第2回 令和元年12月12日(議員報酬及び政務活動費に関する調査特別委員会)
更新日:2020年3月4日
議員報酬及び政務活動費に関する調査特別委員会記録(第2回)
1.日 時 令和元年12月12日(木) 午前10時2分~午前11時20分
1.場 所 東村山市役所第1委員会室
1.出席委員 ◎伊藤真一 ○佐藤まさたか 鈴木たつお 朝木直子
小林美緒 白石えつ子 横尾たかお 渡辺英子
山口みよ 土方桂 小町明夫 渡辺みのる各委員
熊木敏己議長
1.欠席委員 なし
1.出席説明員 湯浅﨑高志議会事務局次長 萩原利幸議会事務局次長補佐
1.事務局員 南部和彦局長 名倉純子主任 宮島龍太主事
1.議 題 1.調査事項「議員報酬及び政務活動費について」
午前10時2分開会
◎伊藤委員長 ただいまより、議員報酬及び政務活動費に関する調査特別委員会を開会いたします。
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〔議題1〕調査事項「議員報酬及び政務活動費について」
◎伊藤委員長 調査事項「議員報酬及び政務活動費について」を議題といたします。
本委員会では、議員報酬及び政務活動費の現状について、さまざまな角度から検討し、あわせてその適正性についても調査してまいります。
ここで議長より、本特別委員会の設置の目的及び意義について御発言をお願いいたします。
○熊木議長 改めて意義ということでございましたので、もう一度話をさせていただきます。
この議員報酬及び政務活動費に関する調査特別委員会につきましては、目的を、東村山市議会における議員報酬及び、そのままなんですが、政務活動費の現状について、さまざまな角度から検討し、その適正性について調査すると、議会初日の議案の提案として説明いたしましたが、改めて、再度確認をさせていただきたいと思います。
この委員会は、調査検討を目的としております。その結果、報酬について減額、増額もしくは現状維持が適正と御判断されればそのように、政務活動費につきましても、運用範囲や金額についてここで御判断いただければ、そのように進めさせていただきたく考えています。
今後の日程につきましても委員会に委ねてまいりますが、公的な委員会ですので、議長としては、他の委員会に重ならない限り、また資料等が手元に手配できる限り、また間があいてしまって前の委員会で何を言ったかわからないようなことにならない限り、限りというか、忘れないためにも、集中審議をしていただきたく考えております。
また、公務の取り扱いということで、現状、今、議長、副議長の中でも欠席届等を考えているんですが、その公務とは何ぞやというのも、ここでもし時間があって話ができれば、そのあたりにも触れていただければありがたいなと思っております。
議員報酬及び費用弁償に関する条例の第1条には、議員の報酬が定められています。その金額がどのような考えに基づくものかというのは、私は承知しておりません。報酬については十五、六年前に、あと定数と加算分については10年ほど前に、皆さん、そのときの議員が議論されていたようですが、定数と報酬につきましては、市民から問われたときに全ての議員が答えられるようにすることが必要であろうと。また、新しい議員もことしの選挙でふえた中で、現職の議員の責任の中で検討が必要と考えて、この委員会を設置させていただいたところでございます。
どうぞよろしくお願いいたします。
◎伊藤委員長 ありがとうございました。
なお、議長におかれましてはここで退席されます。
休憩します。
午前10時6分休憩
午前10時6分再開
◎伊藤委員長 再開します。
ただいま議長から御説明いただきましたように、当特別委員会の設置目的は、東村山市議会における議員報酬と政務活動費の適正性について、さまざまな角度から調査することでございます。言うまでもなく、我々議員の報酬も市の予算の一部であり、その適正性や妥当性について求められた場合、市民やこれから市議会議員を目指す人たちのために、私たちは誠意を持って説明する責任を負っていると考えます。
これまでは残念ながら、そのような調査は、長期にわたり全くやってこなかったのであります。これからの調査あるいは議論にあっては、その点においては認識を共有していただき、議事進行に御協力くださいますようよろしくお願いいたします。
それでは、ここで、議員報酬及び政務活動費の現状に対する委員各位の現時点での率直なお考えについて、簡潔に述べていただければと思います。各会派からまずお一人、どなたからでも結構ですので、御意見をお願いいたします。
御意見ございませんか。
○小町委員 自民党として私のほうから話させてもらいますが、議員報酬に関しては、今回委員になっているのが私と土方委員と小林委員、3人ですが、私と土方委員が議員になったのが8年前でございますが、そのなったときから既にもう、全く報酬に関しては一切触れないような感じの部分もあったり、あえて触れなかったりということもあって、そういうもんだというふうに思ってやっていましたので、ぜひ一度、こういう機会が設けられたのは意義あることだなと思っておりますので、先ほど議長からお話ありましたように、減額とか増額とか現状維持とか、そういうことも関係なく、しっかり皆さんで意義ある話し合いができればいいかなと思っております。
政務活動費については、いろいろと各議会で問題になったりしたこともあって、我が市議会においては厳密な使用用途が決まっていますので、そういうことは起きていませんけれども、その使い道だとか金額だとかについても、まずは議員報酬のことをやった後に、ぜひ皆さんで協議していきたいと思っております。
◎伊藤委員長 ほかに御意見ございませんか。
○渡辺(英)委員 公明党を代表して意見を申し上げます。
議員報酬及び政務活動費についてということで、現状の状況についてということなんですけれども、これまでの議会のあり方から比べて、30年後に人口が半減する時代の議決をしていく議会、議員として、どのような適正性が必要なのか。また、現状の業務量がこれまでと比べてどのように変遷してきているのか。また、議会には多様性を求められるという意見がよく出てきますけれども、多様性を担保するに当たって、例えば資産があるとか、ほかに生業をお持ちだとかという、そういう条件が必要でない報酬が担保されるべきであろうと私は考えています。
最近、20代、30代の方といろいろざっくばらんにお話しする機会があるんですけれども、これまで私がお話をしていた割と高齢の方からいただく、議員はいっぱいお金をもらっているんだろうという御意見とはかなり変わってきているなと。しっかりした報酬をもらって、きちんとした仕事をしていってほしいという御意見を、若い方からいただくことがふえてきているように感じております。
進め方についてはまた後ほど。
◎伊藤委員長 ほかに御意見ございませんか。
○佐藤委員 つなごう!立憲・ネットで、今回、白石、佐藤で委員にならせていただきましたので、よろしくお願いします。
