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第 2 号 平成3年 3月 4日(3月定例会)

更新日:2011年2月15日

平成 3年  3月 定例会

           平成3年東村山市議会3月定例会
            東村山市議会会議録第2号

1.日  時   平成3年3月4日(月)午前10時
1.場  所   東村山市役所議場
1.出席議員   25名
 1番  倉  林  辰  雄  君    2番  町  田     茂  君
 3番  木  内     徹  君    4番  川  上  隆  之  君
 5番  朝  木  明  代  君    6番  堀  川  隆  秀  君
 7番  遠  藤  正  之  君    8番  金  子  哲  男  君
 9番  丸  山     登  君   11番  大  橋  朝  男  君
12番  根  本  文  江  君   13番  国  分  秋  男  君
14番  黒  田     誠  君   15番  荒  川  昭  典  君
17番  伊  藤  順  弘  君   18番  清  水  雅  美  君
19番  野  沢  秀  夫  君   20番  立  川  武  治  君
21番  小  峯  栄  蔵  君   22番  木  村  芳  彦  君
23番  鈴  木  茂  雄  君   24番  諸  田  敏  之  君
25番  田  中  富  造  君   26番  佐 々 木  敏  子  君
27番  小  松  恭  子  君
1.欠席議員   1名
10番  今  井  義  仁  君
1.出席説明員
市     長  市 川 一 男 君   助     役  原   史 郎 君
収  入  役  細 渕 静 雄 君   企 画 部 長  池 谷 隆 次 君
企画部参  事  沢 田   泉 君   総 務 部 長  細 淵   進 君
市 民 部 長  入 江   弘 君   保健福祉部 長  市 川 雅 章 君
保健福祉部参事  萩 原 則 治 君   環 境 部 長  小 暮 悌 治 君
都市建設部 長  中 村 政 夫 君   上下水道部 長  清 水 春 夫 君
上下水道部参事  石 井   仁 君   政策担当主幹   高 橋 勝 美 君
教  育  長  田 中 重 義 君   学校教育部長   間 野   蕃 君
社会教育部 長  小 町   章 君
1.議会事務局職員
議会事務局 長  川 崎 千代吉 君   議会事務局次長  内 田 昭 雄 君
書     記  中 岡   優 君   書     記  宮 下   啓 君
書     記  藤 田 禎 一 君   書     記  武 田   猛 君
書     記  野 口 好 文 君   書     記  長 谷 ヒロ子 君
書     記  粕 谷 順 子 君
1.議事日程

第1 行政報告第1号 後期5カ年の施策の大綱・第3次実施計画について
第2 議案第 1号 多摩北部広域子供科学博物館組合規約の一部を改正する規約
第3 議案第 2号 東村山市職員定数条例の一部を改正する条例
第4 議案第 3号 東村山市郵便料金運用基金条例の一部を改正する条例
第5 議案第 4号 東村山市税条例の一部を改正する条例
第6 議案第 5号 東村山市立保育所条例の一部を改正する条例
第7 議案第 6号 東村山市老人福祉手当条例の一部を改正する条例
第8 議案第 7号 東村山市児童育成手当条例の一部を改正する条例
第9 議案第 8号 東村山市心身障害者福祉手当条例の一部を改正する条例
第10 議案第 9号 東村山市重度心身障害児福祉手当支給条例の一部を改正する条例
第11 議案第10号 東村山市障害者手当支給条例の一部を改正する条例
第12 議案第11号 学校医等の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例
第13 議案第12号 東村山市立公民館条例及び東村山市民スポーツセンター条例の一
          部を改正する条例
第14 議案第13号 平成3年度東京都東村山市一般会計予算
第15 議案第14号 平成3年度東京都東村山市国民健康保険事業特別会計予算
第16 議案第15号 平成3年度東京都東村山市老人保健医療特別会計予算
第17 議案第16号 平成3年度東京都東村山市下水道事業特別会計予算
第18 議案第17号 平成3年度東京都東村山市受託水道事業特別会計予算
第19 諮問第 1号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて

               午前10時10分開議
○議長(遠藤正之君) ただいまより本日の会議を開きます。
────────────────────◇──────────────────
△日程第1 行政報告第1号 後期5カ年の施策の大綱・第3次実施計画について
○議長(遠藤正之君) 日程第1、行政報告第1号を議題といたします。
 本件につきましては、質疑、発言の段階で延会となっておりますので、質疑、発言より始めます。
 御意見、発言ございませんか。鈴木茂雄君。
◆23番(鈴木茂雄君) 御説明いただきました後期5カ年の施策の大綱を総体的に拝見いたしますと、今までになく積極的な施策の推進を図ろうとする政策担当の皆様の強い意気込みを感じております。その御努力に対しまして私は評価をしつつ、本計画に盛り込まれていない部分にも光を当てながら幾つかお伺いしたいと思います。
 私ども公明党市議団では、従来より毎年新年度へ向けて市の施策の指針といたしていただくべく独自の町づくりの展望を示すために予算要望を重ねてきております。そして、その中から毎年数多くの施策が実現をしております。そこで、私は昨年の11月にお示しいたしました平成3年度予算要望を踏まえながら、若干具体的になる部分もございますが、質問並びに意見を述べさせていただきますので、何とぞ的確な御答弁をお願いいたします。
 1番目は、総論から御質問いたします。
 4ページの1番、「良好な住宅都市としての基盤整備」の中に町並みやたたずまいに配慮というふうにあります。昨今の東村山市の開発の状況を見ますと、どうもこの点、遊技場が林立するなどというふうな状況にあり、そぐわない点があるように思います。特に、今申し上げた東村山駅東口周辺につきまして市ではどのようにお考えか、お聞かせいただきたいと思います。
 次に、2番の「長寿社会への対応と地域福祉のしくみづくり」、これについて伺います。老若男女が交流し合える社会、障害者と健常者が共存できる町づくりを目指すというふうになっておりますが、具体的に交流の場が確保されなければならないと考えます。この点、基本理念を伺いたいと思います。
 同じページの3番、「地域生活の活性化とコミュニティ活動の基盤づくり」について伺います。37ページ並びに40ページにあります「高齢者の生活基盤づくり」及び社会参加との関連でございますが、国では平成2年の6月から高齢者福祉10カ年ゴールドプランという事業に着手をいたしました。この事業への当市の取り組みはこの総合計画の中ではどのようになっておられるでしょうか。また、憩いの家については利用者から短期間の宿泊及び給食サービスを望む声が高いと思われますが、何かこの計画で対応が考えられているでしょうか。
 5ページの4番でございます。「ごみ問題への取り組み」について伺いたいと思います。資源回収などの定着がうたわれていますが、現在、市内で資源回収に取り組んでおられる方々及びこれから始めようとしているグループなどたくさんおられます。しかし、そのような人たちの悩みというのは、せっかく回収した資源ごみのストックヤードの確保ができないということであります。この課題の解消につきましてどのようにこの計画ではお考えになっておられるでしょうか、お尋ねをいたします。
 続きまして、12ページの2番、「計画の基礎条件」のうち基本指標から何点かお聞きいたします。
 東村山市の将来人口を平成7年度には14万 1,000人と見込まれております。ことしから数えまして4年間で毎年約 7,000人ずつふえる、このような計算になるかと思いますが、今後市内のどの地域の宅地化及び人口の集中が起こると見ておられるでしょうか。また、景観整備の観点から、どの程度の市のですね、行政の誘導が図られるとお考えでしょうか。
 もう1点、人口の説明の表にございます「年齢の不詳 339人」とございますが、これはどのような意味なのか、お尋ねをいたします。
 13ページの2番、産業構造の「基本指標」についてからも若干お聞きいたします。第1次産業人口の予測につきましては、平成7年に向けて減少傾向とございます。しかし、その後12年に向けては、若干ではございますが、微増というふうな予測をされていらっしゃいます。この辺の根拠はどのようなものか、御説明いただきたいと思います。
 14ページの2番、「土地利用の方向」について伺います。ここでは東村山駅周辺を市の中心核、このように位置づけております。東、西口駅前広場の連絡については考えられているでしょうか。また、久米川駅周辺についてはJR武蔵野線の新駅の設置、このような考え方があると思われますが、これとあわせましてどのような位置づけとなるか、お尋ねをいたします。
 続きまして、17ページにも出てまいりますが、市内の大胆な発想からの用途地域の見直し、これも大変重要かと思われます。これにつきましてどのように考えられているか、お考えをお聞かせいただきたいと思います。
 15ページの④番、「道路」の部分ですが、若干伺います。個々の路線につきましてはまた後の方で触れますので、ここでは市内に点在しております形の9カ所に上る鉄道の駅間の相互の連絡道路、この観点から質問させていただきます。この9つの鉄道駅にはそれぞれ始発駅、乗り継ぎの中間駅、また連絡駅としてのそれぞれの特色があると思います。これらを道路で連絡させることによって市民の利便性の向上と、また駅の多い町としての魅力が引き出せるのではないでしょうか。この点についてのお考えをお聞かせください。
 続いて、大きい2番の「各論」に入りますが、17ページの1番、「良好な住宅都市づくり」の中から、本町都営住宅の再生計画につきまして市ではどのような景観が望ましい、このように考えておられるでしょうか。計画の中では、市のシビックゾーン、またシンボルゾーンとの位置づけがされております。ぜひ具体的な御説明をお願いいたします。また、公営住宅の建てかえの際、導入予定の特定目的住宅とはどのようなものでしょうか。そして、現在居住されている方々以外でこれに入居される希望をされる方々への対応はどのようになるのか、お聞かせをいただきたいと思います。
 もう1点、美住町公団の建てかえにつきましては、周辺整備を含めどのように考えておいででしょうか。本計画からは若干読み取りにくい感じがいたしますので、お尋ねをいたします。と申しますのは、西武線の踏切、八坂小学校、富士見町の文化センターとの関連から、特に道路についての計画がどのようなものなのか、お考えをお聞かせいただきたいと思います。
 18ページの実施計画によりますと、本町都営住宅の再生計画の第1期工事の着手年度が平成4年と表の方にございますので、この点は1点確認をしたいと思います。
 19ページの2番、「拠点市街地づくり」、これからお尋ねをいたします。東村山駅の東、西口への駐車、駐輪場の設置とあります。これにつきましてはかねて私どもも予算要望並びに一般質問等でも行っておりますが、立体化、地下化などの土地の高度利用、有効利用の考え方は持っておられるでしょうか。また、3・4・27号線につきましては、青果市場の移転問題等がございます。進捗状況はいかがなものか。この本計画では明記されておりませんので、お尋ねをいたします。
 20ページの3番、「道路交通網の整備」について伺いたいと思います。
 これも、やはり34ページとの関連で、特に障害者に対する配慮はどのようにお考えでしょうか。施策の体系の柱の大きい1番にあります「安心と安全のあるまち」、このような観点でお尋ねをしております。
 さらに、交通渋滞のひどい交差点につきましては立体化がさまざま論議されておりますが、この点の御説明をいただきたいと思います。
 都市計画道路につきましては隣接の市との協議、調整が重要と思います。市の対応についてこの御説明を求めます。
 また、道路安全施設については従来の自動車用だけではなくて、歩行者のためのカーブミラーをもっと設置ができないでしょうか。そのような計画についても所管のお考えをお聞きしたいと思いますので、お願いいたします。
 このページではもう1点、都市計画道路3・4・28号線ですね、これにつきましては平成5年度に調査着手とございますが、本町都営再生の計画と工事着手年度、これと比べて遅いような気がいたしますが、遅くはないのでしょうか。
 22ページの4番です。水洗便所改造助成事業についてお尋ねします。事業の促進のために補助金の増額の見直しはできないでしょうか。せっかく供用開始となっても資金難のために本管への接続ができない世帯があっては何にもならないと考えますので、お尋ねをいたします。
 次に、上水道の漏水調査。これの件ですが、漏水防止のために何か具体策はあるのでしょうか。また、水道水を節約するという節水という意味で、これも各議員並びに我が党からも質疑が過去にもございましたが、水洗トイレ用水への二次水、三次処理水の導入、または雨水の利用が考えられないでしょうか。まず、公共施設からだけでも導入ができればと思いますので、お考えをお聞かせいただきたいと思います。
 それから、下水道の普及整備につきまして、当市の完了年度、平成7年度というふうに従来からいわれております。この点も確認をしておきたいと思います。
 また、雨によります道路の冠水が頻繁に起きる箇所につきましては、地下浸透施設、こういったものの設置によりまして対応ができないでしょうか。この点について後期5カ年ではどのような位置づけになっておるか、所管のお考えをお聞かせください。
 23ページの1番、「緑の保存と育成」について御質問いたします。緑化事業として公共施設並びに市内小中学校への生け垣の積極的な導入が図れないでしょうか。さらに、市内小中学校の周年事業がことし、来年と続いておりますが、苗木や花の種の配布や、この際風船を飛ばして花の種等を配布するというふうなイベント的な要素の計画も取り入れてはと思います。緑化意識の啓発が図れるのではないかと思いますので、御質問いたします。
 続いて、24ページの2番、「公園の整備」。市では新規に公園の設置が見込める地域はどことお考えでしょうか。また、どこに必要と思われるか、お聞かせをいただきたいと思います。
 25ページの3番、「河川・水辺環境の整備」、この点から伺います。橋のかけかえということが計画されておりますが、これにつきましては地域の歴史的な経過を十分に吟味されまして、橋の名前の命名をされてはいかがかと思います。また、新規、新設の橋につきましては、ぜひ、地域住民だけでなく、広く市民から名前を公募するような方法も考えたらと思いますので、この点の考え方をお聞かせください。
 26ページの1番、「保安・防災体制の整備」、これからお尋ねをいたします。
 消防体制の充実につきましては、当市に配置のはしご車の対応は何階対応になっておるのか、これを伺いたいと思います。
 防災計画についても若干御質問があるんですが、過日行われました東京消防庁によります──第八方面本部ですか──防災訓練の際に私、痛感いたしましたが、公共施設の屋上にぜひヘリポートを設けてはどうかと思います。また、防災教育という観点からこれを学校教育へ導入するお考えがないだろうか。私は必要かと思っておりますので、お尋ねをいたします。と申しますのは、昨年私の所属します総務委員会の視察で参りました岡山県の岡山市では、火事に対します防火教育を学校教育の中にプログラムとして取り入れられておりました。ぜひお考えをお聞かせいただきたいと思います。
 防犯体制の充実の観点から伺います。街路灯につきましてはただ単に明るくするだけでなく、深夜には場合によっては消灯するという考えもお持ちになってはどうかと思います。近年の市内の状況では、明るい街灯のある場所が、また深夜営業の店の前などが青少年のたまり場になるというふうな新たな問題が発生しております。当市の場合でも南台公園のトイレの破壊などの例に見られるように、明るい街灯への弊害ということも出ております。場所によっては消灯することも必要と思いますが、本計画策定中に論議などございましたなら、お聞かせをいただきたいと思います。
 27ページの2番、「清掃業務の充実」について何点か伺います。
 資源回収の促進という観点から乾電池の回収ボックスの必要性について、並びにアルミ缶の回収ボックスの増設と、今度導入されます久米川駅前のモザーク久米川に入りますデポジット方式の導入を広げる考えがないかどうか。また、我が党でもやはり予算要望等でも申し上げております常設のリサイクルセンターにつきましても基本構想をお聞かせいただきたいと思います。
 次に、ごみの減量意識の啓発の緊急性ということを感じるわけですが、計画の中では特に地元流通業界との連携がうたっておりませんが、今後、市と協議機関が必要ではないかと思います。また、最終処分場につきましての現状と将来計画につきましても御説明いただきたいと思います。
 29ページの3番、「環境衛生・公害対策の充実」について伺います。有害ごみとして、また医療ごみや乾電池などの処分方法についてはどのようにお考えでしょうか。また、公共施設におきます酸性雨の被害調査の必要性も感じております。また、水質汚染というふうなこともこの中にうたわれておりますが、私はマンション等におきます今、社会問題にもなっております貯水タンク内の汚染調査、このようなことも今後必要だと思いますので、これにつきましての取り組みも伺いたいと思います。
 また、32ページ、「市民福祉の充実」から何点か伺います。
 「ささえあう地域福祉」ということでは、現在も社協の方に窓口がございますが、私は福祉公社設立によりますボランティアバンクの創設ということを伺いたいと思います。
 また、国保財政の健全化と市民の健康管理という観点で、私もかつて一般質問いたしましたコンピューター健康診断の導入、こういったことについても何か検討されたか、お聞かせいただきたいと思います。
 37ページの1番、「高齢者の生活基盤づくり」、この中から伺いたいんですが、本町都営住宅再生計画の中でシルバーピア住宅計画策定につきましては、特に障害をお持ちになるひとり暮らしの高齢者に対する配慮はどのようになっておられるか、伺いたいと思います。
 39ページの2番です。「健康の保持と回復・介護体制の充実」から伺います。高齢者向きのスポーツといいますと、この計画の中でもすぐゲートボールということになっておりますが、ゲートボール以外のスポーツの導入、例えば水泳などの奨励は考え方はないでしょうか。また、緊急時の連絡体制の充実という意味では、従来のような無償のボランティア、市民の善意に頼るだけでなく、ボランティアバンク制度の導入であるとか、市によります助成制度の創設などの考え方はなかったのか、伺いたいと思います。
 それから、41ページの1番、学校教育について伺いたいと思います。
 小学校のランチルームが今、好評を博しておりますが、この拡大が図れないものかと思います。また、今、学級単位、クラス単位で利用しておりますが、これが学年単位で利用できるスペースが確保してあげられないだろうか。本計画でも余裕教室の活用としてモデル校の指定とございますが、この考え方をお聞かせいただきたいと思います。
 次に、中学校給食の導入に向けましては、後期計画ではどのような検討、取り組みがされているでしょうか。これも計画の中からちょっと読み取りにくい部分がありますので、伺いたいと思います。また、この問題のかねてからいわれております必要性と困難性についての見解をぜひ伺いたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 もう1点、科学教育という観点からは、田無市にできます子供科学館、この利用はどのように考えたらよいのか、伺いたいと思います。
 43ページの2番、「青少年の健全育成」から伺いたいと思います。管外市民施設につきましては、実施計画の中で平成4年度に場所の選定とございますが、現有施設であります白州山の家との関連でどのような位置づけとなるのか、お聞かせいただきたいと思います。
