第3回 平成17年9月16日(環境建設委員会)
更新日:2011年2月15日
環境建設委員会記録(第3回)
1.日 時 平成17年9月16日(金) 午前10時5分~午前11時32分
1.場 所 第2委員会室
1.出席委員 ◎保延務 ○野田数 桑原理佐 佐藤真和 川上隆之
木内徹各委員
1.欠席委員 なし
1.出席説明員 細渕一男市長 小嶋博司都市整備部長 北田恒夫環境部次長
田中元昭都市整備部次長 久野務都市整備部次長 土橋一浩管理課長
室岡修都市計画課長 吉本広行市街地整備課長 須崎一朗道路・交通課長
東村浩二都市計画課長補佐 立川英一都市計画課開発指導係長
1.事務局員 中岡優次長 南部和彦調査係長 細渕正章主任 須藤周主任
1.議 題 1.議案第55号 東村山市道路線(栄町1丁目地内)の認定
2.議案第56号 東村山市道路線(諏訪町1丁目地内)の認定
3.議案第57号 東村山市道路線(野口町1丁目地内)の認定
4.17請願第7号 野口町1丁目5番地内の緑地の保全を図り、保育園と住宅地が共生で
きる環境づくりを求める請願
5.17請願第8号 生活権確保についての請願
6.特定事件の継続調査について
午前10時5分開会
◎保延委員長 ただいまより、環境建設委員会を開会いたします。
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◎保延委員長 携帯電話、カメラ等の本会議場及び委員会室への持ち込みの禁止が集約されております。本委員会への持ち込み並びに使用は禁止をいたしますので、御承知おき願います。
傍聴の申し出があれば、これを許可いたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◎保延委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
傍聴申請があれば、適宜これを許可いたします。
次に進みます。
この際、お諮りいたします。
議案第55号から議案第57号に対する質疑・討論及び答弁のすべてを合わせた持ち時間については、往復時間とし、委員1人40分の範囲で行うことにいたしたいと思いますが、これに賛成の方の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
◎保延委員長 挙手全員と認めます。よって、さよう決しました。
委員の方々に申し上げます。ただいま決定いたしました質疑・討論の持ち時間を厳守されるようお願いいたします。
なお、質疑・答弁の方に申し上げます。質疑・答弁は、簡潔にされるよう御協力をお願いいたします。
次に進みます。
休憩します。
午前10時6分休憩
午前10時9分再開
◎保延委員長 再開します。
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〔議題1〕議案第55号 東村山市道路線(栄町1丁目地内)の認定
〔議題2〕議案第56号 東村山市道路線(諏訪町1丁目地内)の認定
〔議題3〕議案第57号 東村山市道路線(野口町1丁目地内)の認定
◎保延委員長 議案第55号から第57号を一括議題とします。
補足説明があれば、お願いいたします。都市整備部長。
△小嶋都市整備部長 一括上程されました議案第55号から第57号の3議案につきまして、補足説明をさせていただきます。
初めに、議案第55号、東村山市道路線(栄町1丁目地内)の認定議案ですが、久米川駅北口整備事業に伴い、街路事業として整備する都市計画道路を認定するもので、道路法第8条2項の規定に基づき、本案を提出させていただくものであります。
路線名は、東村山都市計画道路3・4・26号線、起点は、栄町1丁目4番1、終点は、栄町1丁目3番37、幅員5メートルから9メートル、延長100メートル、及び駅前広場として認定する部分3,556平方メートルでございます。
なお、すべての案件につきまして、添付させていただきました案内図、平面図を御参照ください。
次に、議案第56号、東村山市道路線(諏訪町1丁目地内)の認定議案ですが、諏訪町1丁目地内に、開発行為により設置された道路を認定するもので、道路法第8条2項の規定に基づき、本案を提出させていただくものであります。
路線名は、市道第233号線7、起点は、諏訪町1丁目25番41、終点は、諏訪町1丁目25番61、幅員5メートル、延長57.31メートルでございます。
最後に、議案第57号、東村山市道路線(野口町1丁目地内)の認定ですが、野口町1丁目地内に、東村山駅西口地区再開発事業に伴う開発行為により設置された道路を認定するもので、道路法第8条2項の規定に基づき、本案を提出させていただくものであります。
路線名は、市道第280号線5、起点は、野口町1丁目22番54、終点は、野口町1丁目22番55、幅員5メートル、延長92.73メートルでございます。
以上、簡単な説明で恐縮ですが、よろしく審査いただき、御可決賜りますようお願い申し上げ、道路認定3議案の補足説明とさせていただきます。
◎保延委員長 補足説明が終わりましたので、質疑に入ります。
質疑ございませんか。木内委員。
○木内委員 議案第55号に関連しまして、質疑をしていきたいと思います。
今回の道路認定につきましては、久米川駅北口の整備事業に伴う街路事業として整備する都市計画道路を認定するということで上程されましたけれども、この駅前広場、久米川駅北口の整備事業ですけれども、この図面を見ますと、大分道路並びに駅前広場の土地の買収も進んでいるのではないかと思いますけれども、まず初めにお聞きしたいことは、今回認定する広場は、備考の欄にありますけれども、3,556平米となっておりますが、全体の広場面積はどのぐらいの面積になるのでしょうか。
△吉本市街地整備課長 広場面積でございますが、交通広場と約1,000平米の自由広場、合わせて、広場面積としては3,556平米でございます。ただし、この図に書いてある久米川駅北口整備事業全体面積といたしますと、5,607.78平米となります。
○木内委員 次に、土地の買収状況ですけれども、今回、広場、道路を含め、土地の買収はどこまで進んでいるのか、その点についてお伺いいたします。
△吉本市街地整備課長 全体の平成17年9月現在でございますが、市の取得分といたしまして4,703.21平米でございます。それと、土地開発公社の取得分といたしまして、288.89平米でございまして、合計4,992.10平米でございます。進捗率といたしましては、89.02%でございます。
○木内委員 進捗率といいますか、買収率は89.02%ということですが、あと残りの見通しはどのようになっていますでしょうか。
