日の所管事務調査を保留といたします。
 次に進みます。
 以上で、生活文教委員会を閉会いたします。
                    午前11時10分閉会




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