第26号 平成2年12月 3日(12月定例会)
更新日:2011年2月15日
平成 2年 12月 定例会
平成2年東村山市議会12月定例会
東村山市議会会議録第26号
1.日 時 平成2年12月3日(月)午前10時
1.場 所 東村山市役所議場
1.出席議員 24名
1番 倉 林 辰 雄 君 2番 町 田 茂 君
3番 木 内 徹 君 4番 川 上 隆 之 君
5番 朝 木 明 代 君 6番 堀 川 隆 秀 君
7番 遠 藤 正 之 君 8番 金 子 哲 男 君
9番 丸 山 登 君 11番 大 橋 朝 男 君
12番 根 本 文 江 君 14番 黒 田 誠 君
15番 荒 川 昭 典 君 17番 伊 藤 順 弘 君
18番 清 水 雅 美 君 19番 野 沢 秀 夫 君
20番 立 川 武 治 君 21番 小 峯 栄 蔵 君
22番 木 村 芳 彦 君 23番 鈴 木 茂 雄 君
24番 諸 田 敏 之 君 25番 田 中 富 造 君
26番 佐 々 木 敏 子 君 27番 小 松 恭 子 君
1.欠席議員 2名
10番 今 井 義 仁 君 13番 国 分 秋 男 君
1.出席説明員
市 長 市 川 一 男 君 助 役 原 史 郎 君
収 入 役 細 渕 静 雄 君 企 画 部 長 池 谷 隆 次 君
企 画 部 参 事 沢 田 泉 君 総 務 部 長 細 淵 進 君
市 民 部 長 入 江 弘 君 保健福祉 部 長 市 川 雅 章 君
保健福祉部参事 萩 原 則 治 君 環 境 部 長 小 暮 悌 治 君
都市建設 部 長 中 村 政 夫 君 上下水道 部 長 清 水 春 夫 君
上下水道部参事 石 井 仁 君 児 童 課 長 紺 野 正 憲 君
教 育 長 田 中 重 義 君 学校教育部長 間 野 蕃 君
社会教育 部 長 小 町 章 君
1.議会事務局職員
議会事務 局 長 川 崎 千代吉 君 議会事務局次長 内 田 昭 雄 君
書 記 中 岡 優 君 書 記 宮 下 啓 君
書 記 藤 田 禎 一 君 書 記 武 田 猛 君
書 記 野 口 好 文 君 書 記 長 谷 ヒロ子 君
書 記 粕 谷 順 子 君
1.議事日程
────────所信表明────────
第1 陳情の取り下げについて(2陳情第11号)
第2 請願等の委員会付託
第3 議案第51号 東村山市立児童館条例の全部を改正する条例
第4 議案第52号 東村山市自転車等の放置防止に関する条例
第5 議案第53号 平成元年度東京都東村山市一般会計歳入歳出決算の認定について
第6 議案第54号 平成元年度東京都東村山市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決
算の認定について
第7 議案第55号 平成元年度東京都東村山市老人保健医療特別会計歳入歳出決算の
認定について
第8 議案第56号 平成元年度東京都東村山市下水道事業特別会計歳入歳出決算の認
定について
第9 議案第57号 平成元年度東京都東村山市受託水道事業特別会計歳入歳出決算の
認定について
第10 議案第58号 東村山市道路線(富士見町1丁目地内)の廃止について
第11 議案第59号 東村山市道路線(野口町2丁目地内)の廃止について
第12 議案第60号 東村山市固定資産評価審査委員会委員の選任について同意を求め
る件
第13 選任第5号 野火止用水保全対策協議会委員の選任について
第14 議員提出議案第3号 「公害の防止に関する事業にかかる国の財政上の特別措置
に関する法律」の延長に関する意見書
午後1時36分開議
○議長(遠藤正之君) ただいまより本日の会議を開きます。
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△所信表明
○議長(遠藤正之君) 初めに、市長より所信表明がございます。
市長、お願いいたします。市長。御静粛に。(「市長、市民に対する約束はどうしたんですか」と傍聴席より呼ぶ者あり)傍聴席、静かにしてください。市長。
〔市長 市川一男君登壇〕
◎市長(市川一男君) 平成2年12月定例市議会に当たりまして、当面する諸課題について所信の一端を申し述べ、議会における御審議の参考に供したいと存じます。
初めに、昭和54年当選以来3期12年の長きにわたり東村山市議会議員として御活躍されておりました小山裕由氏が、去る10月27日に逝去されました。開会冒頭における副議長の追悼のお言葉どおり、温厚、誠実なお人柄とともに、議員としてはもとより、地域を初め多くの分野において東村山市の発展のために御尽力され、なお今後の活躍を御期待申し上げていたところであり、現職でこの方を失う損失は大きく、痛恨のきわみであります。今ここに心より冥福をお祈り申し上げます。
さて、本議会におきましても多くの議案等の御審議をお願いするわけでありますが、その何点かについて私の考え方を申し述べたいと存じます。
