第2回 平成26年5月19日(都市整備委員会)
更新日:2014年7月31日
都市整備委員会記録(第2回)
1.日 時 平成26年5月19日(月) 午前10時~午前10時53分
1.場 所 東村山市役所第1委員会室
1.出席委員 ◎奥谷浩一 ○山口みよ 矢野穂積 赤羽洋昌 村山淳子
土方桂各委員
1.欠席委員 なし
1.請願人 小池紀枝
1.出席説明員 間野雅之資源循環部長 野崎満まちづくり部長 原田俊哉資源循環部次長
肥沼裕史まちづくり部次長 武田源太郎施設課長 島崎政一道路管理課長
濱田嘉治施設課長補佐 當間弘志管理係長
1.事務局員 南部和彦局長心得 湯浅﨑高志次長 萩原利幸議事係長 並木義之主事
1.議 題 1.26請願第1号 平成26年度に予定されている「沢の堀の調査・診断」の情報公開についての請願
2.26請願第2号 沢の堀を住民がふれあい憩えるスペースとして整備することを求める請願
3.行政報告
午前10時開会
◎奥谷委員長 ただいまより、都市整備委員会を開会いたします。
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〔議題1〕26請願第1号 平成26年度に予定されている「沢の堀の調査・診断」の情報公開についての請願
〔議題2〕26請願第2号 沢の堀を住民がふれあい憩えるスペースとして整備することを求める請願
◎奥谷委員長 26請願第1号及び26請願第2号を一括議題といたします。
本件につきましては、前回の委員会におきまして、請願人にお越しいただきお話を伺うことが集約されております。本日は請願人の方にお越しいただいておりますので、初めに請願の趣旨等について伺ってまいります。
休憩します。
午前10時1分休憩
午前10時2分再開
◎奥谷委員長 再開します。
この際、一言御挨拶を申し上げます。本日は、お忙しい中、本委員会に御出席いただきありがとうございます。委員会を代表いたしましてお礼を申し上げますとともに、請願の趣旨等についてお聞かせいただきますようお願いいたします。
早速ですが、議事の順序等について申し上げます。発言については、初めに請願人の方よりお話しいただき、その後、委員からの質疑にお答えいただきますようお願いいたします。
それでは、請願人の方のお名前と説明をお願いいたします。
△小池請願人 皆さん、こんにちは。私が請願いたしました小池と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
皆様には、日ごろより行政に尽力いただきまして、本当に感謝申し上げております。また、本日は私どもの請願について意見を聞く会ということで、このような機会を設けていただきましたことをありがたく思っております。私は、こういうことは全く初めてですので、皆さんの気持ちが十分にお伝えできるかどうかとても不安なんですけれども、よろしくお願いしたいと思います。
まず、1点目の調査公開についてですけれども、きっかけと経過について申し上げたいと思います。
日ごろから沢の堀のことについては、皆さんの意見があることは聞いておりましたが、私は沢の堀はとても好きな場所なんです。それで、日ごろから散策したりというか、散歩しているコースなんですけれども、ちょっと足元が悪かったり、それから、お花を植えたり野菜をつくったりという中では、泥水が邪魔して歩きにくかったり、板が傷んでいてちょっと歩きにくいとか、いろいろなことがありますけれども、その辺を眺めながら歩くにはちょうど格好の場所で、とてもいいコースなので気に入っておりました。
ですけれども、やはり雨のときなどは、大水になると、子供の通学路として使っている部分についても、これは大変だなというのがありましたので、ちょっと気にかけておりました。そうしましたら、あるときポストに「小池さん、どう思いますか、相談に乗ってください」みたいなメモが入っていまして、名前は記名されておりませんでしたけれども、大体のことは想像がつきましたので、考えておりましたところにお電話をいただいて、ああそうかという感じでお話をしました。
そういうことがきっかけになって、私は地元の議員に沢の堀について相談いたしました。そこで市長にもお話を聞いてもらいたいと申し上げて、去年の3月ごろからそういう話が始まりまして、4月27日に相談し、5月27日に市長に宛てて通学路等散歩道の整備をお願いしたい旨の要請書を出しました。その後、6月13日に市長と交渉したりお話しする機会を設けていただきまして、そこで私たちの意思、意向を伝えたというのが経過にあります。
