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第21回 平成24年11月5日(11月臨時会)

更新日:2013年1月18日

平成24年東村山市議会11月臨時会
東村山市議会会議録第21号

1.日  時   平成24年11月5日(月)午前10時
1.場  所   東村山市役所議場
1.出席議員   25名
  1番   熊  木  敏  己  議員       2番   島  崎  よ う 子  議員
  3番   奥  谷  浩  一  議員       4番   朝  木  直  子  議員
  5番   矢  野  穂  積  議員       6番   三  浦  浩  寿  議員
  7番   小  町  明  夫  議員       8番   赤  羽  洋  昌  議員
  9番   村  山  淳  子  議員       10番   石  橋  光  明  議員
  11番   小  松     賢  議員       12番   福  田  か づ こ  議員
  13番   山  崎  秋  雄  議員       14番   土  方     桂  議員
  15番   北 久 保  眞  道  議員       16番   蜂  屋  健  次  議員
  17番   石  橋     博  議員       18番   肥  沼  茂  男  議員
  19番   駒  崎  高  行  議員       20番   島  田  久  仁  議員
  21番   伊  藤  真  一  議員       22番   山  口  み  よ  議員
  23番   保  延     務  議員       24番   佐  藤  真  和  議員
  25番   大  塚  恵 美 子  議員

1.欠席議員   0名

1.出席説明員
市長 渡 部   尚 君 副市長 荒 井   浩 君


経営政策部長 諸 田 壽一郎  総務部長 當 間 丈 仁 君


市民部長 大 野   隆 君 健康福祉部長 菊 池   武 君


子ども家庭部 小 林 俊 治 君 資源循環部長 西 川 文 政 君


都市環境部長 三 上 辰 己 君 まちづくり 須 崎 一 朗 君
担当部長

経営政策部次 山 口 俊 英 君 資源循環部次 清 遠 弘 幸 君
長 長

契約課長 大 野 春 義 君 施設課長 田 中   建 君


教育長 森     純 君 教育部長 曽 我 伸 清 君



1.議会事務局職員
議会事務局長 榎 本 雅 朝 君 議会事務局次 南 部 和 彦 君


議会事務局次 野 崎 英 司 君 書記 粕 谷 賢 二 君

補佐
書記 荒 井 知 子 君 書記 福 田 優 子 君


書記 山 名 聡 美 君 書記 並 木 義 之 君


書記 佐 藤 智 美 君 書記 田 村 康 予 君



1.議事日程
 第1 会議録署名議員の指名
 第2 会期の決定
 第3 議案第48号 東村山市秋水園リサイクルセンター建設工事請負契約
 第4 議案第49号 平成24年度東京都東村山市一般会計補正予算(第3号)



午前10時12分開会
○議長(熊木敏己議員) ただいまより、平成24年東村山市議会11月臨時会を開会いたします。
  直ちに、本日の会議を開きます。
  なお、本日の議場のカメラ撮影につきましては、カメラ撮影許可のあったものについてのみ、これを許可いたします。
  次に進みます。
 ────────────────────────── ◇ ────────────────────────── 
○議長(熊木敏己議員) この際、これからの議会運営について申し上げておきます。
  地方自治法には議会における「言論の品位」「議場の秩序維持」「議長の権限」がそれぞれ規定されており、議員には「議長に注意を喚起する」など、議員、議長ともども権利、義務が規定されております。
  東村山市議会として確認しておきます。
  今後においては、さきの議会運営委員会で集約されましたとおり、議長権限でこうした規定を適用していくことに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(熊木敏己議員) 起立多数と認めます。よって、さよう決しました。
  次に進みます。
 ────────────────────────── ◇ ────────────────────────── 
日程第1 会議録署名議員の指名
○議長(熊木敏己議員) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
  本件は、会議規則第81条の規定により、議長において指名いたします。
  13番・山崎秋雄議員
  18番・肥沼茂男議員
 の両名にお願いいたします。
  次に進みます。
 ────────────────────────── ◇ ────────────────────────── 
日程第2 会期の決定
○議長(熊木敏己議員) 日程第2、会期の決定についてお諮りいたします。
  本臨時会の会期は、本日1日といたしたいと思いますが、これに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(熊木敏己議員) 起立多数と認めます。よって、さよう決しました。
  次に進みます。
 ────────────────────────── ◇ ────────────────────────── 
○議長(熊木敏己議員) この際、議会運営委員長より、議案等審議に当たって「議会への報告申し入れ」が出されておりますので、特にこれを許します。議会運営委員長。
〔議会運営委員長 肥沼茂男議員登壇〕
○議会運営委員長(肥沼茂男議員) 議会運営委員協議会の集約結果を報告いたします。
  効率的な議会運営を行うため、本日の議案等審議、つまり議事日程全てについて時間制限を行いたいと思います。これは、会議規則第57条の規定によるものであります。
  具体的な「各会派の時間配分」につきましては、自由民主党市議団24分、公明党20分、日本共産党16分、東村山を良くする会14分、変わろう!議会・東村山12分、草の根市民クラブ8分、みんなの党8分といたします。
  この時間については、質疑、討論時間を含んでおります。
  これら各会派に割り当てられました総時間内においては、同一会派内においては自由に、1人で使おうと全員で使おうと全く自由といたします。ただし、時間内での一切の責任は会派内でとっていただきます。あわせて、同一会派内にあっては、1議案について1人の質疑だけといたします。
  なお、表示の残時間につきましては、ゼロで他の会派へ移って、また戻った場合は、一度だけに限り新たに1分からスタートいたしますので、これを有効にお使いください。
  以上のとおり、本日の議案等審議、つまり議事日程全てに時間制限を行うことで集約されましたので、報告いたします。
○議長(熊木敏己議員) 以上で、議会運営委員長からの報告を終了いたします。
  本件につきましては、会議規則第57条に「発言時間の制限」が規定されておりますが、改めてこの議会において議決をとります。
  本日の議案等審議、つまり議事日程全ての時間配分の方法については、先ほどの委員長の報告にありましたとおりに実施いたしたいと思います。
  お諮りいたします。
  以上のとおり決することに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(熊木敏己議員) 起立多数と認めます。よって、さよう決しました。
  次に進みます。
 ────────────────────────── ◇ ────────────────────────── 
○議長(熊木敏己議員) 日程第3、議案第48号及び日程第4、議案第49号の委員会付託は、会議規則第37条第2項の規定により省略いたしたいと思いますが、これに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(熊木敏己議員) 起立多数と認めます。よって、さよう決しました。
  次に進みます。
 ────────────────────────── ◇ ────────────────────────── 
日程第3 議案第48号 東村山市秋水園リサイクルセンター建設工事請負契約
○議長(熊木敏己議員) 日程第3、議案第48号を議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。副市長。
〔副市長 荒井浩君登壇〕
○副市長(荒井浩君) 上程されました議案第48号、東村山市秋水園リサイクルセンター建設工事請負契約につきまして、提案理由の説明を申し上げます。
  本件は、周辺環境との調和及び公害対策に留意しながら、当市から排出される一般廃棄物としての資源ごみ、不燃ごみ及び粗大ごみなどを合理的、経済的、かつ衛生的に処理、再生するための施設を、平成24年度から26年度までの3カ年計画で建設するものでございます。
  工事の概要につきましては、設計・施工を一括で発注するもので、リサイクルセンター棟、粗大ごみ処理棟及びストックヤード棟の建設工事、並びに既存施設の解体撤去工事でございます。
  なお、リサイクルセンターの発注に当たりましては、3月議会において御議論いただきました内容を踏まえ、予算時の建設面積の縮小と処理ラインの簡素化を図り、発注仕様書に盛り込んだところでございます。
  リサイクルセンター棟は、2階建てで建築面積約2,200平方メートル、瓶類、缶類、蛍光管、乾電池の処理、不燃ごみの積みかえを行う施設でございます。
  粗大ごみ処理棟は、建築面積が約300平方メートルの1階建てで、粗大ごみの受け入れ、処理、解体、ストックヤードの施設でございます。
  ストックヤード棟は、建築面積が約100平方メートルで、資源物を貯留する施設でございます。
  これらの施設での処理量合計は、1日当たり約30.4トンになります。
  また、解体撤去工事としては、旧し尿施設、リサイクル作業所などの撤去作業がございます。
  工期につきましては、本契約締結の日の翌日から平成26年6月30日までとし、去る10月17日に仮契約を締結しております。
  契約の方法は、条件付き一般競争入札でございます。平成24年9月7日に入札公告を行い、5者から入札参加申請がございました。指名業者選定委員会における資格審査の結果、5者全てが入札参加条件を満たしておりましたので、5者による入札を行い、株式会社協和エクシオが10億5,400万円で落札いたしました。落札率は99.9%で、開札結果は3ページの入開札状況調書のとおりでございます。
  なお、1者の辞退がございました。
  契約の相手方は、東京都渋谷区渋谷3丁目29番20号、株式会社協和エクシオで、契約金額は消費税込みで11億670万円となっております。
  支出科目につきましては、平成24年度、平成25年度、平成26年度、一般会計、衛生費、清掃費、清掃総務費でございます。
  また、添付書類といたしましては、入開札状況調書、計画施設配置図(案)、1階機器配置図(案)、2階機器配置図(案)、断面図(陸屋根案)、立面図(陸屋根案)、断面図(傾斜屋根案)、立面図(傾斜屋根案)を添付させていただいております。
  以上、よろしく御審議の上、御可決賜りますようお願い申し上げ、提案説明とさせていただきます。
  続きまして、議案第48号の参考資料として提出いたしました積算内訳書総括表(各社比較)につきまして御説明申し上げます。
  本契約は、条件付き一般競争入札で行われ、設計・施工を一括発注しております。このことから、入札参加者が真に設計を行ったかどうかを確認するため、入札参加者から積算内訳書総括書を提出させているものでございます。
  今回は、落札業者である株式会社協和エクシオと入札に参加した3業者の積算内訳書総括書、あわせて当市の設計時のものを含めた総括表を参考資料として御提示させていただきました。
  なお、入札につきましては、総価により落札業者を決定しております。
  以上、御審議の参考として御高覧賜りますようお願い申し上げ、資料説明とさせていただきます。
○議長(熊木敏己議員) 説明が終わりましたので、質疑に入ります。
  質疑ございませんか。17番、石橋博議員。
○17番(石橋博議員) 会派を代表して、議案第48号、東村山市秋水園リサイクルセンター建設工事請負契約について、通告に従いまして質疑いたします。よろしくお願いいたします。
  10点ございますので、まず1番目、仮契約の締結について質疑いたします。今、副市長のほうから御説明がございましたけれども、もう一度、公告から株式会社協和エクシオと、平成24年10月17日に仮契約するまでの経緯を時系列で御説明いただきたいと思います。
  2点目、契約の方法についてです。一般競争入札でなくて、条件付き一般競争入札とした理由について伺います。
  3点目、同じく契約の方法についてです。条件付き一般競争入札の「条件付き」の内容についてお伺いいたします。
  4点目、契約の相手方についてお尋ねいたします。契約の相手方、株式会社協和エクシオの当該工事関連の実績、会社規模、経営状況について伺います。
  5点目、工期について伺います。工事計画について、周辺住民への説明会開催の予定はあるのでしょうか。あわせて、工事中の住民等への安全対策はどのようになされるのでしょうか、お伺いいたします。
  6点目、発注仕様書について伺います。これまで課題となっておりました騒音問題はどのように改善される予定なのでしょうか、伺います。
  7点目、同じく発注仕様書に関してです。悪臭については、どのように改善される予定か伺います。
  8点目、同じく発注仕様書に関してでございます。作業環境についてはどのように改善される予定でしょうか、伺います。
  9点目、同じく発注仕様書についてでございます。発注仕様書の第3節、施設機能の確保、その中の3、変更の6)に「その他本施設の建設にあたって変更の必要が生じた場合は、本市の定める契約条項によるものとする」とございますが、どのようなことを想定されているのでしょうか、伺います。
  最後10点目、同じく発注仕様書についてでございます。発注仕様書の第7節、かし担保(保証)、この1、かし担保期間の(1)には設計かしが書かれておりますけれども、この(1)の設計かしでは、担保期間が正式引き渡しの日より5年間となっています。しかし(2)プラントのかしについては、担保期間が正式引き渡しの日より2年間となっています。担保期間が異なる理由についてお伺いします。
○総務部長(當間丈仁君) 契約方法等につきましてお答えいたします。
  初めに、仮契約までの経緯でございますが、平成24年9月7日に指名業者選定委員会におきまして入札参加資格条件等を決定し、同日、東京電子自治体共同運営電子調達サービス、市ホームページ、業界新聞で入札公告を行いました。
  その後、9月10日から19日まで入札参加申請の受け付けを行い、9月10日から20日まで発注仕様書等を貸与いたしました。翌月10月4日、5日の両日において、入札参加申請者5者から計画設計図書の提出がございました。
  10月12日に開催した指名業者選定委員会におきまして入札参加資格を審査し、申し込みのあった5者全てが入札参加資格を満たしておりましたので、同日、5者に対し入札参加資格確認通知書を送付いたしました。10月16日に開札を行い、その結果は入開札状況調書のとおり、株式会社協和エクシオが落札しております。翌日、10月17日に同社と仮契約を締結し、現在に至っております。
  次に、条件付きとした理由でございますが、当市における競争入札は、予定価格により指名競争入札、希望制指名競争入札、条件付き一般競争入札を実施しております。本件工事の予定価格は7,000万円以上のため、東村山市条件付き一般競争入札実施要領に基づき行ったものでございます。また、工事の発注に当たりましては、履行の確保をより確実なものとするとともに、競争性の確保も図るために、条件付き一般競争入札を行ったものでございます。
  次に、条件付き一般競争入札の条件でございますが、8点の条件を付しております。
  1点目といたしまして、機械器具設置工事で当市に登録があること。2点目、地方自治法施行令第167条の4――こちらは一般競争入札の参加者の資格条項になりますけれども─の規定に該当しないこと。3点目、経営不振の状況にないこと。4点目、公告の日から入札までの間で、東村山市から指名停止措置または入札参加排除措置を受けていないこと。
  5点目、機械器具設置におきまして、経営事項審査による総合評定値が1,000点以上であること。6点目、平成14年度以降に、官公庁発注工事で契約金額が3億円以上で、1日当たり5トン以上の廃棄物の選別、圧縮等を行う施設の建設工事実績を有すること。7点目、東村山市秋水園リサイクルセンター建設工事計画設計図書を提出すること。8点目、建設業法の許可業種に係る監理技術者または主任技術者を専任で配置することができることでございます。
  工事の発注に当たりまして、8点の入札参加条件を付したわけですが、本件工事は廃棄物処理施設の建設でございますので、土木建築工事と比べ発注件数が少ないことを考慮し、一般的な入札参加制限のほかに、経営事項審査の総合評定値1,000点以上や同種工事の工事実績等を設定したものでございます。
  次に、契約の相手方でございますけれども、株式会社協和エクシオの実績、会社の規模、経営状況についてお答えいたします。
  電子調達サービスによる登録データによりますと、営業年数64年、資本金約68億円、総職員数は3,600名を超える企業でございます。同社の年間総売上高は約2,139億円で、主な事業は電話通信事業でございますが、本件の発注業種でございます機械器具設置につきましては、約4億円の年間完成工事高があり、10月現在において機械器具設置工事で当市に登録のある238者のうち、経営事項審査の総合評定値は上位から37番目に位置しております。
  なお、入札参加条件でございます契約実績につきましては、安達地方広域行政組合が発注しました(仮称)リサイクルセンター建設工事請負契約3億6,330万円の実績がございます。同施設の規模は、処理能力1日当たり9トンとなっております。同社の実績につきましては、経営が安定した企業でありますので、本件工事については確実に履行されるものと認識しております。
○資源循環部長(西川文政君) まず初めに、工事説明会実施につきましては、工事着手前に行いたいと考えております。また、工事中の住民等への安全対策につきましては、焼却炉の延命化工事に行った安全対策を参考に、大型車両の搬入についてはなるべく早朝に行うなど、業者と協議していきたいと考えております。
  次に、騒音対策の関係につきましては、リサイクルセンター棟を北側敷地境界から離し、機器類は全て建屋内におさめます。作業に使用するフォークリフトは、騒音の少ない電動式を使用し、設置する機器類については、可能な範囲で低騒音型を採用します。
  また、プラットホームの車両出入り口は自動ドアとし、外への騒音が出ないようにいたします。さらに、屋根材は断熱吸音材を挟んだ二重鉄板仕様とし、外壁については鉄筋コンクリートの打ちっ放し、ALC板を使用し、騒音対策を図ってまいります。このことにより、秋水園の敷地境界において、環境確保条例を満足することになると考えております。
  続きまして、臭気の対策につきましては、工場棟への車両出入り口は自動ドアとし、外へ臭気が漏えいしないようにいたします。リサイクルセンター内では、不燃ごみ、瓶・缶ストックヤードや手選別室から臭気を捕集し、活性炭で脱臭を行います。
  作業環境につきましては、先ほど述べたとおり、騒音に対しては騒音の少ない電動式のフォークリフトを使用し、低騒音型の機器を設置いたします。場内の臭気、粉じんに対しては、外気を取り入れることや脱臭装置などで捕集することで、清潔な作業環境とするように努めております。
  そして、場内を明るくするため、採光については極力自然光の取り入れを考慮し、作業動線も余裕を持ったものとし、作業しやすいものとしております。空調に関しましては、各室設置の個別式とすることで快適性を図ってまいります。受け入れヤードなどの大きな空間は、さきにお話しいたしました外気の取り入れなどで対処していくものでございます。
  次に、発注仕様書の変更の想定についてお答えします。契約期間中において、契約条項第19条に有する「甲は、必要があるときは乙と協議のうえこの工事内容を変更し又は履行の中止をなすことができる。」を適用させる変更は、現行の基準値が大幅に変更されるような法改正があった場合を想定しております。
  続きまして、保証期間についてお答えいたします。本議案の契約につきましては、議案書にもありますように条件付き一般競争入札で設計・施工一括発注方式、従来説明してまいりました性能発注方式となります。このため、本契約締結後、契約業者が実施設計を行い、市が内容確認後、承認して工事内容が確定します。
  このため、さきの御質疑のような騒音問題や臭気などについて、改善や必要とする性能が確保されている必要があります。このため、工事終了後、引き渡し性能検査を実施し、所定の性能が確保された後、契約書に規定する竣工検査を行い、正式引き渡しとなります。その後、瑕疵が発見された場合は、次の二通りの保証となります。
  瑕疵担保責任の期間及び内容は2種類あり、まずプラントの瑕疵とは、納入、設置した機器類が正常なメンテナンスを行っても壊れた場合、ふぐあいが生じた場合、当初の設計能力が発揮されない場合など、その補修を行うことを指しております。
  次に、設計の瑕疵とは、本施設の基本性能、処理性能や公害防止性能を達成することは当然の前提条件であり、受注者の当然の責務でございます。設計の瑕疵に起因した性能や耐用年数に問題があると判断された場合は、速やかに補修を行うこととしております。
  なお、設計瑕疵がある場合は、5年間としております。
○議長(熊木敏己議員) ほかに質疑ございませんか。19番、駒崎高行議員。
○19番(駒崎高行議員) 公明党を代表しまして、議案第48号、東村山市秋水園リサイクルセンター建設工事請負契約につきまして質疑させていただきます。
  まずは、入開札状況について伺います。
  1者辞退されています。この理由は何でしょうか。
  2点目です。2者の入札金額が市の予算額を超えています。その理由は明らかになっていますでしょうか。
  3点目です。落札された協和エクシオにつきまして、税抜き予定価格が10億5,496万円に対して落札金額が10億5,400万円と高い率、先ほどございました99.9%を示しております。これに対しての見解を求めます。
  積算内訳書総括表について伺います。参加4者の直接工事費、共通仮設費、現場管理費、一般管理費が明らかになっておりますが、この表について以下、伺います。
  市設計の直接工事費が入札された4者中の最低額――これは落札された協和エクシオですが─と比べても8,000万円開きがあります。市設計のほうは安く設定されております。この原因を伺います。
  落札されました株式会社協和エクシオの現場管理費、一般管理費が、市の設計した値及び、ほかの入札された3者と比べても非常に安価であると見えます。この原因は明らかになっておりますか。また、現場管理と一般管理に安いことでの影響はないのかを伺います。
  大きく3点目になりますが、性能発注での入札についてということで伺います。
  先ほどもございましたが、本契約後の実施設計と、その承認のスケジュールを伺います。
  閲覧させていただいた計画設計図書は、現状ではリサイクルセンター建設工事を最も詳しくあらわしていますが、これから行う実施設計でより詳細が決まり、また変更があるものと認識しています。性能発注という非常に理解しにくい仕組みではあるとは思うんですが、この認識でよいかを確認させていただきます。
  次です。実施設計で変わる可能性のある項目は、現在判明しているものでは何がありますか。また、計画設計図書からの変動する幅は、どの程度であると考えればよいのか。今出ている資料が全く変わってしまう可能性すら現状ないとは言えないんですが、市としてはどの程度と見ているか伺います。
  大きな4点目、発注仕様書の内容について伺います。性能発注であるからこそ、市が発注仕様書で何を求めているかが重要であると考えまして、以下伺います。
  1点目です。現状のリサイクル作業所、秋水園の問題点の解決に向けて、どの点を重要視して発注仕様書に盛り込んだか、概略を伺います。
  2点目です。公明党が会派として平成23年11月18日、環境建設委員会にて、伊藤委員から求めました以下5点は、発注仕様書及び計画設計図書にどのように反映されているか説明を求めます。
  ①、完成後の施設・設備のメンテナンスについては、施工業者の保守契約独占等による高額負担とならないよう契約条件に盛り込み、ランニングコストの圧縮を図ること。
  ②、省エネ型の構造とし、特に空調設備には、ガスヒートポンプ方式等、燃料コストパフォーマンスにすぐれた仕組みを導入するなど、ランニングコストの圧縮を図ること。
  ③、アルミ缶のベールなど市場価格の変動の大きい有価物について、売却条件を有利に進めることができるよう、必要なストックヤードの確保を考慮すること。
  ④、猛暑などの季節的要因による搬入量の増大に対応できるストックヤードを確保すること。
  ⑤、施設内の交通事故防止のため、車両の移動空間には安全確保に必要な設備を設置すること。
  この①から⑤を、私ども公明党としては発注仕様書に盛り込むように求めてまいりましたが、これに対して、重ねてですが、発注仕様書にどう盛り込んだか、そして現在の成果物である計画設計図書にはどのようにそれがバックされているか、伺いたいと思います。
  5点目です。計画設計図書の内容について伺います。さきの質疑でも伺っておりまして、変更の可能性は考慮しますが、現状の計画設計図書の内容について、以下伺います。
  1点目です。車両の動線は原則一方通行とあります。ただ、そうならない箇所、例えばリサイクルセンター南東角などがございますが、こういったところに誘導員を配置するなどの安全対策を求めますが、見解はいかがでしょうか。
  2点目です。人、職員や作業員を含みますが、この動線についての安全対策はどのように図られるのか伺います。
  3点目です。市民などの持ち込み手数料の支払いについての動線はどのように考えているのか伺います。
  4点目です。太陽光発電、太陽光温水が設置される計画に現状なっておりますが、その能力と製品寿命について伺います。また、小型風力発電機の設置は行う計画があるのでしょうか。
  5点目です。年間維持管理費につきまして、事務所などの─会議室等ですね――空調設備の電力消費、またその金額はどの程度と考えているか。こちらは計画設計図書のほうに記載がなかったと私は見ましたので、あえて伺いたいと思います。
  6点目です。担当別運転人員について、この計画設計図書には20名という記述がございましたが、現在の人員との差異はどうか伺います。
  7点目です。先ほどの石橋博議員の質疑と多少重複するんですが、工事工程表などを見ますと、平成26年4月試運転開始とあります。この後、瑕疵責任を問う期間や補修についてのスケジュールはどうなっているのか、それが十分と考えているのか伺います。
  6点目、住民説明会につきましては先ほどございました。しっかりと実施を着手前にされるということですが、なるべく周辺住民の理解が求められるように行っていただきたい。こちらの御答弁は結構でございます。
○総務部長(當間丈仁君) 入開札状況につきましてお答えいたします。
  初めに、三井造船環境エンジニアリング株式会社の辞退理由でございますが、入札金額が建設工事に係る事業費を超過するため辞退いたしますというものでございました。
  次に、予算額を超えているということでございますけれども、新明和工業株式会社と極東開発工業株式会社の2者が予算額を超えておりますが、それぞれの会社において機械器具設置工事費や建設工事費を積算し、みずからが受注する場合の額を入札したものと考えております。
  次に、落札率でございますが、99.9%という高い落札率となりましたが、これは所管において参考見積もり等を取得し、一定の査定を行い定めた執行伺い額と業者自身が積算した金額が、ほぼ同様のものになった結果ではないかと考えております。(不規則発言多数あり)
○資源循環部長(西川文政君) 内訳の関係についてお答えさせていただきます。
  市設計の直接工事費が4者中の最低額と比して8,000万円程度の開きがあるが、原因は何かとの御質疑でございますが、積算に当たっては、12月に第2案をもとに複数者に依頼した見積書を参考に発注仕様書を作成するとともに予算要求を行い、その後、議会や委員会等で御意見をいただいた内容で、本年度に入り、発注仕様書の修正作業を行いました。
  この修正作業の中で、業者から再度、見積もりを取得し、他の施設における落札結果を考慮し、その見積もりの査定を行い、執行予定額を決定し、今回実施した入札となりました。その結果としまして、先ほど総務部長からありました8,000万円の開きが生じたという内容でございます。
  次に、落札した協和エクシオの経費関係についてお答えさせていただきます。本契約は総価契約であるため、落札価格により適正に施工されるものと考えております。また、御質疑にあります現場管理費、一般管理費につきましては、積算に当たり社内で積算する内訳であることから、各者の差についての原因は判断がつきません。また、施工につきましては、さきに述べたとおり総価契約であるため、影響はないと考えております。
  続きまして、実施計画とスケジュールについてお答えいたします。実施設計につきましては、建築本体の実施設計とプラントに係る実施設計がございます。建築本体に係る実施設計は、計画設計図書の工程表の中で基本設計と表記されており、平成25年1月までに作業を終了し、同年5月までに建築確認を取得する予定でございます。また、プラントに係る実施設計は、計画設計図書では詳細設計と表記され、平成25年8月までの間で行います。このことにより、承認の時期につきましては、平成25年1月から2月の時期に行うものと考えております。
  参考のため、それ以降のスケジュールについても御説明させていただきます。
  既存施設の解体は、平成25年2月から5月にかけての時期に実施いたします。また、土木建築工事は平成25年6月に着工し、平成26年2月の完成予定でございます。プラントにつきましては工場製作を行い、土木建築工事と同様に平成26年2月完成予定で、その後、試運転を平成26年3月から6月までの期間で予定しております。
  次に、計画設計図書の変更についてお答えいたします。実施設計は、発注性能を満たすため、詳細を詰めていく作業が行われます。このため細部についての決定がこの作業の中で行われ、変更を必要とする場合は、この段階で明らかになるものと考えております。
  次に、実施設計で変わる可能性があるとのことですが、現時点では大きな変更の可能性はないものと考えております。
  次に、発注仕様書において、どの点を重視して発注仕様書に盛り込んだかとのことでございますが、近隣配慮上、施設運営上、全ての公害防止基準等をクリアすること。秋水園内の運搬車と一般車の動線の分離と安全に十分配慮すること。機器配置は、作業動線及び保守点検の容易性を考慮すること。防じん、防音、防振等の対策を行い、良好な施設環境とし、設備、装置は全て建屋内におさめることを盛り込んでおります。
  次に、仕様書に対する御提案が反映された内容についてということでお答えさせていただきます。
  ①につきましては、発注仕様書に記載し、計画設計図書、設計仕様書に「材料、機材、機器は汎用性のあるものを用います」「本計画で用いる機器等は部分補修、部分取替等が容易で、かつ、汎用性を持たせた構造とするほか、機器類の基幹的設備更新が容易な計画を行います」と反映されております。また、記載のとおり汎用性のある材料、機器を選定することにより、施工業者の保守契約独占等による高額負担にならないよう対応できると考えております。
  ②につきましては、①と同様に計画設計図書、設計仕様書に「空調機器は省エネ機器を選択します」と反映され、空調設備は省エネ型機器を選択するとされております。
  ③につきましては、同様に計画設計図書、設計仕様書に、スチール缶につきましては3.8掛ける3.6、18トン、アルミ缶につきましては5.6掛ける3.6、9トンの容量をリサイクルセンター内に確保いたします。さらに別棟として、5メートル掛ける21メートルのストックヤード棟を設け、保管量が増加した場合においても保管できる計画となっております。このように、売却条件を有利に進めることができるよう、一定量のベール品を施設内で保管できるように対応されております。
  ④につきましては、同様に計画設計図書、設計仕様書に記載のとおり、季節変動を加味した受け入れヤードが計画されております。
  ⑤につきましては、同様に計画設計図書、設計仕様書に記載のとおり、一方通行等の交通サインやカーブミラー等の必要なサインを設置する計画となっております。
  続きまして、誘導員などについて配置の考慮ということでお答えさせていただきます。リサイクルセンター南東角方向の資源物排出時等の動線が対面通行になる計画となっておりますが、外構工事のライン工による「とまれ」標示を設けるなどの安全対策を実施設計の中で協議してまいります。また、誘導員につきましては、供用後の施設の運用状況及び現地を確認した中で判断していきたいと考えております。
  続きまして、人の安全対策についてお答えさせていただきます。リサイクルセンター棟内及び構内道路に人道帯や横断歩道等を標示し、安全対策を実施設計の中で行ってまいります。
  次に、持ち込みごみの動線についてお答えさせていただきます。市民の方々の持ち込みに係る動線につきましては、搬入時に既存の計量機で計量を行い、排出終了後はリサイクルセンター棟にある新設の計量機で計量を行い、料金の支払いはその場で行えるように計画しております。料金の支払い完了後は、秋水園グラウンド横にあります現在の裏門から退園していただくという動線を考えております。
  次に、太陽光発電、太陽光温水器の能力、製品寿命についての関係でございますが、太陽光発電設備の能力については有効エネルギーとして、太陽光発電につきましては出力10キロワット程度、太陽熱温水器につきましては400から450リッター程度を用いることを予定しております。
  一般的に太陽光発電、太陽光温水器の製品寿命につきましては10年以上と考えられております。
  なお、本工事において風力発電の計画はしておりません。
  次に、年間維持管理費について、計画図書において概算として算出しております。内容につきましては、建築設備は建築電灯、建築動力は一括として計算しており、概算で建築電灯200キロワット/アワー、時間当たり200キロワットでございます。建築動力は90キロワット/アワーということで、時間当たり90キロワットとしております。金額としては、年間で1,700万円程度と表記されております。
  次に、人員配置についてお答えさせていただきます。こちらにつきましても、計画設計図書に人員配置についての記載がございます。ただし、これはメーカーと当市が詳細を詰めた状況のものではなく、入札に際して見積もり段階においてメーカーが想定する範囲で計画したもので、決定されたものではございません。
  既存説明書に記載の内容で御説明させていただきます。人員配置は、プラットホームに3名、計量室に1名、中央監視室に1名、中央監視室班長1名、粗大・不燃系で2名、異物選別、こちらは手選別ラインでございますが3名、瓶系運転で6名、缶・瓶系の圧縮において3名で、合計20名となっております。補機監視・整備要員は、この20名の中で2名が兼務する計画となっております。
  なお、現在の人員との差異につきましては、作業内容が違うことから同一内容での比較はできませんが、瓶・缶に15名、総括責任者と現場責任者で2名の17名となっております。このほかにホイルローダー等の運転に3名、計量機に2名となっております。
○議長(熊木敏己議員) 休憩します。
午前11時休憩

