第19号 平成4年 7月28日(7月臨時会)
更新日:2011年2月15日
平成 4年 7月 臨時会
午前10時8分開会
○議長(遠藤正之君) ただいまより、平成4年東村山市議会7月臨時会を開会いたします。
直ちに本日の会議を開きます。
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△日程第1 会議録署名議員の指名
○議長(遠藤正之君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
本件は会議規則第94条の規定により、議長において指名をいたします。
14番佐藤貞子君
15番荒川昭典君
の両名にお願いをいたします。
次に進みます。
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△日程第2 会期の決定
○議長(遠藤正之君) 日程第2、会期の決定についてお諮りいたします。
本臨時会の会期は7月28日、1日間といたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(遠藤正之君) 御異議なしと認めます。よって、本臨時会の会期は7月28日、1日間と決定いたしました。
次に進みます。
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△日程第3 議案第46号久米川第1号幹線管渠築造工事(第1工区)請負契約
△日程第4 議案第47号久米川第1号幹線管渠築造工事(第2工区)請負契約
△日程第5 議案第48号久米川第1号幹線管渠築造工事(第6工区)請負契約
△日程第6 議案第49号野火止第1号幹線管渠築造工事請負契約
○議長(遠藤正之君) 日程第3、議案第46号から、日程第6、議案第49号の4件を一括議題といたします。
提案理由の説明を求めます。総務部長。
〔総務部長市川雅章君登壇〕
◎総務部長(市川雅章君) 一括上程されました議案第46号、第47号、第48号、第49号につきまして提案の御説明を申し上げます。
御提案いたします議案第46号、第47号、第48号の久米川第1号幹線管渠築造工事につきましては、平成4年6月定例議会にて御可決賜りました各下水道工事の関連接続工事でございます。
議案第49号は、野火止第1号幹線の布設内容がまとまり、国庫補助等の内示を受けましたことら、事業着手をいたすものでございます。ここに4件の工事請負契約を御提案申し上げるところでございます。
初めに議案第46号、久米川第1号幹線管渠築造工事(第1工区)請負契約につきまして御説明を申し上げます。
契約工事内容でございますが、推進工法による管径 800ミリ、路線延長244.40メートルの下水道管渠等築造工事でございます。
工事場所は久米川町1丁目27番地から31番地周辺でございまして、具体的には野行通りから空堀川にかかる野行橋にかけてでございます。
工期につきましては、本契約締結の日の翌日から、平成5年3月25日まででございまして、去る7月20日に仮契約を締結いたしました。契約の相手方は東京都東村山市野口町1丁目13番地1、株式会社興建社多摩支店でございます。
契約金額は1億 5,759万円でございます。工事費支出の予算年度及び会計区分等につきましては、ここに記載されているとおりでございますので省略をさせていただきます。
添付書類といたしまして、入開札状況調書、案内図、系統図を添付させていただきました。
次に議案第47号、久米川第1号幹線管渠築造工事(第2工区)請負契約につきまして御説明を申し上げます。
工事内容でございますが、推進工法による管径 800ミリ、路線延長177.10メーター、管径900 ミリが43メーター。開削工法による管径 800ミリが165.60メーターの下水道管渠等築造工事でございます。
工事場所は久米川町1丁目28番地周辺でございまして、具体的には市立久米川東小学校の東側でございます。
工期につきましては、本契約締結の日の翌日から、平成5年3月25日まででございまして、去る7月20日に仮契約を締結いたしました。
契約の相手方は、東京都渋谷区渋谷3丁目11番11号、東急建設株式会社東京支店でございます。
契約金額は2億 4,102万円でございます。工事費支出の予算年度及び会計区分等につきましては、ここに記載されているとおりでございますので省略をさせていただきます。
添付書類といたしまして、入開札状況調書、案内図、系統図を添付させていただきました。
次に、議案第48号、久米川第1号幹線管渠築造工事(第6工区)請負契約につきまして御説明を申し上げます。
工事内容でございますが、推進工法による管径 800ミリ、路線延長246.10メーターの下水道管渠等築造工事でございます。
工事場所は、久米川町3丁目30番地先から31番地先でございます。具体的には市民スポーツセンター南側の鷹の道でございます。
工期につきましては、本契約締結の日の翌日から、平成5年3月25日まででございまして、去る7月20日に仮契約を締結いたしました。
契約の相手方は東京都新宿区荒木町14番地、住友建設株式会社東京支店でございます。
契約金額は1億 4,317万円でございます。
工事費支出の予算年度及び会計区分等につきましては、ここに記載されているとおりでございますので省略をさせていただきます。
添付書類といたしまして、入開札状況調書、案内図、系統図を添付させていただきました。
次に議案第49号、野火止第1号幹線管渠築造工事請負契約につきまして、御説明を申し上げます。
工事内容でございますが、泥土圧式シールド推進工法による管径 1,500ミリ、路線延長1,450.75メーターの下水道管渠等築造工事でございます。
工事場所は萩山町5丁目6番地先から恩多町1丁目17番地先まででございまして、具体的には東京都住宅供給公社久米川駅東住宅から出水川の下を東久留米市境まででございます。
工期につきましては、本契約締結の日の翌日から平成7年3月24日までの3カ年の工期でございまして、去る7月20日に仮契約を締結いたしました。
契約の相手方は東京都千代田区3番町6番地1、飛島建設株式会社東京支店でございます。
契約金額は21億 1,665万円でございます。
工事費支出の予算年度及び会計区分等につきましては、ここに記載されているとおりでございますので省略をさせていただきます。
なお、平成5年度、平成6年度につきましては、債務負担行為による事業でございます。添付書類といたしまして入開札状況調書、案内図を添付させていただきました。
以上、4件の案件を一括して御説明させていただきました。よろしく御審議の上、御可決賜りますようお願い申し上げまして、提案の説明とさせていただきます。
○議長(遠藤正之君) 説明が終わりましたので質疑に入ります。なお質疑は一括で行います。質疑ございませんか。
小町佐市君。
◆7番(小町佐市君) 自由民主党市議団を代表いたしまして、議案第46号から49号まで一括して質問してまいります。
議案第46号、久米川第1号幹線管渠築造工事(第1工区)請負契約から、議案第49号、野火止第1号幹線管渠築造工事請負契約まで、4本を一括質問いたします。
実は、私は昨日4つの予定のルートをつぶさに見てまいりました。そこで感じたことは、まずそれぞれの関連する道路が狭隘で、工事関係者には大変御苦労をかけるということであります。また野火止第1号幹線の管渠築造工事は、出水川の川底を掘る深いところで20メーターも掘り下がる、すなわち、6階建てのビルに相当する深さでございます。難工事が予想されるわけでございますが、工事関係者の最も気の抜けない工事となりましょう。
