第14号 平成2年 6月 8日(6月定例会)
更新日:2011年2月15日
平成 2年 6月 定例会
東村山市議会会議録第14号
1.日 時 平成2年6月8日(金)午前10時
1.場 所 東村山市役所議場
1.出席議員 26名
1番 倉 林 辰 雄 君 2番 町 田 茂 君
3番 木 内 徹 君 4番 川 上 隆 之 君
5番 朝 木 明 代 君 6番 堀 川 隆 秀 君
7番 遠 藤 正 之 君 8番 金 子 哲 男 君
9番 丸 山 登 君 10番 今 井 義 仁 君
11番 大 橋 朝 男 君 12番 根 本 文 江 君
13番 国 分 秋 男 君 14番 黒 田 誠 君
15番 荒 川 昭 典 君 17番 伊 藤 順 弘 君
18番 清 水 雅 美 君 19番 野 沢 秀 夫 君
20番 立 川 武 治 君 21番 小 峯 栄 蔵 君
22番 木 村 芳 彦 君 23番 鈴 木 茂 雄 君
24番 諸 田 敏 之 君 25番 田 中 富 造 君
26番 佐 々 木 敏 子 君 27番 小 松 恭 子 君
1.欠席議員 1名
16番 小 山 裕 由 君
1.出席説明員
市 長 市 川 一 男 君 助 役 原 史 郎 君
収 入 役 細 渕 静 雄 君 企 画 部 長 池 谷 隆 次 君
企 画 部 参 事 沢 田 泉 君 総 務 部 長 細 淵 進 君
市 民 部 長 都 築 建 君 保健福祉 部 長 市 川 雅 章 君
保健福祉部参事 萩 原 則 治 君 環 境 部 長 小 暮 悌 治 君
都市建設 部 長 中 村 政 夫 君 上下水道 部 長 清 水 春 夫 君
上下水道部参事 石 井 仁 君 管 財 課 長 武 内 四 郎 君
管 理 課 長 大 木 耐 三 君 教 育 長 田 中 重 義 君
学校教育 部 長 間 野 蕃 君 社会教育 部 長 小 町 章 君
1.議会事務局職員
議会事務 局 長 川 崎 千代吉 君 議会事務局次長 入 江 弘 君
書 記 中 岡 優 君 書 記 宮 下 啓 君
書 記 藤 田 禎 一 君 書 記 武 田 猛 君
書 記 野 口 好 文 君 書 記 長 谷 ヒロ子 君
1.議事日程
第1 議案第27号 (仮称)東村山市立富士見文化センター新築工事請負契約
第2 議案第28号 (仮称)東村山市立富士見文化センター新築電気設備工事請負契
約
第3 議案第29号 (仮称)東村山市立富士見文化センター新築空気調和設備工事請
負契約
第4 議案第30号 (仮称)東村山市立富士見文化センター新築給排水衛生設備工事
請負契約
第5 議案第31号 東村山市立久米川小学校給食室改築及び既存校舎改修工事(建築
)請負契約
第6 議案第32号 庁用備品(事務椅子)の買い入れについて
第7 議案第33号 東村山市道路線(恩多町2丁目地内)の認定について
第8 議案第34号 東村山市固定資産評価審査委員会委員の選任について同意を求め
る件
第9 諮問第1号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて
午前10時2分開議
○議長(遠藤正之君) ただいまより本日の会議を開きます。
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△日程第1 議案第27号 (仮称)東村山市立富士見文化センター新築工事請負契約
△日程第2 議案第28号 (仮称)東村山市立富士見文化センター新築電気設備工事請負契約
△日程第3 議案第29号 (仮称)東村山市立富士見文化センター新築空気調和設備工事請負契約
△日程第4 議案第30号 (仮称)東村山市立富士見文化センター新築給排水衛生設備工事請負契約
○議長(遠藤正之君) 日程第1、議案第27号、日程第2、議案第28号、日程第3、議案第29号、日程第4、議案第30号を一括議題といたします。
本件は質疑の段階で延会となっておりますので、質疑より入ります。
質疑ございませんか。小峯栄蔵君。
◆21番(小峯栄蔵君) 1点だけ再質問させていただきます。
多摩湖線のガードの拡幅につきましては、2年度基本設計、3年度実施設計、4年度工事着工という具体的な御答弁をいただいたわけでございますが、拡幅されますと車のスピードは当然上がります。横断する歩行者の安全を考えた場合、信号機の設置が必要と思いますがその点いかがでしょうか。
また、拡幅につきましてはどのようなことをされ、それに対する工事費をどのくらいに踏んでいるか、わかりましたらお聞かせいただきたいと思います。
工事費は相当の金額になると思いますが、西武との交渉中、いわゆる西武鉄道からの協力金といいますか、一部費用負担は期待できるものかどうか、それについてお聞かせいただきたいと思います。
以上です。
◎企画部参事(沢田泉君) 1点目の信号機の点でありますけれども、御質問にございますように、信号機は必要だというふうに思っております。御案内のように、あるいは昨日もお答え申し上げましたけれども、トンネルの北側に当たります水道道路あるいは緑道、これらの関係の中では、あの道路そのものが都道に位置づけをされておりまして、 253号線というふうに言われておりますけれども、これらと市道が交差するという点と、今も御質問にありましたような内容を含めてですね、必要だというふうに感じております。
これらにつきましては、御案内のように、市が警察に要望して、警察の、必要性を認めてその認可をしていただいてですね、その後、公安委員会の決定を手続をすると。財源につきましては、そういう経過を踏まえて実行するということになりますと、警察の方の負担になるという内容であると思います。なお、今後の課題でありますので、十分それらを含めて詰めてまいりたいというふうに考えております。
それから、拡幅の費用の点でありますけれども、本年度設計をする、それから来年度の中で詰めの中で実施設計やら、あるいは補助申請をするというふうに申し上げてまいりましたけれども、こういう経過を踏まえませんと具体的な金額が出ませんけれども、大体、いろいろな検討の中で今のガードを拡幅するということで考えますと、今の私どもの予測では5億数千万かかるんではないかと、こんな見積もりを立てているところであります。
それから、3点目にありましたその費用への負担の問題でありますけれども、1つは東京都の土木費補助等を採用しましてですね、特定財源の導入に全力を尽くしてまいりたいというふうに思うわけですけれども、さらに西武との負担の問題につきましては後任者も一定の努力をされておりました。と同時に、私もその後任者の引き継ぎを受けた後、西武との話し合いをしているわけでありますけれども、大変、原因者というか、あるいはその必要性というものが市の方からスタートしておりますし、いろいろなその、他の区域、市町村との状況を含めて非常にこう、難しい状態だというふうな感触を受けているところであります。
したがいまして、さっき申し上げますように、莫大な費用がかかるものですから、それらを含めて今後の課題としてまいりたいわけでありますけれども、西武との交渉も含めてですね、かなり難しさがあるという段階であります。
以上です。
○議長(遠藤正之君) 議場の中、大変暑いですから、議員さんも答弁者も、暑かったら上着を脱いでいただいて結構だと思います。
荒川昭典君。
◆15番(荒川昭典君) 昨日、特に交通安全問題を中心にお伺いをいたしましたけれども、ひとつ、もう一遍、念押しということではありませんけれども、お伺いしておきたいと思いますが、この契約書の中身のやはり最終条項には必ずですね、甲乙問題が生じた場合は必要に応じて協議をする云々というものが必ずですね、設けられていると思います。私は、今度請負をいたします業者が市の指導監督に従って事業を進める、このように確信をいたしておりますが、往々にしてやはり工程の日取りの問題、あるいは工期の問題で相当無理をする業者もおるか、このようにも聞いておりますのでお伺いしておきますけれども、この両者協議を行う場合には当然のことながら工事の時間帯の問題もあろうかと思います。
特に、昨日も問題にしておきましたが、富士見小学校や、あるいは一中の生徒も通学路に入っておりますから、一中の生徒問題、あるいは都立東村山西高校の皆さんなどなどについて十分な安全対策をしなければなりませんが、この登下校の時間帯の問題をどうなさろうとしているのか。
あるいは、1日90台という、6トン車と言われておりますが、こういう自動車が出入りいたしますと、空車60、積み荷が60、あるいは90台、こういうように言われておりますから、90台の場合は 180台、こういうものが通過をすると、こういうことになりますから、この辺の問題と、スピードの問題があろうかと思うんですね。東村山の中央公園通りは大変車道も広いわけですが、大変そういう状況の中ではスピード制限もですね、あえて行っておかなければならないだろうと、こういうように思います。
また、付近住民の皆さんから、土曜、日曜日などの工事について要望が出されておると思いますが、この辺についてどう協議をしていくお考えか、再質問でお伺いをしておきたいと思います。
◎都市建設部長(中村政夫君) 再質問をいただきましたので、御答弁をさせていただきます。
まず1点目の、契約の関係でございます。御質問にもありましたとおり、工事請負契約書というものを議会の御議決後させていただくわけでございますけれども、その中には一般的な契約条項しかうたわれておりません。したがいまして、最後にございます「必要に応じて甲乙」ということがございますので、私どもも交通安全対策の問題につきましては大変重要な問題だというふうな認識に立っているところから、別途この辺の問題については請負業者がはっきり決まりましたら、きちっとした取扱条項というか、その辺の安全対策上の問題のことをですね、きちっと文書をもった中で整理をしていきたいし、またそれを遵守していただくようなことを指導してまいりたいというふうに考えております。
それと、時間帯の問題でございます。特に、御心配いただいておりますとおり、この周辺道路が小中高校生の通学路になっているということでございます。私ども実態見た中でも、朝の7時50分ごろから8時20分ごろがかなりのピークになりますので、現在考えておりますのはこの時間帯の大型車両の出入りについてはやめさせようというか、その辺の問題は配慮していきたいというふうに考えております。
また、スピードの問題でございます。周囲道路につきましては、たしか現時点では制限時速30というような標識が設置されておりますので、これを遵守しなくてはなりませんし、特に工事期間中につきましては、この辺は警察当局とも十分協議をし、またそれを受けて現場監督を含めた中で遵守以上のですね、安全対策を講じられるようなことを、定期的な打ち合わせの中でも指導してまいりたいと、こんなふうに考えているところでございます。
また、土曜、日曜の工事の関係で御質問をいただきました。今、日曜の問題につきましては工事の方は工事日に入れないというようなことはお話し合いさせていただいてますけれども、土曜につきましてはその辺の問題まだ協議に至っておりません。会社側の事情もあると思いますので、その辺の問題につきましては交通安全上の問題として十分な指導をしてまいりたいというふうに考えておりますので、ぜひ御理解をいただきたいと思います。
以上でございます。
○議長(遠藤正之君) ほかにございませんか。根本文江君。
◆12番(根本文江君) 議案27号から30号について、何点かお伺いします。
1点目、昨年来、公共事業の入札については不調が多かったように思いますが、4議案とも今回の入札状況調書では1回の入札で落札されているように思われますが、どうであったのでしょうか。あるいは何回か入札されたのを集約されたのでしょうか、お伺いします。
2点目、ホールの設備で、これは音響効果または照明等は大変難しく、設計どおりに工事をいたしましても、いざ使用してみますといろいろと不都合が生じて、後になってああすればよかったとかこうすればよかったとか、非常に使いやすかったと言われる場合が後で出てまいりますが、当然、秋津文化センター等の状況も把握されておられると思いますが、この辺についてお伺いをいたします。
3点目、二中体育館の火災の教訓を生かし、二度と同じことを繰り返さないため、電気設備工事についてどのような配慮をされるのか、お伺いをいたします。
4点目、この文化センターに通じている市道 113号の1のこの道路ですけれども、今回、ガードの拡幅が、多摩湖線のこのガードの拡幅がなされるということで御説明伺っておりますが、この道路は当然、この文化センターができますと人も自転車も車もふえることが予想されておりますので、また新青梅街道から入る周辺道路等もあわせまして、道路の拡幅整備の必要が迫られていると思われますが、この辺についてはどのように検討されておられるのか、今後の計画についてお伺いをいたします。
以上です。
◎総務部長(細淵進君) 開札に伴う各工事ごとの回数の御質問でございますけれども、新築工事につきましてのみ3回でございます。それ以外は全部1回で落札してございます。
◎都市建設部長(中村政夫君) 私の方から3点ほど御答弁をさせていただきます。
初めに、ホールの関係でございます。特に、今回、富士見文化センターにつきましては移動観覧席 154席を持つホールを計画させていただいております。特に、この中で御質問いただいた舞台設備の関係でございますけれども、コンサートに利用できるように、正面反射板、側面反射板、天井反射板を天井に収納できるような設計になっております。また、演劇の対応といたしまして、どんちょう、そで幕、一文字幕とかスクリーン、ホリゾント幕等の幕類と、照明になりますボーダーライト、サスペンスライト、ホリゾントライト等の照明器具を設置を考えておるところでございます。この照明につきましては、場面に応じましてさまざまな色を出せるような、調光機で操作するようになっております。
また、音響設備の関係でございますけれども、客席の前面のところにメーンスピーカーを2台と、舞台上の移動スピーカー2台、あとアンプ、ワイヤレスアンテナ等の設備を考えております。
全体といたしましては、中央公民館の設備を参考にしながら、秋津のホールと中央館のホールの中間ぐらいの機能を持つ設備として現在考えているところでございます。
そこで、御質問のありました秋津文化センター絡みの問題も含めての御心配をいただいているわけでございますけれども、所管の方からも若干そのような問題を伺っております。この辺につきましては技術的な問題もございますけれども、使いやすいというか、問題のないようなことをですね、1つの反省としてやはり考えていかなくてはならないということでございますので、その辺も含めて最大限の努力はしてまいりたいというふうに考えております。
次に、電気火災についての問題でございます。東京消防庁管内におきます平成元年度の火災件数は 6,542件発生しているというふうに伺っております。そのうち電気火災が約 800件程度あるということを伺っておりまして、全火災との比率で見ていった場合には大体12%程度は電気火災であるというふうに伺っております。それらの出火原因につきましては、70%が取扱者の不注意であるというようなことがデータ上出てきているわけでございまして、この辺の問題につきましては十分心して指導監督に当たっていかなくてはならないというふうに考えております。
二中の1つの問題を教訓といたしまして、その点は十分指導監督を重ねてですね、問題の起こらないようなことを常々心しながら指導に当たってまいりたいというように考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。
3点目に道路の問題でございます。廻田架道橋の拡幅も含めて、いろいろ御質問をいただいていると思いますけれども、架道橋から八坂小学校の方へ向かう道路につきましては、現在、道幅7.28メートルの中に、片側に 1.5メートルのガードレールをつくらせていただいているわけでございます。そういう中で、人、車、また自転車も含めて御心配の向きで御指摘いただいているわけでございますけれども、率直に申し上げまして、やはりその辺のことは大変重要なことでございますし、できれば拡幅後整備をしていくのが最も望ましいというような考え方には立っているところは事実でございます。
ただ、この道路の状況を見た中で、私どもがざっとこう、調べた中でも、拡幅することによりまして約10軒の家屋がかかわり合いがございますので、土地所有者の問題もありますし、私ども担当としましては今後の計画の中では十分その辺も調査検討をしていきたいという考えに立っておりますので、今後の検討課題とさせていただきたいというように考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。