午前11時再開
○議長(熊木敏己議員) 再開します。
○資源循環部長(西川文政君) すみません。1点、プラントの瑕疵期間についてのお答えが漏れていたので、こちらについてお答えさせていただきます。
  さきの石橋議員にお答えしたとおり、プラントの瑕疵につきましては2年間で、設計の瑕疵については5年間となっております。この関係から、瑕疵期間については十分な期間がとれると考えております。
○19番(駒崎高行議員) 何点か再質疑させていただきます。
  1点目は、99.9%という非常な高率ということで、市長にこの見解ないし状況をどう理解されているか伺いたいと思います。
  2点目では、先ほど伺いました市設計の直接工事費の設計額の関係なんですが、市がさまざまな手順を踏んで8,000万円安かった入札金額、これは客観的に見てちょっと安過ぎる直接工事費であったのではないかと思うんですが、そういう可能性というか、現状、入札が済んでみて、この金額ではできないという雰囲気があるんですが、どのようにお考えか伺いたいと思います。
  あと、この計画設計図書からは大きく変わらないというお答えがございましたが、先ほどの御答弁の中でも、1つは人員も今後決まる、また人の動線についても今後という、実施設計の中でというお話があるので、もう少し細かく、もしおわかりになれば、そのレベルで結構なんですが、現状何が大きく変わる可能性があるのか、もう一回伺っておきます。
  あと、今、御答弁ありました兼務の関係なんですが、もう少し兼務について教えていただけますでしょうか。いわゆる繁忙期と繁忙期じゃないときにその2人の方が動くという考え方でいいのかどうか、伺えればと思います。
○市長(渡部尚君) 99.9%の落札率について市長の見解をということでございますが、先ほど来、総務部長のほうからお答えさせていただいているように、今回かなり長い期間をかけて、基本的な考え方を大分修正してきたのは御案内のとおりであります。
  この間、市民との検討会議あるいは議会での議論の中で、規模をかなり縮小するということを随分やってきました。その中で、やはり非常に高額ではないかといった御批判を随分いただいてきましたので、我々としてはかなり安価にするためにさまざまなことを考えてきたところであります。
  最終的な発注仕様書作成に当たっても、再度、各者からの見積もりをいただいて、十分にそこは査定を入れて予定価格を積算しました。でありますので、我々としては、もしかすると入札不調になるのではないかという危惧を持っておりました。そういう意味では、99.9が適正なのかどうかということはあるかもしれませんが、我々としてはぎりぎり落札いただいたということで、率直に申し上げてほっとしている状況でございます。(不規則発言多数あり)
○議長(熊木敏己議員) 静粛に願います。
○資源循環部長(西川文政君) まず、8,000万円の直工の差ということでございますが、今、市長からお答えございましたが、今回の積算につきましては、かなり丁寧に作業しております。それとあわせて見積もりにつきましても、2度、業者から取得させていただいております。その作業の中で、結果としては8,000万円が厳しかったと見える数字にはなっておりますが、私どもとしましては、総価契約を実施しているという考え方に前提として立っております。
  そのために、直工あるいは一般管理費、現場管理費を含めまして、あくまでも内訳につきましては社内の積算においての数値と捉えております。そのために、一般管理費、現場管理費、他者と比較しましても、それぞれのばらつきがあると考えております。そういう意味では、今回、御質疑にあります8,000万円で厳しくないかということは、総価契約であるという前提から大丈夫と考えております。
  大きく変わる内容ということでございますが、人員の配置につきましては、施工業者が決定する内容ではなく、当然処理をする私どもで最終的には決定する内容になる関係から、こちらにつきましては今後、実態に合わせた人員配置を考えていくようになると思います。
  あわせて動線等につきましては、安全対策上のペイント等のお話かと思いますが、こちらにつきましては、実際の作業が終了し、必要箇所をこの箇所という形で限定した後に施工する関係から、確定はまだこの段階ではできないと考えます。
  それと、兼務の考え方でございますが、今現在、秋水園でも瓶・缶、ペット等は処理しておりますけれども、特に瓶・缶の施設については1人の人間が1人の仕事をするということではなくて、結果的にはかなり、それぞれの方たちが、その状況に応じた対応をしていただいております。ですので、フォークリフトの運転をする方が、フォークが動いていないときには手をあけて待っているかというと、そういう状況ではなく、実際にはほかの作業をするということが行われているわけですが、そのような状況を鑑み、2名が重複すると業者側が提案していると考えております。
○議長(熊木敏己議員) ほかに質疑ございませんか。12番、福田かづこ議員。
○12番(福田かづこ議員) 議案第48号、リサイクルセンター建設工事請負契約について、日本共産党を代表して質疑いたします。本当は与党の皆さんが十分に聞くべきですよね。(不規則発言多数あり)
  まず1点目、提出資料についてであります。議論の素地となる提出資料の不備を指摘して、その詳細な説明を求めるものであります。
  まず、添付資料についてであります。
  計画施設配置図、立面図(傾斜屋根案)も含めてですが、なぜ業者のものが添付されていないのでしょうか。
  さらに、資料の不足。業者のものと東村山市が添付したものと比べてみました。機器配置図及びごみ処理に必要な主な機器の計画書がありません。なぜでしょうか。
  参考配布資料についてお尋ねいたします。
  まず各社比較積算内訳総括表、今も議論がございました。お粗末過ぎる資料の添付ですよね。この内容でよしとした理由は何でしょうか。
  少なくとも各事業者の選定機器も含めた算定額やランニングコストの比較表が添付されるべきだったのではないでしょうか。なぜないのかお答えください。
  それから、機器購入費は総括表のどの費用にカウントされるのでしょうか、お答えください。
  資料の不備についてであります。要求しなければ、閲覧資料すら提示されませんでした。あらかじめ準備したこれだけの資料で、議論が十分にできると判断した理由は何でしょうか。
  業者の設計資料は、秘密にすべきものとは考えられません。今、答弁もありましたが、詳細設計はこれからですよね。図面も含めて参考資料に供すべきでありました。なぜ秘密扱いにしたのか、改めてお答えください。
  次に、性能発注ということでお尋ねいたします。
  東村山市策定の発注仕様書についてまず、この発注仕様書の詳細な記載事項の強制力はどの程度なのでしょうか。全部無視してもいいんでしょうか。先ほど答弁がありました公害を全て防止するということは、もちろんそれはそうなんですが、そのことも含めてお答えください。
  それから、事業者の専門性とノウハウは、この仕様書に基づいて、どこでそれが発揮できるんでしょうか。
  結局リサイクルセンターは、現在のごみ処理方式を箱の中におさめるだけというのが、今度の事業者の計画の中身ですよね。発注仕様書もそうなっています。それどころか、今は使っていない破袋機を新たに購入しなければならない。レジ袋収集を行うために、それを処理するホッパーが新たに必要となる設計であります。今の処理方法で十分合理的です。これのどこが性能発注と言うんでしょうか、お答えください。
  事業者の設計図書についてであります。見せていただいた設計図書は、大半は東村山市の発注仕様書がこのまま挟み込まれてつくられておりました。違いは機器の特定のみであります。これを性能発注と言うのかどうか、改めてお尋ねしておきます。
  事業者の専門家としてのノウハウが提案された性能の詳細な説明を求めるものであります。
  改めて、性能発注の意味をお尋ねいたします。
  性能発注とは何だったのか。東村山市は、どんな性能を求めたのか。性能発注に電子入札はそぐわないと思うのですが、いかがでしょうか。
  請負契約についてであります。
  まず、予定価格の設定についてです。予定価格の算定根拠と設定時期、誰が決定したかをお答えください。
  落札率99.9%をどう見ると通告しましたら、詳細な積算をした結果なので、不調に終わらないでほっとしているという市長の御答弁がありました。それは余り説明がつきませんよね。
  しかも、この予定価格内で入札した業者は1者なんですよ。競争性は担保されていませんよね。そのことをどうお考えになるんでしょうか。市民の目線としてはやり直しですよね。そのことを私は指摘して、②、③、あわせてで結構ですのでお答えください。
  それから、建設費予算との関連でお尋ねいたします。
  まず、予算は継続費3カ年で12億6,325万2,000円でした。これは税込みです。予定価格は11億770万8,000円で、差額が1億5,554万4,000円ありました。これは、もちろん減額補正がされるべきだと私は思うわけですが、されている様子がありませんので、何に使われるか明らかにしていただきたい。
  それから、環境省と協議した地域計画の変更が必要ないかどうかもお尋ねしておきます。
  契約金額の積算内訳を私は改めてお尋ねさせていただきます。
  直接工事費、先ほども議論がありました。内訳の項目を、項目ごとに金額と各者比較も含めて説明をお願いいたします。いただきました添付資料には、リサイクルセンター建設工事費積算内訳表という東村山市がつくった直接工事の内訳が載っています。少なくとも私たちに配付される資料は、この内訳が出されなければいけなかったと思いますよ。
  私はそのことを初めに申し上げて、土木建築工事、機械設備工事の機器を処理品目ごとに。配管工事、電気設備工事、計装工事、場内整備工事とは何が入るのかというのもありますが、除却費その他の準備工事だと思いますけれども、それの内訳を各者ごとに御説明いただきたいと思います。
  以上を総括して、建築工事費、機器購入据付費、その他の金額に仕分けして示していただきたいと思います。
  今後の工程についてであります。
  基本設計・詳細設計で何が変わるか。通告しましたら、大きな変更はないと言いました。大きな変更がないと言って本当に性能発注なんですかと、私、改めて言いたいんですけれども、そのことについて改めて、何も変わらなければ変わらないとおっしゃってください。
  詳細設計が来年8月末まで10カ月間かかる理由については、先ほど御説明がありましたので結構です。
  4点目、本契約以外の費用についてであります。リサイクルセンター建設費に含まれない、稼働に必要な機器類のトータル予算、東村山市が準備するものですよね。その資金計画、支出計画も明らかにしてください。
  5点目、維持管理経費について。
  維持管理費の各者比較も明らかにしてください。
  また、人の配置計画については、その差があれば、それについてもお示しいただき、人件費の試算もお示しいただきたいと思います。
  それから、東村山市が購入する稼働に必要な機器のランニングコストについても明らかにしてください。
  トータルでの年間維持管理経費は幾らになるんでしょうか。
○資源循環部長(西川文政君) 初めに、添付資料等、①、②をあわせてお答えさせていただきます。発注仕様書の図面を添付したことについては、本契約はさきの石橋議員にもお答えしたように、設計・施工一括発注で従来説明してまいりました性能発注となっていることから、入札参加者から提出された計画設計図書については、入札段階において確定したものではなく、提案の状況です。このため、議案として提案した図面については、発注仕様書のものを添付させていただきました。
  次に、各社比較積算内訳総括表について、1、2をあわせてお答えさせていただきます。提案説明でも説明しておりますが、本契約につきましては総価契約であり、御質疑にあります積算内訳総括表は、設計行為の確認として提出しているものでございます。
  次に、プラント等はどこに入っているかということで、こちらにつきましては直接工事費に含まれております。
  次に、資料の提示についてお答えさせていただきます。今回の提出資料につきましては、通常の契約案件に添付されている資料を参考に添付したものでございますが、今回の契約は性能発注であり、議会の要望もあることから御提出させていただいたものでございます。
  次に、参考資料の取り扱いについてでございますが、業者の設計資料の部数が少ないことから、閲覧とさせていただいたものでございます。
  次に、強制力とのことでございますが、発注仕様書に求めている内容を満たすことが必要条件となっております。
  次に、発注仕様書の事業者の専門性とノウハウについてということでございますが、市が要求する資料を発注仕様書として取りまとめ、その後の作業については、受注業者が土木建築工事及びプラントの機種の選定から据えつけまでを行うことにより、受注業者の専門性やノウハウを発揮できるものと考えております。
  次に、リサイクルセンターの建設に当たりましては、その必要性を従前から、騒音、臭気、作業環境等の改善を図るためにリサイクルセンターを建設し、対応したいと御説明してまいりました。このため問題の解決を図るための条件を発注仕様書として提示し、それに対応したリサイクルセンターを建設するものでございます。
  次に、性能発注ということで、施設の性能を確保するためには、リサイクルセンターに求められる性能仕様を建築と設備一体で設計・施工一括発注する方式が性能発注でございます。これにつきましては、環境省廃棄物・リサイクル対策部でまとめた手引書の中に記載がございます。
  次に、事業者の専門家としてのノウハウはということで、さきに答弁しましたように、市が要求する仕様を、受注者側がその経験を生かし、土木建築工事からプラント工事まで、機器の選定を含め行うことにより発揮できるものと考えております。御質疑にあります性能発注につきましては、設計と施工を一括して発注する方式のことで、プロポーザルや総合評価方式との違いがございます。
  次に、東村山市はどのような性能を求めたかという御質疑につきましては、先ほどもお答えさせていただきましたが、近隣配慮上、施設運営上、全ての公害防止基準をクリアすること。秋水園内の運搬車と一般車両の動線の分離と安全に十分配慮すること。機器配置は、作業動線及び保守点検の容易性を考慮すること。防じん、防音、防振等の対策を行い、良好な施設環境とし、設備、装置は全て建屋内におさめるという内容を性能として求めております。
  次に、差額の関係でございますが、3月議会で説明したとおり、次の議案にも関係してまいりますが、管理棟の建てかえ費用を考えております。
  次に、地域計画の変更につきましては、ペットボトルの外部委託については地域計画の変更項目であることから、現在、東京都と協議しておりますが、工事の着手については変更がないことから、地域計画の変更前に可能と判断されております。
  次に、何が変わるかということでございますが、先ほど駒崎議員にお答えしたとおりで詳細を詰めるということになります。
  次に、トータルの資金計画ということでございますが、機器類につきましては設計図書の中でホイルローダー2台とフォークリフト2台が提案されておりますが、機種の選定等は今後行うことから、金額については現在まだ算出しておりません。
  次に、維持管理経費の各者の比較でございますが、各者から提出された維持管理費及び人員配置計画は、計画設計図書の提出段階では、本市と協議、打ち合わせしたものではなく、各者が運転状況を考え、それに沿って費用計算と人員配置の提案をいただいたものでございます。その計画設計図書にある内容を御説明させていただきます。
  年間の維持管理経費の用務費は、消費税抜きで協和エクシオが約2,048万1,000円、A社が774万8,000円、B社が912万7,000円となっています。そのほかに協和エクシオは、予備品・消耗品費として379万円を計画書上に計上しております。
  年間の点検補修費ですが、5年分について述べさせていただきます。協和エクシオは、1年目、2年目は費用がかからず、3年目が約2,160万9,000円、4年目が2,120万5,000円、5年目が約2,428万7,000円となります。
  A社、B社は1年目から費用がかかりまして、A社は1年目が240万1,000円、2年目が458万1,000円、3年目が約733万2,000円、4年目が約544万4,000円、5年目が約421万8,000円となっております。B社につきましては、1年目が約286万6,000円、2年目が約693万2,000円、3年目が約599万1,000円、4年目が約1,035万6,000円、5年目が約2,533万7,000円となっております。
  次に、人員配置について、先ほど同様、計画設計図書の数値を参考としてお答えさせていただきます。
  協和エクシオにつきましては、先ほどお答えしたとおり、プラットホーム3名、計量室1名、中央監視室1名、中央監視室班長1名、粗大・不燃系2名、異物選別(手選別コンベヤー)のところで3名、瓶系運転(手選別コンベヤー)で6名、缶・瓶系の圧縮で3名、計20名となっております。
  A社は、プラットホームに4名、計量室に2名、中央監視室2名、粗大・不燃ごみで5名、瓶・缶の運転手選別関係で11名、缶成形品の搬出作業1名で合計25名となっております。
  B社につきましては、プラットホームに2名、計量室に2名、中央監視室に2名、粗大・不燃ごみで2名、瓶・缶の運転手選別関係で11名、保守サービスで1名、合計20名となっております。
  人件費の試算につきましては、現行のシルバー人材センターの委託料を参考に、おおむね1人当たり年間170万円として試算させていただきました。協和エクシオとB社が約3,400万円、A社が約4,250万円となっております。
  次に、東村山市が購入する機器のランニングコストということでございますが、施設に必要な機器のランニングコストについては、参考として、協和エクシオのみ提示がありますので、それについてお答えさせていただきます。
  フォークリフトなどの燃料系で、年間約169万円となっております。ただし、導入車両につきましては、今後、施設建設に合わせて適切なものを検討していくことから決定しておりませんが、昭島市などの例を参考に、当市の実態に合わせたものを検討してまいりたいと考えております。
  次に、トータルでの年間維持管理経費はということで、先ほどの設計図書の中で表示されている内容のものを合計いたしますと、協和エクシオは年間で1、2年目は約5,996万1,000円、3年目以降は点検補修費が加わるために、3年目が約8,157万円、4年目が約8,116万6,000円、5年目が約8,424万8,000円となっております。
  A社につきましては、1年目が5,264万9,000円、2年目が5,482万9,000円、3年目が約5,758万円となっております。4年目が約5,569万2,000円、5年目が約5,446万6,000円となっております。
  B社は、1年目が約4,599万3,000円、2年目が約5,005万9,000円、3年目が約4,911万8,000円、4年目が5,348万3,000円、5年目が約6,846万4,000円となっております。
○総務部長(當間丈仁君) 予定価格等につきましてお答えさせていただきます。
  初めに、2の(3)、③の性能発注と電子入札でございますが、今回の工事では、発注仕様書における基本的な基準以上の実施設計と建設工事の発注であることから、基準を満たしたものの中で価格で決定するということで、電子入札とさせていただいたものでございます。
  次に、予定価格に関してでございますが、予定価格は所管から提出された執行伺い額をもとに設定されます。予定価格の決定につきましては、契約課職員が起案し、市長決裁を得て決定となります。設定時期につきましては、入札参加資格確認通知書を5者に送付した10月12日でございます。
  落札率でございますが、先ほど駒崎議員のほうにも答弁を申し上げました。また市長からも答弁させていただきましたが、こちらで一定の査定を行った額と業者自身が積算した金額がかなり近いものになったと考えております。
  続きまして、予定価格内で落札した事業者は1者ということでございますけれども、工事の発注に当たり履行の確保をより確実なものとするとともに、競争性の確保も図るために、一定の条件を付して条件付き一般競争入札を行ったものでございます。
  特に地域要件は設定せずに広く公募しましたので、入札意欲のある者の入札参加機会は確保されております。このことからも、既に公正性及び競争性は確保されていると考えております。
  本件におきましては、入札参加者は5者でございました。結果、1者辞退がございましたが、4者の応札があったことから、入札においても競争性は確保されているものと考えております。
  次に、契約金額の積算内訳ということでございますが、こちらにつきましては提出を求めておりませんので、把握できておりません。
○12番(福田かづこ議員) 時間がありませんので、一つ一つみんな再質疑したいんですよ。だって、もう本当に。しかも、契約金額の積算内訳はありませんとか、結果としては性能発注なので詳細設計がないからとおっしゃったとすると、この契約の何をもって我々は議論して賛成か反対か決めたらいいんですかって、その算定根拠は何もないということですよね。
  これまで特別委員会やなんかでやってきた性能発注だからわかりませんというのが、この契約案件でもそういう答弁なんですか。そのことを明確にしてください。私は、そのことだけをお尋ねしますよ。これ全部質疑しても、答えが出てこないのはわかりましたので。それが性能発注なんですか、契約案件なんですか。(不規則発言多数あり)
○議長(熊木敏己議員) 静粛に願います。
○資源循環部長(西川文政君) 今回の発注につきましては、条件付き一般競争入札で総価契約となっております。ただし、前提といたしましては、東村山市が要求する仕様を発注仕様書という形でまとめ、それに対応した業者は設計図書という形で見積もりを出しております。ですので、東村山市が騒音、振動、作業環境等を改善するための要求は、発注仕様書の中に全て入っております関係から、今回の工事をすることにより、従前からありました問題は解決するものと考えております。
○12番(福田かづこ議員) 防音、公害防止、動線、これが解決されたとしても、そこに選定する機器とか建物の形とか、そういうものを含めて妥当かどうかを審議するのが契約議案ですよね。そのことについては何をもって説明するんですか。結局、来年の8月にならなければ詳細設計が出てこないわけじゃないですか。それを我々はもう議論できませんよ。
  市民の皆さんにどうやって説明するんですか。詳細設計はこれからだから、事業者が出てくるのを待って皆さんにお知らせしますけれども、その金額で妥当かどうかというのはわかりませんでしたと、私たちは議論の結果を言わなくちゃならないですよ。だったらこの電子入札の方式じゃなくて、プロポーザルとかでやるべきだったんじゃないですか。それが透明性の確保でしょう。そのことについてはどう思いますか。もう一度お答えください。性能発注って、こんないいかげんなものだったのかということです。
○資源循環部長(西川文政君) 今までの議会の御議論の中でも、性能発注の説明をさせていただいております。また、その中で提示した資料の中にも、総合評価方式等の資料もあわせて提示させていただいてきました。その中から、今回の発注につきましては性能発注方式を採用したいということで、従来より説明してきております。
  その性能発注と、先ほど来の繰り返しになりますが、東村山市が問題を解決するのに必要なものはこの基準だと、それを業者側に、どのような対応ができるかということで入札に応じていただいております。そのことから、今回については性能発注でさせていただいております。
○議長(熊木敏己議員) ほかに質疑ございませんか。3番、奥谷浩一議員。
○3番(奥谷浩一議員) 東村山を良くする会を代表して、議案第48号、東村山市秋水園リサイクルセンター建設工事請負契約について、通告に従って質疑させていただきます。
  若干、前の議員の質疑でわかったところは割愛しながら、また同じ質疑については再質疑的になるかもしれませんけれども、よろしくお願いいたします。全部で大きく13項目を出させていただいていますが、結構重なる部分もありましたので、そこについては割愛しながら質疑させていただきます。
  まず大きな1番目、開札結果についてということで、どの会派からもありましたけれども、予算が約12億6,000万円しか通っていないのに、3番目、4番目、新明和と極東開発ですが、税込みで15億円を超えています。また、これまでの9月議会初日の補正予算で、ペットボトルを民間委託し、缶・瓶の処理ラインを2本を1本にすることによって約1億円ぐらい減額されるとの答弁にもかかわらず、2番目のメタウォーターは税込みで12億4,372万5,000円という金額を入札しております。
  幾ら入札金額は企業の自由とはいえ、余りにも初めから落札する気がないように感じられます。開札結果を見ての所管、市長の御意見を伺うということですけれども、市長、ほっとしているという御意見がありましたが、再度お伺いしておきます。これでは競争入札にならない、機会は与えても入札とは言えないんじゃないかと私は思います。
  2つ目、予算額の算定根拠についてもありましたが、もう一度お伺いしておきます。この入札結果を見ると、そもそも約12億6,000万円の予算の根拠の信頼性にかかわると考えます。予算で提示した約12億6,000万円の算定の方法とそれぞれの金額、提出させた業者名をお伺いします。
  大きな3番目、①、②、③、予定価格で出させていただきましたが、駒崎議員、福田議員等の質疑である程度わかりました。予定価格の算定根拠は、再度、見積もりを出させて査定したという答弁がありましたので、3番の②、予定価格の算定根拠を伺うというところと、ちょっと飛びますけれども、大きな9番目で積算内訳書総括表について、設計では8億6,506万円となっていますというのがありますが、この予定価格を出すに当たってどこが出したのかを聞いていますので、そこと一緒にお答えください。予定価格の算定根拠と、どこがその金額を出してきて参考にしたのかお伺いします。
  少し飛びます。大きな8番目、破除袋機についてお伺いします。9月の議会最終日、補正予算の際、収集方法について3パターン検討するとの答弁がありました。発注仕様書には、収集方法は袋収集、処理過程には破除袋機が記載されていますが、答弁どおりとすればどのように収集方法を検討していくのかお伺いします。
  1つ飛ばして10番、周辺住民の総意についてお伺いします。リサイクルセンター建設について、秋水園周辺住民の総意はどのようになっているのか。また、その根拠となる文書は現存するのか、その記載内容はどうなっているのかお伺いします。
○議長(熊木敏己議員) 休憩します。
午前11時40分休憩

