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第1回 平成17年3月18日(議会運営委員会)

更新日:2011年2月15日

議会運営委員会記録(第1回)


1.日   時  平成17年3月18日(金) 午後3時25分~午後4時33分


1.場   所  第2委員会室


1.出席委員  ◎高橋眞    ○山川昌子    鈴木忠文    罍信雄    羽場稔
          荒川純生    清水雅美    保延務     田中富造各委員


1.欠席委員  なし


1.出席説明員  室岡孝洋政策室長


1.事務局員  生田正平局長    中岡優次長    和田道彦次長補佐    嶋田進調査係長
         池谷茂議事係長   細渕正章主任


1.議   題  1.16請願第5号 東村山市議会などをFM放送で中継することを求める請願
         2.諮問・調査事項について

午後3時25分開会
◎高橋委員長 ただいまより、議会運営委員会を開会いたします。
―――――――――――――――― ◇ ――――――――――――――――
◎高橋委員長 傍聴の申し出があれば、これを許可したいと思いますが、これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◎高橋委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました
  傍聴申請があれば、適宜これを許可いたします。
  次に進みます。
  休憩します。
午後3時26分休憩

午後3時28分再開
◎高橋委員長 再開します。
―――――――――――――――― ◇ ――――――――――――――――
〔議題1〕16請願第5号 東村山市議会などをFM放送で中継することを求める請願
◎高橋委員長 16請願第5号を議題といたします。
  東村山FM放送を録音したテープがありますので、ここでそのテープをお聞きしたいと思います。その後、各委員の皆様の御意見等をお聞きしたいと思います。
  いずれにしましても、このテープがすべてとする内容のものではありませんが、請願の趣旨にかないますので、お聞きしたいと思っております。
(テープ聴取)
◎高橋委員長 ただいま、テープを聞いていただきました。これが、ひがしむらやまFMの放送でありますけれども、これがすべてとする内容のものではありませんが、先ほども申し上げましたとおり、一度も聞いたことがないということではあっていけませんので、あえて今、皆さん方にお諮りして聞いていただきました。それで、請願審査の参考になればと思っております。よろしくお願いいたします。
  それでは、本件につきましては、これまで議会事務局においていろいろ調査し、報告をいただきました。さらに、議会事務局において報告があれば、お願いしたいと思います。その後、FM放送に関しまして、本年2月に西宮へ調査に行っておりますので、それらをもとに各委員の御意見をいただきたいと思います。
  なお、この調査結果は、定例会最終日に、各委員に報告されますことをつけ加えておきます。
  それでは、報告をお願いします。議会事務局長。
△生田議会事務局長 それでは、これまで調査させていただいた内容を報告してまいりましたけれども、本日は、調査してまいりました結果、私ども議会事務局として、ポイントとして何を考えているかということで、2点ばかり申し上げさせていただきたいと思います。
  1点目につきましては、放送番組のいわゆる議会の中継というのが、放送局が局の制作番組、報道番組として取り扱う場合と、それから、いわば放送をしてもらいたいという形で、議会側が提供番組として放送権を、費用を払って放送する場合と、この2つがあるということでございます。特に、後段の場合は、いろいろまちまちで条件が違いますけれども、決して多分少なくない費用負担が発生するということでございます。
  近いところでのエフエム西東京は、民間の株式会社組織で、なおかつ、放送局が制作する番組として議会の中継を行っておりますが、いわゆる局の制作番組として放送している部分で全体的に見ますと、自治体が出資している第三セクターのミニ放送局というところが、ケースとしては大部分かなと思っております。基本的に、そのような局では、単に議会中継ということではなくて、自治体の行政情報も、やはり同様に放送しているというケースが多いと感じられました。
