第1回 平成26年2月7日(生活文教委員会)
更新日:2014年4月8日
生活文教委員会記録(第1回)
1.日 時 平成26年2月7日(金) 午後3時2分~午後4時7分
1.場 所 東村山市役所第1委員会室
1.出席委員 ◎伊藤真一 ○小町明夫 朝木直子 小松賢 山崎秋雄各委員
1.欠席委員 なし
1.出席説明員 原文雄市民部長 曽我伸清教育部長 清水信幸市民部次長
間野雅之教育部次長 田中宏幸庶務課長 高橋功教育支援課長
大西弥生特別支援教育係長 小林宏指導主事
1.事務局員 南部和彦次長 荒井知子調査係長 山名聡美主任
1.議 題 1.25請願第18号 東村山市立小・中学校の特別教室と体育館にエアコン設置を求める請願
2.所管事務調査事項 特別支援教育推進計画について
午後3時2分開会
◎伊藤委員長 ただいまより、生活文教委員会を開会いたします。
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◎伊藤委員長 傍聴の申し出があれば、これを許可したいと思いますが、これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
◎伊藤委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
傍聴申請があれば、適宜これを許可いたします。
次に進みます。
休憩します。
午後3時2分休憩
午後3時4分再開
◎伊藤委員長 再開します。
審査に入る前に、委員並びに傍聴人に申し上げます。
携帯電話、カメラ、テープレコーダー、その他電子機器類の委員会室への持ち込みの禁止が集約されております。本委員会室への持ち込み並びに使用は禁止いたしますので、御承知おき願います。
なお、携帯電話をお持ちの場合は、電源を切り、使用されないようにお願いいたします。
次に進みます。
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〔議題1〕25請願第18号 東村山市立小・中学校の特別教室と体育館にエアコン設置を求める請願
◎伊藤委員長 25請願第18号を議題といたします。
本請願につきましては、今回が初めての審査となりますので、事務局より朗読をお願いします。
(事務局朗読)
◎伊藤委員長 朗読が終わりました。これより各委員会からの質疑に入ります。
質疑、御意見等ございませんか。
○小町委員 今、請願文を読んでいただきましたけれども、特別教室、図工室、理科室、家庭科室、図書室、市内の小・中学校全体で何教室あるのかお聞かせください。
△田中庶務課長 特別教室全体の数はわかるのですが、具体的に図工専科の教室については、今手元に資料がございませんので、また改めてということで御理解いただきたいと思います。
○小町委員 特別教室全体での教室数はおわかりになりますか。
△田中庶務課長 これは22年に文科省のほうに提出した数字となっておりますが、特別教室としては小・中を合わせて362教室となっております。
○小町委員 これも恐らく手元にないとは思いますが、年間を通してこの特別教室と言われる教室の利用率というんでしょうか、利用回数をお伺いします。
△田中庶務課長 こちらにつきましては、各学校ごとによってカリキュラムが異なりますので、一概にというところでは、現時点では把握し切れておりません。ただ、専科の授業、特に家庭科等については5年生以上が家庭科室を使うとか、図工については3年生、4年生以上という形になってまいりますので、その利用学年によっても、教室で授業をしたり専科の教室を使ったりということで、状況が異なるということで御理解いただければと思います。
○小町委員 次に、この請願文の中で7行目以降、熱中症で児童・生徒が体調異常を起こしたのではないかと心配していましたという文章がございますが、所管のほうで、特別教室を使った授業をする中で、体調異常、熱中症等があったという御報告があるのかどうかお伺いいたします。
△田中庶務課長 所管のほうには、そのような形で、特にそれでぐあいが悪くなったという報告は受けておりません。ただ、暑い時期とかにつきましては、各学校には水分補給とか、それに適した服装で対応していただくとか、普通教室を使った授業をやっていただくとか、各学校ごとに工夫を凝らして対応していただいているところでございます。
