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第4回 平成24年5月18日(厚生委員会)

更新日:2012年7月13日


厚生委員会記録(第4回)


1.日   時  平成24年5月18日(金) 午前10時14分~午後零時32分


1.場   所  東村山市役所第1委員会室


1.出席委員  ◎大塚恵美子   ○福田かづこ    三浦浩寿    村山淳子    土方桂
          島崎よう子各委員


1.欠席委員  なし


1.出席説明員  菊池武健康福祉部長   小林俊治子ども家庭部長   田中康道健康福祉部次長
         野口浩詞子ども家庭部次長   鈴木久弥高齢介護課長   花田一幸障害支援課長
         姫野努子ども総務課長   高柳剛子ども育成課長   比留間幸男事業係長
         高橋正実支援第1係長   吉田祐太給付係長   下口晃司保育整備係長


1.事務局員  南部和彦次長    野崎英司次長補佐    荒井知子調査係長


1.議   題  1.23請願第16号 障害者総合福祉法の制定を求める国会・国への意見書提出を求める請願
         2.24請願第2号 東村山市障害者日常生活用具費の給付に関する規則改正を求める請願
         3.24請願第5号 放課後余暇こどもくらぶへの予算要求に関する請願
         4.所管事務調査事項 待機児対策(新設計画と分園計画)について
         5.所管事務調査事項 第5期介護保険事業計画について

午前10時14分開会
◎大塚委員長 ただいまより厚生委員会を開会いたします。
―――――――――――――――― ◇ ――――――――――――――――
◎大塚委員長 傍聴の申し出があれば、これを許可いたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◎大塚委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
  傍聴申請があれば、適宜これを許可いたします。
  次に進みます。
  休憩します。
午前10時14分休憩