以上でございます。
○議長(遠藤正之君) ほかにございませんか。小松恭子君。
◆27番(小松恭子君) 富士見文化センター関係につきまして、順次質問をさせていただきます。
この富士見文化センターにつきましては、昨日の市長の所信表明にもありましたように、大変、地元を初めといたしまして関係者は待ち焦がれていたもので、実際にはおくれているわけですけれど、当初からこう計算しますとね、相当なこう、おくれになっていると。ここでは昨日ですね、「市議会初め周辺住民、関係団体への説明、また御意見をいただきながらよりよい施設としての機能を充実させるため、時間をかけて設計を行ってまいりました」と。
おくれてきたのは、周辺住民や関係団体の説明や意見を聞いたんだと、そういうことでおくれたんだというようなね、ニュアンスの所信表明だったんですけど、果たしてそうだったんでしょうか。というふうには思っておりませんので、実際におくれた経緯ですね、原因。
そしてさらに、このおくれたことによる、この──そうですね、例えば昨年の6月1日に地元で説明会を行っておりますが、そこで総工費はと聞かれたときに約18億と言っていたのが、既にもう1年過ぎるとこのように20億を超えてしまうと。さらに、あの土地の問題をね話せば切りがないんですけれど、このようにおくれたために費用増になった、これは一体どのぐらいであったのか、まずこのことを伺っておきたいと思います。
それから、入開札の状況につきましては既に同僚議員から出ておりますけれど、今、建設業界はそれこそ人手不足だということで、公共事業も思うように落札できないということが近隣市でも起きているわけですけれど、一方、先日の都営の地下鉄ですか、その入開札の中で談合問題が問われて一時ストップというような騒ぎもあったわけですけど、このような状況下でもありますのでね、もう一度この入開札の状況を詳しくお伺いしたいと。
特に、今回分離発注しているわけですが、その中でこう、見てみますと、例えばこの最後の給排水なども落札が1億 1,770万、そしてその次の第一設備、1億 1,780万ですね。この 770万、 780万という、本当に僅少差ですね。かと思いますと、この例えば電気関係でも1億 9,680万、1億 9,700万と、もうどれをとってみても本当に僅少差だという中で、こうした中でのね、やはり談合がまさかないというふうに信じはしておりますけれど、その辺の状況もお聞かせ願いたいと思います。
それに付随しまして、この工事をしていく中で、必ず、下請という名前も私、好きじゃありませんけれど、こういう形というのが一般にとられていると。そして、既に、やはりこの入開札、それから契約時において──入開札、失礼しました。契約時におきましてね、この一次下請会社名もね、添付されるはずでありますけれど、こうした下請業者との関係はどうなっているか。と申しますのはね、こうした関係の中で先日も水道工事でやはり下請の下請という中で、こうね、事故が起きているということもありますのでね、その辺もお伺いしておきたいと思います。
それから、こうした工事の中で最近大変気になることがあるわけですけれど、それは鉄筋コンクリートの劣化現象ですね。この鉄筋コンクリート建築と申しますのは、もう私たちの頭の中では半永久的とか、大変こう、長くね、もつものだということでね、うっかりすると補修が不要だぐらいには何年か前までは思っていたと。ところが、ここで大変なこう、コンクリートの問題が出て、特にコンクリートのこのアルカリ骨材反応、劣化現象、こうしたものがね、大きく取りざたされておりまして、そしてこうしたものが関西などで大きかったかと思いましたけれど、最近はそうではないと。いろいろな調査によりますとね、全国的に、東京、関東地域でも非常な形の中で、このアルカリ骨材反応というのがね、問題になっているというのは、やはりそこではコンクリートの骨材の問題ですね。例えば、最近は大変なこの需要にたえられなくなって、砂利をね、実際には十分使われないで、それが石灰石を使われるとか、または砂も海砂を使われるとか、そうしたことがアルカリ骨材反応を起こしていくんだというようなことも科学的に言われているわけです。
そうした中で、政府の方も対策をとらざるを得なくなったんですが、実はこの4月から実施されております、それこそ通達が来た中ではね、その規格でも建設省の通達の規格というのはね、それこそ、それ出されておりますようにね、規格に適合の判断はミルシートにより行ってよいというね、そんな形が出されているということで、実際にはね、前試験もなく、その、紙の上でね、やられているということもね、明らかになっておりますけれど、こうした中でやはりこの鉄筋コンクリート、昨日は質問に対しまして、大変こうね、難しいこう、建築であるので、そういうことも含めてAランクの会社を選んだんだということでしたけれどね、こうしたコンクリート問題は何も今回に限ったことではないと。今後の大きなね、問題になりますので、ここできちんとね、契約時にしておいていただきたいということも含めまして、それらのお考え、対応等もね、お伺いしたいと思います。既にそうしたことが話されているということでありましたらね、ぜひそれもお伺いさせていただきたいと思います。
それから、昨日から出ております工事中の交通安全対策ですね。既に私が質問したいことは大分伺っておりましたので、ダブらない形で、その答弁を受けて質問させていただきますけれど、昨日のその答弁の中に、6トン車が多いときで、一番多いときは1日90台と。先ほどね、荒川議員もおっしゃってたように、90台と言えば行って帰ってきて 180台じゃないかと。時間的には伺わなかったんですけど、先ほどでは通学時の配慮をする。ですから、朝のことだけをお伺いしましたけれどね、朝何時から夕方何時まで。恐らく8時間としましてもね、この間に 180台の車が出たり入ったりすることになると、ほとんど、うっかりすると数珠つなぎと。まして東京街道を通るわけですから、あの街道がこういった工事車が全くなくてもね、大変な渋滞を朝晩起こしているということも御存じと思うんですけれど、そういうことも含めましてね、大変なことだと思うんですね。
先ほどは通学時というのを朝のお話をされていましたけれど、朝は逆にね、みんなが一緒です、時間帯が。まだいいんですけれど、帰りはまず低学年から、もう徐々にね、それこそ三々五々という形でね、子供たちがそれぞれ通ります。まして、あの角には学童の子供たちもいるということでね、これらに対する対応というのは、昨日の御答弁の中では、交通整理員を配置するんだと、信号交差点、富士見小体育館の角、都営の角、工事現場前と、一番多いときには4名と、それ以外のときには1名とおっしゃっていましたけれど、この配置員で本当にいいんだろうかと。これらにつきましてはね、昨日のお答えでは、もう十分考慮していく、状況をつぶさに見て検討してきた結果だとはおっしゃっていましたけれどね、現実は果たしてこれでよいのかと大変疑問も持ちます。
そこで、やはりね、これらにつきましては、本当に学校の多い、小学生、中学生、高校生も含めて学生、児童の多いところ、周辺の住宅も近接しているということで、ぜひね、付近の自治会や小、中、高ですね、近隣の。または学童クラブ等も含めましてね、現場、近隣の意見を十分取り入れて、それらの方々が納得いく形の中で進めていきたいというね、要望を持っているわけですけれど、これに対してはどうなのかね、お答えをいただきたいと思います。具体的に何時から何時というのをちょっとお聞かせ願いたいと思っております。
それから、90台というのはいつごろの話なのかね、それが毎日通るというのは。お伺いしたいと思います。
そこでですね、複合施設としてこれが出発するわけですけれど、この周辺住民、関係団体の説明を終えて、先ほどね、申し上げましたように、御意見をいただきながらということでお話がありましたけれど、それでは周辺住民、関係団体、これはどのような形で御意見取り入れられたのか、どんな御要望が出たのか、それで生かされたものはどんなものか、ぜひお聞かせ願いたいと思います。
それからですね、この設計図を添付していただきましたけれど、これを実際に見てまいりますと、このように児童館、公民館、憩いの家、さらに育成室と、4つの機能をね、有するような複合施設というのは東村山で初めてなわけですけれど、この4つの機能がそれぞれこう、発揮され、損なわれることなくこう、生かされるようなね、この図面として果たしてどうだったのか。私自身は、この図面自身はそれこそね、立派な設計者がかかれてすばらしいものと思いますけれど、そもそもがね非常にこうね、無理な難題を押しつけているという感じがして、そこで素人ながらもね、非常にこうね、問題を残すというふうに思います。
例えばですね、児童館というのはね、その児童ということで、これは動的なものです。もう常にこう、動いている。そして、むしろ児童館で思い切りね、体を動かして遊べる。時には手先でもということもありますけれど。そうした、非常にこうね、躍動的な子供たち。学童もそうですね、毎日放課後ということで。それから、まして、対照的なこの老人、お年寄りはね、どちらかというと静かなところで静かにしたいということですね。公民館も、どちらかというと静かに会合を開いたり、または絵をかいたり、いろいろなしたりということでは、静と動が全く相入れない形でこの中にね、複合されていると。
それでは、じゃ、1階は全部児童館、2階は全部公民館というような形ならまだしも、これは1階の中に4つが含まれているわけですね。2階の中にもまたあると。ということではね、この辺は実際には、この、見ますと、これは……、これはね、もうここでしかね、ないもんですからね、この設計図が添付されているというところでは……
○議長(遠藤正之君) お静かに願います。質問を早く続けてください。
◆27番(小林恭子君) どうしてもね、一言お願いしたいと思いますので、その辺をね、今後の中でどう生かされていくかということも含めましてね、実際にはこの図面の問題、これが今から変えられないとするならばね、このセンターの組織、管理運営体制どのようにしていくのかね、その辺を大きく伺っていきたいと思います。
そして、その中でもですね、実際には、ホールは……
○議長(遠藤正之君) お静かに願います。
◆27番(小林恭子君) ホールですね。いいですか、ちょっと細かく伺いたいんで、このホールはね、大変秋津の教訓なども生かされているということはこの図を見てもわかりますけれど、秋津のホールが大変評判が悪いことは御存じだったと思うんですけれど、それがどう生かされているかという点でね、それこそ入り口の面では生かされていると思いますけれど、そのほかですね、特に専門家の方々からね、秋津にせっかくホールができたのにあれでどうなんだということを言われてます。この近所にもプロの音楽家の方々いっぱいいらっしゃいます。ぜひ、そうしたね、専門家の方々の意見を聞いて、今後のこの工事の中でね、この設計図を生かしながら、ぜひそれを生かしていただきたいというふうに思いますが、いかがでしょうか。
それからですね、この食堂がなくなって文化サロンという形になっておりますけれど、実際はこれがどのようなね、使われ方をするのか、お伺いしておきたいと思います。
それから、この中には柱が丸い柱と四角い柱があるようで、これはデザイン上からもあるようですけれど、実際にはね、子供の児童館のところでの四角い柱というのはいただけない。やはりこういった形はね、できるだけ丸にしていくことができないのかどうかという、そういう細かいこともね、この場で申し上げないと申し上げる場がないのでね、ぜひお伺いしたいと思います。
また、ここのナンバー5の地下駐車場、階段1カ所しか書いてませんけれど、これ右側の、これは階段の印ないけれど、これ階段ではないでしょうかね。それならば結構ですけれど。ということです。
そして、先ほど、その、どういうふうに機能されるかということをお聞きしましたけれどね、これは実際には条例との関係も出てきますのでね、この条例上ね、ぜひこう、整備していただく上で今申し上げておきます。この公民館、児童館、それから憩いの家、それぞれの条例がばらばらです。ぜひこれをね、実際にこれから名称なども決めていくと思いますけれど、正式な名称決まっていくと思いますけれど、そういった中で整備をしていただきたいと。
特に、公民館などがきちんとした形で条例が制定されているのに、児童館はね、今度初めてということもあって、これらの整備もぜひ含めてお願いしたいし、特にその中のですね、お願いしたいのは、この開館日の問題ですね。開館時間もそうですが、開館日、特に休館日ですね。児童館において私も口酸っぱく……
○議長(遠藤正之君) ちょっと休憩します。
午前10時38分休憩
午前10時40分開議
○議長(遠藤正之君) 再開いたします。
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○議長(遠藤正之君) 質問を続けてください。
◆27番(小松恭子君) 休館日、開館日についてはね、契約と直接関係ないということでしたけれど、この場でないとこのね、これから運営する中でね、実際にも申し上げる場もないのでね、何としてもね、この児童館の日曜休館だけはね、やめてほしいという意見が多いということでね、ぜひそれらのお答えだけいただきたいと思います。
それからですね、最後に、先ほど出ました多摩湖線下のこの隧道というか、歩道の拡幅というか、廻田架道橋の問題も含めてですね、これが4年度工事ということで、実際に、じゃ、でき上がるのが5年度になるということになりますとね、では、開館が来年度、3年度の11月、それではその間はね、交通安全一体どうなっていくのかと。特に、その開館の時期が一番ね、なれない時期が大切でありね、大変こう、危険であるわけです。その時期をどうするのかということではね、何とかしてね、今年度設計がこれ、急いで、それこそ基本設計、実施設計、このすり合わせをして来年度着工というね、特急な形でできないのかと、少なくともですね。大変こう、開館に向けてのね、危険がね、伴いますので、その辺はぜひよろしくお願いしたいと思います。
○議長(遠藤正之君) 休憩いたします。
午前10時41分休憩
午前10時41分開議
○議長(遠藤正之君) 再開いたします。
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○議長(遠藤正之君) 答弁願います。企画部長。
◎企画部長(池谷隆次君) 私の方から何点かお答えを申し上げたいと思いますけれども、第1点の点でございますが、これは先生十分御案内のとおりですね、1つは用地取得という経過があったんです。昭和55年の10月8日に大蔵省の国有財産関東地方審議会におきまして、この用地については東村山市に払い下げてもいいだろうという方向が決められたわけですね。それを市が取得するにつきましては財政事情、またその国有財産の処理のルールに従って、経過はございましたが、64年度でこの土地を取得したいというのが市の考え方であったわけです。しかし、その中で財産処理上の問題があるということで、国の方としましてはこれを了としておったんですが、最終的に昭和62年度ないしは63年度でこれを取得するようにという協議があったわけでございます。そういう中ではございますから、御案内のとおり、第1次実施計画には用地取得事業は昭和63年までの事業には載ってないわけです。それで、協議を調えまして、結局、昭和63年度の当初に用地を取得するということで、5月の17日に契約になった次第でございます。これはいろいろ御論議もいただきましたし、十分御案内のことと思います。
たまたま昭和61年、あるいは2年ですか、地価の高騰があったわけですね。ですから、確かに私たちも地価のその動きがなければですね、この事業費は、用地取得費はもっと少ない額を予想してたわけですから、そういう意味では割り食ったということがあります。だけど、それは別に市がですね、上げたわけじゃない。