その中で市長は、学童の通学路として使われているので、入ってはいけないとは言えませんけれども、遊歩道とするならば調査する必要があるということを申されていたんです。そのことを心にしっかり受けとめておりましたら、でもそんなことが実現するかどうかわからないななんて思いながらも、その言葉はしっかり受けとめておりました。
そして、ことしの2月ごろだったでしょうか、沢の堀の調査費が計上されそうよというお話を聞いたので、ええっという感じで、それは驚きでしたね。そういう驚きと同時に、これはすごいことだと喜びのほうが数倍大きくて、そこまで来たかというのは、過去には、秋津は秋水園があります関係上、いろいろな環境整備の問題とかで、皆さんいろいろと、その中には沢の堀のことについても提言があったりすることは聞いておりましたけれども、遅々として一向に答えが返ってこないというか、対応がなかったということでは、ここまで来たかという感じで、どこかでほっとしました。
だけども、どんな調査がされるのか、調査しましたという結果だけがお知らせになるのか、いろいろなことを考えたときに、沢の堀のこれからの構築に向けて、これは第一歩なんだよと自分に言い聞かせまして、絶対にこれは調査の結果とか、調査はどういうことをするのかという意向を聞く必要があるなと心に思いましたので、相談された仲間と一緒に一応話し合いました。
そして、やはりこれは公開してもらう必要があるだろうということになりまして、絶対に公開してもらおう。そして、公開して、私たちも実態とか実情を確認した上で、さらに遊歩道としてみんなが安心して使えるようにさせてもらいたいねということを確認し合いましたので、こういう請願になりました。
それが調査の公開におけるきっかけと経過ということで、そこまで来ました。そして、調査結果を踏まえた上で、学童たちもそうですけれども、地域の人たちが散歩道として使えるようにさせてもらいたいなというのが第2案のほうにつながっていくわけです。
それで、秋津は大体道路が狭いです。町村時代の農道が少し広がった程度の道筋しかありませんし、秋津町の全体の中では、南のほうに御存じのように志木街道が走っています。そして西のほうに所沢街道があって、そこでクロスした、ほかの町とは分断された囲いの中のような秋津町ですけれども、その中で、先ほど申し上げましたような古い道路しかありませんので、災害とか災難が来たときには、逃げ道のような道路というか、大きい道路がありませんので困るだろうなというときにも、沢の堀が遊歩道であって通行可能であるならば、そこが避難の通路にもなるんじゃないかなとか、そういうことを皆さんで話し合った結果、やはり調査していただいたことを公開していただいて、みんなで考えていく手段にしてほしいなと考えて、この2案の提出のきっかけとなりました。
そして、皆さん御存じと思いますけれども、沢の堀はどういうところか申し上げたいと思います。沢の堀は、久米川の梅岩寺の山を水源としまして、秋津町を西から東のほうに流れております。
秋津町の沢の台は高いところにありますし、その下のところを秋津町を二分にするような感じで西から東に流れて、柳瀬川に流れが落ちるわけですけれども、その昔、柳瀬川のほとりは、一町田という田んぼがありまして、今、秋水園があるあたりですけれども、広大な田んぼだったんです。その田んぼに沢の堀の水が使われていました。そして、農耕地を潤すという大きな役目を担ったのがこの堀川だったということを聞いております。そして堀川の両岸には、柳瀬川沿いに下沢遺跡や、堀の高いところには笹塚遺跡が、縄文時代のものとして発掘されている場所でもあるんです。
ですので私は、今は家が建て込んでおりますけれども、昔、広大な農園地帯というか田園地帯というか、そういう時代に縄文時代の人がここに住んだのかと思うと、また竪穴住居群がこの辺にあったのかななんて想像すると、ううんと考えるところもありますので、いいところだなと思ったりしているのですが、この近くには、ここを理想郷とした詩人の草野心平さんも住んでおりました。それから、沢の堀が柳瀬川にちょうど注ぎ込むあたりのおりるところには、皆さんもいろいろと話題になったことで御存じと思いますけれども、宮崎駿さんが自然環境保全で話題となった有名な沢の堀とかもあります。
そういうところですので、いろいろ考えたロマンチックな空間というか、沢の堀はとても私たちに歴史を語ってくれるような場所でもあります。そういうところで昔の歴史をつなぐというか、そういう堀川として保存も兼ねて、有効に穏やかな感じで、皆さんが楽しく通行できる沢の堀を望んでおりますというのが趣旨です。
◎奥谷委員長 ありがとうございました。
ただいま請願の趣旨等についてお話しいただきましたが、質疑、御意見等ございませんか。
(発言する者なし)
◎奥谷委員長 休憩します。
午前10時15分休憩
午前10時15分再開
◎奥谷委員長 再開します。
