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第4回 平成28年6月17日(都市整備委員会)

更新日:2016年8月29日


都市整備委員会記録(第4回)


1.日   時  平成28年6月17日(金) 午前10時1分~午前11時38分


1.場   所  東村山市役所第1委員会室


1.出席委員  ◎山口みよ    ○蜂屋健次      おくたに浩一      朝木直子
          小林美緒     渡辺英子各委員


1.欠席委員  なし


1.出席説明員  間野雅之資源循環部長   野崎満まちづくり部長   戸水雅規資源循環部次長
         粕谷裕司まちづくり部次長   内野昌樹ごみ減量推進課長   武田源太郎施設課長
         山田裕二まちづくり推進課長   炭山健一郎みどりと公園課長
         島崎政一道路管理課長   濱田嘉治施設課長補佐   齋藤文彦事業係長
         森健二施設係長


1.事務局員  湯浅﨑高志次長    松﨑香次長補佐    萩原利幸議事係長    木原大輔主事


1.議   題  1.28陳情第12号 水銀測定器の設置を求める陳情
         2.28陳情第19号 野火止用水の保全を求める陳情
         3.所管事務調査事項 生ごみの資源化について
         4.行政報告
午前10時1分開会
◎山口委員長 ただいまより、都市整備委員会を開会いたします。
―――――――――――――――― ◇ ――――――――――――――――
〔議題1〕28陳情第12号 水銀測定器の設置を求める陳情
◎山口委員長 28陳情第12号を議題といたします。
  本件陳情について、御意見ございませんか。
○渡辺委員 今回この陳情を拝見しまして、先般ありました柳泉園の事件、問題もありましたので、秋水園のお膝元の秋津町の住民としても非常に心配なところがある課題を陳情として上げていただいております。ですが、所管にもお聞きしてみたいことがあるんですけれども、現在の秋水園の検査の実態について詳細に教えていただきたいんです。
△武田施設課長 水銀の測定ですが、排ガス分析としてばいじん等と一緒にやっているんですけれども、関係法令に基づきまして年4回、1炉につき2回実施しているところでございます。
○渡辺委員 その結果、これまで水銀が検出されたということはあるんでしょうか。
△武田施設課長 水銀の検出ですけれども、基本的には、いわゆる自己規制値を設定しているところに対して、当市の場合、直近ですけれども、平成23から27年度の5カ年において、0.05ミリグラム/ノルマル立米超えての検出というのは一度もございません。
○渡辺委員 今御答弁あったのは出るところだと思うんですけれども、入るところの検査といいますか、ごみが持ち込まれるときに、先日も東京都のモデル事業として水銀計などの収集を行って、非常に優良な結果が出たと伺っているんですけれども、例えばごみの収集の段階で水銀を使っているものが発見されたり、もしくはそういった検査を秋水園側でどのような形でされているのかという、入りの部分の検査について教えていただけますか。
△武田施設課長 搬入段階における検査でございますが、検査というよりは、まず当市の場合は水銀含有物、いわゆる有害物については分別収集という取り組みの中で実施しておりまして、なおかつ平成26年10月からは完全戸別収集に移行しているということがございまして、収集段階における市民の皆様の御協力というところが1個あります。
  それと、収集段階では、収集の委託業者のほうで適正に廃棄されているかどうかということの確認作業をしながらの収集になりますので、まず一般家庭からのというところでの搬入については、リスクは非常に低いというところです。
  そのほか、秋水園の中には事業系の一般廃棄物の収集をやっている許可業者がございまして、そちらについては年間延べ20日前後で、年間100台から150台近い検査を実施しております。その中では、いわゆる許可要件に合致しないもの、焼却不適正物が入っていないかどうかということの確認をあわせてやっていますので、水銀を含有しているもの、いわゆる不適正なものが入っていないということは確認しております。
  あと、一般家庭の方が粗大ごみを持ち込みされる場合は、市の職員が直接受け取りという格好になりますので、その中でそういった水銀があるものについては、いわゆる有害物としての処理のルートへ回すような格好をとっております。
○渡辺委員 今、家庭ごみ、あと粗大ごみのことをお話ししていただいたんですけれども、事業系のごみから混入することが懸念されると思うんですけれども、そっちの部分ではどうでしょうか。
△武田施設課長 説明が不十分で。事業系のというのは、収集許可を市のほうが与えた業者が事業系の一般廃棄物を収集しておるんですけれども、その事業系の一般廃棄物の収集業者に対する許可というのは、可燃物以外の許可を出しておりませんで、それ以外のものが入っているかどうかのチェックについては、年間20日前後、市の職員が立ち会いでパッカー車の検査をやっております。
  それは、焼却炉のプラットフォームに荷をあけさせて平場に伸ばして、職員が中身をチェックするという格好でやっております。先ほども申し上げましたけれども、20日前後の検査の中では、年間延べ100台から150台近くの車両について検査しているところでございます。
○渡辺委員 比較するものがないと、それが厳しいのか、例えばほかのところがやっているのと同じ程度でされているのか、秋水園は非常に甘いのか辛いのかというところがよくわからないんですけれども、比較するところがあれば、特に柳泉園と比較できればわかりやすいと思うんですけれども、今言った検査の回数というのは比較するデータをお持ちでしょうか。