午前10時17分再開
◎大塚委員長 再開します。
  審査に入る前に、委員並びに傍聴人に申し上げます。携帯電話、カメラ、テープレコーダー、そのほか電子機器類の委員会室への持ち込みの禁止が集約されております。本委員会室への持ち込み並びに使用は禁止いたしますので、御承知おき願います。
  なお、携帯電話をお持ちの場合は、必ず電源をお切りください。
  次に進みます。
―――――――――――――――― ◇ ――――――――――――――――
〔議題1〕23請願第16号 障害者総合福祉法の制定を求める国会・国への意見書提出を求める請願
◎大塚委員長 23請願第16号を議題といたします。
  初めに、改めて所管より、国で今ちょっと動きが出ておりますので、そのあたり報告がありましたらお願いいたします。
△花田障害支援課長 さきに平成24年3月13日に閣議決定されまして、それ以降、衆議院本会議で4月26日に採択されまして、現在は参議院に付託されているという情報まで把握しております。
◎大塚委員長 皆様も御存じと思うんですが、これは障害者自立支援法の一部改正にとどまっているのではないかということで、障害者総合福祉法訴訟のときの基本合意がきちんと盛り込まれているか、または、福祉部会での骨格提言が無視されているのではないかという当事者また弁護士団からの声、多少新聞等に載っていますので、そのことは御承知かと思います。
  報告をいただきましたので、各委員からの質疑、御意見等に入ります。
  質疑、御意見等ございませんか。
○福田委員 質疑というよりかは意見です。
  先日、請願人の方とお話をさせていただきました。請願人の方には、ここで請願を出された第1回目の議論の際においでいただいて、レクチャーを私どもは受け、休憩中でしたが、いろいろと勉強させていただきました。
  その際に、急いでいるんだということをおっしゃって、なので東村山市議会としてぜひ意見書を上げてもらいたい。障害者自立支援法の中で、障害のある方々の暮らしが大変困難になってきている。その大きな原因の一つは応益負担であるということとか、それから、3障害をすべて対象にしたとはいえ、今回も請願が幾つかほかの項目で出されていますが、年齢が対象外であったり、障害程度区分によって改めて障害サービスの量を制限することとか、障害のある方々が、ノーマライゼーションという言葉が言われて久しいのですが、それに見合ったサービスを受けられていない。その人らしく生きるためのサービスを受けられていない。その原因が障害者自立支援法であると。
  そのことを裁判を通して明らかにして、その結果、現政権になってから、障害者自立支援法を障害当事者の皆さんの声を生かして抜本的に改正するという約束がされたにもかかわらず、結果としては、そのための手続をいろいろ踏んできたにもかかわらず、今度の国会にかけられて、衆議院を通過して、参議院で今議論されている中身は、障害のある方々が願ったものとほど遠い、かけ離れたものであって、なおかつ、現状をほぼ永続化するものであるという中身になってしまいました。
  そのことをそうでないようにするためにこの請願が出されて、今日まで我々のほうで議論を尽くしたというか、勉強会を重ねてきたわけですが、今ここに来てしまっては、参議院で多分通過されるだろうという、請願人の大変残念であるという思いを伺いました。
  なので私は、今となっては遅いということもあるかもわかりませんが、今、国会にかかっている法案そのものが、やはりこれは正しくないことなんだということを、東村山市議会として市内の障害者の方々にかわって申し上げる必要があると思っていまして、私は本日、請願人の方はもう遅いよとおっしゃっておられたんですが、ここは東村山市議会の誠意も含めて、障害の方々に寄り添う私どもの姿勢を示すためにも、請願をぜひ採択する方向で議論ができればいいなと思っています。これは私の意見です。
◎大塚委員長 やはりきょうは委員間の議論としたいと本当に思いますので、活発に。
○土方委員 今、福田委員がおっしゃられたことに対して、私、本当に謝らなければいけないというか、勉強を、慎重に慎重を期して僕はやりたかったというのが本心でありまして、福田委員のほうからの請願人も急いでいるというということは十分踏まえてのことだったんですけれども、これは新人議員だから言いわけになってしまいますが、やはり勉強したかったというのがありまして、今回、今まで僕たちが勉強した内容とはちょっと違うということが残念でならないと思うんですが、そういった形で、請願人にも僕らの思いが伝わらなかったのかなというのが、すごく残念だったと思うことを意見として言わせていただきます。
○島崎委員 今、2人の委員からお話があったんですが、そうはいっても遅きに失したというのは否めないわけですが、衆議院の中では審査らしい審査がされたとは言えません。そして、今、参議院に付託されたとはいえ、国会は動いていないですよね、参議院のほう。でありますから、今こそここで東村山として意見書を出さなければ、時期を逸してしまって、何の意味もなくなってしまう。最後の時期かなとも思いますので、きょう、ぜひ意見書提出を求める請願をこちらで採択して、意見書を上げられるようにしたいと考えております。
◎大塚委員長 ほかに御意見ございませんか。
(発言する者なし)
◎大塚委員長 確かに3月13日に閣議決定されていますけれども、今、島崎委員がおっしゃるとおり、問責決議等でもめていて、参議院のほうは今ペンディング状態にございます。衆議院でも一体改革のほうに力が注がれていますので、この行方はどうかと思いますが、施行は来年とされていたものが、ちょっと今、様子眺めということにはなっています。
  12月19日に請願人からこれは出されておりますので、委員会の進行がおくれたということは、本当に申しわけないと委員長も思っているところです。
  ほかにぜひ御意見をいただければと思います。
○村山委員 委員の皆さんがおっしゃった点で、審査がなかなか、勉強したいという思いとかそういうので進まなかったことが影響しているということを、私もすごく感じております。
  この意見書を提出することに意味があるということはわかりますし、ただ、今回この委員会で決めたとして、6月の定例議会で決定という流れを考えると、今は参議院に付託されて動きがないということですけれども、その時間差、タイムラグがどのように影響するのかということは、私としては慎重に考えている状況です。
◎大塚委員長 御意見、まだの方。また、議論ということですので、再度御意見をいただいても十分結構でございます。御意見ございませんか。
○福田委員 タイムラグもあって、もしかしたらその中で法案が成立してしまうかもしれないという危惧ですよね。私は、たとえそうであっても、私たちがこの間、勉強してきた中身は、今の法案ではだめだよということだったと思うんですね。
  正式な委員会のほかで、私どもは、この障害者総合福祉法を願う方々の思いを、この間、内閣がつくり上げてきた障害者制度改革推進総合福祉部会の提言に基づいて法案がつくられることが、障害のある方々にとって本当にベターなことなんだというのを共通認識にしたと思うんです。
  私は、先ほど島崎委員がおっしゃった中身で、実際は動いていないよと。法案は成立するかもしれない。だけれども、そのときに私たち東村山市議会がそれをよしとしたのか。そうではなくて、ちゃんと障害のある方々の声を生かした法案にすべきだということを議会の意思として示すことができるかどうかということが、私はこの請願に対して、今、誠意を示すところでの最大の行動規範だと思います
  その意味で、請願人の思いにしゃきしゃきとこたえることができなかった私ども厚生委員会の責任は本当に重大だと、私は痛感しているわけなんですけれども、それにしても、時期は遅くなったけれども、これを採択して、結果として東村山市議会が障害者団体や障害のある方々の思いにこたえることができないということのほうが、東村山市議会としての責任をさらに問われることなのではないかと思うんです。
  だから、タイムラグもあって、法案も成立するかもわからない。だけれども、そこは東村山市議会としての考え方をきちんと表明するべきではないかと思っていまして、私はその考え方の方向は、請願を採択して、今、国が準備している法案は正しくない中身だよ、だから障害のある方々の声に沿って、もう一度、法案についての見直しを行いなさいというものとして、意見書を採択していく方向に私たち厚生委員会が持っていくべきなのではないかと思っているんです。
  だから、そういう意味で、ぜひ委員の皆さんにはその立場で、私たちがこの間、議論してきた中身を十分にお考えいただいて、いずれにしても請願の結論は出さなければいけないと思います。私は、6月議会までこれを持っていくことは、さらに私たちの無責任さに上塗りするということだと思っていますので、きょうはぜひ結論を出す方向で取り組むべきだと思っているんですが、請願を採択できる方向でぜひ議論していただければと、私は思っております。
◎大塚委員長 ほかに御意見ございませんか。
(発言する者なし)
◎大塚委員長 今、本当に多かった2つの意見。今、国会で既に閣議決定されたものが動いている。成立間近ではないかという御意見と、あとはやはり、私たちはここで議論してきた。そういったプロセスを踏まえて、議会としての考え方を今だからこそ表明すべきだという御意見がございました。
  議論は本当に長く、12月来重ねてまいりましたし、勉強もさせてもらいましたので、これで御意見のほうはないということでよろしいでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◎大塚委員長 ないようですので、以上で質疑、御意見等を終了し、討論に入ります。
  討論ございませんか。
○福田委員 私は、23請願第16号、障害者総合福祉法の制定を求める国会・国への意見書提出を求める請願については、採択すべきものと思います。
  それは、先ほども意見等の中で申し述べさせていただきましたが、障害者自立支援法は、本当に多くの障害のある方々への差別を含んだ法案として実行に移されました。その中で自殺があったりとか、さまざまな事情の中で障害者の方々が裁判にも訴えて、この障害者自立支援法の抜本改正を求めました。
  その結果、一度、政権がかわった現政権のもとで、自立支援法を抜本的に変える、障害のある方々の声を生かして変えるという中身で裁判は和解し、約束も取り交わして準備を進めてきたにもかかわらず、今回閣議決定され、衆議院を通過し、参議院に送られた法案は、全くその人たちの声にこたえないばかりか、応益負担は永続する方向で、廃止する方向は一切示されていません。
  その意味では、今、国会の参議院で議論されている法案は、全く障害者の方々の声にこたえるものになっておりませんし、ノーマライゼーションを実施する法案でもないと私は思っています。
  しかも、我が市議会には、12月19日にこの請願が付託されてから今日まで何回か議論し、勉強しなければならないということで進めてまいりました。その結果、ここまで来て、一定の理解をお互いに進めたはずであるにもかかわらず、これが採択できないということであれば、私どもが今日までこれを引き延ばしてきた責任は大変重大だと言わなければなりません。
  その意味で私は、二重三重に東村山市議会が、障害のある方々の暮らしや生き方に心を寄せて、本当にその方々が自分らしく生きていく上で、東村山の政治をつかさどる上でも、市議会としてその責任を果たさなくてはならない。そのためには、この請願を採択すべきものだと思います。
  なかなか意は尽くさないのですが、私はその思いでこの間議論してまいりましたので、ぜひ採択ができて、6月議会冒頭、この意見書を国に提出できればと思っています。
◎大塚委員長 ほかに討論ございませんか。
○村山委員 23請願第16号、障害者総合福祉法の制定を求める国会・国への意見書提出を求める請願について、公明党を代表し、不採択という立場から討論いたします。
  請願人の早期に出してほしいという思いは十分理解しているところではありますが、現在、障害者総合支援法案が衆院を通過し、成立が待たれています。同法案は、障害者自立支援法の名称を障害者総合支援法に改め、制度の谷間を埋めるために、障害福祉サービスの対象に政令で定める難病患者を加える。さらに、これまで重度の身体障害者に限られていた重度訪問介護を、重度の知的障害者、精神障害者にも拡大するなどが含まれております。
  公明党は、障害者福祉の一層の充実に向けて、さまざまな障害者団体と地道に協議を重ねてきており、法案にはこうした現場の声を踏まえて、支援の必要度をあらわす障害程度区分の見直し、意思決定支援の明確化、コミュニケーション支援の役割分担の明確化、権利擁護のための成年後見制度の利用促進など、公明党が主張した修正点が反映されております。
  今国会でこの法案が成立すると、多くの課題が解決に向けて動き出すことになります。しかし、難病患者への支援は、障害者福祉の視点からだけでは不十分であるなど、課題が残っていることも事実です。
  公明党は、今後、難病対策基本法、また障害者の権利擁護のため、障害者差別禁止法の制定に取り組む方針です。これらの課題が一日も早く解決することを強く望むものです。
  公明党としては、請願人の障害者の権利擁護のための真剣な思いは十分理解しております。そして、法が制定されたとしても、自治体としては、制度を円滑に進めるための自治体の財源を十分確保することや、準備期間の確保などを国に対して求めていくことが必要と考えます。
  しかしながら、法案成立を目前にした今の段階で、東村山市議会として本請願の要請内容で意見書を国会・国に提出することは、今のときには合わなくなってしまったと考えます。
  よって、本請願は不採択とするものです。
◎大塚委員長 ほかに討論ございませんか。
○島崎委員 障害者総合福祉法の制定を求める国会・国への意見書提出を求める請願について、市民自治の会は、採択すべき立場から討論します。
  障害者自立支援法は、成立時から障害者及び関係者から根本問題を指摘されてきているところですが、平成21年9月9日の連立政権合意において、障害者自立支援法は廃止し、制度の谷間がなく、利用者の応能負担を基本とする総合的な制度をつくることとされました。そして自立支援法原告団が、障害を持たない市民が働く場合に事業所利用料を払わないにもかかわらず、障害を持つ市民が働く場合に事業所利用料が課せられるのは障害者差別で、憲法第14条の法のもとの平等に反するとした訴訟に対し、国は和解時に自立支援法廃止と新法の制定を確認した基本合意を得るに至りました。
  その後、障害者制度改革推進会議総合福祉部会が昨年8月30日に取りまとめた骨格提言を、国は最大限尊重するとし、法案策定に入ったはずです。にもかかわらず、3月に衆議院に提出された障害者総合支援法案は、骨格提言で示した権利法としての位置づけが、障害者自立支援法のままの一部改正にとどまっています。
  障害程度区分や就労支援のあり方等も3年後に先送りであり、自立支援法廃止のかなめである応益負担は、提言で求めた障害に伴う支援は原則無償、障害者本人の収入に応じ、無視されています。自立支援法の問題は、一切解決しているとは言えません。本案を根本、骨組みからつくり直すべきと考えます。
  ほとんど審議なく衆議院を通過した障害者総合支援法案は、現在、参議院の審議見通しが立っていないように報道されています。国が訴訟上の基本合意を無視するということは、法治国家として決して許されることではありません。請願趣旨である推進会議総合福祉部会が取りまとめた障害者総合福祉法の骨格に関する提言を最大限尊重し反映させること、及びそれに伴う財源措置をしっかり講じていただくように、この意見書を国へ提出する請願に賛成いたします。
◎大塚委員長 ほかに討論ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◎大塚委員長 ないようですので、以上で討論を終了し、採決に入ります。
  23請願第16号を採択することに賛成の方の起立を求めます。
(賛成者起立)
◎大塚委員長 起立少数であります。よって、本請願は不採択とすることに決しました。
  次に進みます。
―――――――――――――――― ◇ ――――――――――――――――
 〔議題2〕24請願第2号 東村山市障害者日常生活用具費の給付に関する規則改正を求める請願
◎大塚委員長 24請願第2号を議題といたします。
  本件につきましては、去る4月27日に、高田馬場にあります日本点字図書館の視察を実施してまいりましたので、きょうは、ぜひとも皆様の御感想などもあわせてお伺いできればと思います。
  平成22年に創立70周年を迎えた社会福祉法人、民間の施設ですけれども、改めて活動を認識させてもらったところだと思います。
  御意見、御感想等ございませんか。
○福田委員 点字図書館を初めて拝見させていただきました。私は前回、同様の請願を出していただいた際に、図書館の入り口までは行って、視覚障害者の方々のさまざまなコミュニケーションツールや日常生活にかかわるツール、お楽しみのことも含めてその際見せていただいたんですが、点字図書館を見せていただく中で、私たちが思っていた以上に、さまざまな見えない障害を補うためのツールがあるんだということを痛感させていただきました。そういう意味では、私たちがまだまだ知らないところがいっぱいあるということが率直な感想だったんです。
  同時に私は、点字図書館を拝見し、その成り立ちを伺わせていただいて、これが民間の施設であるということに驚きました。国の施設ではない。民間の篤志家、当事者である方が図書館をつくり、そこを多くの国民、市民やボランティアの方々が支えて、今日のツールを生み出してきたということを痛感したところなんです。
  点字図書館の中の蔵書も見せていただいたわけなんですが、英和辞典のコンサイスというと、私どもが学校時代に使った一番小さなコンサイスのこのぐらいのサイズのところで、点訳にすると10冊以上になるんです。こういう大きな本、この程度の本の厚み、これを三、四冊重ねたぐらいで1冊、それが10冊ぐらいなければ点字を使用することができないという中身にも驚きました。
  そういう意味で私は、この点字ディスプレーについては大変有効な機器であるということを改めて痛感した次第です。これは、持ち歩き、若干重たいわけですが、10冊の本を持って歩くよりはどんなにか便利であるということと、前回も申し上げたと思いますが、世界じゅうでこれを使って視覚障害の方が仕事していらっしゃるということが、この間、全くそのツールを紹介するためのものではなくて、障害者の活躍の場所、こうやって活躍しているというドキュメンタリー番組や何かで、それが有効に活用されておりました。
  その障害のある方は、うちの規則であります二重障害というわけではなく、目が見えないというだけの障害でそれを活用していらっしゃるということも含めて、私はやはりこのツールが、点字を読める視覚障害者にとっては、自立する上でも大変有効であると思いました。
  自分でそのツールを使って就労し、自分で稼いだお金で生活することができる。それが何よりも私どもが推進しなければいけない事業なのではないかということと、それから、30万円近いこのツールを買える障害者は、今ほとんどいらっしゃらないと思います。御実家がお金持ちでとか、そういうことであれば可能でしょうけれども、御自身で生活保護を受けてとか、マッサージやリハビリなどの仕事をしながら生活していらっしゃる。
  しかも、そういう仕事も今はなくなりつつあるとおっしゃっておられましたので、そういう方々が御自身の生活費の中から30万円近いお金をとても出費できない。せめて1割で買える日常生活用具の給付の対象になれば、それを活用して就労もし、生活することができるという意味で、私は、この点字ディスプレーは大変重要な役割を果たすものだということを、点字図書館を見せていただいて、改めて思いました。
  もちろん、点字もさまざまな印刷方法があって、機械化されていて、昔のように手動で打つだけではないということも見させていただいたわけなんですが、それでもこの点字ディスプレーの有効さにはかなわないということを痛感したところです。
  その意味で、私は、ぜひこれについても6月市議会で、去年のところで私どもの理解が浅くて不採択にしたわけですが、再度出された方々の気持ちにやはりこたえるべきではないかと思っているところです。
◎大塚委員長 ほかに御意見ございませんか。
○土方委員 私も一緒に、全員で行ったんですけれども、点字図書館に行って初めて、こう言ったらなんですけれども、ああいう世界を見させていただきまして、すごい衝撃を受けまして、先ほど福田委員もおっしゃったように、僕らが1時間で読めるような本が10冊以上になってしまうということの驚きと、今は点字を打つ機械があって、しゃんしゃんと速く出るんですけれども、昔は手で一個一個打っていたということで、今は日本の科学が進んでああなったまでの努力を想像するだけで、すごいことだなと。それを国の機関ではなく、先ほども福田委員がおっしゃったように、民間でやっているというのがすごいことだなと。いかに僕ら健常者というのは恵まれているかということを再認識した次第です。
  それと、いろいろな用具、値段が書いてあったんですけれども、非常に高いなと。例規集を見ても、例えば体重計なんかも、音声が出るのは僕らが使うものでもあるわけじゃないですか。だから、これは僕らが議論してもしようがないことなんですけれども、国がもう少し考えて、もっと安くできるのではないかということをすごく感じて、これをどうしたらいいのかなと悶々とした気持ちで帰ってきたんです。
  特殊なものだから、大量生産できないから高いという原理はわかるんですけれども、やはりもう少し安くならないものかなと考えているんですが、その辺はまた、国をつかさどる人たちにいろいろ意見を言いたいと今は思っております。
  それと、所管に1つだけ伺います。
  前回の請願のときに、ちょっと検討するということで、4月から改正されたと思うんですが、その内容と効果というのを、1カ月しかたっていないとは思うんですけれども、その1カ月の中ででもいいんですが、あれば教えてください。
△花田障害支援課長 視覚障害者向けの日常生活用具の改正なんですが、先般、平成24年4月1日に規則の一部改正を行いまして、日常生活用具の品目及び基準額の一部改正を実施したところでございます。
  視覚障害者向けの品目で新たに追加したものといたしましては、パソコン周辺ソフト、PC周辺ソフトと言われるものでございまして、音声の読み上げのソフト等を指すものでございます。こちらは基準額を7万円に設定しておりまして、7万円以内であれば必要なソフトを組み合わせることが可能としてございます。
  また、視覚障害者向けの拡大読書器というのが従来からあったんですが、その中で対象品目に、スキャナーによりまして音声読み上げ機能を持っている品目をこのたび追加したところでございます。「よむべえ」「よみともライト」というものなんですが、これも、今まで対象外だったものを広く皆さんに使えるものとして、今回4月に追加させていただいたところでございます。こちらの基準額は20万円を切っておりまして、19万8,000円でございます。
  あと、効果ということなんですが、改正してから5月1日現在の数字になりますが、先ほどの拡大読書器「よむべえ」を1件、支給したところでございます。また、拡大読書器ですとかPC周辺ソフトについては、お問い合わせをここのところ何件かいただいている状況でございます。
◎大塚委員長 このPC周辺ソフトは、いわゆるブレイルメモという点字ディスプレーなどにも使えるソフトのことですか。
△花田障害支援課長 そちらのブレイルメモはパソコンと接続しますので、関連して使えるものでございます。
◎大塚委員長 ほかに御意見、感想等ございませんか。
○福田委員 今、土方委員が質疑して、課長に御答弁いただいたんですが、改正された規則について、コピーをいただけないですか。私たちが持っている例規集は、ことしの真ん中ごろにならないと変わらないものですから、できるだけ早く改正された規則の中身について手元にいただければと思いますが、資料請求するまでもないと思いますので、よろしくお願いいたします。
○島崎委員 今の規則のことなんですけれども、福田委員が条例新版、今年度いただくのが間に合わないからというお話でしたが、その後も私たち議員は、条例改正は議案として審議しますけれども、規則のところまではいかないので、変わったか変わらないかということもわからないんです。ということですので、変わった場合には、その都度いただくようにお願いいたします。
  私も日本点字図書館に初めて行きまして、発見の連続でした。人間の想像力というか、大したことないなと実に自分を思ったんですけれども、その日の帰り、エレベーターに乗ったときに、点字はあるけれども、障害の方は、自分が今どこにいるか、おりたい階数はどうやってわかるのかなと、今まで一度も気がつかない疑問を初めて抱いたというところで、本当にお粗末だったんですけれども、それぐらい当事者の声を聞いて政策に反映するということは重大だと痛感しました。
  点字図書館に行ったということで同じような感想を持ったわけですが、この請願に関して1点質疑したいんですが、たしか大分前の請願審査の中で、日常生活用具は都基準でやってきたけれども、国の基準になれば市はやりやすいといった御答弁があったかと思うんです。それで、この間、実態調査というのもあったわけですけれども、国のほうに制度改正を求めていくのは継続してやっていっていただきたいと強く申し上げたいんですが、それと同時に、例えばさっき福田委員も言っていましたけれども、この三十何万円もするものを買える方というのはなかなかいないですよね。
  行政としても財政負担が厳しくなるから、重複障害、耳と目の不自由な方が今は対象になっているけれども、これを視覚障害だけにするというのはなかなか厳しいですといった御答弁で来ている気がするんですが、そういう意味では、一部負担プラス何がしか、全然なしかどうかという意味では、どうやったら求めている人が入手できるようになるかという方策をいろいろ考えてみているんですけれども、1割負担のほかに、この点字ディスプレーに限りませんが、自己負担制といいましょうか、上限枠を超えたものに対しては自己負担で購入できるとか、そのような取り組みをしている自治体というのはありますか。
△花田障害支援課長 私どものほうで把握している限りでは、そのような拡大をしている自治体はないと聞いております。
○島崎委員 それこそ。今まで議論してきた自立支援法に反することを私が述べているような印象を持つ方もいらっしゃるかもしれませんけれども、とにかく何とかして届けたいという思いから提案しているんです。今私が述べたようなオール・オア・ナッシングではなくて、何とか届けるための方策として、1割負担プラス自己負担をしていただくことについての見解はどんなふうに持つでしょうか。
◎大塚委員長 休憩します。
午前11時1分休憩

