第1回 平成17年6月9日(秋水園整備計画調査特別委員会)
更新日:2011年2月15日
秋水園整備計画調査特別委員会記録(第2回)
1.日 時 平成17年6月9日(木) 午前10時27分~午前11時15分
1.場 所 第2委員会室
1.出席委員 ◎鈴木忠文 ○川上隆之 島崎洋子 肥沼茂男 罍信雄
荒川純生 渡部尚 保延務 田中富造各委員
丸山登議長
1.欠席委員 なし
1.出席説明員 桜井貞男環境部長 北田恒夫環境部次長 土橋一浩管理課長
伊藤博環境部主幹 中村孝司施設課長
1.事務局員 生田正平局長 中岡優次長 田中憲太次長補佐 南部和彦調査係長
佐伯ひとみ主任
1.議 題 1.調査事項「ごみ減量並びに広域化・分散化を含めた秋水園整備計画等の調査について」
午前10時27分開会
◎鈴木委員長 ただいまより、秋水園整備計画調査特別委員会を開会いたします。
―――――――――――――――― ◇ ――――――――――――――――
◎鈴木委員長 傍聴の申し出があれば、これを許可したいと思いますが、これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◎鈴木委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
傍聴申請があれば、適宜これを許可いたします。
次に進みます。
休憩します。
午前10時28分休憩
午前10時29分再開
◎鈴木委員長 再開します。
―――――――――――――――― ◇ ――――――――――――――――
〔議題1〕調査事項「ごみ減量並びに広域化・分散化を含めた秋水園整備計画等の調査について」
◎鈴木委員長 調査事項「ごみ減量並びに広域化・分散化を含めた秋水園整備計画等の調査について」を議題といたします。
先ほど、開会前に皆様にお諮りしましたとおり、当委員会は、不燃ごみ、可燃ごみ、瓶・缶・ペットボトル、そして粗大ごみと、大きく4つの分野にわたって、今後、委員会運営をさせていただきます。
本日より、当面3回程度の委員会を目安として、不燃ごみを議題として議論させていただければと思います。
なお、所管に対して質疑等があれば質疑していただいて、それを参考に、各委員同士が中心となって議論していただくよう、よろしくお願いいたします。
当市の不燃ごみの処理について、また今後についてを議題といたしますので、御意見のある方がおられましたらよろしくお願いいたします。川上委員。
○川上委員 所管の方にちょっと聞きたいんですけれども、先ほどの調査目的であるごみの減量、それから広域化・分散化という中で、容リ法に基づいて、6月1日から実験的に500トンを東村山市内にある環境整備事業協同組合の方に委託されていると思うんですけれども、現在もそれが始まっていると思うんですが、その状況は現在どのようになっていますか、わかる範囲で結構です。
△中村施設課長 不燃ごみを用いまして、容リ法の選別業務委託ということで始めまして、6月1日は水曜日で不燃ごみの収集はございませんので、2日から行いました。2日から始めまして1日目、回収量としては約8トン強ございます。その中で、ベールとして19個できました。その他につきましては市の方に戻すという形になります。
そういう形に続きまして、3日目につきましても、同じような状況で作業を進めております。3日目については、地区の関係からごみの取り扱い量が少ないため、5トン強という形になっております。ここではベール数が19個つくられております。
6月6日月曜日ですけれども、こちらは6トン強の回収量で、ベール数については14個。それと7日におきましても6トン強の回収量でつくっております。ベール数については17個というような形の中で現在行っております。
それで、これのベール数について、受け入れ先が再資源化事業者のJFE環境という形になります。そこにつきまして、このベールの品質の検査というのが、6月9日のきょう予定されております。
現在の作業の取り組み状況としては、そういう状況になっております。
○川上委員 今お聞きしますと、8トン、5トン、6トン、6トンですか、全部で25トン処理されたということですね。中にはビニール以外にかなりいろいろな物が入っていますね、金属類とかガラス類とか入っていると思うんですけれども、25トン中、何トンぐらいが秋水園の方に戻ったんですか。
△中村施設課長 1トン強ぐらいです。