△武田施設課長 これは水銀に限ったことではなくて、各市町村が事業系の一般廃棄物の中から不適正なものが入らないという視点で実施しているものがございまして、先ほど、当市の場合は年間20日前後で100から150台近くやっているという話をさせていただきました。
  国分寺市の例なんですけれども、年間やはりうちと同じく20日前後で、60台から70台近くを実施している。柳泉園については16日程度実施しておりまして、そのときには24台。柳泉園については、先般、水銀が発見された以降は、毎月実施して強化しているというお話は伺っております。あと、小平・村山・大和衛生組合においては年間で2日、延べ10台というお話は伺っております。
○渡辺委員 秋水園はかなり厳しい検査を自主的にしていただいていると認識してよろしいですか。
△武田施設課長 渡辺委員おっしゃるとおりでございます。
○渡辺委員 あと、とても一番興味があるところなんですけれども、私、以前、某タイヤ工場で翻訳を担当していたことがありまして、計器類などの設備を翻訳という形でかかわっていたことがありまして、非常に計器類は高いというイメージを持っています。水銀測定器は一般的に、秋水園の規模でつける場合、どれくらいの価格がするものでしょうか。
△武田施設課長 メーカーからのヒアリングです。その中では、当市の既存焼却炉にその装置を設置する場合には、3,000万円前後の経費、工事費が必要になると聞いております。
○渡辺委員 その3,000万円は1炉につきということでしょうか。
△武田施設課長 2炉分で3,000万円ということになります。
○渡辺委員 ランニングコストは含まれていますか。何年ぐらいもつもので、今後、多分、秋水園は炉の建てかえを検討していく段階に入ってくると思うんですけれども、何年ぐらいの耐久性があるもので、ランニングコストがどれくらいかかるのかというお金の部分を確認しておきたいと思います。
△武田施設課長 機器の耐用年数ですけれども、これもメーカーからのヒアリングなんですが、10年ぐらいと言われております。メンテナンスの費用については、2炉合計で年間200万円程度必要になります。
◎山口委員長 ほかにございませんか。
○朝木委員 幾つか私からもお聞きいたします。今、渡辺委員からも一定の情報がわかったんですけれども、まず1つとして、東京都内で最近というか、水銀の規制値を超える排出事故というか、そういうものの件数とか原因等は把握していますか。
△武田施設課長 詳しい件数については押さえておりませんけれども、直近の新聞報道等では、東京都23区内においては、水銀の自己規制値を超えたということで焼却炉を停止したという案件が17回起きているということでございます。私の知り得ているところは以上でございます。
◎山口委員長 今のは年間ですよね。
△武田施設課長 そこについては2010年以降ということでございまして、年間ではございません。
○朝木委員 今23区というお話だったんですけれども、26市のほうも含めるとどうなりますか、今回の柳泉園も入れて。
△武田施設課長 26市については、先般の柳泉園以外の情報は押さえておりません。
○朝木委員 今、ごみの搬入の仕方とかいろいろな説明があったんですけれども、23区の事故の原因については、それぞれどういう分析をされているんでしょうか。
△武田施設課長 これについては、はっきりとした原因は追及できていないところではあるようなんですけれども、水銀を含む血圧計であるとか体温計などが可燃ごみに混入した可能性があると聞いております。
○朝木委員 血圧計とか計器類、水銀を含むものが可燃ごみに混入したというのは、これは家庭ごみの中に紛れていた可能性ということでしょうか。もうちょっと詳しく教えてください。
△武田施設課長 都内の焼却炉は当市と違いまして、硬質プラ、廃プラ系も燃やしているところがございまして、恐らくそれに紛れて入ったというところもありますし、あと事業系のルートから入ったということもあるんじゃないかということで、どちらという特定はされていないところでございます。
○朝木委員 結局のところ原因ははっきりしないということが率直なところですよね、わかりました。
  次に伺いたいのが、規制が入っているということは、当然根拠としては人体への影響があるということだと思うんですが、漠然と私も水銀というのは、水俣病等で非常に人体に影響がある物質だというのは承知しているんですけれども、空気中に0.05ミリグラム以上の、規制値以上の水銀が発生した場合、具体的に人体にどういう影響があると言われているのか、言ってみれば規制がある根拠について伺います。
△武田施設課長 ここで言うところの自己規制値というのは、この段においては、大気中に排出される排ガス中の水銀については規制がございません。ですので、その場で作業に従事する場合の作業環境としての設定が0.05ということでありまして、それを代用して適用しているということでございます。
  その作業環境の基準というのは、管理濃度というのは、いわゆる許容濃度とイコールという場合もございまして、水銀については今イコールになっております。その許容濃度というのは、作業に従事する人が、その空間の中で1日8時間、5日間連続で働いたとしても、健康に著しい影響を及ぼさないというレベルのものでございます。
○朝木委員 裏返せば、8時間で5日以上働くと影響が出るということですよね。そういう意味で、具体的にどういう影響が出るのかということをお聞きしているんですが、わかりますか。
△武田施設課長 今その影響については、0.05を超えない範囲で従事するということで、作業環境においてそれを超える場合は、いわゆる保護具をつけるとか、そういった対策をするレベルというのがありまして、少なくとも今知っている限りの0.05という管理濃度基準というのは、先ほど私がお話ししたとおり、毎日8時間5日間業務についても人体に影響を及ぼさないというレベルだと認識しております。
◎山口委員長 人体への影響というのは、人体がどのようにでしょう(不規則発言あり)
  休憩します。
午前10時18分休憩