午前11時41分再開
○議長(熊木敏己議員) 再開します。
○資源循環部長(西川文政君) まず、2番目の関係でございますが、予算の算出につきましてはプラントメーカー5社の見積もりを徴取し、これを参考に査定を加え、予算額としております。金額につきましては、A社が16億650万円、B社が18億2,659万1,000円、C社が21億5,670万円、D社が24億1,005万円、E社が21億9,512万3,000円となっております。5社につきましては、株式会社協和エクシオ、新明和工業株式会社、鎌長製衡株式会社、極東開発工業株式会社、メタウォーター株式会社でございます。
  なお、今、説明しました見積もりの金額と業者名の順番は一致しておりません。
  次に、予定価格の算出根拠ということでございますが、先ほどお答えしました金額を業者から取得した後に、他市の落札状況を加味し、設計を行っておりますコンサルタント会社と当市におきまして協議を行い、決定しております。それを再度、見積もりのし直しの段階においても同じ状況で実施いたしました。
  次に、収集方式についてお答えさせていただきます。これまで議会等において、コンテナ収集、集積所収集、戸別収集の3通りの場所で収集を行うことが考えられるというお答えをさせていただいておりました。これらにつきましては、今後、収集業者と協議を図りながら、収集コストの増加が生じないよう、どの方法がよいか検討してまいりたいと考えております。
  続きまして、周辺住民の関係ということで、周辺住民の方々の総意はどのようになっているかということでございますが、平成21年度には周辺住民の方と一般市民で構成する秋水園リサイクルセンター整備基本計画検討会を設置し、市が作成した秋水園リサイクルセンター整備基本計画をもとに検討会を8回開催しております。
  同検討会には、周辺対策協議会を構成する4自治会から、実際には協議会委員だけでなく、各自治会の代表として2名ずつ、8名の方々に御参加いただき御議論を重ねてきたものであり、秋水園周辺住民の総意という意味では、自治会の代表が集まった中で開催された秋水園リサイクルセンター整備基本計画の集約がそれに当たると考えております。
  なお、文書につきましては、全8回の議事録が全てそろっております。
○市長(渡部尚君) 開札結果の見解ということでございます。先ほども申し上げましたが、数者の応札した業者が、予算額を超えているのでやる気がなかったのではないかという御指摘でございますが、私どもとしては、各業者が予算額を知った上で入札に参加しているかどうかということについては、残念ながら把握いたしておりません。(不規則発言多数あり)
○議長(熊木敏己議員) 静粛にお願いします。
○市長(渡部尚君) 予算額を超えた入札があったからといって、受注意思がないとは言えないと考えているところでございます。(不規則発言多数あり)
○3番(奥谷浩一議員) 入札の予算を知らずに入札する業者がどこにいるんだということではありますけれども、若干3点、再質疑させていただきます。
  先ほど私、2番、3番で、予算額の算定根拠と予定価格のほうの算定根拠、両方とも聞いたと思うんですけれども、部長答弁からプラントメーカー5社の見積もりで、16億円、18億円、21億円、24億円、21億円みたいな今回の入札業者の名前が挙がっていましたけれども、これを受けてもともとの12億6,000万円を決めて、その後また予定価格の11億770万円というのも決めたのか、まず確認したいと思います。
  今回のこの入札で、何回も言いますけれども、本気で入札した業者は1者、落札した業者も当然1者です。そうなると、落札率は99.9%、幾ら性能発注だとしても、とても納得できる入札結果とは言いがたいし、今の答弁を聞いても、この金額が12億6,000万円なり、予定価格の11億770万8,000円にはならないということですね。これは2012年5月1日に設置された入札等監視委員会にかけ、調査検討する案件だと考えます。そして、入札等監視委員会から市長に述べられた意見について、ぜひ公開していただきたいと考えますが、市長の見解をお伺いします。
  2つ目、ホームページの入札経過調書を見ると、予定価格が11億770万8,000円、税込みの金額で表示されています。落札金額は、何と10億5,400万円の税抜き価格で表示されています。税抜きや税込みの表示がないというこの表で、一見すると、落札金額で予定価格を割れば95.2%に見えるわけです。これは一般の市民の人がホームページを見ると、明らかに錯誤に陥らせるものだと私は思います。どちらかに統一すべきだと思いますが、この表示の方法について財政当局にお伺いします。
  大きな3番目、補正予算で12億6,000万円が1億円程度削減されるということだったんですが、実際の予定価格は税込みで約11億7,700万円です。積算の内訳書総括表のところに東村山のやつが載っていますけれども、実際に12億6,000万円からどこをどれだけ引いたのかお伺いします。
○議長(熊木敏己議員) 休憩します。
午前11時50分休憩