 44ページの1番から伺います。「社会教育活動の推進」。これといたしましては、図書館の充実整備が計画をされておりますが、私は、効率的運用という観点と生涯学習の場としての夜間利用者への対応、この検討はされたのでしょうか。これについて伺いたいと思います。
 45ページの2番でございます。「市民文化の育成と文化財保護の推進」。ここからは仮称郷土博物館の建設につきましては、今回特色のある計画が望まれるところでございます。我が市では、市内の歴史遺産を古代、上代、近代というふうな分類で見ていきますと、私は特に鎌倉時代に焦点が当たるのではないかと考えております。市の基本構想を伺いたいと思います。また、観光事業のシンボルとしての名所づくり、このようなものも考えられているのでしょうか。
 47ページの3番の「市民体育の振興」について伺います。
 スポーツ活動の振興につきましては、指導者の育成ということがポイントになると思われます。後期計画では、現在ございます指導員の登録制度の充実なども含めてどのようにお考えでしょうか。また、市民プール及び幼児プールについては計画される場所はどこになるのか。八国山緑地にあります、近代五種競技の1つでありますクロスカントリー競技の公認コース、これにつきまして昨年も御論議がございましたが、もう少し利用方法や宣伝に工夫が必要ではないでしょうか。さらに、スポーツ宣言都市にふさわしいその他の公認競技場づくりは考えられないものか、これについて伺いたいと思います。
 また、市民の体育大会等の対応といたしましては、トライアスロンでありますとか、各市で行われておりますようなロードレース、また後ろ向きマラソンなどという話題性のある競技も導入を考えてはどうかと思っております。新しい種類のスポーツへの振興が図れないか、このような思いで御質問をいたしております。
 もう1点、市民体育大会などへの市内企業の参加がもう少し促進できないか。これにつきましてもお考えをお聞かせいただきたいと思います。
 49ページの1番の「コミュニティ活動の推進」から伺います。環境整備という観点から、市内の、特に高齢者、障害者、子供、女性のためにアメニティートイレの設置を促進できないでしょうか。かつて、やはり論議がありましたけれども、駅前など人の集まる場所での必要性を感じますので、考え方をお聞かせいただきたいと思います。
 51ページの2番から、「男女共同参加の促進」ということで伺いたいと思います。昨今のこの男女共同参加の論じられ方というのは、女性の社会進出、参加ということに焦点が当てられ過ぎている点があると思います。しかし、例えば地元のPTAの活動などでは逆に女性中心の現状で、男性の参加が強く望まれているような分野もございます。共同参加という場合、分野別の男女のバランスのとり方に難しさがあると思われますので、この基本的考え方につきましてお考えをお聞かせいただきたいと思います。
 52ページの3番、「国際化への対応」から伺います。現在行われておりますアメリカのインディペンデンス市との国際交流及び東南アジア留学生との会食会などに加えて、スポーツの分野での交流の促進が図れないでしょうか。また、国際交流基金の積み立てにつきましては、小中学生に対しましては利子の全額補給をしてあげられないだろうか、このように考えております。また、なるべく早い時期からの運用を望む声が多いと思われますので、この点につきましてもお考えを伺いたいと思います。
 56ページの1番、「消費生活の向上」から伺います。
 ここでは消費者活動とごみ問題との連携が図れないかと思っております。消費者教育の面からはリサイクルの促進でありますとか、ごみの減量についての意識の啓発ができるのではないかと考えますので、お聞かせいただきたいと思います。
 また、後期計画の中にはごみ問題、減量化等への学校教育への取り組みが盛り込まれておりません。この点につきましてお考えを伺いたいと思います。
 第2章、「東村山らしさと都市機能を創造する4つのプラン」の方へ入りますが、59ページでございます。
 総論でもお尋ねしたように、東村山駅東西の駅前広場の連絡によります、所沢寄りの通称大踏切、これの混雑解消が考えられないかと思います。また、駅前の地下利用の可能性は探れないものか、この点について伺いたいと思います。西口の商店街再開発につきましては地元商店との協議、調整が必要でありますが、どのような組織づくりに取り組まれるのか、伺いたいと思います。
 「第2節」の61ページ、本町都営住宅再生計画との関連で、行政、文化、福祉施設の整備とございますが、都営住宅居住者とそれ以外の市民の利用として何が考えられているでしょうか。
 62ページの①番、本町都営住宅の周辺整備のところから伺いたいんですが、再生計画は平成7年度から始まる、このように書いてあります。先ほども触れましたとおり、18ページでは再生計画第1期工事の着工は平成4年となっております。この年度のずれについてお伺いをいたします。また、仮称市民ホールの構想については具体的にどんなものか、お伺いをいたします。
 64ページの2番、「内容と施策」から若干伺います。「緑のネットワークづくり」につきましては、連絡遊歩道の整備など道路行政と密接な関連がございますが、この基本構想を伺いたいと思います。また、地区によりましては目的別テーマということに触れておりますが、市内の文化財と関連づけた具体的なプランをお聞かせいただきたいと思います。
 67ページですが、若干わかりにくい、やはり横文字が出てまいります。「ヤングオールド」ということですが、若年高齢者、これの地域参加がうたわれておりますが、私はいわゆるハイオールド、高年高齢者といいますか、意欲的な方もこの中にも多いと思われますので、その方々への対応も必要ではないかと思います。ぜひお考えをお聞かせいただきたいと思います。
 最後になりますが、72ページの第3節の中に、まちづくりへの市民参加として、各種審議会及び女性の参加ということがうたわれております。しかし、今後の審議会のあり方について若干伺いたいと思うのですが、前期5カ年度中に開かれました数多くの審議会並びに委員会での答申がこの本後期計画の中にどのように具体的に取り入れられたのでしょうか。と申しますのは、審議会や外部委員会が、悪く言えば一応市民の御意見を伺ったという行政側の自己満足に終わってはならない、このように考えるからであります。また、一方、市民の立場から言えば、本来行政サイドで主導すべき事柄まで市民任せにするといった、こういった弊害が出てはならない、このように考えるからでございます。ぜひ、所管の御説明をいただきたいと思います。
 以上、大変長くなりましたが、以上でございます。
◎企画部参事(沢田泉君) 多岐にわたる御質問をいただきました。答弁をさせていただきますけれども、行政報告でも申し上げましたように、計画上の行政指針でございまして、内容決定につきましては計画の推進の中で考えていくものが多いわけでございまして、その考え方の1つとしてお答えを申し上げたいと思います。また、昨日、一昨日等を通じまして、各部の御協力、お骨折りをいただきまして、回答の考え方につきまして調整をさせていただいておりますので、全体につきまして私の方からお答えをさせていただくことを御了解をいただきたいと思います。
 まず、良好な住宅都市としての基盤整備の関係でございますけれども、さらに加えて景観等についてであります。東村山の現状の中で、その計画の方針についてマッチしているかという点でありますけれども、現状の中では確かにかなりの内容の相違はございます。したがいまして、17ページで御説明申し上げましたとおり、良好な住宅都市景観づくりのための指標づくりをし、もって公共、民間とも指導を行ってまいりたい、こういう考え方で計画をさせていただきました。
 また、東村山駅の東口の状況の中でございますけれども、駅前広場は整備されていますものの、周辺につきましては未整備があるところは御案内のとおりであります。後期計画の中では、1つは東口の南側地域につきましては土地区画整理事業で整備をしてまいりたいという計画の考え方でありまして、幸いに地権者の御協力をいただき、組合施行により取り組む準備会も結成されました。可能な限り、3カ年の実施計画の中で進めてまいりたいと考えております。
 さらに、東口を起点といたします、スポーツセンター方向へ走ります都市計画街路3・4・27号線でございますけれども、御質問のように青果市場等の解決が計画推進の大きな位置にあると存じますし、基本的には現在の折衝の中で協力をいただけるという前提に立ちまして、関係地権者の考え方をさらに詰めながら熱意を持って取り組んでまいりたいという考え方であります。
 次に、長寿社会への対応等の内容でありますけれども、ハンディキャップを持った者もそうでない者もともに理解し協力し合って生きていこうという考え方につきまして、行政報告の中で御説明をいたしました。いわゆるノーマライゼーションの実現を進めるものでありまして、基本的には御質問にございました趣旨のとおりでございます。
 また、地域生活の活性化とコミュニティー活動の基盤づくりの点でありますけれども、ゴールドプランとの関係はという点でありますけれども、この点につきましても議会の経過の中でもいろいろ御質問、御指導いただいているところでありますけれども、当実施計画の中で長寿社会大綱を積極的に策定しつつ、御質問にお答えを申し上げる形になろうかと思います。
 また、憩いの家につきましてはおふろとか広間、あるいはステージ等の既定の進めてきた実績があるわけでありますけれども、さらに例えばということで、図書コーナーとか料理教室、小規模ケアハウス等を含めた高齢者のニーズにこたえたものを検討していく必要があるという考え方で進めてまいりたいと思います。
 また、給食サービスにつきましては、これも御案内と思いますけれども、寿デイサービスや、あるいは白十字の八国苑等の在宅サービスセンターの活用をしまして、多様化を考えたいとするものでございます。
 ごみ問題への取り組みでございますけれども、これも御案内のように、資源回収につきましては瓶、缶を中心にいたしまして平成2年6月をもちまして全市に分別排出あるいは回収の普及が図られ、市民の理解と協力のもとにその定着が図られてきております。この定着されました資源回収システムをさらに充実させる努力と同時に、秋水園の整備計画が検討されておりますので、用地の創出と確保を図り、秋水園を核としてさらにストックヤード等について工夫をしてまいりたいとするものでございます。
 次に、将来人口の関係につきましての御質問でございますけれども、御質問の中で毎年 7,000人という御質問がございましたけれども、私どもの計画は全体で 7,000人ということでお答えをさせていただきますけれども、基本指標は人口推計の手法として土地利用による推計方法を用いたものでございまして、具体的に特定した数値の算出ではございません。景観整備につきましては住みやすく潤いのある町としていくために町のたたずまいを整えていこうとするものでございまして、それによっての人口の誘導は直接的には、あるいは部分的には考えてないところでございます。
 ただ、御参考に申し上げますけれども、55年1月と平成2年1月の人口の町別の動向を見てみますと、伸び率で秋津町で24.4%とか、あるいは富士見町で21.5%、久米川町で 26.12%というような各町ごとの伸びが見られます。この伸びと私どもが積算過程で見ました、いわゆる今後の可住地として可能な場所、すなわち田畑、山林、原野等見ますと、その人口の動向と大方マッチングしているということでございまして、御質問の趣旨はどういうところをどういうふうに想定しながらということでありますけれども、前段で申し上げますように、総体として積算はしておりますけれども、現実的には可住地という可能性の問題が大きいでありましょう、そういう考え方であります。
 また、60年度の実績人口の年齢不詳 339人の御質問でありますけれども、国勢調査によりまして数値を用いておりまして、国勢調査の中では年齢を回答されない方等がございまして、年齢不詳ということで表示をさせていただきました。
 また、年齢別の3段階の内訳につきましては、報告でも申し上げましたように計算過程での端数整理をさらにしてまいりたいというふうに考えております。
 それから、産業構造の基本指標で、そのうち第1次産業人口の予測が12年に向けての微増予測はどういうことなんだということですけれども、産業構造の昼間就業者の表につきましては、基本的にはその傾向線、いわゆるその構成上の傾向線として私ども重視しているわけでございまして、結果として表上では10人の差があるわけでありますけれども、その10人の差の積算の内訳を見てみますと、第1次産業に男女別で見ますと女性が10人ふえるということは現実にあります。しかしながら、ただいま申し上げますように10人の差がどうというよりも、その総体的な傾向として第1次産業の減少傾向にある、こういうことで御理解をいただければありがたいというふうに思います。
 それから、土地利用の方向でありますけれども、14ページにその内容が書いてあるわけですが、用途地域の見直しに伴う最終決定は、御案内のように府県行政となっているわけでありまして、今までの経過を見てみますと、48年以来、元年10月の見直しで7回の見直しを行っている経過がございます。これも御案内のように、定期的な見直しと、随時その状況判断によって見直す状況があるわけで、今回、計画の中でもそのような考え方で積み上げをさせていただいております。
 また、東村山駅周辺の東西の連絡道等、あるいはJR武蔵野線の中間駅等の内容でありますけれども、東村山駅周辺の整備の上で東西の連絡をどうつけるかは大きな課題というふうに考えておりまして、これも当プランの1で全体の考えられるファクターを表示しておるところでありますけれども、この中で取り組みを検討してまいりたいというふうに考えております。
 また、久米川駅周辺につきましては、現状に引き続きまして、さらに商業核としての発展が期待されるわけでありまして、その方向での整備を進めていくべきと考えているところであります。
 武蔵野線中間駅につきましては、平成2年度におきまして市内公共交通道路網等につきましても調査を行っているところでありまして、この検討経過や結果を考え合わせながら今後の推進をしてまいりたい、そのように考えておるところでありまして、ぜひ御指導をお願いしたいと思います。
 次に、道路についてでありますが、合わせて市内の9カ所の鉄道駅の連絡はどのように考えるかということでありますけれども、これも御案内のように、各駅周辺が現実に地域の拠点として整備をしていかなければならないという考え方はございます。しかし、この計画の中で9駅をそれぞれネットワークをし、市民生活の向上に役立てる、そういう考え方でありますけれども、その計画の中で現実的には逐次その整備を面的にやっていくという考え方であります。この計画の中ですべてがそうなるという考え方にはなっておりません。
 それから、良好な住宅都市づくりの中で、公団の建てかえについての道路線等の、あるいはアクセスの御質問であります。住宅整備公団の久米川団地の建てかえ計画につきましては、総務委員会等の経過の中でも御論議をいただいているところでありまして、現実に当市においての町づくりを進める上からも大変重要な内容であるという認識に立っておりまして、各関係部課との調整を庁内でしているところでございます。
 いずれにいたしましても、この久米川公団につきましては新青梅街道あるいは東京街道、さらには府中街道等の総体的な路線との関係で整理をしていく必要があるというのが周辺の状況との兼ね合いでございますし、あるいは団地内の道路整備をどうするかというのがまた2点目にあるわけでございまして、これら総体的に考え合わせながら、現在、よりよい推進をすべく作業を進めさせていただいているところであります。
 また、本町の久米川都営住宅の再生計画につきましては、本計画の市センターの地区整備プランに含めておりますとおり、市の中心部を形づくる上で大きな事業でございます。公共施設の張りつけとともに景観的にも市のしんといたしまして隣接する庁舎とか市民センター、図書館、消防署等との整合性を持ちながら、この全体の計画の進めをすべきであるというふうに考えておりますし、そういう中から御質問にもありましたように、シンボルになり得るような方向性を出してまいりたい。具体的にはこれから検討を深めていくわけでありますけれども、シンボルになる建物配置、あるいは緑、公園、さらにはイベントができるような空間スペース、それら総合的に考えながら、公共空間と、あるいは高層住宅とをバランスよく配置し、できれば美しく明るい町づくりになればということでございます。
 それから、特定住宅とはということでありますけれども、車いす利用者向けの住宅とか老人部屋つき住宅等を現在も東京都と折衝、協議をしておりますけれども、そのような考え方であります。
 それから、計画の中で平成4年度に着工について確認したいという点でありますけれども、確かに18ページと62ページの表現が平成4年度着工と、平成7年度で云々ということがありますけれども、この辺のところの書き方というか、表現の仕方が若干誤解を受ける解釈になるかなというふうに私どもも心配しておりまして、1つは平成4年度末に東京都としては現在着工したいという考え方で進めております。そこから大方第1期工事といたしましては平成7年度には入居できるだろうという私どもの考えもありまして、7年度よりと、こういう62ページの表現になったわけでありますけれども、ここはちょっと表現の方法を工夫させてもらう必要があるかなというふうに今考えております。
 いずれにいたしましても、10年から十二、三年のスパンで、今後の動向によりますけれども、期間は相当長いものでありますし、前段で申し上げましたように、将来を考えながら多面的にさまざまな方々の御意見、あるいは住民の御意見を聞きながらこの推進に努めてまいりたいというふうに考えております。
 それから、拠点市街地づくりの、先ほどもちょっと触れましたけれども、東村山駅東西への広場の駐車場等の問題でありますけれども、駐輪場対策といたしましては、東口に当面、市有地と借地によりまして約 3,000台の駐車場を確保しているところであります。また、東口の駐車場用地につきましてはほとんどが区画整理事業地内にあることから、先ほども触れましたように今後の推進の中でその整理をしつつ、駐車場としての立体化等含めて検討する必要があるというふうに考えております。また、西口につきましては西武鉄道の協力をいただきまして、一定の用地を提供していただけるという見通しになっておりまして、これらの整備に当たってまいりたい。
 また、地下駐車場につきましては、今申し上げましたような行程、あるいは推進過程の中でもう少し検討させていただきたいと思います。
 それから、道路交通網の整備でありますけれども、障害者福祉の生活環境の改善の項で──34ページでございますけれども──触れておりますように、障害者や高齢者に配慮した町づくりを進めていきたいというふうに考えておりまして、現実に推進しているところでもございますけれども、そのために道路や公共施設整備を進めるとともに、指針となるような指標を定めていこうという考え方でございまして、特にプランの4にありますように地域保健施設との総合的な展開をしてまいりたいと思っております。
 それから、3・4・28号線の整備と久米川再生との先ほど申し上げました平成4年度末着工との整合性でありますけれども、これは整合性を持って進めるという考え方でここにセットをさせていただきました。
 また、都市計画道路の隣接市との協議や調整の件でございますけれども、定例的には行ってはおりませんけれども、その都度、各関係市等との調整をさせていただいて進めさせていただいているのが実態であります。
 また、カーブミラーにつきまして、歩行者等のということも御質問にございましたけれども、自転車や歩行者等が共有しているのが実態でございまして、歩行者専用等のカーブミラーというふうには計画上では考えておりません。
 それから、水洗便所の改造助成事業等でありますけれども、御案内のように、東村山市の水洗便所改造資金貸付条例や東村山市水洗便所改造助成規則に基づきまして現在推進しているところでございまして、それぞれの内容での経過を見てみますと、貸付金、助成金を含めてその実績を一応チェックしてみました。一般的には貸付限度額の30万につきましては現状妥当な金額ではないだろうかと判断しているところでございます。なお、助成金の増額見直しにつきましては、さらに状況等見た中で判断すべき内容と考えているところであります。