午前10時18分再開
◎山口委員長 再開します。
△武田施設課長 影響についてですけれども、一般的に言われている水銀の影響ということで、多量でなければ危険はないということでございますけれども、例えば気化した蒸気を長期に渡って吸い込むと気管支炎や肺炎を起こすとか、そういったことはございます(不規則発言あり)
◎山口委員長 休憩します。
午前10時19分休憩

午前10時20分再開
◎山口委員長 再開します。
△武田施設課長 今言われているのは急性毒性というところでございまして、水銀は、実は微生物の中に取り込まれて、分解されて有機水銀になることがいけないと言われております。それを食物連鎖であるとかということで、魚介類とかを食したときに著しい影響が出ます。そういうときには知覚障害であるとか運動失調ということが懸念されております。
○朝木委員 今までの渡辺委員とのやりとりを聞いていて、恐らく秋水園では水銀が出る可能性は低いですよというお立場には立っていると思うんですが、ただ人体への影響があるという意味では、私は可能性が低くてもやはり万全の対策を講じるべきだという立場に立ってお聞きしています。
  それで、先ほどの費用なんですが、メーカーから2炉で3,000万円という金額が出たんですが、柳泉園のほうの情報だったかな、私どこかで700万円という情報を得ているんですけれども、今手元にないんですが、700万円という数字が調べたときにあったんですけれども、そのあたりは間違いないですか、3,000万円で。
△武田施設課長 当市の場合、設置するとなると既存の施設に割り込む、いわゆるルートの中に割り込んで入ったりとか、分析したデータを取り出す口を設けたりとかということで、トータルの工事費として3,000万円ということでございまして、もし新設ということであれば、恐らく聞いた値段も、要は機器単体としてはそのぐらい。うちの場合は既存施設に取りつけるという特殊な例ですので、そこについてはそういった御理解をいただきたいと思います。
○朝木委員 たしか柳泉園が700万円だった気がするんですが、例えばうちの市でも、仮に焼却炉の建てかえのときに測定器をつけるとすると、もうちょっと低いコストでできるということですか。
△武田施設課長 今後、規制値だとかそういったことが定められたときに、また新たに出てくるというところもありますので、必ずしも新設のときに柳泉園と同じ700万円というお話にはならないと思っております。
◎山口委員長 休憩します。
午前10時23分休憩