  ただ、特別なケースとしては、災害時等の放送は、あえてそういったくくりではなくて、当然、地域に密着した放送として対応されるような前提になっているとは聞いております。特に、放送局の制作番組である場合には、当然、番組内容は局の方針、考え方によって制作されますが、そうではなくて、自治体が放送権料を支払って番組提供をする場合、先ほど申し上げたように、条件によってかなり価格についてはまちまちという感じでおりますが、またそういった前提条件がありまして、実態としては、お伺いしてもなかなか明らかにしていただけないケースが多くありまして、具体的には申し上げられないのですが、いずれにしろ、かなり費用負担が見込まれると考えております。
  それから2点目、これは委員の間でもお話がございました放送倫理基準という問題についてであります。
  倫理綱領または規定につきましては、放送法では定めがございません。日本民間放送連盟では、放送基準、放送倫理基本綱領を定めております。
  しかし、一部加盟という条件で除外されるものがあるものの、一般的にこういったミニFMを対象といたします日本コミュニティ放送協会というのがございますが、そちらにおいては、事業者にゆだねておりまして、中には、先ほど申し上げた民放連盟の基準綱領に準拠してつくっているケースもございますけれども、多くは、社内規程等をして運用しているようなケースだと伺っております。また、そういった社内規程という部分も含めて、公表されていないケースが多いのではないかなと感じております。
  FM放送について、そんな2点を調査してまいりまして感じておりますけれども、さらにこういったFM放送に関する内容を踏まえて、当委員会では諮問事項として、インターネットの活用が言われておりますけれども、情報化の進展、技術の向上によって、インターネットでの議会中継というのが大きな趨勢となっているように感じております。そうしますと、今回、このFM放送をどのようにとらえるかという部分で、FM放送としてのメリットは何があるのか、あるいはどの程度あるのか、こういった点は、さらに慎重に調査・研究していかなくてはならないと感じております。
◎高橋委員長 ただいま、事務局の方から、このFM放送に関する内容につきまして報告がありました。詳細な報告をいただいています。FM放送としてのメリットは何があるか、どの程度あるかというのは、やはり慎重に調査する必要があるだろうという内容も、今、含まれておりました。
  それでは、各委員からの質疑、意見等に入ります。質疑、意見等ございませんか。清水委員。
○清水委員 今の報告でちょっと伺いたいのですが、この東村山のFMでは、放送をしてもらう場合、単位を買う場合に、何分幾らとかというのがあるんだろうと思うんですよ。ここら辺は、何かつかんでいますか。
△生田議会事務局長 ひがしむらやまFMにつきましては、いろいろなルート、例えば、ホームページ等を調査してみましたが、実態としてのホームページが見つからないというところがございまして、そういう意味で情報が手に入りませんので、具体的に番組幾らということまでは把握しておりません。
○清水委員 これは、今、何時間幾らとかって、自分の放送をやる場合には買ってやるのではないですか。そこら辺が何十分幾らとか、そんなことは全然わかっていないですか。
△生田議会事務局長 現状では、ひがしむらやまFMの場合は、スポンサーなしでやっていると聞いております。さきに紹介しました東京新聞の16年6月14日の報道の中で、NPOなら顔色をうかがうスポンサーもいないし、タブーのない放送ができるのではないかというフリージャーナリスト等からの意見が掲載されております。そんな意味で、先ほどもちょっと申し上げましたが、ホームページ等、何らかの手がかりを調査してみたところでございますが、具体的に放送権料幾らという内容は調査できておりません。
△室岡政策室長 これは、平成16年3月8日なんですが、放送局を開局したいということで、事前に矢野議員、朝木議員からの説明を政策室で受けております。そのときの話です。実際、開局前の話ですので、実態と合っているかどうかわかりませんが、運営については放送料を主体として運営するということで、CM放送については、20秒で3,000円というのが通常のFMの相場になっているということなんですが、当局は1,000円の予定である、そのような説明を受けております。それはスポットですね。それから、番組の買い取りについてもあるということなんですが、それについては、具体的に金額は幾らかといったお話は、そのときはされてなかったです。
○罍委員 関連で、今言っているところが、彼らの出しているビラにありまして、料金は60分単位で1回3万円だと。それで、これは賛助金が別に要りますよ。賛助会員になって、賛助会費を年間5,000円払って、あとは1時間単位で買う場合は60分で3万円だと。これは、自主制作以外は、制作費が別途かかります。だから、局側に制作を頼んだ場合は、制作費が別にかかるということなのですね。放送権だけの話をしているんだと思う。たまたま、これは今、見たものですから言いました。