私が入ったときが平成15年で、そのときの報酬から翌年1,000円、たしか月額が下がって、それと平成22年に例の役職加算、期末手当のときに1.2倍していたやつをやめるという判断をしたと。報酬に関してはこの2点だと思うので、私はそのいずれも経験というか、最初のところはほとんど議論されたこと自体、覚えていないですけれども、役職加算の議論については積極的にした側だったので、よく覚えています。結果として、今、僕らの報酬があるということで、それが高いとか安いとかいう議論は、意見もいっぱいあると思いますし、ただ、ずっと議論されてきていないという現状は、私もそれは好ましくないと思っていました。
なので、もう一つは、議会報告会とかをここで5年半開催してきて、やはり報酬と定数というのは、いい悪いは別にして、市民の議会に対する最大関心事の一つであるということは言をまたないと思います。高過ぎると言われることもあるし、まあこれでいいのかという人もいらっしゃいますけれども、そういう点でいうと、この話は、議長の提起でスタートいたしますけれども、市民に見える形で議論するということは、とても大事なことだというふうに思います。
なので、ずっとありますけれども、結論先にありきじゃなくて、我々の報酬というのは一体何によって成り立っているのかということを、もちろん考え方や、いろいろ違うと思いますけれども、その考え方の違いを出して、幾らが適切か、適正、妥当かということを、どこに落ちつくかわかりませんけれども、そういうことをみんなで議論をして、一定の合意というか、議会としての見解を持つということはとても大事なことだというふうに思いますので、この設置についても、会派の代表者会議で議論を何度かされましたが、積極的に私は設置をするということで、賛成をしてきた側です。なので、そういうスタンスで臨みたいというふうに思っています。
政務活動費については月額1万2,500円と。これについてもさまざま議論がありますが、というのは、表では議論していないんですよね。いろいろな声がありますが、議論はしてきていないので、この際議論をするということで、ぜひ、おのおのの考え方をただぶつけ合うというものではなくて、なぜそういう金額なのかとか、何のために使っているのかということを議会の中でつまびらかにしていくということも含めて、見える化を図るという機会として受けとめていますので、積極的にこの議論に参加をしていきたいというふうに思います。
◎伊藤委員長 まだ発言されていない会派の方、いかがでしょうか。
○鈴木委員 まず、恐らくこの委員のメンバーの中で私が一番、この間まで市民だったので、非常にその感覚で言いますと、まず議員の報酬の実態が今までよくわからなかったというのが私の正直な感想です。まず、私もこの間まで民間企業で働いていたものですから、やはりその考え方として、ワーク・フォー・ペイというように、職務と責務というのが対価であるという考え方が非常に私の中では根づいております。
議員になる前に1つだけ勉強させていただいたのは二元代表制ということでありまして、これは、議場内で行政側と我々議員側というものが分かれて議論するわけなんですけれども、恐らくあそこの議場内にいる人々の間の責務というのは同じだというふうに私は信じていますし、ですから、あそこの議場内での報酬にもし、私はわからないんですけれども、差があるのであれば、それは是正すべきなんだろうなというふうに考えておりまして、仮に行政官よりも我々が高い報酬なのであれば、これは下げるべきだというふうに思っておりますし、またその逆なのであれば、どのくらいその差があるのかというものをしっかりと、私は冒頭申したとおり、わからないところが多いので、こういった委員会を通じて実態が明らかになってくればいいかなというふうに思っています。
それと、私もなったばかりとはいえ、恐らく将来の重要な人材をどのように集めてくるか。やはり人材というのは、わかりやすく言えば、もう対価だと思っています。俗に言う一流企業、一流企業の定義は置いておいて、一流企業が一流の人材が集まるというのは、わかりやすく言えば報酬がよいから、条件がよいから。例えば、この東村山市議会議員の質を高めていきたいというのであれば、やはりそれなりの報酬というものは必要なんだろうというふうに思っています。
ただ、この基準が、何度も申しますけれども、私は議員になりたてなので、全く状況がわからないので、ぜひこの委員会を通じて、再三申したとおり明らかにしていただいて、その中で、将来の議員のために有効な方向性が決められればいいかなというふうに思っております。
◎伊藤委員長 共産党さんはいかがですか。
○渡辺(み)委員 当市の議員報酬ということではありませんけれども、我々共産党としては、地方議員、国会議員、都議会議員、全て含めてですけれども、必要生活費と、やはり議員活動を保障する対価であるべきという考え方は持っております。
地方によっては、議員報酬だけでは生活できないというような自治体もあるように伺ってはおりますけれども、では我が市がどうかというと、不足をしているわけでは正直ありませんし、余っているというわけでも、現状、私たちとしてはそこまで考えているわけではありませんので、現状、当市の報酬がどうなんだというところを共産党として今議論しているということは正直ありませんので、委員会を設置しようという話になったとき、今は要らないんじゃないかというお話をさせていただいたのは、そういうところもあるので。
今、東村山の議員報酬並びに政務活動費に課題があるのかというところは、私たちは現状考えていないというところですね。市民から、先ほどあったように、高過ぎるだとか安過ぎるだとかという話は伺うところではありますけれども、それが大きいかというと、そこまで大きくはないということもあります。議会に直接そういう意見があるというわけでも、私たちはそういうふうには感じておりませんので、今、現状、当市の報酬であったり政務活動費に課題があるというふうには考えていないところであります。
◎伊藤委員長 朝木委員さんはいかがですか。
○朝木委員 私は、この議員報酬及び政務活動費に関する調査特別委員会の設置に当たって、形式的には、今皆さんがおっしゃった、何か調査をして市民に説明ができるようにしたいということをおっしゃるけれども、ただ、私の耳に日常的に入ってきた話では、やはり本音は議員報酬を上げたい、あるいは政務活動費を上げたいということは、私はね、個人的にはそういうことなのかなと漠然と感じております。
まず、議員報酬についてですけれども、さっき鈴木委員から、行政の職員との関係で比較してどうかというふうなお話がありましたけれども、それは恐らく法的な位置づけとして、それは違うというふうに思います。
これはちょっと古いんですけれども、自治省からの通知を見てもそうですし、それから今までの判例を見てもそうですけれども、一般職の職員の給与改定に伴って、特別職の報酬を上げたり下げたりするというのとは違う。それから、法的な位置づけでは生活給ではない、一応ですね。今、共産党のほうから意見があったように、現状、生活給に実態としてはなっているかなとも思うんですけれども、法的位置づけとしては生活給ではなくて、あくまでも役務の対価としてという、だから報酬なわけですね、給与ではなくて。ですので、そこの辺を分けて考えなければいけないということ。