午前10時24分再開
◎山口委員長 再開します。
  ほかにございませんか。
○おくたに委員 さきの委員でわかったところは割愛しながら若干聞いていきます。
  まず、28陳情第12号に関しまして、陳情理由のところにあるんですけれども、先ほどの渡辺委員の質疑への答弁では年4回測定しているということだったと思うんです。陳情理由の第2のところで、柳泉園組合において2015年9月1日に水銀汚染事故が起こったということで、このことも水銀測定器が設置されていたためわかったということが書いてあるんですけれども、東村山の場合は年4回の測定ですけれども、その測定以外のときに万一出ていても、それはわからないということでよろしいですか。
△武田施設課長 当市は手分析による検査しか実施しておりませんので、間はわからないということになります。
○おくたに委員 続いて、陳情理由の第3ですけれども、柳泉園の水銀測定器の取りつけは、労働安全衛生法に基づいて労働者の安全を守るためにも取りつけられた、基準は大変厳しい、EUの2倍と書いてあるんですけれども、柳泉園は労働安全衛生法に基づき労働者の安全を守るために水銀測定器が設置されたということと、秋水園の場合は今つけていないわけですけれども、特に取りつけに関しての義務とか、そういうことに関しては法的にどうなっているか教えてください。
△武田施設課長 装置の設置については、法的な取りつけ義務は、現段階においてはございません。
○おくたに委員 お隣のことなのでわかるかどうかわからないんですけれども、柳泉園の水銀測定器は、労働安全衛生法に基づき労働者の安全を守るためにも取りつけられたというのは、法的義務はないけれども、衛生法に基づいて労働者の安全を守るために取りつけられましたと。しかし東村山の場合は、そこは考慮していないということになるんですか。
△武田施設課長 直接、柳泉園にお問い合わせをさせていただきました。装置の設置の経緯でございますけれども、柳泉園のクリーンポートを建設する際に東京都の技術者の方がいらしていて、そこでの御意見等を参考にしてということでございます。あくまで排出については、作業環境基準を施設設置のときの参考にしたということでございまして、どうも作業従事者の労働安全に対してということではなかったようでございます。
○おくたに委員 陳情の理由を見て、労働安全衛生法に基づいて取りつけられた、労働者の安全を守るためにもと書いてある。それがもし、法的な義務はないけれども、取りつけることが労働者の安全を守る、そして万一、年4回しか、うちの場合は検査していませんが、それ以外のときに水銀の汚染が発生する可能性は当然わからないわけですよね、いつ出るかというのは。そのことによって、水銀測定器がつけてあれば、非常にそのときに検査、その数値が出るからすぐとめることができる、安全性が図られるという趣旨だと思うんです、この理由は。
  年4回検査をしているということなんですけれども、それはどういったものに基づいて年4回だけでいいと。例えば大気の検証、環境基本計画東村山のところに大気汚染対策とかそういうのが書いてありますよね。だから、何らかの法に基づいて年4回というのは決められていると思うんです。もしそれが本来、毎日はからなきゃいけないものであれば、当然つけなきゃいけないものなので、その辺の法的なところを教えてください。
◎山口委員長 休憩します。
午前10時29分休憩

午前10時30分再開
◎山口委員長 再開します。
△武田施設課長 大気汚染防止法に基づきまして、規定どおり実施しております。そして水銀については、大防法の中でも分析対象項目には上がっていませんけれども、そこについては当市のほうで自主的にやっているところでございます。
○おくたに委員 隣の柳泉園のときには、作業環境基準ということで、つくるときに話をされて水銀測定器はつけられましたと。うちの場合は、先ほどの委員の質疑の答弁でわかりますけれども、まず分別を徹底している。家庭ごみについては分別しているので、先ほどの原因である血圧計や体温計が可燃ごみに含まれることは少ないと。今回も家庭で眠っている水銀、体温計だの回収事業もやっていますと。
  そうすると、そういうものが発生する可能性は、混合で収集しているところ、全部燃やしているところに比べれば大変少ないよと。それと、大気汚染防止法に基づいて、ちゃんと年4回測定はしていますと。もし柳泉園と同じようなものをこれからつけるとなると、新たにそれを機械にはめ込んだりする作業が必要なので、価格としては工事費も含めて2炉分で3,000万円、メンテナンスとしては2炉分で200万円ほど年間かかるよということでよろしいですか。
△武田施設課長 おくたに委員、おっしゃるとおりでございます。
◎山口委員長 ほかにございませんか。
○蜂屋委員 一通りお聞かせいただいて、ある程度理解しております。その中で、我が市において、秋水園においてこの測定器が必要であるかどうかという観点からいけば、必要がないという思いで幾つか質疑させていただきたいんですけれども、仮に測定器を設置した場合、数値が上がりました。30年前の炉の性能でいけば、制御システムが作動し、大気が漏れないように封鎖するという仕組みはないはずなんです。排出量の中で基準値を超えても、その分に関しては大気の中に流れるという感覚でおるんですが、測定器と大気をとめるというシステムが連動しないということでしょうか、確認させていただきます。
◎山口委員長 休憩します。
午前10時33分休憩

午前10時33分再開
◎山口委員長 再開します。
△武田施設課長 仮にあったとして、いわゆる運転との兼ね合いですけれども、ちょっと関連づけることができませんで、結果的にそれが検出されて焼却炉をとめますという話になったときには、完全にその火が落ちるまでは12時間ぐらいかかってしまうということでございます。
○蜂屋委員 やはり測定器があっても、混ざっているものを燃やした限りは、それはとめられない。人的被害を防ぐための陳情であって、検査でそれが出るか出ないかというのを重んじていない、いかに被害を与えないかというのを求めている陳情だと。やはり混ぜるなということなんですね、分別をしっかりしろと。
  東村山市は、新聞にも今回、市報にまた出ていますよね、全国で8位だと。排出量8位、リサイクル率9位ですか、全国で。本当にトップクラスなんですね、全国でも。いかにルールを守って、ごみの中に害になるようなものを混ぜないか、どう周知していくかというのをさらに私は努めていくほうを重んじていただきたいなという思いであります。
  資料請求等がないようであれば、今の時点で冒頭述べたとおり、この測定器に関しては必要ないという思いでおりますので、一旦ここでやめます。
◎山口委員長 ほかに質疑ありませんか。委員間での討論は要らないですか。
(「要らない」「資料請求がなければいいですよ」と呼ぶ者あり)
◎山口委員長 休憩します。
午前10時35分休憩