◎高橋委員長 ほかに質疑ございませんか。山川委員。
○山川委員 私ども、議会運営委員会として、2月3日に西宮へ視察に行ってまいりました。先ほど、委員長もおっしゃったように、西宮コミュニティ放送株式会社、通称さくらFMというところへ行ってまいりました。
  そのときのお話だと、やはり赤字がすごいということで、西宮の場合は、当然、阪神・淡路大震災の後でしたので、情報を得るためにコミュニティー放送が必要ではないかということで、市もお金を出して第三セクターで運営をしているわけですけれども、だから、局長というのは、市の部長が退職されてなっていらっしゃいましたけれども―課長でしたかね。市のOBの方が、それぞれ役員、取締役とか監査役についていらっしゃいましたよね。そういう形でやっていて、結局、費用には毎回この収支の状況について、経営状況というのをいただいてまいりましたけれども、累積の赤字が8,450万円あるという状況で、西宮市からは、15年度は3,550万円投入しているわけですよね。16年からは、上限4,500万、市から貸付金5,000万と、もう無利子、資金運用だという形で出しているわけです。赤字が続いているけれども、やっているんだよというお話でございました。内容も、当然、市でやっておりますので、市民が議会への関心を持つようにということで報告されましたけれども、大体年4回、4日間ずつ放送だということでございました。
  今回、請願のございましたFM放送のひがしむらやまFMは、今、拝聴いたしました内容でいきますと、何か個人的な御意見を一方的に言うという感じで、私も何かこれをこのままひがしむらやまFMに、では私どもの議会がそのまま放送されていいものなんだろうか、どうなんだろうかと大変疑問に思いまして、その上、今もお話ありましたように、賛助会費がかかるよ、また放送の買い取りのお金が要るんだよということになると、お金を出してやっていただいて、そしてそれで益のあるものなんだろうか、どうなんだろうかと大変に疑問に思っているところでございます。
  そういうことも含めまして、やはり今、局長からも御報告ありましたように、局の制作番組だったらそれはお金がかからないけれども、当然、議会側の提供番組という形で、議会の内容を報告していただきますよということになると、今、御報告いただいたような3万円ではきかないと思うんですよね。そういうお金を出して、やっていただく価値があるかどうかということなんです。
  それから、あともう1点は、放送倫理基準、これにやはり今の放送されている内容も、何か私自身は聞いていて、これは正しくないのではないのかなと疑問に思うような内容が多々ありまして、それとないまぜにして報告という形で議会の放送がされるということになると、どれがうそで本当なんだかということで、私自身、個人の意見としては、とてもこの放送に乗せるということに関して、賛成できないなという気持ちが強いので、意見として述べさせていただきました。
◎高橋委員長 ほかに質疑、御意見等ございませんか。鈴木委員。
○鈴木委員 私も、1つだけ意見をさせていただきます。
  私も、車のラジオのチャンネルは79に合わせて、極力聞くように―聞くようにということは、楽しみで聞くわけではないですけれども、聞くように極力努力しているんですけれども、去年の4月に試験電波発信をして、6月に開局しました。それで、開局前、試験電波の期間中からずっと、先ほどの田中委員が持っておられます、これは基本的にはピンクのパンフレットですね。このパンフレットをいろいろなところに置いたり配ったりして、番組60分3万円でしたっけ、それから、CMは20秒1,000円ということをずっとうたってきてたんですが、当初、初めは西武鉄道が一部、CMに乗った時期がありました。しかしながら、その後、西部鉄道は、いつの間にかCMからいなくなりました。
  さらに、もう間もなく1年たちますけれども、今までに地域のFM放送であるにもかかわらず、地域の例えば商店街コマーシャルみたいなもの、そういうものは1回も、私は聞いたためしがありません。そういう意味からも、これはNPOとはいいながらも、この母体のFMひがしむらやまの経営が今後どうなるのかという―余計なお世話だと言われるかもしれませんけれども、一抹の不安はあります。やはり、経費はかかるわけですから。