午前11時2分再開
◎大塚委員長 再開します。
△田中健康福祉部次長 ただいま委員から御質疑いただいたんですけれども、現状の法制度のもとでは、やはり一自治体として、そこのところに沿う根拠づけというのが非常に難しいということだけは御理解いただきたいと思います。
○福田委員 島崎委員は何とか給付できるようにならないかという意味でおっしゃっているんですけれども、多分、法律的にいうと、1割負担で給付の対象にするかしないかを決めるしかないということですよね、今の御答弁は。
  それ以上に、例えば給付対象ではないけれども、もしそうだとしたら、一般会計は一般会計ですけれども、障害者自立支援法、日常生活用具給付事業の範囲の外で、今、島崎委員がおっしゃったような購入のための助成制度をつくることはどうなんですか。
  不可能であれば不可能でも、オーケーであればオーケー、制度的には可能だと私は思っているんです。
△田中健康福祉部次長 既に日常用具の規則等がございますので、それ以上になりますと、新たな市単的なところの制度づくりとなろうかと思います。そうしますと、さらに混乱を招く可能性というのも多大にあるのかなという気がいたします。そこについては、ある意味では、ここの規則のところを今、御審査していただいているわけですので、そこの中でさらに深めていただきたいと思います。
○福田委員 そういうことだと思うんです。だから、規則改正が今求められているわけですよね。
  それと、前回の請願の際にも請願人においでいただいて、休憩時間中にお話を伺って、その後も私ども、個人的にいろいろレクチャーを受けたりとかして勉強させていただいたんですが、このブレイルメモ、点字ディスプレーは、点字がわからなければ利用できないわけですよね。なので、そのときにも障害当事者の方から、これが通常になったからといって、私は、そんなに利用者がいないからやりなさいというのは嫌なんですけれども、利用者は広がっていただきたいものですから、そういうのは嫌なんですけれども、当面としてはそれほど多くないと思うというのがその当時の回答でしたし、当時の障害支援課長も、それを追認する答弁をしていただいたと私は記憶しているんです。
  今回、周辺ソフトとか拡大読書器をさらに便利なものにするための、スキャナーで取り込んで読み上げができるということとか、それが給付の中身に入ったということは大変重要だと思っています。ただし問題は、それは持ち運びができませんよね。点字ディスプレーは、御一緒に所管も行っていただきましたので、事前に調査もしていただきましたし、前回のときにも所管が独自に調査してくださいましたから、多少は重たいんですけれども、私どもがパソコンを持って歩くのと同じような形態で利用できる。だからこそ、職場でそれを使って仕事をすることができるわけですよね。
  そのことが大変重要だと思っていまして、前回の審査の後、周辺ソフトとかにまで広げていただいた所管の御努力については、大変うれしいと私ども厚生委員全員がそう思っているわけですが、その意味で、ここはひとつ1割負担でできる対象として、これをぜひ入れていただきたい、拡大していただきたいと思うわけですが、前回の議論だったか、これは国の標準装備になっていないということと、東京都が二重障害でなければだめと決めているとおっしゃっておられましたね。
  そのときに御答弁いただいたかもわからないんですけれども、東村山市がこれを拡大して、視覚障害だけでも要件をよしとした場合の財政負担は、例えば30万円のうちの1割を負担する上で、それを埋めるための国の財政負担とかは全くないんですか。そこのところをもう一度確認したいんです。
△高橋支援第1係長 いわゆる予算面なんですが、一般的な点字ディスプレーは38万3,500円でございます。
  まず、視覚障害1・2級を対象とした場合、約200名いるというのは答弁したところでございます。地域生活支援事業でございますので、国の予算の範囲内の包括補助と都補助でございます。ですので、その地域生活支援事業の包括補助金の割合を超えてしまった場合、市の負担が大きくなるというところでございます。ですので、国の確実な4分の3の給付とまではいかないのが現状でございます。大体4分の1入るか、超えてしまえば4分の1も入らないという、4分の1負担が市の負担となるところでございます。
○福田委員 基本的には、前回もそのようにお答えいただいたと思います。
  そうしたら、これだけではなくて、日常生活用具の給付事業、地域支援事業の全体として、予算の関係で参考にするために伺っておきたいんですが、地域支援事業の中の日常生活用具の給付の部分で、財源内訳でいうと負担割合はどうなっているんですか。国と東村山市とという意味です。市の負担割合が、つまり予算の範囲内ですよね。地域支援事業は、その当時、障害支援施策の関係で議論したときなんですが、予算の範囲内と言うんですけれども、全体の何%という枠がありましたよね。それはなくなったんですか。地域支援事業は何%の範囲内でという議論をした記憶があるんです。
  そうでなければ、地域支援事業の中に移動支援とか手話通訳とかいろいろありますが、だったらこの日常生活給付事業の予算が全体としてどの程度で、そのうち、給付するわけですから、1割負担をしていただくわけですけれども、それが東村山市の財政の中に入ってこなければ、そこはそこで置いておいて、9割のところの財政負担の内訳を、今4分の3までは来ない、4分の1入るか否かとおっしゃったんですけれども、そうすると、そのほとんどが東村山市の負担になっているということなんですか。そこら辺の財政内訳がわかれば、正確じゃなくていいですので、おおむね4分の1来ているとか、4分の2しか来ていないとか、4分の1も来ていないとかおっしゃっていただいていいですか。
◎大塚委員長 休憩します。
午前11時11分休憩