△吉本市街地整備課長 今ですね、鋭意、地権者の皆さんと折衝しておりまして、見通しといたしましては、さまざま御事情はありますが、順調にいっております。
△小嶋都市整備部長 補足をさせていただきます。
今残っている地権者の皆さんは、買収方式ではなくて、いわゆる区画整理方式的な沿道街区整備事業という形で、沿道街区整備事業という事業で残っている方が、周辺の代替地のどこに来るかということの調整をしている関係でありまして、結果的にその調整が終われば、もう100%になる、こういうことでございますので、今、その残っている地権者が、駅前広場の周りのどの場所に私は行くということで、そういう調整をしている状況であります。
○木内委員 そうすると、沿道街区整備事業というのは、いわゆる、あとは換地の問題だということですか。
△小嶋都市整備部長 そのとおりでございます。ですから、スケジュール的には、その換地問題が確定してきますと、そこに従前の資産を、従後の資産として建築するわけですね。建築が1年程度かかるんだろうと思いますけれども、その建築が終わりますと、従前のところを更地にしていただく、それから工事に入っていくという内容になります。
○木内委員 そうしますと、そういう場合は等価交換という形になるのですか、それとも減歩率とかいろいろなことがあって、そこの点はどうなっていますか。
△小嶋都市整備部長 基本的に、等価交換です。
○木内委員 最後になりますけれども、全体的なスケジュールをお聞きしたいと思います。
今回の久米川駅北口整備事業の、全体の完成までのスケジュールを再度確認しておきたいと思います。
△吉本市街地整備課長 平成20年度竣工を予定しております。
全体のスケジュールとしましては、平成17年度にですね、ライフライン工事と仮換地指定を行う予定でございます。あと、沿道整備街路事業の、部長が先ほど説明しました、地権者の皆さんとの合意が成立いたしました時点で、認可申請を行いたいと思っています。それで、平成18年度にですね、地権者の皆さんが、先ほど、部長の説明があった換地先に、建物を先に建てていただきまして、それが建物を建てていただくのが大体平成18年度いっぱいとして見込んでおります。その時点でいろいろ精算金の支払いとかですね、地下駐輪場の実施設計とかを行います。平成19年度に入りまして、仮換地先に建物が建った時点で、地権者の方に移っていただきまして、移っていただいた建物を撤去させていただいて、そこに地下駐輪場とかですね、駅前広場の整備事業に入るということで、それが平成19年度、20年度の2カ年になっておりまして、平成20年度ですから、平成21年3月までに竣工する予定でございます。
○木内委員 これちょっと外れるかもしれませんけれども、駅前広場と駅の地下駐輪場が整備されるということで、地下駐輪場の収容台数は何台を予定していましたか。
それから、あれは私も忘れてしまって申しわけないんですけれども、北口と南口がつながるような地下駐輪場を予定していましたか、その点確認をしておきます。
△吉本市街地整備課長 全体面積は0.19ヘクタールでございまして、駐輪台数は1,500台でございます。それで、南口と北口が地下通路でつながるかという御質疑ですが、それは、現時点ではそういう計画はございませんで、できれば、踏切を広げるような形で連絡を円滑にしたいと考えております。
◎保延委員長 ほかに質疑ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◎保延委員長 以上で質疑を終了し、討論に入ります。
なお、討論、採決は各議案ごとに行います。
最初に、議案第55号について討論ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◎保延委員長 討論がありませんので、採決に入ります。
議案第55号について、原案のとおり可決することに賛成の方の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
◎保延委員長 挙手全員と認めます。よって、議案第55号は、原案のとおり可決することに決しました。
次に、議案第56号について討論ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◎保延委員長 討論がありませんので、採決に入ります。
議案第56号について、原案のとおり可決することに賛成の方の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
◎保延委員長 挙手全員と認めます。よって、議案第56号は、原案のとおり可決することに決しました。
次に、議案第57号について討論ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◎保延委員長 討論がありませんので、採決に入ります。
議案第57号について、原案のとおり可決することに賛成の方の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
◎保延委員長 挙手全員と認めます。よって、議案第57号は、原案のとおり可決することに決しました。
次に進みます。
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〔議題4〕17請願第7号 野口町1丁目5番地内の緑地の保全を図り、保育園と住宅地が共生できる環境づ くりを求める請願
◎保延委員長 17請願第7号を議題とします。
本請願については、付託後、今回が初めての審査となりますので、事務局より請願文の朗読をお願いいたします。
(事務局朗読)
◎保延委員長 次に、各委員からの質疑、意見に入ります。
質疑、意見等ございませんか。野田委員。
○野田委員 民有地の宅地開発は、それぞれの地権者の事情があろうかと思いますが、市としても、緑の保全や良好な住環境づくりについては、市の基本方針に沿ったものと考えております。
そこで、市は、この開発をいつ知ったのか、経過と市の対応、及び現在はどうなっているかを教えていただきたいと思います。
△室岡都市計画課長 当該地の宅地開発の相談があったのが、ことしの7月15日でございます。開発行為に関する相談カードということが提出されたことで、あそこを開発するんだということがわかったものです。
その後、職員による現地調査を行った際に、竹林を中心とした緑が多いということと、さらに、隣の第八保育園の擁壁が開発区域側に傾いているということが判明いたしました。そのことを受けて、7月22日にですね、東京都との調整会議に諮ったところ、東京都の見解としては、擁壁の安全性が確保されないと、宅地開発の検査に合格できないというようなことも指導されました。
