第 6 号 平成2年 3月15日(3月定例会)
更新日:2011年2月15日
平成 2年 3月 定例会
平成2年東村山市議会3月定例会
東村山市議会会議録第6号
1.日 時 平成2年3月15日(木)午前10時
1.場 所 東村山市役所議場
1.出席議員 25名
1番 倉 林 辰 雄 君 2番 町 田 茂 君
3番 木 内 徹 君 4番 川 上 隆 之 君
5番 朝 木 明 代 君 6番 堀 川 隆 秀 君
7番 遠 藤 正 之 君 8番 金 子 哲 男 君
9番 丸 山 登 君 11番 大 橋 朝 男 君
12番 根 本 文 江 君 13番 国 分 秋 男 君
14番 黒 田 誠 君 15番 荒 川 昭 典 君
17番 伊 藤 順 弘 君 18番 清 水 雅 美 君
19番 野 沢 秀 夫 君 20番 立 川 武 治 君
21番 小 峯 栄 蔵 君 22番 木 村 芳 彦 君
23番 鈴 木 茂 雄 君 24番 諸 田 敏 之 君
25番 田 中 富 造 君 26番 佐 々 木 敏 子 君
27番 小 松 恭 子 君
1.欠席議員 2名
10番 今 井 義 仁 君 16番 小 山 裕 由 君
1.出席説明員
市 長 市 川 一 男 君 助 役 原 史 郎 君
収 入 役 細 渕 静 雄 君 企 画 部 長 池 谷 隆 次 君
企 画 部 参 事 野 崎 正 司 君 総 務 部 長 細 淵 進 君
市 民 部 長 都 築 建 君 保健福祉 部 長 沢 田 泉 君
保健福祉部参事 萩 原 則 治 君 環 境 部 長 小 暮 悌 治 君
都市建設 部 長 中 村 政 夫 君 上下水道 部 長 清 水 春 夫 君
上下水道部参事 石 井 仁 君 教 育 長 田 中 重 義 君
学校教育 部 長 間 野 蕃 君 社会教育 部 長 小 町 章 君
1.議会事務局職員
議会事務 局 長 川 崎 千代吉 君 議会事務局次長 入 江 弘 君
書 記 中 岡 優 君 書 記 宮 下 啓 君
書 記 藤 田 禎 一 君 書 記 武 田 猛 君
書 記 野 口 好 文 君 書 記 長 谷 ヒロ子 君
1.議事日程
第1 議案第 9号 平成2年度東京都東村山市一般会計予算
第2 議案第10号 平成2年度東京都東村山市国民健康保険事業特別会計予算
第3 議案第11号 平成2年度東京都東村山市老人保健医療特別会計予算
第4 議案第12号 平成2年度東京都東村山市下水道事業特別会計予算
第5 議案第13号 平成2年度東京都東村山市受託水道事業特別会計予算
午後4時17分開議
○議長(遠藤正之君) ただいまより本日の会議を開きます。
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△日程第1 議案第9号 平成2年度東京都東村山市一般会計予算
○議長(遠藤正之君) 日程第1、議案第9号を議題といたします。
本案については、歳出の質疑の段階で延会となっておりますので、歳出の質疑より入ります。
最初に、予算書事項別明細書の労働費 311ページまでの質疑を行います。
質疑はございませんか。清水雅美君。
◆18番(清水雅美君) それでは、歳出につきまして何点かお伺いをいたします。
ページでいきますと、最初に 101ページの自己啓発講座受講助成補助金7万 5,000円についてお伺いをいたします。先日の市長さんの説明でも、地公法の39条に基づく研修につきましてはいろいろと研修が行われているということであります。今、一般企業の最近のこの傾向としてですね、企業内研修はいわゆる集合の教育から自己啓発に重点が置かれているというようなことも聞いております。そういった点からは、この補助制度というのは、職場の活性化とか、あるいはやる気を起こさせる活性化というようなことにとってですね、大いに期待ができるものと評価をするところでありますけれども、まず、この通信教育の導入補助というふうな説明がありましたけれども、内容をもう少し詳しく教えていただきたいと思います。
それからですね、2点目に、 900名近くいるこの職員に対しまして7万 5,000円という数字はちょっと少ないんではないかというふうに思うんですけれども、1講座にどのくらいの補助を予定しているのか、また予定の人数はどれくらいなのか、その点についてもお伺いをいたします。
それからですね、三鷹市などでは職員を銀行に出向させてですね、いわゆる民間企業で勉強してもらうというような話も聞いておりますけれども、この自己啓発に重点を置く研修を今後どのように進めていくのか、以上3点お伺いしたいと思います。