  それと、番組に関しては、60分3万円に関しては、若者中心にヒップホップとか、そういうものの関係での番組はつくってあります。実は、私の娘の友達も、だれがやっているかは別にして、番組を週1回持っています。それは、やはりグループでお金を出し合って番組を買い取っているという話ですけれども、これも、でもどこまで続くのかなという、若い人たちですので、やはり資金的な問題もある。ほかの番組は、すべてどこからかとってきた番組というのでしょうか、買ってきたというのでしょうか、いろいろ著作権もありますから、多分、買ってきているんでしょうけれども、朗読であったり民謡番組であったり、何がこのFMが売り出したいというポイントなのかというところが、いまひとつ見えないというところがありました。
  それと、やはり先ほどテープ聞いたことも含めて、常々、皆さんとも論議させていただいているんですが、いわゆる民放連の例えば放送基準法なんかに照らし合わせても、一定程度、政治とか人権とか章に分けていろいろな規定がありますけれども、その中で、非常に偏った番組づくりをしているのではないかなというところは、非常に私としては危惧するところがありますので、2点、今後のFMひがしむらやまの経営が安定的になされるかどうかの不安、それからもう一つは、現在行われている放送に公平性を感じとれない、こういう2つだけは意見として、指摘事項として話をしておきたいなと思います。
◎高橋委員長 田中委員。
○田中委員 私も、一言、意見を述べさせていただきます。あと、保延委員の方から、また党としての意見というか、討論を述べると思うんですけれども、私の意見です。
  私も、カーラジオで時々聞くんですけれども、かなり幅広く、歌謡曲をやったり、野球解説をやったりしている。それから、先ほどのコメンテーターの解説みたいなところも聞いていますので、確かに、鈴木委員が言ったように、番組をどこからか買っているという感じはいたします。それで24時間放送をもたせているんだなと思いますけれども、ただ、この請願の内容は、せっかくFM放送ができたんだから、議会の模様を、なかなかお仕事の関係などで傍聴が難しいという方々にとって、そういう点ではお知らせする絶好の機会ではないかなということで、請願されたのではないかなと思うんです。
  それで、公平性とか客観性とか、これにかかわっている方々が、確かに自分の政治的な見解を述べているというのは、私も十分に承知しております。その方々に、本当に番組制作を、ここに制作費がありますけれども、自主制作という形にしたとすれば、それこそ都合のいいような報道にされるのではないかなと、これは危惧されますよね。
  これは、自主制作といいますと、なかなかエフエム多摩だけではなくて、私も常々思うのは、こう言ってはなんですけれども、NHKも結構、自主制作ですけれども、自分の都合のいいような報道をしていまして、私もきのうテレビを見ていましたら、たしかあれは我が党の紙智子議員が質問したんですけれども、例の輸入牛肉の問題ね。そうしたら、小泉首相のところしか報道しないんですよ。いわゆる、その質問ね。だから、あれっということで、やはりそういう意味では、客観性に欠けているなと思ってしみじみと見ていたんですけれども、そういうこともあるので、このFMひがしむらやまの立場というのも、やはりこれは倫理規定に従わなくてはいけないと思うんですけれども、そういう点では、やはり自分たちにある程度、都合のいいようなところを、どこの報道もやっているなと思うんです。
  それで、私は思うんだけれども、もし、東村山市議会としてやる場合には、この制作費に、さらに自主制作以外だから、制作権がかかるわけですよね、1時間3万円のお金。かなり、そうしますと、3けたの制作費がかかるのではないかと思いますよね、年間ですと。客観的にちょっと、かかりますけれども、もし、そういう場合には本当に、例えば本会議でしたら、朝10時から開会されて5時に終わるまでの、それを全部丸ごと報道して、手を加えないものを生で報道するという形にして、客観性を持たせるということが必要なのではないかな。もし、そういう方向で一致できるんだったらば、そういう形でやる必要があるのではないかなと思うんです。
  そのことによって、また逆に私が思うのは、この方々が言っている、やれ自民党がどうだ、共産党がどうだということに対して、場合によったら、市民の方々が客観的に報道を聞いて、そうじゃなくてこう言っているんじゃないかということも私はわかるのではないかなと思って、ちょっと甘いかなと思うかもしれないけれども、私はそういう考え方を持っているんですよ。要するに、報道の中継というのは、生というか、客観的に報道をさせて、手は加えない、加工しないという形にしたらどうかなと私は思っています。