さて本来、請負契約議案でありますから、決められた予算の中で誠心誠意、手抜きをせず、無事故で工期内完成をお願いするということでよいわけでありますが、私は3つほど簡単に質問を申し上げます。
1点目は、通学児童の安全対策、及び交通安全対策を伺っておきます。
2つ目は、迂回路は十分確保されているかということでございます。この点について伺っておきます。
3つ目は、議案第49号関連でございまして、シールド工法による出水川の下を通す難工事とともに、特にコンクリートの強度の問題、そして凝固剤の適正注入の問題等、所管の監督が特に大切でありましょう。このことについて伺っておきます。
いずれにいたしましても、本年度の事業区域は大変難工事が予想される工区であり、所管の御苦労は大変でございましょう。くれぐれも無事故で工期内完成がなされますように、お願いして質問を終わります。
◎上下水道部長(小暮悌治君) 多岐にわたりまして御質問いただきました。順次御回答させていただきたいと存じます。
まず、市民等に対する交通安全対策でございますけれども、交通安全対策といたしましては、市民、あるいは通学児童、通勤者等、あるいは歩行者の安全対策と車両の安全対策の確保を十分期していきたい、このように思っております。
それに対します内容といたしましては、ガードマンの配置による通行者、あるいは車両の安全を期するために誘導、指導の徹底とあわせて周辺の方々にも、また学校、保育所、保育園等があるわけでございますけれども、直接そこらにも伺いまして、工事の施工状況を詳細に御説明申し上げ、児童・生徒に対する安全対策についての指導方もお願いしたり、また指導してまいりたいと考えております。
次に迂回路の対策についてでありますけれども、工事の施工場所の状況によりまして、車両、歩行者の安全確保、また作業用車両の出入り等、迂回路を必要とする場所もあるわけでございまして、これらにつきましては、過去からその設置に当たりましては地権者の理解、協力を得て借用し、お願いをしてきた経過がございますので、それが必要な箇所につきましては、また地権者と十分説明をし、理解を得て迂回路の確保にあたりたい、このように思っております。
3点目の野火止幹線の内容でございますけれども、これはかねてより議員各位から御指導いただいてまいりました。野火止幹線の施工が平成4年から6年にかけて可能になり、当市の公共下水道も予定どおり平成7年度、全市完成の見通しが立ち、ここで安心をしたところでございますが、全市完成に向けて心を緩めることなく、新たな気持ちを持ってこの事業推進に努力をしてまいりたい、このように考えております。
工事に当たりましては、あくまでも人命尊重を最優先とし、一般市民はもとより、施工作業員にも事故が起きないよう、監督を行うよう指示してまいりたいと思っております。工事の施工に当たりましては、監督の徹底を図ると同時に、適正な時期に適正な検査チェックを行い、設計図書に基づく工事が行われているよう管理監督に注意を払い、進めてまいりたいと考えておりますので、よろしく御指導のほどをお願いを申し上げます。
○議長(遠藤正之君) ほかにございませんか、大橋朝男君。
◆23番(大橋朝男君) 時間も十分あるようですので、通告どおり御質問いたします。
交通安全については、補足がありましたらで結構ですのでよろしくお願いします。
議案第46号についてお伺いいたします。工事現場の道路は、先ほど話もありましたように非常にクランク状で幅員も狭いし、ふだんでも自動車が通るにいっぱい、こんな感じですので、ほかに代替道路をつくるのかどうか、こんな点。また安全対策についてどうなっているのかについてお伺いいたします。
それから議案第47号についてですが、市道第 402の1号線、この工事現場には円形人孔5ケ所と矩形人孔2ケ所があって推進工法となっておりますが、この違いはどういう点なのかということ。
2つ目に、この区間にはJRの武蔵野線が通っております。矩形人孔による伏せ越しという工法を用いるという説明ですが、どういう内容の工事か、またそれは地下何メートルぐらいの工事かについて、また、その安全対策はどうなっているのかお伺いいたします。
議案第48号ですが、鷹の道は交通量が大変多い道路であります。工事時間は何時から何時までであるか、その安全対策について。特にここには五中の正門があって通学路になっているけれども、登校時とか下校時の際の整理員の配置などの安全対策について伺います。
議案第49号、この工事は3年間の計画事業、21億円という、4議案中最も大きな工事であり、 1,500ミリ管を1,450.75メートルのシールド工法であります。その上、出水川の川底、16.30 メートルから 20.45メートルの深い川底工事、こういうことですが、もし工事現場に浸水事故などがあった場合は、一昨年の2月、御徒町の陥没事故のような大事故になりかねないと思われますが、この請負業者の飛島建設は大手業者であり、十分に経験を積んでいると思いますが、事故防止についてどのような安全対策をとっているか。
2つ目に、出水川橋と運動公園際の公園橋を抜ける恩多公園周辺は交通量もかなりあると思われますが、どのような安全対策をしているか。各年度ごとの工事区分はどうなっているのかお伺いします。
それから、この工事は市境の工事であって、隣接の東久留米幹線に接続する地点でありますけれども、その平成6年度完成ということですが、工事内容とか日程等について十分検討して、接続が支障を来すことがないようにできているかどうかについてお伺いいたします。
4点目に、直接関係ありませんけれども、最近公共事業において、市民の苦情の中に、工事後の、あるいは工事中の、復旧工事、これが不完全であって交通安全上とか、また騒音公害の苦情が出ているところがたくさんあります。また、下水道工事と道路改良工事を並行してできないかという市民要望が多く出ております。
と申しますのは、役所の縦割り行政からすれば当然、下水道、それから都市建設、役割が違いますし、費用分担も違うことははっきりわかりますけれども、市民には役割区分なんて関係ないわけなんです、市がやっている行事だ、こういうことなんです。だから下水道工事の復旧作業のときに、ちょっと隣にあるU字溝が壊れていればU字溝を直すだとか、Lをつければ立派な道路になる、そういうことができないかということなんです。そうした場合に、市民要望がたくさんあるけれども、全部これは工事が違いますからと、それぞれ、説明員が現場の工事員に聞いたり、それから回っていった係に聞いたりしてまちまちなんです、それで非常に苦情が来ている。こういうことがありますので、そういう点については横の連絡、毎週庁議をやっているわけですから、横の連絡、またそれをきちっと庁議なり、所管同士の話し合いをして、市民サービスの向上ができないか。
以上です。
◎上下水道部長(小暮悌治君) 数多くの御質問いただきましたので、順次御回答申し上げたいと思います。
まず第1点目の議案第46号に関係する内容でありますけれども、確かに、この道路はクランク等の道路でございまして、非常に作業のしにくい場所でもあるわけでございまして、このクランク道路のために立て坑の人孔箇所が非常に多くなるということになっております。
したがいまして、道路幅員から見て、立て坑作業時は全面交通どめとなる方法で行いたいと思っております。