○小町委員 次に、体育館のほうで伺いたいんですけれども、基本的に夏の時期はプールで授業をすることが多いんだと思いますが、夏休み明け、恐らく大体運動会があるのは秋だと思いますが、その中で、猛暑で、まだ残暑があってなかなか外でできなくて、体育館に切りかえて授業をすることが回数として結構あるのかどうかお伺いします。
△小林指導主事 残暑等について、今は10月ごろまで暑くなっておりますが、基本的には年間のカリキュラムがございますので、その暑さ等も見越しながら校庭で行うもの、あるいは体育館で行うもの、あと学級数の規模にも応じて、どうしても体育館と校庭という形で割り振っておりますので、ある程度、夏、冬と分けてカリキュラムは組んでいるところです。
○小町委員 すみません、前後しますけれども、1点確認したいのは、特別教室に関して、近隣市での対応はどうなっているのかお伺いいたします。
△田中庶務課長 他市の状況についてなんですが、今手元に資料がない関係で、そちらについては改めて資料提供をさせていただきたいと思います。
◎伊藤委員長 ほかに質疑、御意見ございませんか。
○朝木委員 この請願が出たに当たって、基本的なことなんですけれども、所管としてはこの設置の必要性というのはどのように考えていますか。
△田中庶務課長 こちらについては、25年以前から議会のほうでも、市長のほうも答弁をしているかと思いますが、所管としても考え方は同じです。必要性というのは確かに認識しているところではありますけれども、やはりそれは全体の予算に絡むところがあったりとか、そういうこともございますので、その総体の中で総合的に判断していかなければいけないと考えております。
○朝木委員 会議等を行う施設で、いわゆる公共施設の中で、スポーツセンターも含めですが、エアコン未設置の施設はありますか、学校以外に。
◎伊藤委員長 休憩します。
午後3時16分休憩
午後3時17分再開
◎伊藤委員長 再開します。
△田中庶務課長 申しわけございません。教育部局のそのほかの施設について、全てについては把握しかねているところですので、その点について御容赦いただければと思います。
○朝木委員 恐らく今、屋内でエアコンが未設置の施設というのはないと思うんです。
それで、私が子供のころというのは、まだ全然今と温度が違いましたので、エアコンなんていうのはぜいたく品の部類に入った時代でしたけれども、今というのは、生活保護世帯でも昔はぜいたく品だったエアコンが必需品になっているわけじゃないですか。そういう意味でもあるし、いってみれば子供たちの健康にかかわる設備ですよね、これは。だから、特別教室も普通教室も、特別教室でも熱中症は当然起き得るし、体調異常も当然起きるわけですから、体育館なんていうのは特にそういう可能性が高いところですよね。
なので、全体の予算の中で、予算の問題があるから後回しになっているんだという答弁が先ほどありましたけれども、所管としての考えでもいいんですが、本来ならば、市民、特に子供たちの健康にかかわる設備ですから、最優先するべきではないかと思います。予算要望をそちらでなさるんでしょうけれども、どういう御見解でいらっしゃいますか。
△田中庶務課長 必要性については、市長も言っていたところはあるかと思うんですが、学校に関して言えば、夏場の体育の授業というのは確かに体育館というのもありますけれども、夏場暑い時期にやはりプールの授業とか、そういったことで、暑い時期はプール授業で対応するとかというカリキュラムの工夫をしていただいている中で対応を図っていただいているというところで、現状については、今の施設の対応で協力していただいているところはあるかと思います。
○朝木委員 余り議論の余地もない問題だと私は認識しているので、余りくどくは言いませんけれども、体育館については授業以外でも、おととしぐらいまでは諏訪町でも化成小学校の体育館で長寿を祝う集いをやっていましたが、あれは9月の半ばぐらいでしたけれども、物すごい暑さでしたよ、扇風機を何台もつけても。私もぐあいが悪くなりそうな暑さだったので、あの中で全く体育の授業がゼロというわけではないと思いますし、地元の方たちも利用されていますよね、スポーツ関係の団体たちが。ですので、そういう意味では、一刻も早くとは思います。