午前11時13分再開
◎大塚委員長 再開します。
△高橋支援第1係長 地域生活支援事業の包括補助なんですが、予算がかなり入り組んでおります。先ほど説明した日常生活用具におきましても、品目によりましては、ポイント補助の高い品目がございます。ですので、そちらを優先的に使ったりですとか、そういう現状がございますので、ちょっと今、詳細について説明できないところです。
  さらに日常生活用具につきましては、品目の割合としましては、ストマーですとか紙おむつ、やはり障害のある方にとって必要不可欠な商品で7割程度の予算を使用しております。
○福田委員 今の言質をとるようで大変申しわけないんですが、品目のポイントがどう配分されているかということと、ポイントの高いものがどういうものなのかということです。つまり、品目別にポイントと言ったほうがわかりいいですかね。
  それから、今、ストマーや紙おむつが日常生活用具の給付の7割を占めているとおっしゃったんですが、財政的な、給付が多い少ないとか、そこら辺を一覧表にしていただけないでしょうか。日常生活用具の給付をされているものでというか、給付されていないものも含めてですが、規則の一覧の中で予算がどの程度されているか。これは決算年度で構いません。今、22年度が決算年度なので、それで出していただければ。次回までで結構です。
◎大塚委員長 別表の一覧に、ポイントとか内訳、配分を載せてほしいと。
△田中健康福祉部次長 どの程度のところまで出せるのか、そこは検討させていただいて、その上でまた回答ということでよろしゅうございますか。
◎大塚委員長 資料請求の形にしますか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
◎大塚委員長 どのような範囲でどこまでをというのは、再度打ち合わせをして資料請求させていただくということ、次回にお願いするということですね。
  ほかに質疑、御意見、御感想ございませんか。
○島崎委員 先ほど委員長のほうからも点字図書館や、あるいはきのう、アイマスク、車いすの体験に、市民団体の御協力を得て福田委員と一緒に参加させていただいたんですが、職員の皆さんも一緒にアイマスクして白杖を持って、東村山駅東口から府中街道に出て、パチンコ屋のほうに行って、大踏切を渡って、都民生協のほうから東村山駅西口エレベーターの前集合というのをやったんですけれども、もちろん怖いのは当然です。でもそれ以上に、余りにもあらゆる面で整備がなさ過ぎ、本当に。あそこもここも、全部変えなければ安心して歩けないよねという絶望的な気持ちになってしまいました。
  道を歩くのもそうだし、信号はどうしていいかわからない。私はなれた道だから知っているけれども、信号があるかどうかさえもわからない。福田委員が、どこにエレベーターがあるのかということもわからないと叫んでいましたけれども、あらゆる面で視覚障害の方にとっては、本当に生きづらいんだなと思いました。優しくなさ過ぎる、環境整備に関して。
  一般的に、あらゆる情報は目から80%得ると言われていますけれども、その80%が遮断されているわけだから、今の点字ディスプレーのところに戻るんですが、こういう文明の利器があるなら、せめて活用していただいて、情報を少しでも入手できるようにしてさしあげたいというか、見える者として、それはささやかにできることなんじゃないのと痛感しました。
  ただ、障害者自立支援法の中の地域支援事業のこととか予算的なことというのは、今新たに課題として浮上してきましたので、きょう採択の方向かなと準備してきましたが、もうちょっと練って検討したほうがいいのだろうかということを思った次第です。
  土方委員も、ぜひ出たいんだけれども行かれなくて残念なんて言っておりましたので、またこういった機会ができたらいいなと思います。
◎大塚委員長 ほかに御意見、質疑、御感想ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◎大塚委員長 この間の点字図書館に、確かに蔵書数は点字図書が2万2,000冊ぐらいある。でも今、CDなどの音声で聞ける図書が1万五、六千タイトルと日々置きかわっている。島崎委員がおっしゃったように、情報の交換とか、コミュニケーションのツールなどで補えるものがあればという御意見は、やはり点字図書館を見に行って、用具の解説を受けて、さらに私たちの考えも深まってきたかなとは思っています。
  きょうの御意見はこれでよろしかったですね。
  そうしますと、先ほど福田委員より資料請求がございました。日常生活用具費の規則別表の一覧、そこに国からの補助の額、ポイントであるとか、市の持ち出しであるとか、明快に一目でわかるようなものを要求されているということですね。詳細については、もう少し後ほど詰めたほうがいいかと思うんですけれども、おおむねそうした資料を提出いただくことに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◎大塚委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
  議長にその旨伝え、取り計らっていただきます。諸手続については、正副委員長に御一任を願います。
  本日、御意見はこれ以上ないようですが、資料請求も出ておりまして、保留としたいと思いますが、御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◎大塚委員長 御異議なしと認めます。よって、24請願第2号、東村山市障害者日常生活用具費の給付に関する規則改正を求める請願は保留といたします。
  次に進みます。
―――――――――――――――― ◇ ――――――――――――――――
 〔議題3〕24請願第5号 放課後余暇こどもくらぶへの予算要求に関する請願
◎大塚委員長 24請願第5号を議題といたします。
  本請願につきましては、今回が初めての審査となりますので、事務局より朗読をお願いします。
(事務局朗読)
◎大塚委員長 朗読が終わりましたので、御意見、質疑をいただくんですが、皆様のお手元に添付資料、請願のときにあわせて出していただいているものもございますので、こちらのほうも目を通していただいたと思いますが、これを含んで各委員からの質疑、御意見等に入ります。
  質疑、御意見等ございませんか。
○福田委員 私はこの請願をいただいて、予算書をいろいろ見せていただいたんです。それで、わからないというか、社協の事業なのでそこには載ってこないわけですよね。なので、きょう所管にお尋ねしたいのは、放課後余暇こどもくらぶについての予算の執行のあり方というか、社会福祉協議会が運営していらっしゃるわけですから、社会福祉協議会に運営事業費として東村山市が支出しているわけですけれども、その丸めた中から社会福祉協議会が独自の御努力でやっているということなのか。そうではなくて、東村山市がそれに対して何らかの個別事業の補助金として支出しているのかどうか。そこの実態をまず明確にしていただきたいと思っているんですが、いかがでしょうか。
△花田障害支援課長 先ほどの予算の状況でございますが、障害者地域自立生活支援センターるーとというのが地域福祉センターにございまして、そちらの運営委託として東村山市社会福祉協議会へ委託契約を結んでございます。その委託契約の内訳の中に今回の放課後余暇活動分というものを計上してございまして、24年度では37万9,000円というのを設計している状況でございます。
○福田委員 この37万9,000円は、社会福祉協議会とるーととの契約の中身ですというのが今の御答弁だったと思うんですが、社会福祉協議会がるーとへ運営委託をしているその費用が37万9,000円だと、今、御答弁いただいたと私は認識したんですが、そうであるなら、この37万9,000円の社会福祉協議会の費用に対して、東村山市が負担しているものがありますかというのをお尋ねしたいんです。
  社会福祉協議会にいろいろな事業を運営委託していますよね。その中に丸めて入っているのか、個別のものとして試算されているのかというのをお聞きしたいんです。
△花田障害支援課長 市が社会福祉協議会へ委託しているということですので、委託事業が先ほどのるーとの運営委託になっております。そのるーとの事業の中の一つとして放課後余暇活動というものがございます。その内訳が37万9,000円ということでございます。ですから、社会福祉協議会とるーとは、委託関係というものは特に結んでございません。
○福田委員 すみません、私の理解があれなんですけれども、先ほどるーとへの運営委託を社協がとおっしゃらなかったですか。ではなくて、東村山市が社会福祉協議会へ委託した中身の一つが放課後こどもくらぶの事業なんだと、今、課長がおっしゃったと私は理解して、その37万9,000円の費用は、例えば介護保険も含めて、社会福祉協議会にはさまざまな事業が委託されていますよね。そういうことを一つ一つ積み上げていった中に、放課後こどもくらぶの費用37万9,000円が明確にされているんですかというのをお尋ねしたいんです。
△花田障害支援課長 まず、障害者地域自立生活支援センターるーとと障害者相談支援事業という委託契約を結んでおります。それは運営主体が社会福祉協議会なわけです。その障害者相談支援事業に細目がございまして、その中で余暇活動、先ほどの37万9,000円を設計しているということでございます。
○島崎委員 私の理解だと、るーとの中の放課後こども余暇活動として、37万9,000円を市として支出しているということでよろしいんですね。
△花田障害支援課長 そのようでございます。
○島崎委員 そうしますと、この放課後こども余暇活動は、全体としてどのぐらいの予算がかかっているものなんですか。それは市として把握しておりますか。
△花田障害支援課長 委託契約しております中で37万9,000円を設計しているというわけなんですが、場所なんかも、地域福祉センターの中でお部屋を借りてやっていますので、実際にその金額の中でおさまっているのかどうかというのは、きょうは特に調べてございませんので、詳細はわかりません。
○島崎委員 放課後余暇こどもくらぶ事業にどのぐらいの事業費がかかっているかということを把握していないということですか。
△花田障害支援課長 余暇活動の中の37万9,000円というのは、送迎のガソリン代ということで設定しておりますので、その他、社会福祉協議会の職員が4名おりまして、その方々が本来のるーとの相談支援事業にも携わっているということがありましたので、先ほど御質疑があったところで、余暇活動に幾らかかっているかという詳細はわからないと答弁させていただいたということです。
○島崎委員 ぜひとも、この余暇活動にどのぐらいの事業費が実際は、職員の4名以外にもバスの添乗とか、実際に子供たちと事業をするときに人が張りついているのかとも思いますけれども、その人数及び実態を把握して、次回、御報告いただきたいと思います。
  先ほどの37万9,000円は、ガソリン代として考えていると言ったと思うんですけれども、それは社協のほうからのこの分だけ補てんしてくださいという要請にこたえたんでしょうか。社協としてはどのような予算要求をされているんでしょうか。
◎大塚委員長 休憩します。
午前11時36分休憩