この内容につきましては、道路使用許可条件、あるいは道路設計図書及び仕様書を遵守しながら、交通安全対策に万全を期してまいりたいと思っております。全面交通どめとなることから、また、市民への方々にも迷惑、及び不便をかけないよう最善の努力をし、安全対策に努めてまいりたいと思っております。
次に議案第47号の関係でございますけれども、本件の円形人孔は深さ4.02メーターから5.49メーターの標準人孔を使用してまいりたいと思っております。
なお、JR武蔵野西線が工程上支障となりますので、伏せ越し工事となるために特殊人孔、これは現場でもってつくりながら、つくる内容となってまいります。矩形人孔を採用して現場に対応してまいりたいということでございます。
次に矩形人孔等の内容でございますけれども、矩形人孔の上流は深さ 13.03メーター、下流は 12.30メーターでございます。JRと協議をし、鉄道下3メーターの土かぶりを確保し、安全を図ってまいります。各地推進工法で行ってまいりますので、障害物が出る場合はまた発見ができますので、安全な工法と考えております。施工に当たりましてはJRと十分協議をし、重ねながら施工してまいりたいと思います。立て坑部分は凝固剤を使用し、安全を確保し、掘削を行うこととなっております。
次に、議案第48号関係でございますけれども、スポーツセンター、あるいは五中付近の施設があるわけでございまして、この工事にかかる時間帯は原則といたしまして昼間の工事といたしたいと思っております。時間は8時半から午後6時までといたします。公共施設、学校等につきましては、工事に際して十分連絡をとり、また周知徹底をお願いしていきたい、このように思っております。特に通過交通が多い道路でございますので、標識の表示とか、あるいはガードマンの指導をしながら、その誘導等徹底を図ってまいりたい、このように思っております。
次に、議案第49号の関係でございますけれども、大変な工事でございまして、先ほど御徒町のことも発言されておりましたけれども、御徒町の内容につきましてはその工法はオープンシールド工法と言いまして、どちらかと言えば古い工法の圧気工法で施工されたと聞いております。今は密閉型シールド工法にかわっておりまして、また補助工法の圧気工法にかわって、最近は土圧シールドや、あるいは泥水泥土の圧式シールドといった安全な工法が採用され、取り入れられております。本工事は密閉式泥土圧式シールド工法であり、シールドマシンの先端に圧力をかけながら、圧力隔壁を設けながら作業し、出水等の防止を図り、切リ羽部分の安定を図りながら工事を進めていくという内容ですので、かなり安全の高いものでございます。次にシールドマシンの進行の後は、その都度セグメントを組み立てながら進んでいくという方法を採用させていただいております。
次に、ここに対する、場所に対する内容には、一応グリーンランド自治会等の道路等に対する交通量も非常に多い道路でございますので、その交通安全対策、あるいは各年度の施工順序等の内容につきましては、運動公園通りが8メートル、公園橋を渡りグリーンランド自治会を右折すると、道路幅員が、市道 507の12号線、及び市道 508の9号線は大変狭い道路でございまして、団地内道路であり、隅切りも鋭角であり、大型車の通行が困難な道路であります。したがいまして、運動公園道路から恩多、柳窪区画整理区域内の都市計画道路に向けて仮設道路をつくり、安全を図り、住民の方々のまた理解に努めてまいりたいと思っております。平成4年度は恩多公園内に発進立て坑を築上し、シールドマシンの製作を行う内容となっております。
平成5年度は発進立て坑から上流へ一次覆土を行い、久米川駅東住宅付近に設置到達立て坑を築造を行います。
平成6年度につきましては、発進立て坑から下流へ推進し、一度覆土いたしながら、また同時に、到達立て坑から下流へ2次覆土工事をし、管渠の築造を図ってまいりたいと思っております。
次に、流域下水道との接続の関係でございますけれども、野火止第1号幹線、最下流から185.65メーターの位置に流域下水道、東久留米幹線の立て坑を流域下水道として設置築造をいたすことになっております。したがいまして、流域下水道と協議によりまして、流域下水道の185.65メーターについては、当市が東京都から委託を受けるように、現在協議を進めているところであります。委託の事業費、あるいは管理監督、また工事費等については、当然東京都が負担する内容になりれますけれども、このことによって当市は、当初計画での接続点の立て坑人孔の減、あるいは管渠築造の減により、相当事業的にメリットが出てくる、このようにも思っております。
次に、騒音等を含めての全体の内容の御質問がございました。埋め戻しの転圧等の不足によりまして、地盤沈下、あるいは道路の破損が考えられるわけでございまして、復旧につきましては即日復旧をし、現場の開放を行うということになっておりますので、これには砂利敷き、あるいはアスファルトで仮復、仮復旧をしてまいりたい、このように思っております。また設計書、設計図書に基づき埋め戻し後、十分つき固めを行うようにも指導してまいたりたい、このように思っております。
迂回路については標識、ガードマンの徹底指導を図ることによって、十分その対応を図ってまいりたいと思っております。
なお、騒音等の内容でございますけれども、地下にもぐるというふうなことから、低騒音及び低振動機械の使用と実労以外はエンジンを切るというふうなこと等を図りながら、朝一番からの音の発生する機械の使用の抑制にも指導しながら努めてまいりたい、このように思っております。
最後に下水道工事にあわせての道路排水の内容の御質問がございました。下水道事業と道路改良工事を同一年度に完成させることは非常に困難な面がございます。効率的な事業運営、あるいはサービスを行う上で検討を加える必要があると判断をいたしておりまして、都市建設部等とも十分協議をする必要性があると判断をいたしておるところでございます。下水道事業の道路復旧は、原形復旧が原則でありますので、これらも都市建設部とも市民の方々の御迷惑のかからないよう協議を進めてまいりたい、このように思っております。現場で対応できる支障内容については、所管といたしましても即対応するように努めておりますので、また検討等もさらに加えさせていただきたい、このように思っております。
○議長(遠藤正之君) ほかにございませんか。土屋光子君。
◆26番(土屋光子君) 公共下水道の整備が文化的生活のバロメーターに挙げられますが、91年度末の整備率が 79.04%に達したと、6月議会で市長の所信表明にありました。残る20%強の部分で1日も早い下水道の整備が待たれています。そこで何点かお尋ねいたします。
1点目ですが、第1工区と第2工区、同じ地域で前後して工事が行われます。大変広域な部分ですが、その工事そのものと交通安全対策についてお伺いいたします。
それから2番目に議案第49号について、今後の東住宅内の枝線工事では恩多町方面からの通行人も多く、また歩道に乗り上げている駐車量も大変多いです。一方通行など含めて、交通安全について伺います。
それから3番目に公共下水道は95年度に完成で、完成予定で推進されておりますが、未整備の久米川、恩多、萩山地域の今後の予定について、また95年度完成するのかどうかお尋ねいたします。
以上です。
◎上下水道部長(小暮悌治君) 御答弁させていただきます。
まず1点目の下水道工事が面的整備を含めて、数多く行われるわけでございますけれども、それらの工事の内容による内容での御質問でございますけれども、下水道事業は道路工事と違いまして面的整備ですので、同地域を同時に進行するという内容になってまいります。