午前10時35分再開
◎山口委員長 再開します。
  ほかに御意見ございませんか。
○小林委員 私も今一通り聞かせていただいて、やはり今、蜂屋委員が言った、水銀汚染の測定器を設置したとしても、炉自体が冷却していくまでにかなり時間がかかるということなんですよね、多分。そうすると、すぐに排出を抑制できないというところと、27年度末にやった水銀の回収のときにも、かなりの数が集まったという実績もありますし、今後、水銀を使用したものが販売されていくとか生産されていくということがかなり多分制限されていくと思いますので、そういうことを考えても混入の抑制をしていくことのほうが大事かなと思います。
◎山口委員長 ほかに御意見ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◎山口委員長 ないようですので、以上で議論を終了し、討論に入ります。
  28陳情第12号について、討論ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○渡辺委員 公明党を代表し、不採択の立場で討論いたします。
  今回質疑等で明らかになったとおり、現在、秋水園は大変に厳しく検査を行っていただき、搬入の部分での抑制、また年4回、法令に基づいた排ガス分析を行っているということで、地元の秋津町に住んでいる私としても安心といいますか、1つ確認ができてよかったなというところですが、でも実際、先ほど朝木委員もおっしゃったように、また、おくたに委員もおっしゃったように、検査と検査の間で排出されない保証はないということは事実です。
  可燃ごみに混入するということも、私もやはり戸別回収になった時点でかなり確率は低いと思っています。あとコストの面、先ほど確認したとおり、3,000万円プラス年間200万円のコストがかかるということも鑑みまして、ぜひ今回の柳泉園の問題を受けて、この排ガス分析の回数をふやしていただくことを要求といいますか、希望として申し上げた上で、今回の陳情は、それでも東村山市の財政、その他のことを考えたときに、今回は不採択の立場で討論を申し上げます。
◎山口委員長 ほかに討論ございませんか。
○朝木委員 今、渡辺委員からの討論がありましたが、私は、そもそも事故というのは不測の事態であるということ、それから先ほどの答弁をお聞きしましたところ、結局のところの事故原因というものがきちんと分析されていないという現状があること、以上を考えますと、可能性は低いとはいえ市民への健康被害が懸念される状況にある以上は、確かに費用はかかりますが、やはり測定器は設置する方向で私は考えていただきたいと思い、採択の立場で討論させていただきます。
◎山口委員長 ほかに討論ありませんか。
○おくたに委員 28陳情第12号、水銀測定器の設置を求める陳情に関しまして、民進党会派として不採択の立場で討論に参加いたします。
  今、所管との質疑、そして答弁によって明らかになったところによりますと、先ほど渡辺委員もおっしゃいましたが、大気汚染防止法に基づいて年4回きっちりと測定しております。そしてまた東村山の場合は、この柳泉園と違ったところは、しっかりと分別を行っているというところ、また今回、水銀の発生原因となるようなものとして体温計や血圧計があるわけでございますが、これについても東村山市としては、水銀体温計などの家庭に眠っているものの回収事業も積極的に行い、それも大変成果を上げている。
  ただ、年4回の合間については測定していないわけですから、発生しないということは言い切れませんが、価格としては3,000万円、年間200万円のメンテナンスをかけてやるかどうかという、ここは費用対効果のことを判断すべきだと考えます。
  現在、分別をよりしっかりとしていただいて、可燃ごみにこういったものが混入しないということをしっかりと所管にお願い申し上げて、不採択といたします。
◎山口委員長 ほかに討論ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◎山口委員長 ないようですので、以上で討論を終了し、採決に入ります。
  28陳情第12号を採択とすることに賛成の方の起立を求めます。
(賛成者起立)
◎山口委員長 起立少数と認めます。よって、本陳情は不採択とすることに決しました。
  次に進みます。
  休憩します。
午前10時42分休憩

午前10時43分再開
◎山口委員長 再開します。
  休憩します。
午前10時43分休憩

午前10時43分再開
◎山口委員長 再開します。
―――――――――――――――― ◇ ――――――――――――――――
〔議題2〕28陳情第19号 野火止用水の保全を求める陳情
◎山口委員長 28陳情第19号を議題といたします。
  本件陳情について、御意見ございませんか。
(不規則発言多数あり)
◎山口委員長 では訂正します(不規則発言多数あり)
  休憩します。
午前10時44分休憩

午前10時45分再開
◎山口委員長 再開します。
  御意見ございませんか。
○朝木委員 この陳情については、陳情理由については不明なところが多いのですが、1点だけ、陳情事項に「野火止用水について市民の不正利用」という文言がありますけれども、この「不正利用」という中身について、所管が把握している不正利用というのが具体的にあるのかどうかについて伺います。
◎山口委員長 休憩します。
午前10時46分休憩

午前10時46分再開
◎山口委員長 再開します。
△炭山みどりと公園課長 委員御指摘でございます不正利用の関係でございますけれども、所管のほうで把握しておりますのは、野火止用水の開水路の部分で、ちょうど久米川ボールの前のところで、一部植物等が植わっているところがあるというのを1点確認しております。
○朝木委員 そうすると意見になってしまうかもしれないんですが、この陳情者が指摘している不正利用というのがそのことかどうかもわからないので、委員間討議に切りかえますか(「質疑は以上」と呼ぶ者あり)以上です。この陳情者から指摘があったというところではないわけですね。そこだけ確認させてください(不規則発言多数あり)
◎山口委員長 休憩します。
午前10時47分休憩

午前10時47分再開
◎山口委員長 再開します。
△炭山みどりと公園課長 所管といたしましては、この陳情人が言っております「不正利用」というところの場所については、わかりかねるところでございます。
◎山口委員長 では委員間討議をしましょうか。どうぞ。
○蜂屋委員 当然、境界で、わかっている範囲であれば、不正利用等があれば注意を呼びかける、促すというのは当たり前の話で、ただ陳情の中身が、範囲も含む、どなたに何を聞いているのか、ちょっとわかりづらいという内容なんです。わからないまま質疑して所管に答弁をいただくというのも陳情者に対して誠意がない。わからないもの同士で議論し合っているのも失礼に当たる。
  加えて、さきの議運で、陳情の趣旨等がわからない場合には、やはり委員間討議の中で見出していくか、わかるように出し直してもらう、陳情者のほうにね。所管が見ても、我々議員が見ても、市民が見ても、何を訴えるのかわかるような内容のものに関してのみ議論していくとしないと、今後わからなくても議論する議会というのはちょっと避けていただきたい。議運で決まったことを重視していただいて、今回は陳情を差しかえていただくような形で持っていったらどうかなという思いでおります。
○朝木委員 私も同じで、「不正利用」と書いてあるんですけれども、内容がわからないので、賛否の立場が私もとれませんので、ここで採決はとらないでいただいて、とりあえず陳情者の方に、この中身がわかるように出し直していただく手続をとっていただくということで、きょうのところは賛否を、私は立場をはっきりできませんので、そのようにしていただければと思います。
◎山口委員長 ほかにございませんか。
(不規則発言多数あり)
◎山口委員長 休憩します。
午前10時50分休憩