それから、事業でございますが、そのことを受けまして平成元年度と2年度の2カ年でこれを建設しようというふうに組み立てたわけでございます。しかし、最初のプランは、これは通産跡地特別委員会当時からですね、複合施設が適当という方向性があって、その中で私たちも考えてきたことでございますが、施設プランとしてプラネタリウムを考えたということがあったわけですね。それがたまたま広域圏の子供科学博物館構想というものとの経過の中で、これを断念したというのがあったんです。ですから、これは諸事情に市が対応した、どう考えていくか、広域の方は広域の方でそれはやる、市の方は当初の計画どおりという、これも判断だと思いますけれども、諸種整合させてその辺の変更をしたというのが実はございました。そんなことで図面を引き、周りの、付近の皆さんや関係団体に御説明を申し上げ、いろいろ意見を聞いて、東村山市の富士見文化センターというのを複合館で、公民館のネットワーク、児童館のネットワーク、老人憩いの家のネットワーク、これらをどういうふうにしたらいいかということで、よりすぐれたものをつくろうということで時間をかけてきたわけですね。
それで、しかも補助金については一定やっぱり財政上いただくものはなるべくいただかなきゃいけないわけです。そうすると、例えば児童館の補助金というのは元年度に限られた工期で12月着工ということでこれだめだということになって、じゃあ、その半年というのはどうするかということをそれぞれ御相談しながらですね、私たちはやってきたつもりでございます。
ですから、何かお聞きしておりますと、非常におくれて費用がかさんでですね、あなたたちは何をやっているのかというふうに聞こえるんですが、私たちは決してそういうことではない。施設がですね、当初の事業費は確かに平成元年、2年で18億 1,870万 6,000円の継続費を計上したんですね。しかし、それは施設内容をよくしていくことによって、これは費用はふえると、面積もふえると、こういうことでございまして、その辺はぜひですね、温かい目で見ていただけないかなと、こういうふうに希望するものであります。
それから、運営の問題が御質問がございましたので、これにつきましては今後組織上の問題、また人員上の問題というのを考えていかなきゃいけませんので、私の方からお答えをさせていただきますが、御指摘のとおり、この施設の館内3施設というのはですね、確かに法律上の体系や職員の所属性というのは違うわけですね。ですから、これをどうやってうまくいくかというのは東村山としても初めての経験と言って過言ではないわけでございます。ですから、私どももこれを担当して進めていくときに、まず職員の意識、あるいはそれを運営していく場合のその諸要素、困難な点とか、いい点とかですね、そういうものをいろいろ話し合いながら1つの方向性というのを持ってきたわけでございますが、結論的には今、私ども大体こうならざるを得ないのかなと考えておりますのは、結局、その施設の位置づけとしては縦割りは避けられない。つまり、公民館につきましては現在の公民館条例の1施設に位置づけると。児童館につきましても児童館条例に位置づける。老人憩いの家についてもそういうふうになるでしょうと。それから、職員の所属につきましても基本的にはそのような人員配置という形がまずベースになるであろうと。それを運営上はやはり併任なり、そういうその任命行為、あるいは権限、命令系統の整合を図りながら業務分担をしていくということを上手に組み立てるというのがやっぱり現実的ではないかなというふうに思っております。したがいまして、この運営形態につきましては、今後、開館までの間に準備業務を含めまして、私どもも一定検討して、改正条例案をまた議会で御審議をいただく段取りになりますので、おおよそそんな方向であろうということを申し上げて御理解をちょうだいしたいわけでございます。
それから、フロアの点で確かにその動と静が混在する、あるいは異目的の施設が共存するという形になります。これ確かにですね、複合施設の場合、そのメリットとしてはいろんな点があるわけですが、デメリットというふうにとらえられる部分だと思うんです、御指摘の点は。建築的にはですね、例えば明かりをつけるということがございますが、それは開館時間ですね、これに左右されるわけですね。基本的には、児童館につきましては26市中21市が児童館を設置していると思っておりますが、いわゆる5時なり5時半以降開館している館は1館もないわけです。ですから、お子さんにつきましては基本的には昼間の施設になるでしょう。そうしますと、公民館は夜間10時までということになりますと、そのいわゆる消灯ゾーンということもこの施設の運営上は考えていかなくちゃいけないわけであります。そういう意味から、確かにですね、建築的にいろいろ工夫すべき点がございまして、開館時間を想定した、あるいはその利用者の動線を想定したいろんな点をですね、かなり検討していただきました。
ただ、それが混在してまずいというふうになりますと、そういう面は全くその見方によってはですね、きれいにできてないわけです。つまり、大人の方やお子さんの方が一緒にいるという状態が必ず起こります、例えばロビーその他の共用空間でですね。むしろ、でも、それはこの施設の目的である複合による、お子さんからお年寄りまでが1つの施設をそれぞれ上手に使い合っていくと、またそこでの触れ合いを求めるということによって、むしろ我々としてはメリットと考えたいという点があったんでございますが、そういう点は確かにあります。ただ、設計上は十分研究したと思っております。
フロアごとにしたらいいじゃないかという御意見も確かにございましたけれども、ただいま申しましたような複合という精神に基づいていきますと、必ずしもそのフロアを分けて、入り口を分けて、事務室も分けて、いわゆる併存型、併設型の施設にするには忍びないというふうに思っております。
それから、児童館の休館日について御質問があったんですけれども、私が承知している範囲ではですね、21市中17市が日曜日児童館を休んでいるんですね。ですから、本市についてどうするのかという点が1つは実際はございます。公民館につきましては御案内のとおり、月曜日が休館という運営をしておりますので、基本的にはどこかへ合わせなきゃいけないというふうに思っております。ですから、ここはちょっと今の段階では断定できませんが、御意見も十分しんしゃくして、今後検討してまいりたいと思っております。
私の方は以上でございます。
◎総務部長(細淵進君) 契約にかかわる問題といたしまして、社会的な背景としての人手不足の問題並びに都営工事に関する御質問を関連いたしましていただいたわけでございますけれども、今議案につきましては4件をお願いしているわけでございますけれども、結果といたしまして4議案とも予定価格内で落札をさせていただきまして、議案提出という経過を踏んでいるわけでございますけれども、本4件につきましては、現場説明につきましては4月11日に実施させていただいております。入開札につきましては4月25日でございますが、それぞれの業者が市より当日提示されました図面、また仕様書等関係いたします図書一式をもちまして、指名業者に対します同一条件の中で現場説明を実施したわけでございます。それに基づきまして、業者それぞれが積算いたしました結果がですね、こういうふうな数字として出てきていると、そういうふうに理解しているわけでございます。
◎都市建設部長(中村政夫君) 私の方から何点か御答弁をさせていただきます。
1点目の、下請業者の関係でございます。富士見文化センターにつきましては大変大きな工事になるということから、かなりの下請業者は見られるというような判断に立っているところでございます。私どもといたしましては、建設業法にのっとり、行政側にもきちっと手続をとった中で進めていただきたいというような考え方に立っておりまして、下請業者の指導にも十分配慮してまいりたいというふうに考えているところでございます。
次に、コンクリートの骨材の問題でございます。酸性雨がコンクリートに及ぼす影響につきまして科学的なデータが現状ではまだ少ないということから、私どもの中では現状細かい御説明ができかねますけれども、御質問の中にもございましたとおり、最近は良質な河川の骨材が少ないために、コンクリートで用いる骨材というのは、山から切り出した石を砕いて、砕石が主流になっているということは伺っております。この中で、石灰岩がまざっていると、この石灰岩が酸性雨に侵されてコンクリートの質の低下とか、強度の低下をもたらすというような原因がですね、つい最近指摘されているのは私どもも存じ上げております。現状、科学的なデータがかなり少なく、安定性につきましての規格は今のところございませんけれども、いずれにいたしましてもコンクリートを雨から守るということからしまして、表面に被膜をつくればかなりの被害は防げるというようなことも言われております。
今回お願いします富士見文化センターにつきましての仕上げでございますけれども、一部打ちっ放しといいますか、そういう部分がございます。また、部分的ではございますけれども──失礼いたしました。打ちっ放しの部分がございまして、この打ちっ放しの部分につきましてはコンクリートを約2センチほどですね、多く打つと。さらに、浸透性の撥水剤を吹きつけるというような設計になっております。また、大部分の外壁が磁器質のタイルか、あるいは吹きつけタイルを使用するということで、内容的にはそのような設計になってきております。私どもといたしましては、コンクート会社が決まりましたら、骨材の種類とか、産地を明記したコンクリートの配分計画書を提出させまして、その段階でも骨材のチェックというものはより万全を期していきたいというふうに考えているところでございますので、御理解をいただきたいと思います。
次に、交通安全対策の問題で何点か御質問をいただきました。基本的な問題には御説明させていただいたとおりでございます。特に、御質問の中にございました、6トン車が90台程度、最高の日でございますけれども、見られるという説明をさせていただきました。期間的には、コンクリートの打設日というのは9月の下旬から平成3年の3月まで、工期的にはあるわけでございますけれども、基礎を行い、地下、1階、2階、3階と、こういうような段取りになってまいりますけれども、この期間の中で集中的に6回程度ですかね、集中的にやるような期間が設定されてまいります。その期間につきましては特に安全指導を徹底してまいりたいということでございます。
また、登下校の問題で御質問をいただきましたけれども、私の答弁の中では登校時の考え方を申し上げております。御心配をいただいておりますとおり、下校時間というのはかなり、学年差によってかなりこう、分かれてまいりますので、そういうような御質問だと思いますけれども、まずきょうの議会の御承認をいただいてから本契約になるわけでございますけれども、一定のこう、スケジュールの中で既に周辺住民の方、また自治会の方、学校、学童、高校等につきましては一定の話し合いはさせていただいております。
特に、昨日も御答弁させていただいたわけですけれども、大型車がかなり入る日につきましては、3日前にですね、学校当局の方にはお知らせをしながら、私どももそうですし、工事を受け持つ業者、また学校からも安全指導の徹底を図っていくというようなことで、関係者が一体となってこの安全対策に講じてまいりますので、ぜひ御理解をいただきたいというように考えております。
次に、柱の関係で御質問をいただきました。特に、危険というか、危ないということだと存じます。御案内のとおり、この施設につきましては児童館とか憩いの家、公民館等の複合施設でございますので、私ども建設に当たるものとしてはそれなりの配慮はしているつもりでございます。若干、幾つか申し上げますと、床の段差は極力少なくする、滑りにくい床材、弾力性のある床材を使用していくとか、出入り口の扉は引き戸を多くしていくと、腰の低い窓には手すりをつけるとか、そういった安全対策は講じているところでございます。
特に、柱の関係でございますけれども、基本的には角の柱で計画はいたしております。そういう中で、出隅部分というんですか、出た部分につきましては、特にアール面として多少の丸いものを柱として設計し、そういう面での安全配慮はしているところでございます。
特に、御指摘の点ではプレールームの中にですね、2の方の場所でございますけれども、角柱がたしか1つございます。これには一定の理由があるわけでございまして、柱を利用しての家具の仕切りができるような、意図的にそんなふうにさせていただいた経緯がございます。また、家具がない場合につきましても安全面を考えて、床から90センチの高さまではウレタンフォームというクッションを使った中で対応していくというような設計になっておりますので、御理解をいただきたいと思います。
それと、最後に地下駐車場の問題でですね、階段の問題でございますけれども、大変申しわけございませんでした。地下駐車場に行くところの階段がですね、この配置図の中で落ちていましたので、おわびさせていただきます。階段がございます。
以上でございます。
○議長(遠藤正之君) ほかにございませんか。企画部参事。
◎企画部参事(沢田泉君) 6点目に御質問ございました、関係団体との説明経過と、どのように反映したかという御質問でありますけれども、大変御協力をいただきまして、関係団体を初め多くの皆さんの御意見をいただいておるわけです。御質問にもございましたように、昨年6月には富士見町、美住町、栄町等の各町会、あるいは老人クラブ、あるいはボランティア団体、さらには児童館をつくる会、あるいは学童クラブ連絡協議会、さらには公民館をつくる会、あるいは公民館連絡協議会、これらの団体等との設定を持ち、説明をさせていただきました。
その中で、大きく分けますと、いわゆるその運営上の問題、あるいは新しくできる施設としてそれらの期待と、それらをどう利用されるのかという観点からのその説明を求められたと。さらには、そういう面ではソフトの面ですね。それから、ハードの面につきましてはその今後の充実、あるいはその市で考えた内容として、例えば備品はどうなるのかとか、さらにその建築上の問題としては構造上とか配置上の問題、これらが出ております。
それらについては個々には省略させていただきますけれども、総体的に申し上げまして、例えばその防災、防火対策の点やら、あるいは身障対策、さらにはその各施設では、公民館でのそのホールの大きさの問題とか、今、御質問にもありましたように、その利用の方法はどういうふうに利用できるんだろうかと、そういう範囲の問題、さらには児童館では児童館の育成室そのものが狭いんじゃないかとかですね、いろいろ御意見が出ました。これらの御意見をそれぞれ御説明を申し上げ、一定の理解を得たというふうに私ども考えておりますし、結果として、憩いの家を含む各施設ともですね、大方、要望に沿った施設の位置づけができたというふうに思っておるところであります。
なお、運営上の課題につきましては、まだ一定の協議をする必要がある点もございますので、今後の詰めをさせていただきたいというふうに思っております。
なお、質問の中で、ホールにつきまして 1,000なり 1,500のですね、大きなホールも必要だと、それらについての考え方はどうかと、こういう御質問ありましたけれども、この富士見文化センターの中では考えられないと、こんなお答えをしているところであります。
以上です──ごめんなさい。そのほかの質問でありますけれども、食堂が結果的には一定の経過の中でサロンの位置づけがされたと、この点でありますけれども、どのような使い勝手になるのかという御質問につきましては、これもいろいろな利用ができると思います。例えば、ミニコンサートもできるでしょうし、あるいはギャラリーの利用もできるでしょうし、そういう意味では非常に市民の発想によっていろいろな利用ができるというふうに考えているところでありまして、これも今後の運営やら、それらの利用についてのPR、これらが必要だというふうに考えています。
それから、ガードレールの拡幅と、文化センターのオープンに伴う人の動きの中で、動線としての交通量等がふえるだろうと、したがってガードレールについては早くやりなさいと、こういうお話でありますけれども、先ほど21番議員さんにお答え申し上げた内容が、現時点で私ども考えられるスケジュールでございまして、特に3年度までのこの文化センターの工事、それから4年度からという点では、一定の工事があの場所でオーバーラップする点等、あるいは21番議員にお答え申し上げました東京都の道路とか緑道との兼ね合い、あるいは補助金との兼ね合い、あるいはその一般財源の充当の財政上の問題、これらを含めて現状では4年度に工事をするという形で進めさせていただきたいというふうに思いますし、また今、御意見をいただいたことは念頭に置かせていただきたいと思います。
以上です。
◆27番(小松恭子君) 御丁寧に御答弁ありがとうございます。