それに対する交通安全対策といたしましては、やはりそれぞれの工区の責任者に集まっていただきまして、十分、市民に迷惑のかからない工程調整を図り、交通動線の確保を図っていくということを基本にして、それぞれの工区との接点を解消していきたい、このように思っております。
なお工事上の安全対策につきましては、先ほど申し上げましたけれども、人命尊重の立場から、市民はもとより、作業者にも事故がないように道路使用許可条件、あるいは設計図書等を十分遵守していただきながら、安全な工事が行われるように努めてまいりたい、また監督指導をいたしてまいりたいと思っております。
2点目の野火止幹線に関係する内容でありますけれども、先ほども申し上げましたけれども、野火止幹線の完成によりまして、平成7年度を目標として進めてまいりました東村山市の公共下水道の完成に、大きくここで前進をしてまいります。先ほど申し上げたとおりでございます。
そこで質問の東住宅の関係でございますけれども、住宅供給公社の久米川駅東住宅の中に、到達立て坑作業用地を確保いたすべく、公社を通して、また自治会とも協議を進めながら、7月の23日に東京都住宅供給公社との協定を締結をさせていただきました。実施作業につきましては、平成5年度でありますけれども、実施に当たりましては、さらに公社、自治会とも協議を重ね、また違法駐車等に対する内容、交通の動線等を確保するためにも、警察等の指導を受けた交通安全等にも十分対応してまいりたい、また対策を立てていきたい、このように思っております。
なお、立て坑箇所につきましては、仮歩道を設置して居住者の利便と安全を図ってまいりたいと思っております。先ほど申し上げた違法駐車等につきましては、自治会、警察等と十分協議を重ね、不便の発生しないように最善の努力を図ってまいりたいと思っております。
◆26番(土屋光子君) 1点忘れたんですけれども。先ほど大橋議員さんの御答弁の中に、46号議案の中に、その道路全面通行どめとの御回答がありましたけれども、その間に駐車場があると思うんですが、そういった対策はどうされるのか。
◎上下水道部長(小暮悌治君) 46号議案の施工場所には、確かに民間の駐車場が設置されていることは承知をいたしておりまして、地権者等と十分協議をしながら、一定の場所を確保してそこに移すというふうなこと等についても、地権者と協議を進めてまいりたい、このように思っております。
○議長(遠藤正之君) ほかにございませんか、小石恵子君。
◆13番(小石恵子君) たくさんの御質問が出ましたので、2点だけお伺いいたします。
この計画が6月議会に提案されなかった理由は何なのか、お伺いしたいと思います。
2点目、工事中の歩行者の安全については御答弁にもありましたように十分配慮されていると思いますが、安全のための費用は契約金額に組み込まれているのでしょうか、各契約ごとにお答え願いたいと思います。
以上です。
◎上下水道部長(小暮悌治君) 2点の御質問、まず1点目でございますけれども、6月議会に提案できなかった理由でございますけれども、特に年度内当初は新年、新しい単価の入れかえの時期でありまして、その作業に時間がかかったという内容。さらに、設計及び現場監督については、下水道工事課の限られた職員の中で行っているということで、これも1つの理由になっていると判断をいたしております。また特に、この野火止幹線等につきましては、3カ年度にわたる工事でございまして、その内容等が非常に多く、それらを進めるに当たりまして時間もかかったということでございます。
したがいまして、設計に時間がかかったことが大きな原因でございまして、また国・都の関係がございまして、この内容については建設省の承認を得たのが7月2日でございまして、この段階で初めて事務的に進められるということになりますので、急いで建設省、あるいは東京都と折衝いたしてまいりましたけれども、その承認を得たのが7月2日であったということでございます。なお職員のこれらに対する大変な努力に対して、私といたしましても職員に感謝をし、またここまで来たということは、やむを得ない時間的な内容であったということでございますので、御理解をいただきたいと思います。
2点目の安全対策の関係でございますけれども、当然、人命尊重の立場から交通安全についての費用につきましては、契約金額に組み込まれております。これにつきましては設計図書等を遵守した中での安全対策を行っていくということが内容でございまして、標識の設置とか、あるいは防護柵の設置とか、あるいはガードマンの配置とか、こういうもの等を含む安全対策上の費用が契約金額に組み込まれておりますので御理解をいただきたいと存じます。
○議長(遠藤正之君) ほかに、朝木明代君。
◆5番(朝木明代君) それでは議案第46号から49号について、通告に従って順次伺います。
言うまでもないのでありますが、まずもって指摘する必要があるのは、本件契約議案の前提となった合計4本の指名競争入札のすべてに、既に本年5月、当市が指名停止の行政処分を行った埼玉土曜会関係業者が含まれている点であります。すなわち、議案第46号には1社、第47号及び第48号には1社を除く11社、そして第49号には、何と入札参加の12社の全部が談合の事実を自白した埼玉土曜会関係業者なのであります。
既に私は6月議会で指摘したのでありますが、まず本7月臨時議会の招集のあり方の問題であります。すなわち、市民の多くが、これらの違法行為を犯した埼玉土曜会関係業者を救済するために、指名停止処分の期間を外した上で本7月臨時議会を招集し、下水道契約案件のみを提案したのではないかと疑問を持つと言わざるを得ないのです。まず第1点として、この点は本臨時議会を招集した市長自身の考えを市民の前に明らかにしていただきたい。
次に第1点の2として、本件各指名競争入札、及び各請負契約について、所管に対し具体的に伺います。既に指摘したとおり、わずか2カ月前に談合の事実を自白した業者が入札に参加しているのでありますから、以下、具体的に答弁をしていただきたい。
1指名競争入札の指名業者の格付け。
2指名辞退の有無。
3所管が予定価格を積算し、決裁用の文書を起案したのは何月何日か。
4各指名競争入札の予定価格は何月何日に決裁が完了したか。
5予定価格の決裁用文書を閲覧し得る職員はどの範囲であるか。所管職員から理事者まで具体的に明らかにしていただきたい。
6現場説明の通知は何月何日に、どのような方法で行ったか。
7現場説明は何月何日に行ったか。
8現場説明の通知をどの職員が、指名業者のどの社員に行ったか。復命書あるいは起案書、起案文書等には、この記録を残しているかどうか明らかにしていただきたい。
第2点目、業者の一部には「指名競争入札での談合はやむを得ない」とか、「きれいごとだけでは仕事がやれない」などという、言語道断の開き直りをしている、全く不謹慎きわまりない業者もいるような風評を耳にするので、談合と納税者市民との関係について、ここであえて所管に伺います。
言うまでもなく、自治体が発注する公共事業の工事費用は、納税者市民の血税から出費されているわけでありますから、工事費用は一円でも安く抑えるのは所管としては当然の責務であって、血税を絶対に浪費することがあってはならないはずであります。
そこで伺いますが、所管は納税者市民の血税を前提として行政執行に当たるという立場から、一部業者に見られる談合はやむを得ないとか、きれいごとだけでは仕事はできないとかいう態度についてどのようにお考えか、まずこの点について明らかにしていただきたい。