8月9日に、第八保育園園長より、現状の緑の保全が図れるような要望書が提出されました。そのため、同日にですね、地主の代理人を通して、市として、緑の保全が図れないかというような要請を、まずは電話で、口頭で行いました。
8月22日の時点では、代理人より、回答として、現時点では、要望にはこたえることができないという回答があり、その回答の内容としましては、事業の採算性の問題、それから、保育園側に緑地がないということで、他人の緑を保育園側に押しつけるのもどうかということと、1メートル以上の擁壁がありますので、緑地としての効果がないという理由で、現状、要望にこたえることはできないという回答でありました。
さらにですね、8月29日、これは都市整備部長名で、市も緑の大切さというのを十分認識しておりますので、そのことを文書にしましてですね、文書で事業者に対して、緑を残せないかということを発想いたしました。
8月31日に、請願が出ているということと、きょう、請願の審査をするので、それまで工事は着手しないでくれというような要請も伝えました。そのときの電話の内容としては、事業者としては、地主にその旨伝えるが、既に工期がかなりおくれているということで、その時点では難しいとの回答でありました。
9月2日に、土地所有者と事業者から、私たちがつくった要請書に対する回答がありまして、内容は、要望の内容を、開発計画に反映させることは非常に困難であるということで、当該地の樹木及び建物の管理上、あるいは防犯面を考慮すると、速やかに伐採並びに解体工事を進めるということで、このことは児童課や第八保育園にも案内してありますという回答でありました。
その回答の中にも、8月29日より既に作業に着手しているということで、9月2日の時点では、29日から緑は着手しているという回答文でありました。
9月13日、つい最近ですけれども、現場を確認に参りました。そのときは、既に第八保育園側はきれいに伐採されて、更地になっているような状態です。
◎保延委員長 ほかに質疑、意見等ございませんか。佐藤委員。
○佐藤委員 17請願第7号ということで、所管、都市計画の方では精いっぱい対応していただいたということは理解をするところです。なかなかいい竹林が駅のそばにあったものですから、何とか残らないかという思いは同じだったんですけれども。
それで、現状、私もけさも見てまいりましたけれども、本当にあの園の園樹になっているアオギリもきれいにないですし、残っているのは、西側にケヤキが1本残っているのでしょうか、あとは全部更地ということで、残念ながらという感じは私もしますが、もう一つ、この請願で出ている安全という問題ですけれども、現状でも、保育園の駐車場の問題は結構問題になっていますが、今、あそこは途中、第八保育園の先が狭く絞られているので、余り一般の方が通らないとは思うのですけれども、今後、あそこにどれぐらいの規模の宅地ができるのかによっては、結構、交通の流れというか、状況が変わってくるだろうなと思うのですけれども、現状で、開発地はどんなふうに今後なっていく予定になっているのか、わかっている範囲でお聞かせいただきたいと思います。
△室岡都市計画課長 宅地の開発総面積としましては、約2,800平米ですね。道路に関しては北側、つまり、化成小学校との間、第八保育園までは広がっていて、その先は広がっていないというような場所は、道路中心から2.5のセットバックを予定しております。
なお、南側に建築基準法の42条2項道路があります。そこについては、道路中心から3メートルの後退を予定しています。
南側の道路、これは私道です。そこの後退も要請しましたが、そこは今のところ聞き入れてもらえないということです。
まだはっきりどんな内容かというのはわかっていないのですけれども、一応、宅地分譲、24区画ぐらいの、まだ相談カードの段階なので、はっきりしたものはないですが、一応予定としてはそういうことです。
○佐藤委員 多分24区画で、割と若い層が─今、市内の宅地は大体そうですけれども、小さい子連れの親子が越してくるということに、駅にも近いし、便利だということかと思いますけれども、そういう点で財政が厳しいから、買ってくださいという話も、もともとこの請願もそこまでは求めていないですけれども、何とか協議の場を持ってほしいということをお話をされていますが、現状でも、実は、私も用事があって第八に伺ったときに、保育園の前の道に仮どめをしたときに、お隣の家からすぐ連絡があって、どけてくれということで、御迷惑をかけたことが一度あるのです。近隣に駐車をする方はあってはいけないですけれども、やはり多いということは、いろいろなところで今問題にはなっていると思いますが。
それで、奥のお宅が24棟できて、1つは、園舎と背中を接するように建物が建つことについては、この請願でも心配もされているし、保育園の環境としては、そこも配慮がされたらいいなと思いましたけれども、なかなかそこまでは難しいというお話でしたが、交通の状況がどんなふうになるんだろうというあたりは、今お話があったように道路も広がる、奥に車、24軒のお宅が当然1軒1台車を持ってあそこの出入りがある。朝夕と100人以上の保育園ですので、今でも小さなアクシデントというか、トラブルがあったことも最近もありましたし、そういう点では、きょうは保育の所管の方は来られていないですから、このお話を伺うのは難しい部分もあるかなとは思っていたのですけれども、保育園の送迎時の駐車場を、この機会に、土地をお借りするとか、そういう形で一部、例えば、24区画のうちの1画を、園舎側のところを何かの形でお借りしながら、同時に、植栽をするということが難しいということはよく承知の上ですけれども、今後起きてくるトラブルが、ある程度この請願にもあるように、騒音の問題、それから、交通トラブルの問題と予測されている以上は、何かの対応をお願いできないかなというのが正直なところですけれども、交通の状況というのは、そういう心配はないのでしょうか。今、予測される範囲でお答えがあればお願いしたいと思うのですが。
△室岡都市計画課長 確かに、24区画、中に5メートル道路ができるんですけれども、ただ、その人たちは、今ですと1軒に1台といったことで、道路の混雑は予測されます。できれば、お借りしてということもあるんですけれども、宅地分譲なので、今の開発の事業者は、土地の権利を手放してしまうわけです、宅地。ですから、例えば、第八保育園側に委託地を借りるとすると、そこの取得した人から借りるとか、あるいはそこに緑を植えるとか、そうしないと第八保育園としては駐車場の確保は難しいだろうということです。