それから、私きのう、この数日、この委員会があるというので、ちょっとざっといろいろ調べました。葉山だったかな、どこかで、野洲とかいうところで、議員報酬のあり方を、何か調査をして報告書みたいのを書いているのを見たので、こういうことをやりたいのかなとは思ったりはしています。
ただ、もうちょっと、市会議員というのは、国会議員と都会議員よりも一番市民と近い、もう隣り合わせでいるところでいうと、やはり議員報酬というのは全額市民税でありますから、やはり市民の所得は勘案しなければ、絶対的にそこは常に考慮していかなければ、検討の中の要素としては考慮するべきだというふうに思っています。そういうところからいうと、議員報酬を今、下げることはあっても、これ以上上げるということは、これは市民感情としては、私はあり得ないというふうに思います。
さっき、報酬とか給与というのは、欲しいと思えば幾らあっても足りないと思います。もっと欲しいという人は幾らでも欲しいんだと思うけれども、でも今の現状で十分、生活が苦しいかというと、それは十分な生活が、市民と比べて十分な生活ができる給与をもらっているということ。
それから、ちょっと長くなって悪いんだけれども、あと、やはり何よりも議員というのは4年任期ですよね。4年任期、そこが絶対的に違う。4年任期であって、それから非常勤です。というところで、普通の給与という考え方と同等に考えるということは違うと思います。言ってみると、行政視察なんかもそうですけれども、私たちは4年任期ですから。それは私なんかはずっと居座って長くいるけれども、でもやはりこれは新人、ことし入った鈴木さんと同じスタートは、毎年、4年で、同じようにやっていくわけですから、そこはちょっと考え方が、私はちょっと皆さんと違うところはあるのかなと思います。
◎伊藤委員長 一応各会派からそれぞれ御意見をまずはお話しいただきましたけれども、ただいまいただいた御意見に対するまた御意見であったり、また、ただいま発言なさらなかった方からも、また別の角度でお話がございましたらお聞かせいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○鈴木委員 朝木委員がおっしゃっていたことで、1点だけ、多分私の言い方が悪かったので誤解された可能性があるので、ちょっと言い直しをさせていただきたいんですけれども、私が二元代表制の中で、さも行政側とのつり合いをとるような発言と思われたのであれば、それは違うということをこの場で主張させていただきたいんですけれども、私が冒頭申し上げたのは、責務と職務が対価であるということをおっしゃって、ここが大事ですと。あくまでも、行政側のものというのは参考値になるということを言いたかっただけであって、必ずしも行政側と合わせることが重要なのであるということを主張したわけではありません。そこだけはちょっとつけ加えさせていただきます。
◎伊藤委員長 ほかにございますか。
○佐藤委員 すみません、さっきちょっと言い忘れたんですけれども、この議論というのは、私は、結論がどうなろうが、どうしようが、議会として定期的に行うということが大事じゃないかなというのを1つ加えたいなと思います。
つまり、今回、ずっと長く手がつけられなかったので議論すべきだという話が議長からあって、こういう形になりました。今後のことを今話するのは、立ち上がったばかりでおかしいとは思うんだけれども、私、これが立ち上がってすぐ思ったのは、例えば4年ごとに、我々の今の報酬とかがどうなのかということは、朝木さんがおっしゃったように、4年ごとにメンバーもかわっていくので、そこの中で客観的ないろいろな材料を持ってきてどうかということを、ちょっと言葉はおかしいけれども、議長からきょうも諮問されたわけじゃなくて、特別委員会の設置ではあるんだけれども、やはり議会として定期的に議論をして、こうですということを市民に、つまり僕が一番言いたいのは、市民にわかる形でこういうことですということを、それは、それを受けていろいろな御意見が出ると思うけれども、当然プロセスにおいても市民の意見をいただくということも含めて、こういう議論というのは、ずっとしないでおいて何かぽんと出してくると、何か意図があるんだろうという話になりかねない話だとも思うんですね。
だから余計に、これは定期的に、どれぐらいのスパンがいいかわかりませんけれども、誰であろうが、その時々がどういう情勢であろうが、その時々の社会情勢や市民の感情とかいうことを踏まえて議論するということがあるといいなというのは、今それを決めるとかじゃなくて、私とすると、この設置に当たってそういう類いの話ではないかなというふうに思いますので、ちょっと一言加えておきます。
○渡辺(英)委員 先ほど、進め方については次のタームかなと思ったので申し上げなかったんですけれども、このお話があったときに、私はもう最初に、4年に一度やるべきであろうということは主張しておりました。私たち議員が、4年間という仕事を市民の方から与えられて仕事をしていくというのは、もちろん非常に重要な区切りでもありますし、そしてその後、また議員になる人たちを糾合していくということも必要なところであるかなと思います。
私たち、今、現職の自分たちとして必要なところでもあるということで、持続可能性を担保していくために、やはりそのときの、先ほど佐藤委員がおっしゃったような、社会情勢ですとか市民感情ですとか市の財政の状況ですとかということをきちんと調査して、結論を出していくということは必要であろうと。
それで、第1回目になりますので、この調査の内容ということを今回きちんと皆さんで議論して、それを1つのパターンにしていったらいかがかなと考えております。やはり、改選したその年に必ず設置していくということを定例化していったらどうかなと考えております。佐藤委員のお考えに全面的に賛成です。
◎伊藤委員長 長期的には、これを1回限りのことにすることではなく、例えば改選期ごとにこういう議論があってもいいんではないかというお声だったと思いますが、例えば、こういうことに対しての、また違う御意見があればお聞かせいただければと思いますが、いかがでしょうか。
○朝木委員 皆さんの御意見も一定伺いたいところもあるんですけれども、まずその定期的にやるという意味では、さっき鈴木委員なんかは、今新人で、議員の仕事もまだ1年もされていない中ですよね。私は必要があるときにやればいいと思っているけれども、仮に定期的にやるとしても、改選後すぐというのはおかしいと思うんですよね。
もし議員報酬、私は上げるべきではないという立場にいますけれども、仮に上げるという、これじゃ議員報酬が適正ではないから上げるべきだという結論を仮にこの委員会で出すとしても、それは自分たちの改選の後、次の期に、反映するのはやはり次だと思います。
なぜかというと、私たちは選挙に出るときに、報酬というのはわかっていて皆さん、私も含めてだけれども、手を挙げている。契約とは言わないけれども、報酬がわかった上で、市民に市会議員をやらせてくださいといって選挙に出たわけですから、それを改選後すぐに、報酬が少ないよね、多いよねとかいう話をするのは余り、どうなのかなという感じがしますので。