それから、この請願人の方から、ほかの委員も情報をいただいているかと思うんですけれども、都のほうでも特別教室へのエアコン設置の補助金が論議されているようですというお話をいただいているんですが、そのあたりはどの程度把握していますでしょうか。
△田中庶務課長 東京都の予算に関しましては、まだ都知事の選挙等もはっきりしていないところで、暫定案という形になっているということを伺ってはおります。ただ、また知事の査定等が入ってくるということも伺っておりますので、詳細についての情報がまだこちらに届いている状態ではないというところでございます。
◎伊藤委員長 ほかに質疑、御意見等ございませんか。
○山崎委員 私の去年の9月の一般質問で、いわゆる学校教室の温度の件で答弁があったんですけれども、やはり今も学校に任せているんですかね、温度のはかり方とか報告という点では。学校にお任せしていると、多分答弁をいただいているんですけれども、学校に全部任せている状態なんですか。
△田中庶務課長 そちらについては、各学校の判断で状況を把握しているところでございます。各学校に委ねているところでございます。
○山崎委員 学校環境衛生基準がありまして、どこの学校も夏になると30度以上になりますもので、温度は30度以下であることが望ましいという形で、そういう基準があると思うんですけれども、その辺は把握されて、教育長のほうで指導か何かはされているんですか。
△田中庶務課長 やはり熱中症対策等につきましては、適宜、各学校に通知等あるいは口頭でのお知らせをして、先ほども申しましたけれども、水分補給とか服装での対策を図って、子供たちがそういったことに結びつかないようにということでの指導というか、お知らせのほうはしているところでございます。
○山崎委員 もう一つ、東京都の補助金の話が出たんですけれども、今後、国または東京都の補助金の動向を注視してまいりますという答弁が今あったんですが、もうちょっと教育委員会のほうで、実際今どういう考え、どういう方針でいこうというのはありますか。
これから補助金が出れば、先ほど362、大体400ぐらいあるという答弁をいただいているんですけれども、その400の特別教室にどのぐらい予算とか、まだこれからだと思うんですが、何か方向づけというのはありますか。
△田中庶務課長 先ほども予算の関係についてはというところで、まだそちらについては今後協議していく必要があると考えておりますので、現時点で都のほうも、はっきりまだ情報がつかみ切れていないところもありますので、そちらの動向も注視しながら、その状況に応じて協議等をしていきたいと考えております。
◎伊藤委員長 ほかに質疑、御意見等ございませんか。
○小松委員 確認なんですけれども、前回、普通教室が全教室に冷房設置されたということで、その経常経費というのがどのくらい増加したのか。
△田中庶務課長 23年度、24年度で半分ずつという形で全校設置した関係がございますのと、気候による影響もあって、まだ全体の把握というのがし切れて─1年サイクルでやっと、24年度に設置した学校というのは結局25年度から稼働しているところもありますので、そこについては24年度の後半からというんでしょうかね。そうなってくると、1年丸々サイクルでというのは、これから冬場の暖房も含めて、今年度の1年間を終えてみないと出てこないというのが現状でございます。
○小松委員 前回の普通教室でのエアコン設置に関して聞いたかどうか記憶が定かでなかったので聞きたいと思うんですけれども、普通教室に設置した1教室の単価というのはどのくらいでしたか。
△田中庶務課長 正確な数字ではございませんけれども、250万円程度が普通教室に設置したときの金額だと記憶しております。(「1教室でしょう」と呼ぶ者あり)1教室あたり250万円程度ということでございます。
○小松委員 その教室の平米数によっても多少は違ってくると思うんですけれども、特別教室になったときに1教室あたりどのくらい、やはりそのぐらいの値段はかかるという見込みですか。
△田中庶務課長 特別教室といいましても、図工室とか家庭科室とか、専科の教室というのは当然普通教室よりも大きくて、大体2倍弱の大きさになっております。そうすると、単純に2部屋分みたいなイメージになりますが、ただそれだけというわけではなくて、資材の関係とか、冷房を一気に当時も入れたということで、一遍に入れたことによってのコストの関係とか、あとは資材調達の関係とかによっても影響があるかと思いますので、一概にそれを倍の面積だから倍加ということは、今の状態では申し上げられないところでございます。