○村山委員 きょうはわざわざ御説明に来ていただきましてありがとうございます。請願人の小池さんのお話を聞いて大分わかってきたんですけれども、まず第1号の調査・診断を公開してほしいということで、この公開の部分なんですが、どのような調査の仕方をするか、私たちもまだ実際、方法的なものがわからないんですけれども、安全面とかを考えると、調査しているところに一緒に行くことが難しかった場合に、報告を受けるということでよろしいのかどうかお伺いいたします。
△小池請願人 調査しているところを見ることが難しいということですか。
◎奥谷委員長 実際に調査する業者が入りますよね。危険箇所とかいろいろありますので、その場に立ち会って見ることはなかなか難しいのではないかというのが、前回の委員会で所管のほうから答弁があったんですけれども、それに対して請願人の方はどう思われますかということです。
△小池請願人 実際は報告だけじゃなくて、どういう状態か実態を見たいという気持ちもあります。というのは、沢の堀に道路の水とかが流れ込んで、たまって、それが流れていないような状態を見ていますので、調査するときには、こういう状態だという実態とか現状を知りたいなという気持ちもあります。
◎奥谷委員長 今の請願人のお話を要約しますと、先ほどの趣旨の説明のときには、結果の公表をちゃんとしてほしいという意味合いにとれたんですけれども、今の御確認をさせていただくと、調査のときに実際に現場に立ち会って、例えば、ふたしているところを広げて大丈夫かと中を見たりするんですけれども、それを一緒に立ち会って見たいという意味でよろしいですか。
△小池請願人 それが可能であれば、見たいと思います。どういう調査になるのかということがわかりませんのであれですけれども、今の現状から見ると、中はどうなっているんだろうというのもあります。
◎奥谷委員長 今のお話でいくと、「今回の調査にあたり実施時には住民にも状況を公開し」というのは、まず調査の期間が決まりますよね。どういった内容の調査をするかというのがはっきりしてきます。そのことについては皆さんにお知らせしてほしい、こういう調査をいつからしますよという、まずそれがありますよね。それが1つ、公開してほしいという内容だと思うんです。
もう一つは、可能であれば、実際に調査する現場に立ち会って、どういう状況になっているかを一緒に見たいというお話でよろしいですか。
△小池請願人 やはり確認したい気持ちがあります。
◎奥谷委員長 ほかに御質疑等ございませんか。
○山口委員 その場合、まだ私たちも、どういう調査でどの程度危険性があるかとか、一緒にいたらどうなのかというのは確認していないのでわからないんですけれども、もしそばでする場合に危険性があるとなった場合には、沿道というか、道から外れたところからも、畑とか家とか、そういうところから見ることができますよね。そういうことでも、やっているところを沿道からちょっと外れて脇から見るというだけでも、それは構わないですか。
△小池請願人 それでもいいと思います。それを見たり知ることによって私たちも学ぶことができますし、将来の沢の堀のことを考える手だてにもなるんじゃないかなという気がいたしますけどね。
◎奥谷委員長 ほかに質疑等ございませんか。
○土方委員 本日はありがとうございます。1つ、小池さんがイメージしているのをお聞きしたいのですが、請願第2号のほうで、住民がふれあい憩えるスペースというのはどういうイメージなのか教えてほしい。例えば道路にぽこっと何かつくるのか、道路自体、沢の堀のところを何かするのか、小池さんのイメージと僕のイメージが多分違うと思うので、その辺を教えてもらいたい。
△小池請願人 沢の堀をどういうふうにということであるならば、まず安全で安心の歩ける道路ということですけれども、それには、今、畑をつくったりお花をしたりしていて、本当に歩けないような状態になっているところもあるので、それをきれいに取っ払ってしまって、まずみんなの共通の広場みたいな形にと思っています。
遊歩道として安全で利用できるようになればということには、またこれからいろいろな問題があるかと思いますけれども、それは先のことで、とにかく安全に遊歩道として認めてもらえるような状態をというのがまず願うところです。
◎奥谷委員長 ほかに質疑等ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◎奥谷委員長 ないようですので、以上で請願人の方からの趣旨説明を終了いたします。
休憩します。
午前10時22分休憩
午前10時23分再開
◎奥谷委員長 再開します。
審査を続けます。ただいま請願人の方よりお話を伺ってまいりましたが、本件についてほかに質疑等がありましたらお願いします。