何で改選して、私は1年、反対した理由の一つでもあるんだけれども、何で選挙が終わってすぐにこんな話をするのかなというのは非常に疑問で、むしろ改選後に、もし報酬が少ないと思われている方がいるにしても、少なくとも、じゃあ改選後に、改選後の議員のために適正な報酬額に変えようよというのであれば、まだわかるんだけれども、なぜこの時期にと。私は反対した立場だから、代表者会議でお決めになったようだから、何でこの時期にというのがさっぱりわからない。
そこのところをちょっと決めた方にお聞きをしたいのと、それから、定期的にと言うけれども、改選直後にやるというのはちょっとおかしくないですか。その2点は言っておきたいと思います。
○鈴木委員 私も朝木委員がおっしゃっていることは非常にわかります。なので、私がここに今なぜ参加しているのかというのは、将来の議員のために今話し合いましょうというふうに理解していて、それをいつ実施するのかというのは、まだ何もそんなことは話されていないわけであって、まずは将来のために話しましょうということであれば、朝木委員もここにいる皆さんも、恐らく同じ方向性を向いているんじゃないのかなというふうに、私は今改めて理解しました。
○佐藤委員 そこは私も全くそうです。なので、この期に上げるために、選挙が終わったからやったみたいなことは、そんなことで議論にたえ得ると思っていないので、だから、余り拙速な出し方は、逆に言うとできないなと思うのです。
なので次の、今、鈴木さんがおっしゃったように、今後のことということもあるし、それは、この委員会で結論を出したことを議会に、議長に答えるというよりは、一定程度の方針が決まったらその段階でこの委員会は終わるので、その後のことはその後のことで議論するということだと思います。だって、どうなのかと言っているんだから、先ほど議長からあったように適正、今の現状なのか、上げるのか下げるのか。
私がさっき言ったのは、定期的にというのは、下げるということが求められるときもあるだろうし、上げるべきだという結論が求められるときもあるだろうと。それは、だから都度都度、何かあったからぽっとやるのではなくて、定期的にやったほうが私はいいと思いますというふうに言ったことで、おっしゃるように、実施時期まで考えて言っているわけでは全くないので、朝木さんがおっしゃるように、何だと、選挙が終わったらそういう話かという話は、俗に、よくある話だし、逆に市民に見えないというか、余り市民に知らされない形でいつの間にか報酬が上がるみたいなことは、決してあってはならないと思うので、こういうオープンな議論というのはとても大事だということを申し上げたつもりです。
○渡辺(英)委員 私が改選後すぐと申し上げたのは、この調査自体がどれぐらいかかるかまだ全然わからないですよね。特に今回第1回目ということで、非常にしっかりと議論をして、その調査の内容ですとか、調査する項目ですとか、そういうことも固めていかなければいけないので、どれくらいかかるかわからないということから、私たちが現役のときにそれが、結論が出るかどうかもはっきりしていないですが、次の期の議員になりたいという方をつくっていくという意味では、私はこの時期から始めるということが必要十分条件であろうと考えております。
◎伊藤委員長 ほかに御意見ございませんか。
○小町委員 改選ごとにやるとかという話が先ほどあって、その話になっているけれども、まずは、冒頭、議長からもお話があったように、議員報酬や政務活動費の現状について、しっかり調査して検討することが大前提であって、結論ありきでこの委員会を設けているわけじゃないわけですよ。まず、今この議員報酬と政務活動費のことをしっかりと皆さんで議論をして、結果として結論は出るんだろうけれども、その後に改選期ごとにやるという話をしてもいいわけであって、入り口で、改選期ごとにやるとかやらないとかいうところで、もめるべきではないと思いますよ。そこだけは皆さんと共有したいなと思うんですが、いかがですか。
◎伊藤委員長 今の小町委員の御発言に対して、御意見があればお聞かせいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○佐藤委員 私も切り出した責任があるので、ごめんなさい。ただ、そういうふうに考えていますだけで申し上げたので、そこから話が流れましてこうなりましたけれども、小町委員のおっしゃっているとおりなので、本来の目的で定められたことをきちんとやるということだと思います。
○横尾委員 今、小町委員から御発言あって、この会議の流れというか、これをきちっともとに戻していただけたのかなというふうに思います。やはり一回一回の会議を無駄にしたくないので、委員長におかれましてはどのように進めていくか、今後、きょうはちょっと1回目ということで、まず各会派からの意見ということで、御発言をしていただきたいという思いでやっていらっしゃるかと思いますけれども、今後この調査特別委員会、回数もそれなりにあると思いますので、きっちり一回一回の目的とか方向性、また最終的な、最後の時期も決定して、上での、会議にしていっていただければということを申し上げておきたいというふうに思います。
○小町委員 その上で、ぜひ委員長にお願いしたいのは、今、各会派から御意見もいただいたわけで、今後の進め方というのが重要になってくるのかなと思うので、ぜひそれは委員長だけでなく、正副委員長も含めて、御提示いただいてやっていただければ、なおありがたいと思うんですよね。
当然、定例会の中だけの1回ずつの委員会というわけではないと思うので、恐らく閉会中も数回ずつ、月に何回かとか行っていくはずですから、一回一回を、先ほど横尾委員がおっしゃったように無駄にしないためにも、その辺をしっかりと出していただくことが先決なのかなと思うんですが、いかがでございましょうか。
◎伊藤委員長 委員の皆さんからは、特にございますか。
○山口委員 調査をするのにどのぐらいかけるのか。調査の内容というのは、これは、議員報酬と政策活動費についてということでやる調査というのは、そんなに時間をかけてやることでもないんだろうと思うんですけれども、それに対して、毎回選挙ごとにこの会を開いて、それから月に何回も開くとか、何かそういった、そんなにいっぱい時間かけてやるものなのかなというのを思うんですが、その辺、どのくらいの時間をかけて、どういうふうに調査することを考えているのか、ちょっとお聞きしたいです。
○佐藤委員 今それに答えるものはすぐないんですけれども、逆に言うと、適正、妥当というのをどういうふうに自分自身説明しようとするのかということを、自分事で考えることだと思うんですよね。どこかで決まったものを、さっき議長がおっしゃったように、何でこの金額なんですかと、そうなっていますからとしか、今のところ答えようがないと。それでいいのかという問いかけをされているわけだから、それに必要な調査が何かということは、多分それぞれ考え方が違ったり、いろいろな発想があって、こういうことも比較したらいいんじゃないかとか、さっきは常勤の職員の話があったけれども、そうじゃないという話もあったりする。
だからそれぞれが、私はこういう資料があるといいと、なぜならばということを話して、まずはいろいろなデータとか、客観的ないろいろな数字を出しながら、その上で話をしていくということだと思います。そんなに時間をかけなくていいとか、何があるのかとかという話ではないと私は思うので、それは、それぞれがこういうことが必要だということを積極的に出してもらう場だと。そのために設置をされた以上は、そういう形でやっていくべきだと思いますけれども、どうですか。