○小松委員 先ほどからの答弁で、特別教室が362で、経常経費もこれから予算、また試算されていくと思うんですけれども、ほかの23区また多摩地域で、特に23区で特別教室にエアコンを設置している状況など、ある意味ここではなかなかお答えできない部分もあると思うので、次回の資料請求を兼ねて幾つかお聞きしたいんです。
先ほどお話ししたように、23区の小・中学校の特別教室へのエアコンの設置状況、また都立高校での特別教室のエアコンの設置状況、あとはそれに付随して高校と小・中学校の体育館でエアコンを設置している状況など、話はちょっとずれるかもしれないんですけれども、特別支援学校も、全部調べたわけじゃないんですが、大小の体育館があるということで、小体育館は幾つか設置しているところも中にはありました。特別支援学校なので、いろいろな方の障害の状況によって設置されたと思うんですけれども、なかなか大体育館までは、まだ今現在設置されていない状況だそうです。
そこら辺は一応調べた範囲で説明したんですけれども、この請願人の文章の中にもあるように、スポーツセンターのエアコンが稼働してからの経常経費というのがどのぐらいになっているのか。
また、比較対象になるかどうかわからないんですけれども、このスポセンと小・中学校の体育館の容積比から考えて、体育館の経常経費の増加をどれほど所管として見込んでおられるのかということを、5点ですかね、次回の委員会での資料として請求しておきたいと思います。
◎伊藤委員長 休憩します。
午後3時32分休憩
午後3時34分再開
◎伊藤委員長 再開します。
ただいま小松委員を初め各委員から出されました、次回委員会へ向けて、所管において調査の上、御提供いただきたい資料につきまして申し上げます。
まず、東京都23区の区立小・中学校の特別教室へのエアコンの設置状況、都立高校のエアコンの設置状況、多摩26市周辺の特別教室のエアコンの設置状況、それから東村山市の特別教室の内訳ですね。全体では先ほど報告がありましたけれども、その中に理科室だとか図工室だとか家庭科室といった内訳をきょうはお持ちじゃないので、そちらを報告いただくということですね。
それから、スポーツセンターのエアコンの現在のところまでの経常経費がどれくらいかかっているかということですね。それから、スポーツセンターと小・中学校を比較した場合、どれくらい大きさによって費用が違うのかといった調査、23区小・中学校の体育館のエアコンの設置の状況、以上でよろしいですね。所管のほう、よろしゅうございますか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
◎伊藤委員長 それでは、ただいま申し上げました項目で、次回、各委員から質疑が出ると思いますので、調査の準備をよろしくお願いしたいと思います。
ほかに質疑、御意見ございませんか。
○山崎委員 もう一つ、教育委員会が現場の校長、副校長と、それから特別教室の担当の先生がいらっしゃると思うんですけれども、やはりじかに行って現場の生の声を聞いてほしいと思うんです。特別教室といっても朝から晩まで使うわけでもないという、利用度というのがあると思うので、やはり現場の理科室なりエアコンが欲しいという教室に行っていただいて、担当者の先生にお話をぜひ聞いてほしいと思うんです。
そうじゃないと、なかなか費用等、これから財政面があると思うんですけれども、やはり現場の生の声を聞いて、エアコンが欲しいという児童・生徒の生の声を聞いて、そういう教育委員会の取り組みをやっていただければ、一日も早く財政面も前進するんじゃないかと思うので、ぜひその辺をよろしくお願いします。
◎伊藤委員長 ただいまのは要望ですか。
○山崎委員 要望です。
◎伊藤委員長 所管として、今の要望に対して答弁ございませんか。
△田中庶務課長 毎年、教育委員会として学校訪問等をさせていただいたり、個別に学校のほうは回らせていただいているところでございます。学校のほうからも、当然あるにこしたことはないという御意見を伺っているところでは、そういう意味では認識しております。
◎伊藤委員長 山崎委員から、現場の声をより聞いてほしいという御意見でありますので、また次回委員会までのところで、さらに現場のお声を吸い上げていただければと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