午前11時50分再開
○議長(熊木敏己議員) 再開します。
○総務部長(當間丈仁君) 入札公告のページにつきましてお答えいたします。
  入札公告のページにつきましては、過去ずっとそのような形式で行ってきておりますけれども、見づらいという御指摘ですので、また改めて研究させていただきたいと考えております。(不規則発言多数あり)
○資源循環部長(西川文政君) 実際に落とした状況ということだと思いますが、こちらは5月か6月の委員会の中で御提示いただいた内容で、ラインを一本化するという御提案をいただいた内容ですが(「積算内訳書総括表に設計があるじゃないですか」と呼ぶ者あり)
○議長(熊木敏己議員) 休憩します。
午前11時51分休憩

午前11時52分再開
○議長(熊木敏己議員) 再開します。
○資源循環部長(西川文政君) すみません、数字を完全に押さえていませんので、おおよその数でお答えさせていただきますが、土木建築工事でおよそ9,000万円、ここで落としております。設備の関係で、機械設備でおよそ1,000万円落としておりまして、あと経費で若干修正しております。合計、議会の中でお答えしておりますおよそ1億円ということでお話をさせていただいております。
○市長(渡部尚君) 入札等監視委員会の関係でございます。基本的には、こちらで契約案件について御報告を申し上げて、調査をいただくのは監視委員会の中で、委員の協議で、委員の任意と言ってはなんですが、向こうのほうでお決めいただく形になっています。ただ、今回、確かに99.9という極めて高い落札率でありますので、いろいろと御懸念の部分を御指摘いただいておりますことから、私としても第三者委員会であります入札等監視委員会に御報告申し上げて、できれば調査をお願いしたいと考えております。
○議長(熊木敏己議員) 休憩します。
午前11時54分休憩

午後1時3分再開
○議長(熊木敏己議員) 再開します。
○市長(渡部尚君) すみません、先ほどの奥谷議員への私からの答弁で、ちょっと追加をさせていただきたいと思っております。
  入札等監視委員会への関係でございますが、現在、契約課でしている工事契約、これは200万円以上ですけれども、半年に1回程度のサイクルで、全て入札等監視委員会に御報告を申し上げて、その中で委員の方々に何か入札契約手続の運用状況について御意見がある場合に、意見を求めるということでございます。先ほどの私の言い方だと、特にこの案件に何か問題があるかのごとくの印象を与えてしまった点についてはおわびを申し上げて、全ての契約課契約を入札等監視委員会には報告させていただいているのが実情でございます。
○議長(熊木敏己議員) ほかに質疑ございませんか。24番、佐藤真和議員。
○24番(佐藤真和議員) 第48号に対しまして質疑させていただきます。
  正直言って、もう少し詰めて脇を固めた答弁が来ると思っていましたけれども、相変わらずだなと思っています。大分重複するんですけれども、時間の関係もあって、一部割愛しながらいきます。
  1点目ですけれども、入札に至るまでの経過で、私も5者から見積もりをとったときのことを1点目に質疑させてもらったんです。そうしたら先ほどの答弁の中で、私は会社名まで聞かなかったけれども、5者の名前が出てきました。それで、12億円ぐらいから24億円ぐらいまでありました。そうですよね。(「16億」と呼ぶ者あり)16億円、失礼しました。
  いずれにしても、今回入札に参加した5者のうち4者、しかも1者は辞退した会社であり、4者は完全一致をしているわけですよね。普通、電子入札をするのは互いがわからないためにやるわけです。それが最大のメリットだと思います。事前の現場説明会も廃したわけだし、一切やらなくなった、そのための電子入札ですよ。
  それで、今回4者に見積もりを依頼した経過を部長に聞きます。これは今回、資源循環部がパートナーとして仕事してもらっているコンサルが恐らく選んでいますよね。5者に対しての見積もり依頼は、単独で秘密裏にというか、それぞれの会社に依頼したのか、こういうところは業界団体があるわけで、そういうところに対して見積もりをお願いしますという形でとったのか、わかる範囲で正確に答えてください。
  つまり、今回1位から4位までに入ってきた会社の価格提示のところ、このつながりで聞いていますけれども、この4者に対してどういう見積もりのとり方をしたのか答えてください。これは1の1です。
  それから1の2として、今回の入札の経過の中で、資格確認申請書の提出、発注仕様書の貸与、先ほどありました。設計図書の提出は5者だと言っていましたけれども、それぞれ何者が応じてきたのか答えてください。これは通告のとおりです。
  3点目ですけれども、予定価格を決定された時期はわかりましたので、知っていた職制について明らかにしてください。
  大きな2番です。入札結果ですけれども、実は6月の一般質問で、JFE環境エンジニアリングの焼却炉の運転管理業務について、これと同じやりとりを私はさせていただきました。つまり、JFE以外はとる意思が全くなかっただろうという趣旨で一般質問しました。そのときにも、予定価格というよりは、予算書に明記されている金額をはるかに超えた金額を入れた会社も、自分たちの真面目に積算した金額はこういうことだから、だからオーバーでも入れてくる可能性があると総務部長から答弁があった。
  私は絶対にないと今でも思っています。だったら今回の5位のように、価格が合わないから辞退するはずです。辞退しないで入れてくるというのは、別の意思を持っていると私は思います。わざわざですよ、誰が見たって、先ほども質疑があったけれども、今回12億6,000万円を超えて札を入れてくるということは、全く受注意思がないとしかとれません。
  そこで聞きますけれども、今回の12億6,000万円余を超える予定価格が設定される可能性があったか。ないですよね。ばかみたいな質疑ですが、確認します。ないと思いますけれども、答えてください。
  それから、3月の予算特別委員会において、事務所棟の質疑を私はさせていただきました。そのときに幾らかかると資源循環部長は答弁されたか、これも答えてください。
  それから、今の上記2点から設定され得る予定価格の上限は幾らだと考えられるでしょうか。私は12億6,000万円ではないと思いますし、幾らが上限だと通常考えられるかという意味で聞いています。
  そして、今回の参加事業者で、今の第3番目を踏まえて、金額以内で落札したと言えるのは何者なのか確認します。
  それから、施工の内容、作業工程等、細かいんですけれども、若干聞いておきたいと思うんです。内容です。
  私は、先ほど福田議員もおっしゃっていたけれども、正直言うと、もっと提案型でやってもらうんだと思っていたんです。つまり、今回の品目の日量の処理量、それから環境基準、そして建物の制約等々の条件を与えれば、どういう形でやってもらえますかということを、ランニングコストも含めてきちんと提案してもらって、やっていくような形がどうしてとれなかったかと、改めてきょうの答弁を聞いていて思います。さっぱり性能発注がわからなくなってきてしまったので伺います。
  例えば缶・瓶、なぜ直接ホッパーに投入しないんでしょうか。ローダー1台分が無駄なように思うんです。私、いろいろな施設を見てきましたけれども、直接ホッパーに投入するのが一番効率的です。
  2番、これもレジ袋、先ほど奥谷議員もおっしゃっていたけれども、除破袋機の話で、福田議員もおっしゃっていました。やはりこれはおかしいんですよ。それで、なぜこういうことを事細かに指定しているのか、市が先に決めているのか私はわからない。
  収集方法と絡みますけれども、新たに機械の設置等が必要になりますし、レジ袋削減を強く呼びかけている市の姿勢として矛盾するという課題はずっと議会から言われているわけで、それについては真摯に検討していくという姿勢がどうして見られないのかということで、それでさっきのを聞いていると、これから詳細設計するわけですから、変更がきくんですよね。
  会派としては、レジ袋で混合収集してパッカー車で集めるというやり方には明確に反対しておきます。これはやめるべきです。日野市等で行っているかごでの収集に切りかえるように強く求めます。変更がきくんであれば、ぜひ変更してください。
  3点目ですけれども、生き瓶のことについて聞きます。現在は瓶の全体量に対して何%を生き瓶としているのか。そして、整備後は何%を予測しているのか聞きます。
  缶と瓶を一緒に袋に入れて、パッカー車でガチャガチャに集めてきて、そこからさらに生き瓶を抜くというのは、実は業者との事前のやりとりで、参加申請の中で回答書を出していらっしゃる。ここでも事業者は聞いている。そんなことをやったら生き瓶を集められませんよと言っているのに、できる限りやると言っている。そして、ストックヤードも今回の設計書に入っている。私は非現実的だと思いますので、この点について答えてください。
  もう一つ、瓶のカレット後ですけれども、これも何でローダーで積み込むんでしょうか。落下方式だったら、どうしてその下に箱を置いてそのまま持っていくという方式があるよと再三指摘されたのにそうしなかったのか、どうして小平の方式をとらないのか答えてください。
  そして、発注方法と今後についてということで伺います。
  1番目は、説明としてわかりませんけれども、今、基本設計中で、来年8月まで詳細設計、意味がわからないと私は書きました。契約議案を議決しようとしている今、変動要素がまだ残るというのは、何をもってして議決しろと言っているのかやはりわからない。何をこれから変更するんですか。さっきほとんど変更しないと言った。だったら実施設計を固めて出せばいいじゃないですか。どうしてこの段階で変更があるようなことを言いながら、変更しないという不思議な答弁をするのか答えてください。
  2番ですけれども、やはり稼働後の人員配置の工夫、すなわちランニングコストについても、事業者提案方式にしたほうが絶対優劣が出たと思います。さっきの数字を聞いてびっくりしました。3者しか出ていないけれども、さっき私が急いでメモした範囲ですが、協和エクシオは一番高いんじゃないんですか、どう聞いたって。ほかの業者と比べれば、桁違いに違うぐらいですよ。
  5年目までしかおっしゃらなかったけれども、38年だって言っているんだったら、今後のランニングコストを最低限、ある程度の年限を出すのが判断材料としては必要なんじゃないでしょうかね。私は、そこまで含めた価格だと思いますし、そういう説明を受けてきたつもりなんです。
  だから、そこだけ切り取ったんだったら、先ほど公明党が事前にあんなにちゃんと申し入れたことに対しても答えていないじゃないですか。ランニングコストを下げろと公明党は言ったんですよ。どう答えたのか。別に公明党にかわって聞く必要はないんですけれども、でも私、やはり不誠実だと思うんですよね、あの問題については。ちゃんとそこは答えなきゃだめですよ。お願いします。
  それから、募集段階の質疑回答を見ると、非常に事細かく答えています。あれはだめ、これはだめ、この材料を使え、こっちやれ、こういうのは詳細だと言わないんですかね。だから結局、見ると、屋根を斜めにするか真っすぐにするかぐらいのことしか出ていなくて、何を僕らに判断させるのか、どうしてこういう曖昧な方式をとったのか、民間の創意工夫はどう生かされたのか、今後生かされるのか、私も聞きます。
  最終的にもう一個、性能発注方式を採用したメリットは何か、明確に答えていただきたいと思います。先ほど部長は、プロポーザル方式や総合評価とは違うとおっしゃったので、何がどう違って、両方式と比べて何がどうすぐれているのか、きょうの段階でちゃんと答えてください。
○議長(熊木敏己議員) 休憩します。
午後1時14分休憩