○朝木委員 私は、議員報酬のまず適正額を調査するというふうなことをおっしゃるんだけれども、私はそれは、客観的な適正額はこうですという材料は、私はないと思っています。実際この葉山とか、私、幾つか調べた、野洲とか、いろいろなところで同じようなことをやっていて、年間に委員会と特別委員会と、打ち合わせと市のイベント出席と、市民との懇談とか、いろいろ羅列してあるわけですよ。
それを大体、時間数とか休日が何日とかいうことの計算して、このぐらい稼働していますよということを示した上で何か基準を、市長の報酬額にしていたか、ちょっと、結構、読みながら吹き出しちゃったりしていたんだけれども、に掛けて、これがうちの適正額みたいなものを出していたけれども、議員の役務というのはそういうことではないですよね。
どのくらいどこに出席したかとか、その時間数がどうとかいうことではなくて、議員に求められていることというのは、しっかり市の行政を監視して、しっかりした議決をするということが最大の私は役割だと思っているので、人によって、あの議員はよくやっているよねという、当然みんな主観が違うから、三十何人の中で1人に投票していくわけでしょう。
だからそこは、時間で計算してということも、ちょっとそこは、全く議員の本質的な役割とか市民が求めているとか、それから報酬の性質からしても、さっき言った常勤の役員みたいにタイムカードがある仕事ではないですよ、私たちは。だから、そこはちょっと、私はすごく違和感があるし、それはすごく言いわけ的というかね。
私ははっきり言って、議員報酬は高いと思っています。高いと思っている。それは、市民の平均所得からすれば高いと思っています。だから、それだけの市民の納得するような活動をしなければいけないなと思うけれども、ただ、その活動の仕方というのは人によって違うわけで、基本的には市民の民意をしっかりとつかんで、それを議決に反映するということが、ふだん議会がないときは、多分皆さんそれぞれのやり方で市民の民意を捉えながら、それを議決に反映していくということをされていると思うんですよね、つき合う支持層とか対象になる人は違うけれども。
だからそれを、何か適正額がこれだという、人によっては、こんな四十何万じゃやっていられないよというぐらい自分はやっていると自覚している人もいれば、いや、こんな仕事しかしていないのにこんなにもらっちゃっていいのかなと思っている人もいるし、それは、適正額をここで客観的に決めるということ自体が、私は不可能だと思っているんですよね。そこをどういうふうに考えて、この委員会を設置して調査しようとしているのかというのが、ちょっと伺いたいところですね。
◎伊藤委員長 ほかの委員の方で、今、朝木委員さんが問題提起されていますけれども、御意見があれば聞かせていただければと思います。
○鈴木委員 私も、朝木委員のおっしゃっていることというのは、基本的によくわかるところはあります。ただ、20年前、40年前の議員の実態と今の議員の実態も変わっているんじゃないかなと。
先ほど議長のほうからも、過去、議員報酬がこうなってああなってみたいなお話があったと思うんですけれども、私も議員になる前となった後、昔の議員のイメージがあったからだと思うんですけれども、昔の議員の方というのは、どちらかというと、やはり会社経営者も多くて、どちらかというと、議員のほうの報酬というのは、それは政治活動に使うという方も多かったようですけれども、今実際、実態を見てみたら、私もよく理解したのは、やはり専業でやられている。
でも、専業でやっている分、議員活動にかなり時間をかけていらっしゃって、恐らく365日ある中で、普通の公務員、給与所得者以上に時間を使われている方も多くなってきて、やはり数十年前と実態も変わってきているのかなと。だから、何が言いたいかというと、今の議員の実態というものを、まずはちゃんとこの中でも把握していかないと、時間がどうのこうのみたいな話になっちゃうとおかしくなっちゃうのかなと。
もちろん私もこういう発言を一つ一つするたびに有権者が、これはモニタリングされていますから、こういうことを言うことというのは、なかなか戸惑いながら発言しているところはあるんですけれども、ただ、やはりここは勇気を持っていろいろと発言していかなきゃいけないかなと思って、発言はさせていただいています。
◎伊藤委員長 ほかにございませんか。
(発言する者なし)
◎伊藤委員長 具体的といいますか、本質的な議論に大分入ってきているというふうに私は感じております。非常にお話しいただいた内容は、貴重な御意見をいただいていると思います。
ただ、この委員会は本会議で議決をして設置されておりまして、その目的は先ほど議長から御説明があったとおりでありますので、この議論そのもの、あるいは調査そのものを否定するというふうなことになってしまうと、もう話がもとに戻ってしまいますので、これはもう調査をする、そして我々の中でその調査に基づいて議論をし、議会としての考え方をまとめていくということはスタートしておりますので、その点は、さまざまな今御意見をいただきましたけれども、その点だけはしっかり押さえて会議を進めていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
大体よろしいですか。これは入り口の話なので、大体皆さんそれぞれおっしゃっていただいたかと思うので、冒頭の意見交換はこれぐらいにさせていただければと思いますが、よろしいですね。
(「はい」と呼ぶ者あり)
◎伊藤委員長 今お話ししていただいた内容は、議員報酬と政務活動費が、いろいろあわせて話をしていただいたと思います。この委員会の設置目的も、議員報酬と政務活動費の2つに分かれておるわけでありますが、議事といいましょうか、調査を効率的に進めていく上で、議員報酬と政務活動費に関しては切り分けてやっていきたいと思います。
議員報酬といっても、その中には期末手当もあれば、月次の報酬もあれば、また正副議長は別の体系になっていたりとか、単純でもないので、そのあたり一つ一つ段階を踏んで整理をしていきたいと考えますので、よろしくお願いしたいと思います。
委員長としては、その2つの調査事項を一つ一つ議論していくということで進めていきたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
◎伊藤委員長 では、まず最初に議員報酬、そして次に政務活動費というふうに切り分けて進めていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
議員報酬といっても、先ほど言いましたようにいろいろな考え方がありますし、またいろいろな調査の方法があるので、何回か会合を進めなければなりません。したがって、政務活動費に関してはしばらく置いておく形になりますので、その点、御了承いただきたいと思います。