午前11時38分再開
◎大塚委員長 再開します。
△花田障害支援課長 先ほど私のほうの回答で、ガソリン代と簡単に言ってしまったんですが、実際のところはバスの借り上げということで訂正させていただきます。申しわけございません。
  先ほどの御質疑なんですが、社協との委託かどうかというところで、最初に概要を整理して、お話を再度させていただきます。
  放課後余暇こどもくらぶにつきましては、先ほども説明しましたが、社会福祉協議会が地域福祉センターの1階に設置しております障害者地域自立生活支援センターるーとにおきまして、市内在住で知的障害を抱えた児童を対象とした放課後の余暇活動を実施しているものでございます。
  その活動内容なんですが、毎週水曜日の3時から5時の2時間、地域福祉センター1階にあります地域福祉活動室を拠点としておりまして、散歩や音楽療法、調理等のプログラムを週がわりで行っているという状況でございます。
  また、利用者の状況については、本年4月現在の数字なんですが、登録されている児童数が14名で、そのうち実際に毎回の活動に参加されているのは平均10名程度となってございます。
  なお、登録されている児童については、日中は清瀬市にございます都立清瀬特別支援学校に通う生徒たちでございます。
  先ほどの送迎の部分なんですが、るーとこどもくらぶではバスの送迎をその中で行っておりまして、実際に水曜日の午後2時半に清瀬の特別支援学校へ児童を迎えに行きまして、3時にセンターへ到着して、そこで2時間活動いたします。それで、5時以降にバスでそれぞれ御自宅まで……(不規則発言あり)ごめんなさい、私が確認したところだと、午後5時になりますとバスで送迎するということでございます。
  現在までの簡単な経過を説明しますと、18年10月に先ほどのるーとの取り組みの中の一つとして、試行事業ということで障害児余暇活動を開始いたしまして、当時、諏訪町にございました社会福祉センターの2階の活動室などを利用して活動していたわけなんですが、その後、平成20年4月に保護者の方々による送迎を開始したということでございます。同年10月には現在の地域福祉センターへ移転して、現在活動しているという状況でございます。
  先ほどの質疑にありましたとおり、うちのほうの先ほどの借り上げ料については、バスの送迎分に充てているという状況でございます。
◎大塚委員長 休憩します。
午前11時42分休憩