2一部には、談合を排除し、競争入札を徹底すると瑕疵工事の頻発するようなダンピング
を招きかねないという主張もあるわけでありますが、であればこそ、入札を適正化するため
にも、当然に、入札に当たっては最低制限価格は設定すべきではないかと思うのであります。
そこで伺いますが、アとして本件各指名競争入札では最低制限価格は設けたか。
イ、最低制限価格を設定しないとすれば、その理由はどのようなものであるか。設定しないことは、逆に談合があるということを認めるようなものだという見方も市民にはあるのでありますが、この点についてどのようにお考えか明らかにしていただきたい。
第3点目、既に指摘したとおり、本件各指名競争入札にはすべて談合の事実を自白した埼玉土曜会関係業者が多数含まれているので、特に、公正取引委員会が排除勧告の直接の対象とした、1989年8月30日の埼玉県荒川左岸流域下水道工事に関する指名競争入札談合事件については、本件議案も右談合事件と同様に下水道工事案件でありますし、落札金額も右談合事件の16億 8,000万円という金額に類似しているのでありますから、この点については談合排除対象に関する次の質問の前提となるものでありますので、何点か伺います。
1として伺いますが、指名停止処分を発動した所管として、公正取引委員会が排除勧告をした89年8月30日、談合入札事件についてどのようにその実態を把握しているか。
2、本件議案の各競争入札に参加した業者で、問題の89年8月30日の談合入札に参加した業者名を明らかにしていただきたい。
第4点目、本件各指名競争入札に参加した埼玉土曜会関係業者に関して、談合排除または談合防止対策を含め何点か伺います。
1、本件議案第46号から第49号までの入札に参加した、埼玉土曜会に関係した業者名をそれぞれすべて明らかにしていただきたい。
2、このうち、本件各入札で落札した埼玉土曜会関係業者名を明らかにしていただきたい。会議録は永久保存されるわけでありますから、明確に答弁していただくよう、念のためつけ加えておきます。
3、少なくとも公正取引委員会の排除勧告後に、本件指名競争入札に参加した埼玉土曜会関係業者が、どのような談合排除措置をそれぞれ対内的、対外的にとったかについて把握することなしに、所管が指名停止処分を解除するとか、あるいは入札に参加させるということはあり得ないと思うのでありますが、関係業者の対内的、対外的談合排除措置をどのように把握したか、その内容を明確にしていただきたい。
4、埼玉土曜会関係業者64社以外に、当市が指名したAランクの業者には、どのような業者があるか。その企業名を明らかにしていただきたい。
5、既に談合の事実を自白し、いわば前科のある埼玉土曜会関係業者に対する指名停止処分を解除し、本件指名競争入札に参加させるについて、どのような談合防止策をとったか、具体的に明らかにしていただきたい。
第5点については、第6点についての答弁内容を踏まえ、9月議会以降に問題点をただしていきたいと考えますので、今回は割愛させていただきます。
第6点目、下水道負担金について伺います。私は既に過去の議会において指摘したとおり、下水道負担金の徴収は目的税たる都市計画税に加えての二重課税であって、他自治体では全く賦課徴収を行っていない例もあることから見ても、草の根市民クラブは負担金徴収は行うべきでないという原則的立場に立つものでありますが、少なくとも、同じ東村山市民でありながら、地域によって著しく負担の公平をかいている単位負担額は直ちに均一化、平等化を図るべきであります。
すなわち、本年度下水道工事の施工される多摩湖町付近は平米当たり 450円。市長の住む久米川町付近では平米当たり 370円という、はっきりとした不公平があるのであります。そこで今回の質疑では、これまでと少し角度をかえて、具体的に不公平、不平等の実態、及びその是正について伺います。
ところで、過去の議会において所管は本件下水道負担金は、私道分管渠埋設工事、及び汚水ます設置の費用を算出の基礎としている旨の答弁を行っておりますので、そこでこの点から伺います。
1、それぞれの負担区、すなわち萩山、東村山東、西、南、北の各負担区の管渠埋設対象の私道の総延長、及び設置予定の汚水ますの個数を明らかにしていただきたい。
2、既に各負担区の負担金を決定した過去の議会において、負担金算出の基礎となる私道分管渠埋設工事、及び汚水ます設置工事費の総額は公表されているのでありますが、萩山負担区については公表されていないのではないかと思いますので、負担区設定当時の萩山負担区のこれらの工事費の総額を明らかにしていただきたい。
3、下水道負担金の金額を決定した当時、4つの各負担区それぞれについて見込まれた私道分管渠埋設工事、及び汚水ます設置工事の合計金額は、その後大きく変化しているはずであります。
そこで伺うのでありますが、ア、現在までに判明している各負担区の私道分管渠埋設工事、及び汚水ます設置工事の合計金額を明らかにしていただきたい。
イ、各負担区で、現在までに工事の完了した私道の総延長と、汚水ますの個数を明らかにしていただきたい。
4、生産緑地の解除及び農地の転用と、猶予されている下水道負担金の徴収手続はどのようにリンクさせているか、具体的に明らかにしていただきたい。
5、久米川町1丁目の旧法第1種生産緑地については、6月議会での私の質問通告以前には生産緑地が解除されているにもかかわらず、 100%猶予されていた下水道負担金は、全く遺憾ながら猶予の取り消し、及び徴収手続がとられていなかったのでありますが、そこで伺いますが、アとして当該生産緑地に関し、猶予を取り消しとなった下水道負担金の金額は合計で幾らか。
イ、猶予取り消し後の経過を明らかにしていただきたい。
第7点目、野火止1号幹線について伺います。本件は出水川の河道内に下水道を埋設するという、河川という自然環境に手を加えていくわけでありますから、環境保護の上で格別の配慮が必要であると考えますので、何点か伺います。
1、本件野火止1号幹線の下水道整備が、河川等の環境に与える影響をどのように把握しているか。また東京都から工事設計の内容について指導はあったか。あったとすればどのような内容か明らかにしていただきたい。
2、出水川の今後の河川管理に支障はないか。
3、出水川の流域環境の保全について、どのような施策を考えているか。
4、後川での蛍復活実験事業を基礎として、本件出水川流域に、将来本格的な蛍復活事業を展開することを検討してはどうかと考えるわけでありますが、市長のお考えを明らかにしていただきたい。
以上です。
◎助役(原史郎君) 私の方から御回答をさせていただきたいと存じます。
当初に御質問のございました7月議会をなぜ開いたのかというふうな内容でございますけれども、6月議会にも下水道の契約議案案件は御提案をいたしまして御承認を賜ったところでございます。7月臨時会につきましては、先ほど上下水道部長が御答弁を申し上げましたとおりの内容がございましたので、これらの内容がすべてクリアいたしましたので、一日も早く市民にその利益の還元をいたしたい。また工期の関係から含めて、どうしてもここで御提案させていただきまして御承認をいただかなければ、それだけ工期がおくれる。工期がおくれることは市民の不利益につながるという考え方でございます。したがいまして、そういう趣旨を踏まえまして、今回この臨時会を開催させていただきまして御提案を申し上げましたところでございます。