それから、先ほど御意見をいただきましたように、この会議の進め方でございますが、これから本格的な議論を始めるわけでありますけれども、やはり月に1回ないし2回は、例えば2回程度やらなきゃいけないというのを私自身の実感として思うのは、議会基本条例の議論のときもそうだったんですが、月に1回ぐらいの回数ですと、前回話し合った内容を、もう何を話したのかなと、ちょっと忘れてしまうようなところがやはりどうしても出てくるので、充実した議論をするためには月に2回程度が理想的かなというふうに考えるところなんですが、この点について皆さんいかがでしょうか。
よろしければ、ほかの議運なんかもそうなんですが、月2回程度の打ち合わせ会合を開いたりして、充実した議論をやってきておりますので、月2回程度を一つの基準として進めたいと思いますが、いかがですか。
○朝木委員 2回というのは協議会ではなくて、今、議運は協議会が多いですよね。ではなくて、正式な委員会としてということですか。
◎伊藤委員長 協議会をここで持つということは私も考えていませんし、皆さんからの御意見としても、協議会を設置して下打ち合わせをしようというふうなお声も今のところは聞いておりませんので、正式会合で2回程度というふうに考えていますが、よろしいでしょうか。やはりできるだけ議論はオープンにしていったほうがいいのかなと思いますので。
では、月に2回程度をめどということでは御賛成いただけますか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
◎伊藤委員長 では、そのように進めさせていただきたいと思います。
具体的なスケジュールにつきましては、後ほどまた個別に打ち合わせさせていただければと思います。
それから、具体的にどういうふうな調査をするかということにつきまして、まず、ただいまお話しいただきましたけれども、議員報酬についての議論から入らせていただいて、例えばこういう資料があったらわかりやすいとか、これがないと議論にならないとかということもいろいろあると思いますので、調査に必要な資料がございましたら、事務局にお願いしていきたいと思いますが、具体的な考え方をお持ちの方がいらっしゃいましたら、そのあたりを聞かせていただければなと思いますが……(「資料請求になるのか」と呼ぶ者あり)そうですね。
休憩します。
午前10時50分休憩
午前10時51分再開
◎伊藤委員長 再開します。
御意見ありませんか。
○朝木委員 基本的なところで、これまでの議員報酬、上がったり下がったりしていると思うので、そこの資料は、いつ幾らになったかという、そんなに大昔じゃなくても、この20年ぐらいかな。私が議員になって20年ぐらいだけれども、上がったことはないですよね、この20年、下がったことは。
だから、その上がったところでいうと、30年さかのぼって、もしわかれば。上がっているんですよね。上がっているので、もしわかれば、少しグラフになるぐらいのところがね。20年は下がることしかなかったと思います、上がっていないはずなので。
それと、当然他市の例、清瀬なんか急に上げましたよね、たしかね。あれ見てうちもやりたいのかなと勝手に思っていたんだけれども、清瀬とか近隣市の状況はちょっと知りたいな、自分で調べてもいいんだけれども、できれば調べていただけるとありがたいなと思います。
○小町委員 今、朝木委員からも近隣市という話もありましたけどね。できれば多摩地区の全体の状況を、例えばそれは議員報酬だったり議員定数だったり、人口も含めて、一覧が出ればなおいいのかなという気はするんですよね。いかがでしょうかね。
○渡辺(み)委員 今、小町委員がおっしゃった資料は、たしか予算参考資料に全部載っているはずです。人口は別に、人口動態で一覧ですぐ出ると思うんですけれども、議員報酬と政務活動費と、議長報酬まであったかどうかはちょっと、全部は覚えていないですけれども、少なくとも議員報酬と政務活動費と定数については、一覧になっているものが資料に載っているはずなので、わざわざつくっていただかなくてもいいと思います。
○小林委員 議員報酬について、調査をした自治体の事例みたいな。例えばさっき朝木委員からありましたけれども、何回出席しているとかというのは、やはりおのおの見方が全然違うと思うので、どういう調査をして、どういう結果に結びついたかみたいなところが、幾つか参考資料であればありがたいなと。
◎伊藤委員長 今、小林委員がおっしゃったのは、他市の報酬に関する調査の、やったまちの資料、記録というものですよね、はい。
それから、先ほど、私も確認したけれども、渡辺みのる委員がおっしゃったように、予算参考資料には、A4、1枚ですが、出ています。それはたしか、議長報酬とか細かいというか、もっと充実した内容にはなっていない、概略的なものでは用意いただいているとは思いますが、そこも可能な限りデータを充実していただいて、そして朝木委員がおっしゃったのは、それをさらに経年で、過去例えば20年とかさかのぼれることができるのであれば、できる限りの資料ということ、そしてそれも、他市の動向もあわせて比較できるようなものということでよろしいですかね。
○朝木委員 予算参考資料は、たしか予算規模は載っていました。人口とやはり予算規模とセットで出ないとちょっとわかりづらいかなと思うので、お手数なんですが、予算。過去さかのぼって20年、30年というのは、うちの市だけでいいんじゃないですかね。
◎伊藤委員長 他市との比較に関しては、現時点でいいかな。よろしいですか、過去は構わない。ただ、先ほどのお話の中に、他の自治体の動きを、最近どういうふうなまちがどういうふうに、小林委員がおっしゃったのは、調査の関係資料だということでしたけれども、実際にそれによって上がったり下がったりということが恐らく出ていると思うので、他市に関しても経年の動きというのはどうですか。
○小林委員 さっき私が申し上げた部分で言うとですけれども、他市の動きを全部じゃあというのではなくて、どういった視点で議員報酬が適正なのかというところをきちっと調査している自治体の、どういったプロセスを踏んでこういう結果になったのかという部分の資料が欲しいと個人的に思っているだけで、他市の動向、例えば清瀬のようにぽんと上がったみたいな自治体のものまで、全部経年で欲しいということではないです。
◎伊藤委員長 そういうものは必要ないということでは集約してよろしいですか、はい。わかりました。
○渡辺(英)委員 具体的に請求する資料の項目を上げていくことも非常に重要だと思うんですけれども、先ほど朝木委員から御発言のあった、私たちの仕事の中核が議決をしっかりとしていくということだと、民意を反映した議決をしっかりしていくということが議員としての大切な仕事であるというお話があったんですけれども、本当に議員が議決をする内容も非常に多様化してきていまして、仕事の内容をしっかりと把握した上で、議決をするための勉強が非常に重要になってきているというところが、もし昔と比べてわかるような資料が、今すぐに項目として上げてこれらないんですけれども、そういう議論ができるような材料を用意できれば一番いいなと考えております。
○鈴木委員 今、渡辺委員がおっしゃっているのは、私、考え方としては非常に賛同できる部分があって、ただ、それをやっていくのは難しいのかなというのは感じるところであります。