 それから、水道水の節水の方策はという点でありますけれども、計画化に当たりましては財政面と、あるいは相当の時間を費やすことになりますけれども、雨水の中水道としての利用や下水道排水の二次、三次処理の利用計画等を検討し、大規模な住宅建てかえ等については関係機関と十分協議をしながら進めるべき内容であるというふうに考えております。
 それから、上水道の雨水調査の点でありますけれども、いわゆる漏水防止対策であります。漏水には自然漏水と事故漏水があるわけでありますけれども、自然漏水につきましては実施計画にある漏水調査を実施して改善していく考え方であります。また、抜本的対策といたしましては、老朽管の取りかえやメーターバルブの更新等を現在実施しておる内容を推進していくという考え方で立案をさせていただきました。
 それから、下水道の普及整備についての確認でございますけれども、これも行政報告のときにちょっと触れさせていただきましたけれども、平成2年度末での整備率は70.3%であります。今後の予定内容はそれぞれ各年度ごとにあるわけですが、実施計画上では平成5年度までを計画を具体的に入れさせていただきました。それらを含めて平成3年から7年までの推進すべき面積は 475ヘクタールであります。したがって、さっきの70.3%、残り29.7%ということでありますけれども、平成7年度完成に向けて職員が一体になって取り組みたいという考え方であります。
 次に、道路冠水箇所への浸透施設等の促進でありますけれども、浸水補完対策事業といたしましては、それぞれの年度に実施計画上で事業費を設定させていただきました。雨水対策事業につきましては、公共下水道事業の完了と合わせまして計画的に実施する必要があるというふうに考えておりまして、具体的にその進め方について計画の中で表示をさせていただきました。
 それから、23ページの緑の保全と育成の点に関係いたしまして小中学校あるいは公共施設等の緑化の問題であります。平成元年度に南台小学校の東西両側の道路にサツキ等生け垣化の工事を実施しておりますことは御案内のとおりであります。平成3年度におきましても回田小学校の外構工事等の推進の中で実施してまいりたいという考え方でございます。
 また、学校の緑化対策につきましては、東京都の労働経済局より公共施設の緑化を推進するために苗木の無料配布があるわけでありまして、その内容で63年度以降積極的に実施しておりますことは御案内のとおりでありまして、今後も引き続き事業推進を図ってまいりたい。
 それから、特にその中で種等風船を飛ばすなどの工夫はどうかという点がございましたけれども、これいろいろ問題がございまして、架線の事故等があってこの種のものは自粛するようにという現実的な内容もございます。そういう意味では、せっかくの御提案ですけれども、ちょっと難しいのではないだろうか。計画の中では特に入っておりません。
 それから、緑の保存と育成の中で、緑化事業としての公共施設の生け垣化という点につきましては、ただいま申し上げた内容を含めながら、さらに推進していくべき内容であるというふうに考えております。
 それから、公園の整備でありますけれども、現在、都市計画公園として計画決定されていまして未供用の公園は3カ所あるわけでありまして、前川公園、八坂公園、天王森公園であります。これらを含めまして平成2年度、3年度に、実施をしておりますし、する予定であります総合計画の中である程度分析をしながら御質問の趣旨にこたえてまいりたい。なお、プラン3で文化ともりのネットワークプランがございますけれども、この中でもそのような方向づけをさせていただいております。
 それから、河川・水辺環境整備の中で、橋のかけかえの場合の橋の名前等の内容でありますけれども、既設の橋のかけかえに当たりましては、既に地元等で市民になじまれている名称がございます。それら等を踏まえて、さらに新設等については御質問のように公募等の方法も検討してまいりたい。
 それから、防災体制の充実でありますけれども、特にはしご車の対応であります。はしご車につきましては東村山消防署に1台配置しておりますけれども、このはしご車につきましては約7階、25メートルぐらいの高さにはしご車としての機能を果たすわけでありまして、なお近隣消防署との関係、協力関係あるわけですが、立川消防署には13階で40メートル級1台、あるいは小平消防署につきましては10階から11階級が1台、このような周辺の配置があります。
 このはしご車の問題につきましては、今現状での高層化の時代におきましてはしご車だけで対応できない、これは御案内のとおりでありまして、例えば公団等の高層化をどう対応するかという現実的な問題があります。これにつきましては、これも御案内と思いますけれども、各建物にはしご車にかわる特別の階段を設けるという工夫がされておりますし、あるいはスプリンクラー等の位置づけの中で防災の確保を図る、こういう内容も含めまして防災体制の充実をしていくという内容になっています。
 それから、ヘリポートの関係でありますけれども、率直に申し上げて計画の中では予想をした計画にはなっておりません。ただ、現状の公共施設につきまして、例えば公園等の平面活用を含めて今後の課題にしてまいりたいというふうに考えております。
 それから、防災教育への導入の点でありますけれども、防災教育につきましては毎年9月1日防災の日に全校一斉に防災訓練と保護者への引き取り訓練を行っているところでございまして、その他常時あるいは随時に全校の安全指導計画を策定いたしまして、安全対策に関する講話及び避難訓練等の安全指導を計画的にやっているところでございまして、これらも今後とも進めてまいりたい。それぞれ先生方の分担ができておりまして、現実に推進しておりますし、そのようなカリキュラムも組まれておるということであります。
 それから、保安・防災体制の整備でありますけれども、特に街路灯の深夜の機能の点でありますけれども、この点もそれぞれの市民によりまして考え方があるわけですね。例えば、今、現実問題としてかなり国際化の内容も含めて夜間にお帰りになるとか、夜間の活動が活発になるとかいうことでは、むしろ夜間も街路灯をもっとふやしなさい、こういう御意見もあります。それらの点を含めながら考えていく必要があると思いますけれども、特に、具体的に南台のトイレの関係等を含めての御質問では、これも難しい点でございまして、もう少し先進市等の実態を踏まえながら、あるいは参考にお聞きしながら、その検討をしてまいりたいというふうに考えております。
 それから、清掃業務の関係で、乾電池の回収の問題でありますけれども、乾電池や蛍光灯等の有害回収につきましては、瓶、缶回収に合わせまして回収ボックスを置き回収に当たっておりますけれども、その効果は大きく出ているところであります。また、瓶、缶の資源回収のシステムにつきましては、全市に普及されてまだ間がなく、当分の間、現行方式を第一義的として充実、推進を図ってまいりたい。なお、空き缶についての回収といたしまして、不特定多数が集まる場所への回収ボックスを設置し、実験試行の段階を踏まえてまいりたいというふうに考えております。
 また、流通業界との連携や協議機関でありますけれども、これも御案内のように、廃棄物処理法の改正や再資源利用促進法の国レベルでの論議がありますけれども、これらの動向とともに生産、流通、消費、行政と、それぞれの立場での役割がありますので、この辺の連携をとりながらやってまいりたいと思います。
 それから、最終処分場の現状と今後でありますけれども、現在の広域処分組合での廃棄物処分場につきましては昨年12月で全体の50%が埋め立てられておりまして、遅くとも平成8年度には埋め立てが完了するというふうに推移されます。そこで、広域処分組合につきましては平成2年度、廃棄物減容化基本計画検討委員会を設置いたしまして、処分場へ投入されるごみの減量化の実現のために具体的検討に入っている段階であります。その結果は平成3年度末には出るというふうに考えております。最大課題となっております2番目の処分場につきましては現地予備調査の結果を踏まえて最終候補地を選定するため、地元及び周辺市町村等との協議を重ねておりまして、平成3年度はその協議の経過を踏まえますと重要な年となるのではないだろうかという現況であります。
 次に、公共施設等の酸性雨の被害状況でございますけれども、環境庁では昭和58年から5カ年計画で酸性雨の成分の分析調査、及び湖とか沼、あるいは土壌等への影響を把握するための分析調査等をしているところであります。土壌及び生態系への影響は現時点では顕在化していないというふうに聞いておりますけれども、将来の影響があらわれることも懸念されるということから、当市におきましても強い関心を持つ中で計画に示したような記述にさせていただきました。
 それから、水質汚染とマンション等における貯水タンク内の汚染調査でありますけれども、水道法の定めによりまして有効容量の10トン以上の貯水タンクにつきましては簡易専用水道という施設に位置づけられるわけでありまして、この場合には厚生大臣の指定する機関で検査するよう義務づけられておりまして、これ以外の小規模給水施設につきましては指導要綱に基づきまして、保健所によって管理者に指導を行っておるのが現状であります。
 次に、地域保健の充実でございますけれども……。大変失礼いたしました。次にというのは取り消させていただきまして、市民福祉の充実の点で32ページでございますけれども、支え合う地域福祉としてボランティアバンクの創設の考え方であります。御案内のとおり、来るべき高齢化社会に対応すべく福祉六法等の改正がなされておるわけでありますけれども、要点は在宅福祉の充実、市町村の役割重視であります。無論、単なる高齢者対策のみではなく、障害者を含めた地域福祉の充実を図るという理念の中で、私どもは計画を立てさせていただきました。特に計画の中で優しい町づくりというものを打ち立てておりますけれども、これら推進には市民の協力が全面的に必要でございまして、この具体的な内容につきましては報告の中でも申し上げましたように、福祉三相計画等の計画を推進する中で体系的に整理をし、その推進をしてまいりたい、このように考えております。
 それから、市民福祉の充実の中で、後段でありますけれども、国保財政の健全化と市民の健康管理ということですが、高齢者保健福祉推進10カ年戦略への国保サイドへの対応として保健施設活動のより積極的な展開としての平成3年度よりコンピューターの活用による対象者の健康度や日常生活状況を分析し、具体的な健康指導を行う等の内容がございます。関係部課と十分協議しながらその推進を図ってまいりたい。
 次に、高齢者の生活基盤づくりの点でありますけれども、特に本町都営住宅再生計画でのシルバー計画について障害を持つひとり暮らし高齢者に対する計画での配慮はどのようなものかという点でありますけれども、これにつきましてもシルバーピア計画での障害者を持ったひとり暮らし高齢者に対する配慮等を重ねながら、第3次計画の中でも地域高齢者住宅計画の策定を予定しているところでありまして、これには御案内のように、建設省あるいは東京都等含めてこの推進に取り組んでまいりたいという考え方であります。
 それから、健康の保持と回復で、介護体制の充実という点でありますけれども、高齢者のスポーツの普及振興に当たりましては、既成のスポーツ観にとらわれることなく健康保持や増進等基本に考えながら、レクリエーションあるいはスポーツとしての要素を多く持った内容のもの等考えることが重要であるというふうに考えておりまして、そういう考え方で計画をつくらせていただきました。
 それから、さらにボランティアの組織化や育成、そしてその福祉活動の点でありますけれども、市民福祉の充実に向けまして極めて重要な位置づけにあると考えております。有償ボランティア制度とか、さらには御質問のボランティアバンク制度等含めて検討していく計画となっております。
 それから、小学校のランチルームの拡大を図れないか等との御質問でございますけれども、ランチルームにつきましては現在大岱小学校、北山小学校、久米川小学校に設置しておりまして、その雰囲気、環境等の中で喜んで給食をしておるところであります。この拡大につきましては、計画上でも御説明いたしましたように大規模改修等に合わせて考えていく必要があるだろうというふうに考えております。
 また、教育委員会といたしましては、生徒の意向……。失礼いたしました。
 次に、中学校給食の導入についての御質問でございますけれども、教育委員会といたしましては生徒の動向や先生方の考え方、施設の問題等解決しなければならない困難な問題を多く抱えております。先生方から今後、あるいは現在養護教諭部会等で検討していただいておりますけれども、これらの一定の方向を見出す中で考えてまいりたいというふうに思います。
 次に、科学教育の観点で田無にできる子供科学博物館の利用はということでありますけれども、その利用の中身につきましては現時点におきましては具体的に考えておりませんので、今後、子供科学博物館の進捗状況を見きわめながら、その内容については検討してまいりたいというふうに思います。
 それから、青少年の健全育成の中で管外市民施設についての内容であります。管外市民施設であります白州山の家の老朽化に伴いまして早急に改善が望まれることから、これも御案内のように第7期の社会教育委員会の会議におきまして検討され、さらに実現に向けて検討を深めるために管外市民施設内部、外部の検討委員会を進めてきた経過につきましては御案内のとおりでございます。この経過を踏まえながら、あるいは、それぞれの委員会の報告事項等十分にしんしゃくした中で、施設の性格を初め場所の選定等実現に向けてさらにの方向づけをする必要があるのではないだろうかということを踏まえて、平成3、4、5の実施計画の中でのスケジュールを組まさせていただきました。
 それから、社会教育活動の推進の中で図書館の充実整備等の内容であります。図書館の後期3カ年計画は、まず第1としては蔵書の充実であります。第2は図書館のOA化システムで、5館のネットワーク化を図り、サービス向上に努めたいとするものでありまして、第3は平成4年度におきまして廻田文化センター内に第5館目を開館し、市民サービスに努めたいという考え方が後期3カ年の実施計画であります。御質問の中の夜間対応等の点でありますけれども、勤務体制の確立などを含めまして多くの問題点を解決しなければ実現は困難でありますので、これらの解決案を含めて研究課題とさせていただきたいというふうに考えております。
 さらに、郷土博物館等の点でありますけれども、御案内のとおり、平成2年5月に郷土博物館設立準備委員会の設立をいたしまして、御質問にもございましたとおり特色のある計画についても論議をいたしておるところであります。今後もこれらの問題が論議の対象になると考えております。
 また、鎌倉時代に焦点をという点でありますけれども、一般的には原始時代とか古代、中世、近代、近近代というふうに歴史は区分されておりまして、当市は、これも御案内のように、古代のかわら塔等が多摩湖町で出ておるわけでありまして、そういう意味では中世の鎌倉時代とともに古代の内容も必要ではないか。ただ、そのような東村山の歴史をあわせ考えながら進めてまいりたいという考え方であります。
 それから、市民体育の振興でありますけれども、御質問にもございましたように、スポーツに限らず、あらゆる分野におきまして指導者の資質は重要な要素であります。当市はスポーツ振興審議会を頂点にいたしまして体育指導員、公認スポーツ指導者の組織があり、これらの方々の考え方を集約して、今後ともスポーツ振興に努力をいたしたいという考え方でおります。
 また、プールにつきましては48ページで、行政報告で御説明申し上げた内容で推進をしてまいりたい。
 また、スポーツ振興等の具体的内容でございますけれども、体協傘下では競技を主体としたスポーツ──競争競技ですね──を主体としたスポーツを行っておりますけれども、市といたしましてはレクリエーションを主体としたスポーツの分野に重点を置く考え方で進めております。現在、体育指導員ではグラウンドゴルフの普及だとか、老人を主体とした触れ合い散歩を企画し、市民に新スポーツとして普及に努めておるところであります。
 また、公認の競技場づくりの点でありますけれども、用地問題等含めまして大変難しいとは存じます。当面は学校の夜間照明の設置、あるいは恩多グラウンド周辺の用地確保等に努めてまいりたいという考えであります。
 次に、アメニティートイレの設置促進等でありますけれども、特に御質問の中で駅前などのトイレの点はどうかという点でありますけれども、駅前に公衆トイレを設置してほしい旨の陳情が出されておりまして、この審議をしていることは御案内のとおりでありまして、その内容も含めまして今後のあり方を検討してまいりたいと存じます。
 次に、男女共同参加の項の点での御質問でございますけれども、この項の目標とするところは男女とも協力して暮らしやすい社会を築いていく共同参加型社会の実現にある。これは過去の議会の中でもいろいろ論議をしていただきました。そのような基本的な考え方できておるところでありまして、具体的な内容としての御質問として、現在のPTA活動のように、会長から役員がほとんど女性だけという姿も余り望ましい状況ではないだろうかというふうに考えておりまして、こういう分野でも男性も参加できるような運営方法や条件整備が必要だというふうに考えております。
 それから、国際参加への対応でありますけれども、国際化への対応について具体的にスポーツの交流促進という御意見でございますけれども、今後の交流がどのように進展していくかということによりまして中身の検討をする必要があると考えております。国際交流で海外へ行く場合の目的等明確にすることもまた必要かというふうにも考えておりますし、そういう中で、現在の制度で活用可能ではないだろうかというふうに考えております。
 また、基金の果実の利用はどうかという点につきましては、現段階では基金利子も含めまして積極的に基金枠の拡充が第一義的であるというふうに判断をしているところであります。
 次に、消費生活の向上等の点でありますけれども、消費者活動とごみ問題との連携がとれないかという点ですが、御案内のとおり、当市に消費者団体連絡会がございまして、その中での取り組みとして一般消費者への啓発啓蒙等、消費者展においては過剰包装だとか、あるいは牛乳パックによるはがきづくり、または勉強会等では一般募集によるごみ処分地の見学等を積極的に行っているところでありまして、今後とも進めてまいりたい。
 それから、東村山駅の東口、西口広場の連絡につきましては、先ほど触れさせていただきましたけれども、いずれにいたしましても現状では具体的な考え方は持っておりません。西口開発につきましての整備内容等の方針につきましては、今後十分な協議を重ねながら取り組んでいく必要があるというふうに考えております。
 本町久米川再生計画との関連で行政、文化、福祉施設整備とあるけれども都営住宅居住者とその他の市民の利用としての考え方があるのかという点でありますけれども、再生計画では単に都営住宅の建てかえとしてではなく、市のセンター地区の整備としてとらえております。そこで、関連いたしまして公共市民施設の整備や周辺道路整備等も地区全体の整備の観点で見ていきたいという考え方でありまして、施設整備にいたしましても全市民を対象にしたもの、一定の周辺市民施設として配置するもの、さらには居住者のための集会所や児童遊園などのようなもの等、対象はいろいろ考えられるわけでございます。また、そのように、先ほど申し上げましたようにいろいろなファクターを考えながら考え方を詰めているところでありまして、各施設ごとに市全体整備計画との関連の中で検討していく方がよりベターであるというふうに考えております。
 それから、緑のネットワークについての内容でありますけれども、緑を基調にいたしました町づくりを推進すべく、現在、緑の総合計画の作成に取り組んでおります。作成に当たりましては、平成2年度は緑の現状把握、分析、市民意識等の作業を行っておりまして、3年度は緑の町づくりのための目標と具体的な計画をつくりたいと考えております。そういう中で御質問の具体策については一定の方向づけが出る、あるいは出したいという考え方であります。
 それから、ヤングオールドの地域参加云々という点でありますけれども、これも表現の方法としてその解釈はいろいろあろうと思いますけれども、御質問にあったように、ハイオールドということのみではなくて、ヤングオールドということも意識しながらの立案であります。