まず、東村山市立児童館条例の全部改正案についてであります。御案内のとおり、都営住宅改築にあわせ平成3年4月開館を目途に栄町児童館の建設工事を進め、現在、開館諸準備に取りかかっているところであります。また、仮称富士見文化センターに設置する仮称富士見児童館についても引き続き平成3年度中には開館の予定で、現在工事が進んでおります。両児童館とも施設的には水準の高いものとなるよう考慮してきたところでありました。本案はこれを機に、将来を展望した児童福祉施策に整合したものとすべく現行条例の全部を改正するものであります。詳細につきましては提案の際御説明いたしますが、改正条例においては従前の学童クラブ事業を児童館の一環事業と位置づけたことが1つの中身となっております。本市においては、児童館の整備を課題としながら、ニーズとしての留守家庭児童をお預かりする学童クラブ事業につきましては、発足以来さまざまな曲折を経て、議員各位の御指導も得ながら、その対応に努めてまいりました。
一般的に、児童館と学童クラブは対象年齢と保護機能の違いによって区別されているところでありますが、子供たちの生活づくりにかかわる点では児童館も学童クラブもその役割が重複していると考えますと、児童館事業の一領域として学童クラブ事業を位置づけることは合理性があるところであります。(「何が合理性だ」と呼ぶ者あり)東京都の児童福祉審議会の意見具申によりましても、こうした方向性が……
○議長(遠藤正之君) 静かにしてください。
◎市長(市川一男君) 打ち出されております。
そこで、今日まで果たしてきた学童クラブの機能、役割について十分配慮しながら、児童館の整備とともに児童館事業の一領域としてネットワーク化していきたいと考えているところであります。児童の健全な育成は行政の重要な課題であり、児童福祉の一環としても今後も児童館を整備していきたいと考えておりますが、同時に、児童館と学童クラブの関係等の整合性をとりつつ展開を図っていきたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと存じます。
なお、本件の取り扱いに関しましては大変御迷惑をおかけいたしましたが、議会におけるそれぞれの御判断を受けとめまして御提案申し上げ、御審議を賜りたいと存じますので、よろしくお願いを申し上げます。御迷惑をおかけいたしましたことを心からおわびを申し上げ、御可決を得ましたならば、条例の施行、学童クラブ事業を含む児童館事業の実施につきましては、円滑にこれを行ってまいるよう努力する所存であります。
次に、東村山市自転車放置防止に関する条例案について申し上げます。この条例の目的は、駅周辺道路等の自転車の放置を防止することにより、通行の障害を除去し、安全で住みよい生活環境の実現を推進していくものであります。本来、自転車は生活の足として利便性が高く、通勤通学、買い物等に利用され、1台1台をとらえてみれば場所もとらないものでありますが、駅周辺等に大量集積されるところに放置自転車の問題が発生するわけであります。市では、無料駐車場が20カ所、有料自転車場2カ所を設置し場の提供に努めておりますが、特に乗降客が多い駅周辺にあっては放置自転車が多くなっているのが現状であります。
今回の条例化は、市長の責務とあわせ、自転車等利用者、鉄道事業者、大規模店舗等の施設設置者、自転車小売業者等の責務を明らかにし、この問題について関係者が一体となって努力していく姿勢をあらわしたこと、自転車等の放置状況及び駐車場の整備状況を勘案して、放置禁止区域の指定をすることができる旨を明らかにしたこと、また撤去及び保管に要した費用の一部を徴収することができることとしたこと等が主な内容であります。条例化によって即放置自転車が一掃されることは考えておりませんが、これを契機に、段階的に放置自転車等が減少していくことを強く期待するものであります。
次に、平成元年度の各会計決算について申し上げます。
元年度を振り返ってみますと、国におきましては、急速に進展する高齢化や国際社会における責任の増大など、今後の社会経済情勢の変化に対し財政の対応力を回復することが引き続き緊要な課題であるとしました。さらには、税制改革を円滑に実施するためにも、行政改革を引き続き推進し、特例公債依存体質からの脱却及び公債依存度の引き下げという努力目標を持って予算を編成されました。
一方、東京都におきましては、都税収入は堅調な伸びを見込まれているとしながらも、税制改革の影響もあり、都を取り巻く情勢は予断を許さないとし、予算編成がされたわけであります。
こうした国、都の状況に加え、税制改革による所得税、住民税の減税を初め、従来の間接税にかえて消費税の創設等により財源構成に大きな変化がありました。また、暫定措置となっていました国庫補助負担率削減は、一部復元したものの、経常経費系統の恒久化、投資的経費系統はさらに2年間継続されるなど厳しい年でありました。