午前10時52分再開
◎山口委員長 再開します。
  ほかに御意見ございませんか。
○渡辺委員 私も両委員の御意見と同じように、ちょっと拝見しても陳情理由がよくわかりませんので、これはもう一度出し直していただくか、請願の形でどなたか議員の方にアドバイスいただきながら出し直していただくという方向で、陳情人の方におっしゃっていただければなと思います。
○おくたに委員 28陳情第19号、野火止用水の保全を求める陳情に関しまして、民進党会派といたしましては、陳情事項については一定、陳情理由等、陳情人も書いていますので、当然受け付けの段階では要件が満たされているということで受け付けをし、議運で我が委員会に付託されたわけでございますが、今、朝木委員の質疑、答弁があったように「野火止用水について市民の不正利用をやめさせるよう、市長に働きかけることを求める」と。
  陳情理由を見ても不正利用の具体的な内容、何をどのようにしてほしいかという特定がなかなかこの陳情理由を見てもわかりづらいと思いますので、これに関して、不正利用をもしやっているようであれば、当然それはやめさせるべきものだとは思いますが、では何をどのようにやめさせるという議論がここではできないので、不採択、採択というのはしにくいかなと私も感じております。
◎山口委員長 ほかに御意見ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◎山口委員長 では次に進みます。
―――――――――――――――― ◇ ――――――――――――――――
〔議題3〕所管事務調査事項 生ごみの資源化について
◎山口委員長 次に、所管事務調査事項、生ごみの資源化についてを議題といたします。
  本委員会は、これまで戸田市、蕨市が共同で実施する生ごみと花苗の交換事業や、当市の生ごみ集団回収事業によって進められ集められた生ごみを堆肥の原料として加工している現場の視察、また本年は、家庭で排出する生ごみの堆肥化により、ごみ減量の一助となり得るキエーロについて、国立市への視察を行いました。
  本日は、先日視察いたしました小平市の食物資源循環モデル事業を踏まえ、本件調査事項の終了へ向け、各委員より御意見を伺ってまいりたいと思いますので、積極的な発言をお願いします。
  御意見ございませんか。
○蜂屋委員 我々も何カ所も現地視察をして、なおかつ所管も、これまで市民周知も含めてさまざまな努力をされてきて今日に至っているというのを重々把握しておるんですが、1点、また原点に戻ってお聞きしておきたいんですけれども、所管として、この取り組みを始めるに当たって、何のためにこの事業に取り組んだのか、そもそもの当初の目的を、どういう考えでいたのかというのを改めてお聞きしたい。
◎山口委員長 集団回収のことですか。
○蜂屋委員 集団回収です。
△内野ごみ減量推進課長 生ごみ集団回収事業につきましては、平成17年よりスタートいたしました。規則の目的といたしましては、市民の皆さんが分別して排出した生ごみを集団回収することによりまして、生ごみのリサイクルシステムを確立し、ごみの減量の推進と普及に寄与することを目的として考えております。現状も進めさせていただいております。
○蜂屋委員 目的はやはりごみ減量、少しでも資源の努力、循環社会に向けて努めるということで、市民にも呼びかけて一体となって取り組んできた事業だと思うんです。そういった目的を考えると、やはり成果だけではないのかもしれないですけれども、目的から判断すると成果はどうだったのかなというところにも着手しなきゃいけないんですけれども、やはり取り組み、さまざま努力をされてきている中でも、他市の状況を踏まえても、なかなか目的の成果を発揮するのは難しい事業なのかなという思いも出てきております。
  ある程度といいますか、時期と、それからこれまでの取り組み、これからの状況も考えると、どこかの段階で一定のけじめというんですか、家庭の中で目的から努力、中間判断というのか、ある程度一定の、今後の取り組み策に対して、市民に対しても議会に対しても、そろそろ決断を出すころではないかなという思いでおるんです。
  所管としてこの取り組みを、今後市民に対してどういう周知をしていくのか、これからどれくらいの期間をめどに継続していくのか、中断というのかな、継続するのか、どういう考えでいるのかお伺いいたします。
△内野ごみ減量推進課長 まず周知につきましては、昨年度、一般廃棄物の基本計画見直しの際のアンケート等で認知度が、74.1%の方から「知らない」という回答をいただいておりまして、周知については、従来より行っております市報ですとか「ごみ見聞録」、ホームページ、イベントでのPRをさせていただいているところではございますが、まだまだ周知の仕方の工夫が必要だと思っておりまして、最近は自治会のほうにも御案内させていただきましたり、せんだっても生ごみの集団回収の連絡会を行ったんですが、参加していただいた世代の方々からは、もっと地域を、自治会とかをよく分析して、お声かけをしながら進めていくべきではないかというお話もいただいたところでございます。
  それで、これからどれぐらいのめどでというお話についてなんですけれども、見直しました一般廃棄物の計画の中では、現在32年度というところで、最終目標は500世帯という状況で進めている状況でございます。
◎山口委員長 これはごみ減量ではなくて資源化という立場、生ごみの資源化がテーマですので、そこに基づいた質疑でお願いします。これが資源化していくことになっていくから、そこにつなげた質疑でお願いします。
  ほかに質疑、意見等ございませんか。
○渡辺委員 今回、小平に視察に行かせていただいて、年々加入者数がふえているという、すばらしいことだなと思いました。当市と何が一番違うのかなと思ったときに、まず集団回収であること、それによって集積所にカラスや小動物がやってきてお困りである度合いが非常に大きいということです。それによって集団回収に参加する動機が非常に強いということを感じました。これによって自治会単位での加入なども促進されているのだなということがよくわかって、戸別回収の当市とは少し状況が違うのかなと思いました。
  先ほどから言っている生ごみの資源化という視点からしますと、これまで視察してきたところのキエーロですとか、これまで当市でも取り組んでいる段ボールコンポストですとか、集団回収ももちろんそうですけれども、さまざまな手法があるということもわかりましたし、実は私もこの委員になってからコンポストを購入して実験いたしました。本当に大変だなというのが実感です。
  最初はごみも減って楽しくやっていたんですけれども、一度虫が発生したりとか、においが発生したときの抑制が非常に難しいということ、あと今の住宅事情、一軒家であっても隣と非常に近いということもあって、生ごみを1週間どこで保管するのかというのはそれぞれ工夫もされると思うんですけれども、実際に取り組むとなるとかなりの努力が必要で、エコ意識が高い方とか、環境教育というところでは非常に意味があることだけれども、これを広く市民にお願いするということが非常に難しいのかなという感想を持っています。
  私は夢ハウスの活動をもっと詳しく知らなければいけない、まだそういう途中の段階にいますので、全てを知っているわけではないので生意気な言い方になるかもしれませんけれども、こういう個別の意識の高い方とか、条件や環境が整っている方は、どんどんさまざまな活動に参加して資源化に取り組んでいただくということも、市としてといいますか、さまざまNPOの方も取り組んでいらっしゃいますし、そういうところにどんどん糾合するような流れをつくっていくことは非常に重要だと思っています。
  でも、それを市で行うかということは、私としてはそうではなくて、例えば、最近、国レベルでもどんどん始まっている食品ロスの対策ですとか、それに伴った食品を1カ所に集めて必要な方にお渡ししていくという手法ですとか、そういったことを市が行うことのほうがより、資源化とはちょっと違うかもしれませんけれども、生ごみや食品ロスも関係してきますけれども、上流の部分でそういう仕組みづくりをしていくことのほうが、市としてなすべき仕事ではないかなという結論を持っています。
  なので集団回収に関しては、先ほど課長からもお話があったように、平成32年度までという一つの区切りもお持ちですし、現在取り組んでいらっしゃる方のお気持ちというのも大切にしなければいけないと思いますので、私としては、ある程度見切りをつけて収束させていく事業だと思っていますけれども、さまざまな方の御意見がきちんと落ちつくまで、ある程度の期間をとって、また、先ほどからも御指摘があるように、74.1%の方が知らないことが大きなネックになっているというのが、私も最初、このことを勉強し始めたときからそのことをずっと、広報が必要じゃないかと思ってきたんですけれども、実はそれは仮説で、本当に74.1%の人が知ったときに、どれだけの人がそれに参加できるかということは本当に難しいなと思っています。