次に、 105ページですけれども、総合計画策定経費の中の新駅検討調査委託料についてお伺いをいたします。今回のこの新規事業としてですね、新駅調査委託料 721万円が計上されたわけでありますけれども、この武蔵野西線建設当時に市内に2つの駅をということで、議会でも特別委員会を設置していろいろと運動したようでありますけれども、実現はしませんでした。今回はある程度の可能性を見込んでの予算計上だと思いますけれども、その調査の内容を具体的にお聞かせをいただきたいと思います。
次にですね、同じ 105ページなんですけれども、行政事務効率化推進事業についてお伺いをいたします。2年度の具体的な内容とOA化の今後の計画についてお聞かせをいただきたいと思います。
続いて、 111ページ、使用料等審議会経費88万 5,000円についてでございます。前年度の予算で41万 6,000円に対しまして倍増の予算になっておりますけれども、諮問内容はどのようなものであるかを予定されているか、お伺いをいたします。
次に、 113ページ、市民憲章の関連事業につきましてお伺いをいたします。市民憲章が制定をされてから、市長さんも機会あるごとにあいさつの中でPRに努力をされている様子でございますし、その努力に敬意を表するところでありますけれども、モニュメントの設置が25カ所というような説明がございましたが、この具体的な場所についてお聞きをいたします。
それから、官製はがき広告掲載料30万 9,000円が計上されておりますけれども、このはがきの数だとか、その中身をお聞かせをいただきたいと思います。
次に、 135ページであります。駐輪場維持管理経費のうちの使用料、賃借料 5,869万 9,000円についてお伺いをいたします。提案説明ではですね、管理強化と駐輪場の確保ということでなされました。また、歳入関係の中で都市建設部長も久米川駅北口の山林が今年度いっぱいで返還をして、空堀川の用地を都から借り受けるというような説明もございました。
まず1点目にですね、管理強化と駐輪場の確保の中身をお聞きをいたします。
それから、前年度比で約 1,000万の増額計上でありますけれども、借地料の単価アップがあったのか、その主な要因についてお伺いをいたします。
それから、有料にするとなかなか埋まらないというような現状とかですね、以前の一般質問だったでしょうか、いよいよ地下駐輪場を考えてはどうかというような意見もありましたけれども、自転車条例も含めてですね、放置自転車の対応と駐輪場に対する今後の考え方についてお伺いをいたします。
続いて、 141ページ、防災無線設置工事 3,237万 8,000円でございますけれども、設置は今年度32基というような説明がありましたけれども、防災無線の運用についてお伺いをいたします。過日の総務委員会ではこの運用規程案が示されたそうでありますけれども、緊急放送以外の一般放送について内容をどのように考えているのか、また内部ではどのような検討がなされているのか、お伺いをいたします。
それからですね、既に防災無線の運用を行っている近隣市の運用状況はどうなのかという点についてもお伺いをいたします。
次に、 178ページの東村山市社会福祉協議会事務所建設費補助金 3,700万についてお伺いをいたします。狭溢対策ということで野口町の1丁目に 250坪の借地で80坪のプレハブを建設するというような説明がありました。プレハブということは仮の事務所というようなことでもあろうかと思いますが、この借用事務所はですね、市民センターあるいは庁舎の増改築に伴っていずれこちらの方に移すというような話も聞いているわけですが、その見通しについてお伺いをいたします。
それからですね、こちらの方に移した後の借地の関係、あるいはプレハブの建物の関係についても考え方についてお伺いをいたします。
次に、 223ページのですね、幼児相談室運営事業費 2,942万 6,000円でございます。この事業は近隣市にはない制度を早くから取り入れまして、自閉症などの子供を持つ親の相談とか指導に当たってこられているわけですが、そのことに対しては高く評価をするものであります。前年度比 260万円ほどのアップになっておりますけれども、その理由と、それから利用状況、現況とですね、さらに充実をしていくための課題についてお伺いをいたします。
その充実をしていく課題を踏まえましてですね、将来の方向性あるいは考え方についてもあわせてお伺いをいたします。
239 ページですけれども、市立第二保育園の大規模改修工事 9,156万円でありますが、これも説明の中で建築後22年を経過しているというような説明もございました。どのような改修をするのか、改修工事の内容をお伺いをいたします。
それから、改修による定員増はあるのかどうか。
さらに、ほかの保育園のですね、老朽化に対する今後の計画というようなものがあればお聞かせをいただきたいと思います。