 それから、町づくりへの市民参加でありますけれども、市民の意見を行政に反映する方法は日常的な広聴活動や各種審議会等さまざまに活用させていただいております。具体的に取り入れさせていただいた例といたしましては、例えば広聴はがきによって補完工事を進めるとか、個々の例はたくさんあるわけでございます。最も最近の例としては総合計画審議会の例がございます。現実に委員22名の方にお骨折りいただいたわけでありますけれども、女性の委員さんは、例えば生鮮野菜につきまして市内で生産したものを市民に供給する体制をきちっとすべきじゃないか、こんな意見も出たところであります。
 以上、整理し切れないで聞きにくい点もあったかと存じますけれども、前段で申し上げましたように、計画の考え方等について総じてお答えをさせていただきました。
 以上です。
◆23番(鈴木茂雄君) ありがとうございました。
 先にまず質問の、私の方の質問で1点ちょっと訂正をさせていただきたいんですが、52ページの3番の「国際化への対応」の中で、私、小中学生の利子補給の全額利子補給というふうな言い方をしたらしいんですが、これは基金の利子運用について、特に小中学生への海外派遣費用の全額負担という意味でございますので、訂正をさせていただきます。御答弁は今伺いまして、まずは基金の拡充が先だというふうな見解ですので、これについては結構でございます。
 あと、幾つかありましたんですが、中で重要な部分だけちょっと漏れている部分があるかと思われますので、3つだけお尋ねをし直します。
 20ページの3番の道路交通網のところだったんですが、本町都営再生との着手年度と比べて3・4・28号線の着手年度が遅いんではないかというのがありました。この点ちょっと抜けたかと思いますので、再度お願いします。
 もう1点は、45ページの2番、市民文化の育成と文化財保護の点ですが、観光事業のシンボルづくり、名所づくりはという質問があったかと思います。この点再度お願いいたしたいと思います。
 もう1点は、62ページの、やはり本町都営の周辺整備、この中で市民ホールの構想について伺っているんですが、これも若干触れていただきたいと思います。
 以上3つだけお願いします。
◎企画部参事(沢田泉君) 道路交通網の中で、特に本町都営の再生に関係いたしまして3・4・28号線の点につきましては、プランの1、2の中でイメージ化をさせていただいておりますけれども、都営、本町都営の東側を通る道路でございまして、当然、この整合性につきましては東京都との調整をさせていただいておりますし、東京都の考え方を聞いておるところでございます。ただ、これはまさに東村山として推進しなければいけない道路でございますので、もう少し東村山市の考え方、あるいは現在久米川駅から恩多に向かっての都市計画街路を推進しておりますけれども、これらの兼ね合いを含めながら整理をしてまいりたいというふうに考えております。
 それから、文化財の関係でシンボルづくりというのは大変村興しを含めて大切なことだというふうに思います。現実的な内容として考えておりますのは、北山等含めたショウブ園を中心とした内容が第一義にあるだろうというふうに思います。先ほども全体の中で触れましたけれども、緑のネットワークなり、あるいは文化、歴史を含めてのネットワーク、公共施設を含めてのネットワークという中で、全体を一度にできるのは難しいので、部分的、面的なつながりをひっくるめながら、シンボルづくりの可能性を追求してまいりたいという考え方であります。
 それから、市民ホールにつきましては、率直に申し上げて、計画上は検討すると最後に書いてございますけれども、市民ホールの推進にはかなりの財源等要しますし、例えば本町都営の再生の中での今までの協議経過では、東京都の考え方として当然東村山市で用地等を確保し、例えば本町都営の中で考えるならば、その代替を用意すべきである、こういう内容等もございます。したがって、現状で検討するというのは、第1番目の拠点市街地づくりでもございますように、東村山市の庁舎、市民センター等を考える中で、もう少し検討のファクターを整理してみたい、こういう考えであります。
 以上です。
○議長(遠藤正之君) ほかにございませんか。田中富造君。
◆25番(田中富造君) 総合計画の後期5カ年計画につきまして何点か質問させていただきます。
 最初に、3月1日の市長の施政方針演説の中にもございましたが、この後期5カ年計画につきましては、前期の5カ年計画が当初 314事業に対しまして実績として 383事業行われた、こういう表明がございました。また、3カ年計画全体では 334事業が計画されているということでございますが、この市長の説明の中ではこの総合計画の前期計画がどうであったのかということについて、説明がございません内容につきまして質問してみたいと思いますが、例えばこの前期5カ年計画の中で市民要望または町づくりの点から見て不十分な点があったのかどうか。また、それを受けて後期5カ年計画で今後十分発展充実させるべき事業はどういうものがあるのか、この点について最初にお聞きしておきたいと思います。
 2番目に、第3次実施計画では平成3年度から平成5年度まで各年度ごとに大項目、中項目というふうに明記されておるわけでありますが、事業費、いわゆる予算額が明示されていないということで、各単位事業ごとの事業費の明示が必要ではないかというふうに思いますが、その点についての見解、なぜ明示していないのか、お聞きしておきたいと思います。
 それから、3点目に将来都市像の具体的な姿を「いきいきとくらしやすい住宅都市」、このように位置づけしております。これは良好な住宅都市づくりということで第1項の1に明記されているわけでありますが、この点についてお聞きしておきたいと思いますが、例えば久米川公団の問題でございますが、現状のままでは高家賃を伴い、住み続けられない、特に年金生活高齢者、こういった方々に対しまして、この計画では第1期工事を平成4年度というふうに設定いたしまして、事実上認めてしまっているというような文面になるわけですね。そこで、この総合計画ではこの辺の住民の感情との関係でどのようにこの久米川公団の建てかえを位置づけているのか、お聞きしておきたいと思います。
 それから、ワンルームマンション、あるいは、特に栄町等におきましてはマンションの乱立などが見られるわけでありますが、良好な住宅環境という点ではさまざまな問題をつくり出しているわけでありますが、この良好な住宅環境をつくるという点で、この点での規制がどのように考えているのか、お聞きしておきたいと思います。
 それから、宅地開発指導要綱の点についても触れられておりますが、これは指導を強化するのかどうか。例えば、今、宅地開発につきましては 1,000平米以上ということ、あるいは16戸以上というような規定がございますが、これをいろいろと利用いたしまして、ぎりぎりの開発が行われておりまして、そこで後、町づくりに多々問題が発生しているところが見られますが、そういう点を考慮いたしまして、この指導の強化をどのようにしていくのか、お聞きしておきたいと思います。
 それから、良好な都市景観の指標というのがございますが、先ほどの質疑の中でも、質問の中でもありましたが、ただ第3次実施計画では全く着手されていないというふうに解釈できるわけですね。そこで、この問題については重大な問題でありますので、5カ年計画ということではなくて、その前段の第3次実施計画の中で直ちにその方向性をつくり、この東村山の町づくりの基本とすべきではないかというふうに思いますので、その点についての考え方をお聞きしておきたいと思います。
 それから、4点目に市の都市核として機能していくべき東村山駅周辺の整備、その一環としての西口広場再開発計画の推進というふうなことがうたわれておりますが、西口をどのようにしようとしておるのでしょうか。広場の面積だとか、先ほどもありましたように地権者や関係者その他駅利用の市民の意見をどのように反映させていくのか、お聞きしておきたいと思います。
 5点目に、都市核としてこの総合計画では東村山、久米川、秋津の主要3駅周辺地区の整備、商住機能を持つというふうにうたわれておるわけでございますが、特にこの中では商住機能を持つということで位置づけしております秋津周辺につきましては、総合計画で何の記載がないわけですが、この辺についての理由をお聞きしておきたいと思いますし、特に狭隘道路対策、あるいは久米川駅に次いで駅利用が多いといわれているこの周辺の買い物道路の関係だとか、あるいは歩行者天国だとか、こういった活性化についてどのような発想があるのか、お聞きしておきたいと思います。
 6点目に、東村山らしさというものが強調されておりまして、都市機能を創造する4つのプランが設定されております。この中で文化ともりのネットワーク形成プランというのがございます。これは基本的なネットワークとして緑の拠点の間をサイクリングロードや散策道で結ぶという緑道のネットワークづくりを行うこととしているわけです。そして、緑道整備につきましては、この総合計画では生活道路の整備の中に位置づけられておりますが、サイクリングロード、あの美住町の、富士見町、美住町にかけての──萩山町ですか──サイクリングロードはわかるといたしましても、この総合計画の最後の方にあります、図面がございますが、この狭い道路、狭い歩道、こういうふうに見られる東村山の中でこの余裕のない沿線といった状況でありますが、果たしてこの図示されておりますような緑道整備が本当に可能なのかどうなのかということで非常にこの建設が疑問に思いますので、その点について具体的な考え方についてお聞きしておきたいと思います。
 それから、7点目に東村山駅東口土地区画整理事業でございますが、これは私たちも全国どこかの町、市などに行政視察に行ってみまして、だんだんこのらしさというのが、どこの市も東北も九州も東京みたいになってきたというようなこともいわれておりますが、そういった点でこの駅前再開発というか、土地区画という点ではここで東村山らしさというのを出すのは確かに必要だと思いますが、竹林の広島県竹原市だとか、ケヤキ並木の仙台市だとか、こういうような、らしさが強調されてよろしいと思いますが、それでは、この東口につきましては東村山らしさを強調した事業としてどのようなものをお考えになっているのか、お聞きしておきたいと思います。
 8点目に、庁舎増改築、市民センターの改築、この中には保健センター、教育センター、そして中央図書館の増改築、そして進入路、あるいは広場としての空間とか、この東村山市のシンボルゾーンというふうに位置づけておりますが、この中で庁舎は平成4年に設計し、平成5年で第1期工事ということでペースが非常に速いというような状況が見られるわけですが、シンボルゾーンということだけに慎重さも必要でありますし、市民の方々、関係者の方々の多くの意見を聞いて本当にこの東村山のシンボルとしてこれからつくりかえていくのならば、そのような方向で進めるべきではないか。市民センターが雑居ビルというようなことになっては困りますので、その点についての考え方をお聞きしておきたいと思います。
 9点目に、第3次実施計画では市道が42路線について拡幅改良、歩道設置が行われるようになっております。これはこれで結構でございますが、しかし市内には交通上、防災上危険な狭隘道路がたくさんございます。東村山はこの狭隘の解消ということで、解消して広い歩道を設置することで、この東村山らしさというものをつくり出してはどうかと思うんですね。と言いますのは、東村山だけじゃなくて、この三多摩多くの自治体で確かに道路が狭いというのを私たちいろいろな形で出かけてて感じておりまして、これは生活道路に特にそういうところが多いわけです。そこで、ハンディキャップを持つ人に思いやりのある環境づくりを進めていくというふうにうたってありますので、そういう点も考えて、この辺の狭隘道路の解消についての東村山らしさをどのように考えているか、お聞きしておきたいと思います。
 10点目に、町づくりの課題の4本柱の1つにごみ問題が位置づけられております。先ほどもこのごみの問題が出されておりましたが、ごみの総減量を図るには行政あるいは個人の努力とともに企業の責任というものも必要ではないか。先ほどでは国会での法制化ということを待つというようなお答えだったでしょうか、そういうことが言われておりましたが、いわゆる今度の総合計画では企業への啓蒙というような文章になっておると思うんですが、これを企業責任の明確化という形で一歩進める必要があるのではないか。そして、トレイの追放だとか、メーカーによる瓶の回収、紙パックの回収、今ビール瓶はメーカーが回収しているけれども、一升瓶は回収していないというような実態もございます。こういうことでこの辺の要求をすべきではないかというふうに思います。
 それから、秋水園の施設整備事業につきましては、今後のし尿処理施設、あるいは焼却炉施設等の検討の中で周辺整備事業、複合施設につきましてはこの第3次実施計画に具体的には入っておりませんが、この点について基本計画的なものの検討は行う必要があるのではないかというふうに思いますので、その点についての考え方をお聞きしておきたいと思います。
 11点目に、地域保健福祉の総合的な展開プランでございますが、この中心となるのが長寿社会に対する在宅福祉サービスであります。この総合計画の中では、現在の施策、体系を見直し、高齢者福祉と障害者福祉等との一元化を推進とうたってあります。ところが、5カ年計画ではきめ細かな施策については長寿社会対策大綱の策定というふうにうたわれております。そして、高齢者アパートの推進だとか高齢者在宅サービスセンター事業がうたわれておるわけでありますが、しかし大綱策定について第3次実施計画で全く手をつけていないということでありまして、これは非常に残念だなという感じがするわけです。在宅サービスもこの寿と八国苑の委託中心ということもありまして、長寿対策基金ですか、これについての考え方も明確でないということでありますので、この長寿社会対策大綱については直ちに策定に入るべきではないかというふうに思いますが、お考えをお聞きしておきたいと思います。
 また、市民のボランティア活動が多方面にわたって強調されておりますが、今、障害の重度化ということもいわれておりまして、善意だけではなかなかこの在宅福祉が解決しない部分もございます。そこで、ホームヘルパーの大幅な増員だとか、保健婦の充実を強調する必要があるのではないかと思いますが、この点についての計画での考え方をお聞きしておきたいと思います。
 12点目に、社会教育活動を生涯学習の一環としてとらえ、活動内容及び活動施設の充実を図るとうたってございます。しかし、その場を提供する公民館、図書館は5館構想にとどめております。7館構想に復活していないのは非常に残念でありますが、この7館構想、そもそもが、市民が気軽に歩いてどこの地域からも15分以内で行けるところに公民館や図書館ということで生涯学習を行える、そういうことが7館構想の基本だったと思います。
 そこで、この復活を図るべきではないか。そしてさらに、生涯学習についての市の方針を第3次実施計画において作成すべきではないかというふうに思いますが、この考え方をお聞きしておきたいと思います。
 13点目に、都市農業の推進の面でございますが、観光農園の検討やレジャー農園の整備ということもうたわれておりまして、それはそれでよいと思いますが、農作物の市内消費の促進が具体的には生産物の即売所ネットワーク化にとどまっているというふうに思われるわけですね。そこで、今、消費者の共同購入運動というのが盛んになってきておりまして、農業者と直接結びついた運動、しゅんの味運動というのがございます。これが広がっておりまして、この東村山でもわざわざ千葉県の方からこの農業者にしゅんの味をつくっていただいて季節季節の野菜が届くというふうなことが行われております。また、八王子でも地場産業ということで行われておりますが、東村山でこそ消費者と農業者が提携して、こういういわゆる農業と結びつく、確立する運動を行うべきではないか。こうすれば、いわゆる生産物即売所のネットワークにとどまらず大量の消費、そして生産が生まれていくのではないかと思いますので、この点についての考え方をお聞きするとともに、学校給食についても現在、根菜類だけが供給されておりますが、葉物への拡大ということで省農薬、あるいは有機質肥料を使用した、そういった内容で拡大してはどうか。それを総合計画の中にうたっていく必要があるんではないかというふうに思いますので、お考えをお聞きしておきたいと思います。
 14点目に、緑の総合計画策定の年次が平成6年度以降ということで非常にペースが遅いのではないか。その間、失われるであろう緑地というものもございます。それらの対策が強調されておりません。八国山緑地の都費買収も、平成元年度で全体が39.1ヘクタールの中で
18.7ヘクタールで、63.6%にとどまっておりまして、この辺の都費買収も急がせるべきではないかというふうに思います。それから、全生園などの入園者の方々が行っている緑化運動、あそこを将来市民の緑として残そうという運動が今行われておりますが、こういった民間で行われている緑化推進、これをどのようにこの総合計画の中に位置づけるかということも必要ではないかと思いますが、これが文面では見受けられませんので、その点についての考え方をお聞きしておきたいと思います。
 15点目に、清流の復活問題でございますが、柳瀬川、空堀川、前川等がございます。公共下水道の普及の中で流水量の減少が行われることは御承知のとおりでありますが、しかし環境整備ということでは清流復活の条件が整備されてきていることは事実でございます。雨水対策だけで流量の確保はなかなかできませんので、野火止用水のように二次処理水の利用等を含めまして東京都と協議を進めるべきではないかと思いますので、その点についての考えをお聞きしておきたいと思います。
 16点目に、今まで、前期5カ年計画を含めました今までの市行政の中で幾つかの問題についてお聞きしておきたいと思いますが、先ほどの質問の中で中学校給食の検討もございました。それで、言ってみれば相変わらずと言っちゃ失礼ですけれども、そういう御答弁でございますが、それでは、中学校給食を検討するということでありますが、この5カ年計画ではどこまでこの中学校給食についての到達点を求めているのか、到達目標は何なのかということについてお聞きしておきたいと思います。
 それから、男女共同参加の促進につきましては、女性行動計画の策定が盛り込まれておりませんで、男女共同参加に解消しているという問題がございます。2年半にわたる婦人問題懇談会の論議と答申が、残念ながら生かされていないのではないかと思いますが、この辺の行動計画を含めた内容についてどのように考えているのか、お聞きしておきたいと思います。
 それから、平和の問題でございますが、東村山市は市長が、市議会も決議いたしまして、市長も核兵器廃絶平和都市宣言を発表されたわけでございますが、それについての具体的な位置づけと施策がないのは非常に残念です。湾岸戦争の勃発だとかいろいろございまして、平和はますます強調しても強調し過ぎではないと思いますので、この点についての考え方をお聞きしておきたいと思います。
 そして、先ほど武蔵野線の新駅についてございましたが、調査費は2年度に計上したわけでございますが、この5カ年計画では全然うたわれていないわけですね。事業は継続しているということですけれども、文章上も位置づけをすべきではないか。せっかくのこの運動化、市民要望を受けた中での内容ですので、その辺についての位置づけを、考え方をお聞きしておきたいと思います。そして、これらの事業を第2次実施計画との連動の中でどのようにとらえているのか、お聞きしておきたいと思います。
 最後に、第3次実施計画の財政構造の関係でございますが、平成5年度につきましては 400億円台を突破するという財政規模になっていくわけでございますが、この点で自主財源もパーセンテージとしては上昇していくというふうにいわれておりますが、そこで今、いわゆる経常収支比率、公債費比率については15%、85%という内容については89年度の決算で突破、ようやくクリアしたというような状況も見られるわけですが、この第3次実施計画ではこういった経常収支比率、公債費比率あるいは財政力指数などの財政構造についてどのような状況なのか、お聞きしておきたいし、さらに好転していく見通しを持っているのかどうか、お聞きしておきたいと思います。
 以上でございます。
○議長(遠藤正之君) 休憩いたします。
                午後零時4分休憩
                午後1時19分開議
○議長(遠藤正之君) 会議を再開いたします。
────────────────────◇──────────────────
○議長(遠藤正之君) 答弁をお願いします。企画部参事。
◎企画部参事(沢田泉君) それでは、25番議員さんの御質問にお答えをさせていただきます。