当市におきましては、これらを十分しんしゃくしながら財政健全化への努力と実施計画事業の推進を図り、着実かつ継続的に市民生活の維持、向上を期することを基本方針として予算を編成してきたところであります。特に、元年度は普通交付税の当初算定において調整不交付となる劇的変化がありましたが、幸いにして、第2次実施計画で予定しておりました各事業につきましては、南台小学校外構工事等一部の事業を次年度へ繰越明許をいたしたけれども、着実に実施することができました。また、運動公園の市民プール改築工事等の計画外事業も加えて実施できたところであります。
元年度の一般会計決算額は、歳入 294億 9,583万 9,603円、歳出 289億 9,210万 7,670円で、差し引き5億 373万 1,933円であります。これより、明許繰越費繰越財源2億 574万 4,000円を除いた2億 9,798万 7,933円が実質収支で、このうちの2分の1相当の、1億 4,900万円を財政調整基金に積み立て、残りの1億 4,898万 7,933円を翌年度へ繰り越し、本年9月定例市議会で予算の御承認を賜ったところであります。
経常収支比率は81.5%で、前年度より 1.4ポイント下がり、公債費比率は前年度より 1.6%下がり12.7%となりました。このように経営指数はおかげさまである一定の改善が図られ健全化へ向かってきておりますが、26市平均と比較してみますとまだ大きな開きがあり、今後もさらに堅実な財政運営に向け努力していかなければならないと考えております。引き続きまして議員各位の御指導と御協力を賜りますようお願いを申し上げます。なお、詳細につきましては御提案の際申し上げたいと存じます。
次に、国民健康保険事業特別会計決算であります。本会計は当初予算編成時点において3億 4,727万 9,000円の歳入不足額が見込まれ10.75 カ月の圧縮予算で事業スタートをしたもので、歳入不足をいかに解消していくか課題を負った事業開始でありました。幸いにも、国保税の調定額、財政調整交付金、東京都の補助金が予想を上回ったこと、そして昭和63年度の余剰金の歳入増、反面、歳出の主要な部分である医療費の伸びが予想を下回ったことにより、結果として、歳入総額55億 913万 7,000円、歳出総額52億 2,077万 4,000円となり、収入差し引きとして2億 8,836万 3,000円の残額が生じたところであります。なお、残額につきましては、東村山市国民健康保険事業運営基金条例により、2億円を基金に積み立て、 8,836万 3,000円を平成2年度事業へ繰り越しさせていただきました。
御案内のとおり、医療費は年々増高を続け、厚生省の発表によりますと昭和63年度の国民医療費は18兆 7,554億円に達し、ここ数年、毎年1兆円規模で増加を続けていると言われております。東村山市国保事業の状況も相変わらず厳しいものがあり、一般会計の繰り出しを初め負担と給付の公平について今後も検討を行っていく必要があろうかと存じます。
次に、老人保健医療特別会計決算につきましては、先般、平成2年度老人保健医療特別会計補正予算第1号として地方自治法第 179条第1項に基づき専決処分を行い、本年6月定例市議会において御報告を申し上げ御承認をいただいた経過のとおり、元年度実質収支不足額 527万 3,000円を平成2年度予算から繰り上げ充用してきたところであります。
御参考までに、老人保健法による特別会計を設置して以来、老人医療費、また受給者等は年々増大しておりますが、平成元年度総医療費決算ベースでは前年比 10.57%の増となっております。制度上、繰り上げ充用をせざるを得なかった不正常さはありましたが、おかげさまで受給者等に御不便をかけることなく対応することができたところであります。
次に、下水道事業特別会計につきましては前年度に引き続き積極的に下水道整備事業促進に努めてまいりました。元年度は北山第1号幹線、本町第1号及び本町第2号幹線の整備を行い、枝線管渠の整備については本町処理分区を中心に廻田処理分区、野口処理分区及び小平処理分区の面整備を施行いたしました。元年度末における下水道整備状況としては、計画面積 1,602ヘクタールのうち 1,021ヘクタールが整備済みとなり、整備率63.7%、また処理区内の人口に対する普及率は73.6%に達したところであります。
次に、受託水道事業特別会計でありますが、御承知のとおり、ほぼ 100%の普及率に達しておりまして、市民の生命と健康の保持に欠くことのできない水の安定供給を基本とし、給水管、配水管の整備、拡充並びに配水場のポンプの改造等を行ってまいりました。決算内容といたしましては、維持管理費に要した経費が中心でありまして、委託契約第3条の規定により収支同額の決算となっております。