277 ページ、武蔵野線沿線花壇等設置工事 4,808万 4,000円でありますけれども、カンナとかドウダンなどのあるフラワー道路というのはですね、通る人の心を大変和ませるものでありますけれども、今回の西線沿いの花壇の具体的な中身についてお聞かせをいただきたいと思います。
それから、花壇の設置できる道路というのはおのずから限られてくるとは思うんですが、今後の計画とか考え方がありましたらお聞かせをいただきたいと思います。
289ぺージ、アメニティー推進委託料 376万 4,000円でありますけれども、この中身と今の考え方をお聞かせいただいたいと思います。
それから、元年度予算でアメニティーモデル計画策定委託料というのが 772万 5,000円が計上されているわけですけれども、この計画との関係についてお伺いをいたします。
次に、 303ページです。し尿処理施設補修工事 7,642万 6,000円でありますけれども、元年度予算は 1,292万 8,000円に対しまして約6倍の計上となっておりますけれども、その内容をお伺いいたします。
それから、平成7年度の 100%整備に向けまして下水道が進むにつれて当然し尿は減少してまいりますけれども、施設処理から見てどのように見通しを立てておられるか、お伺いをいたします。
最後にですね、 311ページの勤労者互助会事業費 780万 5,000円でありますけれとも、昨年の秋スタートしたこの事業はですね、市内の商店とか中小企業で働く方々の福利厚生面の充実という点では高く評価するところですけれども、会員数等現況をお知らせをいただきたいと思います。
それから、2年目は内容の充実を図っていきたいというような提案説明がありましたけれども、さらに、この事業のための職員も1名増員になるわけですが、内容の充実の中身についてお伺いをいたします。
以上です。
〔「関連」と呼ぶ者あり〕
○議長(遠藤正之君) 荒川昭典君。
◆15番(荒川昭典君) 18番議員の質問の1つだけ関連をいたしますので、お伺いをしておきたいと思います。
それはページ 105ページでございますけれども、新駅検討の調査委託料の関係でございますが、武蔵野西線が開通をいたしました昭和47年、この計画が浮上いたしましたのは新幹線が東京から新大阪まで走った時代に実は浮上してまいりました。大東京環状線計画、こういうことで浮上してまいったわけでございますが、そういう時代から私もいささかかかわってまいりました。そして、最終的には東村山市の行政区内には新秋津、それから小平市の行政区内には新小平駅、こういうことで設置が決まったわけであります。その間、いろいろな状況がありました。当然のことながら、西武線の久米川駅、あるいは西武線の萩山駅、こういうところに、当時は国鉄でございましたが、駅を設置をして、そして国民の利用者の皆さんの利便を図るべきであると、こういうような議論もたくさん行ってきた覚えがあります。
最終的に、申し上げましたように現状の状態になったわけでありますが、先日の助役の提案説明を聞いておりますと、JR武蔵野線の新駅の開業問題について調査をしたいと、こういうことでございました。そして、額も先ほど触れておられましたが、 721万円という多額な金額になっているわけであります。
そういたしますと、当然のことながら、果たしてそういう歴史がある中で新駅を調査し研究をする。市民にとってみれば新駅があった方がよいというのは当然のことでありますし、また1つの夢かもしれません。しかしながら、今日の状況の中で、私はやはりJR武蔵野線に限る新駅検討問題は少し考え直さなければいけないんじゃないかと。東村山市のいわゆる交通問題をどう将来を展望して処理をしていくか、こういうことも合わせ考えるべきではないか。東京都は立川から玉川上水までの、あるいは武蔵村山市の中の都市間モノレール構想を発表して、既に事業開始をしようとしております。そういたしますと、当然のことながら、これからの都市交通の中心課題はただ単に鉄道ということだけで済まされる問題ではないと、やはりモノレール構想も含めて検討することがより市民の交通の利便に供するんではないか。こういうように思いますので、これらの点についても調査するお考えがあるのかどうか、お答えをいただきたいと思います。
◎総務部長(細淵進君) 自己啓発講座助成金につきまして御答弁させていただきたいと思います。
