第4回 平成20年10月31日(議員定数適正化調査特別委員会)
更新日:2011年2月15日
議員定数適正化調査特別委員会記録(第4回)
1.日 時 平成20年10月31日(金) 午前10時43分~午前11時2分
1.場 所 東村山市役所第2委員会室
1.出席委員 ◎川上隆之 ○肥沼茂男 佐藤真和 朝木直子 野田数
熊木敏己 奥谷浩一 福田かづこ 加藤正俊 島田久仁
駒崎高行 清沢謙治各委員
1.欠席委員 なし
1.出席説明員 なし
1.事務局員 木下進局長 田中憲太次長 南部和彦次長補佐 荒井知子主任
三島洋主任 村中恵子主任
1.議 題 1.20請願第5号 東村山市議会の議員定数の削減を求める請願
2.調査事項「議員定数の適正化について」
午前10時43分開会
◎川上委員長 ただいまより、議員定数適正化調査特別委員会を開会いたします。
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◎川上委員長 傍聴の申し出があれば、これを許可いたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◎川上委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
傍聴申請があれば、適宜これを許可いたします。
次に進みます。
休憩します。
午前10時44分休憩
午前10時47分再開
◎川上委員長 再開します。
審査に入る前に、委員並びに傍聴人に申し上げます。携帯電話、カメラ、テープレコーダー等の委員会室への持ち込みの禁止が集約されております。本委員会室への持ち込み並びに使用は禁止いたしますので御承知おき願います。なお、携帯電話をお持ちの場合は必ず電源をお切りください。
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〔議題1〕20請願第5号 東村山市議会の議員定数の削減を求める請願
〔議題2〕調査事項 「議員定数の適正化について」
◎川上委員長 20請願第5号並びに調査事項を一括議題といたします。
この前申し上げましたとおり、この請願につきましては、現在、町田茂氏ほか3,468名の署名が出されておりますので、申し添えておきます。
それでは、この件につきまして、各委員より御意見等ございませんか。福田委員。
○福田委員 請願事項は読ませていただきました。それから、行政改革が叫ばれている中で、議員サイドの経費を何もさわらないでいいのかという問題について言えば、私はさわったほうがいいと思います。
私たち共産党市議団としては、私もそうですが、議会費の中でみずからが身を切るというのであれば、みずから身を切らなきゃだめだと市民の皆さんが思っているとすれば、まずターゲットにすべきは私たちの議員報酬であると思いますし、それから私自身は、例えば、委員会視察やなんかについては、私の委員会では、できるだけ実りのあるものにしたいという努力をしてはいるんですが、立場も違う中で見てきても、結果として同じ結論に達することは難しいという意味でいうと、委員会視察やなんかはなくなってもいいのではないかなと思います。ただし、その時々に応じて必要な課題があれば、合意の上で行くということも含めて考えればいいと思いますし、それについては、例えば、議会運営委員会のチェックを受けるとか、そういうことも含めて、いろいろ考えられると思います。
もう一つ、これは私個人の考えで申し上げるんですが、政務調査費そのものを全廃はしないほうがいいと私は思っているんですけれども、今、月額当たり幾らとかという単位で出されているわけですが、それは削ることを考えてもいいと思っています。
それからもう一つは、20%上乗せの役職加算については、これも議会の各議員サイドの合意の上で、削ってもいいのではないかなと思っています。
だから、議会が何も、行政改革で市民サイドの予算をどんどん削っているときに、私たちのところだけ何も手つかずでいいとは思っていないのが考え方の一つです。議員の議席を減らすということについて、それが短絡的にそうなるということについては、私はそれは違うのではないかなと思っています。逆に、議員報酬を減らして、その分議席は確保したほうがいい。
それはなぜかというと、民主主義という問題を、まずこの議会で考えなきゃいけないということですし、膨大な420億円の予算をチェックするということだけでも、本当は物すごく重要なことなのに、今度の9月議会の中でも、わずか1週間の間であの膨大な資料を見て、それで質疑をして、時間制限の中で十分な議論が尽くされたとは言えませんし、行政からの答弁が、本当に変な答弁がされたとしても、議会の側からそれを追及もできないみたいな、そういう議会でなくて、それはおかしいと思う人たちが多く出てこられる議会にならなきゃいけないと思っていますので、私は身を切るというのであれば、私たち自身が受け取る報酬をまずカットすることのほうが、一番市民に対してわかりやすい身の切り方なのではないかなと思っているということを、とりあえず申し上げておきます。
議会費についての議論がどうのこうのということでしたけれども、私は、この請願については、そういう議論がされるべきだと思いましたので、そのことについて申し上げておきたいと思います。
◎川上委員長 ほかに御意見等ございませんか。朝木委員。
○朝木委員 まず初めに、この委員会が1年空転しているということについて、これは委員長、しっかりと御自分の責任を自覚していただきたいと思います、12月には結論出すようですが。
今、福田委員の御意見もあったんですが、私たち草の根市民クラブとしては、まず委員会視察の廃止、それから政務調査費の全廃、役職加算の廃止、まず議会費という面では、まずこれは絶対にやるべきだというふうな立場でおります。