次に、平成3年度の予算編成について申し上げます。去る10月30日、私は平成3年度予算編成方針について理事者及び部課長に示達をいたしました。御承知のとおり、今日、社会情勢は高齢化、国際化への進展、環境問題等々多様に変化しており、また当市の歩みにおいて基盤づくりの時代から町づくりの時代へと質的転換が求められていると考えております。したがいまして、これらの課題に対応していくとともに、より一層都市機能整備に向けて中長期的視点に立って施策を展開していくことが必要と思われ、現在策定中の総合計画後期5カ年の施策の大綱及び第3次実施計画にその考えを盛り込むべく検討しているところであります。平成3年度はこの後期計画の初年度に当たりますので、予算編成の基本方針は、第1に投資余力の確保に努め後期計画初年度としての取り組みを行うこと、そして第2に行財政運営の一層堅実、健全化を進めることといたしました。
予算編成に関連を持つ国、都予算の内容、経済情勢の推移への見込みや税制改正その他それぞれの制度変更、なかんずく地方財政計画等につきましては現在の段階では不明確な点が多いところでありますが、これらの動向の把握に努め、また当市の財政事情の推移を把握する中で、平成2年度の予算編成において抑制的予算から積極対応予算への性格づけしたそのトレンドも吟味しながら、的確な予算を編成してまいりたいと考えております。
次に、後期計画の策定状況について申し上げます。本計画の策定作業につきましては庁内調整、総合計画審議会の御協力を得ながら進めているところでありますが、11月初め後期5カ年の施策の大綱の素案を審議会に提出し御審議をいただいているところであります。先ほども申し上げましたとおり、これからの5カ年間は本市の歩みの中で大きな意味を持つ期間であると考えられます。当市は戦後、東京の近郊住宅都市として発展してまいりましたが、人口急増期、日本経済の伸長、東京圏の拡大、土地、住宅情勢の変遷、あるいは市自身の財政事情等さまざまな状況を経てきた中で、これからの市の努力の方向を考えますと、政策の成熟の度を高め、あるいは発想の転換、展開を必要とする時期に立っていると思われます。
また、現象面としても、本市の中で大きな位置を占めております都営住宅や公団住宅が建てかえの時期になっておりますが、単に住宅の建てかえということでなく、市全体の町づくりの一環として位置づけて考えなければならない問題であります。また、総じて築いてまいりました福祉的町づくりとあわせて、より良好な住宅都市を形づくる街路の整備や町の中心核整備の必要性も大きな課題となっております。周辺市と比しまして立ちおくれているこれらの取り組みを含め、町としての骨格の整備、各分野におけるソフトの充実を図っていくその方向性を示すのが後期計画の重要な役割であると申せます。
これらの考えのもと、今回の計画素案では、後期計画として前期からの流れを受け、総合計画の一貫性を保ちつつ、少し視野を広げた中に位置づけ、将来都市像を具体化していこうとするものにしております。
計画案としては2つの特徴が挙げられます。1つは、施策の体系をこれからの市の進むべき方向がわかりやすくなるように整理し方向性を出したことであります。2つは、将来都市像の実現に向けて具体的実績を上げ得るよう施策遂行を索引していく、「東村山らしさと都市機能を創造する4つのプラン」を設定していることであります。4つのプランは重点的に取り組むべき課題の明示ともなるもので、都市核の基盤整備を進める「東村山駅周辺及び街路の整備」、市役所を中心に市の中心部を整備していく「市センター地区の整備」、緑と歴史、産業等の地域性を生かして東村山らしい特性をつくり出す「文化ともりのネットワーク形成」、そして高齢者在宅福祉を中心に地域で支え合う地域保健福祉の仕組みを整備し優しさのある町を実現していこうとする「地域保健福祉の総合的な展開」を考えております。いずれも、将来の発展を展望しながらこの後期において基礎づくりをしていくというものであります。後期5カ年の施策の大綱素案の内容につきましては、おおよそ今月中には固めていくことができようかと考えております。
次いで、第3次実施計画部分に入るわけでありますが、これは平成3年度予算との関係もありまして、予算編成作業と並行作業して進めていく予定であります。後期計画の策定に関し、議員各位におかれましても一層の御指導、御助言を賜りますよう心からお願いを申し上げます。
次に、組織、定数の見直しについて申し上げます。現在の当市の組織は、基本的には昭和61年10月に定めたものに若干の手直しを行ってきたものによっております。しかし、その後の社会情勢の変化、行政における業務の変化、また後期計画策定において見込まれる諸課題への対応を考慮した場合、一定の見直し、再構築が必要とされる時点にあると考えてまいりました。そこで、先般、組織改正の素案を庁内に示し検討しておりまして、可能な限り平成3年度からの行政運営体制として整えていくよう努力する所存であります。また、職員定数についても一定の見直しを行っていくこととしております。