なので、少しこれ、私からの提案なんですけれども、やはり20年前の議員のワークスタイルと今の議員のワークスタイルというのは、私、随分変わっているような気がしているんですね。わかりません、例えば昔の東村山市議会議員というのは、過半数ぐらいが実は兼業の議員で、多くの人たちは経営者だったとするのであれば、恐らく議決に関して事前の調査にかけている時間というのも、相当違っているような気もしますと。
何が言いたいかというと、そもそもこの25名の中でも、専業議員と兼業議員もいるでしょうし、その議員の中でも、例えば常任委員会以外にも委員会にどれだけ所属しているのかと。その委員会に所属すれば、それだけ勉強することも多くなってくるし、ワークロードもかかってくる。
なおかつ、いわゆる正式な公務じゃなくても、式典も出席する方もいらっしゃると思いますし、先般やった議会報告会みたいなもので準備等にも駆り出されている議員、さまざまいると思うんですけれども、その議員議員がどういうふうな時間の使い方をしているのかというのをある程度、事前アンケートじゃないけれども、実態調査していくというのは、一つやり方としてはあるのかなというふうに思っています。これはあくまでも参考の意見として言わせていただきます。
○渡辺(英)委員 今の鈴木委員の御意見も一つ方法だと思うんですけれども、業務量の変遷といいますか、公務としてみなされるものの変遷みたいなところも、今回の議論の中で入れていってほしいという、先ほど議長からもお話ありましたけれども、そこもみんなで議論できればいいなと思っているところです。
○渡辺(み)委員 今、鈴木委員がおっしゃった事前調査、各議員が何にどれだけ時間を使っているのかというところだと思うんですけれども、それって、私は余り意味がないかなと思うんです。というのは、例えば私がこういう学習にこれだけ時間を使っていますという結果を出したとしても、それが本当に必要かどうかという判断基準というのは、誰がするんですか。みんなでするとしても、みんなが必要と思うか、それとも私だけが必要と思うのか。それがその議決に必要なのかというところの判断基準というのはそれぞれなので、そこはアンケートをとったところで、余り意味はないと私は思います、時間がかかるだけで。
それは、それぞれの個々の議員が、その議決であったり、その議案であったり、それぞれの議論に必要な調査であったり学習をそれぞれの判断でやっているので、そこは別に、それが報酬に反映されるかといったら、そうではないと私は思いますので、ちょっとずれてしまうのではないかなと、調査の目的とね。その議員が一体何をやっているんだという話とか、そこまではならないでしょう、なるかもしれないですけれども、余りこの調査の目的に対しては効果的なものではないと思うので、ちょっと私はそういうふうに思います。
○鈴木委員 どうもありがとうございます。
誰に対してかというところを明確にちょっと回答させていただきたいんですけれども、冒頭ここで皆さんがおっしゃったのというのは、市民にちゃんと理解されることが重要ですということを、ここで一致したというふうに私は理解したんですね。その中で、そもそも議員がどういうふうな活動をしているのかというのが、果たして市民に理解されているんだろうかと。その市民の方が、我々議員の活動の内容もわからなければ、そもそもこういうふうな委員会を開いて、報酬に関して議論をしていること自体も理解されない可能性がある。
だからそれは、誰にこれが評価されるのかというと、最終的には、こういった内容というものはちゃんと市民にフィードバックする、一緒にこれを伝えていく。ですから、御回答申し上げると、市民が判断するということを私は回答させていただきたいと思います。
○朝木委員 鈴木委員おっしゃるように、私たちはほかの職業と違う意味で、4年に1回選挙によって、市民から成績表というか、票が多いからとか少ないからとか、落選した人は資質がないとか、そういうことではないけれども、一定のテストを受けているわけですよね。
今、渡辺委員が言った内容と若干重なるんですけれども、例えば1つの議案について、これ議決をどうするかというときに、すぐ決まる場合もあれば、会派が大きければ、その会派の中で相当議論する場合もあるでしょう。あるいは私なんか、今皆さん、インターネットがある時代だから、調べ物もパソコンでしょうけれども、昔でいうと、私、ちょっと古い話をして悪いけれども、99年とかいうと、ウインドウズ95とか98のパソコンで、ほとんど情報量もなかったんですよね。だから、国会図書館に通って通って情報を集めるとかいう、介護保険なんかが始まると本当に大変だった。
でもそれは、それをもって、私はこんなに仕事をしているんだとかいうふうに市民に公表するものでもないというか、やって当たり前のもの。自分が与えられた議決をするために、共産党とか公明党、私なんかは今1人だから会議はしないけれども、会派が大きくなれば、その中で議論をする時間も長くなると思うんですよね。だけどそれは、市民に向かってこれだけやっていますと見せるものじゃなくて、もうそれはやって当たり前のものとしてね。
わざわざ、だから、その時間を換算するとこれだけの議員報酬ですとか、これだけ議決とか公務に時間を使っているから、議員報酬、これだけだと多いですとか少ないですとかいうものではないというのは、まさに議決をするために使う時間というのも、議員によってさまざまなわけですよね。鈴木さんだと5分で判断できるような議案でも、私なんか難しくて何日もかけて研究するという場合もあるわけだから、そこはなかなか難しい問題だし、一律に、これだけ公務に時間を使っているから、議員報酬がこれじゃ少ないですよとか、これじゃ多いですよとかいう話には、私はちょっとならない。
だから、さっき言ったように、客観的に公務に対する、公務量がこれだけで、それに対する議員報酬が試算してみるとこれだけになりますというのは、若干無理があるんじゃないかなと、申し上げたのはそこなんですよね。1つ議決をするためにも、議員によって使う時間は全く違うというところはあると思います、はっきり言って。
○横尾委員 今、鈴木さんとか朝木さんとか渡辺さんとか、人が言った意見に対して意見を言うんではなくて、調査をするための素材をみんなで出しましょうという話をしているのかなというふうに私は思っています。なので、これだけの委員が12人もそろって今これから調査をするわけでありますから、人が出したいというものに対して、今ここで、ああじゃない、こうじゃないという話ではないんじゃないかなというふうに思うんです。
だから、出してみて、その人が言っている資料を、本当に要らないという話であれば、要らないでしょうという話はするかもしれませんけれども、まず出してみたらどうですかという提案に対して意見を言う状態ではないのかなと、今、議論の流れとしてですね。
私は、出してほしいのは、この市議会議員という立場、いろいろなものがあるかと思うんですけれども、やはりこれから未来を考えると、若い人たちだったりとか、そうした多様な意見も必要になってくると思うので、立候補するときの、要するに年齢がわかるような資料を、過去何十回前ぐらいかわかりませんけれども、やはりそういう若い人たちが政治に参加しやすい状況になっているのか。若い時期に政治に参加をすれば当然生計もありますし、そういった視点からも、そういった資料を出していただきたいなというふうに私は思います。