 まず、市民要望または町づくりから見て前期、後期との比較の点等を踏まえながら、そこを後期の中でどう充足したかという点でありますけれども、後期計画の策定そのものが長期計画策定以降、いわゆる行政報告でも申し上げましたように60年9月の第2次の基本構想があったわけですが、その後の状況等を踏まえまして長期計画の実績を点検し、その見通しをチェックした上で将来を考えつつ発展をさせていく作業でありました。その意味を含めて御報告をさせていただいたつもりではおりますが、例えば平成2年6月の27番議員さんの御質問にもございました。その時点でもお答え申し上げましたように、幾つかの前期5カ年の中で消化していない内容も確かにありましたけれども、それはそのときも申し上げましたように、それぞれの事情やら、あるいは代替の方策等での対応をさせていただきましたわけであります。後期計画そのものの中で総論並びに各論にございますように、その後の変化や現況と課題を整理し、施策の体系を組み立て、計画の意図するところを表明させていただいたわけであります。
 そこで、そのポイントといたしましては、本計画書の総論部分に述べておりますとおり、前期からの継続のもとに、これからの本市のあり方を展望するときに、さらに充実発展させていくべき事業としては、長寿社会への移行を前提とした地域福祉体制の整備、さらにはごみの減量化を中心とした環境行政の推進、東村山らしい、いわゆるアイデンティティーという個性的な内容をつくり出してまいりたい。このような内容で進めておりますし、さらには先ほど23番議員さんにも御回答申し上げましたように、東村山市の町づくりの骨格となる拠点整備等も挙げられると存じます。そのようなことで、市長の施政方針演説にもございましたように、前期の計画、その実績等踏まえながら後期の計画に生かさせていただいたところであります。
 それから、第3次の実施計画で各単位事業ごと、いわゆる個々の事業ごとに事業費が明示されていない、その理由は、というお話でありますけれども、総合計画審議会の中でも同様な御意見がございました。この行政報告の全体の流れの中で御説明を申し上げましたように、今回の工夫の1つとして各施策、項目ごとにその現状と課題、そして体系、そして5カ年の内容、そして3カ年の実施計画、こういう形で整理をさせていただいたわけでありますけれども、その整理の基本に中項目を中心としながら整理をしていくというふうに報告で申し上げました。計画書の8ページの中にそれぞれの体系があるわけですが。各各論の中でその中項目をくくるそれぞれの小項目や事業項目を極力明細に掲載をさせていただいたところであります。そういう意味で、一貫して1つのくくり方を含めてイメージを明確にしたいという発想の中で中項目ごとにその事業費をセットさせていただいた、そういうふうに計画の策定作業をしてまいりました。そういうことが、今の25番さんはむしろ事業費ごとにということでありますけれども、その辺の判断ですね、あるいはその計画のあり方のようなものを含めまして、あるいはその計画を実施していくために各事業ごとにチェックしていく方がいいのか、あるいは計画書としてのそのあり方の中で中項目で一貫して整理をした方がいいのか、こういう問題、実際に総計審の中でも、担当の中でも、あるいは庁議の中で論議をしたところであります。結果といたしまして、今、御質問にあった内容等につきましてもう少し整理をさせていただいて、製本までにはその結論を出してまいりたいというのが現時点の内容であります。
 それから、「いきいきとくらしやすい住宅都市」という中で、公団の建てかえ等の内容での御質問をいただきました。ひとつ、久米川公団につきましては居住者等との協議をもう足かけ2年ぐらいになりますでしょうか、数回にわたって実施しているところでありますけれども、公団側の考え方としては、建築後30年を経て老朽化しておる実態の中で住環境の改善をしたいということから、その建てかえについて平成4年度までに第1期工事着工を目途に計画を進めたい、これは繰り返し言われているところであります。平成4年度の、実施計画の中に4年度と決めつけてあるから市は認めているのかというお話でありますけれども、この問題は認めるとか認めないとかいうことの立場ではなく、平成4年度を予定するという動きの中で東村山市の行政として対応すべきものは対応する、こういう考え方の中で実施計画の中に含めさせていただきました。
 それから、ワンルームマンション規制の必要や宅地開発指導の強化についてでありますけれども、昭和48年の指導要綱制定以降の社会状況の変化等を踏まえまして見直しをし、良好な住宅都市づくりを進めていきたいという考え方でありまして、例えばということでありますけれども、要綱制定後15年間の経過することによりまして社会状況の変化は現実にあるわけでありますし、御案内のように、国からの行き過ぎ指導等の是正、こういう問題等もありました。現実に東村山としてはこのような指導で直してきている経過はありませんけれども、さらに近隣各市との指導要綱の内容等を踏まえながら、前段で申し上げた東村山の実態を踏まえて、その見直しをしていきたいという考え方であります。
 それから、都市景観指標についてでありますけれども、23番議員さんにも御回答申し上げましたように、基本指標を定め、それに基づいて整備をしていこうという考え方でありまして、その具体的な内容や、それを構成する項目等については今後の問題であります。そして、もう少し早くという点でありますけれども、実施計画の3カ年の中に組み入れてございます。空欄になっておりますけれども、行政報告で御説明申し上げましたように、庁内でやるものは事業費が入っておりませんので、そこは空欄になっておりますが、3カ年のうちにやるという計画の考え方であります。
 それから、東村山駅西口の再開発等の関連でありますけれども、これも23番議員さんにお答え申し上げましたように、東村山駅西口地区は駅前地区としての高度な土地利用を図る必要性があることから、再開発を行い高次元の都市機能を立地していきたいとの考え方であります。本地域の特徴を生かしつつ市西側地域の街路整備とあわせて駅前広場の検討や交通動線の円滑化を進め、都市基盤の整備を進めてまいりたいとの考え方から立案をさせていただきました。なお、関係地権者等の協議につきましては、現時点ではスタートはしておりません。今後重要な内容ですので、十分協議をする内容と考えております。
 それから、主要3駅の1つ、秋津周辺の整備計画が示されていないというような点がございましたけれども、率直に申し上げまして、前段の都市核のあり方等で触れておりますように、東村山、久米川、秋津駅については主要3駅であるという考え方、あるいはこれからの東村山を考えた場合、実態としてもそのような動きをするでしょうという考え方は変わっておりません。しかしながら、未整備地区全体すべてを後期計画の中で位置づけていくというのは現実的に難しいわけでありまして、段階を追って計画的に進めてまいりたいと存じます。
 それから、文化ともりのネットワーク形成プランの緑道の整備はという点でありますけれども、この文化ともりのネットワークづくりの中の緑道整備につきましては、自然の緑や、あるいは歴史、文化的資源を地域の拠点として、これら拠点間を、例えばサイクリングロードや散策路で結びネットワークを図るというものでありまして、現在考えられるその内容につきましては64ページに整理をいたしたところであります。これは報告でも申し上げましたように、1つの例示としてこれからプランを推進する、例えばプロジェクトチームのようなものを編成する中で、いろいろな御意見等を集約して、このネットワークを推進してまいりたいという考え方であります。
 御質問の中に狭い道路の云々というお話もございましたけれども、イメージとしては64ページにございますけれども、狭い道路云々ということよりも、この計画の中心は緑の面や、あるいは考えられる緑道、いわゆる線と線とのかかわりの中でネットワークをすることは当市にとって大切なことだと考える中で、計画を立案させていただいた。全体のネットワークを即進めることは難しいことであるから、例えば北西部とか、あるいは北東部とか、その面的な一体感の中でできるところから手がけていくことが東村山の進め方ではないだろうか、こういう考え方であります。
 それから、東村山駅東口の土地区画整理事業の関係でありますが、らしさを強調した事業とすべきである。私どももそのように考えております。23番議員さんにも申し上げましたように、東村山駅の東口土地区画整理事業は関係地権者の御理解と御協力によりまして事業の取り組みに向けて第一歩をスタートしつつあります。そこで、東村山の顔となる場所であることの認識、また当市の拠点となること等を考えながら、活力ある立派な町づくりができればと考えているところであります。
 次に、市庁舎の増築と市民センターの改築等の関係でありますけれども、御質問のとおり庁舎増築、市民センター改築は市センター地区の整備プランということで、先ほども触れましたように総体としての考え方を推進する中で部分的推進をしていくという位置づけになっております。平成3年度が土地利用の全体について──全体についてと申し上げますのは、市役所や市民センターや図書館や、できれば消防署も、あるいは都営住宅、いわゆるそのプランの中のイメージにある総体的な考え方ですね。これらを平成3年度に進めてみて、その計画内容の検討をさらに詰めるというスケジュールであります。2年間で、あるいは平成4年度設計、5年度着工というのはもう少し時間をかけてというようなニュアンスでの御質問を受けましたけれども、一定の意思決定をして進む場合には2年間のスパンの中で御質問にあった内容等詰めることは可能ではないだろうか、こういうふうに考えております。
 それから、その中で市民センターについては、確かに雑居ビルにならないようにというような意味で、総計審の中でも御意見がございました。それらの意見につきまして、前段で申し上げた設計等の検討の中でその問題は解決をしてまいりたいというふうに考えております。
 それから、狭隘道路の解消、あるいは広い歩道の設置を東村山らしさの1つとしてという点でありますけれども、本市の認定道路のうち 5.5メーター未満の幅員道路は約88%でございまして、御質問のありますように、確かに拡幅全体が早急にできればよろしいわけでありますけれども、それは逐次進めていくという考え方であります。御質問にございました防災面での配慮をあわせて、比較的交通量の多い路線につきましては道路幅員を6メートルまで確保していきたいという考え方もございます。加えまして、高齢者や障害者へのあり方等も配慮しながら、安全確保、美観の点等も含めて可能な限り歩道の幅員と、さらには植樹帯等も設けていく考え方であります。
 次に、ごみの処理方法等含めて御質問の中に今後の進め方の点がありましたけれども、23番議員さんにお答え申し上げました廃棄物処理法改正とか、あるいは再生資源利用促進法とかいうものもありますということで、御質問にありましたように、それを頼りにという意味ではございませんので、誤解のないように改めてお願いをするところであります。
 ごみ処理施設についてでありますが、ごみ量の将来予測については現在しております一般廃棄物処理基本計画の中で作業を行っておりまして、この中での中間報告の数字でごみ処理施設の年次を決めるという進め方もあるわけでありまして、現状ではそういう進め方を基本にしております。
 10年先で年間6万 3,000トン、さらに15年先の平成17年度では7万強のごみ排出量が予測されるわけであります。これは可燃物と粗大ごみの合計でございまして、これらが分別収集との兼ね合いでごみの焼却量等は変化をしてくるものであります。いずれにいたしましても、ただいま申し上げました数字は現状で比較しますと相当量の量増となるものでありまして、これらの対応として考えているところであります。
 そこで、現焼却炉の耐用年度であります平成8年度のごみ量は約4万 6,000トンでありまして、1日当たりにしますと 151トン。御案内のように、現状の施設は 151トンであります。したがいまして、先のことを考えますと、今日さらに厳しい減量をすることがまずは必要であろうというテーマから減量を中心にの計画になっているところであります。
 次に、秋水園の整備の点でありますけれども、この点につきましても平成2年度から始めております計画策定のための作業、これらにつきまして、平成3年度から平成5年度にかけましてさらに具体的作業に入る予定になっております。当面、第3次実施計画の中では報告でも申し上げましたように、現工場敷地内での一定のローテーションを組みながらごみの焼却をしていくという難しさを踏まえながら、経過を見てみますと、平成6年度に着工したいということで、その準備段階を実施計画の中でそれぞれ事業費を組まさせていただきました。また、周辺環境施設の整備につきましても施設整備と並行して行えるように検討してまいりたいとするものでございます。
 さらに、先ほど前段で申し上げました廃棄物処理法改正等の中身も含めまして、メーカーによる瓶、紙パックの回収等の内容でありますけれども、この点は厚生省や通商産業省、あるいは環境庁、東京都、経団連等がそれぞれ取り組みの中で答申書や報告書を発表しておりますし、毎日、新聞を開くとごみの問題が出ておるわけでありまして、企業責任のあり方や再資源のガイドラインが示されるものであると考えておりますし、このような総体的な、広域的な取り組みを含めて上部機関との連携を図っていくことが必要ではないか。と同時に、東村山としてのごみ減量に向けて実際努力をしてきている経過は御案内のとおりでありますし、清掃問題協議会からの意見や報告などを参考に市内企業、流通機関への働きかけをさらにしてまいりたいというふうに考えております。
 それから、地域保健福祉の総合的なプラン等に関係してでありますけれども、長寿社会対策の策定につきましては、これも実施計画上での表現が不的確だったのかとは思いますけれども、いずれにしても、実施計画中に進めていくという考え方であります。大変おくれておりますことを申しわけなく存じますけれども、いずれにしても、現実的に事業を進めている中で1つの体系化は必要であるという考え方でありますし、繰り返しますけれども、3カ年実施計画の中でやっていく立案であります。
 それから、ホームヘルパーの大幅な増員や保健婦の充実という点でありますけれども、率直に申し上げまして、今後予測される対象者の増並びに核家族化の進行、女性の就労化等に伴う家庭における介護機能の低下を考えますと、マンパワーという大きな課題があるということで、この計画策定に当たりまして、例えば保健所長等の御意見もいただいたわけですけれども、やはりマンパワーの育成、確保が極めて、在宅ケアを中心とするケアには必要であるというような御意見もいただいているところであります。充実への多角的方策を考えていきたいとするものであります。
 それから、社会教育活動と生涯学習等の関係でありますけれども、1つは公民館、図書館の配置構想の件でございますけれども、中央館を中心といたしまして東西南北に4館を実現し、全体で5館を現実のものとして全市民の方が社会教育、生涯学習に対応できますよう対応してまいりました。公民館、図書館に限らず、今計画で示しておりますとおり、憩いの家、集会所、博物館など、総体的配置計画の推進が必要であるというふうに考えております。ですから、計画上では、後期の計画上では7館構想の件については触れておりません。
 また、生涯学習の件でございますけれども、第8期の社会教育委員の会議に御諮問を申し上げ、去る2月の25日に調査に関する答申をちょうだいしているところであります。これらをもとに十分に検討を行いまして、生涯学習の推進に向けて組織の整備等の確立に努力をしてまいりたいという考え方でありまして、生涯学習そのものにつきましてはむしろ全庁的に対応をする必要があると考えておるところであります。
 次に、都市農業の推進等との関係でありますけれども、都市農業は消費者との相互依存関係を密にしなければならないことは当然でありまして、そういう意味では、東村山市におきましては消費者が身近にいるという中で、都市農業の施策の推進には可能性は大であるという基本的な考え方で今回立案させていただいたわけでありまして、今後ますます厳しい都市農業環境が予想される中で、今までの農家の個々の対応ではなく、共同出荷や共同購入団体との連携を深めていく等、組織的に取り組んでいかなければならないと考えているところであります。
 また、学校給食への野菜の拡大の点でございますけれども、学校からの連絡によりまして、例えばホウレンソウ等の葉物につきましても、普通「軟弱野菜」と言ってますけれども、これらについての出荷を行っているのが現実であります。
 それから、緑の総合計画に関してでございますけれども、先ほど申し上げましたように失われていきます緑をどう保全していくか、緑の街路の骨格をどう形成するか、ゾーンやそのネットワークを含めまして取り組むべき施策を緑の総合計画の中で取り組んでまいっております。この計画が遅いんではないかというお話ですけれども、平成2年度、3年度に全体をその計画は完成をする予定であります。そういう中からプランのところでも示しておりますとおり、重要な案件として努力しておりますので、ぜひ御理解を賜りたいと思います。
 また、八国山緑地の東京都の買収でありますけれども、平成元年度末で約64%の買い取り率となっておりまして、さらにこの推進について要請をしてまいりたいと考えております。
 さらに、民間が行っております緑化推進、あるいは事業所緑化などにつきましても総合計画の中で一定の考え方を示しており、より以上の協力をお願いしてまいりたいと思っております。
 それから、柳瀬川、空堀川、前川等の清流復活の点でありますけれども、これも総計審の中でも御意見がありました。例えば空堀川じゃありませんけれども、雨が降らなければ空じゃないかということですが、水辺環境等含めてどうするかということは非常に難しい問題だと思います。そういう意味では、二次処理水の活用等につきまして、東村山市で単独で消化できない点がございますので、東京都等も十分協議しながら推進をしてまいりたいというふうに思っております。
 それから、中学校給食につきましての内容でございますけれども、先ほども23番議員さんにお答えさせていただきましたが、中学校給食の導入につきましては議会のたびごとに御質問いただきまして、経過については十分御案内のことと存じますけれども、教育委員会といたしましては生徒の意向や先生方の考え方、施設の問題点、解決しなければならない困難な問題が多くまだまだ残っておるところでありまして、先生方からいただいた回答等踏まえながら後期5カ年の中でさらに検討し一定の方向を見出していきたいという考え方であります。
 それから、婦人問題についてでありますけれども、婦人問題懇談会の報告を踏まえております。あるいは、それらの整理をしております。具体的な施策に結びつけてそれを展開していくために施策体系に位置づけをさせてもらったわけでありまして、今議会の組織定数等の議案をお願いしているところでありますけれども……。失礼いたしました。定数等の議案をお願いしているところでありますが、その中でも一定の考え方を増要素として考えております。したがって、それらの組織対応の中で、さらに御質問の内容については推進してまいりたい。
 それから、平和施策につきましては、東村山としては62年度に核兵器廃絶平和都市宣言をいたして以来、毎年積極的に展開をしておるわけでございまして、継続的に推進する事業でございますので、あえての計画にはのせませんでした。したがって、これからも充実、推進していくという考え方については変わりはありません。
 それから、平成2年度の武蔵野西線の調査費があるけれども計画にはという点でありますが、これも先ほど23番議員さんに申し上げましたけれども、計画の中では20ページの3)の交通環境の整備というところで地域整備の基幹となる公共交通の検討というところで明示をさせていただきまして、引き続き整備のための検討を深めてまいる考えであります。
 それから、最後の御質問でありますけれども、第3次実施計画の財政構造等の点でありますけれども、71ページの財政全体フレームの中で御報告申し上げましたとおり、当市の財政実態等の経過を踏まえ、計画事業の推進に向けてそのための条件を解決すべく努力をしていかなければなりませんけれども、計画上での経常収支比率あるいは公債費比率につきましては85%以内あるいは15%以内という、御質問にありました経過がございますけれども、それらを念頭に置きながら試算をさせていただいております。