ちょっと抜けていたのは、工事中、工事のね、時間帯ちょっと気になりますので、これはお聞かせ願いたいと思いますのと、それから、どうしてもその、美住町と富士見町のね、連絡の拡幅ですか、それができないと、4年度工事。そうすると、真ん中あたりにできるスロープ型の、これは何と言いましたっけね、跨線橋と言いました──跨線橋じゃないのかな、スロープ型の、何ですか、跨線橋になるのかな、それはいつごろできてくるんでしょうかね。それがまずね、こう、早くできてくるならばね、まだそちらを通りなさいということではできるんではないかというのがありますけれど、いずれにしましても、この工事中も含めてのね、やはり、工事後の交通安全までね、今必要ないんだと言ってしまえばそれまでなんですけれど、すべてやはりこの富士見文化センターの今ここで請負契約の工事契約、ここで審議される中でね、確認しておかなければならない大切な問題でありますのでね、その辺もお願いしたいし、もしその工事が、この2年、3年の中でできるとしたら非常にいいことだけど、今度は逆に工事がダブって、よりこの車の往来もね、激しくなるということでの交通安全対策も出てきますので、ちょっとその辺も伺っておきたいと思います。
あとはですね、やはり今伺ってて、やはり今後のこの工事をしていき、そして実際にできるまでの組織運営体制、これをね、きちっとね、やっていくということがやはり先決じゃないかなということであります。いろいろと問題はありますけれど。ただ、先ほど沢田参事は、今度新たにね、参事になられたんで、今までの経過の中ではそれをお答えと言って難しいのかとも思いますけれど、決して関係団体はこの図面で御理解いただいたということではないというね、ことであったというふうに思うんです。もっと基本的に、先ほど申し上げたようにね、動と静、それから児童と大人と、そういったものをね、考慮してやってほしいんだということでね、あったと思うので、その辺を十分今後の中でね、生かしていただきたいというふうに要望はしておきますし、それからこの市民文化サロンにつきましても、食堂がなくなってこういう形になったと。今後ね、この使い方についての検討もしていただきたいというふうに思います。
それから、ひとつ、コンクリートの問題ではね、非常に難しい問題ですのでね、ぜひ、建設省から通達も出ているけれど、その通達自身がね、ミルシートだけでね、済んでしまうような、逆にね、大変こう、コンクリートの骨材反応などもね、余りこう、考えてないようなね、形が出てきているので、その辺、ぜひ契約時においてね、きちんと話し合っていただきたいということを要望しておきます。
◎都市建設部長(中村政夫君) 1点目の、工事時間帯の関係でございますけれども、現在では朝は8時半から夕方6時というようなことを予定をしております。
以上です。
○議長(遠藤正之君) ほかにございませんか。木内徹君。
◆3番(木内徹君) 昨日からのこれ論議がございましたので、1点だけお伺いしたいというふうに思います。
こういう大規模工事になりますと、どうしてもその、いわゆる契約時に、いわゆるその使用するその材料だとかですね、あるいはその規格だとか、そういうふうに書かれています。それで、もちろん、この契約内容が守られているかどうかについては、もちろんその設計監理会社がするんでしょうけれども、よく問題になりますのは、一たんその設計監理を任しても、いわゆるまた本当にその使用材料が逐一ですね、チェックされて、その契約内容に基づいた建設がなされているのかどうか、時たまいろんな問題が発生するのがこの部分でございます。
その意味で、設計会社、監理会社が委託されてあるにしても、いわゆるこの行政側のやはり指導といいますか、いわゆるその監理会社を通しての指導というものが非常に大切だというふうに私は思いますので、その点をどう考えられて今後対処していくのか、その1点についてお伺いをいたします。
以上です。
◎都市建設部長(中村政夫君) 材料等の問題でございますけれども、請け負っていただく会社に私どもが指定した内容でですね、きちっとでき上げる、完成させるというのが大きな目的にあるわけでございます。当然、契約条項の中でも材料等の検査という項目がございますので、その辺は厳しく検査に当たっていただきたいと、また当たっていくということでございます。また、現場でのチェックというのが大変大事な問題になってまいりますので、建築課が中心となりましてですね、その辺の指導、また請負業者の責任者との中での話し合い、また監督を十分してまいりたいというふうには考えているところでございます。
◆3番(木内徹君) 先ほど、これの問題を取り上げましたのは、先ほど小松議員の方から、いわゆる酸性雨によるコンクリートの変化による劣化というのがかなり今、問題になっておりまして、ただ、この間のNHKの特別番組見ておりますと、やはり骨材、それだけの適正なる材料を使えばですね、使用すれば、その劣化がかなり防げるということは聞いております。その意味で、大変、この管理というものが、いわゆる契約内容に基づいた使用材料、また様式に、方法に基づいてなされているのか大変重要な問題ですので、その点を強く管理指導するように要望しまして、質問を終わります。
以上です。
○議長(遠藤正之君) 朝木明代君。
◆5番(朝木明代君) 昨日の議案第25号及び第26号の討論の際、再三、私が強く討論を求めたにもかかわらず、いずれもこれを無視し、私に対する差別的取り扱いを行ったこと、さらには、他の議員に対しては議題外に及ぶ発言を認めていながら、私の発言についてのみ不当な差別的干渉を加え、民主主義を踏みにじる議事運営を繰り返していることについて、議長に対し断固抗議します。
それでは、議案第27号、28号、29号、30号について一括で質疑を行います。
第1点目、本件は契約議案ではありますが、この文化センターは3つの施設を1つの建築物の中にまとめ上げていくという点で、一方では困難もあり、また他方では大きなメリットもあると思いますので、まずこの点から伺います。
所管の言葉をかりれば、本件文化センターは複合施設という考え方を一歩進め、コンセプトとしては既に融合施設という範疇に入ると言っても過言ではない内容であります。アメリカなどでは既に学校建設の際、将来の生徒数の減少を見込んで設計段階から機能転換を前提とした設計内容を取り込んでいくというのが当然の考え方になっているようであります。
そこで、伺いますが、本件文化センターについては機能融合あるいは機能転換という観点に立ってどのような工夫がなされたか、設計のコンセプトについて明らかにしていただきたい。
次、第2点、既に私はこれまでにも取り上げたことがあるのでありますが、本件文化センターを初めとするコミュニティー施設の管理及び運営、すなわち職員体制の問題であります。先ほども指摘したように、コミュニティー施設の複合施設化、あるいはさらに進んで融合施設化という傾向の中では、管理部門は市職員の退職者の再雇用を制度的に拡充する形で嘱託化を進めていく必要があると考えるのでありますが、 1として、この点についてどのように検討しているか、明らかにしていただきたい。
2、コミュニティー施設については、再雇用職員による嘱託化を進めるべき管理部門に対して、事業、運営及び企画部門については正規職員を分散配置ではなく、集中的、効率的な配置の方法に取り組む必要があると思われますが、公民館などの分館がふえていく中で、正規職員の配置方法についてどのように考えているか、明らかにしていただきたい。
3、最近、コミュニティー施設の退職後の高齢者による利用が急増しておりますが、休館日となっております月曜日、祭日も含めた利用が可能となるように、社会福祉センターと同様、開館日、開館時間の検討に早急に取り組む必要があると思われますが、この点について見解を伺いたい。
第3点目、本件議案4本の工事請負契約について、指名された業者のランクをそれぞれすべて明らかにしていただきたい。
以上です。
◎企画部長(池谷隆次君) 融合施設という言葉は私たちは普通使ってませんので、複合施設と言っております。この図面をごらんいただきますと、私たち考えた基本としましては、やはり公民館、児童館、憩いの家というその歴史的な施設のその群があるということですね。これは求めるものが市民の常識としましてもですね、公民館をお使いになるとか──全然新しい混合施設を使うというんでなくて、公民館をお使いになるという形でお使いになるでしょう。そういう姿がかなりの部分主体でしょうと。ですから、建物としましても、例えば館にお見えになったときにお年寄りと出会う、子供と出会う、あるいは館に来て両方使うと、3つ使うと、こういうことはあると思いますが、基本的にはそれぞれの施設が機能的には確保されなきゃいけない、保障されなきゃいけない、例えば騒音の問題とかそういうことですね。したがいまして、この建物の特徴は、お年寄りの施設は1階が望ましいと、それも南側と。それから、その次に、その、コンコースを設けまして、閉めてその静かな雰囲気を求めればできるように考えたということがあるんですね。それから、中庭を囲んで、両方に児童館ゾーンと公民館ゾーンを設けたと。ですから、こういうことで、設計上はやはり使用の実態というものを考慮して、かつこの施設の持つ複合のそのよさというものをどう発揮できるのかということが中心の課題であったわけでございます。
将来、この、変わっていくことについてはどうかという点でございますが、建築的にその柔軟性を残すというのはなかなか限界がございます。例えば先ほど27番議員さんの御質問で市民サロンを将来食堂にできないのかというような角度からの御指摘もございましたけれども、例えばそれを考えていくとすれば、どういう設備をどこまで施工していくのかというのはあるわけですよね。ですから、なかなか限界がございまして、今のところはそのフロアというスペースを、どういうふうに将来変わってくるかわかりませんが、そういうスペースがあるということの中では泳げるでしょうと。設備的にその将来の機能転換を予定して、あらかじめ配慮したという部分はほとんどございません、正直に言いまして。
それから、管理運営上の問題でございますが、東村山市の場合は公民館にしても児童館にしてもそれぞれ条例に基づいて施設を設置して運営されておりまして、そこには一定の職員が配置されております。この辺の御質問の観点での、例えば再雇用制度を活用しなさいとか、嘱託職員ですね、こういうものを活用しなさいと。この辺は私たちも現在もそういう配慮をしておりますし、今後、トータルとしてはですね、人員構成上、十分検討していきたいと考えています。
それから、いわゆるその企画やその運営のその専門的な部分というんでしょうか、そういう部分を職員がという、それはある程度理解はできます。ただ、その集中型でですね、やれるのかどうかというのは、これはかなりその現場との兼ね合いもございまして、館そのものが地域配置ということでやっておりますから、全体にその機能するような仕組みをつくって、その機能していかなきゃいけないわけですね。ですから、ちょっと私も軽々には申し上げられません。ただ、全体としましては、なるべくその、市民の皆さんにとって使いやすい施設、また管理運営については効率的な施設ということがやっぱり主体だと思いますので、いろいろ工夫はしたいと思いますが、なかなか一遍にはそういうふうにはできないと思います。
休館日について開館できないのかということにつきましては、率直に言いまして、今、検討の俎上に上げておりません。
◎総務部長(細淵進君) ランクの関係で御質問をちょうだいいたしましたけれども、議案第27号につきましては、Aランク14社、Bランク1社でございます。
28号につきましては、Aランク13社でございます。
29号につきましては、Aランク13社でございます。
30号につきましては、Aランク8社、Bランク3社、Cランク1社。
以上でございます。
◆5番(朝木明代君) それでは、1点だけ、最後の業者のランクづけについての質問でありますが、議案28号と30号についてもう少し詳しく、具体的に御答弁をいただけたらと思いますので、お願いします。
◎総務部長(細淵進君) 具体的にと申しましても、建築工事につきましてはそれぞれ一定の金額以上につきましてはAランク、また業者数が何社以上とですね、そういうふうな形の規則がございますので、それに基づきまして御答弁させていただいた内容でございます。(「業者名を聞かせてくださいと言ったでしょう」と呼ぶ者あり)
○議長(遠藤正之君) 業者名、わかる。
◎総務部長(細淵進君) ランクの業者名につきましては御容赦いただきたいと思います。業者が何ランクに該当しているかという個の問題でございますので、本件につきましては御容赦いただきたいと思います。
○議長(遠藤正之君) 以上で質疑を終了し、討論に入ります。
なお、討論は議案ごとに行います。
まず、議案第27号について討論ございませんか。
〔「省略」と呼ぶ者あり〕
○議長(遠藤正之君) 討論がありませんので、採決に入ります。
議案第27号を原案のとおり可決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(遠藤正之君) 御異議なしと認めます。よって、議案第27号については原案のとおり可決することに決しました。
次に、議案第28号の討論に入ります。
討論ございませんか。
〔「省略」と呼ぶ者あり〕
○議長(遠藤正之君) 討論がありませんので、採決に入ります。
議案第28号を原案のとおり可決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(遠藤正之君) 御異議なしと認めます。よって、議案第28号については原案のとおり可決することに決しました。
次に、議案第29号の討論に入ります。
討論ございませんか。
〔「省略」と呼ぶ者あり〕
○議長(遠藤正之君) 討論がありませんので、採決に入ります。
議案第29号を原案のとおり可決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(遠藤正之君) 御異議なしと認めます。よって、議案第29号については原案のとおり可決することに決しました。
次に、議案第30号の討論に入ります。
討論ございませんか。
〔「省略」と呼ぶ者あり〕
○議長(遠藤正之君) 討論がありませんので、採決に入ります。
議案第30号を原案のとおり可決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(遠藤正之君) 御異議なしと認めます。よって、議案第30号については原案のとおり可決することに決しました。
次に進みます。
───────────────────◇───────────────────
△日程第5 議案第31号 東村山市立久米川小学校給食室改築及び既存校舎改修工事(建築)請負契約
○議長(遠藤正之君) 日程第5、議案第31号を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。総務部長。
〔総務部長 細淵進君登壇〕
◎総務部長(細淵進君) 上程されました議案第31号、東村山市立久米川小学校給食室改築及び既存校舎改修工事建築請負契約につきまして提案の御説明をさせていただきます。
既存給食室につきましては、昭和41年に建設されまして24年の時間経過があるわけでございますけれども、老朽化の進行が激しく、ここに改築を行いたいとするものでございます。
さらに、本施設改築に伴いまして、昭和41年から47年に建てられました既存校舎につきましても、法に基づく防火戸等の改修をあわせ行うものでございます。
それでは、内容につきまして御説明させていただきます。
契約の目的でございますが、東村山市立久米川小学校給食室改築及び既存校舎改修工事(建築)でございます。
工事内容でございますが、給食室改築、構造は鉄筋コンクリートづくり、平屋建て、床面積 271.94平米でございます。
なお、工期でございますけれども、本契約締結の日の翌日から、平成3年3月30日まででございます。
契約の方法でございますが、指名競争入札によります請負契約でございます。契約の相手方につきましては、東京都東村山市久米川町5丁目15番地、笹一建設株式会社でございます。
契約金額でございますが、1億 4,729万円でございます。
なお、工事費支出の予算年度及び会計区分につきましては、平成2年度一般会計でございます。
支出科目並びに財源でございますが、ここに記載されているとおりでございますので、省略させていただきます。
なお、添付書類といたしましては、入開札状況調書、配置図、平面図、立面図を添付させていただいております。
大変雑駁な御説明でございましたけれども、御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願いいたします。
○議長(遠藤正之君) 説明が終わりましたので、質疑に入ります。立川武治君。