また指名業者の関係でございますが、本件も6月議会ではいろいろな御審議、また御意見も、御質問もいただいておりますが、これらの内容については公正取引委員会の内容も十分検討し、あわせ、また土曜会につきましては公正取引委員会は告発を見送っているという中身もございます。
さらに東京都の、いわゆる御指導を仰ぎながら、今回これらについて市の行政の姿勢として、御案内のような66社の、内容についてはすべて指名停止の以降、それぞれの東京都におきましても指名選定をさせているというふうな内容も十分把握し、またそういう御指導もいただきましたので、今回、この66社の中から当市に、指名参加をいたしております業者について、指名選定を行ったわけでございます。
したがいまして、今後、公正取引委員会の中身というものは、独占禁止法の運営に当たる大きな意味を持ち、またこれら行政的に法的な、準司法的な権限を持つのが公正取引委員会であるということも十分認識をした上でもって、対応いたしておりますところでございますので、御理解をいただきたいと存じます。
さらに下水道の負担金の関係につきましてでございますが、本件につきましても6月議会で御答弁をさせていただきましたように、都市計画法の法律の趣旨に基づきまして、ひとつには、いわゆる受益者負担の問題、あるいは行政が負担をする問題、これらをはっきり都市計画法に明記されているところでございまして、これらの対応によりまして負担金の徴収を行っておるところでございます。
また平米当たりの単価につきましては、それぞれ下水道区の、区域の決定により定めましたので、改めて、これらの受益が1丁目が低いというふうな御指摘でございますが、これらは工事が先行されておりますので、その時点でもって受益者負担を決定いたしました関係から、多摩湖町との若干の相違があるわけでございます。
もちろん、年々、経済の見通し、また積算単価の割合、また工事のあげ高の問題、これらを踏まえますと、その時点々でもって、いわゆる決定をした地域については適正な受益者負担というものも考えておりますし、今後もそのような姿勢で進んでまいりたい、このように考えておりますので御理解をいただきたいと思います。
◎総務部長(市川雅章君) 大変多くの御質問をいただいておるわけですが、助役の方からただいまお答えしたものにつきましては割愛をさせていただきたいと存じます。順次お答えをいたします。
まず第1点目の指名競争入札の指名業者の格付けでございますが、本工事は推進工事でございます。土木工事の一部の業種でございますので、総合数値により選定をいたしております。したがいまして、ランクづけはいたしておりません。
2点目の指名辞退の有無でございますが、辞退はございません。
それから起案日はと、こういうことでございますが、平成4年7月の1日でございます。決裁でございますが、平成4年7月の2日。
それから閲覧し得る職員の範囲でございますが、まず起案者、所管の係長、課長、部長。それから文書合議いたしますが、文書担当の課長と、それから企画部長、収入役、助役、市長、こういうことでございます。それから、当然でございますが管財課の職員。管財課長、それから総務部長、こういうことでございます。
それから現場説明の通知でございますが、これは電話で、平成4年7月3日でございます。それから現説でございますが、平成4年7月4日でございます。
それから現場説明の通知をどの職員が云々、こういうことでございますが、管財課の職員が指名業者のおおむね営業部の社員、こういうことになりますが、指名業者の営業部に通知を行っているということでございます。なお、相手方の電話に出ました相手方の氏名を確認し、記録いたしております。
それから大きな2点目でございますが、談合が納税者市民の利益に反する云々、こういうことでございますけれども、端的に申し上げますと、談合につきましては公序良俗に反する行為、このように認識をいたしております。談合は公共工事の契約の適正化に当たりまして、まず1点目といたしましては公正性が損なわれるおそれがある。
それから第2点目といたしまして、最小の経費で最大の効果を上げるという行政目的の実現に当たりまして、経済性の原則を損なうおそれがある。つまり、公正な価格の形成を妨げるおそれがある。それから3点目といたしましては、公共工事の契約においては確実な履行の確保が重要でございますが、この原則を損なうおそれがある、このように認識をいたしているところでございます。
建設業と独占禁止法との関係につきましては、諸般の情勢、実態などを総合的に勘案した幅広い観点からの検討が必要でございます。適正な運用を心がけているところでございます。
それから大きな2点目でございますが、最低制限価格は設けているか、こういうことでございますけれども、設けております。
それから大きな3点目でございますが、埼玉県の荒川左岸流域下水道工事に関しまして、1989年8月30日の内容だと存じますが、これにつきましては大変申しわけございませんが、私の方で承知しておりません。そこで公正取引委員会の総務課に照会をいたしましたが、御質問のような中身については「承知しておらない」、このような返事をいただいております。
それから第4点目の埼玉土曜会の関係でございますが、1点目の議案第46号、第47号、第48号、第49号に関係いたします、旧埼玉土曜会関係業者の関係でございますが、これにつきましては6月の定例議会でお答えしているとおりでございます。その内容をもって御理解をいただきたいと存じます。
それから2点目の談合防止策についてでございますが、まず申し上げたいと存じますが、当市におきまして談合といった不都合な行為は行われていない、このように信じているところでございますけれども、一般論として申し上げたいと存じますが、公共工事におきまして強く要請されている適正な履行の確保と、自由競争を主眼とする政策との関係につきましては、建設業に対する独占禁止法の適用という観点だけでなく、入札制度や建設業法と関係法令などを含めた大局的な見地からの考察が必要でございます。疑義の生じない制度とするための、法体系全般にわたる総合的検討が必要と考えております。
したがいまして、単なる部分的視野からのアプローチでは適切な対応は困難であろう、このように考えているとろこであります。
それから、旧埼玉土曜会の関係業者のとった社内の措置でございますけれども、詳細については承知しておりませんけれども、このように伺っております。
まず1点目、取締役会で独禁法に違反しないことを決議し議事録に残す。それから2つ目に社長名で社内通達を出し、全社員の署名、捺印をとる。それから3つ目に談合の事実を認め、以後、独禁法を遵守するという文書を社長名で配布する。それから4つ目、再発防止のため服務規程を改正する。このように聞き及んでおります。
それから旧埼玉土曜会の関係業者、64社以外のAランク業者名を、こういうことでございますが、業者名についてはお答えをできません。数字だけで申し上げますと、土木工事で登録されているAランク業者は53社でございます。
私の方からは以上でございます。
◎上下水道部長(小暮悌治君) 負担金の関係につきましての考え方、先ほど助役の方から答弁がございましたけれども、不平等、あるいはその内容の是正についての考え方は持っておりません。いずれも、現在施工いたしております内容につきましても、63年12月の議会で条例改正に基づき御可決をいただいた中で、我々は進めているところでございまして、現在の工事施工区域は北山、本町、小平、東久留米、清瀬、処理分区というところに事業を、 143億 6,614万円をもって進めているところでございまして、そのうち枝線として費やす費用として14億 4,582万 8,000円。さらに汚水ますとして全体で使う内容が14億 9,880万円となっております。個々の詳細については数字を持っておりませんので、御答弁を差し控えさせていただきたいと存じます。