ほかに御意見、御要望ございませんか。
○小町委員 請願文の中ほどにエアコンの件が文章でありますが、「2011年に市民スポーツセンター体育館にエアコン設置をしたことからも言えることです」とあるんですが、そもそもは去年あった国体に関してエアコンが入ったと私は認識しているんですけれども、国体のバスケットボールを体育館でする上で、エアコンの設置というのは必須なものだったのかどうか、請願とは関係ないんですが確認させてください。
△曽我教育部長 あくまで必須ではなくて、体育館を利用する以上、大会に大勢の方が入場されるということも予想されておりましたので、その辺の環境整備から、補助金が伴っていましたので、その補助金を有効活用した中で体育館にエアコンを設置させていただいたものでございます。
○小町委員 そうすると、補助金があって国体の関係でということだと思うんですが、そうであると、このスポーツセンターにエアコンが入らなかったという可能性もあるのかどうか。
△曽我教育部長 他市の状況等も、全体の中でどのように国体を運営していこうかという話し合い等もありまして、全体で体育館に入れていった経過もございます。当市だけではなくて全体のバランス、または今後の体育館の使用なども考えた中で、見据えた中で、エアコンの設置を考えていったということでございます。
◎伊藤委員長 ほかに質疑、御意見ございませんか。
○小松委員 国また東京都の補助の動向など、今後のことかと思うんですが、この学校施設の整備計画で、耐震化、また非構造部材の外壁工事、トイレ改修など、今そういう事業を行っておるんですけれども、進捗状況というのが本年度末でどのぐらいまで進んでおられるのか。また、それに対して来年度以降の実績の見込みというのはわかりますか。
やはり児童・生徒を守るために、今までこういう耐震化工事、また外壁工事などをやっていきながら、今後エアコン等に交付金などをまた活用しながら行っていくと思うんですけれども、そういった関連で、この工事を今どれぐらいの感じで行っているのか、また来年度までどのぐらいの見込みで行っているのかということでお聞きしたいと思うんです。
△田中庶務課長 まず最初にお断りさせていただきたいのが、来年以降のことは予算に絡むところなので、まだ今の時点でどうなるかということははっきりしないところがありますので、過去の実績等を踏まえて御報告させていただきたいと思います。
外壁等につきましては、今年度、小学校5校と中学校1校ということで6校の対応をさせていただいているところです。過去におきましては、耐震化工事に合わせて外壁の改修を行った学校等もありまして、現在のところ16、17、18年で各1校ずつ行っておりまして、今年度までに10校の外壁改修が終わっているところです。ですから、22校ありますので、まだやっていないところは12校です。
トイレの改修につきましては、今年度4校、実施しているところでございます。トイレのほうはほぼ終わっておりますので4校で、過去においてやってきた学校がございまして、トータルで14校、トイレ改修は何らかの形で、全ての系統ではございませんけれども、1つの縦系統のほうを改修したという意味でのトイレ改修にはなりますが、そういった形で対応したのが今年度を含めて14校という形で、未実施がまだ8校あるという状況でございます。
非構造部材につきましては、今年度、22校の体育館を今現在もやっておりまして、卒業式に間に合うように鋭意取り組んでいるところでございます。なので、体育館については今年度をもって終了という形に、非構造部材の改修については終了という形になろうかと思います。
◎伊藤委員長 ほかに御質疑、御意見ございませんか。
○山崎委員 9月の一般質問で、必要性があるというのは認識していると。いわゆる財政問題で、初期投資の費用が普通教室と比べて非常に高くなるという御答弁をいただいているんですけれども、この辺をもう少し。初期投資の費用負担が非常に一般教室よりも高くなるということは、体育館を名指しているのか、特別教室を比べているのか、その辺の内容です。