基本的には、抑制を原則とする中で、簡素、効率的かつ総合性のあるものとしてつくっていきたいと考えておりますが、反面、諸課題に対応していくためには強化、充実を図るべき部分もあり、これら総体の問題であります。いずれ、成案の際は御審議を賜りたいと存じますので、よろしく御理解のほどお願い申し上げます。
次に、10月1日に全国一斉に実施されました国勢調査について御報告を申し上げたいと存じます。市内を 903の調査区に区分し、調査員 900名、指導員92名の御協力を得まして、おかげさまで調査を終了し、関係書類を東京都に提出するところであります。今年は10年ごとに行われる大規模調査として22項目について調査が行われ、また国際連合が提唱する「世界人口・住宅センサス」の一環として行われた年でありました。この集計結果は、要計表によります速報人口は今年の12月に公表されますが、正式には平成3年11月末ごろまでに「人口に関する基本的な結果」として公表されることになっております。今後、さらに各種の結果が逐次公表されてまいりますが、このように無事今回の調査が終了いたしましたのも、ひとえに調査員、指導員を初め市民の方々の御協力があったればこそと、心より感謝を申し上げる次第であります。
次に、東村山市立中央公民館開設10周年について申し上げます。第1回市民文化祭が開催されましたのは昭和49年11月でありました。この第1回文化祭が契機となり公民館設置の要望が高まり、東村山中央公民館が昭和54年2月に着工し55年6月に開館したものでありますが、本年6月で満10周年を迎えました。開館以来の利用者数は約 193万人となっており、このように多くの市民に利用されていることは、建設に当たって市議会の御理解、御協力はもとより、市民1人1人がみずから自発的に学ぶということの強いあらわれと受けとめているところであります。10年という節目に当たり去る11月24日、「東村山市立中央公民館開館10周年記念コンサート清水和音N響メンバーとともに」を開催しましたところ、約 1,000名の応募があり、ホール満席の市民とともに、改めて芸術、文化に対する市民の要求と理解の深さに感銘を受けました。
既に仮称富士見文化センター及び仮称廻田文化センターが着工されており、順次、第4館目、第5館目の公民館が開館の予定で、施設整備が進むところであります。また、7月には「生涯学習の振興のための施策の推進体制等の整備に関する法律」が施行され、これらのことは、生涯を通じみずからが学んでいこうという、いわゆる生涯学習の大切さを行政としても真剣に受けとめ、さらに対応を深めていかなければならないと、中央公民館開館10周年を機に感じたところであります。
最後になりましたが、先般の秋の叙勲、褒章においてさまざまな分野で努力を積み重ね活躍されてこられた東村山市民10名の方々が受章の栄に輝きました。特に、地方自治の発展に貢献されてきました前東村山市議会議員、根建秀義氏が受章されたことは御承知のことと存じます。市にとっても大変名誉なことであり、心よりお祝いを申し上げます。
以上、当面する問題の何点かにつきまして所信の一端を述べてまいりました。限られた会議とは存じますが、御提案申し上げる諸案件について十分御審議を賜りまして速やかに御可決賜りますようお願いを申し上げ、私の発言を終わります。
○議長(遠藤正之君) 以上をもって所信表明を終わります。
次に進みます。
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△日程第1 陳情の取り下げについて(2陳情第11号)
○議長(遠藤正之君) 日程第1、陳情の取り下げについてを議題といたします。
民生産業委員会に付託されておりました2陳情第11号、身体障害者手帳受給者の軽自動車税にかかる減免措置に関する陳情については、陳情人より取り下げたいとの申し出がありました。
本陳情の取り下げを承認することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(遠藤正之君) 御異議なしと認めます。よって、陳情の取り下げについては承認されました。
次に進みます。
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△日程第2 請願等の委員会付託
○議長(遠藤正之君) 日程第2、請願等の委員会付託を行います。
2陳情第21号を民生産業委員会に、
2陳情第22号を文教委員会に、
2陳情第25号を建設水道委員会に、
2陳情第26号を総務委員会に、
それぞれ付託いたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(遠藤正之君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
以上で請願等の委員会付託を終わります。
次に進みます。
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〔「議長、動議」と呼ぶ者あり〕