初めに、26請願第1号について、質疑、御意見等ございませんか。
○村山委員 今、請願人の方から、第1号のほうで情報の公開ということで、現場を見て、実際調査するときに立ち会いたいというお話があったんですけれども、これを調査する業者によって違うのかもしれませんが、今わかる範囲で、現場を見せていただくことができそうかどうか教えていただければと思います。
△島崎道路管理課長 現在、設計中でありまして、そのような公開をしたいとなると、設計を変えて、どのぐらいお受けできるかということを考えながら進めていく形になりますので、今現在ははっきりしたことは言えないとなります。
○村山委員 今の設計というのは、どのような設計をされているのか教えてください。
△島崎道路管理課長 人が立ち会いますと、人の安全確保とかが必要になってきますので、単価的にも随分上がってきてしまいますので、今の設計ですと全体をやろうという形だったんですけれども、今の話を聞くと、全体はできなくなってしまいます。
○山口委員 そうしますと、先ほど、中に入らなくても周りから、沿道というか、畑があったり公園があったりしますよね。そういうところから見る分には、別に規制とかはないということで考えていいですか。
△島崎道路管理課長 沢の堀自体は道路ではありませんので、道路から見る分にはうちのほうは何とも言えないんですけれども、畑から見るとなると、個人の敷地に入りますので、承諾とかももらわないといけないので、勝手にはできないので、その辺の日程の調整とか、業者のほうがかかるので、そういう日程のものの金額等も出てきてしまいますので、それができるかどうか。
あと、機械で穴のあいているところからのぞくというパターンになりますと、多分遠くで見ていても、はっきりと見えないという形になってしまいますので、設計上、当初はふたをとるという考え方をしていなかったものですから、ふたをとるとなると、かなりの金額がかかってしまうと思いますので、その辺のところは検討していきたいと思います。
○山口委員 畑とか沿道の個人の家とかは、地域住民の方が自分たちでそこの持ち主の方に相談しながら、交渉しながら見る分には、市のほうは全然関知しないと考えていいですか。
△島崎道路管理課長 関知しないというわけにはいかないと思うんですよ。そこを見たいという人がいるので、そこの土地に入らせてくださいという許可をもらわないとできないと思いますので、沢の堀の中だけでしたら別に問題ないんですけれども、沢の堀自体は、堀というか川なので、道路には根本的に接していないんです。
ですから、人の土地を通らないと無理で、沢の堀の幅ですと、そこに人が集まっちゃうと危険だというのがありますので、見るのでしたら、民地のほうから見るしかないんじゃないかなと思うんです(「どこからですか」と呼ぶ者あり)民地からとか、要するに沢の堀の外に出てもらってという形になると思います。
◎奥谷委員長 ほかに質疑ございませんか。
○村山委員 そうすると、調査の仕方が、石ですか、土台をあけて見る予定ではなくて、例えば穴をあけてスコープみたいなもので見る場合と、ふたをあけて調査するのと、大分費用的に違うのか。あと、あけた場合、通学路の部分だったりすると、原状復帰しないと子供たちが、例えば朝は通学できたけれども、帰りにそれがまだ戻っていなかった場合に不便になってしまうと思うんですけれども、その辺の時間的なことを教えていただければと思います。
△島崎道路管理課長 ふたをとるとなると、道路のある部分からしかできませんので、全体がとれるというわけではないと思います。民地のところに入って、民地の承諾をもらって、多分クレーンみたいなものでつらないととれないので、大変な作業になると思いますので、相当な金額になってしまいます。
それで、その日に直せるかというのは、まだその辺は、できるかどうかというのは、設計も何もしていない状態でありますので何とも言えないところです。
あと、スコープというのは、今、下水管なんかをのぞくためにスコープがありますので、それで穴からのぞくとなると、それほど費用等もかからずできると思います。
○村山委員 ということは、例えば本当に老朽化していて、実際ふたをあけてしまった場合にかえって、そのままにしておけば影響なかったものが、影響が出てしまう可能性もあるということだと、スコープを利用するほうが調査には適しているというお考えということでよろしいでしょうか。
△島崎道路管理課長 委員のおっしゃるとおり、原状復旧できるかというのは大変難しいと思います。何しろ築40年以上たっているものですから、1つ壊れて、そこからばばばばっといってしまう可能性もありますので、なるべくなら現状のままでいって、スコープ等で確認して進めていきたいと所管では考えておりました。