○川上委員 そうすると、25トン中1トンが、いわゆるビニール以外のものだったと理解してよろしいでしょうか。
△中村施設課長 1トンというのは、一応平均的な数量ということでお聞きいただきたいと思います。そういう意味では、回収量が上と下で結構ばらつきがあるというか範囲がありますので、その中で若干手元の資料の中では、そのぐらいの量が秋水園の方に入ってきているという状況であります。
○川上委員 確認しますけれども、総体で25トン受け入れたんですね、それで、秋水園に戻ったビニール以外が1トンということですか、そう理解してよろしいですか。
△中村施設課長 1トンと言いましたのは、1回の収集につきまして1トンぐらいが戻ってきていますということです。1日1トンです。
◎鈴木委員長 休憩します。
午前10時35分休憩
午前10時36分再開
◎鈴木委員長 再開します。
川上委員。
○川上委員 収集して、何か物が来て、投入しますね、そこにかなりいろいろなものが入っていて、ベール化するのに、非常に処理に困難性のあるものが混入しているという話もちょっと聞いているんですが、その辺についてはどうですか。
△中村施設課長 実際に作業を始めまして、今、委員がおっしゃったように、そういう意味では不燃ごみで収集しておりますので、その中では、それに向かないものというものが実際に混入しております。作業手間というんですかね、そこのところの負担があるという報告は聞いております。
○川上委員 機械が故障したとかちょっと聞いたんですけれども、やはりある程度不燃物の組成分析等もされていると思うんですが、あの機械を通じて投入する場合に、そういう処理困難物のために機械が一時とまるとか故障したとかも聞いておりますが、これの対応については考えていらっしゃいますか。
△中村施設課長 私の方では、当面そういったことについては、業者の方の作業の工程の中で工夫してほしいという形でお願いしております。
◎鈴木委員長 ほかに御意見ございませんか。田中委員。
○田中委員 川上委員が今質疑しましたけれども、ちょっと関連でよろしいですか。それから、私は16日に一般質問を出していますので、ちょっと関連みたいになってしまうんですよ。ですが、これはやむを得ないんですけれども……
◎鈴木委員長 休憩します。
午前10時38分休憩
午前10時39分再開
◎鈴木委員長 再開します。
田中委員。
○田中委員 余り深入りしないように質疑しますけれども、今の川上委員の質疑で、ぜひ聞いておきたいなと思ったのは、準備調査報告書の5ページに、平成16年6月29日に行った不燃ごみの組成分析がありますよね。それによりますと、プラスチックが68.9というような形になっていて、実際上この表を見ますと、硬質プラスチックだとか軟質プラスチックだとか、ペットボトルも含めて68.9になっているんだよね、組成分析で言うと。今、川上委員の質疑で明らかになったのは、8トンで1トン強の秋水園に戻す不燃物ですか、例えば5トンの場合でも25%ということは、この表で確認した以上に、いわゆる容リ法で収集できるものがあったのかなという、要するにかなり東村山市の不燃ごみについては、容器包装リサイクル法で回収できるプラスチックごみが多量にあるということなのかどうか。それが、まだ4回、5回の収集ですから全体的な傾向はわからないと思うけれども、これはどうなんだろう。それで、1トンと言われていた内容はどんなものなのか、これでいくといわゆる皮物だとか、陶器だとか、鉄類だとかいろいろ書いてあるけれども、どういうものなんでしょうか。それについて。
△中村施設課長 組成の中身につきましては、まだ始まったばかりで、まだ細かく分析し切っておりません。そういう意味では割合が多いのか少ないのかということについても、この席でちょっと言い切れない部分もありますので、あくまでも先ほど申し上げましたのは、今までやってきた経過で見た中でそういう傾向があるということで、御承知おきいただきたいなと思います。
返却の品目でございますけれども、そういう意味では、私の方では残渣の処分に当たって、細かく収集してくれというところまで言い切れない部分がございますので、通常であります金属とか、瓶とか、缶とか、可燃物、あとはその他に属さないようなものという形の中で、6分別で戻してくださいという形の中でお願いしております。その形の中で何がどうなのかと言われましても、手持ちの資料の中では、ちょっとそこまで把握し切っておりませんので、大変申しわけないんですけれども、ここでは述べられないので、そういうことでよろしくお願いいたします。