午前11時45分再開
◎大塚委員長 再開します。
△花田障害支援課長 先ほど私が答弁させていただきました帰りの時間なんですが、社会福祉協議会に確認したところ、5時と伺っているんですが、また後日、社会福祉協議会のほうに確認させていただきまして、正確な時間と手段を把握させていただきたいと存じます。
◎大塚委員長 実態のほうを丁寧にということで、よろしくお願いします。
○島崎委員 私が予算のことを聞きましたのは、請願趣旨であります放課後余暇の現状を御理解いただき、活動を保障するだけの予算要求をしていただくことを請願するというのが趣旨なんです。そこで、37万9,000円というのが活動を保障するだけの予算というのに対して、どのような考えで支出しているのかということをお尋ねしたかったんです。
  社協の中で委託を結んでということでしたが、私も放課後こどもくらぶ事業が市の事業なのか、社協が補助的にというか、市民団体の活動を応援する形でやっているのか、位置づけが見えなかったものですから、12月議会でこれは市の事業なんですかということを確認する質疑をさせていただいたわけです。答弁の中では、先ほど請願の文書でも読んでいただきましたけれども、市内在住の中・重度知的障害の自閉症を抱えた学齢期の児童を対象とした交流、余暇活動支援事業であるという明快な答弁をいただいたわけですよね。市の事業であるならば、社協に委託していようが、どういった根拠に基づいて予算がされているのか、その根拠を知りたいということです。
  それと、委員長、私たちも中・重度知的障害とはどんなことなのか、あるいは放課後こどもくらぶ事業はどんなふうにやっているのかというのがなかなか見えませんので、この請願者の方に来ていただいて、お話をここで伺ったらどうでしょうか。それを提案したいと思います。
◎大塚委員長 根拠のほうはお答えいただきますか。
○島崎委員 はい。
◎大塚委員長 休憩します。
午前11時48分休憩