こういう意見をみんなで出し合って、最終的に議会事務局が用意ができるかできないかという、今議論をしている場なのかなというふうに、私は認識をしております。
○佐藤委員 横尾さんのおっしゃるとおりだと私も思います。その資料は要らないという話をする場ではないので、必要だという資料は、そろえられるのであれば、そろえられる範囲で資料を出す、1つ出してもらうという問題と、さっきから出ている議員の活動を見える化するみたいな話は、出してもらうのじゃなくて、我々自体の作業になるので、私はそれはすべきだと思っています。
それは、でも、すぐ今やりましょうというよりは、きょうはとりあえず次回に向けて、どういう資料があったらスタートできるのか、スタートしやすいのかという点でいうと、先ほどから出ているような、他市の比較だったりとかおっしゃっていたけれども、これまでのうちの議会の推移とかというのがあったので、そういうことを出してもらって、今の横尾さんの話はちょっとおもしろい視点だと、角度としてね。考えてもいなかったので、おもしろいなというふうに今思ったので、そういうことも出るのであれば。
多分それは、ただの客観的なデータなので、出るはずなのでね。4年ごとの選挙で、どういう属性とか、年齢層とかということで、どういう人が出てこられたのかというのは大事だというふうに私も思うので、賛成です。
◎伊藤委員長 大体皆さんから希望されたい資料の請求についての提案は出尽くしたかなというふうに思いますが、よろしいですか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
◎伊藤委員長 先ほど渡辺英子委員から提案をいただいた、要は業務量の変遷とか変化とかというのは、議会事務局に資料を出してくださいというのはちょっと難しいのかなというふうに感じます。ただ、重要な視点で、あるいは、ある意味おもしろい大事な要素を含んでいるかなとは思いますし、そういった点では、今、佐藤委員からも御提案いただいたように、これはどちらかというと、議会事務局に用意していただくというよりは、我々がいわゆる汗をかいて、資料としてどれだけの情報を用意できるかということにかかっているのかなと思います。
他市において、会津若松市であるとか、こういうことに取り組んだまちもありますので、先進的な取り組みを行った市議会の情報も入手するのも一つの方法かなというふうに感じているところなんです。ただ、今お話ししているのは、議会事務局にお願いをして用意できるかどうかというところに、まずは絞っていきたいと思いますので、ちょっと確認をさせていただきます。
まず、1番目に議員報酬の、これは我がまちの経年の変化について、歴史的なものだと思いますけれども、そういったものがどうだったのかということがまず一つございます。
それから2つ目に、現状における多摩26市の状況を、これは議長のものとか、あるいは期末手当であるとか、あるいは役職加算であるとか、こういったものも含めたものにすべきだと思います。その中に人口とか、あるいは議員定数とか、予算規模なども含めたものにしていただけるとありがたいかなということだったと思います。
それから3つ目として、他のまちでこういう調査の取り組みをなさったところの調査結果、あるいは、特別委員会みたいなところで議論されているとしたら、そういう議論の経過みたいなもの、こういったものを入手できないかどうかということ。
そして最後に、毎回の選挙の立候補者の年齢などの属性についての経年変化、これは今、横尾さんから提案いただいたものですけれども、こういったものを、今私が申し上げたのは4つになりますが、これを御用意いただければなと思いますが、議会事務局では御用意のほうはいただけますでしょうか。
△湯浅﨑議会事務局次長 今指示がありました、まず1点目と2点目につきましては、対応が可能となりますので、すぐに用意はいたします。
3点目の、過去こういった議員報酬の調査をした自治体の参考資料ということですが、今、何市かお話も出ました。確認もしてみます。ただそこは、調査書としてまとまっていれば、それを入手して出せるんですけれども、あとは向こうの事務局の方に聞いて、どういった議論をしたかというような報告になるかと思いますので、御理解ください。
あと4点目の、それぞれ立候補時の年齢ということでありましたが、改選時の、新たに改選されて議員になられた方のその時々の年齢構成ということであれば出せると思いますので、用意をしたいと思います。(不規則発言多数あり)
◎伊藤委員長 立候補時のほうが望ましいという御意見が多いようなので……(不規則発言多数あり)当選しなかった人も含むという……(「両方だったよね、当選したほうと立候補時と」と呼ぶ者あり)
休憩します。
午前11時14分休憩
午前11時17分再開
◎伊藤委員長 再開します。
ほかに御意見ございませんか。
○渡辺(英)委員 先ほど横尾委員からあった、若年層の立候補者がわかるような資料ということなんですけれども、可能であれば、既に議員になっている方で若い方が多い議会があれば、そういうところの報酬との傾向性というところも見たいなと思うんですけれども。
△湯浅﨑議会事務局次長 例えばこの市議会が、全国にもいろいろあると思いますが、若い人が多いということで、御提案いただければそこを調べることは可能なんですが、ゼロからどの市議会が若いというのはちょっと厳しいですね。
◎伊藤委員長 では、その件につきましてはよろしいですね。渡辺英子委員からも御提案ありましたけれども、個別にそういう、調査するのに手間がかかりそうなものがありましたら、それはそれでどうするかというのは今後協議するにしても、各委員におかれて調査をいただく。また、議会事務局に調査をお願いするとしたならば、次回以降の会議のところでまた御提案をいただければと思います。
個別の議会に調査をしたいということで、もう明確になっているものならいいんですが、そこまで広げて絞り込むというのは、なかなか事務局も大変なので、できましたら、もう少し詳しい情報を御用意いただいて、御提案をいただければと思います。よろしいですか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
◎伊藤委員長 では、調査資料についての要請は以上でよろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
◎伊藤委員長 ほかに御意見ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◎伊藤委員長 特になければ、以上で本日の議員報酬及び政務活動費に関する調査特別委員会を閉会いたします。
午前11時20分閉会
東村山市議会委員会条例第23条の規定により、ここに署名又は押印する。
議員報酬及び政務活動費に関する調査特別委員長 伊 藤 真 一
議会事務局職員
記録担当
議事係長
次長
局長
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