○議長(遠藤正之君) 田中富造君。
◎25番(田中富造君) 議長からお許しをいただきましたので、議事進行についての動議を提出したいと思います。
日程第3の議案第51号、東村山市立児童館条例の全部を改正する条例につきましては、本日の議事日程から削除し、少なくとも追加議案とすべきことを提案いたします。
その理由といたしましては、本日上程されようとしておりますこの児童館条例の全部を改正する条例につきましては、児童館と学童クラブの一本化、児童館の日曜日の休館ということでさまざまな問題があり、関係団体、そして市民の方々と現在協議中であり、聞くところによりますと、12月6日には話し合いが持たれる予定であると、こういうことも聞き及んでいるところであります。それにもかかわらず、この市民との、市民の方々との約束をもほごにし、市民の方々に対しましては追加議案にさせていただくという約束をし、そして市議会議長あてにもこの当初議案とすることについては撤回する旨の文書が提出されております。さらに、民生産業委員会で現在審議中の、新設される児童館については日曜日開館してくださいとの陳情が現時点で結論が出ていない状況であります。これを無視して議会のルールを破ることは極めて遺憾なことであります。
したがいまして、この議案第51号につきましては本日の上程を撤回すべきであることを申し述べて、動議の提出といたします。(傍聴席にて拍手する者多数あり)
〔「賛成」と呼ぶ者あり〕
○議長(遠藤正之君) 傍聴席に申し上げます。賛否の表明は傍聴席ではできませんので、あらかじめお断りしておきます。
ただいま25番、田中富造君より、議案第51号を本日の議事日程より取り下げたいとの動議が提出され、所定の賛成者がありますので、本動議を直ちに議題といたします。
本動議のとおり決することに御異議ございませんか。
〔「異議あり」と呼ぶ者あり〕
○議長(遠藤正之君) 異議がありますので、挙手により採決いたします。
本動議に賛成の方の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
○議長(遠藤正之君) 挙手少数であります。よって、本動議は否決されました。
次に進みます。
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〔「議長、動議」と呼ぶ者あり〕
○議長(遠藤正之君) 田中富造君。
◎25番(田中富造君)
○議長(遠藤正之君) 休憩いたします。
午後2時17分休憩
午後4時53分開議
○議長(遠藤正之君) 再開いたします。
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○議長(遠藤正之君) お諮りいたします。
この際、会議時間を暫時延長いたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(遠藤正之君) 御異議なしと認めます。よって、会議時間は暫時延長されました。
休憩いたします。
午後4時53分休憩
午後11時50分開議
○議長(遠藤正之君) 再開いたします。
───────────────────◇───────────────────
○議長(遠藤正之君) 田中富造君。
◆25番(田中富造君) 先ほどの発言中、 に関する発言をいたしましたが、これに関する一切の私の発言を取り消しされることを望みます。
○議長(遠藤正之君) 先ほどの田中議員の発言中、 に関する一切の発言を取り消し願いたいとの申し出が本人からありました。
お諮りいたします。本人の申し出のとおり、これの一切を削除いたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(遠藤正之君)御異議なしと認めます。よって、本件はその発言に関する一切を削除することに決しました。
次に進みます。
───────────────────◇───────────────────
○議長(遠藤正之君) お諮りいたします。
明日、12月4日と12月5日は、議事の都合により、本会議は休会といたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(遠藤正之君) 御異議なしと認めます。よって、明日、12月4日と12月5日は、議事の都合により休会することに決しました。
次に進みます。
───────────────────◇───────────────────
○議長(遠藤正之君) 本日は以上で延会といたしたいと思いますが、これに賛成の方の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
○議長(遠藤正之君) 挙手全員でございます。よって、本日は以上で延会といたします。
午後11時51分延会
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