午前11時49分再開
◎大塚委員長 再開します。
△花田障害支援課長 根拠なんですが、先ほど概要でもお話しさせていただいたんですが、市内在住で知的障害を抱えた児童を対象とした放課後の余暇活動は、先ほどの相談支援事業の中の一つとしてとらえていますので、それが根拠ということになってございます。
  相談を受けている中で、そのような保護者の方とかの相談を受けたということで、試行事業として始めたという先ほどのお話のとおり、そこが根拠ということで現在考えております。
○三浦委員 きょうは多くのお母さん方や団体の方々がいらっしゃっているわけですが、委員会ではこういう話になっていますが、市の事業であろうと社協の事業であろうと、困っている方々にそんなのは全く関係ないわけで、抜本的な解決策を見出していかなければならないだろうと思っております。
  結局、いいプログラムをやっていても、送り迎えとか、実際にプログラムを受けたり相談しに行くときに足がないというか、御負担がかかるようであれば、これは全くもって本末転倒であるし、死活問題の話ですから、今るる所管側からもあるわけですけれども、社協に参考人として来ていただく形も必要なのではないかと思っております。どういう方法になるかは、委員長、副委員長のところで御相談願いたい。
  さらに、請願人の方々は市長にも予算要求しているということだから、市長または予算を組み立てる部局が、どのような経過でこれをやってきたのかというのも把握しておかないと、解決策に至らないのではないかということも考えております。なので、次回なら次回とか、あるのであれば、その辺のところをしっかり準備した上で審査する必要があろうかと思っております。
◎大塚委員長 今までに御提案として、まずは島崎委員から、請願の代表者なりにお話を伺う機会を持ちたいということと、三浦委員からは、実態と経過については、社協からもお話を参考人として聞いたほうがいいのではないか。また、市長のほうに要望を出されているので、市長のほうからも今までのお考え、経過などを改めて確認したい。そのような御提案が3つ上がっています。これについてはどう思うか。
○福田委員 社協に来ていただいてということもそうですし、請願人にお話を伺うこともそうなんですが、るーとでのこどもくらぶの活動状況を視察させていただきながら、そこで保護者の皆さんのお声を聞くことも一つの方法だと思っています。なので、私は現場をぜひ見せていただきたいと思っているのが1つです。それは、後でまた相談して決めていただければいいんですが、私は、先ほどの島崎委員の、市の事業で予算がつかない事業があるのかということに関連して確認なんです。
  先ほどの御答弁では、るーとの相談支援事業の一つだとおっしゃいました。ということは、東村山市としてこの放課後こどもくらぶの制度の設計はしていらっしゃらないわけですよね。つまり、東村山市の事業ではないわけです。だから予算がつかないということは明確だと、私は今認識しました。
  そこで、別な事業のことを、東村山市長に提出された要望書の中でいただいておりますので、具体的にお尋ねしたいのですが、学童クラブについては、東村山市がそこに障害児枠を設けてきちんと対応されているという意味でいうと、市の事業として明確になっているということですので、そこは置いておいて、市長に対する要望書の中に山鳩訓練室、小学校6年生まで週3回というのがありますよね。これは予算書に別計上で載っていたと思ったんです。
  私はきょう、予算書を持ってくるのを忘れてしまった。載っていますよね。つまり、これは東村山市の事業として認識されているわけですよね、行政の側にですよ、認識はされている。それからスマイル、これも予算書に載っていましたよね。なので、これも東村山市の事業なんですよ。だけれども、今回のこどもくらぶについては、東村山市の予算書には一個も載っていないんです。私、一生懸命、目を皿のようにして見ましたけれども、載っていない。
  今、御説明いただいたように、それでこの請願趣旨の冒頭の意味がやっとわかったんですが、そういう意味では、先ほど課長がおっしゃったように、相談支援事業の一つなんだと。だから、要するに借り上げ料を補てんするだけで終わっているんですよ。
  これだと、この請願趣旨で予算をつけてくださいという中身なんですが、私は逆に、何で東村山市の事業としてこれに取り組まれないのかというところが問題だと思うんです。そのことを解決しない限り予算はつかないと思うんですよ。つまり、支援事業の中の一つの事業として東村山市が社会福祉協議会に補てんしているというのが今の予算のつけ方ですから。
  そのことを含めて考えたときに、行政として、つまり障害支援策、子供たちやその保護者の方々を支援するために、東村山市としてスマイルや山鳩訓練事業と同じ位置づけでこの事業に取り組む必要があると思っているんですが、そこを今現段階でどのようにお考えになっていらっしゃるか。市長にこれが出されているわけですので、これは多分、障害支援課にも行っていると思うんです。健康福祉部のところに行っています。なので、これを出された時点でそういう議論が所管でされたのかどうか、そこを私は今伺いたいと思います。
△菊池健康福祉部長 今、それぞれ御意見、御質疑等をいただきましたけれども、実は12月議会の中でお答えしているところと重複するかもしれませんが、今の東村山市社会福祉協議会での障害者地域自立生活支援センターるーとにおきまして、すみ分けとして委託しているところが説明されていると思います。
  また、そのときにさまざまな御質疑をいただいたんですけれども、週1回はいかがなものか、あるいはスーパーバイザーについての質疑とか居場所づくりの実施の関係ですけれども、身体障害児の放課後の居場所としては、児童デイサービス事業所スマイルあるいは山鳩訓練所、これは予算化の中でそれぞれ事業所の事業として、過年から実施していたところでございます。
  そういった中で、障害者自立支援法の体系下として、それぞれの事業所が行うサービスとは別に、例えば中央公民館で活動しているかめのこ学級だとか、そういった活動もしているところなんですが、現在、市としての予算化の中では、そのときも答弁しているかと思いますけれども、事業の実態としては、山鳩あるいはスマイルにお願いしているのは確立しているところでございます。これらは、これから巣立っていく部分もございますので、そういった中での研究・検討もしていかなくてはいけないし、その事業のあり方自体も我々としてはとらえていかなくてはいけないことだと思います。
  御質疑の中で行き違いがございましたけれども、健康福祉部として一定の整理をさせて、次回、もし時間がございましたら、また回答させていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
○福田委員 部長の御答弁はわかりました。今後、検討する必要があるということですよね。私もそうだと思うんです。
  つまり、山鳩にしろスマイルにしろ、事業所が展開していて、それを東村山市が制度として認めているので予算がついているわけですよね。だけれども、こどもくらぶについては、るーとの支援事業の一つなので、車の借り上げ代が必要だということでの要望も多分あったんでしょう。それでその分については、確実に保障されているかどうかは別問題として、37万何がしというお金が、年度で補助金として出されているという中身だと思うんです。
  かめのこも含めて、こどもくらぶも含めて、この市長への要望について言えば、山鳩でもスマイルでも対応できないので、こどもくらぶなんだとおっしゃっておられるんです。そうすると、山鳩でもなくスマイルでもなく、こどもくらぶとして必要な事業なんだということなんですよ、障害特性も含めてですね。それを、かめのこ学級も含めて整理が必要だと今おっしゃられたんですが、その整理をどの程度でしていかれるつもりなのか。
  つまり、我が東村山市では去年度から、実施計画の毎年度ローリングというのをやっていますよね。その実施計画のローリングにこれがのらないと実施されないのではないかと、私は危惧があるんです。本当はそんなものにのせるよりも、緊急事業として取り組むべきだと思うんですが、それでも段階を追っていかなければならないとしたら、来年度、直ちにこれはのらないといけないんです。そこら辺の所管のお考えがどこにあるのかというのを、次回までに整理して御答弁いただきたいと思っています。
△菊池健康福祉部長 ただいま福田委員から御指摘いただきましたけれども、グレードアップの部分を含めまして、検討・研究させていただきたいと考えております。
◎大塚委員長 研究を含め、一定の整理をした御回答をいただくということですね。よろしくお願いします。
  ほかに質疑、御意見ございませんか。
(発言する者なし)
◎大塚委員長 御質疑、御意見がないようですので、先ほど、こどもくらぶの実態を踏まえて、実際に幾らかかっているかという資料請求がありました。これを提出していただくことに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◎大塚委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
  議長にその旨を伝え、取り計らっていただきますので、諸手続については正副委員長に御一任願いたいと思います。
  次に進みます。
  休憩します。
午後零時4分休憩