◆20番(立川武治君) 議案第31号につきまして、何点か御質問をさせていただきます。
ただいま提案理由の中にもございましたけれども、久米川小学校の給食室等大変長い間使いまして老朽化が激しいというようなことで、平成元年度にもこの給食室の改築ということで予定をされておりましたけれども、2年度でずれ込んだわけでございますが、地域の皆さんも早期実現を強く望んでいるところでございました。
そこで、先ほどの説明にもございましたけれども、請負契約が仮契約されたということでございます。本契約の予定と工期内の完成について、幸いと申しますか、地元業者でございますので、これらについては十二分に配慮されると思いますけれども、その点についてお尋ねを申し上げたいと思います。
それから、周囲は私立幼稚園と、また非常に交通量も激しい地域でございますので、工事に当たっては大変車の出入り等も多くなろうかと思いますので、その工事用車両の問題で、学校北側の道路幅が非常に狭いものですから、それらについての若干の改良も必要ではないかというふうにも考えますが、交通安全上、また作業の安全上もどのようなお考えを持っているか、お伺いをいたしたいと思います。
また、作業の安全の中で工事用の、児童の登下校及び一般の通行についてどのような安全対策を考えておられるか、お伺いいたしたいと思います。
2点目といたしまして、調理室の設計で、働きよい健康的な職場としてのどのような配慮をされているか、お尋ねをいたしたいと思います。
また、平屋でございますが、北側でございますので、天窓のような、窓から、屋根の窓からその、照明をとれるような構造を考えたことがあったかどうか、これらもあわせてお願いいたします。
3点目といたしまして、あの周辺も公共下水道が布設をされておりますので、これらの工事に伴って学校の下水道、布設がえをするような考えがあるかどうか、検討されているか、お伺いをいたしたいと思います。
以上でございます。
◎総務部長(細淵進君) 工期の関係につきまして御答弁させていただきます。
本議案につきましては平成3年3月30日までが最終工期でございますので、議案4件と全く同じ考えでございまして、工期内の竣工につきましては、それぞれ過程におきます調整会議等をですね、十分に持たせていただきまして、工期厳守という形で指導をしてまいりたいと思っております。
以上でございます。
◎都市建設部長(中村政夫君) 2点目に御質問をいただきました、工事車両を含めた安全対策の関係でございます。
工事車両につきましての進入といたしましては、現在、2つのコースがあるわけでございまして、1つは府中街道から来て鷹の道に入り、都営住宅の信号のとこから久米川小学校の正門の方へ行くルートと、もう1つは鷹の道をさらに進みまして、久米川小学校の北側の方へ入る、こういう2つのルートを考えさせていただいたわけでございますけれども、現時点で私どもが総体的に見た中では、鷹の道から久米川小学校の北側の方を使わせていただき、この工事に当たりたいというような考え方に立っているところでございます。
そこで、御指摘の工事車両の関係で、道路の拡幅改良がどうなのかという点でございますけれども、率直に申し上げまして、この工事車両のための道路幅の拡幅ということまでは現時点では考えに至っておりません。いろいろ地権者等の問題もございますので、御心配される事故を起こさない中で、工事関係者と十分協議を重ねながら安全対策を講じてまいりたいということでございますので、ぜひ御理解をいただきたいと思います。
また、資材搬入等の通学時間帯との問題でございますけれども、ミキサー車等が入る時点では登校時間を避けるとか、あるいはコンクリート打ち等の車両が多く出入りするときには交通整理員を置くとかいうようなお話し合いをさせていただいておりますので、事故が起こらないような対応を極力努力していきたいというふうに考えております。
また、作業上の安全という問題でございますけれども、請け負われる業者の責任者に対して、この辺も十分指導を徹底を図っていきたいということでございますので、御理解をいただきたいと思います。
以上でございます。
◎学校教育部長(間野蕃君) 久米川小学校の給食調理室等の工事につきまして、働きやすいその、健康的な職場としてどのような配慮をされているかというふうな御質問をいただいておりますので、私の方から御答弁させていただきますが、まず、御案内のように、給食室の老朽化の改善対策につきましては、南台小学校で木造の給食調理室を改修させていただきました。62年でございましたけれども、このときもいろんな設計上の配慮を検討させていただいて、それらが今回の久米川小学校につきましても相当その中に取り入れて配慮をいたしたところでございます。
御案内のとおり、給食のその作業につきましては、業者からのその食品の納品がありまして、検品をして調理、配ぜんと進行してまいるわけでございますが、その流れが限られたこのスペースの中でですね、有効に機能していかなくちゃならないということで、今回もそれらを中心にいたしまして設計をいたしたわけでございます。そういう点では南台小学校同様、それらが十分に生かされたと私どもは考えておりますし、またかつそれらを取り扱います調理員の皆さん、栄養士の皆さん等の御意見もその中に取り入れて設計をしたわけでございます。
その中で、確かに北側でございますので、位置の問題も相当苦慮して決定したわけでございますが、あそこ以外に場所はないということで決めさせていただきました。採光の点につきましては開口部をなるべく多くとるということで対処をしてきたところでございますが、御提案の中にありました天窓の自然採光の関係でございますけれども、いろいろと今までの学校でも試みたことは、検討してきたことはあるんでございますけれども、何分にも湯気が出るという熱気の関係もございまして、どうしても結露が発生しやすいということで、その部分につきましては改修をした経過も今までございました。したがいまして、今回はそういう食材料に結露が落下するということではいけませんので、一応、その天窓案につきましてはですね、残念ながら採択はしなかったということでございます。
いずれにいたしましても、既存の面積より──既存の面積が 126平方メートルでございますので、今回 271平方メートル強でございますので、そういう点では大体富士見小学校、南台小学校クラスの働きやすい給食調理室が完成すると、このように考えております。
それから、3番目に御質問いただきました公共下水道絡みの排水処理対策の関係でございますけれども、御案内のように公共下水道計画によりまして北側の道路ですね、市道 368の3号線、ここに本管布設が完了いたしましたので、今回の給食室の改修に当たりましても、あるいは既存の北棟、中央管理棟部分につきましての公共下水道への切りかえは可能であると、こういうことから、今回、今年度予算をいただいておりますので、これらで対応してまいりたいと。
なお、たまたまこの地区につきましては分区が分かれておりまして、南側部分につきましては後年度にならざるを得ないということでございますので、ぜひ御承知おきいただきたいと思います。
以上でございます。
◆20番(立川武治君) ただいま御答弁ありがとうございました。
その中で、道路の拡幅の点につきましてですね、今度の新設されます給食室の北側にございます既存の給食室が、今度は取り除かれるわけですね。そうしますと、若干、地図上で見ますと、拡幅もある程度可能ではないかと。かつて、二中の北側道路が拡幅されたことがございます。非常に、一般的に児童の登下校の際にも大変この道は混雑するところでございますので、このような事情が変わってきますので、前向きにひとつ検討していただけたらいかがかと思いますので、よろしくお願いいたします。
◎都市建設部長(中村政夫君) 再質問に御答弁させていただきます。
道路管理する立場、また教育財産を管理する立場、いろいろあろうかと思いますけれども、この建物配置によりまして、今、御指摘の点、スペース的な問題も含めてですね、内部で十分検討しながらですね、両方がうまく生かせるような解決策を見出していく努力をいたしますので、この点でぜひ御理解いただきたいと思います。
○議長(遠藤正之君) ほかにございませんか。鈴木茂雄君。
◆23番(鈴木茂雄君) 私も議案第31号につきまして何点かお伺いしたいと思います。
今、同僚議員の質疑を承っておりまして大体のことはわかったんですが、まず、今回改修されます給食室の調理の器具、設備についての御説明をちょっといただきたいと思います。特に、今、調理員さん等の御意見も伺いながら、またスペースの改良等、南台小学校の経験を生かした改良をしたという御説明があったわけなんですが、この辺、いわゆる労働の軽減につながるような何か新しい最新の設備であるとか、調理器具であるとかを導入されたような経緯がないのか。
それからまた、こういった場合によく調理員さん等の労働の軽減ということは考えられるんですが、今度は配ぜん等をします児童のですね、いわゆる負担といいましょうか、その辺の配慮がなかなか話題になることはないと思います。この辺につきましても、新校舎との接合の部分等につきまして、いわゆる重たい、低学年が重たい食器類を運ぶというふうなですね、労働に対して、何かの配慮がなされているのかどうか、伺いたいと思います。
それから、今、排水の関係も御説明があったんですけれども、私、伺いたいのは、今、自然環境保護という立場からさまざまに論議が起こっております、洗剤でありますとか、調理の油であるとか、野菜くず、こういった問題の排出についての、いわゆる一時処理的なものは何か、今回のこの改修工事では配慮されているのかどうか。と申しますのは、今回の改修を行えば、当然、21世紀まで優に使う設備となるわけでございますし、その辺、最新の考え方を取り入れた改修になっているんではないかと思いまして、承りたいと思います。
それから、工期中のこの給食の実施につきましての支障はないのか、いわゆる今の設備との工事をしながらのですね、そういう整合性をどういうふうに考えられているのか、承りたいと思います。
それから、あと、また既存の設備等もまだ残ると思いますけれども、特に食器等について、この辺の御配慮はいつぐらいまで使用するつもりなのか。また、将来に向けてはこのような材質というふうな意味でどのような検討をなされているのかも伺いたいと思います。
それから、もう1点の校舎の改修の方ですけれども、先ほど御説明の中では防火戸というふうな表現があったんですが、防火扉というのはよく聞くんですけれども、防火戸というのがドアという意味でしょうかね、どんなものなのか、ちょっと構造とですね、あとまたその、何カ所ぐらい設置されるのか、この辺についてもちょっと伺いたいと思います。
以上です。
◎学校教育部長(間野蕃君) まず、給食調理室の整備につきましては、まず老朽の建物を新しいものにかえて環境をよくしていくということが主でございまして、それに伴いまして、当然、施設備品というものは附帯してございます。それらは今回基本的には全部新しくしてまいりたいと、そのように考えておりますので、労働軽減に間接的には十分つながっていくわけでございますけれども、1つ1つその中ではかり出すことはできませんので、新しい施設になって今までとは十分違った作業環境になるということで、ひとつ御理解は賜りたいと思います。
それから、今回、この北に位置づけましたのはですね、やはり現在あります給食室、それに伴いますダムウエーター──リフトですね。そういうものをそのまま生かしながら使える場所ということも1つ条件でございまして、したがいまして現在の場所に位置づけたわけでございますが、そういう点からいたしますと、給食調理、そこまでの部分につきましては相当思い切った改善がなされていると思います。
さらに、今、御質問の点でございますけれども、その配ぜん関係につきましては一部ダムウエーターの中のかご等は全部新しくして3台ほど入れかえるわけでございますけれども、基本的に、今までやってた運用の面につきましてはですね、そのまま進めていきたいということでございますので、それ自身で子供たちのあれが、負担が軽くなるとか、そういったことはないわけでございまして、大変、そういう点では御質問の趣旨とは違ってくるわけでございますが、そんなに負担はかけておらないということで御理解いただきたいと思います。
それから、自然環境の点での御質問をいただきました。確かに世界を取り巻く自然環境の問題が真剣に論議されているところでございます。当市におきましても、例えばてんぷら油の処理等につきましても、それらを捨てることではなくですね、18リットル缶に入れまして、それらを業者に引き取っていただくと、適正なこの処分をしていただくと。適正な処分の中には、有効的に二次処理をしていろんな製品にしていくということも加味されていると思いますが、安い値段ではございますが、有償で引き取っていただいているという状況でございます。これらにつきましても今後もですね、十分対処していきたいと思っております。
さらに、そのほか、公共下水道に布設をされますので、それらの排水対策についても十分な対応ができると、そのように思っております。
それから、今回の改修によりまして既存の食器類の関係でございますけれども、施設設備を中心といたします改修でございますので、食器そのものまでは現在のものを使っていただくということになります。この問題につきましては現在のアルマイト食器等につきましてよりよい食習慣、いろいろなそういう文化的な食生活ということを考えてみますと、議会のたびごとにというと大げさになりますけれども、御質問はいただいておるわけでございますけれども、これらにつきましては作業をする労働安全の関係もございますし、いろんなことを詰めていきませんと、他市等でもやはり準備はしたけれども実際に使ってないとかということもございますので、私どもではそれらを十分まだ今後詰めてから、そのような対応をしてまいりたいと、このように考えております。
それから、工事中の給食関係につきましては、それが一番の大事なところでございまして、給食室をつくり変える場合に一番設計上で考えるのが位置取りでございまして、現在のものを壊しちゃってつくるんなら一番簡単なんでございますが、そうでなくって、支障なく運用しながらかつ工事をしていくということで、御質問のように一番難しいところでございますけれども、それらも十分に配慮した中で今回工事を進めていくということで、各所管ごとに打ち合わせを完了させておりますので、支障はないと、そのように思っております。
そのほかの防火関係につきましては、済みませんが、都市建設部の方からお願いします。
◎都市建設部長(中村政夫君) 防火戸の関係につきまして御答弁させていただきます。
御質問の中で、防火戸というか、扉、その辺の解釈の問題でございますけれども、建築基準法では防火戸というふうになっておりますので、こんなような表現をさせていただきました。
そこで、久米川小学校の防火戸につきましては、基準法改正前の、前の、何というんですか、基準で防火戸がついておりますので、今回、それらも一緒につけかえるというような改修工事をさせていただくという内容でございまして、全部で設置の個数は42枚というような内容でございます。
以上でございます。
○議長(遠藤正之君) ほかにございませんか。佐々木敏子君。
◆26番(佐々木敏子君) 先ほどの質疑の中で交通安全の問題が問題になっておりましたんですが、その問題について最初にお聞かせいただきたいと思います。久米川小学校の周り、特に北側のところは樹木が茂っていて見通しがきかない部分がありますが、その部分だけでも整備をできないかどうか、まずお聞かせいただきたいと思います。
それから、給食室の改築では床面積は既存給食室に比べてかなり広くなっているように感じますが、どのくらいの広さになるのか、お聞かせいただきたいと思います。
日本共産党市議団が過日、清瀬と日野の学校給食を視察をしましたときに床を見ましたらば、床工事がドライ方式になっていたんですけれども、ここではそのドライ方式を採用するかどうか、これもお聞かせいただきたいと思います。
次に、工期が平成3年3月30日となっておりますが、今、人手不足で大変この、深刻な問題になっております。そのために工期がおくれるのではないかと心配をしておりますが、その工期の遅延の問題はないのかどうか、お聞かせいただきたいと思います。