△田中庶務課長 詳細については確認しないとわかりかねますが、ただ、特別教室、専科の教室、先ほども申しましたように、普通教室よりも当然面積が広いということもありますので、そういった形で部屋数がふえれば、部屋数も先ほど普通教室と同等というお話が山崎委員のほうからもございましたが、当然、面積が広くなればその分費用も増していくだろうということは推測されるところでございます。
◎伊藤委員長 ほかに質疑ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◎伊藤委員長 ないようですので、以上をもって本日は25請願第18号を保留といたしたいと思いますが、これに賛成の方の起立を求めます。
(賛成者起立)
◎伊藤委員長 起立全員と認めます。よって、さよう決しました。
次に進みます。
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〔議題2〕所管事務調査について
◎伊藤委員長 所管事務調査事項、特別支援教育推進計画についてを議題とします。
初めに、所管より第二部第2章の説明を求めます。
△高橋教育支援課長 第2章、保護者等に対する相談体制の充実に向けてというところであります。
第2章は、保護者や児童・生徒、関係機関からの相談を受ける相談体制の充実について掲げています。特別な教育的ニーズのある児童・生徒にとって、保護者や関係機関と一緒に支援方法を考え、保護者や児童・生徒の精神的なフォローをする相談体制を整えることは、保護者との信頼関係を構築し、お子さんにとって具体的な指導や支援を実施することに極めて重要です。相談体制の充実を図り、円滑に指導や支援が行えるようにバックアップします。
1、就学相談制度の充実であります。
就学相談は、障害等の理由により就学後に支援の必要な幼児・児童について、専門家の意見を参考にしながら、保護者の方と、最もふさわしい教育が受けられる就学先や個に応じた支援について考えていくものです。また、幼児期を含め早期から、就学相談や就学先についての正しい情報の提供を行うことも重要です。医学、教育学、心理学の専門的見地からの意見を十分に活用し、保護者との連携を図れるよう、実施方法や内容の充実を図ります。
第三次実施計画では、保護者や幼稚園、保育所、学校の関係者に就学相談についての理解を深めていただくために、説明会の実施や情報提供の方法について検討を進めます。また、相談内容の充実を図るため、実施方法や内容の見直し、就学相談にかかわる者の資質の向上に努め、保護者の方の理解が得られる就学相談を実施していきます。
次に、2、転学相談、入級相談の在り方の明確化。
通常の学級から特別支援学級の固定学級への転学相談や通級指導学級への入級相談は、近年増加しています。また、固定学級から通常の学級への転学相談に対応するためにも、児童・生徒本人にとって教育の適時性を踏まえ、あわせて学年や学期の区切りを考慮することは極めて重要です。よりよい指導につなげるためには、保護者や在籍する学校に正しい情報を提供してまいります。
第三次計画では、通級指導学級の役割や指導内容について正しい理解を深め、適切な指導につなげるためにも、入級、退級についてのガイドラインの構築を進めます。また、児童・生徒の正しい実態把握を行うことができるよう、発達検査結果の活用や児童・生徒の行動観察力の向上などのアセスメント実施能力の向上を図ります。
3、相談機関の機能・連携の充実。
教育相談室では、子供の発達・心理にかかわる相談を保護者や児童・生徒本人と行っています。相談内容によっては、即座に解決策が見出されるものばかりではないため、保護者の了解を得ながら関係機関との連携を行っております。近年、相談室では、発達障害に関する相談が増加しています。件数増加や相談内容の多様化が顕著になっています。教育相談室と各校校内委員会、就学相談担当、特別支援教育専門家チーム、子育て支援課との連携を強化します。
第三次実施計画では、単なる相談機能だけでなく、相談を円滑にするために、教育相談室や在籍校、特別支援学級、都立特別支援学校などとの連携をコーディネートすることにも重点を置いて取り組みます。
4、広報活動の充実。
特別支援教育の推進には、発達や障害、特別支援教育の取り組みについて、保護者を初め周囲の理解が必要です。理解を得るために、リーフレットの配布や講演会の開催など、多くの方に活用いただけるよう、学校を通じた広報のあり方や保護者の方々の状況に沿った実施方法を工夫するとともに、教育委員会、小・中学校、幼稚園、保育所、教育相談室や幼児相談室などの相談機関が、適切な時期に正確な情報を提供する広報活動の充実を図ります。