午後1時14分再開
○議長(熊木敏己議員) 再開します。
○24番(佐藤真和議員) 大変失礼しました。先ほど入札結果の関係で、あと2点伺うのを漏らしました。
  立川市等では、1者のみの入札だったとはっきりした場合には、入札の中止、やり直しを決めています。今回の結果は、私はこれに該当すると考えます。答えてください。
  そして最後です。協和エクシオの価格があと100万8,000円違っていると、今回は入札不調です。不調だった場合は、どういう対応をするつもりだったのか。さっきほっとしたと市長はおっしゃった。それは本音かもしれないけれども、私は今回のことを踏まえてもう一回伺いたいと思います。
○資源循環部長(西川文政君) 初めに、見積もりにつきましては、先ほど奥谷議員にお答えしたとおり、5者からとりまして、それぞれ5者の業者名をお答えさせていただきました。とった経過につきましては、6者に見積もりを依頼し、結果として見積もりを回答してきたのが5者でございます。とり方としましては、一堂に会さずに、1者1者に対して設計会社から委託を行いました。
  次は2のほうになるかと思いますが、まず1番目で、継続費12億6,325万5,000円を超える予定価格の設定はあり得ないと考えております。こちらにつきましては、3月議会での市長の答弁を含めて、あり得ないということでございます。
  次に、3月の予算特別委員会における事務所棟の質疑内容とその答弁でございますが、管理棟に要する費用については、3月の予算特別委員会の中で、まだ大きさ等については確定していないと答弁させていただいています。また、現在の資源循環部の総数が40名程度であり、必要面積としては300平方メートルから400平方メートルの間だろうという予測もさせていただきました。その中で、費用としましては、一般的には平米当たり30万円から40万円程度だろうというお答えで、単純に総額としては1億円から1億2,000万円ぐらいかかるというお答えをさせていただいております。
  それから、次の瓶・缶を直接ホッパーに投入しないのかという御質疑でございますが、今現在、搬入された缶・瓶につきましては、極力、直接ホッパーに投入する計画で考えております。ホッパーがいっぱいになった状態の中で、受け入れヤードのほうに入れるという考え方でおります。
  次に、収集方法につきましては、先ほど奥谷議員にお答えしたとおり、透明、半透明の袋により混合収集について検討していきたい。これまでも答弁の中では、排出場所として、ステーション、既存の集積所、戸別の3通りがあるという中で、今後、収集についてはコストの増加を極力しないように、収集業者との協議を図っていきたいと考えております。
  次に、生き瓶の関係でございますが、生き瓶の比率につきましては、排出ベースの重量でお答えさせていただきまして、全体に対する3%から4%程度で生き瓶を現在排出しております。今後につきましては、リサイクルルートが確立された破損のないビール瓶については、生き瓶として予定しております。
  次に、ローダーの関係でございますが、小平市に確認したところ、小平市ではアームロール車のコンテナを置いているのではなく、鉄箱を投入する下に置いております。その鉄箱から搬出する車両に入れかえるという作業の中で、小平市では対応しているそうでございます。当市におきましても、鉄箱につきましては検討するスペースがございますので、今後、受注業者と協議しながら検討していければと考えております。
  それと、基本設計と詳細設計につきましては、先ほど駒崎議員にもお答えさせていただきましたが、基本設計は基本的には土木建築にかかわるもので、1月までを終了予定とし、詳細設計につきましてはプラントにかかわる部分で、それにつきましては取り合わせを含めて8月までを工期として考えております。
  次に、ランニングコストの関係でございますが、先ほど福田議員にもお答えしたとおり、今回の契約につきましては、条件付き一般競争入札による設計・施工一括方式をとらせていただきました。このため、総価契約による入札となっております。
  次に、民間の創意工夫ということでございますが、こちらにつきましても福田議員等にお答えしたとおり、今回の発注は、市が求める性能を満たすことが必要ということで、設計・施工一括発注をし、その中で受注業者である業者の工夫が行われると考えております。
  メリットということでございますが、市が求める性能をより安価に実現できる方法と考えております。
○総務部長(當間丈仁君) 入札関連につきましてお答えさせていただきます。
  初めに、確認書等に関してでございますが、一般競争入札参加資格確認書は5者から提出がございました。また発注仕様書につきましては、同5者に貸与し、全ての会社から計画設計図書の提出がございました。
  続きまして、予定価格を知っていた職制ということでございますので、予定価格の起案文書の決裁にかかわった職員ということでお答え申し上げます。まず総務部契約課契約係主任、総務部契約課契約係課長補佐兼係長、契約課長、総務部次長、総務部長、経営政策部長、副市長、市長でございます。
  次に、2の3の上記2点ということでございますけれども、そこからということで、秋水園リサイクルセンター建設工事の予定価格は事後公表しております。11億770万8,000円となっておりますので、今後、事務所棟を建設するとした場合には、その予算額を加えた額、現在、継続費で12億6,325万5,000円が上限額になるものと考えております。
  次に、先ほどの金額以内の入札ということでございますが、今回の入札では、予定価格以内での入札は10億5,400万円――税抜きでございますけれども─で落札した株式会社協和エクシオと、11億8,450万円、こちらも税抜きで入札しましたメタウォーター株式会社の2者となっております。
  続きまして、立川市等ではということですけれども、本案件は9月7日に入札公告を行い、入札参加者の公募を行いました。その結果、5者からの申請があり、いずれも入札参加資格条件を満たしておりました。入札では1者辞退となりましたが、残り4者の応札があることから、御指摘の事例には該当しないと考えております。
  次に、不調だった場合の対応でございますが、本件は入札公告において、入札執行回数を3回と定めております。そのため1回目で落札者がなかった場合は、再度、入札を行います。さらに2回目の入札においても落札者がなかった場合は、3回目まで入札を行うものです。それでも落札者がなかった場合は、地方自治法施行令第167条の2第1項第8号による随意契約での交渉となります。
○24番(佐藤真和議員) 2の3ですけれども、予定価格の上限は12億6,000万円じゃないと思いますよ。11億4,000万円だと私は思いますけれどもね、11億6,000万円かな。つまり、12億6,000万円から事務所代を引いた金額が今回、だってその中でやるはずなんですよね。だったら12億6,000万円じゃないんじゃないですか。
  だから、私はメタウォーターにも意思がなかったと言っているんですよ。協和エクシオしかとる気がないんです。しかも、事前にこの5者は、今回の経過の中でお互いを知っていた可能性が極めて高い。それは問題だと、私は本当に思いますよ。
  それから総価方式の話も、丼勘定だったと言っているのと同じ話であって、細かい話がちっとも出てきません。もう一回聞きますけれども、11億4,000万円ぐらいが予定価格だったと判断するのは間違っていますか、総務部長、答えてください。
  だって12億6,000万円から引くんでしょう、1億円から1億2,000万円。それがマックスじゃないですか。12億6,000万円だったら、全部で13億8,000万円になっちゃうでしょう。
○議長(熊木敏己議員) 休憩します。
午後1時26分休憩

午後1時26分再開
○議長(熊木敏己議員) 再開します。
○総務部長(當間丈仁君) 今回の契約に関しましては、事務所棟は入っていないと私は理解しております。そういった意味では、11億770万8,000円が今回の予定価格となっており、継続費では12億6,325万5,000円が予定されておりますので、そういう形で合算すれば、現在では12億6,325万5,000円が上限額になると考えております。(不規則発言多数あり)
○議長(熊木敏己議員) 静粛に願います。
  ほかに質疑ございませんか。5番、矢野穂積議員。
○5番(矢野穂積議員) 予想どおりのひどいやりとりが続いているんですが、答弁のほうがひどいという意味ですが、まず質問時間制限に抗議しておきます。
  次ですが、このリサイクルセンター建設について、秋水園周辺住民の総意についてでありますが、8月臨時議会でも、所管は、秋水園周辺対策協議会の役員会に出席した際にも、周辺住民の方は、秋津町に秋水園があることはよしとはしていないが、他の地域に移転することも不可能と理解していると思われる。したがって、新しい施設に変更することを望んでいるんではないかと考えている。仮に建設計画が中止になった場合は、強い反発が起きると予想されますと言っていますが、これね、何も言っていないんですよ、推測を言っているだけ。こういうことを周辺住民の意思として具体的に提出されたとか、確認したとか、そういうことを聞いた覚えはないんですよ、想像がいっぱいあるけれども。
  したがって、周辺住民の根拠となるべき文書、あるいはその他の記載事項があるのかないのか、あるのであれば、はっきりと具体的に明らかにしておいていただきたい。
  それから次は、再度、見積もりを取り直して性能発注したということでありますが、もう一度具体的な金額を言ってください。
  それから、次は飛ばして、落札した協和エクシオの9億4,600万円のうちで、直接工事費の予定価格8億六千何がしの内訳を言ってください。
  それから、この予定価格は誰が積算したのか。この発注仕様について、金額を提示した5者が出したのかどうなのか、どのようにその後、確定したのか、明らかにしていただきたい。
  次は7番目、リサイクルセンター維持管理経費についてでありますが、具体的に幾つか答弁が今までありましたが、協和エクシオの場合、年間ランニングコストはどうなっているか、もう一度明らかにしていただきたい。総額をはっきりとお答えいただきたい。
  次は8番目、リサイクルセンター人件費は、これもそれぞれ答弁がなされているわけでありますが、協和エクシオの場合、年間ランニングコストは、人件費ですが、合計幾らになっているか、もう一度はっきりとお答えいただきたい。
  それから9点目、協和エクシオの過去のリサイクルセンター建設実績、受注実績は何件であったか。今回の入札に関して基準は設けているのか。何件以上であるとかないとか、それを明らかにしていただきたい。この協和エクシオは、福島県の1件だけ3億6,000万円で入札した実績がありますが、これでもって専門性があると考えているのかどうか。
  次、10番目は飛ばします。11番目、協和エクシオ以外の3者が予定価格を超えている中で、協和エクシオだけが99.9%の落札率で落札している。これは官製談合ではないかと言われて反論ができるのかどうか。
  重ねて伺っておきますが、総務部長、過去にこの協和エクシオが談合で挙げられた経過はないんですか。談合で公取委から審決を受けたとか、納得できないから裁判したとか、今まで何も答弁なされていないでしょう。はっきり言ってください。談合したことがあるんじゃないですか。
○議長(熊木敏己議員) 矢野議員、それは再質疑でしていただけませんかね。
○5番(矢野穂積議員) 一応ね。
  次でありますが、念のために、補助金等に係る予算の執行の適正化に関する法律第22条及び政令に定められているとする財産処分制限の具体的内容、及び関係規定の全部を明らかにしておいていただきたい。
  最後ですが、本件入札の事前に入札予定業者から、計画設計図書の提出が条件となっているが、計画設計図書の内容によっては入札に参加できなくなる場合があるのかという質問がなされている。いっぱいホームページに載っていますが、こういう質問に対して、そういうことはありませんと答えていますね。ただし実施設計前に調整するとありますが、こういう基本設計がいいかげんであっても、入札には参加できたということですか。お答えいただきたい。
○資源循環部長(西川文政君) 周辺住民の総意につきましては、先ほど奥谷議員にお答えしたとおり、平成21年よりのリサイクルセンター整備基本計画検討会において、周辺の4自治会から8名、御参加いただきまして、その中で議論を重ねております。その集約がこれに当たると考えております。また、議事録がそのときの根拠と考えております。
  2度目の性能発注の額につきましては、順不同で約の数字で言わせていただきます。15億2,200万円、13億5,200万円、19億4,200万円、16億9,800万円、17億6,000万円、それに17億3,700万円で、2度目につきましては、もう1者、精度を上げるために見積もりの会社をふやしております。
  内訳につきましては、先ほど総務部長からも答弁がありましたが、それぞれの細かい内訳については、入札条件として取得しておりません。
  7番のランニングコストにつきましては、奥谷議員にお答えしたとおりでございます。(不規則発言多数あり)
○議長(熊木敏己議員) 休憩します。
午後1時36分休憩

午後1時36分再開
○議長(熊木敏己議員) 再開します。
○資源循環部長(西川文政君) 総額ということで御質疑がございましたので、総額では点検補修費を合わせまして約4,832万8,000円となります。
  人件費の総額につきましては、試算ということで、協和エクシオの人員にシルバー人材センターの額を当て込みまして、1人当たり年間170万円と想定し、全体では約3,400万円という数字を先ほどお答えさせていただいております。
  次に、14番でございますが、こちらにつきましては性能の要求水準に対してお答えしておりまして、提出された計画設計図書で、内容が本市の要求レベルを超すようであれば採用する規定で、仮に要求水準を満たさない場合につきましては、市と協議を行い、市の要求を満たすという契約の内容になっております。(「さっき8,000幾らと答えたじゃない」と呼ぶ者あり)
○議長(熊木敏己議員) 休憩します。
午後1時38分休憩

午後1時40分再開
○議長(熊木敏己議員) 再開します。
○資源循環部長(西川文政君) 先ほどの人件費を含んだ総額としましては、1、2年目が約5,996万1,000円、3年目から点検補修費が加わりまして、3年目が約8,157万円、4年目が約8,116万6,000円、5年目が約8,424万8,000円と試算されます。
  次に、13番、適正化法の関係でございますが、本年8月に開かれました臨時議会でもお答えしておりますが、包括承認事項に関する御質疑の内容としてお答えさせていただきます。
  補助金等に係る予算の執行の適正化に関する法律第22条の規定により、国の交付金を使ってリサイクルセンターを建設した場合には、原則として38年間の財産処分を受けることとなります。包括承認事項につきましては、環境省所管の補助金等に係る財産処分承認基準により、10年以上稼働した施設については、国庫納付に関する条件を付さずに転用、譲渡、交換、貸し付け、取り壊し、廃棄などの財産処分の承認が可能とされるものとなっていることから、真に必要な場合にはこの特例を活用することも可能だということでございます。
○総務部長(當間丈仁君) 質疑通告に従い、答弁させていただきます。
  まず、予定価格はどの企業が積算かということでございますけれども、予定価格はあくまで総務部契約課で起案し、市長までの決裁を得て決定しております。企業等が積算はしておりませんけれども、予定価格の根拠となる設計金額につきましては、資源循環部施設課において見積もり調書等により精査し、算定しているところでございます。そのような意味で、予定価格の決定ということに関してだけ言わせていただければ、人件費を除いて特に費用は発生しておりません。
  続きまして、協和エクシオのリサイクルセンターの建設実績につきましてということでございますけれども、今回の入札におきまして付した条件といたしまして、過去10年間における官公庁の発注する廃棄物処理施設の建設でリサイクルセンターとして、当市の計画する施設に類する施設で、日5トン以上の処理能力、3億円以上の実績があることとさせていただきました。この期間中における必要実績件数は設定しておりません。
  また、入札に際し協和エクシオから提出された実績は、性能発注によるもので、安達地方広域行政組合リサイクルセンターのものでございます。こちらは缶類、プラスチック製容器包装処理を行う施設で、処理能力は5時間、日9トン、建設面積1,204平方メートル、竣工は平成22年3月でございます。当該事業者は、入札資格としての条件を満たしていることから問題はないと考えております。
  99.9%という数値のことに関してですけれども、この数字だけをもって何らかの不正があったと断言することはできませんし、開札の結果、今回のように1者のみ予定価格内で落札する場合、あるいは複数業者が予定価格内で競合するような場合など、さまざまなケースがございますので、何らかの不正があったという情報は得ておりませんし、入札は適切に行われたと認識しております。(「何で過去に談合をやったかどうかは答えないんだよ」と呼ぶ者あり)
○議長(熊木敏己議員) 休憩します。
午後1時44分休憩