次に、契約の問題、この問題で、地元業者で落札されましたけれども、この市内の業者であっても入札社の工事の、今までどんなことをやってきたのかという工事経歴が必要ではないかと考えております。例えば、工事が遅延したり疎漏な工事などの問題が出る──この笹一建設がそうであるということではありませんが、そういうことも入念にすべきではないかと思います。仮契約締結の際には、このようなことが行われて取り交わされていると思いますけれども、その点についてお伺いをしたいと思います。
次に、12社の最低入札価格と最高の価格の差が 330万円という大変僅少な金額になっておりますけれども、先ほど27番議員が契約の問題で談合の話をしておりましたが、談合ということはあり得ないと思いますが、僅少のこの価格の問題で少し疑問に思うんですが、その辺で何か参考資料でも提示しているかどうか、その辺をお聞かせいただきたいと思います。
それから、給食室が広くなっておりますので、新しい器材も購入されるのではないかと思っておりますが、その辺についてもお聞かせいただきたいと思います。
◎総務部長(細淵進君) それぞれ案件に対しましての工期の御質問をちょうだいしているわけでございますけれども、業者との連絡を密にした中で、工期につきましては工期内完了ということで十分配慮をしてまいりたいと思っているわけでございます。
それと、2点目の工事経歴書の関係でございますけれども、これらにつきましては指名参加の受け付けの時点でですね、提出をしていただいております。
それと、仮契約の関係でございますけれども、これらにつきましてはあくまでも本契約のですね、契約条項を厳守していただくということでございますので、やはり本契約がこれの中の履行義務という形で御理解をちょうだいいたしたいと思います。
それと、価格の関係で御質問をちょうだいいたしたわけでございますけれども、本件につきましては現設を経ましてですね、当然、その現設の中では図面、また仕様書等関係する図書一式をもちまして指名された参加業者の皆様に、一斉にそれぞれ御説明を申し上げまして、その結果、それぞれの業者が見積もりとして出てきた額がお示ししている数字ということで御理解ちょうだいいたしたいと思います。
◎都市建設部長(中村政夫君) 初めに御質問いただきました交通安全対策の問題で、樹木の問題でございます。ちょっと、大変失礼だったんですけれども、その御指摘いただいている場所がちょっと十分つかみ取れなかったわけでございまして、私ども交通障害という面でですね、いろいろ調査をする必要があると思いますけれども、交通上の障害になる、問題のあるところにつきましては、また関係者と十分協議をしてですね、適切な対応をしていきたいというふうには考えているところでございます。
以上でございます。
◎学校教育部長(間野蕃君) 給食室の面積の方で御質問をいただいておりますが、面積は先ほど申し上げましたが、今の給食室の面積が、波板等で囲っている部分は別でございますが、 126平米でございまして、今回271.94平米ぐらいになりますので、そういう点では大幅にやっぱり改良ができたと、そのように考えております。
それから、床材の関係で御質問をいただいておりますが、清瀬のドライ方式のお話も出たわけでございますが、私どもの方では、南台等でもそうでございますが、衛生的に水洗いができますウエット方式を、そのまま今回も導入させていただいたということでございますので、ぜひ御理解をいただきたいと、そのように思います。
それから、新しい食器の関係で御質問をいただきましたが、今回、建物の改修に合わせまして、先ほども申し上げましたとおり、施設設備のつくりつけ設備等につきましては全部回転がま等も含めまして、新しくさせていただくことになっております。したがいまして、基本的には給食室にありますそれらの施設設備は全部新しくなるんだと、そのように御理解いただきたいと思います。それで、その中にはやはり施設のグレードアップを図りながら新型のものを当然、熱風保管炉にいたしましても、そういったものにつきましても新しい新式のものを入れていくわけでございますが、今回、特に考えておりますのはいろいろと御要望ございました乾燥機等につきましてもですね、別途に購入していく予定でおります。
以上でございます。
○議長(遠藤正之君) 以上で質疑を終了し、討論に入ります。
討論ございませんか。
〔「省略」と呼ぶ者あり〕
○議長(遠藤正之君) 討論がありませんので、採決に入ります。
本案を原案のとおり可決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(遠藤正之君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決することに決しました。
次に進みます。
休憩いたします。
午後零時1分休憩
午後1時13分開議
○議長(遠藤正之君) 休憩前に引き続き、会議を再開いたします。
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△日程第6 議案第32号 庁用備品(事務椅子)の買い入れについて
○議長(遠藤正之君) 日程第6、議案第32号を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。総務部長。
〔総務部長 細淵進君登壇〕
◎総務部長(細淵進君) 提案されました議案第32号、庁用備品買い入れにつきまして提案理由の御説明を申し上げます。
職員用事務いすにつきましては、昭和48年に購入させていただきまして、今日まで18年間使用しているわけでございますけれども、経年によります劣化が著しく、諸機能の低下を来してまいりましたので、ここに執務環境の整備を図るため、職員用事務いす 611脚を買い入れるものでございます。
買い入れ予定価格、予算額でございますけれども、 2,766万円でございます。
予算年度区分及び会計区分につきましては平成2年度一般会計で、支出科目はここに記載されているとおりでございますので、省略させていただきます。
以上、よろしく御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願いいたします。
以上でございます。
○議長(遠藤正之君) 説明が終わりましたので、質疑に入ります。
質疑ございませんか。堀川隆秀君。
◆6番(堀川隆秀君) 32号について2点ほどお伺いいたしたいと思います。
今、説明にございました。18年経過したと。大変、職員の皆さんもぶっ壊れいすで苦労なされたんじゃないかなというふうな感じがするわけでございますが、職場環境をですね、向上、そして事務能率の向上が市民サービスにつながると私も考えております。
それでですね、伺いたいのは、いわゆる事務いすを入れかえるに当たりまして、職務職階制によるですね、区分、そのようなことが当然私はなされておるかと思うんですが、無論のこと、職員皆さんの事務能率の向上、そして健康管理上の、大変現代では職員健康管理などもあわせて考えなければならないことだと思うんですね。そのいすの区分ですね、どのような種類がそれぞれの職員のいすとして考えられておるのかと。例えば、民間では社長のいすであるとか、重役のいすであるとか、課長のいすであるとか、そういうものを一生懸命努力して早く自分のものにしたいという、そういう努力がやはりこの役所の場に当てはめれば、それがいわゆる市民サービスにつながっていくんだと、そういうことも考えておりますので、どのようなことを基本的にお考えになられているか、そんなことを伺いたいと思います。
それから、もう1点ですね、これ 611脚、この、入れかえるためにはこの 611脚が不必要になるんじゃないかなと。現在、地球環境、ごみ問題というのは大変重要な問題でございまして、市の環境部でも「地球を守ろう、ごみ減量」などということをキャッチフレーズにいたしておるわけでございます。我々、自由民主党市議団も過日、広域、廃棄物の広域処理場を視察に行ってまいりました。秋水園でいろいろお伺いしてから伺っているんですけれども、あの膨大な、そうですね、後楽園球場が10も入るというような膨大なものが、あと……。(「5つ」と呼ぶ者あり)5つも10も大体……。そうでしょう。5つでしたか。5つも入るというような膨大なものですよ。それがですね、もうあと3分の1ぐらいで、もういわゆる処理能力がなくなってしまうというような現状ですよね。本当にごみ処理問題というのは、我々も視察させていただいて、また新たにですね、いわゆる市民1人1人が自分の責任としてとらえていかなきゃならない本当に重要な、いわゆる行政任せにはできないなということを強く感じてきたわけなんですけれども、特にその、そういうときにありましてね、いわゆる行政がその 611脚のいすをですね、どのような処分方法を考えられているのか。あれを日の出に持っていっちゃうのかななんということもあわせてお伺いいたしたいと思います。
その辺ですね。よろしくどうぞ。
◎総務部長(細淵進君) 御答弁させていただきたいと思います。
1点の御質問でございますけれども、現行の机につきましては3区分に分けて使用していただいております。部課長用と係長用と職員という考えでございます。今回につきましては、部課長と係長、それと職員──失礼しました。部課長用と係長、職員用と2種類でございます。
それと、あと職階云々というお話がございましたけれども、私たちといたしましても御案内のとおり、職員の昇任等につきましては現行の中では任用規程を用いまして、選考でお願いしているわけでございますけれども、ただ、精神論といたしましてはやはりそういうような目的等を持った中でですね、ぜひ、日常、職員に研さんしていただきたいという御期待を申し上げているわけでございます。
2点目の質問でございますけれども、現行のいすの処分の関係でございますけれども、提案理由の中でも御説明させていただきましたとおり、48年に購入させていただいて、18年の経過しているということもございますので、例えばキャスターでございますとか背もたれ等が非常に傷みが激しいわけでございます。そういうふうな中で、現実的に使用不能なものにつきましては業者引き取りを考えてございます。あと、使用可能なものにつきましては十分有効活用をしてまいりたいと思っております。例えば、年間 100脚程度修繕しておったわけでございますけれども、修繕費用にそういう、そんなに経済的な苦痛をもたらさないもの等につきましてはですね、やはり延命策を講じてまいりたいと、こういうふうに思っておりますし、またそのほか団体等でですね、例えば福祉施設等でございますけれども、そういうところで御使用いただける部分がございましたらですね、そういうふうな形で、 611脚を全部廃棄するということではなくですね、そういうふうな形で考えてまいりたいと思っているわけでございます。
以上でございます。
◆6番(堀川隆秀君) どうもありがとうございます。
今、区分について伺ったんですけれども、部長からお答えございました。部課長用、そして係長と一般職員用ということでございましたが、聞くところによりますと、係長、職員とも、やはり、無論のこと、健康管理は重要なことでございますから、私もその考え方にやぶさかではございません。だがしかし、やはり係長という職にですね、係をまとめるという重要なこの役割があろうかと考えております。ひじかけがつくといたしましたらですね、提案でございますが、色を変えるだとかね、例えば一般職と係長のいすが一見してこの、区別できるような、そんなようなことをお考えいただければと思うんですがね。
それからですね、処分はなるたけなさらずに有効にまた再利用していくんだというお答えでしたが、再利用可能な数がおわかりでしたらお答え願います。
◎総務部長(細淵進君) 本いすをですね、どういうふうな形で、先ほど3段階と申し上げましたけれども、そういうふうな形で係長、職員の関係についてどうしようかというのは、非常に所管でも検討はさせていただきまして、御提案の趣旨も踏まえて検討はさせていただきましたけれども、どうも職員の方でですね、いろいろ抵抗がですね、それを区分することでですね、そういうふうな問題がございましてですね、やはりこういう問題については、精神論としてはそういうふうな部分は私たち、私としても理解するわけでございますけれども、やはりこれは時間かけた中で、職員のですね、やっぱり意識なり認識なりというものを、やっぱりこういうふうなことも選定の経過の中ではですね、あったということをですね、そういうふうなことを踏まえて、やっぱり時間いただいた中でですね、その辺は詰めてまいりたいと思うんですけれども、よろしく御理解賜りたいと思います。(「再利用は」と呼ぶ者あり)
失礼しました。再利用の関係につきましては、先ほど申し上げましたとおりですね、 611即引き取っていただくということではございませんで、個数につきましてはですね、まだこれから入れる段階、夏にかけて入れさせていただくわけでございますけれども、そのときに当然選定させていただきますので、個数は今、確定しておりません。
○議長(遠藤正之君) ほかにございませんか。川上隆之君。
◆4番(川上隆之君) 議案第32号につきまして何点か質問をいたします。
文部省が最近のですね、児童生徒の発育状況から、いす、それから机等の見直しを始めるという報道がございましたけれども、当市の場合はですね、先ほどの説明では48年にですね、昭和48年にですね、購入をして、大変に劣化が激しいというような理由でですね、今回買い入れて交換をしたいという説明ございました。その中で、この 611という数字でございますけれども、単純にですね、考えますと、現在の組織の定数は 997でございますので、いわゆる三百数十名のですね、職員の方がこの対象からは外れるというふうに判断できるところでございます。その、これらのですね、 611人以外のですね、方々の場合ですね、どういう所管がとかですね、あるいはどういう方々がそのいすに、交換の恩恵にですね、あずかれないということでございますけれども、その所管部署はどこなのか、その理由はですね、何であるか、その辺をお尋ねをいたします。
それから、契約の方法についてでございますけれども、本来ならばですね、指名競争入札等による契約が普通ではないかと思うんですけれども、今回はですね、随意契約のようでございます。したがいましてですね、今回はどうして指名競争入札にしなかったのか、その理由と、その随意契約にした場合ですね、どのようなメリット、長所があるのかですね、あわせてお尋ねいたします。
以上です。
◎総務部長(細淵進君) 1点目の御質問でございますけれども、いわゆる導入の範囲でございますが、本庁舎、西庁舎、市民センター、水道事務所、環境部、図書館となってございます。
それと、あと、既に施設等ができましてですね、導入されているところも、同じものではございませんけれども、当然、健康管理上そういうものを配慮してですね、入れかえをしているところ、また新しく入れているところもあるわけでございますけれども、電子計算課、電話交換室、体育課、公民館、萩山図書館、秋津文化センター等、既に導入済みでございます。
あと、それ以外が今回対象外ということで、約 330程度あろうかと思いますけれども、これらにつきましては、例えば保育園でございますとか、児童館でございますとか、環境部の技能員の方等あるわけでございますけれども、これらにつきましては業務の実態等によりましてですね、今後そういうふうな経年変化によります耐用年数等の問題がありましたら、時期が到来した場合には、やっぱり業務実態を考えた中で対応してまいりたいと思っております。
それと、本件に関係します契約の方法でございますけれども、指名競争入札を予定しております。
○議長(遠藤正之君) ほかに。国分秋男君。
◆13番(国分秋男君) 1つは、午前中まで審議しました議案31号までの契約議案については消費税分3%ということがこの議案の中に乗っけられておりましたが、この予定価格 2,766万円の中には3%の消費税が含まれておるのかどうなのか。
それから、2点目は、そうするとですね、もし消費税が含まれているとするならば、1脚4万 5,270円見当の単価になりますね。そこで、聞くんですが、18年も長いこと入れなかったということで、新しい、近代的ないすに取りかえるということ、非常にこれ結構だと思いますが、問題なのはいすを入れるからにはですね、非常に機能的な、そして職員が仕事のやりやすいね、そういういすでなけりゃならぬだろうと、簡単に言うと、そういうことだと思うんですね。
そこで、昨日、実は共産党議員団のだれがこの案件で質問するのかということを廊下で聞かれましたので、共産党の議員はだれかやるだろうと、しかし説明のときに懇切丁寧にやっていただいた方がいいだろうと、その辺まで含めてね。ところが、今のその提案説明だと、木で鼻をくくったとまでは言わないまでも、極めて、懇切丁寧とは思えない説明だったもんですから。要するに、そのいすの機能ですね、どういういすなのか、これについて。1基4万 5,270円ぐらいするわけですから、決して高いいすじゃありません。どういういすなのかということをもう少し詳しくですね、教えていただきたいんです。