第三次計画では、教育委員会からの情報発信だけでなく、身近な幼稚園、保育所、小・中学校からの情報発信の充実を図ってまいります。
以上で、簡単ではございますが、第二章の保護者等に対する相談体制の充実に向けての概略の説明を終了させていただきます。
◎伊藤委員長 説明が終わりました。
質疑、御意見等ございませんか。
○小松委員 1点だけ。以前、予算委員会でもちょっとお聞きしたんですけれども、通級学級を担当されている先生が、この専門家チームが設置されて、逆に相談できる機会が減ってしまったというお話を以前お伺いしたんです。新しい課も設置されて、大分そこら辺は改善されたと思うんですけれども、今現在そのような把握というのは、実態的にはどのような形で取り組んでおられるのか。
△高橋教育支援課長 専門家チームの巡回相談は、通常学級の設置校の場合は年間4回であります。それで、特別支援学級の設置校については、今年度は年6回ということで戻しました。(不規則発言多数あり)詳しいことにつきましては、特別支援教育係長より報告させていただきます。
△大西特別支援教育係長 今、課長のほうから申し上げました特別支援教育専門家チームの巡回相談につきましては、導入当初、全校一律年4回という形で開始いたしました。
今、委員のほうからも御指摘あったとおり、それまでの制度が別の制度になりましたので回数が減ってしまった等の御意見をいただきましたので、特別支援学級設置校につきましてはプラス2回ということで、平成25年度から年6回という形にさせていただいております。
◎伊藤委員長 ほかに質疑ございませんか。
○小町委員 前回の委員会のときだったでしょうか、第一章をやったときに、通級指導学級を、なかなか難しいかもしれないけれども一度拝見させていただきたいという話が委員間でもあったかと思うんですが、年が変わり、年度末にもなってきている状況で、今年度内にすることが可能なのかどうか、今の状況はどうなのか、お聞かせ願えればありがたいと思います。
△高橋教育支援課長 御承知だと思いますけれども、通級指導学級には非常にデリケートなお子さんがいらっしゃいまして、例えば音に対して非常に過敏であるだとか、大人数のところが非常に苦手だとかというお子さんが複数いらっしゃいます。それで、学校との調整をしながらその点を図っていきたいと思いますけれども、通級指導学級は通常学級よりも少し早く終わりますので、その点も考慮しながら調整していければと思います。
○小町委員 今月も半ばを過ぎると3月定例会の告示があったりして、多分、私たち以上に皆さんもお忙しくなるんだと思いますし、予算特別委員会等々もありますので、なかなか日程等をとるのも厳しいかと思いますが、一度少し前向きに検討していただければありがたいと思います。これは意見として申し上げておきます。
◎伊藤委員長 ほかに御意見、質疑ございませんか。
○朝木委員 1点だけお伺いしておきたいのが、この広報活動の充実というところで、保護者を初め周囲の理解が必要ですという部分なんですが、特別支援入級者以外の保護者の方たちへの理解はどういう形で求めているんでしょうか。
というのは、私、昨年と4年ぐらい前に、中学校の保護者の方たちとお話をする機会があったんですが、やはり特別支援学級に対する偏見が拭い去れていないんではないかなという思いがすごくあるんです。そのあたりはどのように感じていらっしゃるかということも含めて、お教えいただけますか。
△高橋教育支援課長 特別支援教育を推進していくためには、やはり保護者の理解が非常に大事だと思っております。それとともに児童・生徒の理解も大事だと思っていまして、毎年、特別支援学級の非設置校の子供を対象に啓発活動をしたりだとか、それから、2月19日から23日までの期間ですけれども、特別支援学級の合同作品展を開催して理解・啓発活動につなげております。
それと、このリーフレット、以前にお配りしたと思いますけれども、このようなものも配布して理解を求めようと思っていますが、確かに特別支援教育あるいは障害に関しては、なかなか理解が難しいところがあります。特に、最近よく言われています発達障害という概念が出てきて、発達障害に関する理解というのは非常に難しいところもありますし、障害とそうじゃない子、ちょうどラインのところも非常に難しいところがありますので、その辺は順次、今後とも理解を図ってまいりたいと思っています。