 また、財政力指数につきましては交付税との兼ね合いがございます。71ページのフレームを見ていただきますと、交付税が極端に減になっておりますけれども、これは特別交付税は財政力指数とは直接関係ございませんので、特別交付税と、それから普通交付税を中に入れておるわけですが、限りなく 1.0に近づくという考え方の中で詰めさせていただきました。
 以上です。
◆25番(田中富造君) 何点か絞って再質問いたしますが、その第1点は、今まで長い時間をかけましてこの後期5カ年計画の論議が行われているわけでございますが、これが私どもがいろいろと言っておりますことが4月15日ですか、製本されるという──市報ですか、あるいはその以後、この総合計画が製本されるわけですけれども、その前段で文面上、やはり都合が悪いとか、やはり盛り込んだ方がよろしいのではないか、充実という立場から。そういう部分についてはこの本議会での論議の中でそういう関係は挿入して、やっぱり、訂正というか──訂正じゃなくて、充実ですね、文面の充実、計画の充実というか。その辺はどのように考えているのか、お聞きしたいわけです。というのは、先ほども言ったように、小項目の事業についての事業費が記載してないという点については整理して結論出したいというふうなことがありましたので、そういうことを踏まえてその他の事業の挿入についてもそういったことを考えているのかどうか。それはぜひ、必要なところはやっていただきたいという立場でお考えをお聞きしたいと思います。
 それから、将来都市像の問題で、「いきいきとくらしやすい住宅都市」という問題の中で私が質問いたしましたのは公団住宅の建てかえ問題でありますが、その着工がいつなのかということについては4年度目途ということで、これは計画に盛られておりますが、いわゆる久米川公団を例にとりますと、今住み続けられる住宅を、住み続けられる久米川公団住宅をというのが住んでおられる方々の要求ですよね。ところが、現状ではそうにはならない。高家賃を伴う実態があって、今いろいろ運動が起きておるわけですけれども、そういう市民の要求というものを入れて計画しているのか、あるいは、そうはあっても、公団側の建てかえは4年度なので、それを認めていくという計画になっているのかどうなのか、その辺をちょっとお聞きしないとまずいんじゃないかということで質問しましたので、考え方をお聞きしたいわけでございます。
 それから、東口土地区画整理の問題で、私はらしさを強調した事業とすべきだということに対しまして、そのように考えているということですけれども、もう少し突っ込んでいきますと、どのようにこの東村山東口はどの辺をどうしたららしさが出るのか、その辺についてお考えをお聞きしたいと思います。
 それから、ごみ問題につきましては、この文面の中に企業責任の明確化ということも盛り込んだ方がよろしいのではないかということについて質問したわけですけれども、それは働きかけということだけ、市内流通機関というふうに言っておりますが、いわゆるメーカーによる瓶の発生だとか、紙パックだとかいうことがありまして、それらの発生源の対策についてお聞きしたいと思うわけであります。
 それから、中学校給食の問題については、これはやはり現場の先生方とか、あるいは父母の問題だとか、いろいろあるようですけれども、その回答を踏まえながらということなんですけれども、私はどうもいつも思うのは市の側が実施するんだという立場に立った中での計画の推進というのはあるんじゃないか。それぞれの立場で実施してほしい、あるいはいろいろ業務が多忙になって、多岐にわたってとてもじゃないけれどもできないとかいうような論議がありますけれども、そうではなくて、やはり教育の立場、教育を推進するという立場で実施するためにどう解決していくかという考え方があるんじゃないかと思うんですよね。それで、この計画を5カ年計画を立てるべきであって、そういう点で私は先ほど到達点は何なのでしょうかというふうに言ったわけなんですよね。その辺についてのお考えをお聞きしておきたいと思います。
 それから、平和は継続してやっている。確かにそうであります。しかし、やっぱり、後期5カ年計画、重要な内容がございますので、これは、やはり文面上、ほかの道路の問題だとか下水道の問題と同じように位置づけるべきではないかというふうに思いますので、再度お聞きしておきたいと思います。
 それから、もう1つは都市核としての東村山、久米川、秋津駅周辺。それで、秋津駅については未整備地区全体を計画に入れるのは難しいというような意味の御答弁ですけれども、5カ年計画以後のようなお話なんですが、御承知のとおり、秋津駅周辺のあそこ、駅前再開発やりなさいというふうに言っているわけじゃないんですけれども、現状の中で狭隘道路、これはあれが東村山らしさというふうに思われたんでは、これはまずいんですよね、幾ら何でも。どなたもそういうふうに思ってないんですけれども。東村山のあの秋津駅通過している人は、車も通らない道路というような形になっておりますので、あの辺を解決するために、それでは、先ほど言っております、市が出しました第3次実施計画で市道については42路線について拡幅改良の計画があるといわれておりますが、その中に、それじゃ、そういうのが入っているのかどうなのか、その辺ちょっとお聞きして秋津駅周辺の対策聞きたいと思います。
 以上です。
◎企画部参事(沢田泉君) 第1点目の市報なり今後製本していく中で御意見をどう取り入れるかという点でありますけれども、ちょっとくどいんですけれども、今回の計画は現況と課題を整理し、そして体系をきちっと事業を小項目まで出して整理をさせていただいて、その右側では5カ年の計画内容をし、そのうち3カ年でやるのはこうだよと、こういう整理をさせていただいておりまして、この体系等に含まれない内容で御意見、あるいは充実した方がいいという内容については整理をしてまいりたいというふうに思っております。ただ、行政報告の前段で申し上げましたように、幾つかの課題やら、今、御質問にありました事業費の計画書の入れ方等ございますので、いずれにしても若干整理をさせていただきたいというふうに思っています。
 それから、公団の住み続けられるその可能性を求めてということを計画上で云々、こういう御質問と思いますけれども、これも公団自治会入居者等との話し合いを含めまして窓口等セットさせていただきまして、いろいろな考え方を申し上げてきております。そして、特に、その中で総務委員会の中でも論議がございますように、家賃の問題が一番大きいわけであります。その点につきましては、今回いろいろな背景の中からリロケーション住宅等の政策を新たに打ち出されたことや、東村山としても先ほど23番議員さんに申し上げました地域高齢者住宅等の計画を推進する中で、高齢シルバーピアとかシルバーハウジング等を兼ね合わせながら、今の御質問の趣旨のような内容での検討を進めているところであります。
 3点目の東口をそのらしさということでありますけれども、先ほど申し上げましたように歩道とか、あるいは緑とかといういろいろな考え方もありますし、極端に申し上げて歩道わきに水を流してますね。そういう考え方もありましょうけれども、今、具体的にらしさというのは、非常に難しいと思うんですね。この前、ついこの間、掛川の市長さんも東村山市に見えまして講演を聞く機会がありましたけれども、東村山のらしさとは何ぞやという点では、やっぱりそれぞれその見方がありますね。そういう意味では、やっぱり東村山の4つのプランの推進等の中で、現実にも東村山は、例えば東村山ショウブ園があるとか、いろいろあるわけですけれども、そういう中からのらしさをくみ上げていくべきだと思いますし、そういう点についてはぜひ御指導いただきたいと思います。
 それから、ごみの発生源等の点でありますけれども、これは1つの経済原則の中で地域の物質の循環があるわけでありまして、人間の生活、あるいは資源の採取、そしてその加工、流通、消費、そして廃棄ということがあるわけですが、それぞれその発生源云々ということも確かにそうですけれども、今申し上げましたような流通機構の中で、それぞれのお立場でそれぞれそこを詰めてきちっとすべき問題であろうというふうに思いますし、先ほども触れましたけれども、市内流通機構の事業所等につきましてもその協議をしてまいりたいというふうに思います。
 それから、平和施策とその事業の中身でありますけれども、先ほど申し上げましたような内容で、計画化はしておりませんけれども、今後とも充実してまいるつもりであります。
 それから、秋津駅の周辺の内容でありますけれども、3カ年の計画上では調査等も入っておりませんけれども、もう少しローリング等を含めながら3つの駅の重要性を計画の中でうたっております点も含めて調査等の推進をしてまいりたい、そのように考えております。
 中学校給食につきましては教育委員会の方から御答弁させていただきます。
◎学校教育部長(間野蕃君) 中学校給食につきましては先ほど参事の方から申し上げたとおりでございますが、小学校については御案内のとおり、学校給食を自治体直営でやっている。その評価は相当得ているわけでございますが、それについていろんな、合理化の関係とかいろんなことも問われていることは事実でございますけれども、それはそのようなことがなく実施をするということで今進んでいるわけでございまして、中学校の方の給食につきましてはやはりいろんな、今までもるる申し上げてまいりましたけれども、いろんな要素があります。
 先ほども言いましたように、今、3部会等で検討のこともやっております。それも極めて重要な部分でございまして、いわゆる選択の問題にある程度はなるわけでございます。今まで給食を実施していない、いないけれども、その時間というものは教科の中でいろんな──今、教科そのものが込んでおりますが、その中でも少しでもゆとりを求めるとかということで時間の配分をしている。それらを、なくなるわけでございますから、当然それについての先生方のお考えの問題も出てくるでしょうし、それからもう1つはやはりこれだけ今望まれております自校方式で食堂方式とか、こうもいわれておりますし、これは60年3月のときもアンケートの意識調査からしますと、やはり父母は実施を望む、これはそのとおりでございます。それから、先生の方では、そのときもそうでしたが、74%は現状のままでいきたい。それから、生徒についても63%はやはり現状のままというのが出ておりまして、それらを踏まえた中で当時──当時じゃございませんで、48年か49年にかけまして市は実際に中学校給食をやっていこうということで一たんやった経過は御案内のとおりです。ですけれども、それは予算まで組んでもやっぱりできなかった。そういうことがございますので、やっぱり慎重にこれは対応していきませんと、決めたからと言ってすぐできるということではございません。
 したがって、それらを慎重に対応していくということで、本当に時間がかかって恐縮なんでございますけれども、それらはいろんなところの事情を十分調査した上でないと、思い切った形で実施に踏み切っちゃうというわけにはいかない要素がございます。その辺はひとつ十分御理解いただきたいと思います。
 今までもその点で苦慮してきたところでございまして、それにはやっぱり財源的なものでも、設備施設の整備、それから場合によっては用地の確保だって伴いますし、給食の調理員の問題、栄養士の配置の問題、いろんなことがございます。それら財政負担が多大であるために、やはりそれらも今、慎重に考えているというのが実態でございますので、どうか、ひとつ御理解いただきたいと思います。
○議長(遠藤正之君) ほかにございませんか。荒川昭典君。
◆15番(荒川昭典君) 行政報告第1号につきまして多くの方がもう既に質問をしておりますので、私も政策上の問題だけを取り上げましてお伺いをし、あるいは意見を述べてまいりたいと思います。詳細の点につきましては、後刻行われます平成3年度の予算案の審議のときにも申し上げたいと思いますし、私が次の選挙で当選をさせていただいたならば一般質問でも取り上げてまいりたいと思いまして、大まかな問題について取り上げてまいりたいと思います。
 1つは、基本構想の策定のときにも申し上げましたし議論も交わされましたが、基本構想の中の将来都市像、これは「自然と調和し 健康でふれあいのあるまち 東村山」、こういうことになっているわけでありますが、この将来都市像に向けてどのような町づくりを10年ごとにやっていくか。提案のときにもお話がありましたが、1976年から1985年までを第1次、当時は熊木市長でございましたが、それを受けまして今度市川市長になりましてから61年度から平成7年度まで、1995年度までを第2次の基本計画、総合計画、こういうことになっていると思うんです。その中で私は、この「自然と調和し」、再々取り上げておりますが、「自然と調和し」というのは言葉だけではどうにもならぬではないか。
 人口の増加の予想、これは2000年には14万 8,000人に達するであろうという予測で策定をされておりますが、満度人口として考えてみれば約16万人を若干上回るのではないか。こういうこともいわれておるわけですが、この人口像を想定をした場合には、当然のことながら、農地、山林を開発をして宅地化するか、あるいは、いわゆる高層住宅を建築をして、そこに市民が住み続けるのか、こういう状況を考えなければならないと思うんです。その場合に、農地や山林を開発をして宅地化するとするならば、自然と調和をするという言葉は、言葉であって実際には生きてこない。こういうことになるわけでありますから、自然を本当に残そう、そしてそこに住んでいる私たち市民が自然と調和をしながら生きていこう、こういう町づくりであるはずでありますから、この自然を本当に守っていこうという状況をどうつくっていくのか。これが基本計画であり、また後期にかけられている重要な課題。しかし、この中の記述を見ますと、必ずしもそれは十分満たされておりませんが、この考え方についてどうかという点でお伺いをしておきたいと思うんです。
 2点目は、「健康で」と書いてあります。健康で天命を終えることはお互いに望んでいるわけでありますが、この健康で生涯を終えるということは、やはり子供の時代、成長の時代に自分たちの体ができ上がるときに本当に健康で一生終わることのできる体づくりをしなければならない。しかし、その子供の時代の、いわゆる健康をつくっていく土台になるいろいろの方策について、この総合計画の記述の中にはほとんど触れられていない。なぜ「健康で」という言葉を用いるのか、これに疑問が出ておりますので、お伺いをしておきたいと思います。
 それから、「ふれあいのあるまち」なかなか言葉としてはいいわけでありますが、この触れ合いをつくるための施策、この問題についていろいろとやはりきちっと計画をつくっていかなければならない。年代ごと、あるいは老いも若きも、あるいは男性、女性、いろいろとあるわけでありますが、これを地域ごと、あるいは全庁的に積極的に進めるという、こういう政策が打ち出されていなければならないわけでありますが、その点について、やはりこれを読ませていただいた範囲ではまだ相当弱いのではないか。このように考えておりますので、この基本構想に盛られております「自然と調和し 健康でふれあいのあるまち 東村山」について再度お伺いをしておきたいと思うんです。
 それから、都市基盤の整備の問題でありますが、先ほど25番議員も触れておりましたが、私はこの道路のつくり方についてはっきりとした思想を持っていただきたいと思うんです。幹線道路は別といたしましても、生活道路につきましては、やはり車道は拡幅しない、車道は拡幅しない、道路を拡幅するということはすなわち歩道を広げることだ、こういうやはり思想を持っていただきたい、こういうふうに考えておりますが、御意見をお聞かせを願いたいと思うんです。
 それから、開発指導要綱の見直し、先ほど触れておられましたが、開発指導要綱の見直しと単に書かれておりますけれども、建設省が最近特に各地方自治体に対しまして開発指導要綱の見直し、いわゆるもっと緩やかな開発指導をしなさい、こういう指導をしておると思いますが、この開発指導要綱の見直しとは何なのか、この点をもう一遍お聞かせを願いたいと思うんです。
 それから、私も図書館協議会の委員でございまして、先日、図書館協議会の会合の中で、図書館を平成4年度には第5館が終わる、こういう話がありまして、それぞれの委員さんからいろいろな御意見が発表されました。私もその場にいたわけでございますけれども、この図書館、公民館の7館構想、これはやはり復活をしてもらわなければならない。先ほど25番議員も触れておりましたが、私もこの際、平成4年度で5館も終わりという言葉だけで終わっておりますから、その後のことについて方向をきちっと出した方がよいのではないか。このように考えておりますので、お答えをいただきたいと思うんです。
 それから、ごみ問題につきましても多くの議員が触れられました。私は、新炉建設について早急に行われる状況になっておりますので、当然、この問題は触れておかなければならないと思いますので、あえて申し上げますが、この減量問題その他につきましては既に触れられましたが、このプラスチックの処理の問題、これは選択枝は3つしかないと思うんです。このプラスチックを処理する場合には、この最終処分地にそのまま持ち込むことにするのか、あるいはもう他市では行っておりますが、大変な費用がかかりますけれども、いわゆる有害な廃棄物を排除して、それを燃やしてしまうのか、あるいはリサイクルといいますか、プラスチックを石油などに戻す機械を購入をして処理をするのか、この3つが選択枝としてあると思うんですね。ですから、1日 190トンの炉を入れたいなどと書かれておりますけれども、このプラスチックの処理方針を早急に明確にしてこの計画を組んでいかないと、またまた大変なことになるんではないか。このように考えておりますので、その辺についてお伺いをしておきたいと思います。
 それから、これまた25番議員が触れられておりましたが、都市核の配置の問題で、25番議員さんは秋津のお話ばかりしておりましたが、私は市全体を考えて、これは中心核を東村山駅、それからここの市役所のあるところ、それから本町の建てかえ再生計画、これらを考え、東村山駅の東西、そしてこの本町の市役所などを含めてこれを中心核に据える、このことについては私は異議はないわけであります。しかし、先ほども言われておりましたが、秋津駅周辺はどうするの、あるいは久米川駅北口はどうするの、これは全く記述されておりません。平成7年度末あたりは、少なくとも核としてこの図面に表示をしている以上は、これは触れておかない方がおかしいではないか、こう思うんです。久米川駅の北口の問題を取り上げますと、そこの本町都営の建てかえ計画がもう動き出すときになっているわけですね。そうしますと、本町の商店街と久米川駅の北口の商店街はどう結び合わせるのか、どう町づくりをしていくのか、このことは当然課題になるはずでありますから、これは3年後とは申しませんが、平成7年度のやはり最終年度あたりには秋津、それから久米川駅の北口、この辺のことについて調査をする程度でもよいですから、事業としてやはり計画をして明記をしておくべきではないか、このように思いますので、意見として申し上げておきたいと思うんです。
 最後でございますけれども、財政計画でございますが、事務堪能な皆さんが計算をされましたので間違いはないと思いますけれども、私などは単純でございますから、この財政計画を見まして、市債の発行額と、それから公債費ですね、あの額を単純に比較をするわけですね。市債は借り入れですから、全部借り入れるわけでしょう。お返しをする金は、これは元金を挙げているわけじゃないですね。あれは元利合計で挙がってるわけですね。今、私たちの方は借金が多いですから、返す元金は少ないんですね。利子が多いと思うんですね。そういたしますと、お金を借りる額が多くて返す元金が少ない、こういう状態がこの財政計画では完全に読めるわけですね。そうしますと、15%以下に抑えると言われておりますが、本当に15%でおさまるのかな。むしろ心配だなという気があるんですね。ですから、私はこの市債の発行額については、公債の、いわゆる元金の、例えば同額とか、あるいは2倍とか、こういうふうな枠組みをきちっとした財政計画の中で持つべきだ。そうしませんと、後年度また負担が多くなりまして、これは15%ではおさまらない、いっときのように20%を超える場合だってあり得る、そして特別実施計画をまたつくらなきゃいけない、こういう事態がくるのではないか。ですから、この市債の発行額と、いわゆる元金の返済額、これは十分慎重に配慮して財政計画を練っていただきたい。このことを申し上げて質問を終わります。