職員の資質の向上、能力の発揮を行政に大きく反映させるためには、研修の位置づけがますます重要になってきていると、非常に重要な課題であると思っているわけでございます。御質問にもございましたとおり、研修につきましては地公法の39条をもって、任命権者の責務とされているわけでございます。市におきましても、東京都市町村職員研修所、また庁内研修の二本立てによりまして実施しているわけでございますけれども、これらに連動いたします自己啓発の取り組みへの期待も大きいわけでございます。みずから進んで研究、実践していく意欲を持たせる職場環境、また土壌づくりの一環といたしまして新規事業としての本予算のお願いするものでございますが、内容といたしましては通信教育にかかわる助成を考えているわけでございます。通信教育が自己啓発の有力な手段として、御案内のとおりいろいろな社会で活用されているわけでございますけれども、それらをとらえまして実施するものでございます。
内容といたしましては、まだ的確にこれとこれというですね、内容は予算御議決後決定いたしたいと思うわけでございますけれども、特に実務研修としての例えば企画力の開発の講座でございますとか、地方行政実務でございますとか、指導力の養成でございますとか、いわゆる研修所なり庁内研修との競合しないようなですね、そういうふうな事項に対して補助をしていきたいと、こういうふうに思っているわけでございます。
これに対する予算でございますけれども、1講座1万 5,000円を措置いたしまして、5講座、計7万 5,000円をお願いするものでございます。
なお、これらにつきましては平成2年度の中でPRに努めることはもとよりでございますけれども、職員等の意向等を十分反映した中でですね、拡大の方向でできればなというのが率直な気持ちでございます。
それと、民間事業への出向の御質問をちょうだいいたしたわけでございますけれども、これらにつきましても近隣市を見てみますと、府中市におきましては63年度から実施しているようでございます。目的といたしましては、あいさつ、接客、礼儀等につきましてですね、民間と役所の違いでございますとか、民間企業での考え方等を、新規職員を対象にいたしましてですね、大手スーパーに出向させて研修をさせているようでございます。
なお、遠いところで恐縮ですけれども、上福岡市の方も調査させていただきましたが、61年度から実施しているようでございます。これにつきましても、目的といたしましては接客、応対の体験ですね、それとか管理監督者としての部下の指導ということで、係長級の人をデパートへですね、出向させていると、こういうふうな実績も調査させていただきました。
当市といたしましては、自己啓発の1つの手段といたしまして、今、御質問をちょうだいいたしました内容もですね、研究課題といたしましてとらえさせていただきたいと思っております。
2点目の、防災行政無線についての御質問をちょうだいいたしたわけでございますけれども、本件につきましては平成元年度を初年度といたしまして3年計画をもちまして、屋外拡声子局64カ所、戸別受信機 154カ所に設置を予定させていただいております。このうち、元年度、初年度分につきましては屋外拡声子局につきましては39カ所、戸別受信機につきましては 122カ所を既に設置をさせていただいております。運用開始といたしましては2年の4月中には一応開始をさせていただくように今進めております。放送につきましては災害発生時を伝える緊急放送と、その他の一般行政広報を予定しているわけでございます。
現在、御質問にもございましたとおり、これらに基づきます管理運用規程を検討しているわけでございますけれども、3月7日に開催されました総務委員会におきましても御意見を拝聴いたしております。
なお、この中で放送内容といたしましては、先ほど申し上げましたとおり、緊急放送と一般放送があるわけでございますけれども、緊急放送につきましては、1つとして地震、台風等の災害情報に関すること2つ目といたしましては、人命及び財産について重大な影響を与える場合、またはそのおそれがある場合等の緊急重要なことと。特に、一般放送の関係でございますけれども、これにつきましては市行政の普及及び周知連絡に関すること、3つ目といたしましては防災訓練に関すること、チャイム──これは現在学校で実施しておりますけれども、チャイムによる時報等に関すること、4つ目といたしましてその他前3号に準ずる事項で市長が特に認めたものと、こういうふうな形で一応検討しているわけでございますけれども、特に一般放送につきましてはですね、音の公害の問題等が非常に市民感情として厳しいものがあるわけでございますので、担当といたしましてはまだ最終的な詰めはしてございませんけれども、一般放送については消極的な形でですね、考えてまいりたい、こういうふうに思っているわけでございます。