午後1時44分再開
○議長(熊木敏己議員) 再開します。
○総務部長(當間丈仁君) 協和エクシオの談合事件でございますけれども、公取委で平成6年3月30日、審判判決が1件下されております。ただ、私どもの入札参加条件といたしまして、公告の日から入札までの間で、市から指名停止措置または入札参加排除措置を受けていないこととしておりますので、1件こういう事件がございますけれども、条件的には問題ないと考えております。
○5番(矢野穂積議員) 一番問題の談合の部分だけれども、この会社は創価学会の関係企業じゃないかというのがネットに出ていますよね。だから私はあえて聞いているわけじゃないんですよ。こんなことを書かれているんだから、否定したいんだったらはっきり答えなきゃ。この談合事件のてんまつ、言ってください。
  それから、このときと同じやり方じゃないですか。ちょっと年数は前だけれども、1者しか予定価格内で入っていないでしょう。官製談合やったんじゃないかと言われて、どう反論するんですか。過去にもやっているのに、こんなに。裁判で、判決で、おまえやったから払えと言われているんでしょう。だめだよ、そんなことじゃ。これで全部オーケーというわけにいかないでしょう。さっき入札等監視委員会ですか、全部上げるんだなんて言ったけれども、特に上げなきゃ、ちゃんと本契約を結ぶ前に。具体的にちゃんとてんまつを明らかにしてください。
○議長(熊木敏己議員) 休憩します。
午後1時47分休憩

午後1時47分再開
○議長(熊木敏己議員) 再開します。
○総務部長(當間丈仁君) 先ほどの審判事件でございますけれども、(「審判じゃないよ、裁判になっているじゃない。不服で提訴したでしょう、エクシオは」と呼ぶ者あり)申しわけございませんけれども、裁判についてはちょっと把握しておりません。(不規則発言あり)
  予定価格ということでございますけれども、電子入札において、適切にこちらとしては事務処理をしていった中での1者落札ですので、問題ないと考えております。
  また、入札等監視委員会につきましては、先ほど市長が答弁したとおりでございます。(不規則発言あり)
○議長(熊木敏己議員) 休憩します。
午後1時48分休憩

午後1時48分再開
○議長(熊木敏己議員) 再開します。
○総務部長(當間丈仁君) 裁判の件で、ネットの情報でございますけれども、協和エクシオに20億円の損害賠償を求めた訴訟につきまして、同社が和解金1億円を支払い、東京高裁で和解が成立したものでございます。
○5番(矢野穂積議員) 和解が成立したと言うけれども、そんな話、聞いていないけれどもね。敗訴の判決が出ているじゃない。課長、ちゃんと調べた。次長か、よくわからんけれども、もう一回答弁してください。
  部長、どこに書いているの、あなたが言ったような周辺住民の総意というのは、合意があるみたいな言い方は。
○議長(熊木敏己議員) 休憩します。
午後1時49分休憩

午後1時50分再開
○議長(熊木敏己議員) 再開します。
○総務部長(當間丈仁君) 通告にございませんでしたので、私どものほうとしては今申し上げた情報しか把握しておりません。(不規則発言あり)
○議長(熊木敏己議員) 休憩します。
午後1時50分休憩