○田中委員 500トンですから、4日間でもう23トンですよね。じきに500トンになってしまうわけですよ。ですからこの間、要するに組成分析ですか、戻ってきたもの、あるいはベールをかぶせて容器包装リサイクル法で回収されるものですよね。その辺のところをどう分析するかということも、今実証段階ですから重要だと思うんですけれども、その辺どう考えているのかお聞きしたいと思うんです。
それから、あわせてJFEと言いましたか、引き取り先ですよね、旧社名は日本鋼管ですか。この辺のところが、いわゆる容器包装リサイクル法で扱うプラスチック容器、それ以外のプラスチックも扱っていいような形になっているのかどうか、その辺はいかがでしょうか。
△中村施設課長 組成分析に関する考え方ということでございますけれども、我々の方では、この中で容リ法の方に向ける量がどのぐらいあるかということを把握した中で進めていく考え方でおります。また、ベールにつきましても、ベールの方にどの程度そういったものが向くのか。不燃ごみ収集の中で、いかにしてそれらがとれるのかということを踏まえて、組成分析の統計という形をとっていきたいと思います。ちょっとうまくはっきり言えなくて申しわけないんですけれども。
それと、JFE環境の方でやっている中でということで、容器包装リサイクル法以外のところで何をやっているのかということだと思いますけれども、それ以外の、例えばペットボトルをやっているとか、そういう意味でございましょうか。
◎鈴木委員長 休憩します。
午前10時45分休憩
午前10時47分再開
◎鈴木委員長 再開します。
環境部次長。
△北田環境部次長 産業廃棄物系でやっております。農協なんかのマルチの、あれらはあそこに行っていると聞いております。容リ法以外のプラスチックも処理しているかどうかということですよね。それはさっき言ったように、産業廃棄物以外のプラスチックは、あそこで容リ法以外でも処理しております。
○田中委員 今聞いたのは、産業廃棄物ではなくて東村山市の不燃ごみのルートですから、それも容器包装リサイクル法で対象となるプラスチック容器包装ですよね。それ以外の、法では対象にならないようなプラスチックがありますでしょう、それも含めてベールでやれるんですか。そういうふうな形になっているんですかと今聞いたわけです。
△中村施設課長 容リ法という形の中でベール化しておりますけれども、その中では混入されているものもございます、容リ法以外のものについても。それについては許容範囲がございますので、そういった中で認められると思っております。
○田中委員 要するに伺いたいのは、最終的なユーザーの関係でいくと、ガス化するとか、コークス化というか、粒子にする粒状化というのをやるわけでしょう。実際上は、それの原料として扱う部分においては、容器包装リサイクル法で扱えるプラスチック、それと容器包装リサイクル法で扱えないプラスチックも、本当は区別がないような感じがするんだよね。ですから、それを製品化するに当たっては、どちらでも使えるように私は聞いているんです、どこかの自治体ででも。ですから、もしそういう形でやれれば、不燃ごみは相当減ってくるんではないか。さっきのデータから見ると、もう既にそうやっているのかなと、これでいくと68.9ですから、もう既にそれを超えた範囲でベール化しているのかなと思ったんで質疑したんです。その辺のところを、まだ4日ですから今後のことでしょうけれども、組成分析なり何なり、それをつかんでおきたいんではないかということで、その辺について伺います。
△中村施設課長 現在4日間来たデータ内容ですけれども、そういう意味ではベールの数が今の形でいきますと、今おっしゃられますように、割合が多く搬入されているという事実がそこの中であります。その中では今までの組成分析から含めると、量が多いのではないかということになると思います。そうしますと、これはこれから分析しなければいけないんですけれども、その他プラスチックが多く含まれているから結果的にそういう数量になっているんではないかという形が1つございますよね。これから、そういう意味では相手方の方からベールの品質に対することが1つ出てきます。その中で、どういう形で返答が出るによって、また我々の方でもそこについて、さらに選別を細かくというところが求められるところがありますので、いいのか悪いのかというのが、ちょっとここで今はっきり言えない部分もございます。