○清水委員 今の田中委員の意見ですけれども、確かに、生中継ということは、そこにコメントも何も入りませんけれども、生中継の中でいろいろと中断したり、議会というのはその中でもめたり、いろいろあるわけです。議運を開いてみたりとか。そこを必ず、どこかで解説を、いずれ後日するのではないかと思う。そのコメンテーターが議員であるということは、これは全くそこに客観性を求めるということは、もう無理だろうと思う。基本的に無理だ。放送は、私もきょう、また来ながらも聞いてきましたけれども、やはりかなり、全くほかの件のことをやっているのを東村山にくっつけている。コメンテーターだから、何を言っても構わないんだろうとは思うけれども、今の生中継自体は、今言ったように、何もそこには私情は入らないとは思うけれども、必ず解説が、解説者がまずい。まずいということは、今やっている人がまずいのではなくて、議会の議員がやっているということは、必ずそういう偏ったコメントになって、必ずその議会の場面のこの間の放送中にこうだとか、生放送中にこうだったけれども、それはこうなんですよという解説は議員がやるんですから、これは公平性が絶対に保てない、こう思います。
○罍委員 私も一言。
  この本請願は、市制40周年もあるし、開かれた議会ということで、広く市民に内容をお伝えしたらどうかという内容で、これは趣旨はよくわかるんですよ。趣旨はわかるんですが、今いろいろ議論が出ましたように、このFM放送が東村山のFM放送局ということで、ひがしむらやまFMですか、こういうことを前提としているのであれば、やはり非常にその公平性、平等性といいますか、この辺に問題があると思いました。
  それで、視察なんかを見ましても、各自治体からの資金が入ったりする関係もあるし、ちゃんとチェック機能が働いているんですよ。ところが、このひがしむらやまFMの場合は、やはり公平・公正の問題から、非常に立場を踏み外した偏見に満ちた内容と私は言わざるを得ないと思うんです。
  今、お話が出ましたように、このFMに大きく関与している矢野議員、朝木議員の存在を、全く無視するわけにいかないと思うんです。特に、彼らが発行している東村山市民新聞なるビラは、これはやはり独断と偏見に満ちた一方的な内容だと私は思います。そう思っている市民もたくさんいるわけですけれども、そして、このFM放送のニュース解説のコーナーで、この矢野議員がコメンテーターとして登場して、この自作自演のビラを使いながら、一方的な利益誘導と見えるような、我田引水の解説を加えている部分が特にあるわけですけれども、ここが非常に問題だと思うんですね。これが、公正・公平の中立的な立場で放送しているなどとは、とても私は理解できないわけです。
  それから、また、今、放送の手を加えないで、時間帯でどっとやったらどうかという話も出ましたけれども、この矢野、朝木議員は、本会議や委員会においても、御存じのように、再三、不規則発言や議事進行妨害というような言動を繰り返しておって、会議を混乱させている張本人なんですね。それで、その都度、議長や委員長から厳重注意を受けている始末は、皆さんも御存じだと思うんです。特に、この矢野議員は、これまで例えば、発言禁止だとか退場だとか、あるいは出席停止などの懲罰を受けている当人でもあるわけですよ。この人が、もう本当にこのビラをつくって、それで今度はそれをFMでやって、聞いている内容が、市がやっている福祉施策についても、ほかのやっていることは全部いけないんだ、自分ところが正しいみたいな、非常にこの内容が、一方的で偏見に満ちているという状況でございますので、こういうところから判断しますと、ひがしむらやまFMを使ってやる議会中継だとすれば、放送にしろ、例えば録音放送にしろ、これは非常に不適当だと思わざるを得ないと思います。
  それから、また、当市に将来的に、この放送局ではなくて、公平・公正で、また、継続・持続力のある、立場のある放送局が誕生した場合は、それはそのとき、またその内容を改めて検討して、協議したりしてやればいいことであって、残念ながら、私も、現時点ではこの請願に賛同するわけにはいかないという立場を表明しておきます。
◎高橋委員長 ほかにございませんか。保延委員。
○保延委員 もちろん、私も、先ほどの放送を聞いて、あれがいいとかとは思わないけれども、しかし、そういうことを言えば、先ほど田中委員もNHKのことを言ったけれども、それは政治的な見解が違うから、いろいろなことがあるんですよね。ですから、それを議論しても、私はしようがない。ここは、やはり議会の中継、もしくは録画を、その手段を通じて放送してもらうかどうかという話だから、そこで議論をしないと、議論としては、私は違うのではないかと思うんですよ。