3,000平米以上ですと、実は3%の公園の確保というのがあるんですけれども、それすら現状ではないできない状態ですね。
第八保育園の駐車場の関係は、申しわけないですけれども、私の方ではお答えできません。
△小嶋都市整備部長 きょうは、保健福祉部の所管が出席しておりませんけれども、今のようなことがありましたということを伝えながら、確かに、今、課長が答弁いたしましたとおり、相続とかいろいろな絡みの中で、長い間、ああいう状態を整理してきまして、ここで売却になるわけでございますので、買うとかそういうことであればまた違うのでしょうけれども、借りるということについては、皆無に近いと思います。
○佐藤委員 本当に2,800平米というあたりも、変な言い方すると、残念だなというか、結構広いのに、全部が宅地になってしまうという状況なので、仕方がないのは仕方がないのですが、もう一つ、今後のスケジュールですけれども、カードが出たということだったですが、更地の業者から保育園の方には説明があったようですし、市立の保育園ですと、市の方にも全部情報は来ていると思いますけれども、今後のスケジュールというか、わかっている範囲であればお聞かせください。
△室岡都市計画課長 相談カードの段階なので、今のところ、今後のスケジュールはわかっていません。
○佐藤委員 そういう意味では、緑がなくなってしまっている中で、そっくり願意に沿うということは実態として難しいということもはっきりしているとは思うのですけれども、同時に、どういう道が残されているのかが、可能性が非常に─道は狭いということは確かですけれども、ただ、検討・協議の場を設けてくださいということで、今ここで出たように、今後予測される心配なことが、現状である程度見通せている中ですので、何とか協議の場を設けるために、市の方として努力をたくさんしていただいているということはよくわかりましたので、ぜひ、さらに、何とかテーブルを、本当に保育園と接するということになると、住んだ人の方も、こんなはずではなかったという話になりかねないと思いますので、窓をあけたら保育園ということは、何とか2つ目は避けたいという思いもあるものですから、ぜひ、検討というか、もう少し、引き続きの努力をお願いしたい、これは、要望でお願いしたいと思います。よろしくお願いします。
◎保延委員長 休憩します。
午前10時39分休憩
午前10時40分再開
◎保延委員長 再開します。
ほかに質疑、意見等ございませんか。川上委員。
○川上委員 今の野田委員と佐藤委員の質疑応答がありまして、本当に厳しい状況であります。
7月15日に、市に開発の相談があった。その後、請願者、あるいは市の方もですね、業者の方に一定の申し入れを行ったけれども、要望にこたえられないという回答があったということですね。
この請願が出されて、審査されるので、もう少し待ってもらいたいという要望もですね、残念ながら聞き入れてもらえずに、8月29日には着工して、9月13日の段階では、既に竹やぶ等の伐採等が行われてしまったという状況の報告がありました。非常に残念だと思うわけであります。
ただ、請願者も言っているように、ここにも、民有地であるということ、あるいは、不当に私権を制限できない。そしてまた、市の財政事情が厳しいということも、請願者も理解をしているわけですよね。その点で、本当に、請願者もつらい思いだと思うのですけれども、ただ、ここで確認しておきたいのですが、そういう状況の中で、この請願項目の2つ、下にありますね。1つは、「子供たちのため、地域のため、開発に際しては可能な限りにおいて緑の保全が図られるよう、市としての最大限の御尽力をお願いいたします」とあるのですが、この件についてですね、市は最大の尽力がどの辺までできるのかということについてお聞きしたいと思います。
△室岡都市計画課長 今、相談カードの段階なので、分譲の24区画を最大限─実は、事業者もある程度大手なもので、その辺の緑とか、そういうのは十分配慮、うちの方もですね、こういう請願が出ていて、何区画かは園に直接かかってくる土地ができてしまう。そこについては、園側に植栽してもらうとか、そういったことは要請していきたいと思っています。
○川上委員 第2の請願項目で、「園と住宅との間に発生が予測される諸問題を事前に解消・軽減するために、オープンスペースもしくは公的施設である保育所の駐車場確保、防災面の確保など、境界に緑地帯を残す(設ける)ことや開発地内の建築物の配置を含めて検討・協議の場を設けてください」という内容の項目がございますけれども、この件についても、市はどのように対応できると考えておりますか。
△室岡都市計画課長 市と事業者においてはですね、こういったものも十分配慮して、できるだけ園から離すような建築をお願いするとは思いますけれども、ただ、事業者と直接、第八保育園の父母会なり園長なりとの接触はいかがなものかな。要請があれば、してみたいとは思います。
◎保延委員長 ほかに質疑、意見等ございませんか。桑原委員。
○桑原委員 先ほど、佐藤委員の質疑の中に、駐車場を借りるなどということがありましたけれども、宅地開発などで1件、できた後、そこから駐車場を借りなければならないというお答えだったかと思いますが、これは更地の時点で交渉をして、例えば1区画について購入をするということは可能なのでしょうか。
△室岡都市計画課長 更地の時点で、例えば、1区画だけ第八保育園用に借りる。借りるとすれば、更地にした時点で、今の地主から、事業者が買う計画になっていますから、事業者の土地所有を1件借り受けるという形になろうかと思いますけれども、それを事業者として、今、あの辺ですと、宅地で何千万、わかりませんけれども、それをそのまま事業者が持っていて、市に貸し出しするかどうか、それは難しいと思います。
○桑原委員 今、貸し出しということがありましたけれども、かなりの額になるとは思いますが、ここでやはり、あそこに実際行ってみて、2台車が通り過ぎるのもやっとという中で、何とかしなければいけないなということは感じます。
例えば、その1区画を買い上げるとしたら、大体幾らぐらいになると予測されましたか。
△小嶋都市整備部長 周辺の借地料と準拠して借りるということになりますけれども、周辺の借地料が今幾らかということは把握しておりません。月坪幾らという表現ですよね、そういう形になると思いますけれども、一定の金額にはなるかと思います。
◎保延委員長 ほかに質疑、意見等ございませんか。木内委員。