  反対に言えば、ある程度、例えば場所を限定するとか期間を限定して徹底的に広報して、その中で何人が参加を表明するかというモデル的なテストを行って、本当にこの事業に発展性があるのかとか、将来性があるのかということをきちんと検証すべき時期に来ているんじゃないかと思っています。
◎山口委員長 ほかにございませんか。
○朝木委員 今、蜂屋委員と渡辺委員からいろいろと御意見がありましたけれども、私も一言で言うと、なかなかこれをやればというものはなくて、難しいけれども、こつこつやっていくしかない事業なのかなと思います。やはり大事なのは減量の必要性の周知を徹底的に、さっき「エコ意識」という言葉もありましたけれども、意識を高めるということが、まず何でごみを減らさなくちゃいけないのか、ごみ行政が今どんな大変なことになっているのか、それが自分たちの将来にどういう影響を与えるのかというところで、ごみ減量の必要性の深刻さといいますか、そこのところをきちんと徹底的に周知することが、まず第一に大事だと思います。
  次は、やはり取り組みやすくする工夫だと思います。確かに今、当市でやっている生ごみの集団回収も、私自身もこれをやれと言われたらすごく大変だなと思いますね、今、渡辺委員からも話がありましたけれども。ただ、きちんとそれでもやっていこうという方たちがいる以上は、啓発事業的な位置づけでもいいので、これはしっかりと続けていくべきではないかと私は思います。
  小平を見に行きましたけれども、小平のほうでは当市よりも、やはり集団回収については取り組み世帯数も多いですし、もうちょっと積極的にかかわっているのかなと思います。
  生ごみの集団回収は、私が、諏訪町自治会ですけれども、自治会の役員をやっていたときに、「環境課」と言ったのかな、あのときは。環境部の方が説明に見えたことがあるんですね、バケツとパンフレットを持って。自治会の役員会で説明されていったという経過があるんですけれども、その後、役員会で何かそれについて議論したかとか、うちでやるかやらないか決めようという議論をしたかというと何もなく、お役人様お帰りになりましたみたいなことで終わってしまっているんです。
  だから、その辺のもうちょっと行政側の積極的な、例えばいついつまでにまた電話しますので、そのころまでにおたくのほうで何カ所取り組まれるのかお返事くださいとか、何かしら自治会でその後議論するような要素があれば、もうちょっと違ったのかなというところで、やはりその辺の工夫も必要だったのではないかなとは思います。
  それからもう一点が、食品ロスの話もありましたけれども、出てしまったごみをどうするかというのももちろん大事なんですけれども、私はやはり、生ごみに限らずですけれども、ごみをつくらないというところが一番の近道なのではないかと感じています。ちょっと取りとめがなくなってしまいましたけれども、以上です。
○おくたに委員 この間、本当にたくさんのところに視察に行って、東村山の生ごみはどう資源化されているかとか、また蕨市とかも行きましたし、小平も行ってきました。その中で、きょう結論を出すということなので、一言で言うと、生ごみの資源化と生ごみの減量化は違うなということです。
  我々の所管事務調査事項としては生ごみの資源化なので、資源化について言うと、なかなかこれは、広がる可能性は、うちの場合、平成32年の500世帯という集団回収の目標がありますけれども、現状からいえば難しいんじゃないかと。
  小平の場合は、今、約1,000世帯いっていますけれども、平成27年の速報で936世帯、123グループ、回収が約59トン、これは目標世帯が900世帯について、もう104%達成してしまっている。
  何が違うかと言うと、先ほど事業が始まった経緯は、集積所のカラスということでモデル事業が始まったというのは渡辺委員からもありましたけれども、一番大きな違いは抗菌化バケツを市から無料で貸与している。東村山の場合は買わなきゃいけない。それは大変面倒くさいというお話もありました。無償で貸与してやっていると。
  なおかつ小平の場合は、これは堆肥化工場に行って、ほとんどが瑞穂の農家で使っているということで、では小平の農家で使っているかというと、ほぼ作物のやつはなかったということなんです。あとは、年4回4トンほど、全体の10分の1ぐらいを公園花壇で買い取りをしているということです。
  東村山の集団回収の場合は、我々も比留間運送に行きましたが、比留間運送でつくっている人工軽量土壌について、東村山の生ごみを資源化しているんですけれども、これについては東村山でどうやって使っているんだという形で、目に見える形では、なかなか参加している方には見えにくいのかなと。だから、目に見えにくいところで、実際にやっている人も、こんなふうになりましたよというのはなかなか見えないというところがやはり大きいのかなとは思います。
  だから、抗菌化バケツを無料にできるのかどうか。また、小平と違って人工軽量土に東村山の場合はなっていますので、その人工軽量土が東村山の参加されている市民の皆様に見える形、実際に堆肥化をしている工場の見学には行ったという話は聞きましたが、では市民にそれが見えるのかというところで言うと、なかなか見えにくい。
  結論的には、なかなかこの資源化、平成32年の500世帯の集団回収の目標は、今のまま同じようなことを続けていても難しいんじゃないかとは思います。それを所管事務調査の資源化というところなんですけれども、さきの委員からもお話がありましたように、この生ごみを何で外すというか減量していかなきゃいけないかというと、これから先の焼却炉の問題もある。今、有料にした袋でやっていますので、家庭から出る生ごみをちょっとでも減量してもらうことは非常に大切であるということもあると思います。
  生ごみの減量については、以前、蜂屋委員がおっしゃったように、まずは水切りをしてもらうことが一番大切、乾燥させることですよね。あとは渡辺委員がおっしゃったように、各意識のある方が、家の庭であったり家庭菜園、また借りた農園でもいいですけれども、そういうところで、自分たちの出した生ごみを自分たちが堆肥にして、それを使って野菜をつくったり、花と野菜の会がそれをやっていますよね。そういった形でどんどん進めていっていただくというのが生ごみの減量、資源化、それは個人とか団体、グループレベルの問題ではできるかと思います。
  もう一つ、先日、環境フェアに行ってきまして、非常におもしろいものを見てきたんですけれども、以前キエーロを見に行きましたけれども、キエーロじゃなくて、かごみたいなやつを土の中に埋め込むだけで、そこに生ごみを入れれば消えるという、もともと土の力を利用、キエーロと同じだと思いますけれども、そういう形でどんどん生ごみを入れて、教育とか公共施設の生ごみについては燃やさなくて済むよという方式もあるということを見てきました。
  これは資源化ではありませんが、減量するという点においてはそういった方法もあるので、所管におかれましては、いろいろな方策があるよと調べてもらって、そして、資源化したい方、堆肥化したい方はそういう方法がある、また、ごみの減量についてはこういう方法があるということをぜひ市民に告知していただいて、その個人が選べる範囲で、できる範囲で生ごみを減らしていく、そういう意識を高めていただきたいなと思っております。
○小林委員 意見になりますけれども、国立とか小平とか、すごく参加世帯数もふえているということで、ただ費用の面でいくと、やはり資源化というのはなかなか大変なんだよというお話もあったりで、小平なんかは東村山と同じことをやっているのに何でこんなに違うのかなと思ったのは、先ほど渡辺委員からもあったとおり、実際に自分自身が困っているということで発展していっているんだなというのはすごく感じました。
  東村山のことで言えば、この事業が開始されて11年ぐらいたっていて、平成26年から再開して、266世帯あった数が、昨年は135世帯ということで大分減っているというのと、先ほど所管のほうからもお話がありましたけれども、最近の連絡会で、135世帯に連絡通知をしていたけれども、実際集まったのは11世帯ぐらいだったというお話も聞いています。だんだん高齢化が進む中で、渡辺委員も言っていたけれども、最初は楽しくやれていたと思う方が、だんだん大変だという声に変わってきているという実態も東村山ではあるのかなというのは感じています。
  生ごみの資源化という視点でいくと、前回の委員会のときに、実際に市として取り組むというよりは、それは個人の方で、そのうちの選択肢の一つとしてやっていただくのがいいかなと思ったのに、渡辺委員から御提案いただいたフロー表みたいなものを所管のほうにしっかり市として作成していただいて、啓発活動みたいにはなるかもしれないですけれども、それを見てそれぞれのライフスタイルに合ったごみの減量化、一番、さっき朝木委員からもありましたけれども、発生抑制というところに努めていくということに切りかえられたらいいのかなと思います。
◎山口委員長 ほかにありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◎山口委員長 ないようですので、議論を終了します。
  休憩します。
午前11時18分休憩