○朝木委員 その啓発活動というのは、具体的にどういうことなんでしょう。講演をするとかということですか。もうちょっと、例えばその学校で起きている問題とか保護者の声に対して、具体的にどういうことをされているのかというところは把握していませんか。
△高橋教育支援課長 先ほどお話が出ました専門家チームの巡回相談が各学校で行われているんですけれども、その中で学校での保護者に対する講演なども行っております。(「もうちょっとないのかと」と呼ぶ者あり)
学校の教員に対して、例えば教育相談室主催の研修会をやったりだとか、指導室のほうで研修会をやって理解・啓発を求めているわけですけれども、そういう先生方を通して保護者に理解を求めていくということも一方ではありますし、もう一方では、保護者に対する講演会なども視野に入れながら理解していただくように対応して、今後考えていきたいと思っております。
○朝木委員 私が感じるところでは、特に発達障害というのは障害が1つではないですし、なかなかまだ社会の中での認知度というのが低いんじゃないかなと思うんです。お子さんがいる保護者の世代の方たちは、少しはそういう意識をお持ちの方もいらっしゃると思うんですが、高齢の方とか、ちょっと上の世代ですと、発達障害って何それという方もたくさんいらっしゃるんですよ。それで、特に子供たちにとっては、これから発達障害の子供たちも当然社会に出て行くわけで、同じ社会の一員として協力していく関係にあるわけですよね。
そういう上で、私が感じるところですけれども、入級者とそうでない学級の方たち、保護者それから生徒さんも含めて、もうちょっと相互理解があってもいいんじゃないかなという感じが私はしているんです。そのあたりは、個人的な見解で構いませんので、どのように所管として感じていらっしゃるのかだけお伺いして終わりにします。
△高橋教育支援課長 今お話がありました発達障害は、障害と通常の、いわゆる個性的な部分との境が非常に曖昧なわけです。だから、障害なのか、その子の個性なのか、例えば障害でこうなっているのか、あるいはわがままでこうなっているのかというのがちょっとわからないところがあって、発達障害という診断があったとしても、担任の先生が教室でこの子は障害だと言ってもいいものでもないとは思います。
それで、私が一番感じているのは、担任の発達障害傾向にある子供への接し方というのが一番周りの子供に影響を与えるというか、担任の先生の態度が非常に伝わるということですので、やはり担任の先生の、いわゆる教員の発達障害の認識の仕方というのが非常に大事だと思います。
それと同じように、担任を通して保護者の方にどんなふうに説明をしていくかだとか、担任の先生の接し方というのがやはり保護者に伝わっていくと思いますので、そこのところを今後、非常に大事にしていきたいと思っております。
◎伊藤委員長 ほかに質疑、御意見ございませんか。
(発言する者なし)
◎伊藤委員長 ないようですので、本日は以上で終了いたします。
先ほど御意見のあった通級学級への視察につきましては、学校側に配慮しつつ、今後また所管と打ち合わせしながら企画していきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
難しいですか。
よろしいでしょうか。
△高橋教育支援課長 今、年度末に近づいております。それで、3月に入ると終了するんですけれども、非常に今、押し迫っているところで、まとめの時期だと思いますので、できましたら、年度に入って少し落ち着いたところで見ていただければと思います。
◎伊藤委員長 わかりました。新年度を視野に検討していきたいと思います。よろしくお願いしたいと思います。
以上で、本日の生活文教委員会を閉会いたします。
午後4時7分閉会
東村山市議会委員会条例第30条の規定により、ここに署名又は押印する。
生活文教委員長 伊 藤 真 一
議会事務局職員
記録担当
議事係長
次長
局長
-12-
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電話:市役所代表:042-393-5111(内線3905~3906)
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