○山口委員 この間も出たと思うんですけれども、調査内容というのをもう一度はっきりと、水源とか水の流れがどうなっているかとか、どこから水が入ってきているかとか、途中から水が流れ込んでいるところもありますよね。だから、項目が幾つかあると思うんですけれども、それをもう一度確認したい。
△島崎道路管理課長 あくまでも沢の堀のふたの安全確認という形で、水源等については調査しておりません。あくまでも安全確認という形だけしか行っておりませんので、それ以外の内容について調べるとなると、また予算のほうが、計画よりもかなり変わってしまうのではないかと思っております。
○山口委員 役所の調査というと、項目がはっきりしていないと、そこに入っていないものは一切見ないという形になるんだと思うんですけれども、せっかくのぞくのだったら、この辺は水がたくさん出ていて、この辺は上流だけれども、水が全然かれていてないといったことぐらいは調査の項目に入らないですか。
△島崎道路管理課長 多分、のぞける範囲内でしたら、水があるとかないというのは委託の内容に入れられると思うんですけれども、水が出ているというと、横から多分差しているんだと思うんですね、水が。そこまでになりますと厳しいかなと。どこから水が出ているというのも調べると、かなりの費用等がかかってしまいますので、その辺は難しいかと考えております。
○山口委員 水源が、どこから水が出ているかというところまで調べるとなるとかなり大変でしょうけれども、せっかくスコープを入れて見るのだったら、この辺から水が流れているといった項目ぐらいは入れておいてもらえれば、この次、何かをやるときには役に立つのかなと思うんですけどね。
△島崎道路管理課長 天気等の状況によりまして多少変わると思うんですけれども、あそこは道路排水が全て流れ込んでおりますので、雨の降った翌日なんかは多分水があったりすると思うんですけれども、調査の内容に、水があったとかないとか、水が流れているよという程度のものは入れられると思います。
○村山委員 調査にスコープを使用してみた場合に、モニターとかを多分見ながらやると思うんですけれども、そのモニターを一緒に見せていただくということが、請願人の方がもし希望された場合に可能かどうか教えていただければと思います。
△島崎道路管理課長 そこのところは委託を受けた業者と協議しないと何とも言えないので、来る人数にもよりますし、1人で見るのだったら大したことないんですけれども、何十人も来られると作業のほうもなかなか進まなくなってしまいますので、そこは調整して、決まったら考えていくような形になると思います。
○矢野委員 先ほどの請願人のお話の中で、市長との話し合いでもって、こういうことが機転になったという趣旨に受けとめたのですが、この調査・診断という事業の必要性とか、あるいはやることについての決定をしたのはどの時点で、先ほどのお話のように、市長の考えがどういう内容で、今の所管の委託しようという判断にどのように予算も含めて結びついたか、経過をもうちょっと教えてください。
△島崎道路管理課長 24年度、25年度で橋梁の調査をしました。それに基づいて、危ない橋とか、そういう危険のある箇所についての調査をしております。沢の堀についても市民の方からいろいろな要望がありまして、人が通れるようにしてくれという形で来ておりました。それに基づいてうちのほうは、第一に人が歩ける安全性があるかどうかというのを確認したいということで市長に申し上げまして、今回の経緯に至っております。
○矢野委員 一般的な言い方ではなくて、もうちょっと具体的に、どこでどういう判断をしてこういう調査・診断事業に至ったのか、もうちょっと詳しく言ってください。
△島崎道路管理課長 あくまでも通学路、人が歩いているということで、道路法に基づく道路じゃないところで歩いておりますので、事故等があったときには危ないので、道路管理課のほうから市長に申し上げております。
◎奥谷委員長 矢野委員がおっしゃっているのは、いつどういうやつを出して、決裁がおりてこの事業に結びついたかという、時系列的に何月何日どういう書類という流れを聞きたいということかと思うんです。
△島崎道路管理課長 時系列で日にちまでとなると、月とかになりますと用意しておりませんので、そこはございません。
◎奥谷委員長 第1号についてほかになければ、次に26請願第2号について、質疑、御意見等ございませんか。
(発言する者なし)
◎奥谷委員長 ほかに質疑がございませんので、前回の委員会において御提案がありました現地視察につきまして、議長に委員派遣承認要求をいたしたいと思いますが、これに賛成の方の起立を求めます。
(賛成者起立)