午前11時24分再開
◎山口委員長 再開します。
  ほかに御意見ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◎山口委員長 ないようですので、次回に報告書の協議をするということで、きょうの議論は終了いたします。
  次に進みます。
―――――――――――――――― ◇ ――――――――――――――――
〔議題4〕行政報告
◎山口委員長 次に、行政報告を議題といたします。
  まちづくり部より報告をお願いいたします。
△粕谷まちづくり部次長 行政報告の1点目ですが、東村山市街路灯LED化事業の進捗状況について御報告申し上げます。
  市では、平成16年に作成した東村山市環境基本計画に基づき、二酸化炭素の総排出量を2020年までに1990年度比で25%削減するための取り組みを進めております。
  省エネルギーの推進による環境に配慮した低炭素社会の実現と、経常的な電気料金の節減及び地域経済活性化への寄与の一環としまして、市で管理する街路灯のうち、既存のLED街路灯を除きまして、全ての街路灯をLED街路灯に切りかえる事業を今年度から着手しております。この取り組みによりまして、年間の二酸化炭素の排出量は約73%の削減が見込まれることとなります。
  現在までの進捗状況につきまして報告を申し上げますと、4月19日から4月28日までの10日間におきまして、市のホームページにおいて公募型プロポーザルの参加受け付けの告示を行い、参加者の募集を行ったところ、2者の参加資格要件を満たした応募者がございました。その後、2者への参加資格結果を通知した後に、応募者の1者より提案辞退届の提出がございまして、結果、5月31日に1者のみのプロポーザルを実施したところでございます。
  プロポーザル内容を審査した結果、事業の実施体制や既存街路灯の調査方法、灯具の品質、地域経済活性化に資するものだと判断いたしまして、6月3日にプロポーザル参加会社の三井住友ファイナンス&リース株式会社に優先交渉権の通知を発送したところでございます。
  特に事業実施体制につきましては、市内の電気設備業を営む業者が共同企業体を組みまして、現況の街路灯の調査ですとか灯具の取りかえ工事、あとは維持管理業務等を提供していただける点などが高く評価されたところでございます。現在につきましては、契約内容の詳細を詰めておりまして、6月下旬の契約をめどに進めているところでございます。
  なお、本契約はリース契約となりますことから、地域におけるLED照明導入促進事業の対象事業となりまして、市に対して調査費等の費用600万円、事業者に対して工事費等の費用1,200万円が交付されますことから、補助金の交付決定後に契約することになります。
  当面の予定といたしましては、7月から9月までの間に現況の街路灯の位置や独立柱、いわゆる電柱に共架されていない灯具、こういったものの劣化ぐあい等の調査を実施いたしまして、調査終了後の10月ごろより順次、市内全体のLED街路灯への取りかえ工事を進め、来年2月までに完了してまいりたいと考えております。
  なお、当事業の予算につきましては、平成29年度から38年度までの10年間の債務負担行為を設定しておりますが、補助金活用等への対応のため、9月議会における補正予算にて債務負担行為の変更等をお願いしたいと考えております。
  以上で、報告1点目の東村山市街路灯LED化事業の進捗状況についての報告を終わります。
  続きまして、2番目の都有地活用による地域のインフラ整備について御報告申し上げます。
  資料にもありますように、本議会の所信表明で市長が述べました健康福祉部が所管する都有地活用による地域インフラ整備に関連しまして、まちづくり部のほうから1点だけ申し上げます。
  委員のお手元に配付いたしました資料は、東京都福祉保健局より市に送付された文書でございまして、この内容のとおり、東京都では地域における福祉サービスの基盤整備を促進するため、都営住宅の建てかえにより創出した用地を初めとした都有地の活用に取り組んでおりまして、既に御案内のとおり、市役所前郵便局に隣接する本町4丁目7番14及び庁用車駐車場として東京都より借用している同番11、それと、その間にある6メートルの幅員の通路部分等を含めた都有地、合計約3,540平方メートルを活用しまして、地域の福祉インフラ整備を進めていくこととしております。
  このことに関連いたしまして、今し方お話ししました通路の一部が、具体的には庁用車駐車場の東側に接する部分が整備敷地の一部となりますことから、平成6年8月に締結いたしました東村山市(仮称)東村山本町団地建替事業に伴う道路拡幅整備に関する覚書に基づきまして、都営住宅の建てかえにより東京都が整備する路線のうち、未整備となっている庁用車駐車場、今度は南側の市道第357号線3の現況幅員1.82メートルを、都有地側に6メートルの幅員として拡幅しまして、代替路線として整備を進めてまいります。
  このため、公募要件となる敷地面積をあらかじめ確定させる必要があるため、道路管理者の市といたしましては、当該市道の区域変更を6月7日に告示しておりまして、今後、福祉インフラ事業に合わせて東京都の施行により拡幅工事を実施することとなります。
  また、この市道拡幅整備に伴いまして、現在都有地にある桜の木のうち3本ほどが支障となってまいりますが、かなり老木化しておりまして、樹勢の低下を示す兆候もあらわれていることから、現在、東京都において樹木診断を実施し、移植が可能かどうか調査を行っております。その結果、移植が不可能と判断された場合については伐採ということになってしまいますが、公募要領の中で補植をお願いしていきたいと考えております。
  それと、本事業に関する周辺住民への周知につきましては、資料下段のスケジュールのとおり、7月6日木曜日になりますが、事業主体の東京都及び東村山市により説明会を開催すると健康福祉部より聞いておりますので、その中でまちづくり部としまして、道路に関する件につきましては丁寧に説明し、御理解を得てまいりたいと考えております。
◎山口委員長 報告が終わりました。
  この件について、質疑等ございませんか。
○蜂屋委員 LED化なんですけれども、市内の電気組合にも十分配慮していただいて、意見を聞いていただいて、取り組んでいただいて、ありがとうございます。
  リース契約で10年ということですよね。LEDはやはり寿命というんですか、耐久性が強く、一応めどとして10年となっていますけれども、10年以上持ちこたえて、その先使えるという場合は、市のリースではなくて、その先は市のものになるんですね、わかりました。
  今回は10年というスパンでリースを組んだと。まだまだ使えるといった場合には、今年度、全部一遍に交換ということなので、その先の対応はどういう話し合いになっているのかなと。今の時点で一くくりで10年とやって、その先は1本ずつやっていくのか、あるいは、まとめて電気組合との話し合いで、10年たったら、その場でまたぱちんとやって新しく切りかえるのか、今の時点でどういう話になっていますか。
△野崎まちづくり部長 10年間はリースという形で灯具を借りますけれども、10年たった後については、無償で市のほうに譲渡されるということで、そういった契約になろうかと思いますので、その後の管理については、今事業者と話をしているわけではありませんけれども、その時点で再度管理をお願いするとかということは考えられるかなと考えております。
○蜂屋委員 メンテ等は少なくなってランニングコスト等も減るという分、すごくメリットも出てくる。ただ仕事のほうも、当然業者は少なくなってくるというデメリットも出てくるので、業者育成の観点からも永続していけるような事業になって、市内業者、電気組合の方が仕事に携われる環境になっていければいいなと思っていますので、その辺もよろしくお願いいたします。
  あと、都有地の活用方法なんですけれども、都が持っている、地権者は東京都、場所は東村山市、こういうのが市内にも幾つも存在しておるんですけれども、この活用方法で、ちょっと語弊があるかもしれないですけれども、介護施設、病院等が多い東村山の中で、東村山市役所のすぐ近くの都有地の活用方法で、介護施設ではなくて、ほかの人も集まってすごくいい場所でもあるので、活用方法なんかも市として提案とかできなかったのかなというのがあるんですけれども、その辺はどうでしょうか。
△野崎まちづくり部長 今回の都有地活用につきましては、基本的には当市の健康福祉部が窓口になって進めておりますので、その経過というのは詳細には把握しておりませんけれども、東京都のほうから、この都有地を福祉インフラ整備事業という事業で、定期借地で市のほうで何か要望があるかという問い合わせがあったということは聞いております。その福祉インフラ整備事業というのが、こういう事業と限定されているようでございまして、そこの中に高齢者施設の整備という要件があったと聞いております。
○蜂屋委員 多摩湖町で言えば狭山公園、あそこは水路があるんですよね、桜並木のところ。この場所は東京都のものだと、何かやるのも東村山は口出しするなと、すごく敷居が高いんです。もっともっと協力し合って、東村山もこういうところで声を上げていっていただいて、言いなりじゃなくて、場所は東村山にあるわけですから、しっかり今後も、そういった意味でも、東村山の意見というか考えを持って東京都と接していただければなと、これは強い要望でありますので、よろしくお願いいたします。
◎山口委員長 ほかに質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◎山口委員長 ないようですので、以上で行政報告を終了いたします。
  次に進みます。
  以上で、本日の都市整備委員会を閉会いたします。
午前11時38分閉会

 東村山市議会委員会条例第23条の規定により、ここに署名又は押印する。

都市整備委員長  山  口  み  よ






















議会事務局職員

記録担当

議事係長

次長

局長



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