◎鈴木委員長 ほかに御意見、御質疑ございませんか。渡部委員。
○渡部委員 まだ始まって間もないということなんですけれども、今、品質検査の結果を踏まえて、今後また対応を考えなければいけないということなんですが、まず一つお聞きしたいのは、JFE環境の側の品質検査の検査項目というのは、具体的にはどんなことが検査項目の対象になっているんでしょうか。
△中村施設課長 これは一般的な話になってしまいますけれども、そういう意味では汚れとか不純物、不純物というのは容リ以外のものとか、容リ以外のプラスチックですね、その他の不純物、そういったものと大きさとか、重さとか、縛りの強度とか、そういったものがございます。
○渡部委員 例えば、汚れとか大きさは受け入れ側で作業しにくいということがあるんだろうと思うんですけれども、今、田中委員のおっしゃっていたことは、私も確かにそういう面があるなと思ったのは、要するに不純物と言われていても、最終的に鉄をつくる溶鉱炉を燃やす燃料になるプラスチックだったらいいやということで受け入れてもらえるのか、あるいはあくまでも法律上に定められたもの以外が余りにも混入していた場合ははねられてしまうのか、その辺だろうと思うんですが、その辺はいかがなんでしょうか。
△中村施設課長 容リ法に基づく処理という形の中で、まず最初の前提の話があると思います。その中では容リ法に基づく処理の仕方としては、ケミカルリサイクルというのが前提になるかと思います。その中で、そういったものの前提の中でやりなさいということが前提の1つにあります。そういう中では、再資源化事業者の落札業者はすべてがケミカルリサイクルの業者ではございません。その中で今回の業者もそういった意味が出てきます。その中で、受け入れ側の処理の仕方によって、その辺の許容の範囲があると思っております。それが現在、数量の中では若干多く、最初に想定したよりも、そういう意味では受け入れが可能になっているのかと思っております。
○渡部委員 今のところは、かなり許容されて受け入れられているということなんですが、前提としてはやはり法律があって、それに基づいてのケミカルだということだから、そもそもこの期間中の今年度の500トンの実証実験で、所管としては、まず何を実証するのかというところが1つあると思うんです。これは3月の予算委員会でも随分議論されて、何で500トンという中途半端な数字なんだという議論があったんですけれども、問題は、不純物はどの程度含まれていて、逆にユーザーの方にどのぐらいそれが許容されるかの見きわめによって、今後うちが広く容リ法に乗せて全部やるとなった場合に、収集の方法、体系も変えなければいけないのか、現行の体系のままでできるのかというその見きわめが、私はやはり今回の最大の実証実験のポイントだろうと思っているんですけれども、所管としては、この500トンの実証実験の中でどんなことを見きわめていくお考えなのか、その辺をちょっとお聞きしたいと思います。
△中村施設課長 今回の実証委託の中で、1つは、不燃ごみ処理のあり方として、いろいろな処理の仕方があります。その中の1つが容リ法による処理であります。その中で前提としては、やはり不燃ごみ処理の中で、お金のかからない方法を選択するということが1つあるかなと思います。そういう中で、不燃ごみでやったことについても、現在の処理方法に比べてお金がかからない、同等ないしそれ以下のお金のかからない方法であるということの中の選択が1つございます。そういう中で、不燃ごみを収集した中で容リ法に向けたあり方が可能であるかどうかということも、今までの結果的にはございますけれども、再資源化事業の受け入れ業者によっては、そういったことも1つの要素として考えられるということもあります。
そういうことを含めて、今後の容リ法の移行に向けて、そういう意味ではトータル処理コストのあり方をどう把握していくかということを前提にして進めていくということでございます。そういう意味で、収集形態を含めて、また今後の1つは有料化という問題は、そういう意味ではあるのかなと思いますけれども、指定袋のそういったことを含めて、今後どの程度それをやることによって、財政的な負担があるのかないのか、そういったことを含めて、その負担を緩和するためには、どういうことが必要なのかということをにらんで進めていきたいと思っております。