◎奥谷委員長 起立全員と認めます。
なお、委員派遣につきましては、市内沢の堀に本日これより伺うこととし、諸手続等については、正副委員長に御一任願いたいと思いますが、これに賛成の方の起立を求めます。
(賛成者起立)
◎奥谷委員長 起立全員と認めます。よって、さよう決しました。
以上をもって本日は26請願第1号及び26請願第2号を保留といたしたいと思いますが、これに賛成の方の起立を求めます。
(賛成者起立)
◎奥谷委員長 起立全員と認めます。よって、さよう決しました。
次に進みます。
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〔議題3〕行政報告
◎奥谷委員長 次に、行政報告を議題といたします。
資源循環部より報告をお願いいたします。
△武田施設課長 秋水園リサイクルセンター管理棟建設工事について御報告いたします。内容でございますけれども、秋水園リサイクルセンター管理棟建設工事受託者の倒産について、時系列での御報告になります。
初めに、市に情報が入ったのは平成26年5月9日金曜日の午後、秋水園リサイクルセンター管理棟建設工事の管理委託業者より、本件工事受託者である株式会社くりぃくが自己破産の申し立てを行った旨の連絡でございました。前日の5月8日木曜日までは、工事現場のほうも特に変わった様子もなく順調に進捗していたことから、突然の連絡でございました。
5月9日付、債権者各位として、法律事務所より自己破産に係る申し立ての受任通知等を受領いたしました。5月12日月曜日に株式会社くりぃくの弁護士と社長並びに現場代理人が秋水園に来園し、当市の総務部営繕課職員と施設課職員が立ち会いのもと現場の状況等を確認しました。
次に、5月14日水曜日に株式会社くりぃくから工事続行不能についての通知を受領いたしましたので、市は同日付で工事請負契約の解除についてを同社に対して通知し、本件秋水園リサイクルセンター管理棟建設工事の契約を解除いたしております。
今後は、前払い金補償や履行保証について保険会社等と協議を進めるとともに、法的な対応については、市の顧問弁護士との相談を行いながら、適正に処理を進めてまいりたいと考えております。また、関連所管と連携し、予算の補正を初め、新たな業者との契約等、所要の対策を進め、本件に係る影響を最小限に抑えるよう努力していきたいと考えております。
以上、雑駁ではございますけれども、御報告でございます。
◎奥谷委員長 報告が終わりました。
この件について、御質疑等ございませんか。
○土方委員 くりぃくと契約するときに、この辺のことは全然わからなかったのでしょうか。多分書類だけで判断していると思うんですけれども、その辺の与信管理はどうだったのでしょうか。
△武田施設課長 経営状態について等初めからということですが、本件工事については公募要件に合致した事業者との入札結果に基づく契約でございまして、その段においてはそこまで把握してございません。
○土方委員 その辺は僕も調べていないのでよくわからないのですが、予想される市の損害を今把握しているのであれば教えていただきたい。
△武田施設課長 影響範囲とかについても今調査を進めている段階でございまして、まだ全部整理が終わっていませんので、この段においては御報告差し上げる内容はございません。
◎奥谷委員長 ほかに質疑ございませんか。
○赤羽委員 くりぃくが自己破産ということで、前払い金が行っているわけですよね。説明だと、保険会社との協議もあるようなことをおっしゃっていたんですけれども、保険会社から前払い金が、自己破産だから当然向こうからなんて返ってこないですよね。そうすると、その保険会社とはどういう契約になっているのですか。
△武田施設課長 保険会社との契約は、受託業者である株式会社くりぃくが保険金の支払いをして掛けたものでございますけれども、被保証者といたしまして東村山市のほうに保険金が入る契約になってございます。
○赤羽委員 そのおりる保険金は、前払い金と合致しているのですか。
△武田施設課長 前払い金全てが戻ってくるかどうかというのは、現在の現場の進捗状況と相殺されることになっておりますので、その辺についても今調査中でございまして、この段においてどのぐらい戻ってくるかということは申し上げられません。
○赤羽委員 ということは、進捗状況によって、当然前払い金だって使っているわけだから、それを相殺しての額が戻るという理解のもとでいいのかな。そうすると、市の損害は出てこないわけですよね。
△武田施設課長 今、約款の中ではそうなってございますけれども、今後の調整の中でどのぐらいの影響が出るかというのも御報告できるかと思います。
◎奥谷委員長 ほかに質疑ございませんか。