◎企画部参事(沢田泉君) まず第1点目の将来都市像の実現に向けてということの中で、「自然と調和し 健康でふれあいのあるまち 東村山」というものを現実的にかみ砕いて、あるいは解き明かして、どう考えて、どうその施策に結びつけるか、こういう点でありますけれども、率直に申し上げて、この将来都市像そのものについての今の御質問のような形での論議は終わっているものというふうな前提の中で後期の計画に入っておるわけでございますけれども、そういう意味で、解き明かしてその体系にという意味では、この都市像の実現を行政報告で申し上げましたように、第1次実施計画から第4次まででこの都市像、ビジョンに近づける、あるいは達成するという考え方で進めてまいりましたので、今の御質問にストレートにお答えするということは難しいというか、それぞれ、例えばその緑の解釈や、あるいは自然の解釈とか健康の解釈、それぞれあるわけでありますけれども、それらを念頭にしながらお答えをさせていただきたいと思いますが。
 まず1つは、東村山の土地利用という中で人口を推計し、かつ自然を残しておく。それは先ほど申し上げましたように可住地を考えて、田畑等考えて、そこに人口をストレートで張りつけるという感覚では確かになくなりますし、住宅都市として緑が住宅都市の構成の1つの重要なものだ、こういう考え方に立って現実にはここを進めてきたわけであります。しかしながら、この土地、財産の規制等含めまして難しい課題であるというふうに考えておりますし、まして東村山の現実9駅の駅を中心とするスプロール化というか、住宅が張りつけられた経過等見ますと、全体の中でかなり計画的にその緑なら緑を残すという考え方にしなければ、今のおっしゃられるような推進は、あるいは将来都市像の推進は難しいんではないか、現実にこう考えます。そういう意味では、市街化の中で基本的には公有地あるいは準公有地化の方策がないと明確な方針でお答えし切れないではないか、これは率直な考えであります。
 そこで、今、御質問、具体的にその人口の問題等ございましたけれども、計画を進める中で特にその人口について申し上げれば、田畑とか、あるいは荒れ地その他の空地で現在約 403ヘクタールの面積があるわけでありまして、それからさらにこのほかに林、あるいは緑地、樹林帯、こういうものが約62あります。行政報告の中で人口の推計は今後の可住地、土地利用をということで申し上げましたが、今回の計画の中ではただいま申し上げた62ヘクタールというのはむしろ外して考えよう。こういうことで、緑のネットワークの中でも拠点づくり、その拠点を先ほど申し上げますように極力、準公有地化等の政策を考える、こういう考え方で一連の流れをしておるわけです。そういう流れを現実に、例えば財源の問題等含めて可能かというふうに確認されますと、かなり難しい問題だということで前段の内容に帰らざるを得ないわけでありますけれども、いずれにいたしましても将来都市像を具体的に読み砕きまして、今回「いきいきとくらしやすい住宅都市」という形で整理をさせていただいたわけであります。住宅都市が決して乱開発による住宅地化であってはならないし、道路、緑地、公園などの生活基盤となる社会資本を兼ね備えた住宅都市でなくてはならないという考え方であります。繰り返しますけれども、それらを進めるために4つのプランをセットして、それを牽引車的な内容としてその将来都市像に向かって推進してまいりたい、こういう考え方で進めさせてもらいました。
 なお、御案内と思いますけれども、昨年の6月には都市計画法あるいは建築基準法の一部改正、さらには大都市地域における住宅地等の供給の促進に関する特別措置法等がございまして、これらの具体的な住宅地区計画等、一定の市街化の中で、もちろんそのトータルとしては府県行政でありますけれども、積み上げとしては東村山市の市域の中でそれらの法律等踏まえてどう考えるかということと、今のその自然との調和ということも含め考え合わせる必要があるだろう、こういう論議も策定経過でしたところであります。
 それから、子供から健康づくりをという意味も含めてでありますけれども、確かに、現時点で子供の成人病という題名で代表されますように、子供たちの栄養や、あるいは身長等の点では非常にすぐれてきている。しかし、基礎体力などの面から言いますと問題があるといわれておるわけでありまして、次代を担う子供たちの対応の中で健全育成を図る場としてどうあるべきか。特に、学校や家庭とその地域での育成の場というものをできるだけ豊かにしていく必要があるというふうに考えるところでありますけれども、今の御質問のように基本的に、あるいは段階的に、年齢的にそれぞれの想定をしながらの計画にはなっておりません。しかし、基本的に質問にございます健康の保持という点では、例えば児童館の整備等についても積極的にしていくことや、あるいは文化ともりのネットワークプランの中でも、地域で屋外で楽しく遊び得るような緑道計画の工夫等を含めまして推進をしていきたいというふうに考えておりますし、また生涯学習というテーマの中でも御質問の趣旨の解決に努めることであるというふうに考えております。
 それから、都市基盤の整備等の中で生活道路の歩道設置拡幅を車道は最小限にというお話でありますけれども、道路整備につきましては都市計画道路あるいは一般生活道路の整備等計画的に取り組んでいるものの、計画どおりの整備に至っておらないのが現実であります。また、狭隘道路も大変、先ほど申し上げましたけれども、多いわけでありまして、交通量の増加や幹線道路の渋滞、交通事故の発生等課題もあります。地価の高騰や代替地の確保等の難しい問題もございまして、積極的には取り組んでおりますものの、事業推進にはいま一歩の前進が必要だという内容でありまして、現状の中で生活道路を中心として車道より歩道を優先にという考え方につきましては、それをストレートに出しながら現実に歩道の方が広いという内容では、現状では計画しておりませんけれども、むしろ車道と歩道と、あるいは緑道等を含めながらその機能的解決に進んでいったらどうかという考え方であります。
 それから、開発指導要綱の見直しの中身についてという点でありますけれども、先ほども25番議員さんに触れさせていただきましたけれども、今この時点で中身について整理はされておりませんけれども、ただ、先ほど申し上げましたように、全体の中でいろいろな面から検討していく必要があるという実態として出ておりまして、その問題をもう少し整理をさせていただいて、要綱全体の見直しをさせていただきたいと思います。もう少しお時間をいただきたいと思います。
 それから、7館構想への発想でございますけれども、先ほど25番議員さんにお答え申し上げましたように、5カ年計画の中の考え方は5カ年の中で5館が完成する、公民館、図書館につきまして。これと合わせながら、いわゆるその地域コミュニティー、あるいは東村山全体のネットワークのやかたとしてどう考えるかということで、東村山の施設についてそれぞれの有機的連携等を検討してまいりました。そういう中で、今、長寿社会の進む中で憩いの家の優先的な設置、あるいは憩いの家の工夫の問題、さらには地域の集会所の活用の問題等を含めて検討させていただいたわけでありまして、この5カ年の中で7館という発想をするには至りませんでした。今後の課題であるというふうには考えております。
 それから、ごみの問題でありますけれども、確かに御質問にございましたように、今、計画のための準備段階といたしまして一般廃棄物の処理計画、あるいはその結果に基づく焼却炉の機能というところまで考え合わせながら、プラスチック等の、あるいは粗大ごみ等のどこまで焼却し、どこまで活用するのかという点を検討しております。大変、特に御質問のございましたプラスチックの問題については難しい問題でありまして、これは質問者がよく御案内のとおりでありますけれども、焼却するそのことによって高度の熱源が発生する、あるいは焼却に伴う、例えば有害な、有害物質の発生等の可能性、これらいろいろな意味でチェックをしていく必要があるという段階で現在は推移しておりますけれども、もう少しこの一般廃棄物処理計画策定の過程等踏まえながらその結論は出させていただきたいと思いますし、その結論をもって焼却炉の機種等の内容にかかわりがあるのではないか、こういうふうに一連の中で考えているところであります。率直に申し上げまして、すべて質問にお答えを 100%するという形にはなりませんし、経過の中での今の時点であるということで御理解を賜りたいと思います。
 それから、財政計画の点でありますけれども、25番議員さんに申し上げましたのは、特別実施計画以来の東村山の実態からくる財政構造等を踏まえて15%以内の公債費比率、85%以内の経常収支比率というふうに申し上げました。その中で、確かに御指摘のように東村山で積極的に事業をやっていくということを考えますと、それはやっぱり特定財源、特に起債に頼らざるを得ない実態があります。そういう中から今回私どもの財政計画の中では平成元年度までの起債額あるいは現債額等が決定しておるわけでありますので、その後平成2年度分の現在の計画、さらにこの計画上で投資的経費にかかわる財源としての起債をそれぞれ約、平成3年度で 290億、平成4年で 350億、5年で約 400億……。ごめんなさい。40億であります。失礼しました。全部言い直しますと、平成3年で29億、平成4年で35億、平成5年で約40億という内容でありまして、それだけを見たのではこの公債費比率の云々とか財政構造の問題ありますので、計画の中で申し上げました庁舎の推進だとか、あるいは大きなごみ処理施設等の推進でありますということを考えまして、その後も40億ないし20億前後までの起債発行を予定して、それを現在の制度で元利償還をしていくとこういうふうになりますということで積み上げをさせていただきました。その答えが先ほど25番さんに申し上げた内容でありまして、私どもは一定の条件の整理努力は必要であるけれども、当然、標準財政規模の伸び率、これらにも影響してくる内容でありますけれども、それらもクリアできる内容であるというふうに考えて立案をさせていただいたところであります。
 以上でございます。
◆15番(荒川昭典君) 再質問というよりも、意見を主として申し上げておきます。
 1つは公民館、図書館の問題ですが、記述によりますと、実際にも廻田にできます公民館、図書館で5館終わります。そうすると、平成5、6、7、3年間あるわけですけれども、いずれにしましても7館構想は財政上の理由などあって変更されたわけでありますから、当然この3年間のうち検討ができないということは絶対にないと思うんです。ですから、当初の昭和51年ですか、基本構想などをつくった時代のあの時代に議論をしたことをもう一遍やはり復活をさせて、検討、研究をするような時期になっているんではないか。いわゆる3年間空白のまま置いてよいということは絶対ないはずだ。そういうことを調査、研究する事業を予定をすべきだという意見を述べておきたいと思うんです。
 それから、ごみ処理の問題でプラスチックの処理問題も、これも私は意見として申し上げておきますが、私もこの処分の問題につきましてはいろいろと関心を強く持っているわけであります。日の出の処理場の問題につきましても、御案内のとおり大変厳しい状況になってきておりますから、このプラスチックの処理問題はもう避けて通れない、こういう状況になっているわけであります。昨年、私は同僚の議員と一緒にこのプラスチック処理の問題について調査をさせていただきました。報告書も提出をさせていただいております。ひとつその点につきましてもぜひ検討していただくべきだと思いますし、検討に値するのではないか、このように思います。
 また、もう1つは、私たちの党組織で調査をいたしました内容につきましても環境部に差し上げてあります。それはプラスチックが石油に70%戻るという機械が製作をされているという問題である。大変な高価な品物になっているといわれておりますが、聞くところによりますと、来年度は高知県高知市で購入をする計画になっていると聞いております。そういたしますと、そういう研究を十分していただいて、このごみ減量問題と合わせプラスチックの処理問題を早急に研究していただきたい。こういうことを申し上げて終わります。
○議長(遠藤正之君) 休憩します。
                午後2時48分休憩
                午後4時11分開議
○議長(遠藤正之君) 会議を再開いたします。
────────────────────◇──────────────────
○議長(遠藤正之君) ほかにございませんか。朝木明代君。
◆5番(朝木明代君) それでは、行政報告第1号について何点か質問をいたします。
 第1点目、開発指導要綱については同僚議員から何点か質問がなされておりますが、私は開発指導要綱とほかの施策との関係、つまり乱開発防止、緑地保全、ごみ処理施策との関係についてこの開発指導要綱の見直しをどのように考えているか、この点についてまず第1点目として伺います。
 第2点目、東村山駅周辺及び街路の整備のコンセプトはどのようなものをお持ちになっているか、この点についてお答えをいただきたい。
 3点目、東村山駅東口、西口の駐輪場整備のコンセプトは従来のままでよいのか。自転車の路上駐輪の根本的対策はどのようなお考えをお持ちか、明らかにしていただきたい。
 4点目、車いすや電動三輪車の利用に支障のない歩道、ガードレールの設計思想の確立等高齢化社会に対応し得る道路整備のコンセプトはできているのかどうなのか、この点について明らかにしていただきたい。
 5点目、都市計画道路が暴走族の練習場や不法駐車スペースとなるような不要不急の象徴化するおそれはないか、この点について明らかにしていただきたい。
 6点目、緑道ネットワークと市内観光開発との一体的推進についてお考えを明らかにしていただきたい。
 7点目、民活方式で通勤、観光を有機的に結合したレンタサイクルシステムを開発するお考えはないのかどうなのか、明らかにしていただきたい。
 8点目、今後の地区計画の予定について具体的に明らかにしていただきたい。
 9点目、上水道の漏水対策とメーターボックス取りかえ等業者指導、及び行政主導の工事実施体制の確立をどのように取り組むお考えか、明らかにしていただきたい。
 10点目、都市農業の自立、確立策に首尾一貫性はあるのかどうなのか、どのような成果を予定しているのか、具体的に明らかにしていただきたい。
 11点目、農薬ゼロ、化学肥料ゼロの無公害農産物栽培指導は今後どのように行っていくお考えか。
 12点目、地元農産物の市関連事業への活用の具体的計画はどのようになっているか。
 13点目、河川改修に伴う関係住民への周辺対策は十分行うべきであると考えますが、この点についての考えを明らかにしていただきたい。
 14点目、前川改修の今後の見通し、当面の護岸工事の内容について具体的に明らかにしていただきたい。
 15点目、当市の現状に合った防災計画への見直しとありますが、この見直しの具体的内容について明らかにしていただきたい。
 16点目、人員不足の現状の中で、消防団に依存する防災体制の将来をどのように考えているのか、お考えを明らかにしていただきたい。
 17点目、市内業者の寡占受注体制のもとで、ごみ、し尿委託経費の積算方法に問題はないか、直営方式を上回る経費増の心配は今後ないのか、この点について明らかにしていただきたい。
 18点目、瓶、缶回収業務を業者委託するような本末転倒は今後ないか、この点についても明らかにしていただきたい。
 19点目、瓶、缶回収業務に人手を要する、前日容器配置、翌日回収という現行方式をさらに継続し、莫大な経費を今後もかけ続けるお考えか、明らかにしていただきたい。
 20点目、回収、選別、再生を合理的、効率的に行い得るリサイクルの設備整備の計画内容と見通しについて具体的に明らかにしていただきたい。
 21点目、近隣騒音公害等の公害対策の許可は、無許可の違法操業の工場については具体的にどのような処置をとるお考えか、明らかにしていただきたい。
 22点目、地域保健福祉の総合的な展開プランは、全国に先駆けて1974年から取り組んできた社会福祉協議会の老人保健福祉事業の理念と実践をどのように総括して策定される予定か、明らかにしていただきたい。
 23点目、農地の生産緑地としての保全の今後の具体的方法と見通しについて明らかにしていただきたい。
 24点目、労働力不足、定年退職者の現職復帰傾向の強まる社会情勢下でのボランティアコーナーの今後の運営の見通しをどのようにお持ちか、明らかにしていただきたい。
 25点目、高齢者世帯等の家賃補助制度の実施後の効果及び見通しについて明らかにしていただきたい。
 26点目、市関連事業に障害者が直接雇用される機会をふやすお考えはあるのかないのか、明らかにしていただきたい。
 27点目、児童館、文化センターの整備運営の中で、児童、高齢者、障害者らが交流できる複合または融合施設化への基本的取り組みはどのようになされていくのか、明らかにしていただきたい。
 28点目、高齢者への食事サービスにデリバリー型だけでなく、小学校の学校給食のランチルーム活用の通所型サービス、あるいは自主調理型の自助サービスについても制度整備を図るお考えはないか、明らかにしていただきたい。
 29点目、高齢化社会研究会からも要望されていた高齢者世帯への税の軽減について今後の取り組みはどのようにお考えか。また、資産活用の武蔵野福祉公社方式のサービス実施の見通しについてはどのようなお考えか、明らかにしていただきたい。
 30点目、シルバー人材センター、社会福祉協議会、市役所の一般職員の人事交流については今後どのようなお考えか、明らかにしていただきたい。
 31点目、憩いの家地域配置計画にケアハウス、コミュニティーハウス構想はどのように生かされたのか、明らかにしていただきたい。
 32点目、富士見、廻田文化センターの職員配置は市職員の退職後の再雇用制度の整備との関連でどのような工夫がなされたのか、明らかにしていただきたい。
 33点目、図書館のOA化の中で、設置条例で規定されている利用者のプライバシー保護はどのように検討がなされているか、明らかにしていただきたい。
 34点目、図書館、公民館の休日開館、図書館の時間延長は高齢化社会対応として不可避と考えるわけでありますが、この点についてどのようなお考えか、明らかにしていただきたい。
 35点目、中学校給食が実施されない当面の対策としてのパンと牛乳の注文方式を、業者間の取り扱いの公平を図りながら実施することができないのかどうなのか。できないとすれば、その理由を明らかにしていただきたい。
 36点目、市内文化財めぐりコースの整備とレンタサイクル、緑道ネットワーク整備を包括した観光開発を東村山駅東口、西口の駅広のイメージチェンジと結合させ、新しい緑と文化の安らぎの東村山イメージを創出すべきと思うわけでありますが、この点についてお考えを明らかにしていただきたい。
 37点目、男女共同参加の促進をうたう以上、女性の育児期への配慮からいっても、スポーツセンター主催事業には保育制度あるいは託児制度を当然実施すべきと考えるわけでありますが、公民館主催事業には10年も前から保育制度が実施されておりながら、なぜスポーツセンターには保育制度が実施できないのか、この点についても明らかにしていただきたい。
 38点目、北西部地域集合施設の整備について伺いますが、競輪場周辺対策基金の取り崩しは用地買収ではなく、都営住宅の建てかえに結合させ、効率的に活用させるべきと考えるわけでありますが、この点についてもお考えを明らかにしていただきたい。
 39点目、財政計画について伺いますが、今回予定されている組織改正によって確実に人件費の大幅増が予想されるのは言うまでもないのでありますが、過去3年の前期の実績を見ても、歳出の中で人件費が22%台であったのは1カ年だけであり、その他の2カ年はいずれも26%以上となっているのであります。今回の組織改正で20名増員すれば、財政計画のうち91年度23%、92年、93年度22%台というのは到底無理であると考えるわけでありますが、このような見通しに立ったのはどのような根拠に立っているのか、明らかにしていただきたい。
 40点目、財政計画の歳入全体について伺います。これまでの答弁の中でも一部触れられておりますが、財政計画によると、地方交付税は今後大幅に減少していくという見通しに立っているのであります。これに対応する歳入増として地方税の税収増と地方債を3年後にはさらに10億円増発していくということでありますが、仮に景気がリセッション、すなわち後退局面に入ったとき、このような歳入見通しで財政計画が維持できると考えるのかどうなのか、明らかにしていただきたい。