○渡部委員 今の御答弁の中で、有料化もという話は、それは資源物として回収した場合においての有料指定袋制の採用ということもあり得ますよというお話で受けとめていいんでしょうか。ちょっとその部分が理解できなかったんだけれども。
△中村施設課長 それは不燃ごみの資源物は除いて、不燃ごみから容リごみがどのぐらい行きましたという数字が出てきますね。それに対する指定袋が、そういう意味ではどのぐらいの数があるのか。そういった中で、容リが資源化という今の区切りの中では無料にしています。それが無料にいったときには、その部分がどれだけ財政的に影響があるのかということを含めて調査していきたいと思っています。
○渡部委員 いずれにしても、スタートしてまだ1週間ぐらいしかたっていないわけで、この1週間ぐらいの間で、先ほど川上委員がおっしゃっていましたけれども、大体25トンぐらいの収集量だということだから、500トンというと、ちょうど5カ月ぐらいと島崎委員もおっしゃっていますけれども、その間にいろいろな問題も起きると思うんですが、今検討課題というか、実証中にチェックを入れる項目については、ぜひ細部についてもきちんと調査をいただいて、来年度以降、当市が容リ法に全面的に踏み出すのかどうなのか。踏み出すに当たっては、さっき言ったように収集方法も変えてしまうのか、あるいは変えた上で、さらに指定袋制にするのかどうなのか、いろいろな課題があると思うので、その辺は今後委員会としても追っかけていかなければいけない課題だと思うんですけれども、適時情報を入れていただければと思います。
◎鈴木委員長 ほかにございませんか。罍委員。
○罍委員 今、500トンの話が出ておりまして、五、六カ月で行ってしまうんではないかということですけれども、これを続けて途絶えさせないで、ずっとやっていって500トンまで行くのか。それとも実証的なものがあるから、季節的なこともあるでしょうし、はやりのものがね。例えば少し間を置いて500トンまでやるのか、そういうことはどう考えていますか。
△中村施設課長 私の方で当初予定していたのは、1カ月に80トン前後の不燃ごみ回収、それを半年間やるというような形の中で予定しました。まだ4日間だけですので何とも言えないんですけれども、当初予定していたよりも、そういう意味では回収が1台のパッカー車に載せる量が多いことによって、当初の目的よりも数量が行っているのかなと思っております。それを続けてやっていくのか、途中でどうなのかという話になってございますけれども、それにつきましては今後の進め方の中で、さらに検討させていただきたいと思っております。
○罍委員 それで、これまで実証ということですけれども、委託しているわけですよね。いろいろなデータ収集とかいうこともあるし、関係あると思いますが、環境部は、どういう業者といいますか委託先と連携といいますか、中に入り込んでいろいろなことをやっていらっしゃるのか、そこの関係を伺いたい。
△中村施設課長 私の方では、契約書の中に仕様書をつけさせていただいております。仕様書に基づいて業者の方には仕事をお願いしております。その中では、毎日収集量を報告してくださいと、翌日になってしまいますけれども、前日にやった仕事の回収量を把握してくださいと。それと、ベース数は幾つできましたか、そういったことを報告してくださいと。その中であわせて市の方に返却するものがあれば、そういったものも報告してくださいという形の中で、現在は委託業者と進めております。
○罍委員 聞きたかったのは、今データで向こうから報告いただいているということですが、役所の環境部の方が毎日というか適当にといいますか、現場に入って状況なんかも確認しているんですか、それも含めてという意味です。
△中村施設課長 現場の方についてでございますけれども、こちらについては、市の職員はかかわってございません。ただ、状況は見に行っております。
◎鈴木委員長 ほかにございませんか。島崎委員。
○島崎委員 大分、容リ法のやってきたことが明らかになってきたんですけれども、改めて初歩的なことといいましょうか、お伺いしたいと思います。
1週間が終わったところで、導入する予定の地域は全部網羅されているのかなという気もするんですけれども、車の動き方といいましょうか、収集を回収して加藤商事の方に入っていくのか、直接入っていって、ベールをどうつくって、容リ協会がどうやってきているのかとか、そういうあたりを含めて、まず流れを報告していただきたいと思います。