それと、近隣市につきましての御質問をちょうだいいたしたわけでございますけれども、既に近隣市におきましても設置しているところがあるわけでございますが、例えば立川市さんの例を申し上げますと、一般放送につきましては選挙のみに使用していると。三鷹市さんにつきましては、光化学、また随時、選挙の関係でございます。調布市さんにつきましては、選挙、交通安全、火災予防。それと、小平さんにおきましては、防災、火災予防、選挙、光化学。東大和さんでございますけれども、選挙、交通安全、火災予防、運動会、広範囲にわたります断水、また野菜の即売等もですね、放送をしているようでございます。こういうふうな形でございまして、各市、いろいろ、それぞれの実態によりまして、一般放送を拡大相当の経費的な投資もしておりますものですので、拡大して使っているところもあるようでございますけれども、市の方といたしましては最終的に、まだ詰めの段階でございましてですね、総務委員会での御指導等も踏まえまして3月中には煮詰めてまいりたいと思っております。
なお、これらにつきましては所管課からもですね、それぞれ放送についての希望調書をとらせていただいております。ちょっと内容を申し上げますと、市民部におきましては納税の問題でございますとか、産業課におきましてはショウブ祭り、産業祭り、サマーフェスティバル、農産物即売会、保健福祉部におきましては市民健康の集い、環境部におきましては光化学スモッグ注意報、事業課におきましてはごみ減量運動のPR、都市建設部におきましては河川の溢水、また道路通行禁止のお知らせ、上下水道におきましては断水、濁水等の広報でございます。教育委員会におきましては運動会、遠足等の中止、また社会教育におきましては帰宅チャイム、体育課におきましては大運動会、みんなで走ろう会、こういうふうな形でそれぞれ希望をいただいているわけでございますけれども、これらにつきましても関係者協議をもちまして最終的に妥結点を見出しましてですね、これ細則の整備をしてまいりたいと、こう思っているわけでございます。
◎企画部参事(野崎正司君) 武蔵野線新駅設置の調査につきましてお答えをさせていただきます。
この新駅設置検討の調査につきましては、御質問にもございましたように、過去の議会におきましても武蔵野西線特別委員会の中からも当市内に2つの駅を要望したという経過もございまして、それが残念ながら実現できなかったということと、さらにまた住民ニーズも非常に高いものがあるというようなことの中から、武蔵野線の新秋津駅から新小平駅の中間駅整備に関しまして、その可能性等を含めて検討を行うための調査を実施したいというものでございます。
この調査に当たりましては、大枠といたしまして、1つには武蔵野線の駅間距離、あるいは市内の各鉄道駅間距離、さらにはまた東村山市の将来計画と、同程度に市街化が進行しております他地域の鉄道駅の距離の問題でありますとか、また交通の基盤整備状況、これらを調査することによりまして、将来の市の都市化を支える鉄道駅整備のあり方ということにつきまして検討を行おうということでございます。2つ目としましては、将来土地利用計画に基づきます将来人口から考えた場合に、新駅の立地による駅勢圏の変化に基づく乗降客数の予測、また乗降客のアクセス時間の変化をもとにその効果の計測、さらには東村山市全体計画の中で新駅をどう位置づけるのかも重要な課題でありますし、これを核として町づくりとしての拠点形成を行う必要性あるいは可能性について検討を行いたいというものでございます。今回、以上のことを柱といたしまして調査を実施することによって、新駅の必要性等を十分検討したいということでございます。したがいまして、この調査結果を踏まえた中で、今後その実現性についても検討していきたいというふうに思っているところでございます。
具体的な調査の内容ということでの御質問をいただいたわけですけれども、まず1つに地域の現況ということで、人口、世帯、これは当然でありますけれども、土地利用の問題、それから交通量、それから自動車の保有状況、それから通勤通学状況、それからこれらに伴います端末交通手段の利用状況、さらに関連駅整備状況、こういうものを地域の現況として調査をしまして、さらに地域の将来ということにつきまして、土地利用計画の問題でありますとか、宅地開発計画がどうなっていくんだろうかというような問題、さらに駅前広場の整備状況、あるいは商店街の振興計画、これらについても調査をしていきたい。なおまた、地域の問題、課題の検討ということでアクセス道路網、それからこれらのアクセス道路の交通量、混雑状況、また乗降客の推移、さらに駅勢圏人口比較でありますとか駅前広場の問題、それから駅へのアクセス時間あるいは交通手段、この中では当然、どういう機関を利用しているのかという機関分担の問題、それから使用駅間の所要時間とか運行頻度、これらについて調査を総体的に行っていきたいという内容でございます。