 41点目、財政計画の歳入のうち地方税について伺いますが、過去3年の税収の推移を見ますと、個人市民税と固定資産税の増高傾向に対して法人市民税は景気動向に大きく左右されて安定してはいないのであります。財政計画のうち税収の見通しは、このような過去の経過を踏まえ、今後の景気動向をどのようにとられた上でこの財政計画を立てられたか、この点について明らかにしていただきたい。
 以上です。
◎企画部参事(沢田泉君) それでは、5番議員さんの御質問に順次お答えをさせていただきます。
 まず第1点目の開発指導要綱の見直しの中で、乱開発防止あるいは緑地保全、ごみ処理施設との関係でありますけれども、これも御案内と思いますけれども、緑地につきましては東京における自然の保護と回復に関する条例に基づきまして、緑の緑化方針による協力要請を現実に指導しているところであります。
 また、ごみ処理施設につきましては、その都度、開発の案件に従いまして集積所等の設置を要請しているところであります。
 乱開発の防止ということについては、要綱そのものがトータルとしてそのような機能をしておりますので、全体としての御理解をいただけることと思います。
 それから、2点目の東村山駅周辺及び街路の整備のコンセプトはということでありますけれども、今までの御質問にお答えを申し上げてきておりますけれども、このコンセプトづくりは東口周辺、あるいは西口周辺、あるいは東口と西口をつなぐ内容を含めて、やはり今後の課題であります。関係する多くの方々の御意見をいただきながらコンセプトづくりをしてまいりたい、そのように考えております。
 また、3点目に東、西口の駐輪対策で従来というか、現状のままでよいのかという意味だと思いますけれども、よいとは考えておりませんので、先ほども申し上げましたように土地区画整理事業が第一歩を踏み出したという中で、当然、駐輪場の問題、あるいは加えて申し上げれば、駐車場もどうするかという内容を含めて大変重要な問題である。そういう意味を含めながら、プランの1を設定をしているところであります。
 それから、道路交通網の整備の段階で車いすや電動三輪の支障のない云々という御質問でありますけれども、現状におきましても障害者や高齢者を含むすべての利用者の歩行、車いすによる移動を基本的な交通手段として位置づけ、安全性、快適性を可能な限り確保できるように歩道の整備をする都度考えてまいっておりますことは御案内のとおりであります。
 また、歩道の幅員を算定する場合の専有幅といたしましては、余裕幅を考慮しながら、歩行者は75センチ、車いすが90センチ、自転車が1メートルという考え方でのすれ違い等考慮しながら、有効幅員を歩道の……。失礼いたしました。歩道の有効幅員はすれ違い等を考慮しながら 1.5メートル以上を確保する、こういう形で詰めているところであります。
 それから、都市計画道路と暴走族の関係でありますけれども、多分5番議員さんもおわかりであると思いますけれども、都市計画道路を推進するということと暴走族の問題というのは本来は別に考えて論議をすべきだというふうに考えておりますし、新聞報道等でも他市の例で街路ができたから暴走族がふえた、暴走族が家の周りに来た、こういう報道もございましたけれども、こういうことがあってはならないわけで、関係機関とともに十分打ち合わせながら街路は街路、あるいは駐車違反や暴走族の点はまた別個の問題として推進すべき内容であるというふうに考えております。
 それから、緑道のネットワークと市内観光開発という点でありますけれども、これも御案内と思いますけれども、あるいは20ページなり54ページにその付記がしてあるわけでありますが、商工会の村興し委員会等で一般の市民や専門家も含めまして精力的に検討していただいておるところでありまして、村興しの具体的な進め方をどういうふうに考えるかという点は、東村山のアイデンティティーという問題で先ほど来御質問が出ておりますけれども、それらを含めながら進めていく必要がある。しかし、現実的には、先ほど触れましたけれども、第1には、やはり、その観光地点としての北山公園のショウブ園等を中心にしながら、そこへのアクセスと、御案内のような文化財あるいは歴史等がございます。これらを総体的に含めながらネットワーク化をすることによって御質問の趣旨がなされるのではないだろうか。そういう趣旨で商工会と協力をしつつ、特にハード面については行政側が中心に進め、ソフト面等については商工会の事業として進めることがいいというふうに基本的には思っておりまして、そのような観光開発事業としての実施計画を組まさせていただいております。
 それから、レンタサイクルに関係いたしましての観光と有機的に結合したというお考えでありますけれども、これも文化ともりのネットワークの形成プランの中で1つ、レンタサイクルに限りませんけれども、それらの内容を含めて具体化していきたいということの論議も策定過程の中でしてまいったところであります。
 それから、今後の地区計画の予定でございますけれども、先ほど15番議員さんに建築基準法その他の改正等の動向について若干触れさせていただきましたが、これも大変、居住者一個の問題ではなくて、総体的にその地域をどうするかという問題でありまして、御案内のように多摩湖町地区で1カ所、当制度を取り入れたところがございます。現在、ある場所でそのような発想をして自治会等で論議を重ねておりますけれども、率直に申し上げて個々の権利の制約等を含めながら大変難しい問題であります。自治会にお任せするということだけではなくて、行政側もそれにかかわり合いながら、できることならばそういう地区計画等を取り入れることがいいことだというふうに思っておりますけれども、大変難しい状況にあるということを報告させていただきます。
 それから、上水道の漏水対策とメーターボックス等の交換業者への指導という点でありますけれども、漏水対策につきましては、先ほども触れましたけれども、自然漏水と事故漏水があるわけでありまして、自然漏水につきましては実施計画の中でもその調査をし、改善していく。また、抜本的な内容については石綿管からヒューム管等の内容にかえていく。そういうことで解決されますでしょうし、またメーターバルブの更新等も推進しているところであります。
 業者の指導でありますけれども、一般的指導と行政指導をしているところでありまして、東京都の指定水道工事店の規程があることも御案内のとおりでありますし、工事請負契約書の条項に基づいた指導等も一般的指導であります。さらに、行政的な指導といたしましては、毎月8日を規定しまして指導を含む連絡会を実施しているところであります。また、問題が起きれば、当然のことながら、その都度しているのが実態であります。
 次に、10点目でありますが、都市農業の自立と確立策に首尾一貫性はあるのかという点でありますが、首尾一貫性を求めて努力をすることが東村山市に与えられた内容である、こういう認識に立っております。
 それから、農薬ゼロと化学肥料ゼロの無公害農産物の栽培指導はという点でありますが、これも後期5カ年の体系や実施計画の中でその考え方を示させていただきました。特に、東京都等にも要請する中で都市農業のよりよい進め方の中で、あるいは消費者との連携の中で、あるいは魅力ある生鮮食料の供給という面を含めて、御質問にあった内容等については計画の中では推進する考え方になっております。
 それから、地元生産物の市関連事業への活用の具体的計画でありますけれども、この件につきましても今までの中でお答えを申し上げてまいりました。特に、そのほかの内容としては、モザーク久米川が完成しておりますけれども、こういう中で各種イベントや都立公園の緑の祭典等に参加しまして、49ページにございますように地元生産物の即売ネットワークの整備なども含めまして推進することによってその効果を求めてまいりたい。実際問題として、その個々の政策の実現性の問題とか、地元でできたものを地元で供給を 100%進めていくことは大変、それぞれの農家の方々の考え方もありますし、難しいこととは存じますけれども、できるところから努力をしてまいりたいという考え方の一端であります。
 それから、河川改修に伴う関係住民への周辺対策でありますけれども、東村山市の河川改修事業につきましては、都の管理河川であります空堀川が現在進行中であります。幅員34メートルに拡幅されまして一部蛇行修正も行われるため、用地測量から工事施行まで関係住民の多大な理解と協力が得なければ実施できない大事業なことは事実であります。当市といたしましても東京都との関係住民の間に入りまして説明会の会場確保を初め、間接的に住民の要望等があればそれを都に連絡し、調整に努めている内容については御案内のとおりであります。
 なお、14点目に前川改修の今後の見通しと当面の護岸工事内容という点がありますけれども、前川の今後の見通しについては報告の中で申し上げましたように、当面、境界確定図等を作成することがまず第1だ。と申しますのは、前川の準用河川化をしないと工事費等の財源が得られないという基本的な内容もありますし、雨水計画を進めるに当たっても重要な路線である、こういう認識に立ってその作業を進めていくという内容であります。
 また、当面の護岸工事の内容という点でありますが、この辺につきましては現状の河川河道と河川に面する隣接状況等を見ながら、危険場所等について護岸工事をしてまいりたいというふうに考えております。
 それから、防災計画の見直しの中での点でありますけれども、これも御案内のように、この計画は災害対策基本法の規定に基づきまして東村山市防災会議が作成するものであります。具体的な内容としては、これは今後詰める内容だし調査していく内容でありますけれども、例えばということで申し上げますれば、最近発表されました震災に関する各種調査、研究の反映や東京都の地域防災会議との整合性、さらには応急対策の活動方針として機能するような内容を含めての防災計画の検討をしてまいりたいと考えているところであります。
 それから、消防団に依存する防災体制の将来という点でありますけれども、消防団は常備消防と並んで地域社会における地域活動の中核として重要な役割を果たしているというふうに感じておるところでありまして、例えば平成元年度中の出動内容につきましても火災件数で 145件とか、あるいは警戒その他でも相当の日程で出動をいたしていただいております。消防団の果たすべき役割はますます重要なものとなっているというふうに考えております。しかしながら、御質問にもございますように、近年の社会情勢の変化の影響を受けまして、各分団におきましての定員の充足がされていないところもあることは事実であります。しかしながら、前段で申し上げました重要性等を踏まえ市民の御協力をぜひいただきながら、東村山のよりよい消防団の運営と防災体制の確立に努力をしてまいりたいという計画の考え方であります。
 次に、17点目になりますけれども、ごみの委託費の積算関係でありますけれども、積算方法につきましては一定の根拠づけはできておりまして、その内訳については省略いたしますが、いずれにしても受託業者側から見れば作業員の確保が大変大きな課題でありまして、確保するには人件費というふうに連動するわけでありますが、その辺のところの要望は強いわけであります。こうした面を配慮したといたしましても、委託経費が直営方式による経費を上回ることはないと思っております。
 次に、18番目の瓶、缶回収業務の業者委託でありますけれども、回収システムが定着しつつある段階にございまして、現段階におきまして業者委託の考え方は持っておりません。
 次に、現在の回収システムの変更は考えないかという点でありますけれども、業者委託の関係で申し上げましたとおり、実質的にはこのシステムの推進を手がけて以来、間がないわけでありまして、現行方式がよいとは言い切れない部分もあろうかと思われますけれども、前段で申し上げましたように定着推進過程でございますので、時期を見た中での改善の必要があろうかと考えております。
 次に、リサイクルの回収、選別の点でありますけれども、不燃物からのごみ減量、資源の再利用等資源保護の立場で可燃物も含めたさまざまなリサイクルが考えられますけれども、現行の瓶、缶の分別回収と合わせまして粗大ごみからのリサイクル、不用品の再活用等、今後早期にその流通システムづくりを検討をしてまいりたい。なお、何回か申し上げておりますように、秋水園の整備計画に合わせたリサイクル作業所の建設などの今後の策定が必要だというふうに考えております。
 次に、近隣騒音との関係でありますけれども、これも大変難しい課題であると思います。工場の騒音や振動に対する現行の規制につきましては、御案内のように騒音規制法、あるいは東京都の公害防止条例によって行っているところでありますけれども、工場の立地条件、あるいは公害防止施設費の問題、あるいは公害防止機械の水準等の関係から現実問題として周辺の苦情を完全に解消することは困難な状況にあります。率直に申し上げて、それぞれのお立場の中でどうしたらいいだろうかという疑問もある──疑問というか、懸案の内容もあるわけでありますが、このような実態を踏まえた場合、規制の実効を上げるためには単に公害の技術的指導だけでは限界があります。町づくりを基本として移転のあっせん、あるいは公害防止改善資金制度の拡充を推進していく必要があると考えているところであります。
 次に、地域保健福祉の総合的な展開プランとの兼ね合いで老人保健福祉事業の実績をどういうふうに総括しているかという点でありますけれども、老人保健福祉事業につきましては、御質問にもありましたように、49年に発足し、老人福祉の在宅ケアを推進するための関係するさまざまな社会資本との連携を行いつつ、地域高齢者の相談を含む在宅ケアを中心に老人保健事業を進めてきた経過について、これはむしろ私が申し上げますより5番議員さんが御案内かと思いますけれども、いずれにいたしましても一定の成果を得てきたというふうに思っております。高齢社会を迎えました今日、これら十数年の歴史、さらには今までの積み重ねを十分に生かし、培ってきたものを基礎として社会福祉協議会等と十分協議しながら進めてまいりたいというふうに考えております。
 それから、農地の生産緑地としての保全と具体的方向等見直しの点でありますけれども、行政報告の中でも申し上げましたとおり、大変難しい課題であります。土地税制改革の動向や生産緑地法などの状況を見つつ、都市計画上の基本的内容を含めて考え方の整理をしていく必要があるのではないかというふうに考えております。土地税制改正の中身等については省略させていただきますけれども、現行でのさまざまな動向については御案内のとおりであります。
 24番でありますけれども、労働力不足、定年退職組の現職復帰等の中からボランティアコーナーの今後の運営の見通しの点であります。東村山市社会福祉協議会を中心といたしましてその大きな事業の1つがボランティア活動の推進であろうというふうに考えておりまして、今後とも市民の積極的な参加をお願いしてボランティアの養成、研修活動の充実に努め、児童から青少年、実年世代、高齢者に幅広くその活動に取り組んでいただくことが必要である、そのように考えているところでございます。
 それから、25番目でありますけれども、高齢者世帯等の家賃補助制度の実施後の効果及び見通しはという点でありますが、ちょっと高齢者世帯等の家賃制度というものにつきましては東京都での平成3年度予算の中で一定の考え方が出ておるところでありまして、東村山の平成3年度の中でもその内容をしんしゃくしながら進めてまいりたいという考え方の現時点でございまして、いまだその実施、あるいは見通しについては明快にお答えをすることはちょっと無理があるのではないでしょうかと思います。もう少し時間をいただく内容であると存じます。
 それから、26番の障害者が直接雇用される機会を云々という点でありますけれども、障害者の雇用の促進等に関する法律があることは御案内のとおりであります。市におきましてもこの点につきましては充足をしておるところでありますけれども、ノーマライゼーションの理念から業務の内容によって可能な限り積極的に促進したいという考え方は変わっておりません。
 それから、児童館、文化センターとの整備のかかわりの中で、複合施設あるいは融合施設等の基本的な取り組みでありますけれども、市民施設の複合施設につきましてはコミュニティー活動の多様化や世代間交流の促進等の面からも進めていくべき内容であるというふうに考えておりますし、富士見文化センターの例、これらをどう結果として生かしていくか、あるいはこの推移等を見守る中で進めてまいりたいというふうに考えております。
 それから、28番でありますけれども、高齢者への食事サービス等の点であります。小学校でのランチルーム活用の通所型給食サービスにつきましては関係部課とも十分協議しながら、先ほど申し上げました長寿社会大綱等の策定の中で十分検討してまいりたい。また、自主調理型の自助サービスについては、憩いの家の設計計画等の中で料理教室のできる施設整備が可能かどうか、こういう内容も含めて研究をしてまいりたいというふうに思っております。
 次に、高齢化社会研究会からも要望しておられる云々という点でありますけれども、高齢者世帯への税の軽減につきましては今後の取り組みはとのことでございますが、税制度の制度上の問題として考えれば国レベルの対応が基本にあるというふうに存じます。したがいまして、市といたしましては福祉施策としての努力が結果として生活安定等につながるものである、そういう考え方でございまして、そこのところは少し分けてお考えになった方がよろしいかなというふうに考えております。
 また、税負担の軽減につきましては、平成3年度から適用されます公的年金受給者に対する控除額の引き上げ、また今回改正が見込まれますところの住民税の減税、固定資産税の負担緩和措置等が予定されておる実態は御案内のとおりであります。
 29番目でありますけれども、武蔵野福祉公社の方式につきましては今後研究する将来的な検討課題だというふうに考えております。
 それから、30番目のシルバー人材センターの社協、市役所の一般職人事の交流はという考え方でありますけれども、この点につきましても5番議員さんの過去の議会質問の中でお答え申し上げた考え方は変わっておりません。
 それから、31番の憩いの家地域福祉計画のケアハウス等の内容でありますが、第3次実施計画におきまして北西部等に平成3年度に計画を検討しているところでありまして、この設計計画の中で物理的に可能性を求めて質問の趣旨を検討してまいりたいというふうに考えております。
 それから、32番でありますけれども、富士見、廻田文化センターの職員の配置の内容であります。富士見文化センターにつきましては公民館、児童館、老人憩いの家の複合館、廻田文化センターは公民館、図書館の複合館であります。富士見文化センターの職員配置につきましては定数条例改正の中で考えているところでありまして、廻田文化センターにつきましては平成4年度で職員配置を検討し、職員の再雇用制度につきましては再雇用職員の取り扱いに関する要綱の運用により検討をしてまいりたいというふうに考えております。
 次に、図書館のOA化とプライバシー保護の問題でありますけれども、図書館のOA化につきましては、今後のシステム開発の中でプライバシーの保護対策を考えていくこととしたい、そのように考えております。
○議長(遠藤正之君) 答弁の途中でありますが、お諮りいたします。
 明日、3月5日と3月6日は議事の都合により本会議は休会といたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(遠藤正之君) 御異議なしと認めます。よって、明日、3月5日と3月6日は議事の都合により休会とすることに決しました。
 次に進みます。
────────────────────◇──────────────────
○議長(遠藤正之君) 本日は以上をもって延会といたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(遠藤正之君) 御異議なしと認めます。よって、本日は以上をもって延会といたします。
                午後4時57分延会

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電話:市役所代表:042-393-5111(内線3905~3906)  ファックス:042-397-9436
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平成3年・本会議

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