せんだって、市議会で喜連川に行きましたよね。あのときの会議のときのいすというのは非常に座り心地がよくて、よく勉強できたいすでした。ああいうね、いすでないと今後、職員の皆さんがですね、安心して能率のよい仕事がやっぱりなかなかできないと。そして、ストレスのたまらないようなね、そういう機能を有したいすでないといかぬと。それから、業種によって、仕事の中身によってね、いろいろとその機能がまた違ってくるだろうというふうに思うので、その辺についてももう少し具体的に教えていただきたい。
それから、先ほど堀川議員がですね、部課長のいすと係長、職員のいす、これは違うべきだというふうな中身の質問だったろうというふうに私、思いますけれども、決してそうあってはいかぬと私は思うんです。本当に仕事をするのは職員ですから、係長を含め職員ですから、前段で言ったように、そういう職員の方々がですね、本当に、繰り返すようだけれども、ストレスのたまらない、そういう、仕事を効率的にやるというためにも、それなりのいすが必要だと。決して部長さんのいす、課長さんのいすがね、どうでもいいというんじゃないですよ。同じいすでいいだろうということを言っているんです。その辺も含めてひとつ御説明願いたいと思います。そういうことです。
◎総務部長(細淵進君) 本件の数字でございますけれども、消費税は入ってございます。
それと、説明の中でいま少しということでございましたけれども、申しわけございませんでした。これの入れかえの目的でございますけれども、執務環境の改善を図るということで、特に職員の健康管理面での問題、それと事務能率の向上ということをとらえた中で選定させていただいております。
特に、職員によりましても、座る姿勢でございますとか、体型でございますとか、体重でございますとか、いろいろ千差万別でございます。したがって、機種選定に当たりましては6機種をリストアップさせていただきまして、それぞれ職員にですね、約1割の70名の職員に試座をしていただいております。当然、年齢別でございますとか、男女別でございますとか、体型的な問題も含めてですね、そういうふうな形で試座をしていただきまして、それの結果、本機種を選定させていただいたと、こういうことでございますので、御理解をちょうだいいたしたいと思います。
それと、3点目の関係につきましてはなかなかこう、御理解いただける説明は私にはできないわけでございますけれども、6番議員さんに御説明した内容で御理解をちょうだいいたしたいと思います。
○議長(遠藤正之君) 荒川昭典君。
◆15番(荒川昭典君) 簡潔にお伺いをいたします。
1つはですね、こういう備品を購入する場合にはですね、当然、きちんとした選定基準といいますかね、今お話ありましたが、そういう選定基準をきちんとしていただくわけですけれども、もう1つ欠けているのは、やはり、何といっても、このいすをですね、購入して何年間使う予定か。これを例えば10年間として計画をする場合とですね、15年間使う。この前購入したのは18年間使ったわけでございますけれども、機種を選定する場合には必ず耐用年数というものはですね、大きな基準とならなければならないと、こういうように思いますが、この耐用年数をどの程度見ておられるか、このことをお伺いをしておきたいと思いますし、またその年限によってはですね、先ほど同僚議員も若干触れておりましたが、日本人の体格が年々向上してきている、そういう状況の中で現在の中学生や高校生がもう今のいすでは間に合わないと、合わないと、こういう状況にもなっているわけですから、当然、市役所に新しく入ってくる人たちのことも考えなければならない。
もう1つは、この市役所のいわゆる建てかえ問題を含めまして、この事務室の平米問題も当然考慮しておかなければならない。このままこのいすが耐えられる、例えば15年間、全然拡幅をする計画はない、こういうことになれば、この広さに合ったいすを選定せざるを得ない。しかし、近い将来、拡幅を予定をしておるとすれば、当然、それに合うような機種の選定もあわせ考えなければならない。こういうことになろうかと思いますので、この選定基準についてどのようなやはり基準をですね、設定をされたか、明らかにしていただきたいと思います。
◎総務部長(細淵進君) 耐用年数の関係でございますけれども、これ税法上からいきますと15年でございますけれども、それぞれこれは使い勝手がありますので、それら、それはあくまでも標準的なものでございますので、なるべくそういうふうな形で使っていただきたいと思いますけれども、内容によりましてはその間での対応は十分させていただきたいと思っております。
それと、選定基準の関係でございますけれども、1つの基準といたしましては、先ほど私の方で申し上げました、一番合理的と申しますか、体格等に合ったやり方というのが、70人のですね、職員に試座をしていただきまして、それと、現行の使っておりますいすとをですね、それらを対比、比較させていただいたわけでございます。例えば、係長のいすを見てみますと、現行ではこの幅なり奥行きですね、それといわゆる座の面積、あるいは座面との、いわゆるかけるところからの高さですね、それと背もたれの高さ、こういうものがそれぞれあるわけでございますけれども、係長につきましては約8センチの現行よりもですね、大きいスペースをとらせていただいておりますし、奥行きにつきましては16センチ、座面積につきましては10センチ、座面の高さにつきましては 4.5センチというですね、それぞれの規格というものがあるわけでございますけれども、それらを踏まえて、実態を踏まえた中で選定させていただくということで御理解いただきたいと思います。
○議長(遠藤正之君) 以上で質疑を終了し、討論に入ります。
〔「省略」と呼ぶ者あり〕
○議長(遠藤正之君) 討論がありませんので、採決に入ります。
本案を原案のとおり可決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(遠藤正之君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決することに決しました。
次に進みます。
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△日程第7 議案第33号 東村山市道路線(恩多町2丁目地内)の認定について
○議長(遠藤正之君) 日程第7、議案第33号を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。都市建設部長。
〔都市建設部長 中村政夫君登壇〕
◎都市建設部長(中村政夫君) 上程されました議案第33号、東村山市道路線(恩多町2丁目地内)の認定につきまして提案理由の説明を申し上げます。
本議案は、恩多町2丁目地内に開発行為により道路が新設され、道路敷地の上地がなされました。道路状況から見て、一般公衆の利便並びに地域の道路事情に供すると認められるとの判断から、ここに公道認定をお願いしたく、道路法第8条第2項の規定に基づき本案を提出させていただくものでございます。
路線名といたしましては市道第 514号線の2、起点が恩多町2丁目38番地29、終点が恩多町2丁目38番地34でございます。幅員は 4.5メートル、延長は60.1メートルでございます。
参考といたしまして、案内図、認定平面図を添付させていただきましたのでごらんいただきたいと存じますが、認定平面図の中で斜線を引いてございます部分は拡幅された箇所でございまして、新設道路と同様上地されたものでございます。
以上、極めて簡単な説明で恐縮でございますが、よろしく御審議の上、御可決賜りますようお願いをし、提案の説明を終わります。
○議長(遠藤正之君) 説明が終わりましたので、質疑に入ります。
質疑ございませんか。木村芳彦君。
◆22番(木村芳彦君) 簡単にですね、1点だけお尋ねしておきたいと思います。
開発によってですね、 514号線が一部がですね、セットバックされて拡幅されておりますが、問題はですね、この平面図の下の方にあります 516号線ですね、それからその上に続きます 514号線、これは都道につながっていくわけです。下の方へ行きますとですね、新青梅街道へ出ると。大変、車の交通量も多くなってきておりますので、これに対するですね、拡幅についてのですね、これとあわせて計画をですね、お持ちなのかどうかですね。あるいは、開発、畑がまだ多いわけでございますが、 514号線の方はですね。あるいは、その開発に伴ってですね、こういうふうに協力していただいて拡幅していくのかですね、その辺の考え方をお聞かせいただきたいと思います。
〔「関連」と呼ぶ者あり〕
○議長(遠藤正之君) 荒川昭典君。
◆15番(荒川昭典君) 関連して質問させていただきますが、1つは 516号線の問題ですが確かに新青梅街道からブリヂストンのマンションわきはですね、大変広くなっておりますけれども、その先、公園を過ぎた部分からですね、ここの表示にありますように 1.8メートル強、こういう道路になってしまっているわけでございますが、これは私も後で気がついて申し上げるのはなんですけれども、実はここでアパートの建てかえか何かあったようですね。この部分につきまして、建設部の方でどのような接触があったかお聞かせを願いたいと思いますが、現状ではこの 516号線の狭くなっている部分にですね、庭を張り出すようにして、もう造成をされて、もう入居を終わっていると、こういう状況になっておりますので、大変、地権者の皆さんとですね、どういうようにこの話し合いがなされたのかと。言ってみれば、私たち一般の通行者から見れば、あの庭の部分を道路用地として提供させていただいたなら、大変、その交通の便に利するのではないか、こういうことを考えておりますので、この周囲道路の関係についてですね、市の方針といいますか、ひとつお伺いをしておきたいと思うんです。
それから、 514号線も、新青梅街道から入ったところがですね、大変問題のある状況になっておりますけれども、この 514号線の道路の改修問題、拡幅問題などについて、今、木村議員からお伺いしているようでございますけれども、この新青梅街道からの入り口の部分について、 514号線のですね、入り口の部分などについて、どのような方針を持っておられるか、お伺いをしておきたいと思います。
〔「議長、関連して聞いちゃいます」と呼ぶ者あり〕
○議長(遠藤正之君) 黒田誠君。
◆14番(黒田誠君) さきに2人の同僚議員が開発関係のことで聞いておられましたので、私も関連で聞いてしまいます。
1つはですね、この 514号線及び 516号線のことについてはほぼ同じ質問でありますので、これは避けますけれども、その際ですね、地権者との交渉ね、あったのかなかったのか。また、地権者が当然、同じであればいいんですけれども、異なっている場合に、将来見越して今後交渉をされていくことを考えておられるのかどうか、その点だけ重ねて聞いておきます。
それから、2つ目といたしまして、この開発道路の地図でいうと東側になりますが、ここに新青梅街道からの道路が通っています。そして、この辺一帯というのは東久留米境で、今まで新青梅街道の北側でね、開発されてこなかったのがむしろ、何というんでしょうかね、幸いと言っていいのかどうかわかりませんが、非常に緑も守られて、いい土地であることは間違いないんですが、この東側の土地のところに、たしか赤道が入り込んでいるんではないのかなという感じがするんですけれども、この辺のところで、この開発道路とつなげて1本の道にしていくと、そんなことが話としてあったのかなかったのかだけ確かめておきます。
◎都市建設部長(中村政夫君) 3人の議員さんから御質問をいただきましたので、関連する問題として御答弁をさせていただきます。
今回、提案させていただいたように、開発絡みでお願いするわけでございますけれども、御指摘をいただいたように、新青梅街道から北の方に進入する道路は率直に狭くなっておりまして、一部中に入って広がっている部分もございまして、全体的に見た場合には道路線形としては狭いし、問題のある場所だというような状況把握はしているところでございます。
そこで、 514号線の関係で申し上げますと、今回、開発絡みで中心から3メートルセットバックをしていただき、市の方に御協力をいただいたという経緯がございまして、今後につながる問題としては、開発指導の中ではより積極的にですね、拡幅計画を含めた地権者絡みの交渉はしていきたいというふうに考えているところでございます。
ただ、開発絡み以外でどうなのかというような問題も当然出てくるわけでございますけれども、私どもといたしましても、市の全体の中で計画すべきところが率直にたくさんございます。そういう中で、財政絡みもそうでございますけれども、利用実態等を把握しながら優先的に整備をしていくというような考え方に立っておりますので、今後、この地域につきましてもまた開発絡みも当然出てまいりますし、これからの発展を考えれば道路の問題も大変この地域も重要な問題であるということでございますので、現時点では開発絡みでは積極的な指導をしながらですね、全体計画の中で当地域の対応を考えていきたいというような基本的な考え方を持っておりますので、御理解をいただきたいと思います。
また、15番議員さんの御質問も、周辺道路の関係で御指摘いただいたわけでございますけれども、考え方はただいま申し上げたような考え方に立っております。ただ、御質問の中で、516 号線に絡む、最近できたアパートの建設の問題という御指摘をいただきました。開発絡みにかかる場合には、担当といたしましてもかなり積極的に指導はしているつもりでございますけれども、ここの場所について見た場合、確かに新しい建物があるということは私どもも実態として見ておりますけれども、具体的な交渉をどんなふうにしたかというのは、私自身も細かくはまだ把握しておりませんので、大変失礼かと思いますけれども、御答弁の方は御容赦させていただきたいと思います。
いずれにいたしましても、新青梅街道から入るこの道路につきましては、現状では大変問題があるという認識には立っておりますので、先ほど申し上げたような考え方で今後努力をしてまいりたいというふうに考えているところでございます。
また、14番議員さんからの御質問で、地権者の交渉等の問題でございます。今回、開発される地権者につきましては、東久留米市の方がこの場所を開発されるわけでございますけれども、周囲を見た場合に、まだ北側の方に空き地というか、耕作等も含めて用地がございます。今後、いろいろ御計画があるとすれば、私どもはただいま申し上げたような考え方で、積極的にですね、拡幅の御協力をお願いしていきたいというような考え方に立っているところでございます。
また、今回、御認定いただきたいという道路と、たしか御質問ではその先のクランクになった以外の先へというようなことではないかというふうに判断しているところでございますけれども、率直に申し上げまして、当初、そのような御検討の課題もあったということは伺っております。最終的に地権者との協議、また私どものお話し合いの中でこのような線形になったということでございますので、周辺の住民との方々との十分なコンセンサスということになりますと、ちょっとこの、いま一言い切れない問題もあるかと思いますけれども、認定要綱等に定めによりまして、今回、このような道路認定として御提案させていただいておりますので、よろしく御理解をいただきたいと思います。
あわせて、緑の問題等も大変重要な問題でございますので、そういうものは配慮しつつ、今後、開発指導等も当たっていきたいということでございますので、御理解いただきたいと思います。
○議長(遠藤正之君) ほかにございませんか。黒田誠君。
◆14番(黒田誠君) 1つだけ念を押しておきますけれども、開発絡みでね、所管の方は指導されると。これは経済法則上からいっても、開発申請が出てくると、それに対して市はこうしたいんだということでやられるのは当たり前のことですけれども、しかし、これは言ってみれば、受け身というんですかね、の町づくりになっていくかと思うんです。