その後、議員定数を削減するかどうか、今の議員定数が適正かどうかという議論については、これはもちろん財政的な問題もあるんですが、確かに本質的な議会のあり方、民主主義のあり方についての議論は必要だと思うんですが、そういう意味では、今、福田委員がおっしゃたように、幾ら議員が多くても、この前みたいな決算特別委員会の時間制限があったり、決算特別委員会も含めて、ふだんの時間制限も含めて、全然、議会の運営自体の問題をまず改革しなければ、議員定数を幾らふやしても一緒だと思うんですね。
ですので、そういう意味で、議会がどうあるべきかという議論を、定数をふやすか減らすかという以前に、まず議会のあり方を議論しなければ、議員の数が適正かどうかという話は出てこないと思うんですよ。これも一貫して言っているんですけれども。意外と、例えば、1人、2人減らしても、決算特別委員会の、何も質問できない決算特別委員会ではなくて、時間を倍にふやしただけでも有意義な議会運営はできると思いますので。
私は、そういう意味で、議員定数の適正化というよりも、議会のあり方についての議論をまずすべきだというところで、この委員会は閉じたほうがいいのではないかなと思います。
◎川上委員長 ほかにございませんか。佐藤委員。
○佐藤委員 休憩中にも大分話をさせていただいたんですけれども、若干繰り返しになりますけれども、今、福田委員、朝木委員おっしゃっていましたけれども、私も、財政危機の中で何も議会だけはしないということにはならないと思います。
ただ、私としては、だから定数削減なのかということについては、異論があるというのは一貫して申し上げたところで、それは議会人としては短絡的ではないかな。だから減らしましょうというのは、若干ポピュリズムにも通じるのではないかなという感じを、私自身は考え方として持っています。議会費が、市財政の四百二、三十億円の中の0.7、0.8%ですが、これを21年度に向けて、また将来に向けてどう組み立てるのか、どう絞るのか、どこを、場合によっては厚くするのかということを、議員全員で話し合う場を設けることが先だと思います。
現状では、私は定数削減を求めました、私は報酬削減を求めました、私は役職加算廃止を求めましたということを、市民に向かって言い合うというのは、やはり議会のあるべき姿ではない。今までそうやってやってきたんですけれども、そこは卒業すべきときではないか。やはり立場とか、それぞれ考え方が違うのは当たり前の話なので、ただそれで一つ、それでもそこを乗り越えながら、これは一つ果実として、議会全体として出しましたということをつくるいいきっかけにすべき、財政危機の中で議会がすべきというのは、そういうことではないのかなと思います。
その上で、定数を削減するということについても俎上にのってくるだろうと思いますし、それについてどうするかという議論をすればいい。そういう点では、一貫して同じ意見ですけれども、委員会の設定の段階から、ここだけに限定してやるというのが、そもそも無理があったので、私も早目に結論を出すべきだし、委員会は請願の扱いについて、現段階での各会派の主張をしっかり述べた上で出して、この委員会は閉じるべきだ。
加えて言うならば、請願について言えば、削減を仮にしたとしても、その効果が出るのは23年度の改選後になりますので、議会が求められている今の課題にこたえることにもなかなかなり得ないしという点で、だからといって、いつまでも引っ張っていいということでもないので、ぜひ12月議会で請願の採決をしていただいて、結論を出して、この委員会は閉じるということを改めてお願いしたいと思います。
◎川上委員長 ほかに御意見等ございませんか。駒崎委員。
○駒崎委員 今のお話伺っていて、総合的に議員定数はその中の一つであるという御意見、ずっと伺っておりました。
ただ、先ほど休憩中に島田委員からもありましたが、昨年3月に、現渡部市長を中心として、議員提案という形で議員定数の―あれは1名削減という議員提案だったわけですが、今回は、極端に言えばふやすこともあり得るし、減らすこともあり得る、調査適正化という形ではありますが、その流れを受けて、いろいろ議員報酬とか議会費とか、話を大きくすればするほどまとまらなくなるというのも事実でしょうし、やはり一つの角度で切り込んでいくという手法で、僕は1年間やってきたつもりです。
ですので、議員報酬とか視察の話とか、いろいろなことで私自身もいろいろ意見はありますが、ただ、今、一番現状進んでいるこの議員定数の適正化について、おっしゃっていることは同じ結論になるんですが、早目に結論を出すことが、やはりほかの職員に対する影響、また市民に対する影響を考えると、やはり早目に結論を出していくことが重要であると考えます。
◎川上委員長 ほかにございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◎川上委員長 ほかに御意見等ないようでございますので、以上をもちまして、本日は20請願第5号を保留といたしたいと思いますが、これに賛成の方の挙手を求めます。
(賛成者挙手)
◎川上委員長 挙手全員と認めます。よって、さよう決しました。
先ほどの休憩中並びにただいまの開会中の御意見の中にもありましたように、一応、12月議会の会期中に、本請願と調査事項の一定の結論を出すということを皆さん方既に御理解のことでございますので、そのようにさせていただきますということを申し添えます。
次に進みます。
本日は、以上で議員定数適正化調査特別委員会を閉会いたします。
午前11時2分閉会
東村山市議会委員会条例第30条の規定により、ここに署名又は押印する。
議員定数適正化調査特別委員長 川 上 隆 之
議会事務局職員
記録担当
議事係長
次長
局長
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