△中村施設課長 収集のあり方につきましては、受け入れ業者が収集地区を持ってございます。その地区は曜日によって変わってきます。それにつきまして、1日何トンぐらいの不燃ごみを容リ法に持っていきなさいということで指示しております。それが先ほど言いました、月80トンぐらい予定してという形の中で、カレンダーの上に、1日何地区は何キロぐらい持っていきます、そういう形の中でまず量を抑えております。収集車につきましては、住宅業者のところに直接搬入させるような形でやっております。ですから、市の方には、ごみが1回経由して入ってくるというようなことにはなっておりません。それが受け入れられた加藤商事の方の工場に入りまして、そこでピットの方にパッカー車から落ちるわけです。その落ちたものが、コンベアーに乗りまして上がっていくという形になります。その中で、破砕機を通り、選別ラインを通り、また大きな重量のあるものは自然に落ちていくという形の中で、ベール化されていくという形になります。ベールの大きさは、容リ協会の方の指定の大きさがございますので、その中では1メートル、1メートル、1メートルの真四角ですね、そういった形にベール化されて、それがある程度できました状態において、引き取り業者に連絡をして、取っていただくというような形で現在流れております。
○島崎委員 おおよそ容リ協会では10トンぐらいたまったら回収するということだと思うんですけれども、もう既に25トンですから、2回ぐらい回収に来ているかと思うんですが、そこら辺の確認はどうでしょうか。
△中村施設課長 私が報告で聞いているところでは、36ベールを引き渡したという形になっております。
○島崎委員 必ずしもちょっきりトン数でいかないということなんだと思うんですが、先ほども今回のJFEのところでは、ケミカルリサイクルをやっているんだよということでよろしいんですよね。
△中村施設課長 燃料化に使っておりますので、そういう意味では、コークス炉の代替という形になりますので燃やしていますよね、サーマルの方に使われているということになると思います。ケミカルということでよろしいです。
○島崎委員 はい。ケミカルリサイクルでよろしいんですね。
先ほどの渡部委員からも、ベールの品質検査というのがありましたが、これはどこが行うんですか、JFEが行うんですか。
△中村施設課長 再資源化事業者のJFEの方に基づいてやりますので、市が立ち会って行われるということになります。
○島崎委員 この秋水園整備計画策定準備調査報告書、5月27日に議員の方にも配付されました。そして、今回の500トンの実証実験の取り組みの趣旨なども書いてあります。私ちょっと気になったことは、この中で、容リ法の法律そのものの中に、予算特別委員会でも少し質疑させていただきましたが、発生抑制という、先ほど委員長の方から、ここの特別委員会の趣旨が報告されましたけれども、前提に発生抑制ということの方向でやっていくんだよということがあったんですけれども、市民がごみをどう分別、出していくか、不燃物として出してしまうというところでは、意識化がされないのではないかというのは大変気になるんです。ここの報告書の中でも、そこのところは余り書いていないと思えてならないんですが、そこら辺はどのようにお考えなんでしょうか。
△伊藤環境部主幹 今お手元にございます秋水園整備策定準備調査報告書につきましては、環境部内のそれぞれの課に所属する現場の職員を集めまして、特に不燃ごみにおける容器包装リサイクル法につきましては、施設においての処理というところに大きく着目をいたしまして、それが日常の業務でございますので、その中でどういう問題点があるかについては、かなり現場の中で突っ込んだ議論はさせていただきました。ただ、平成16年度の中で積み残しの課題がありまして、それは先ほど来、何回かお話し申し上げております収集の問題もそうでございますし、あるいはどうしても現場の職員は返ってきたものをどう処理するかという徒労の業務でありますので、「ごみを出さない」、もう少し言いますと、「ごみになるものを買わない」でありますとか、そういうところにつきましては、率直に申し上げて、市民の方々の御意見を聞かないとつかみ切れない問題がありますので、課題としては認識しつつも、そこまでの掘り下げは大変申しわけございませんが、16年度の中ではできておりません。それにつきましては、17年の今年度いろいろな機会をとらえまして、先ほど部長も冒頭申し上げましたけれども、市民の方々の御意見を聞く会も設定いたしますので、お知恵を拝借しながら、どうすれば、またさらによりよい方法が見出せるのかということについては、さらに継続して検討してまいりたいと考えております。