次に野火止幹線との関連での御質問がございました。まず下水道整備と河川管理の内容でございますけれども、河川と下水道との管理分担区分につきましては、平成3年10月2日、東京都北多摩北部建設事務所長と東村山市長との間で、東村山市下水道管理者との間で、普通河川についての管理の確認をいたしております。河川管理、あるいは改修等を考慮した、現在、下水道事業を先行いたしておるところであります。
次に、下水道事業と出水川流域の環境の関係でございますけれども、先ほども御答弁申し上げてまいりましたけれども、公共下水道管は出水川の下16メーター30から20メーター45という深さに設置をされ、非常に深いところに設置されるわけでございまして、地表面と近い層の水位の低下、あるいは地盤沈下等の環境の影響は考えられない、このように思っております。
次に、環境保全の内容でございますけれども、環境保全の維持改善はこれからは特に重要であると認識をいたしておりますけれども、公共下水道の早期完成に合わせながら環境保全も進めてまいりたい、必要と考え進めてまいりたい、このように思っております。なお、出水川の臭気等も現在あるわけでございますけれども、これらも環境保全に大きく整備されることによって改善されると思っております。
次に蛍の復活事業の内容でございますけれども、現在の出水川は臭くてまた汚れておりまして、非常に苦情も多い河川でございます。水と緑の内容は人類に安らぎを与えてくれる重要な環境整備でありますことを御理解いただきたいと思っております。
なお、黒目川流域用水整備事業は公共下水道整備事業の進捗状況、あるいは出水川の河川浄化の進展を見ながら、可能性を検討してまいりたいと思っております。
◎助役(原史郎君) 先ほど私が御答弁した中で、御質問者が受益者負担の関係で市長のところが 370円、多摩湖町が 450円、こういうふうな御質問をいたしましたけれども、これは全く地域の計画決定事業認可をとる時点において決定をいたしておりますので、したがって、市長が住んでいるからそこが安いんだという意味じゃごさいませんので、この辺のところは十分御理解をいただきたいと存じます。受益者負担の割合については、それを含めて十分御理解をいただき、今後とも受益者負担はかけていくつもりでございますので御理解願います。
◎上下水道部長(小暮悌治君) 現在進めているところにつきましての生産緑地等の解除が発生してもおりませんし、また、ほかの地域で発生した場合には適正な事務処理を行っております。
◆5番(朝木明代君) それでは、答弁漏れも含めまして、再度質問をさせていただきます。
まずですね、最低制限価格についてでありますが、これは語尾がはっきりしなかったので再度伺いますが、設定していない--いるということですか、設定しているということですか、これは確認をさせていただきます。
続いて、第3点目の質問の1でありますが、指名停止処分を発動した所管として、公正取引委員会が排除勧告した89年8月30日の談合入札事件について、公正取引委員会に聞いたが、そのような事実は把握してないとのお答えがあったとのことでありますが、問い合わせの仕方がまずかったのではないかと言わざるを得ないのであります。この件につきましては大きくマスコミ等でも報道されており、この8月30日の談合入札については証拠も挙がっているようでありますので、この点について再度、所管が把握している実態についてお答えをいただきたいと思います。
続いて第4点目の質問でありますが、本件各指名競争入札に参加した埼玉土曜会の関係業者について伺ったのでありますが、1の46号から49号までの入札に参加した埼玉土曜会の関係業者ですね、この名前を46号議案については1社、47、48号議案については11社、49号議案については12社あると思われますが、この業者名をすべて明らかにしていただきたい。
2の質問でありますが、このうち①の質問とも関連しますが、落札した業者の中で、埼玉土曜会の関係業者名をすべて明らかにしていただきたいと思います。
続いて、談合の埼玉土曜会の関係業者の談合の排除につきまして、対内的、対外的にどのような措置をこの関係業者はとったのか、この点については抽象的なお答えは先ほどいただいているのでありますが、もう少し具体的な内容をお答えいただきたいと思います。
続いて第6点目の、下水道の負担金の問題について伺います。
これはほとんど答弁をいただけなかったわけでありますが、この負担金の金額を、単位価格を決めるに当たって、本会議で負担区設定の時点で算出の根拠をそれぞれ明らかにしているわけであります。でありますから、その数字について再度確認の意味で伺っているわけでありますが、萩山につきましては過去の議会では、私道の総延長ですね、それと汚水ますの個数については萩山負担区については明らかにされておりませんので、この点について明らかにしていただきたいのと、東西南北の各負担区の数字についても明らかにしていただきたいと思います。
次に、負担金額の不平等の点でありますが、先ほど市長が住んでいる久米川町付近は 370円ということで申し上げたわけですが、市長が住んでいるから 370円というわけではないというふうな答弁があったわけでありますが、この 370円の負担区が設定されたのは、何と1981年、昭和で言うと56年、今から11年も前のことであります。この11年も前の工事費を根拠として 370円という負担金額が決められているわけでありますが、今後、久米川町につきましては 370円で工事をやっていくということが事実としてあるわけであります。これにつきましては納税者市民の間から、なお強い不満の声が出されているわけでありますので、なぜ今後やろうとしている負担区、久米川町付近について 370円で、同時に行われている地域で 450円なのか。この点については根拠となる数字をはっきりと示していただかない限りは納得できる内容ではありませんので、この点については数字を具体的に明らかにしていただきたいと思います。
それから生産緑地の解除、及び農地の転用と猶予されている下水道負担金の猶予手続、徴収手続について伺ったのでありますが、これも6月議会で一定の答弁はいただいておりますが、ここで生産緑地法の改正等もありましたので、さらに細かな手続について具体的に明らかにしていただきたいと思います。
それから久米川町1丁目の旧法の第1種生産緑地、東京都に、住宅局に売却された分でありますが、これにつきましても徴収猶予の取り消しを行うという、6月議会での答弁があったわけでありますが、その後の経過はどのようになっているかを具体的に明らかにしていただきたい。
以上です。
◎総務部長(市川雅章君) 全部で4点再質問がございました。2点目、3点目につきましては関連いたしますのでまとめてお答えしたいと存じますが、まず第1点目の1989年の事件ということでございますが、私どもの方では公正取引委員会の総務課の広報係、お名前も確認いたしておりますが、お名前までは申し上げませんけれども、そこまで確認の上で照会をいたしております。その中で承知しておらない、こういうことでございますので、そのようにお答えをしたところでございます。