午後1時53分再開
○議長(熊木敏己議員) 再開します。
○総務部長(當間丈仁君) 訴訟のことに関しましては、以上、申し上げたとおりでございますけれども、入札参加条件には抵触いたしませんので、今回の契約には問題ないと考えております。
○議長(熊木敏己議員) ほかに質疑ございませんか。
〔発言する者なし〕
○議長(熊木敏己議員) 以上で質疑を終了し、討論に入ります。
  討論ございませんか。12番、福田かづこ議員。
○12番(福田かづこ議員) 日本共産党は、議案第48号、秋水園リサイクルセンター建設工事請負契約に反対します。
  本契約議案は、この間、議会での特別委員会や環境建設委員会でも市民検討会議でも、いつもたくさんの疑義が出され、今日までまいりました。そして、きょうの質疑です。業者や行政の提出した資料で行ったきょうの質疑も、結局、正確な設計金額は何にもわからず、今度も机上の空論であったという結果になりかねない事態です。こうした契約を可とするわけにはいきません。また、これを議会が可としたら、市民への説明がつきません。
  私は、この議案に反対する以外には、入開札の透明性を確保することはできないと考えます。この案件について、これまで東村山市が積算根拠を算定するために見積もりを要求した5者のうち4者が、今回の入札に参加していることがきょうの答弁で明らかになりました。この一事をとっても、賛成してはならない議案だということは明らかです。リサイクルセンター建設への賛否以前の問題です。
  以上、日本共産党は、住民投票を求める声が、市民への説明責任が果たせていないことも含め、それ以上に議会が議論するに値しない案件であると厳しく指摘し、これに反対することこそ議会の役割であるということを申し上げて、反対といたします。
  最後に、私はこの問題で議会が市民の負託に応え得たと言われる結論をともに生み出すことを、私を含め全ての議員の皆さんに呼びかけて討論を終わります。
○議長(熊木敏己議員) ほかに討論ございませんか。17番、石橋博議員。
○17番(石橋博議員) 会派を代表して、賛成の立場から討論いたします。
  今回の東村山市秋水園リサイクルセンター建設工事請負契約に関して、入札公告から審査、仮契約までの事務手続は適正に行われていると会派としては判断いたします。(不規則発言多数あり)
○議長(熊木敏己議員) 静粛に願います。
○17番(石橋博議員) また、契約相手先である株式会社協和エクシオの当該工事関連の実績、経営状況につきましても、受注者として適格であると考えます。解体工事及び発注仕様書に即した設計工事が期間内に適正に、そして周辺住民の方々に配慮し、安全に実施されるよう進行管理に努められることをお願いし、賛成討論といたします。
○議長(熊木敏己議員) ほかに討論ございませんか。3番、奥谷浩一議員。
○3番(奥谷浩一議員) 東村山を良くする会は、議案第48号、東村山市秋水園リサイクルセンター建設工事請負契約に反対いたします。
  市長答弁で明らかになったように、今回の入札は予算金額を知らない事業者の参加もあり得るとのことでありました。そんな入札は、そもそも競争入札とは言えないものであります。現在、議会では議会基本条例制定に向けての特別委員会が設置され、先日、理念について各会派から意見が出されました。全ての会派から、議会の権能は行政のチェックであるとの発表がありました。この議案に関して、議会のチェック機能を行使しないで、どこでチェックするのかと考え、反対討論といたします。
○議長(熊木敏己議員) ほかに討論ございませんか。19番、駒崎高行議員。
○19番(駒崎高行議員) 議案第48号につきまして、公明党を代表して賛成の立場で討論に参加いたします。
  秋水園リサイクルセンターの建設は、リサイクル作業所と不燃物の処理における現状の問題点の解決、具体的には、騒音、悪臭を初めとした全ての公害防止と良好な作業環境の確保が行われ、市の将来の資源物及び廃棄物処理の安定的、効率的な処理が担保されるものと考えます。
  当初25億円とも言われていたリサイクルセンターの建設費用については、ペットボトルの外部処理などによる建屋の縮小、また瓶・缶処理ラインを1ラインにするなど、議会の議論の結果としての要望を行政として真摯に受けとめ、建設費用の圧縮に努めたことを評価するものです。
  また、公明党が会派として要望しましたストックヤードの確保や車両移動の安全確保を、今後の実施設計を含めて具体的に検討、実現する方向であることも理解いたしました。
  工事の実施に対しては、より安全を確保し、周辺住民の理解を得る努力を図りながら行うことを要望して、賛成の討論といたします。
○議長(熊木敏己議員) ほかに討論ございませんか。24番、佐藤真和議員。
○24番(佐藤真和議員) リサイクルセンター整備の必要性は認める立場です。官製談合と言うからには、犯罪に手を染めた職員がいるということと同義であり、そういう立場にも現段階で立ちません。その上で、今回の入札に至る過程と入札結果から、互いにその存在を知り得る業者4者のみによって入札が行われたことは、電子入札、一般競争入札という公正性、競争性の担保を目的として導入されたより厳密な制度を、実質的にほぼ骨抜きにしたものであり、今回の結果を問題なしとすることは、これまで長い間、入札契約制度の改善に尽力してきた方たちの努力をも否定することになると思います。
  協和エクシオのランニングコストは高く、稼働後のコストをらち外に置いた契約には異議を唱えざるを得ません。削減を市民に求めているレジ袋使用が不可欠となるような収集方法がいつの間にか前提となったプラントの計画も、やはりおかしいと思います。
  以上、残念ながら賛成するだけの説明根拠はそろいません。反対といたします。
○議長(熊木敏己議員) ほかに討論ございませんか。8番、赤羽洋昌議員。
○8番(赤羽洋昌議員) 議案第48号、東村山市秋水園リサイクルセンター建設工事請負契約について、みんなの党は賛成の立場から討論いたします。
  秋水園リサイクルセンター建設には、この間、議会でも再三の議論を積み重ね、要望されてきた事項を踏まえて発注仕様書が作成され、さらに議会での議論が行われて修正が加えられ、それらを受けて8つの条件を付した条件付き一般競争入札として総価を争い落札に至ったものであります。
  本建設工事請負契約については、東村山市の契約事務手続に基づき適切に行われたものであり、契約相手方の株式会社エクシオについても一定の実績を有し、その会社規模を考えても、性能発注としての今回の工事は履行できるものと考えます。
  このリサイクルセンターが早期に完成され、現に影響を受けている周辺住民の現況が一刻も早く改善されることを期待し、賛成の討論といたします。
○議長(熊木敏己議員) 以上で討論を終了し、採決に入ります。
  本案を原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(熊木敏己議員) 起立多数と認めます。よって、本案は原案のとおり可決することに決しました。
  次に進みます。
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日程第4 議案第49号 平成24年度東京都東村山市一般会計補正予算(第3号)
○議長(熊木敏己議員) 日程第4、議案第49号を議題といたします。
  提案理由の説明を求めます。市長。
〔市長 渡部尚君登壇〕
○市長(渡部尚君) 上程されました議案第49号、平成24年度東京都東村山市一般会計補正予算(第3号)につきまして、提案の理由とその内容について御説明させていただきます。
  今回の補正予算につきましては、これまでるる御議論いただいております秋水園リサイクルセンター建設事業の継続費につきまして、ただいま契約額の確定などによりまして、年割額を変更するため本案を提案するものでございます。あわせまして、3月議会でも御指導いただきました秋水園リサイクルセンター管理棟の工事関連経費につきまして、その内容を明らかにさせていただくものでございます。
  御配付いたしました補正予算書の2ページをお開き願います。
  歳入歳出予算の補正でございますが、第1条といたしまして、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ5,020万円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ500億4,867万8,000円とするものでございます。
  次に、第2項の第1表、歳入歳出予算補正につきましては、3ページから4ページにございます。こちらにつきましては、予算説明書により後ほど御説明させていただきたいと存じます。
  次に、第2条の継続費の補正でございますが、詳細につきましては5ページをごらんください。
  第2表、継続費の補正でございます。内容としましては、秋水園リサイクルセンター建設事業の継続費につきまして、現在の進捗状況から年割額を変更し、あわせて、秋水園リサイクルセンター管理棟工事関連経費を含め、総額では若干の減とするものでございます。
  詳細につきましては、予算説明書により御説明いたします。恐れ入りますが、19ページをお開き願います。
  「継続費についての前前年度末までの支出額、前年度末までの支出額又は支出額の見込及び当該年度以降の支出予定額並びに事業の進行状況等に関する調書」でございます。
  継続費の補正につきましては、年割額及び財源内訳の詳細をあらわすものでございます。
  下段の表におきまして、表頭、年割額の列をごらんください。平成26年度までの年割額につきまして、経費の内訳を御説明いたします。
  平成24年度は、補正後の年割額が4億3,913万6,000円でございまして、内訳をリサイクルセンター工事関連経費で4億3,130万1,000円、同管理棟工事関連経費といたしまして、15ページにも記載させていただいておりますが、実施設計委託料で783万5,000円としております。
  平成25年度は、補正後の年割額が6億9,872万1,000円でございまして、内訳をリサイクルセンター工事関連経費で6億80万9,000円、同管理棟工事関連経費といたしまして、工事費9,595万8,000円、設計及び監理委託費195万4,000円、計9,791万2,000円といたしております。
  平成26年度は、補正後の年割額が1億2,532万5,000円でございまして、内訳をリサイクルセンター工事関連経費で1億21万円、同管理棟工事関連経費といたしまして、工事費2,470万8,000円、監理委託費40万7,000円、計2,511万5,000円といたしております。
  3カ年の合計で申し上げますと、リサイクルセンター工事関連経費では、監理委託費を含めて11億3,232万円、同管理棟工事関連経費では、実施設計と監理委託費で1,019万6,000円、工事費で1億2,066万6,000円の計1億3,086万2,000円となり、リサイクルセンター本体と管理棟の総合計で12億6,318万2,000円となるものでございます。
  次に、財源内訳でございます。下段の表におきまして、表頭、全体計画のうち、左の財源内訳欄をごらんください。
  財源内訳につきましては、補正前と補正後を比べますと、リサイクルセンター管理棟は、リサイクルセンターの一体事業として循環型社会形成推進交付金の対象とすることができることにより、国都支出金につきましては、総額に変更はございません。一方で、進捗の関係により、地方債及び一般財源の額が変更となるものでございます。
  同じ欄の地方債の列をごらんください。補正後の地方債総額は、補正前から1,310万円減の8億5,880万円となるものでございます。
  次に、同じ欄の一般財源の列をごらんください。地方債の減に伴いまして、補正後の一般財源の総額は、補正前から1,302万7,000円増の4,461万7,000円となるものでございます。
  恐縮ですが、2ページへお戻りください。
  次に、第3条の地方債の補正でございますが、詳細につきましては6ページの第3表に記載しております。変更の内容としましては、継続費の平成24年度年割額の変更に伴い、秋水園リサイクルセンター建設事業の起債限度額を5,020万円減するものでございます。
  10ページ、11ページをお開き願います。
  歳入歳出補正予算事項別明細書でございますが、こちらの内容につきましては、12ページ以降の歳出の主なものにつきまして御説明させていただきます。
  14ページ、15ページをお開き願います。
  秋水園整備計画事業費でございます。上段の委託料及び下段の工事請負費、ともに秋水園リサイクルセンター建設工事に係る経費でございますが、その内訳につきまして本体建設工事と管理棟建設工事にかかわるもので整理いたしております。
  上段の委託料で439万6,000円の増、下段の工事請負費で4,644万3,000円の減、合わせまして秋水園整備計画事業費の総体で4,204万7,000円の減でございます。
  次に、16ページ、17ページをお開き願います。
  予備費でございます。これまで説明してまいりました秋水園整備計画事業費の補正に合わせまして、所要の財源調整を講じるもので、予備費815万3,000円の減でございます。
  以上が平成24年度東京都東村山市一般会計補正予算(第3号)の説明でございます。よろしく御審議の上、御可決賜りますようお願い申し上げ、提案の説明とさせていただきます。
  続きまして、議案第49号の参考資料として提出いたしました秋水園リサイクルセンター管理棟新築工事基本設計につきまして御説明申し上げます。
  管理棟の建てかえにつきましては、平成23年10月、11月の環境建設委員会、同年12月議会、24年3月議会、また予算特別委員会などにおきまして、その必要性などについて御論議をいただいてまいりました。予算特別委員会におきましては、発注仕様書修正業務委託の中で検討する旨、御説明を申し上げ、この間、基本設計を行ってきたところでございます。
  御案内のとおり、ごみ減量推進課並びに管理課が置かれている事務所は、昭和46年に建設され、41年が経過しております。また、施設課が置かれている事務所も、昭和61年に仮事務所として建設されたものであります。両事務所の老朽化対策を初め、事務所が2カ所に分かれていること、バリアフリー化されていないことなどで、秋水園を利用する市民の皆様にも御不便をおかけしている状況となっております。
  一方、これから建設するリサイクルセンターを管理する基本的な機能、さらにはリサイクルセンターの建設に活用する循環型社会形成推進交付金の交付要件の一つであるごみ減量の推進を啓発する機能など、新たな機能がリサイクルセンター管理棟となる事務所に求められております。
  こうした諸課題の解決と求められる新たな機能の確保とを一体的に図ることができる管理棟の必要性から、ごみ減量推進の啓発機能を有するリサイクルセンター管理棟として一体的に建設することについて、これまで検討を重ね、基本設計としたところでございます。
  この管理棟の建てかえに伴う経費につきましては、これまで申し上げてまいりましたとおり、リサイクルセンター建設の継続費総額の範囲内とすることは当然のことながら、リサイクルセンターの管理棟として建設することの財源として、国の循環型社会形成推進交付金を活用させていただくこととしております。
  基本設計に基づく管理棟の施設概要について、参考資料に沿って御説明申し上げます。
  資料の1ページをお開き願います。
  管理棟とトイレ棟の配置図でございます。建設場所は、秋水園正面を入った左側を予定しております。建物は両棟とも平家で、それぞれの建設面積は、管理棟が約560平方メートル、トイレ棟が約16平方メートルでございます。建築構造は、管理棟が鉄骨造で外壁がALC板、いわゆるコンクリートパネルとなります。トイレ棟は、鉄筋コンクリートづくりで、外壁がコンクリートの打ちっ放しとなります。既存事務所の解体跡地は、秋水園を利用する市民向けの駐車場と、その北側に植栽帯を整備する計画でございます。
  次に、2ページをお開き願います。
  管理棟、トイレ棟の平面図でございます。管理棟の間取りは、3課の事務所、更衣室、保健室に加え、先ほど申し上げました循環型社会形成推進交付金の交付要件の一つでありますごみ減量推進の啓発を目的とする展示ホール、研修・学習室を設けるものでございます。また、別棟のトイレ棟につきましては、作業員などが使用するトイレとして設置する計画であります。
  次に、3ページをお開き願います。
  屋根伏せ図と求積図でございます。建築面積につきましては、先ほど申し上げたとおりでございます。
  次に、4ページをお開き願います。
  立面図でございます。南側、北側、東側、西側から見た建物の外観でございます。
  次に、5ページをお開きください。
  断面図でございます。
  次に、6ページをお開きください。
  外構図でございます。管理棟の南側に公用車用の駐車場を整備するとともに、既存事務所の解体跡地の駐車場とその北側の植栽帯につきましては、先ほど申し上げたとおりであります。
  以上が議案第49号参考資料、秋水園リサイクルセンター管理棟新築工事基本設計の主な内容及び管理棟の施設の概要でございます。御審議の参考として御高覧賜りますようお願い申し上げ、資料説明とさせていただきます。
○議長(熊木敏己議員) 説明が終わりましたので、質疑に入ります。
  質疑ございませんか。16番、蜂屋健次議員。
○16番(蜂屋健次議員) 議案第49号、平成24年度東村山市一般会計補正予算(第3号)につきまして、自民党会派を代表し質疑させていただきます。全部で9つあります。
  1番、管理棟建てかえの議論を議会として十分にできた認識でいるか、見解をお伺いします。今回提案の中身も加味してお答えください。
  2番、リサイクルセンターと同時に管理棟を建てかえるメリットについても見解をお伺いします。
  3番、トイレ棟につきましては、今、渡部市長の説明でわかりましたので割愛します。
  4番、トイレ棟と絡んだ件ですが、第2期工期の時期と工期の範囲をお伺いいたします。
  5番、地域計画の中で事務所棟という形で表現すると言われていましたが、今回、事務所棟とせず管理棟となった理由についてお伺いいたします。
  6番、リサイクルセンター建設費と管理棟分の内訳、改めてこちらについてもお伺いいたします。
  7番、交付金のリサイクルセンター分と管理棟分、こちらの内訳についてもお伺いいたします。
  8番、リサイクルセンター同様、管理棟も使用方法が数十年間拘束されるのか、こちらについてもお伺いいたします。
  最後に9番、市債の減額発行を4,247万7,000円でなく5,020万円として、予備費を815万3,000円にして不足分を充てている理由についてお伺いいたします。
○資源循環部長(西川文政君) まず初めに、議会との議論の関係でございますが、今までの御議論の内容といたしましては、平成23年10月以降の環境建設委員会、本会議、予算特別委員会の中で御議論いただき、特に3月の予算特別委員会において市長より、リサイクルセンター建設に係る額を上限として検討を進めていきたい旨の御答弁をしております。
  また、この際、リサイクルセンター建設に係る予算の中に包括すべきではなく、事務所としての議論を行うべきとの御意見をいただき、これに対し、その機会を設けるとの御答弁をさせていただき、今日の予算計上に至っております。このことにより、本補正予算の御審議において御議論いただき、御可決を賜りたいと考えております。
  次に、同時に建てるメリットの関係でございますが、循環型社会形成推進交付金の交付対象とすることが可能となることでございます。
  次に、2期工事という表記の関係でございますが、こちらにつきましては施工順位の関係から第2期工期と図面上表示しておりますが、トイレ棟に関しましては、今回の継続費予算において工事費用の中に含んだ内容となっておりますので、実際には一体として施工させていただく予定としております。
  続きまして、名称の変更についてでございますが、本管理棟を循環型社会形成推進交付金の対象として、ごみ減量の啓発機能を持ったリサイクルセンターの管理棟として建設するものでございます。
  次に、リサイクルセンター建設費と管理棟の建設費の内訳についてでございますが、リサイクルセンターの建設は11億670万円、同施工監理業務委託2,562万円、管理棟建設費が1億2,066万6,000円、管理棟実施設計及び施工監理業務委託が1,019万6,000円となっております。
  ただいまの交付金の内訳についてでございますが、交付金についてはリサイクルセンター全体で承認を得ているため、あくまでも計算上のものとして、リサイクルセンターと管理棟の事業費から算出させていただきます。交付金のリサイクルセンター分につきましては3億2,951万1,000円となり、管理棟分につきましては3,025万4,000円、合計3億5,976万5,000円となります。
  次に、処分制限期間についてでございますが、リサイクルセンターの循環型社会形成推進交付金を受けてリサイクルセンターの一部として建設されるものであり、リサイクルセンター棟と同様に、38年の処分制限期間となります。
○経営政策部長(諸田壽一郎君) 市債の減額理由でございますが、第1号補正と比較しまして、今回の契約によりまして継続費の総額と年割額に変更があります。殊に平成24年度分では、起債対象事業費である秋水園リサイクルセンター建設工事費4,644万3,000円の減、また建設工事監理委託料が343万9,000円の減、合計4,988万2,000円の減となりました。
  一方、歳入ベースでこちらを見ますと、今、西川部長からも話がありましたが、循環型社会形成推進交付金の金額は第1号補正時と変わらないということで、起債対象事業費が減少することになりますが、この際、起債発行の計算ルールがございまして、特に端数処理の関係がございますので、市債については5,020万円の減となります。
  このため、歳出の減額分であります4,988万2,000円と歳入の減額分の5,020万円の差額31万8,000円、これに今回、一般財源での措置となる秋水園リサイクルセンター管理棟建設工事実施設計委託料の783万5,000円を合計しました815万3,000円が一般財源の対応ということになりますので、予備費において調整を行わせていただいたものであります。
○16番(蜂屋健次議員) 1番の議会で議論を十分にできたかという質疑ですが、今回の補正で審議をということだったので、2点お伺いします。
  第2案をベースにずっと進んできた話だという認識でいました。第2案で削減されたと思われる施設が今回、見学施設と思われるものが追加されている点について、理由をお伺いいたします。
  あと面積、平米数についてなんですが、これも委員会で約300から350平方メートル余でという答弁をいただいていたんですが、今回、562平方メートルに変えられている点についても理由をお伺いいたします。
  最後、9番目の市債のところなんですが、3月の予算では管理棟は含まれていなかったという認識でいます。今回、我が自民党会派の要望である費用圧縮に御尽力いただいて、圧縮できた分のお金については、まず契約差金分の減額補正をして、リセットしてから改めてもう一度、管理棟建設に必要な金額を補正で組むべきではないかと思うんですが、こちらについても見解をお伺いいたします。
○資源循環部長(西川文政君) まず、施設の計画の関係でございますが、当初、事務所棟として、第1案の中にはリサイクルセンターの中に含めて計画させていただきました。その中で、議会の中の御議論を含めて規模の圧縮等がございまして、第1案から第2案に計画を変更させていただいております。
  その変更内容の大きなものにつきましては、事務所の廃止と不燃物の選別ラインの廃止、それに通路等の圧縮を図りまして、面積の縮小を検討させていただきました。その後、先ほど提案説明にもございましたが、23年10月以降、老朽化した施設については検討すべきという御意見をいただきまして、今回、提案させていただいた内容でございます。
  次に、見学者の施設の関係でございますが、リサイクルセンター棟に入っております見学者用の施設につきましては、従来も御説明してきましたが、2階の会議室で質疑等の説明をするスペースは設けておりますが、その他の見学者用の専用のコース、あるいは啓発施設等については一切入れておりません。その関係から、今回、事務所棟の中に啓発施設等を含めて計画させていただきました。
○経営政策部長(諸田壽一郎君) 3月予算との関係で、予算の計上について御質疑いただきました。今回の補正は大きく2点ございます。1つは継続費の設定、そしてもう一つは24年度単年度予算の補正でございますが、24年度単年度予算補正に関しましては、先ほど市長からも御説明させていただきましたとおり、秋水園リサイクルセンター、委託料のほうになりますが、建設工事監理委託料、そして秋水園リサイクルセンター管理棟建設工事実施設計委託料として、その2点を明記させて提案させていただいております。
  また、この管理棟につきましては、秋水園リサイクルセンター建設事業として一体のものでございまして、事業に対しての年割額を設定するのが継続費の設定でございますので、このような表記になったものでございます。
○16番(蜂屋健次議員) 施設のほう、リサイクルセンターには入っていないので管理棟のほうに入れられたということなんですが、費用を圧縮していただいた分で、そのお金をまた別のところで、建物で使うという形にはならないのかなと今聞いていて判断したんですけれども、資源循環型交付金を得るために、この追加せざるを得ない施設でどれぐらいのお金がかかるのか、概算でお伺いできればと思います。
○資源循環部長(西川文政君) 現在やっております作業につきましては基本設計の段階ですので、個々個別の額については算出していないことから、今お答えできる状況ではないんですが、いずれにしましても、もともとが循環型社会形成推進交付金という交付金の枠の中で建設しようとしている関係から、リサイクルセンターにつきましては、もともとの資源の再生を求める施設、あわせて管理棟につきましては、啓発と、その施設を管理する管理棟という形での計画をとらせていただいております。
○議長(熊木敏己議員) ほかに質疑ございませんか。9番、村山淳子議員。
○9番(村山淳子議員) 議案第49号、平成24年度東京都東村山市一般会計補正予算(第3号)について、公明党を代表し、通告に従い質疑いたします。重なった部分もありますけれども、改めて通告どおり質疑させていただきます。
  まず1番、管理棟を建設決定した理由と今回の補正予算で提案した理由をお伺いいたします。
  2番、12億円で予定していたリサイクルセンター建設事業の契約で生じた差額を管理棟建設工事費に充てたように見ることができるが、見解を伺うということで通告させていただいたんですが、さきの福田議員の質疑に対して西川部長も、この差額で建設すると答弁されたと思うんですが、そのあたりを含めて見解を伺います。
  3番、同様なんですが、継続費の予算総額と契約金額には差額があり、会計処理の上では減額補正が望ましいと考えますが、そのようにしない理由をお伺いいたします。わかりやすく説明していただけたらと思います。
  4番、管理棟の建設工事費用は明らかにされていませんが、どう見積もっているのか。また、リサイクルセンター事業総額12億6,318万2,000円の中でおさまるのかお伺いいたします。
  5番、平成24年、25年、26年度、各年次割りの予算の中に管理棟分はどう配分されているのかお伺いいたします。
  6番、管理棟建設工事実施設計委託料は継続費になっていますが、平成25年度の予定額は幾らかをお伺いいたします。
  7番、建設予定の管理棟は、省エネ、耐震など工夫があるか、特徴をお伺いいたします。
  8番、管理棟建設予定場所となる建屋で現在処理しているものは、どこに移す予定かお伺いいたします。
  9番、9月定例会最終日の住民投票条例議案提案者からの発言の中で、ちょっと気になった部分があって、そこを行政のほうにお聞きしたいと思って質疑するんですが、「ビン缶及び不燃物処理の方法」に関する住民投票条例の提案者から、8月28日の臨時議会で答弁のあった福生市、羽村市への視察について、情報公開請求で報告書を確認したところ、平成19年はおむつの排出状況を見てきただけで、リサイクルセンター建設に当たり他市を見ていないことがわかったという発言がありました。
  もしこれが本当ならばどういうことなのかなと。主婦目線で言うと、本当にそんな多額の予算を投じるものを見ずに、いろいろそのまま机上で進めているんだとしたら、どうなのかなと感じてしまいました。改めて、ここで他市への視察状況を確認させていただきたいと思います。
  10番、最後です。また住民投票条例議案の提案者は、環境省は、交付金は最終的に交付対象事業費の3分の1となることを保証しているものではないと言っているとも発言されていました。これについて、この部分も重要なことなので、実際はどうなのか所管の見解をお伺いいたします。
○資源循環部長(西川文政君) 初めに、提案説明の理由についてお答えさせていただきます。
  蜂屋議員の中でも御説明したとおり、現行の管理事務所は、施設の老朽化やバリアフリー化への未対応及び事務所の分散化等の問題があり、議会においても施設の建てかえをするべきとの御意見をいただいております。また、リサイクルセンターの建設に合わせることで循環型社会形成推進交付金の対象になることから、今年度、管理棟の基本設計をさせていただきました。
  管理棟の建てかえにつきましては、議会において議論の場を設けるとの答弁をさせていただきましたから、今回、補正予算において議論していただきたいということで提案しております。
  次に、差額ということでございますが、先ほど御答弁いたしましたとおり、今回の管理棟につきましては、循環型社会形成推進交付金の対象とするため、当初予算で予算計上しました事業を上限として検討してまいりました。このことは3月議会でも市長から御答弁させていただいておりますが、今回、リサイクルセンター建設における費用が確定したことから、リサイクルセンターに関する予算を減額し、管理棟の予算を増額するものでございます。
  ここにつきましては、3月におきまして市長答弁の中で、当初予算の12億六千数百万円をアッパーとしということでお答えさせていただきましたが、24年度の作業の中で事業規模について縮小し、結果として同一事業であるがために、表示としては増減がされておりませんが、実質的にはリサイクルセンターの減額、それと管理棟の増額という形を今回の予算の中でもとらせていただいております。
  したがいまして、契約差金で建てたのかという御質疑につきましては、実態としては、それぞれ精査した結果として今回の予算計上をさせていただいているところでございます。(不規則発言多数あり)
  続きまして、リサイクルセンターの建設費と管理棟分の内訳につきまして、リサイクルセンターは11億670万円、同施工監理業務委託が2,562万円、管理棟建設費が1億2,066万6,000円、管理棟実施設計及び施工監理業務委託で1,019万6,000円となっており、総額としては12億6,318万2,000円となっております。
  次に、年割額の関係でございますが、管理棟に係る事業費の総額が1億3,086万2,000円、各年度の内訳としましては、平成24年度が783万5,000円、25年度が9,791万2,000円、26年度が2,511万5,000円となっております。
  次が実施設計の継続費との関係でございますが、管理棟建設工事実施設計委託料につきましては、総額として816万3,000円を見込んでおります。平成25年度の予算額が32万8,000円となっております。
  続きまして、省エネ、耐震の関係でございますが、管理棟につきましては現行の建築基準法に基づいて建設することから、耐震強度については耐震基準を満たすものとなります。また省エネ対策につきましては、基本設計の段階において屋根に採光や換気の対応を図っております。その他の省エネ対策につきましては、今後進めていきます実施設計の中で検討してまいります。
  次に、既存の建屋との関係でございますが、管理棟建設予定場所は、現在、車庫及び駐輪場として利用しております。管理棟を建てかえた際には、これらを管理棟の南側に配置する予定でございます。
  続きまして、9月議会のところで、他の施設を見に行ったのかどうなのか再確認をということでございますが、平成19年に廃棄物の手数料改正に伴い紙おむつの処理を検討する際に、羽村市と福生市を、現地の状況を確認するため視察した経過がございます。このときの報告内容について情報公開請求が行われ、復命の内容から前回の御発言に至ったものと考えております。
  しかしながら、その際の視察においては、あわせて収集の方法と処理の仕方を参考に見せていただき、瓶・缶の収集形態及び処理方法についても見学させていただきました。視察の目的はあくまでも紙おむつの処理に関することから、復命の内容については、そのことについて限定した内容となっております。
  なお、瓶・缶の処理につきましては、多摩市の状況につきましても同時期に視察を行っております。
  続きまして、交付金の関係でございますが、国の交付金は事業全体を承認する内容となっており、当市においても循環型社会形成推進交付金のルールにのっとり、全体事業を記載した地域計画の承認を受けたものであります。このことにより、全体事業の交付率は確保される前提で作業を行っております。これは循環型社会形成推進交付金に限られたものではなく、他の交付金を充当する事業においても同様の考え方となっております。
  しかしながら、今回の発言内容のような、次年度以降の額の確定を保証するかという質疑に対しましては、国においても単年度予算が原則であることから保証するものではありませんが、一般的には各省庁において、予算総枠の中において次年度以降の交付額を決定していくことから、減額されることは少ないものと考えております。
○経営政策部長(諸田壽一郎君) 継続費の関係について、先ほど蜂屋議員にもお答え申し上げましたように、その事業に対して年割額を設定していくというのがこの継続費の設定でございます。
  今回のリサイクルセンターの管理棟につきましては、リサイクルセンターに伴う管理棟ということで、どうしてもリサイクルセンター建設事業の枠内に入るということで、一体化する必要があるということで、この継続費の変更の設定ということで議案としてお出しし、今このような形で御議論いただいている、私どもとしてはそのように認識しております。
○9番(村山淳子議員) 確認なんですが、施設見学も、報告には載っていなかったけれども、しっかりされてきたということでよろしいでしょうか。(不規則発言多数あり)必ず見てきていただいているものと信じていきたいなと思います。
  瓶・缶の処理の方法とかも全て、またこれからも詰めていかれることだと思うんですけれども、収集方法等、市民にとって最適な方法をしっかりと出していただきたいと思います。それについて見解をお願いいたします。
○資源循環部長(西川文政君) リサイクルセンターの設備そのものは、市の中での処理の仕方になりますから、我々がどのようにするかという検討で済むと思いますが、搬出につきましては市民の方々が毎日どのようにするかということで、一番影響が大きい内容になると思います。
  そういう意味で地域計画の中では、当初、瓶の単独については戸別収集という考え方を提示しておりましたが、以降の検討の中で3種類がある中、どれが一番経費的に上がらないか、あるいはお出しになる方が一番楽になるかということを含めて、今後、収集事業者と、もう既に一部検討を開始しておりますが、協議してまいります。そういう意味では、今の御質疑というか、その辺は十分、今後詰めていきたいと考えております。
○議長(熊木敏己議員) ほかに質疑ございませんか。23番、保延務議員。
○23番(保延務議員) 議案第49号について質疑いたします。
  ①、②は結構でございます。
  ③ですが、秋水園リサイクルセンター建設費について、今までも議論があったんだが、よくわからないので。市長は、12億6,000万円からさらに1億円程度縮減すると言っておりました。その縮減は、どこをどの程度縮減したのか、市長の説明をお聞きしたいです。
  ⑤は結構です。
  ⑥、当初の施設計画、25億円、3階建て案を縮小する中で、事務所機能を含まないことになったんじゃないかと思うんです。それがどうして再び別な形で復活したのか。結局、老朽化と言うけれども、それは急にここで老朽化したんですか、3月以降。そうは思えないんですよね。
  ⑦、これまでどのような経過で管理棟建設が復活することになったのか、これもいまいちよくわかりません。議論すると言って、きょう議論するというのもどうなのかね。ちょっと解せません。
  それから⑧、リサイクルセンターの規模縮小のために、一たんは事務所機能を含まないとしたものを、別途このような形で市民への説明もなく急に復活するというのは、どうなんでしょうか。市民を欺罔したことにならないですかね。「朝三暮四」ということわざありますね。7個は変わらないんだけれども、朝4個やって夕方3個にしましょうと、これにちょっと似ているんだけれども、そういうことにならないか見解を伺います。
○資源循環部長(西川文政君) 補正の関係でございますが、さきの村山議員にお答えしたとおり、今回の継続費の補正につきましては、契約額の確定並びにリサイクルセンターの減額に合わせて、当初に設計した継続費の総額の範囲内で、リサイクルセンター建設の管理棟の工事関連経費について計上を行うためのものでございます。(「急に老朽化するわけないんだから、どうして復活したかというのを聞いている」と呼ぶ者あり)ここで予算の整理ができたということで計上させていただきました。
  また、議論の経過につきましては、第2案に縮小した後、先ほども蜂屋議員にお答えしたとおり、10月に開かれた環境建設委員会を含めて、数多く御意見をいただきました。その中で、3月議会の集約として検討するという過去の経過になっております。(不規則発言多数あり)
  次に、⑥になるかと思いますが、事務所の復活につきましては、ただいま御答弁させていただきましたが、現行の管理棟は施設の老朽化、バリアフリー化に対応されておりません。そのために今回、御提案させていただきました。
  ⑦についても同様のお答えになります。
  次に、管理棟の関係で、やはり⑧についても同様のお答えになるかと考えます。
○市長(渡部尚君) 次に、リサイクルセンターの減額内容ということでございます。建設費については御指摘のように、当初12億6,325万5,000円の総事業費に対しまして、先ほど所管部長からお答えさせていただいたように、24年度中にリサイクルセンターの見直しを行い、建設面積を約300平方メートル圧縮し、処理ラインを2ラインから1ラインへ見直しを行ったところであります。
  その結果、リサイクルセンター本体に係る事業費については、1億3,093万5,000円の減額を図ることができたところでございますが、今回、交付金を確保するということから、一体で管理棟の予算計上をさせていただいておりますので、予算書上では継続費の変更のため表示されておりません。
○議長(熊木敏己議員) ほかに質疑ございませんか。4番、朝木直子議員。
○4番(朝木直子議員) 議案第49号について、わかったところは割愛しながらお伺いいたします。
  他の議員からも今、質疑が何度もありましたが、この事務所を含む管理棟の建設ですけれども、私はいつ議会に提案して合意を得たのかという通告をしているんですが、今、23年10月から予算特別委員会まで議論してきたという答弁がありましたが、ただ単に与党会派から、こんなことをしたら、事務所をつくったらどうかという意見はありましたけれども、それをもって議論と言えるんでしょうか。私は、一切この件については議論していないという認識でおりますが、この点について、どういう提案をして合意を得てきたという認識なのかをお伺いいたします。
  それから、管理棟建設の費用ですけれども、今まで職員棟は約100坪、確かに予算特別委員会とか環境建設委員会のときの答弁ですと、つくるとすれば100坪ぐらいを想定していて、坪単価が100万円から120万円と予想されるので、1億円から1億2,000万円ぐらいの費用ではないかという部長答弁があったわけであります。今回、建築面積が170坪にふえましたけれども、今までの答弁からいうと、大体坪単価が100万円から120万円ということですから、これを計算すると1億7,000万円超になるわけですが、この点はどのようにするつもりなのか伺います。
  それから、管理棟建築によって償還計画への影響額、また総額などは各年度どのぐらいになるのかお伺いしておきます。
  12番目ですが、現在の事務所の解体計画、それから費用、これは交付金の対象になるのかどうか伺います。
  それから、建物以外の外構の工事費用は含まれるのかどうか。これも交付金の対象なのかどうか伺います。
  それから、先ほどの交付金の3分の1確保の問題ですが、25、26年度については、要するに保証はないということですよね。保証がないということでしたけれども、もし出なかった場合に誰がどう責任をとるのか、市長にお伺いいたします。
  それから、今回、先ほどの契約議案も含めてですけれども、このリサイクルセンターの必要性について市民から多くの疑問が投げかけられる中、この管理棟建設の突然の計画が市民の理解を得られると考えているのか、市長に伺います。
○資源循環部長(西川文政君) まず1点目につきましては、先ほど蜂屋議員、村山議員にもお答えしたとおり、昨年の10月以降の御議論の中で今回の提案に至っております。
  続きまして、7番目になるかと思いますが、予算特別委員会では一般論としてお答えさせていただいております。そのために、およそ人数から100坪程度、つくるとすれば軽量鉄骨で100から120万円程度とお答えをさせていただきました。そういう意味で、今回、基本設計を経て額を御提示させていただいた関係から、その当時の一般論から、より具体的な内容に変化していると御理解いただければと考えております。
  続きまして、解体等について交付金の対象になるかということでございますが、リサイクルセンターの中でも御説明させていただいておりますが、既存建物の撤去等につきましては交付金の対象になりません。
  次に、外構工事等の関係でございますが、こちらにつきましては、物によって対象になるものと対象にならないものが出てきますので、今後、設計する中で対象事業費を精査していく必要がございます。
○経営政策部長(諸田壽一郎君) 管理棟建築によって、償還計画への影響額、総額及び各年度という御質疑でありますけれども、第1号補正後の継続費における起債償還予定額と、管理棟建設工事費を含みます第3号補正後の継続費における起債償還予定額の差額を申し上げます。
  その影響額として、第1号補正後、第3号補正後とも、借り入れ条件を同意債1.0%、それから東京都区市町村振興基金を1.3%、それぞれ15年償還3年据え置きとしますと、総額の影響額は第1号補正と比べましてマイナス1,452万7,000円となります。
  次に、年度ごとなんですが、平成25年度から平成41年度までございますので順次読み上げますが、全て額としてはマイナスになります。25年度、45万7,000円、次年度以降は年度を読むのを飛ばさせてもらいますが、28万3,000円、16万4,000円、408万7,000円、183万1,000円、117万4,000円、117万5,000円、117万5,000円、117万3,000円、117万7,000円、117万5,000円、117万2,000円、117万5,000円、117万7,000円、117万4,000円。今度はプラスになります。330万4,000円、プラス73万8,000円となります。
○市長(渡部尚君) 交付金の関係でございますが、先ほど所管部長から村山議員にお答えしたとおりでございまして、確かに御指摘のとおり保証するものではありません。国の財政状況等によって変動する可能性はあると考えております。その場合の責任云々ということについては、現時点では最大限努力して3分の1を確保するように努めていきたいと考えているところでございます。
  それから、今回の突然の管理棟建設計画が市民の理解を得られると考えているかということでございますが、この間、一定程度の議論はしてきたつもりでございますし、私も3月定例会で、12億6,000万円を上限として、その中でおさまる可能性があれば、この際、交付金を返還するのではなくて、交付金を活用させていただいて管理棟についても建設するほうが、やはり将来にわたっての財政負担等を考えると必要ではないかということを申し上げてきたつもりでございます。
  施設の老朽化やバリアフリーの未対応、それから事務所の分散化等の問題もございますので、これらを踏まえれば市民の皆様に御理解いただけるものと考えております。(「答弁漏れ」と呼ぶ者あり)
○議長(熊木敏己議員) 休憩します。
午後3時休憩