私は、たびたびこの議会で道路問題について言ってきましたけれども、東村山市がどういうような町をつくっていくのかというのはですね、道路1本認定する上で大変な将来の町づくりにつながっていくんだという点からいって、この地域一帯をむしろ前向きに、どういうふうなね、位置づけをしていくのかという、先にそれがあって、それで地権者にですね、臨んでいくということが交渉の上でも大事じゃないかなという意味で、さっき赤道のことをちょっとお聞きしたんです。ですから、将来ですね、当然、この赤道を含めて今度認定される道路にね、つながっていく可能性もあるのかないのかわかりませんけれども、この辺一帯が大きく変わっていくであろうということは、もう何年か後、ああやっぱりそうだったなということで予測できるわけですけれども、その辺のところの市のね、受けとめ方として、今の部長の答えは答えでいいんですけれども、もう1つ、これはどこの答えになりますかね、企画あたりのあれになるのか、町づくりとしてね、どうしていくんだというあたりをきちっと定めた上での道路認定になっていかないと、私はまずいんではないかという意味でお尋ねをしているわけですから、お答えをしていただきたいと思うんでございますけれども。
◎助役(原史郎君) 道路行政でございますけれど、基本的にはですね、いわゆる住宅地が介在されている中の道路については、最低基準は 4.5メートル以上としてですね、生活道路としての機能を持たせていきたい、このような基本的な考え方で進めております。ただ、問題は、建築基準法に定められておりますのが4メートルで、側溝を入れて 4.2メートルの行政指導がなされているわけです。したがって、開発行為がある場合にはこういう筋が出てまいりますけれど、見落とす部分も現実の問題としてあるわけですね。したがいまして、努めて巡回、あるいは人口密集地、またこれからそういう地域になろうというところについてはですね、極力私たちの方で現地の状況をキャッチしてですね、拡幅した生活道路としての位置づけをしていきたいというのが基本的な考え方でございます。
○議長(遠藤正之君) ほかに。朝木明代君。
◆5番(朝木明代君) それでは、議案第33号について何点か伺います。
本件は、開発行為により新設した道路を市道として認定するとされているのでありますが、まず第1点として、本件道路について敷地を上地し、認定の申請を行ったのはだれか、明らかにしていただきたい。
第2点目、本件道路分敷地に関し所有権移転の登記は完了しているのかどうか、明らかにしていただきたい。
第3点目、本件道路が接続する市道 514号線の一部が拡幅され、新たに舗装されておりますが、この舗装の費用はだれが負担したのか、明らかにしていただきたい。
第4点、本件道路は公道に接続しているとはいえ、同じ市道 514号線の一部に附属している格好にすぎないのであります。したがって、道路の認定、廃止、変更に関する要綱、取扱要綱第4条第1号及び第3条第1号が定めた、付近の市道路線と系統的に連なることという規定に適合していないと言わざるを得ないが、この点について明らかにしていただきたい。
第5点目、本件道路は新設道路でありますから、道路の認定、廃止、変更に関する取扱要綱第4条の規定に該当する道路でなければ認定できないはずであります。
ところで、右要綱第4条第1号は、新設道路を認定する場合は幅員が5メートル以上、隅切りは3メートル以上なければならないと明確に定めているのでありますが、本件道路の幅員は 4.5メートルしかないのでありますから、認定はできないはずであります。要綱違反を承知で認定するお考えなのかどうなのか、明らかにしていただきたい。
以上です。
◎都市建設部長(中村政夫君) 何点か御質問をいただきましたので、御答弁をさせていただきます。
今回お願いしてございます当道路の認定の関係でございますけれども、事業主といたしましては東久留米市の村野さんという方が事業主でございまして、当所有地の上地をされております。
2点目の、所有権の移転登記の関係でございますけれども、登記は済んでおります。
また、3点目の御質問の、 514号線の2の舗装の問題でございますけれども、事業主の方で舗装をしたということでございます。
4点目の、要綱絡みの問題でございますけれども、系統的というようなことは当然書いてあるわけでございますけれども、公道から公道に抜けてるというようなことも加味合わせながら、本件につきましては問題はないというふうに考えているところでございます。
最後に御質問のありました要綱第4条の関係で、ただいま御質問のありましたとおり、新設道路の認定条件としては幾つかの要件がうたわれております。その内容の中に、開発行為は除くというふうな1項がございまして、この開発行為を除く中で、私どもは開発指導要綱の中で道路関係のことが示されておりまして、開発指導要綱の施行規則の中の項目の中に、 0.5ヘクタール未満の開発の場合の道路形態というものがここに載っておりまして、枝線については4メートル以上というような規定がございまして、これに基づいて指導をしているということでございまして、今回 4.5メートルということで、開発指導でそのような対応をさせていただいておりますので、この要綱については問題はないというふうに考えているところでございます。
以上です。
◆5番(朝木明代君) 4条の関係でありますが、「都市計画法に基づく開発行為を除くほか」というふうに規定されておりますが、この点について再度明確な答弁をお願いいたします。
◎都市建設部長(中村政夫君) 当開発指導につきましては、都市計画法に基づく宅地開発指導でございまして、特に私どもの方は問題はないということで御理解をいただきたいと思います。
○議長(遠藤正之君) 以上で質疑を終了し、討論に入ります。朝木明代君。
◆5番(朝木明代君) 本件道路認定につきましては、東村山市道路の認定、廃止、変更に関する取扱要綱第4条第1号、第3条の第1号に適合しないこと。
さらに、重大なのは、議案書に添付された資料で明らかなように、同要綱第4条第1号に違反すること。
以上の理由により、草の根市民クラブはここに反対の意思を表明するものであります。
あわせて、この間、再三指摘しているように、道路案件については現場視察を行わないまま要綱違反を繰り返しているので、市長に対して厳重に警告し、抗議をいたします。
以上です。
○議長(遠藤正之君) 以上で討論を終了し、採決に入ります。
本案を原案のとおり可決することに賛成の方の挙手を願います。
〔賛成者挙手〕
○議長(遠藤正之君) 挙手多数と認めます。よって、本案は原案のとおり可決することに決しました。
次に進みます。
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△日程第8 議案第34号 東村山市固定資産評価審査委員会委員の選任について同意を求める件
○議長(遠藤正之君) 日程第8、議案第34号を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。市長。
〔市長 市川一男君登壇〕
◎市長(市川一男君) 上程されました議案第34号につきまして提案の御説明を申し上げたいと存じます。
本件は、固定資産評価審査委員会委員の選任について、地方税法第 423条の第3項の規定に基づきまして、市議会の御同意を求めるものでございます。
固定資産税評価審査委員会は別添の名簿のとおり3名の方にお願いしておるところでありますが、委員のお1人であります野紋三氏の任期が来る7月22日をもって満了となることから、その後任といたしまして三上且五氏を選任すべく御提案を申し上げるものでございます。
野紋三氏におかれましては、5期15年の長きにわたり固定資産評価審査委員会委員として御活躍をいただいたこと、このことにつきましては心より御礼と感謝を申し上げるところであります。野氏には現在、御健康がすぐれない御様子とのことをお聞きしておりますが、御自愛のほどをお祈りしたいと存じます。
御案内のとおり、著しい地価の変動等により固定資産の評価が複雑化してきており、また御案内のように来年には固定資産税評価がえの時期でもありまして、その的確な状況判断が必要とされるところでございます。三上氏は、その経験にもありますように、長く国税に携わり、昭和61年玉川税務署を退官後、東村山市に税理士事務所を開設され、御活躍されている方でございます。委員会活動の上でも、その専門的な豊富な経験を生かしていただきたいと考えております。
三上氏の履歴を添付させていただいておりますので、朗読は省略させていただきますが、御参照を賜りまして、ぜひ御同意をいただきますようお願い申し上げ、提案の説明とさせていただきます。
○議長(遠藤正之君) 説明が終わりましたので、質疑に入ります。
質疑ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(遠藤正之君) 質疑がありませんので、討論に入ります。
〔「省略」と呼ぶ者あり〕
○議長(遠藤正之君) 討論がありませんので、採決に入ります。
本案を原案のとおり同意することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(遠藤正之君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり同意することに決しました。
次に進みます。
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△日程第9 諮問第1号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて
○議長(遠藤正之君) 日程第9、諮問第1号を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。市長。
〔市長 市川一男君登壇〕
◎市長(市川一男君) 御提案申し上げました諮問第1号は、人権擁護委員の推薦につきまして議会の御意見を求めるものでございます。
当市には現在4名の人権擁護委員がおります。その中の1名、東村貴美委員が平成2年の7月31日をもって任期満了となりますが、東村氏の御活躍を引き続きお願いをいたしたいと存じますので、人権擁護委員法第6条第3項の規定に基づきまして、議会の御意見をいただきまして、法務大臣に推薦の手続をいたしたいと考えております。
東村貴美氏は、添付の履歴書にもありますとおり、小学校父母会、高等学校PTA役員等を経験され、また東村山市の国際友好協会理事、そして人権擁護委員として御尽力をいただいておりまして、今後もより一層の活躍が期待されるところでございます。さらに、同氏は人格、識見高く、広く社会の実情に通じ、かつ人権擁護委員として1期3年間の御経験もあることから、適任者であると考えております。
以上、簡単で恐縮でございますが、ぜひ御推薦につきまして御承認をいただきますようお願い申し上げて、提案の説明を終わります。
○議長(遠藤正之君) 説明が終わりました。
本件について質疑、御意見がございませんか。朝木明代君。
◆5番(朝木明代君) それでは、諮問第1号について何点か伺います。
まず第1点目として、先ほどの固定資産税評価審査委員会委員につきましては、税理士という一定の専門的見識を持つ方が選任されたのでありますが、本件人権擁護委員の場合はどのような観点で候補者が選定されたのか、ただいまの説明では全く趣旨が不明と言わざるを得ないのであります。
そこで、伺うのでありますが、候補者として今回推薦しようとする人物はどのような意味で人権擁護について専門的理解があるのか、具体的に明らかにしていただきたい。
第2点、人権擁護委員に対して相談したいと考えている市民は、人権擁護委員が単なる名誉職にすぎず、何の解決や助けにもならないなどとは思ってはいないはずでありますから、候補者に推薦される人物は当然に人権擁護に専門的知識、すなわち最低の専門性を持っていなければならないはずであります。したがって、既に人権擁護委員を担当した人物を再び推薦しようという場合には、過去の任期中に具体的にどのような相談を何件受け、その結果どのような解決に至ったか、あるいは至らなかったかを、意見を求める議会に対して明らかにすべきであります。文書では全くそのようなものも出ておりませんので、この場で過去の任期中の実績について明らかにしていただきたい。
第3点目、人権擁護という、市民にとって極めて重要な仕事を担当する人権擁護委員に、なぜ法律家、または人権擁護に関する専門家を推薦しようとしないのか。この点については市長に明らかにしていただきたいと思います。
以上です。
◎市長(市川一男君) 御提案申し上げたわけですけれども、御提案に対しては全く趣旨不明とか、そういう中から御質問をいただいたわけですが、私は御提案の中でその趣旨というものは理解をしていただけるものと、そのように思ったわけであります。
御案内のように、東村氏は今まで3年間その道に携わっておりまして、私が承知する中では非常に人権擁護委員として識見広く、社会的な状況等も把握され、確かに人権擁護委員としては、いわゆる人権とか、あるいは信条、また憲法的な人格、そういうものを基本にしながら、その知識等を踏まえて委員としての職務を果たしていただくということでございまして、私としては先ほど申し上げたように極めて適格なお人であると、そのような中から御提案を申し上げたということでございます。
2点目に、再びということでございますが、今まで申し上げたように、いろいろと市民の方からの御相談というのがあるわけでございますが、人権擁護委員としては今まで、平成元年度1月から12月の受件数というのは全体では33件がございました。これらに委員4名の方、それぞれございますけれども、当たられて、公平にその御相談、あるいはいろいろな案件について処理されたということでございます。
3点目の中で、弁護士とか、あるいは法律家をなぜしないのかということでございますが、もちろん、御案内のように、人権擁護法の中では議会の御同意をいただきながら推薦する過程の中で、法務大臣はそれぞれ、今申し上げた弁護士会とかそういう方の中で、法的にその人がいいかどうかという意見を聞かなければならないというようなこと等も含めて、市長としては、必ずしも専門家のみということでなくて、市民全体の中から適格者と、もちろんその専門家というものを含みますが、そういう中から判断をして御意見を求めたということでございます。
以上です。
◆5番(朝木明代君) 昨年の12月議会でも私は指摘したのでありますが、推薦する人物、東村氏はいわば再任でありますから、この人物が委員として具体的に上げた実績を私はお伺いしているのであります。市長の主観的な評価を幾らお聞きしても、客観的な、どのような実績があったのか、それをお聞きしない限りはどのような人物であるかというのはつかめませんので、具体的な実績を挙げながら再度答弁を求めます。
○議長(遠藤正之君) 企画部長。お静かに願います。
◎企画部長(池谷隆次君) 人権擁護委員さんにつきましては、人権擁護委員法によるものでございまして、任命権は法務大臣でございますから、その目的に沿った活動については、一応、法務局の方から私どもが連絡を受けた数字がございますので、それについて御報告いたしますと、昭和63年の活動状況といたしまして、今回御提案している東村氏の相談件数が16件、啓発部会、協議会等への御出席が31回、合計47回というんでしょうか、という御連絡を得ております。
なお、東京都全体の人権委員さんがいらっしゃいますが、平均的には47に対する数字は28ということだそうでございます。非常に精励されている方だというふうに受けとめております。
以上です。
○議長(遠藤正之君) 以上で質疑、御意見を終わります。
本件について諮問どおり同意することに賛成の方の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
○議長(遠藤正之君) 挙手多数と認めます。よって、本件については諮問どおり同意することに決しました。
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○議長(遠藤正之君) お諮りいたします。
6月11日より6月14日までは、議事の都合により本会議は休会といたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(遠藤正之君) 御異議なしと認めます。よって、6月11日より6月14日までは休会とすることに決しました。
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○議長(遠藤正之君) 以上をもって、本日の日程は全部終了いたしました。
本日は以上をもって散会いたします。
午後2時18分散会
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