○矢野委員 まず、契約時点で入札の保証金というのは取っているのですか。
休憩します。
午前10時44分休憩
午前10時45分再開
◎奥谷委員長 再開します。
△武田施設課長 その辺については、本日、資料のほうがそろっていませんので、後日確認して御報告したいと思います。
○矢野委員 これは単純な問題ではないというのは御自分たちもわかっていると思うのですが、契約事務規則から始まって、契約については、一定のルールがあって、それに基づいて手続がとられているはずですが、今のお話だと、前払い金の返還というか、取り戻すという話から始まっているんだけれども、よくわからないので今の質疑をしたのですが、これは、前のこの契約に関しては事前の談合情報があって、市長に言わせれば、余り正確じゃないから信用できない、したがって必要な手続はとらないということになっているわけですよね。
ところが、この事態に及んで言えることは、3月5日、入札がね。それで4月、5月でしょう。2カ月しかたっていないんですよ。普通に見れば、計画倒産じゃないかと読めますよね、まず1つはね。
そうすると、具体的に聞くと時間もあるからというので言われているけれども、例えば工事はどの程度手をつけているのか、何%、前払い金はどれだけ使っているのか、その辺も含めて答えられるようにしておかないと、この件は委員長が報告してくれと言われて報告しているわけでしょう。だったら、ちゃんとした準備はしないとまずいじゃないですか。
9日に自己破産の申し立てをしましたよと通知が来て、それから10日余りたっているわけだから、ということは大体のことはわかるわけだし、問題は今後のことについてどう考えているのかということもあるし、少なくとも一等最初に聞いておくのは、新たに業者を選定する作業はやっていないんですね、まだ。それをまず聞きます。
△武田施設課長 まだその辺の調査全てが終わっていませんので、やっておりません。ただ、早期再開に向けた努力はしてまいりたいと考えております。
○矢野委員 新しい業者を決めるときに、どういう手続をとるつもりですか。言っておきますが、談合じゃないのかという、この会社以外は全部予定価格より上にして、全部辞退ということになって、くりぃくだけが予定価格よりちょっと下でもって落札したわけでしょう。
その後2カ月もたたないうちにこの会社が潰れたということになっているわけですから、どう見ても次は、名前出してもあれだけど、菊池建設が一番近い値段だし、どうなんだろうなというふうに、秋水園も考えているんじゃないかというふうに思うわけですよ。これは理屈の話じゃなくてね、そういうこともあるんじゃないのかなと一般の人もそう見ていますよ。
計画倒産で事実上の談合をおもしろい手を使ってやったなと言われないためには、今後の業者を選ぶ手続をどうするつもりなのかという、アウトラインをどう考えているのですか。
△武田施設課長 先ほど申し上げたとおり、関係所管とこれから調整に入りますので、今後になると思います。
○矢野委員 まかり間違っても、やはり菊池になりましたということだけは、いいかげんにしてほしいと思いますけどね。これだけは釘を刺しておきますけれども、談合そのもの、事前の情報どおりやっていきましたということをみずから裏書きするようなものですから、余り恥ずかしいことはやらないでくださいね。
何でこんな話になるかというと、余計なことを一言言っておくけれども、来年は選挙だし、お金がかかるという選挙をやる人もいるようだから、その辺を十分市民は見ているんだということを考えて、公明正大に、何の後ろ指も指されないようにちゃんと新しい業者の選定をやってもらいたいと思いますが、もう一点、一番辞退者の中で金額の低かった菊池建設と随契するようなことはないですね。
△武田施設課長 先ほど申し上げましたとおり、今後の業者の選定についても、協議がまだ全部終わっていませんので、どういった方法でというところについては今後明らかになっていくと思いますので、よろしくお願いいたします。
◎奥谷委員長 ほかに質疑ございませんか。
(発言する者なし)
◎奥谷委員長 ないようですので、以上で行政報告を終了いたします。
次に進みます。
以上で、本日の都市整備委員会を閉会いたします。
午前10時53分閉会
東村山市議会委員会条例第23条の規定により、ここに署名又は押印する。
都市整備委員長 奥 谷 浩 一
議会事務局職員
記録担当
議事係長
次長
局長心得
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〒189-8501 東村山市本町1丁目2番地3 市役所本庁舎5階
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