○木内委員 確かに、先ほど、佐藤委員の質疑の中で、いわゆる宅地開発指導要領に基づく3,000平米以上の場合は、一定の緑地を残さなければいけないという規定がありますけれども、しかしながら、3,000平米未満でも、協議の中で、いわゆる一定の努力をという項目があったのではないかと思うのですけれども、そこの協議はどうだったのですか。
△室岡都市計画課長 3,000平米未満でもあるというのが、東京における自然の保護と回復に関する条例の中で3,000平米未満というのがあるのですけれども、当該地は自然と保護に関する条例の地区としては八国山の一帯だけで、ほかの市街地はそこの区域に残念ながら当てはまらないということで、うちの方としても3%の要請ができないような状態です。
○木内委員 先ほど、桑原委員も川上委員も言っていましたけれども、私も現地を見てきました。まっさらになって、園舎の壁が建っていましたけれども、今回、いわゆる擁壁がありますよね。先ほど、できるだけ植栽していきたいという話ですけれども、その確認です。園舎と擁壁の間に、できるだけ騒音なり景観なりを防止、ないしは景観上向上させていくためには、最大限の植栽が必要だと思うのです。もちろん、植栽だけでいいなら、今度、園庭が狭くなったり、そういうことはもちろんよくありませんけれども、最大限の努力をしていただきたいと思いますが、それはいかがでしょうか。
△小嶋都市整備部長 これから公式に、事業主の方から開発審査願が提出されると思いますので、その段階において、十分我々も状況をわかっておりますので、今の御指摘のお願いを強く指導していきたいと考えております。
◎保延委員長 休憩します。
午前10時48分休憩
午前10時49分再開
◎保延委員長 再開します。
ほかに質疑、意見等ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◎保延委員長 ないようですので、以上で質疑を終了し、討論に入ります。
討論ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◎保延委員長 討論がありませんので、採決に入ります。
17請願第7号を採択とすることに賛成の方の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
◎保延委員長 挙手全員と認めます。よって、17請願第7号は採択と決しました。
次に進みます。
―――――――――――――――― ◇ ――――――――――――――――
〔議題5〕17請願第8号 生活権確保についての請願
◎保延委員長 17請願第8号を議題とします。
本請願については、付託後、今回が初めての審査となりますので、事務局より請願文の朗読をお願いいたします。
(事務局朗読)
◎保延委員長 次に、各委員からの質疑、意見等に入ります。
質疑、意見等ございませんか。野田委員。
○野田委員 都条例である、日影による中高層建築物の高さ制限に関する条例が平成16年6月に公布されましたけれども、この条例制定に当たって、東京都は、住民説明会を開くなどして、住民の意向を把握して決めるよう指導したと聞いております。しかし、当市は、住民の声を聞くことをせず、都の案に賛同し、結果、この日影条例が公布されてしまいました。市は、この説明会を開かなかったことを反省しているようでございますけれども、まず、このことの事実関係についてお聞かせいただきたいと思います。
△小嶋都市整備部長 経過でございますけれども、平成14年に建築基準法が改正されました。用途地域の見直しもあわせ、日影に関する東京都の条例改正が行われたものであります。この際、用途地域の見直しの説明会は、当然開催いたしましたが、日影条例改正の説明は行ったという記録がなく、その後、さらに、書類の調査や、当時の職員に確認したところ、日影条例を改正した地域は、都市計画上の第三種高度地区であり、本来の容積を満たすために測定水平面の改正を行ったものでありました。したがいまして、説明会を開催いたしませんでした。
しかしながら、現時点で考えますと、行政として、市民に対して、用途地域の見直しの説明会にあわせて説明はすべきであったと存じますし、深く反省をいたしているところであります。
○野田委員 この請願にも書いてございますけれども、東京都は、市の意向であれば、改正前に戻すことは可能である、こうしてありますけれども、一般的に考えて、議会で承認された条例を改正前に戻すことはできるのでしょうか。東京都の真意というものを確認されているかどうか、お聞かせいただきたいと思います。
△室岡都市計画課長 議会で承認されて条例化されたものを元へ戻すというのは、再度、議会に上程して、議会の条例の改正となると思います。そのことについて、平成17年6月13日に、第1住宅自治会から要求書が提出されましたので、東京都に撤回申請を出すということがありましたので、6月20日に都庁へ出向き、翌21日には、再度、東京都に電話で確認をいたしました。
そのときの東京都の回答といたしましては、建前としては都条例の改正時や、各市町村の都市計画変更ですね、そういうことに伴って、制度としては、議会に条例の改正を上程し、可決されれば、スポット的な対応は可能だろうということを言われました。条例は都全域にわたるもので、一自治体の事情にあわせて変えるのは不公平との見方もあり、都内全域において、そういった動向などをよく調査した上で整理すべきである。ということで、一度議決された条例を撤回したり、あるいは凍結したり、そういうことはできないと考えているということを示されました。
また、都としては、この条例は、時間をかけてでも、都内全域を、つまり、第三種高度地区を測定水平面を6.5にしていくんだという考えもあるようです。
○野田委員 当地区は、2棟のマンション計画が進められておりますけれども、これは制度的には建設されてしまい、住民にとっても、大変納得できないような内容になっていると思っております。
今回の2棟は別にしても、今後も、このような問題が随時発生する可能性があると思いますが、そういった場合、市として何らかの対策があるのかどうか、お聞かせいただきたいと思います。
△室岡都市計画課長 まことに残念ながら、今の状態ですと、2棟のマンションは建てられてしまいます。ということで、今後の問題、では、第2のマンション、第3のマンションが建てられないようにするにはどうしたらいいのか。もちろん、住民の皆さんが要求してあります都条例の改正というようなことも含めましてですね、あるいは用途地域を、今、第一種住居専用地域でありますので、第一種住居専用地域、あるいは近隣商業、商業地域、そういったものが第三種高度地区ということで指定されていますので、その第一種住居専用地域を、例えば、第一種中高層に格下げというんですか、変更をして、そうすると、必然的に第三種高度地区から外れます。だから、その辺のことも、用途地域の変更、あるいは自治会全体を、都道と府中街道と都市計画道路、ちょうど3つに入っていますので、その辺の地区の地区計画の制度を利用して、何らかの形で、これからどうしたらいいのかということを慎重に検討してみたいと思っております。