  確かに、例えば放送局に編成権をゆだねて放送するかどうかということになったら、先ほどの議論は、確かに議論して、それはちょっとできないという意見も成り立つと思うんですよ。しかし、この場合はそうではなくて、10時から5時なりというものを、それはもちろん中断があれば、その中断のあれを縮めるということはあるかもしれませんけれども、つまり、編成権が議会側にあるということになれば、先ほどの議論というのは、私は問題にならないと思うんですよ。それよりかも、やはり議会の中継が、各家庭でラジオのスイッチを入れるだけで聞けるというのは、これは非常に大きなメリットではないかなと私は思うんですよ。しかも、それは、放送局の加工が加えられてなるわけではないから。
  だから、私は、先ほどの議論は、編成権を局に預けて中継をやるということになると、先ほどの議論が出てくると思うんですよ、私は。そうでない場合、それはこちらで渡したテープをそのまま放送してもらえるかどうかということで、ちょっと心配だということであれば、それも成り立つかもしれませんけれども、こちらで渡したテープをそのままやってもらうということだから、これは私は、先ほどの議論は余り関係ないのではないかと思います。
○罍委員 お言葉を返すようですけれども、そこがやっぱり見解の相違ですよ。それは、あなたの見解でいいと思いますけれども、やっぱり公平・公正性というものが一番大事ですよ、公共の電波を使ってやるんですから。
  それから、もう一つは、テープをこっちから持っていく、あるいは生放送で流す。どっちにしても、これは費用対効果の面からいっても、非常にやはり金額的に見ても高くなりますよ。それから、ずっと1日流すのであったら、委員会も流せとかということになるわけでから、流した方がいいわけですから、本会議だってずっとあるわけですから。途中のとまる時間もあるでしょうけれども、これはやはり莫大な金額になると思います。それは、FM、ラジオを聞く人ももちろんいますよ、テレビを見る人も多いんですよね。仕事をしている人なんかは、放送を聞くかもしれませんけれども。そういうことも含めて、今、保延委員が言った公平・公正性の問題は、何か別みたいな話をしましたから、それは非常によろしくないと。
  今、私が言ったのは、コメンテーターとして登場している彼が、非常に問題があるのではないかということを言っているんですよ。これを問題ないと思うのは、それは自由だけれども、おかしいなと思います。
○保延委員 今のコメンテーターは、議会の放送をしようがしまいがやっているんだから議会の中継をしたらば、その中継に対して解説を加えるというのでしょう。ということだと思うんですよ。つまり、議会の中継をした場合に、それが終わった後とか翌日とかに、コメンテーターがそれを……(不規則発言多し)例えば、武蔵野なんかは、代表質問だけやっていますよね。あれなど、非常に私はいいと思うんですよ。代表質問というのは、やはり各党の基本的な見解を出すし、それに対する市長の答弁なんというのは、やはりそれを、非常に市民としては聞きたいんだけれども、だから、これは例えば武蔵野がやっているなんて、私は非常にいいことではないか。これは、ここでも可能ではないかなと……(「だから、それは、三セクが入って、公平、平等性が入って、チェックが入っているわけですよ。ここは、特殊ですよということを言っているんですよ。だから、お任せできませんと」と呼ぶ者あり)いやいや、そっくり加工しない放送でやるわけですよ、加工しない放送で。
○鈴木委員 私も、1つ反論させていただきたい。公共の電波の免許を取ったその母体が、どういう母体かということを、まず意識していただきたい。例えば、FMひがしむらやまの代表者は、確かに矢野議員ではないです。りんごっこ保育園も、園長は矢野議員ではないです。
  しかしながら、そこの設立に彼らが携わっている。また、その携わっている人間が、今の番組の中でコメンテーターとして出ている番組があって、これが公平性を欠いているとしたら、これはゆだねる方が、FMひがしむらやまとの信頼関係が保てるかどうかという問題ですね。それは、確かにおっしゃるように、加工しないで流すのは簡単です。おっしゃるとおりだと思います。ただ、その母体、先ほど私がちょっと指摘させていただきましたけれども、そのFMひがしむらやまというNPOが未来永劫存続するとも保証がない。そういう部分を、ぜひとも意識していただきたい。
  それと、1つだけ最後に所管に聞きたい。この請願、私もFM放送で議会を中継することそのものには反対はしません。反対もしないし、開かれた議会を考えた場合には、積極的にするべきだと私も思います。