それから第2点目の、旧埼玉土曜会の関係でございますけれども、6月議会におきまして詳細につきまして御質問にお答えをいたしておりますが、第46号議案につきましては、ございません。第47号議案でございますが、詳しく申し上げておりますけれども、あえて申し上げますと、小田急建設株式会社を除くほかの社でございます。第48号につきましては坂田建設株式会社を除く11社。第49号につきましては12社、こういうことでございます。
それから4点目の関係でございますが、談合排除の対外的な64社の措置と申しますか、対応、こういうことでございますが、これにつきましては特には聞いておりません。
以上でございます。
◎上下水道部長(小暮悌治君) 先ほど御答弁申し上げたとおり、議会の御議決をいただきながら進めてまいっておりまして、今回進めている3区につきましては 143億 6,614万 2,000円の総事業費のうち、先ほど申し上げました私道の管渠の築造、さらに公共ます等の設置に費やしている内訳になっておるところでございます。
なお、生産緑地と農地の解除による内容については、それなりの適正な処置をいたしております。
○議長(遠藤正之君) 以上で質疑を終了し、討論に入ります。
なお討論は議案ごとに行います。
討論ございませんか。朝木明代君。
◆5番(朝木明代君) それでは、議案第46号について草の根市民クラブは、不平等と是正という基本政策に基づき、以下の理由により反対の立場から討論を行います。
まず、第1に、一貫して過去の議会でも指摘してきた下水道負担金の不均一課税の問題であります。本年度にあっても多摩湖町付近は平米当たり 450円であるのに対し、市長の住む久米川町付近は平米当たり 370円の負担金であって、同じ市民でありながら大きな不公平、不平等が現実に存在しているのであります。しかも、市民の多くから指摘されてきたこの不平等を、この間一貫して是正してないのは行政の怠慢であると言わざるを得ないこと。
第2点目、質疑の中で明らかとなったように、埼玉県で大きく表面化した指名競争入札の問題点に関し、当市はその改善について、なお取り組みが不十分であると言わざるを得ないこと。
第3点、第2点とも関連するのでありますが、公正取引委員会も排除勧告を行い、談合の事実を認めた関係業者を入札に参加させながら、当市は談合排除への対応が十分になされていないこと。
第4点目、下水道負担金の猶予取り消しについて、本年3月の監査委員の指摘にもあるように、所管の間の連携が十分とは言いがたいこと。
以上の理由から、草の根市民クラブは下水道負担金の不公平など、本件請負契約の前提となる諸問題について容認できないので、本件議案に反対の意思を表明するものであります。
○議長(遠藤正之君) ほかにございませんか。小町佐市君。
◆7番(小町佐市君) 議案第46号、久米川第1号幹線管渠築造工事請負契約につき、自由民主党東村山市議団を代表して、賛成の立場から簡潔に討論をさせていただきます。
本件は平成7年、全市下水道普及を目指す面整備事業であり、平成5年3月末でその進捗率は 84.97%となります。当市の下水道事業はいよいよ先が見えてきたわけでございます。
生活文化の向上を目指す理事者、及び所管の御努力に対し敬意を表しております。自由民主党東村山市議団は、積極推進の立場から賛成の討論といたします。
○議長(遠藤正之君) 以上で討論を終了し、採決に入ります。
議案第46号を原案のとおり可決することに賛成の方の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
○議長(遠藤正之君) 挙手多数と認めます。よって、議案第46号は原案のとおり可決することに決しました。
次に、議案第47号の討論に入ります。
討論ございませんか。朝木明代君。
◆5番(朝木明代君) 議案第47号につきましては、議案第46号と同様の理由により、草の根市民クラブは反対の意思を表明いたします。
○議長(遠藤正之君) 以上で討論を終了し、採決に入ります。
議案第47号を原案のとおり可決することに賛成の方の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
○議長(遠藤正之君) 挙手多数と認めます。よって議案第47号は原案のとおり可決することに決しました。
次に、議案第48号の討論に入ります。朝木明代君。
◆5番(朝木明代君) 議案第48号につきましては、議案第46号と同様の理由により、草の根市民クラブは反対の意思を表明するものであります。
○議長(遠藤正之君) 以上で討論を終了し、採決に入ります。
議案第48号を原案のとおり可決することに賛成の方の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
○議長(遠藤正之君) 挙手多数と認めます。よって、議案第48号は原案のとおり可決することに決しました。
次に、議案第49号の討論に入ります。
討論ございますか、朝木明代君。
◆5番(朝木明代君) 議案第49号につきましては、議案第46号と同様の理由により、草の根市民クラブは反対の意思を表明いたします。
○議長(遠藤正之君) ほかに討論ございませんか。大橋朝男君。
◆23番(大橋朝男君) 公明党市議団を代表して議案第49号について討論に参加いたします。
議案第46号、47号、48号議案については同趣旨の内容でありますので討論を割愛いたしました。公共下水道の早期完成は、市民が快適な文化生活を送る上で欠かせないところであり、多くの市民の、特に本工事に関係のある恩多町、萩山町の皆さんは強く望んでいるところであります。提案されております4議案についての請負業者については、先ほどの質疑でも指摘されたとおり、埼玉県下における契約等の談合などで、公取委による勧告があったことは事実であります。
当市においても1カ月間の指名停止を行ったところでありました。その停止期間を過ぎた本議会で議案第49号として提案されたわけであります。なお、提案されている本工事はすべて推進工法、シールド工法などによる大型の幹線工事であります。地元業者育成という市の方針はあるものの、設備、技術のそろった大手業者に依頼する以外に方法がないのが現状であります。特に、一番難工事と思われる議案第49号、野火止第1号幹線管渠築造工事については、契約当事者と市とが安全性の確保等について確認して、工事に手落ちのないよう万全な対策をとっているということであります。本工事が無事故で工期内に完成することを強く要望して、賛成討論といたします。
以上でございます。
○議長(遠藤正之君) 以上で討論を終了し、採決に入ります。
議案第49号を原案のとおり可決することに賛成の方の挙手を求めます。
〔賛成者挙手〕
○議長(遠藤正之君) 挙手多数と認めます。よって、議案第49号は原案のとおり可決することに決しました。
次に進みます。
-------------------◇-------------------
○議長(遠藤正之君) 以上で全日程が終了いたしましたので、これをもって平成4年東村山市議会7月臨時会を閉会いたします。
午前11時39分閉会
地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
東村山市議会議長 遠藤正之
東村山市議会議員 佐藤貞子
東村山市議会議員 荒川昭典
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ファックス:042-397-9436
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