午後零時15分再開
◎大塚委員長 再開します。
  ほかに質疑、意見もないということで、御提案がありましたことについて委員長から諮らせていただきます。
  まずは、現場の活動状況を見せていただきたいということで、これは皆様が活動されている時間に、こちらから希望を出させていただいて、できれば次回の委員会前に、任意で有志で見せていただくというのを1つ提案させていただきたいと思います。これは委員会で言うことではありませんが、一応そういう形です。
  そして次回の委員会では、正式に参考人招致として社協をお呼びしたいと思っています。今の段階で常任委員会の13日、14日のどちらかになるかと思うんですけれども、その際の時間までは今ここで限定することはできませんが、このあたりは正副委員長に御一任いただきまして、社協に正式な参考人招致をお願いしたいと思います。
  そして、先ほど、そのほか市長にもお話をということでしたが、それはその次のあたりの段階で考えていきたいと思っていますので、今回は任意での視察と正式な参考人招致、これは議事録に残る招致となりますので、そのあたりいかがでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◎大塚委員長 御異議なしと認めます。
  さまざまな諸手続については、正副委員長に御一任をお願いしたいと思います。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◎大塚委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
  以上で、本日は24請願第5号を保留といたしたいと思いますが、これに賛成の方の起立を求めます。
(賛成者起立)
◎大塚委員長 起立全員と認めます。よって、さよう決しました。
  次に進みます。
  休憩します。
午後零時18分休憩

午後零時22分再開
◎大塚委員長 再開します。
―――――――――――――――― ◇ ――――――――――――――――
 〔議題4〕所管事務調査事項 待機児対策(新設計画と分園計画)について
◎大塚委員長 所管事務調査事項、待機児対策(新設計画と分園計画)についてを議題といたします。
  初めに、所管より報告があればお願いします。
△高柳子ども育成課長 平成24年4月1日現在の待機児童の状況でありますが、新定義での待機児童数は195名ということで、前年度の222名から27名の減となっております。
  続きまして、保育園の整備状況につきまして簡単に報告させていただきます。
  八国山保育園の分園につきましては、定員20名で4月1日に開園したところであります。また、多磨全生園内への移転を計画しております花さき保育園につきましては、7月1日の開園を目標に、順調に工事が進んでいると報告をいただいております。入園募集につきましては、6月1日号の市報に掲載する予定であります。
  それから、軽費老人ホームむさしの園の跡地におきまして、東京都の土地活用事業の一環として整備が進められております保育園につきましては、8月1日の開園を目標に工事が順調に進められております。法人理事会におきまして、保育園の名称を「青葉さくら保育園」にすることと決定し、開園後の運営体制につきましても準備が進められている旨、報告をいただいております。こちらの入園募集につきましては、7月1日号の市報に掲載する予定であります。
◎大塚委員長 報告が終わりましたので、質疑ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◎大塚委員長 ないようですので、待機児対策については、次回にいっぱい聞いてくださいね。
―――――――――――――――― ◇ ――――――――――――――――
 〔議題5〕所管事務調査事項 第5期介護保険事業計画について
◎大塚委員長 続きまして、所管事務調査事項の第5期介護保険事業計画についてを議題といたします。
  初めに、所管より報告があればお願いします。
△鈴木高齢介護課長 第5期介護保険事業計画について説明いたします。
  本計画は、老人福祉法及び介護保険法の規定に基づき一体性を確保するという観点から、第5期高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画として、1冊のものとして策定いたしました。
  成果本といたしまして、先週5月10日に東村山市地域福祉計画として配付させていただきました。高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画は、地域福祉計画の部門別の計画に当たるものでございます。
  会議等については、高齢者在宅計画推進部会と介護保険運営協議会が連携して合同会議を組織し、策定に当たりました。
  今後の進捗管理と評価については、施策分野ごとに高齢者在宅計画推進部会、介護保険運営協議会、地域包括支援センター運営協議会、地域密着型運営協議会のそれぞれにおいて適宜実施し、計画事項の着実な推進を図ってまいります。
  また、現在進捗している部分といたしましては、市の指定となります地域密着型サービス事業所の整備について、小規模多機能型居宅介護施設と認知症高齢者グループホームの併設での整備を進める計画となっておりますが、東部圏域と南部圏域で公募いたしました事業者について、現在選考中であり、選考委員会から6月中に答申をいただく予定となっております。
  地域密着型施設の整備を初め、計画の進捗状況につきましては、今後も随時報告させていただきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
◎大塚委員長 報告が終わりましたので、今の第5期介護保険事業計画について何かございませんか。
○福田委員 もう所管事務調査が終わりに向かわなくてはいけないと思うんですが、実は今回の所管事務調査に上げて、介護保険事業計画について、私たちは意見をたくさん言いたかったところなんですが、前回と違って、計画策定の部門での議論が大変遅くなって、厚生委員会にさまざまな資料がタイムリーに出てこなくて、なかなか厚生委員会での議論がしにくかったんです。そういう中で、十分に私たちの声を行政側に伝えられたかどうかといえば、伝え切れていないということの結果が、最後の介護保険料の議案に結びついてきていると思っているんです。
  そのことも含めて、今後の第6期計画においては、介護保険の事業計画を策定するところの資料も含めて、同じものを厚生委員会に順当に次々に配付していただくということを次のところで、私たち議会みずからも要求はしますので、そこら辺をぜひ提出できるようにしていただきたいということが1点です。
  それからもう一つ、今度の事業計画の中でどうしても確認しておきたいのが、ホームヘルプ事業の時間短縮の件なんです。時間短縮って、時間が切り売りされていると言ったら変なんですけれども、物すごく短くなって、ホームヘルパーたちの声によれば、洗濯はしたけれども干せないで帰るしかないこともあるという話です。よその自治体の話を聞きますと、画一的にするなということを自治体側から事業所に対して丁寧にされているというところも聞いているんです。
  もうこの1点だけで終わりにしたいんですが、そこら辺の対応を東村山市としてはどうされるのか、ぜひお聞かせいただきたいと思っています。
△鈴木高齢介護課長 今回、資料等が遅くなりましたのは、国から出てくるワークシートが大分遅くて、その関係もありまして、なかなか資料がつくれなかったという現状がございます。特にワークシート上で計算しませんと、総量の中で21%というのが保険料になりますので、そういった計算ができませんので、その関係で4期のときよりも5期の中では遅くなったという現状がございます。6期の中ではどうなるかわかりませんけれども、そういった状況もございますが、なるべく早く皆様に資料をお示ししていきたいと考えております。
  先ほどのホームヘルパーの時間短縮の件でございますが、以前は60分の生活援助でしたけれども、今度45分になったということでございます。市としても4月からその現状を見きわめながら、どういった部分で支障が出るのかというのを今検証しているところでございますが、基本的にはケアプランに基づいての介護計画になりますので、ケアマネのほうで、45分で終わらないという状況がございましたら、60分以上ということも当然出てくると思います。また、今年度から介護事業者に対する事業指導というものも的確に行っていく予定でおりますので、その中でも徹底してまいりたいと考えております。
◎大塚委員長 ほかに質疑、御意見等ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◎大塚委員長 休憩します。
午後零時31分休憩

午後零時32分再開
◎大塚委員長 再開します。
  以上で、本件所管事務調査事項、第5期介護保険事業計画については、本日をもって調査終了といたしたいと思いますが、これに賛成の方の起立を求めます。
(賛成者起立)
◎大塚委員長 起立全員と認めます。よって、さよう決しました。
  次に進みます。
  以上で、本日の厚生委員会を閉会といたします。
午後零時32分閉会

 東村山市議会委員会条例第30条の規定により、ここに署名又は押印する。

厚生委員長  大  塚  恵 美 子






















議会事務局職員

記録担当

議事係長

次長

局長



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