午後3時1分再開
○議長(熊木敏己議員) 再開します。
○資源循環部長(西川文政君) まず、7番目の1億7,000万円から2億円超になるのかという御質疑でございますが、今回、額については予算の中で御提示させていただき、また、先ほど御答弁させていただいた総額として管理棟の建設工事になります。
  それと、解体工事の関係でございますが、既存の解体工事といたしましては170万円程度の費用を見込んでおります。
  次に、外構工事の関係でございますが、詳細の部分については詰め切れておりませんが、附帯工事として430万円程度、現在見ております。
○4番(朝木直子議員) 市長もそうですけれども、議論してきたと言いますが、議論は全くしていません。これは言っておきます。
  それから、坪単価ですけれども、要するに3月の時点では100万円から120万円で100坪1億2,000万円、今回は坪がふえたから、今度、坪単価を下げて、要するに1億2,000万円を使いたいとしか見えないんですよ。それは指摘しておきます。
○議長(熊木敏己議員) ほかに質疑ございませんか。
〔発言する者なし〕
○議長(熊木敏己議員) 質疑がございませんので、以上で質疑を終了し、討論に入ります。
  討論ございませんか。23番、保延務議員。
○23番(保延務議員) 議案第49号について、日本共産党を代表して反対の討論を行います。
  1、秋水園リサイクルセンターの建設は、当初、建設費25億円、100メートル掛ける50メートル、3階建てという巨大施設案でした。その考えは、ごみがふえても対応できるようにとか、大は小を兼ねるという考え方であり、ごみの減量努力や財政を度外視した誤った考え方に基づくものでありました。市民から、そんな巨大施設が必要か、あるいは秋津への一極集中を永久化するものと批判が起こり、これに対して一定程度の縮減を余儀なくされたのでありますが、考え方自体が改まっていない。
  2といたしまして、建設することが先にありきということで、市民の声を聞かないことです。そもそも本件、秋水園リサイクルセンター建設は、秋津町周辺住民の合意を得ておりません。その上に市民全体の合意も得ておりません。規模の縮小のために一たん廃止された事務所機能が、突然別の管理棟として何の説明もなく復活して、補正予算、実施設計として計上される。これは、廃止と言いながら別の形で復活させるもので、市民を欺くものであり許されない。
○議長(熊木敏己議員) ほかに討論ございませんか。16番、蜂屋健次議員。
○16番(蜂屋健次議員) 事務所老朽化を考慮し、またリサイクルセンターを利用する市民の利便性を配慮し考え、建てかえの時期に来ていること。リサイクルセンターを管理する管理棟として一体として進めることが、円滑に運び望ましいと判断しました。
  今の答弁で、将来的にも市の財政のためにも、今回同時にという市長のお言葉をいただき、賛成の討論といたします。今後の工程、契約について、またそれらに変更が生じた際には議会にお諮りいただくことを強く要望し、終わります。
○議長(熊木敏己議員) ほかに討論ございませんか。4番、朝木直子議員。
○4番(朝木直子議員) 議案第49号、一般会計補正議案について、東村山を良くする会は反対の立場で討論いたします。
  リサイクルセンター建設については、改選前の2010年度から建設の是非やあり方について議会と議論を重ねてきた。その議論の結果として、規模縮小のために、今回、設計委託費として計上されている管理棟部分は、建設計画から削除されたはずである。
  3月における一部の会派の代表質問で、循環型社会形成推進交付金が出るなら事務所棟もつくってはどうかという質問があり、所管、市長もその方向で考えていくとの答弁はあったが、議会との具体的な議論はなされていない。
  交付金を当てにした事務所棟は、いつの間にか「管理棟」に名称が変更され、職員事務所に不要な設備、施設が約3分の1の部分を占めるものである。この部分を削れば、もっと建設費が削減できるはずである。交付金を当てにせず、本当に必要であれば自前でつくるべきであると考える。
  また、つい先日行われた9月議会では、リサイクルセンター建設予算の12億6,000万円には、事務所棟の費用は含まれないとはっきり答弁があった。3月の予算の継続費の金額には、そもそも事務所棟の予算は含まれていなかったわけであるから、一たん契約差金分の減額補正をするべきである。
  さらに管理棟の予算も、建築面積や坪単価に関する答弁があれこれと変更されたが、結局は税込み11億670万円の落札金額と予算の差金である約1億5,000万円という建設金額に合わせて、最初から3月予算が計上されたのではないかという疑問が残る。つまり、今回の補正予算の処理は、今までの答弁に反して、12億6,000万円には事務所棟の費用が最初から含まれていたという形にしか見えない。
  このような予算編成のやり方は、今まで積み上げてきた議会との論議を軽視するものであり、市民の理解が得られるとは到底思えない。よって、東村山を良くする会は議案第49号について反対する。
○議長(熊木敏己議員) ほかに討論ございませんか。9番、村山淳子議員。
○9番(村山淳子議員) 議案第49号、平成24年度東京都東村山市一般会計補正予算(第3号)について、公明党を代表し、賛成の立場で討論いたします。
  公明党は、3月定例議会代表質問、また2月の環境建設委員会でも、老朽化している事務所棟、今回、管理棟を建設する必要があると提案してまいりました。今回の一般会計補正予算で、秋水園リサイクルセンター管理棟建設工事として形となったことを評価いたします。
  管理棟建設は、老朽化の対策、土地利用の効率化、構内通行車両の動線確保など安全対策としても必要であり、国の交付金を使って建設することは適切な判断であると考えます。
  リサイクルセンター建設本体工事費の契約に差額が出たことで予算を充当したのではとの懸念は、今回の答弁から、減額補正はしないが同様の会計処理となることを理解しました。
  本来、管理棟建設工事は、契約として議案とする規模の金額でないものを、あえて議案として議会に対して詳細な計画を提示された行政の視点についても評価し、議案第49号、一般会計補正予算(第3号)の賛成討論といたします。
○議長(熊木敏己議員) ほかに討論ございませんか。25番、大塚恵美子議員。
○25番(大塚恵美子議員) 第49号議案に反対いたします。
  管理棟建設の必要性は認めるものの、手順、取り組み方、説明性に一貫性がないことに納得がいきません。24年度予算審議の討論で申し上げましたとおり、減額補正を行い、管理棟建設は別途議論すべきであるとし、反対するものです。
○議長(熊木敏己議員) ほかに討論ございませんか。
〔発言する者なし〕
○議長(熊木敏己議員) 討論がございませんので、討論を終了し、採決に入ります。
  本案を原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(熊木敏己議員) 起立多数と認めます。よって、本案は原案のとおり可決することに決しました。
  次に進みます。
 ────────────────────────── ◇ ────────────────────────── 
○議長(熊木敏己議員) 本臨時会における議員の発言の中で、不穏当と認められる部分があったように思われますが、議長として、今これを厳密に特定することができません。よって、お諮りいたします。
  地方自治法第132条に反する発言、事実関係がはっきりしない事柄、すなわち確定されていない事柄を私的判断によって発言したものなどがあった場合には、この発言の取り消しを議長として命じます。
  このことは、当然これからの議会運営委員協議会への諮問、調査、答申を待つわけですが、この条項違反の発言がなければ、これを取り消す必要はないわけであります。したがって、あればこれを取り消していく、こういう処置をとっていきたいと思います。
  諮問、調査も含めて、本件取り消し処置について、これを議長に一任、承認することに賛成の方の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○議長(熊木敏己議員) 起立多数と認めます。よって、本件はさよう決しました。
 ────────────────────────── ◇ ────────────────────────── 
○議長(熊木敏己議員) 以上で、会議規則第7条の規定により、これをもって閉会といたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(熊木敏己議員) 御異議なしと認めます。よって、今臨時会は、これをもって閉会とすることに決しました。
  以上で、平成24年11月臨時会を閉会いたします。
午後3時11分閉会



地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。

東村山市議会議長  熊  木  敏  己

東村山市議会議員  山  崎  秋  雄

東村山市議会議員  肥  沼  茂  男


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