◎保延委員長 ほかに質疑、意見等ございませんか。川上委員。
○川上委員 今、野田委員からも質疑がありまして、やはり住んでいる周辺の方々にとっても、本当に生活権、あるいは日照権とか、いわゆる環境権、そういうものに大変に結びつけて厳しい状況であります。特に、先ほど、部長が答弁されましたように、平成14年の建築基準法改正の後で行われた用途地域の見直しのときに、一緒に日影条例の緩和について、地域の住民の説明をしていなかった、そういう現実がこの中でも明らかになっております。ですから、東村山市の責任もかなり大きいということは免れないと思うのです、そういう面では。
特に、そのところの中で、7月14日付の回答では、その理由にはただ触れずに、反省とおわびだけの言葉があるだけだ、そういうような記載もされております。また、今後の対応についても、明確になっていない、そういう内容であります。
したがいまして、委員長、資料として、この7月14日付の回答書が、可能であれば、我々にも提供してもらいたい、このように要望いたします。
◎保延委員長 休憩します。
午前11時5分休憩
午前11時6分再開
◎保延委員長 再開します。
委員会として、ただいま要求のありました資料を請求するようにいたします。
ほかに質疑、意見等ございませんか。桑原委員。
○桑原委員 非常に難しい問題だと思うのですけれども、やはり、そこで日々暮らしている方にとっては日影、この日照権というのはとても重要な問題だと考えます。
こちらに、都の都市整備委員会の記録を持ってきているんですけれども、その中で、市街地建築部長が、住民の声、こういったものを聞きながら素案をつくっていくようにということも言っておられますし、それから、こちらの請願の中でも言っておりますように、市の意向であれば、改正前に戻すことは可能であるというところで、やはり、今、野田委員などの御答弁の中にもあったように、話し合いが、説明会などが開催されていないということであれば、間違いがあったのならば、そこの時点まで戻って、きちんとやり直していくべきではないか、訂正していくべきではないかと考えます。その辺、これからもう一度、この請願にも出ているように、一たん改正前に戻す措置を講じ、改めて再検討していくことが筋だと思いますけれども、どのようにお考えになりますか。
△室岡都市計画課長 私もそう思います。戻せるものなら、戻してほしいと思います。ただ、条例としては、既に今現在生きているわけですね。それに基づいて建築もされているということで、都内全体の問題でありますので、例えば、東村山市の一地区でこういう説明会をしなかった。過程において不備があったので、戻してください。そういったことの、戻してくださいではなくて、条例の改正をお願いします、変更ですね、そういったことを、例えば、今の市の説明で東京都にそれを出したとしても、門前払いになるだろう。それは、6月20日なり21日の東京都の見解としては、東京都全体としては、いずれ6.5にしていくんだという方向でいますので、それは難しい。ですから、先ほど野田委員にも説明しましたけれども、もし、改正するとなると、東京都全体の動向を区も含めて調査、こういった事例があるのかどうか、困っているところはないのかどうか、そういったものを調査したり、そして、こういう問題が各市で持ち上がっている。なので、条例の改正をしてほしい、そういったようなものでないと、現状では大変厳しいと思います。
○桑原委員 しかしながら、やはり、これはすべての市区町村で、今、取り入れられているわけではなくて、特例などということもあるかと思うのですけれども、そういった場所はあるのでしょうか。
△室岡都市計画課長 すべての第三種高度地区の一住居以上の地域は6.5にするということは、将来的な東京都の考えです。現在、隣の小平市あたりでは、第三種でも4メートルそのままの地区もあります。
◎保延委員長 ほかに質疑、意見等ございませんか。佐藤委員。
○佐藤委員 今、大体経過も出されましたけれども、改めて、今、回答書の資料要求もありましたが、手元にありますが、確かに、住民の皆さんおっしゃるとおりで、どうしてそうなったのかという理由、そして、今後の対応ということで、現状で、まず、理由ですよね、私も、同じときに、同じ条件で1区9市1町ということで改正が行われていたので、対象市に確認をしてみました、どういう対応だったのか。やはり、説明をしたところとしていないところとあるということもわかりましたし、していないところは、お話をしたら、問題がまだ起きていないですと。ただ、確かに、うちも同じ条件のところはまずいというようなお話をされていた市もございました。現実的に、断った市も、今、課長から小平市というお話があったのですけれども、やはり、市長に対する意見照会が来たはずですけれども、このときに説明会をやらなかった理由というのは、うちとしてはどういうふうに住民の方にお答えになるのか、そこについてまず伺いたいと思います。どうして説明会をしなかったのかというところを、改めてお聞かせいただきたいと思います。
△室岡都市計画課長 平成14年当時の話ですけれども、まず、市全体の方針として、当該地区は土地利用の増進を図る地区だということと、中心市街地の中心部であり、商業地、業務地、または、これらの周辺の住宅地ということで、市のマスタープランにも掲げてあります久米川周辺、東村山、秋津ということで、中心核として整備していくということで、しかし、整備していく上では、土地が広がるわけでもないので、どう整備していいか、土地の高さ、高度利用を図っていくという地域であるということが1つ。
それとですね、平成元年10月に、第三種高度地区ということで、この地域を指定しております。ということは、元年から高度利用を図っていくのだという地区としております。そういったことが理由になったかと思います。
ただですね、現状は、第1住宅は個人の土地所有者の方が多く、前面道路も4メートルであります。容積率は、用途上では300%あるんですけれども、4メートルですと10分の4、160までの容積率しか、現状では建ちません。そういったことがありますけれども、ただ、市の方針としては、将来的には高度利用を図っていく。こういった地区は、東村山駅前西口にもあります。そういった用途と現状のギャップというのは、ある地域は確かにあります。ただ、将来の東村山市があるべき姿としては、そういったことも図っていくということで指定したものだと思います。これは平成14年当時ですから推測になります。