  ただ、前回も私は質問しましたけれども、FM放送の方がもし取材に来て、議会を取材したいと―J-COMなんかが来ますよね。例えば、何々大会のときに取材申し込みをします。もし、FMひがしむらやまが、議会を放送したいので取材をしたいという場合に、許可いたしますか、それとも、許可の中に、例えば加工の問題、編集の問題、その辺も含めて一定の制限はしますか。
  それと、これは政策室に聞きたいんですが、J-COM、今、取材に来ているに当たっては、どのような取材の約束事に基づいて取材を許可しているのか、その2点だけ先に聞かせてください。
△生田議会事務局長 議会事務局の立場としては、無条件でオーケーですよということは申し上げられないと考えております。
△室岡政策室長 J-COMだけでなくて、マスコミ全般については、市の行事、あるいは市民のいろいろな活動等で、これはプレス発表した方がいいというものについては、こちらの方から積極的に流すようにしております。そういうことで、よろしいですか。
○鈴木委員 J-COMなんかが、例えば、何々大会に取材に来るときの申し合わせ事項はあるんですか。そういうことを。
△室岡政策室長 事前に、取材の申し入れがあった場合は、目的、それから、もちろんどういった趣旨でとか、時間とか、それから市の方、あるいは説明者等についてはどういたしますかといった事前の打ち合わせはさせていただいています。
◎高橋委員長 進めさせていただきます。よろしいですか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
◎高橋委員長 以上で質疑を終了し、討論に入ります。
  討論ございませんか。鈴木委員。
○鈴木委員 16請願第5号、東村山市議会などをFM放送で中継を求める請願につきまして、本請願に不採択の立場から討論に参加いたします。
  市民に対して、開かれた議会と議会の活性化を考えた場合、FM放送は、一定の役割と効果が期待できるものと考えられます。
  しかしながら、会議録との整合性、それから生中継の場合の議会の開始直前状況や、休憩時間等の状況を聴取者が把握できず、無音の状態が続く場合などもあり、聴取者サービスが低下するものと考えられます。阪神・淡路大震災や、新潟県中越地震での地域の詳細な災害情報提供などには、一定の役割は果たすものと考えられますが、あくまでも議会中継を行っている自治体は、公共性が高く、また、行政が何らかの形で事業参画をしているのが実情であります。
  また、当市のFM放送は、ある一市議会議員がみずから発行する新聞や、一般紙を題材した内容について、コメンテーターとして毎日出演しており、その内容は、公共の電波を利用した放送を考えた場合、公平さを欠くものであり、日本民放連放送基準、第2章、法と政治、(8)「係争中の問題はその審理を妨げないように注意する」。(11)「政治に関しては公正な立場を守り、一党一派に偏らないように注意する」。6章、報道の責任、「取材・編集にあたっては、一方に偏るなど、視聴者に誤解を与えないように注意する」。宗教、(39)「信教の自由および各宗派の立場を尊重し、他宗・他派を中傷、ひぼうする言動は取り扱わない」。表現上の配慮、「社会・公共の問題で意見が対立しているものについては、できるだけ多くの角度から論じなければならない」。これらを照らし合わせても、当市のFM放送には、公平性が確保されているとは言えないのであります。
  現在は、ラジオ以外のメディアが、災害時にも活用できることが、一定程度確立されており、議会中継に関しても、インターネットやCATVの導入等を検討すべき時期に来ております。当市においても、議会放送は市民サービスの重要な事業であると考えられますが、現在、議会で論議されているインターネットでの配信サービスを最優先し、検討する方が望ましいと考え、本請願を不採択としたいと思います。
◎高橋委員長 ほかに討論ございませんか。保延委員。
○保延委員 16請願第5号、東村山市議会などをFM放送で中継することを求める請願について、日本共産党の市議団を代表して、採択すべきであるという立場から討論を行います。
  本請願は、東村山市にFM放送局が誕生したことから、このFM放送局の協力をいただいて、市政情報や市議会の審議を市民に伝えたらどうか。そうすることが、今後の東村山市の発展にとって、とても大事なことであるとして、1、東村山市議会の本会議及び各種審議などを生中継あるいは録音中継してもらいたい。2、市政情報を市民に対して幅広く知らせてもらいたい、この2点を求めたものであります。