それから、15番議員さんの関連しての御質問でございますけれども、こうしたニーズのあるということについては十分考えられるけれども、今後、単に鉄道駅だけでなくてモノレール等も含めた調査が必要ではないかということでの御質問でございますけれども、ただいま申し上げましたような総体的な細かい調査を実施いたしまして、それに基づいて今後どうあるべきかということを検討していく段階に入っていくわけでございますけれども、そういう中では現在、御案内のように、多摩市から武蔵村山市までの多摩モノレールの計画がございまして、これは東京都と関係5市、さらには民間企業との第三セクターによって設置が計画されているわけですけれども、これらが建設されることによって、また当市への影響、あるいは人の流れというようなことも当然想定した中での調査を行っていかなきゃならないというふうに思っておりますし、したがってそういう面も含めてまず第1段階として調査を実施し、その調査結果に基づきまして今後どうあるべきかということを十分検討させていただきたいということで考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。
◎企画部長(池谷隆次君) 第3点に御質問のございました行政効率化推進事業費でございますが、これは事務電算化の事業費でございます。現在、住民基本台帳という1つの情報を持ち合いまして、関係各課がそれを共有して業務の処理を始めたわけでございますが、今まで御案内のとおり、昨年の10月に住民基本台帳の電算化をさせていただきまして、本年に入りまして先月には国保の資格処理、それから印鑑登録及び証明の発行業務、これをそれぞれ進めさせていただいております。引き続きまして、今後、住民票のバックアップシステム、あるいは国保の給付業務、それから選挙、教育学齢簿等につきましては近々稼働させていきたいというふうに考えております。
さらに、引き続きまして、2年度予算にお願いする内容としましては、法人市民税のシステム、軽自動車税、税収納、口座、あて名管理につきまして2年度においてシステムの開発をさせていただきたいということで、一部債務負担で御承認いただいているものがございますけれども、予定しているところでございます。
今後の問題でございますが、行政事務の効率化を目指しまして元年度において住民基本台帳の電算化を行ったわけですが、2年度はこれをベースにいたしましてさらに開発を推進してOA化を図っていきたいと。当面、いわゆる住民情報システムと言われるところまで、これは税等を含むわけでございますけれども、そこまでを第1段階として進めたいと、こういうふうに考えております。
また、考慮していくべき事項も多々ございまして、職員との話し合いを進めた上で推進することが必要でありますし、個人情報保護条例の遵守の問題、VDT作業への配慮の問題、事務室の問題、研修あるいは財政的な面と、これらにつきましてトータルで考えていかなくちゃいけませんが、一定の計画に沿って進めさせていただきたいと考えております。
次に、使用料等審議会の問題でございますが、元年度におきましては審議会を6回程度開催したいということで予算をお願いしてございました。結果といたしましては、駐輪場の使用料について御審議をいただきましたような経過でございます。この使用料につきましては、かねて審議会からの答申の趣旨としまして、2年に1度ぐらいは見直しをしていくべきであるというふうに言われておりまして、前回、63年の3月に見直しをさせていただいて、現行据え置きということで進めるのが妥当というような御意見を伺っているわけでございますが、平成2年度は一応それらについての点検の年度に当たるというふうに考えているわけでございます。当面、私どもとしましては各種使用料、学童クラブの使用料、それからごみ手数料等につきまして一定の点検、見直しをするのがやはり責任上必要であるというふうに考えまして、年間12回の開催を一応予定させていただいて予算をお願いいたしました。
○議長(遠藤正之君) 休憩いたします。
午後4時55分休憩
午後4時55分開議
○議長(遠藤正之君) 再開いたします。
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○議長(遠藤正之君) 答弁の途中ですが、お諮りいたします。
本日は以上をもって延会といたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(遠藤正之君) 御異議なしと認めます。よって、本日は以上をもって延会といたします。
午後4時55分延会
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