○島崎委員 大変具体的に前向きにやっていくよという姿勢が見れるようになってありがたいなと思うんですが、今御報告がありました市民の意見を聞く会の持ち方なんですけれども、もう少し具体的に報告していただけますか。
△伊藤環境部主幹 冒頭に、今年度の一般廃棄物処理基本計画の業務について申し上げましたが、業務の一環として、まず、ごみ減量リサイクル関係の団体にヒアリングを行うということで私どもは位置づけておりますが、それが先ほど部長が申し上げました、市民の意見を聞く会ということで、それぞれごみ減量リサイクルとして標榜して、市内公民館等、美住リサイクルショップ等で活動している団体の方々のお知恵をおかりしたいということでございます。それにつきましては、現在その準備作業を進めておりまして、7月中旬ごろに予定して開催してまいりたいということで今準備を進めておりますが、まずはそれぞれの団体に御案内するということから始めなければいけませんので、その辺の団体のリストアップも含めまして今調査し、準備に入る途中のところでございますので、またもう少し詳細が明らかになりましたら、また各団体の方には具体的なお知らせを配付してまいりたいと思っております。
○島崎委員 1点だけちょっと確認なんですが、意見を聞く会は一堂に集まってディスカッションするとか、そういう形ですか。
△伊藤環境部主幹 今年度の一般廃棄物処理基本計画の見直しを全体フレームから説明させていただきますが、まず計画見直しの原案については、事務局の方である程度たたき台はつくらなければいけないとは考えておりますが、まず市の廃棄物減量等推進審議会に諮問いたしまして、その中でもんでいただいて答申を得るということがまず1つでございます。その中では、なかなか専門的分野に特化しての検討する時間なり回数等も制約されますので、できましたら減量審議会の中に、特に施設整備に特化いたしまして、それらについて専門的に検討する部会のようなものを減量審議会の御理解が得られましたら、そういったものを設置して、そこで集中的にたたいていきたい。
そして、それだけでは広く市民の方の意見の吸収ができませんので、特に先ほど言いましたごみ減量リサイクルではいろいろな角度で、いろいろなとらえ方をしている団体の方がございますので、そこから市の方の1つにはこの整備計画の事務調査報告書を説明する中で、これを素材にして、どういう御意見をお持ちなのかということを吸収し、そういった意見を幅広くとらえて、そういった検討の分野の方に集約して持っていく形をとっていきたいということでございます。
それと並行いたしまして、個々の市民の方々につきましては、無作為抽出によるアンケート、それからもう少し後の時期になりますと、インターネット等を活用したパブリックコメント、それから広く市民フォーラム等の機会もとらえて多数吸収していきたい。いろいろな手法を用いまして、意見は幅広く吸収してまいりたいと考えております。
◎鈴木委員長 ほかに御意見、御質疑ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◎鈴木委員長 以上で、御意見、質疑がないようでございますが、委員長として、ぜひとも所管におかれましては、先ほど渡部委員、また島崎委員から、いろいろ今後について、また実証実験等の経過、それから問題点、それと市民参加の方法、具体的な方法が煮詰まってきたものについては、当委員会で適時報告をしていただけるよう要請しておきたいと思います。
以上で、秋水園整備計画調査特別委員会を閉会いたします。
午前11時15分閉会
東村山市議会委員会条例第30条の規定により、ここに署名又は押印する。
秋水園整備計画調査特別委員長 鈴 木 忠 文
議会事務局職員
記録担当
議事係長
次長
局長
このページに関するお問い合わせ
議会事務局
〒189-8501 東村山市本町1丁目2番地3 市役所本庁舎5階
電話:市役所代表:042-393-5111(内線3905~3906)
ファックス:042-397-9436
この担当課にメールを送る(新規ウィンドウを開きます)
議会事務局のページへ