○佐藤委員 確かに、課長は当時、在職ではなかった中で、住民の方に丁寧に対応していただいているということもわかっているつもりですけれども、さっき小平市が踏み切っていないというお話があったんですけれども、小平市がなぜこのときに踏み切らなかったのかという理由と、小平市以外に、このときに、東京都からの意見照会に対して、簡単に言うと、断ったというまちはほかにどこがあるか、御存じだったらお聞かせいただきたいと思います。
△室岡都市計画課長 一度調べたのですけれども、すみません、今手元になくて、たしか十幾つ、半分ぐらいの市は断っていると記憶しております。
○佐藤委員 小平市の係長のお話でした。市長照会が来た。ただ、同じような感じですよね、現実2階建てが多いということで、うちとしては─実は、住民説明会をやっていないんですね、このとき小平市は。やらないんだけれども、うちとしては、そこを高くしたらえらいことになるから、もうその段階で判断をして、うちはやらないということで断ったと、係長がきのう、おとといかな、電話で伺ったら、そういう話をしていました。
今、十幾つと言って、意外に多いなと思って伺ったのですけれども、この問題の、このことについては、私はすごく急ぐというふうに1つは思っているので、その話はまたしていきたいと思うのですが、まちづくりの主体が市町村になっているというのは、市に言わせれば、多分、東京都の建前だというようなお話もあるとは思うんですけれども、現実、分権の流れの中で、こういう意見照会が来たりですね、それぞれの市でどう考えますかということがこれからもあるし、今までもあったと思うんですけれども、このときに、やはり最前線で住民の暮らしに向き合っているというスタンスがどこまであるのか、忙しいということもあると思うのですけれども、そういう点で、やはり、うちのまちのこれからというか、分権の流れの中で、こういう事案というのはたくさん出てくるのだろうと思うのです。申しわけないけれども、そのときの対応が、なぜ、そうなったのか、今、課長から一応お話がありましたけれども、やはり根本的に、自分たちのまちの計画は、自分たちでつくっていく。さっき東京都は、いずれ、全部のをしたいということですけれども、多分ならないと、私はこの流れで思うのです。
前に、三鷹市の都市計画の課長に会ったときも、まちづくり、それから用途地域の指定も含めて、とにかく、まちづくりは自分たちのまちで、多少、東京都にしかられようが、どことけんかしようがやるのだという、うちのまちから30メートル以上の建物はもう建てさせないようにするのだということを明確におっしゃっていました。
やはり、うちのまちとして、うちのまちはどういうまちにするのかというあたりがきちんとあって、それに対して、東京都なら東京都に対して、ある種、時には押し返すような姿勢が、残念ながら足らないのではないかと思わざるを得ないのですけれども、これは、どうですかと聞いても、しようがないところですが、市長に最終的に、この問題は、長年、本当にまじめに働いて、閑静な住宅が、本当に静かなところですよね。一歩入ったら、本当に静かなところで、駅前とは思えない。こっちからすれば、確かに駅前だから、開発が当然だという理屈はあると思いますけれども、ただ、現状、30年、40年暮らしてこられて、あれだけのコミュニティーをつくってこられている。そこの南側の面が変わるということは、これがオーケーになるということは、北側がなってしまうのと大きく違うので、きめ細かく対応をしていただくべきだったと思いますし、そういう点で、まじめに税金を払ってずっと暮らしてこられて、最終的に、さあと思ったときには、目の前に建つ。後ろの地域はまだいいと言ったら怒られてしまいますけれども、本当に悲惨なのは、さっき2丁目32とおっしゃったですか、あそこは本当に朝から晩まで日が当たらない状況になっていくとすると、これは、誤りを認めていないなら別ですけれども、やはりまずかったということであれば、ぜひ、これは、東京都は無理だろうというお話の前に、市長として、ぜひきちんと動いていただきたいと思いますし、とり得る方策をすべてとっていただきたいと思います。でないと、現状今2棟で、1棟目は裁判に入っていますよね。上の部分が建てられるか建てられないかということにこれからなっていくと思いますし、2つ目のセザールの方もおくれている。ひょっとしたら、今後どうなっていくかわからないという要素を持っているとも聞いていますので、私は、これはむやみに延ばすことなくて、とにかく、今とり得る方策を万全にとっていただくということが、どうしてもこの問題については必要だと思います。ぜひ、自治という、あるいは分権、この自治体を預かるという点でも、市長のお名前で14日付で回答書も出ておりますので、まじめに、本当に穏やかに暮らしてきた人たちに、ひょっとしたら説明しても、嫌だよと言われるかもしれないけれども、それはちゃんと説明をして、何とか理解していただきたいということがないと進まない施策だと思います。そういう点で、そこのところを落としてしまったということについては、この段階で一定の対応をぜひお願いしたいと思うのですけれども、市長の御意見というかお考えをお聞かせいただきたいと思います。
△細渕市長 まさに、今、佐藤委員のおっしゃるように、そこに住む人の気持ちというのは大切だろうと考えております。
私は、まち全体のことを考えますと、いろいろじくじたるものありますけれども、今おっしゃるように、住民の意向というのは大切にしていかなければいけないということでありますので、回答したとおり、深く反省をし、これからの行政の中で、このようなことのないように頑張っていこうということであります。
この件に関しましては、係争中のものもありますし、いろいろありますので、時期を見ながら対応していきたいと考えております。
いずれにしても、この件は深く反省をしながら、これからに生かしていきたいと考えております。
○佐藤委員 最後にしたいと思います。しつこいようですけれども、本当にこれは時間との競争になっていますので、さっき課長の方から、第一種に格下げというか、変更もということも含めてあると思いますが、住民の方も大変怒りながらも、今後ということを求めていらっしゃるということも承知をしていますが、ただ、現状で、できるだけ時間を詰めて、前倒ししてできることは今後の行政にという、その今後というところに、具体的にこの問題については、一日も早く具体的な対応を、東京都の条例改正はなかなか難しいのであれば、その前に打てる手を打つということも含めて、やはり姿勢を、形というか、そういう形で示していただくということがどうしても求められると思いますので、私は、一日も早い作業というか、お願いをしたいと思いますし、この請願自体も、早く上げていくということが住民に対する回答だと思います。