  本請願に賛成をする第1の理由といたしまして、市議会の審議をラジオで中継できれば、何よりも市民にとっての利便性が向上するからであります。市民が市議会を傍聴するのは、通常ではなかなか大変なことであります。仕事のことや、家事や育児がありますし、あるいは、場合によっては体調がすぐれない、市役所に出向くこと自体がなかなか難しいという場合があるわけでありますが、それがラジオのスイッチを入れるだけで市議会の審議を聞くことができるとすれば、その利便性は飛躍的に向上することは明らかであります。
  次に、本請願に賛成する第2の理由といたしまして、市議会の中継は、そもそも市議会としての本来的な責務だと思います。また、実施されるならば、議会の活性化に大いに役立つと思うからであります。言うまでもなく、我々、市議会議員は、この14万市民の負託を受けて市議会を構成しているわけであります。そして、その市民からの負託というのは、一言で言うならば、市民の福祉の向上ということであります。市民の負託を受けて、市民福祉の向上を審議する市議会、これを市民により近づけるということは、市議会の本来的な責務であると思います。また、この中継によって、市民の身近で審議ができるということになりますと、市議会は大いに活性化すると思うから、賛成をいたします。
  次に、3つ目といたしまして、既に情報化時代と言われております。この議会の審議によるラジオ中継というのは、時代の当然の方向であると思うからであります。これまで、多摩地域で東村山以外に、いろいろ形態の違いはあるわけですが、コミュニティFM放送局が4局開設されて、そのうち2局、武蔵野、それから西東京市では、既に録音による方法で放送を実施しているわけであります。恐らくは、調布市や多摩市でも、私は、実施をするのは時間の問題ではないかと思います。また、多摩地域でも、インターネットやテレビ中継も、やがては実施されると思います。先ほど、議会事務局でも、時代の趨勢と言っておりました。ですから、やがてはインターネットやテレビで中継になると思いますけれども、しかし、今すぐ可能な方法として、FM放送による議会中継が実施できるわけですから、まさにこれを実施するのは、時代の方向だと考えるからであります。
  以上3点、賛成の理由なんですけれども、しかし、一部、この中立性や公平性、あるいは客観性、倫理というものについて、心配する向きもあるわけでございます。
  先ごろ、NHKの放送に干渉があったとか、なかったとかで、大変議論になりました。しかし、こういうことは、この場合は問題にならないと思うんですよ、中継ですから。それから、録画中継ですので、内容が問題になる余地はないわけです。
  しかし、実際にやっていく上では、いろいろな問題があるだろうということは承知いたします。例えば、費用の問題でありますとか、それから、先ほど出ておりました無音の問題をどうするとか、いろいろな解決すべき課題は、私はあろうかとは思いますけれども、既に実施している自治体があるわけですから、これらの先輩の例を見習ってやっていけば十分可能ですので、ぜひこの機会にこの請願を採択して、その方向を目指すべきだと思っております。
  以上の理由をもちまして、本請願を採択すべきとする討論といたします。
◎高橋委員長 ほかに討論ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◎高橋委員長 以上で討論を終了し、採決に入ります。
  16請願第5号を採択とすることに賛成の方の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
◎高橋委員長 挙手少数と認めます。よって、16請願第5号は不採択と決しました。
  次に進みます。
―――――――――――――――― ◇ ――――――――――――――――
〔議題2〕諮問・調査事項について
◎高橋委員長 現在、当委員会に付託されております諮問・調査事項につきましては、引き続き、次の議会運営委員会に継続させていきたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◎高橋委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
  次に進みます。
  以上で、本日の議会運営委員会を閉会いたします。
午後4時33分閉会

 東村山市議会委員会条例第30条の規定により、ここに署名又は押印する。

議会運営委員長  高  橋     眞






















議会事務局職員

記録担当

議事係長

次長

局長



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平成17年・委員会

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