◎保延委員長 ほかに質疑、意見等ございませんか。木内委員。
○木内委員 各委員のそれぞれのお話を聞き、あるいは回答を聞きながら、まだまだわからないといいますか、非常に複雑な部分があるんですけれども、今までの回答のあれでいきますと、いわゆる現に条例そのものは、凍結することは不可能だということも私、議員としてわかります。さらに、もちろん、市町村の意見を聞きながら、また、条例を新たに改正していくということも可能であるけれども、いわゆる、東村山市の一部のものだけを取り上げての都の条例改正は難しいだろうという話がありました。
それで、先ほど、佐藤委員もおっしゃっていましたけれども、やはり東村山市のビジョンがありながら、さらに進化させていく、さらにまた、本当に市長が常におっしゃる住みよい、「緑あふれる、くらし輝く都市」、住みよいまちづくりという形になりますと、いかに我々が、あるいは行政が、将来にもわたって住民の暮らしを守っていくか、その哲学が必要だと思うのです。
先ほど、課長からも話がありましたけれども、ここは駅前ということもあって、それから、都道ということもあって、高度を図りたい。これも確かに、都市の長い中・長期的な目で見ると、それも一つの考え方であるというのはわかります。ただ、そのときに、やはり行動をすることによって、北側なり、いわゆる日影の問題で大きな問題が出てくる住民もいることは確かなのです。そこをいかに住民と話し合い、そして接点を求めていくかという問題が求められていた、あるいはこれからも求められると思いますけれども、今回、市側の住民に対する日影についての説明がなかったというのは、大きな重大なミスであると思います。
そこで、今後ですけれども、いわゆる、市の考えとして、17平方キロメートルの面積があるわけですから、建築基準法、あるいはまた容積率というのを変えるとき、あるいは日影条例とかの諮問があったときに、かなり細かく地域のメッシュメッシュによって判断をしていかなければいけない時代になってきていると思います。その点、あそこは横須賀でしたか舞鶴でしたか、それぞれまちの地区計画なり、あるいは都市計画を立てるにおいて、その地区地区の細分化したメッシュで、いろいろな問題点を出しながら、よりよいまちづくりをしていくという手法をとっているまちもあるようですので、今後の考え方、そのようにしていただきたいと思うのですけれども、その点はどうでしょうか。
△小嶋都市整備部長 今回の改正につきましては、東京都の条例であったということですね。通常、都条例ですと、そのまま追認する形が多うございまして、結果として、説明しなかったことについてはおわびするわけですけれども、今後、今御指摘のまちづくりを、詳細にわたって、用途を含めて、そういうものをどういうふうにしていくかということにつきましては、基本的には御指摘のとおりだろうと思います。したがいまして、この中では、平成17年度から用途改正等をすべく、調査に今入っておりますので、それらの中で、当地区についても一定の調査をさせていただきながら、そのことの、先ほど御答弁したことについて、可能性があるのかないのか等も含めながらやっていきたい。
それから、トータル的には、やはり地区計画が今御指摘がありました。このことが一番重要かと思うのです。地区計画は、住民の皆さんが同意しない限り成り立たないわけですから、そういう意味では、分権の流れ、今回は東京都の、いわゆる戦略プランみたいなものがございますよね。つまり、規制緩和をして、都区内からずっと、土地が少ない中で、高さを上げてくるということの流れでありますから、その部分は、都市計画上、ある一定のことはわかります。だけど、今の課題になっていることについて、どうマッチさせていくかについては、十分このことを教訓にさせていただきながら、まちづくりをしていきたい、このように考えます。
○木内委員 そこの部分はよくわかりました。
先ほど、佐藤委員の方から、建築計画中止の仮申請ですか、裁判関係のどうのこうのと言っていましたけれども、その現状がわかりませんので、その点についてお伺いしたい。
△室岡都市計画課長 今現在建っている1棟についてですね、工事の禁止の仮処分の申し立てをやって、私どもで聞いた範囲ですと、2回ぐらい口頭でお互いにやっているそうなのですが、結果は聞いていません。どうなったのかも今のところわからない状態です。
○木内委員 はっきり聞こえなかったんだけれども、裁判所における口頭弁論が2回開かれて、その結果については全く把握していないということですか。
△室岡都市計画課長 そうです。
○木内委員 これだけ大きな問題になっているわけですから、常に現状を把握する努力は行政側も求められると思いますので、今後、まだ審査が継続されるでしょうから、常に把握しておいていただきたいと思います。
◎保延委員長 休憩します。
午前11時28分休憩
午前11時31分再開
◎保延委員長 再開します。
ほかに質疑、意見等ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◎保延委員長 ないようですので、以上で、本日は、17請願第8号を継続審査といたしたいと思いますが、これに賛成の方の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
◎保延委員長 挙手多数と認めます。よって、17請願第8号は継続審査と決しました。
次に進みます。
―――――――――――――――― ◇ ――――――――――――――――
〔議題6〕特定事件の継続調査について
◎保延委員長 特定事件の継続調査についてお諮りいたします。本件については、本会議の議決を得たいと思いますが、これに賛成の方の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
◎保延委員長 挙手全員と認めます。よって、さよう決しました。
次に進みます。
以上で、環境建設委員会を閉会いたします。
午前11時32分閉会
東村山市議会委員会条例第30条の規定により、ここに署名又は押印する。
環境建設委員長 保 延 務
議会事務局職員
記録担当
議事係長
次長
局長
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