第4回 令和2年9月11日(議会運営委員会)
更新日:2020年11月26日
議会運営委員会記録(第4回)
1.日 時 令和2年9月11日(金) 午前10時1分~午前10時32分
1.場 所 東村山市役所第1委員会室
1.出席委員 ◎小町明夫 ○村山じゅん子 下沢ゆきお 小林美緒
佐藤まさたか 横尾たかお 山口みよ 土方桂
駒崎高行 渡辺みのる各委員
1.欠席委員 なし
1.出席説明員 安保雅利議会事務局次長 萩原利幸議会事務局次長補佐
1.事務局員 南部和彦局長 新井雅明主任
1.議 題 1.所管事務調査事項 議会基本条例の検証
午前10時1分開会
◎小町委員長 ただいまより、議会運営委員会を開会いたします。
―――――――――――――――― ◇ ――――――――――――――――
〔議題1〕所管事務調査事項 議会基本条例の検証
◎小町委員長 所管事務調査事項、議会基本条例の検証を議題といたします。
本件については、本年3月の委員会において所管事務調査に掲げ、平成30年度及び令和元年度に行った市議会の取組について、議会運営委員による協議を全9回開催し、検証してまいりました。あわせて、市民の皆様からも取組に対しての御意見をいただくため、5月1日から6月30日までの間、アンケートを実施いたしました。
アンケート用紙は、市議会のホームページや市内22か所の公共施設に設置したほか、5月1日発行の市議会だよりにも掲載、全戸配布し、インターネットやファクス等により回答を受け付けました。その結果、合計で50件の御回答をいただいております。
それでは、条例に沿って1条ずつ見てまいります。
まず、第1条、目的から第3条、議員の活動原則までですが、条例の設置目的をうたったものや、第4条以降の各条で評価している内容であるため、評価の対象外としています。
次に、第4条、会派です。こちらは、この2年間、条文どおりに議員全員が1人から8人で会派を結成し、活動してまいりましたが、検証期間中に提出のあった議会基本条例第4条第1項等の改正を求める陳情について、今定例会初日に採択しております。評価は、その他、対策として、第1項の改正を求める陳情の採択を踏まえ、条例改正、関連事項の検討を行うとしております。
第4条について、以上のとおりでよろしいでしょうか。
○渡辺委員 陳情の審査の際にも申し上げましたけれども、会派を個人で認めるかどうかというところで、そもそも個人で会派を結成している方々が入っていないところで決めていいのかということと、そういったことを多数決で決めていいのかということに対して、大きな疑義があるということを申し上げました。
その陳情の審査結果は、それで尊重はしたいというふうに思うんですけれども、それがイコールこの基本条例の検証の結果、対策はこういうふうにしていこうということになっているということについては、私はちょっと違うんじゃないかな、納得がいかないなというふうに思っておりますということを、私たち日本共産党の意見として申し上げたいと思います。
◎小町委員長 ほかにございませんか。
○佐藤委員 4条ですけれども、この4条については、これまでの検証、2年ごとにやってくる中で、毎回議論が分かれるところだったということをまず確認しておきたいと思います。
その上で、今回、1項のところについて改正を求めるという陳情が出されたということで、陳情のときに申し上げましたけれども、陳情が出されて議論するという感じになったこと自体が個人的には残念だと申し上げましたが、でも結論的には、自民党さん、公明党さんが賛成をするということと他会派が反対ということで、僅差で採択ということになりました。
ですので、その結果は尊重されなければいけないと思うので、今後ここにおいて議論をしていくということは当然のことだというふうに受け止めています。
ですので、方向とすると、議会の機関としての意思が一つはっきりしましたので、その方向で議論していくことになりますが、1人会派は現在3つありますけれども、3つの会派とも陳情には不採択という立場を取っていらっしゃいましたので、そこも十分踏まえて、慎重な、かつ丁寧な議論をこれから議会としてしていくと。ただ、方向性はある程度定めた上でやっていくということが大事だというふうに思っています。
◎小町委員長 ほかに御意見ございませんか。
○横尾委員 4条につきまして、公明党としても、過去の検証のときから、この会派についてはきちんと議論をすべきであると。まず1項、2項の文言の整理から始まり、またこの会派の定義ということについて、公明党としてはかなり多く主張をしてきたつもりです。
今回、この陳情を審議する上で、各会派の意見も、あらかた皆さんが御意見を出した上で、今回、採択という形で意思を表明させていただいて、結果的に議会として採択という流れになりました。
それをもって、これから会派について、しっかり議会運営委員会のほうで議論をしながら、今回、検証の中に対策として書かせていただいているとおり、関連事項についてしっかり検討しながら、東村山市議会としての会派について、しっかり形にしていくということが大事だというふうに考えております。
◎小町委員長 ほかに御意見ございませんか。
○土方委員 我々自民党としても、要は会派としての、陳情を受けて、会派のことに関しては、しっかりとこれから議論していくということは大事だと思っております。ですので、これからもこの委員会でやるのか、ほかの場所でやるのか分かりませんけれども、この第1項の改正については、これからも取り組んでいくということをお約束したいと思います。
◎小町委員長 ほかに御意見ございませんか。
(発言する者なし)
◎小町委員長 今、各会派から御意見ございましたが、以上で検証結果としては、4条、よろしいですか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
◎小町委員長 次に、第5条、説明責任及び市民意見の把握です。
議会報告会と意見交換会をセットで7回、延べ12日間開催し、282人の参加がありました。また、報告会でいただいた意見について、委員会ごとに振り分け、その取扱いを協議してきたほか、市議会の取組についてのアンケートを市議会だよりやホームページで実施しました。評価は改善を検討するとし、対策を、議会報告会、意見交換会、アンケート調査等のさらなる充実・改善に努めるとしました。
よろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
◎小町委員長 それでは、このようにさせていただきます。
次に、第6条、会議の公開及び傍聴の促進です。
元年度3月定例会では、新型コロナウイルス感染症の影響により、別室に設置のモニターでの傍聴に変更いたしましたが、会議の公開、周知、傍聴資料とも条文どおりに実施し、障害者が会議を傍聴する際は、手話通訳者または要約筆記者を配置してきました。これらの評価は、拡充させて継続する。議会中継も傍聴と捉え、アクセス数増加に向けた研究をする、障害者の傍聴環境の改善について検討するの2つを対策としています。
以上でよろしいでしょうか。何か御意見等ございますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◎小町委員長 ないようですので、次に第7条、請願等の取扱いです。
2年間で51件の請願・陳情等の提出があり、このうち審査になじまない陳情10件を参考配付としました。取組としては、30年度に2件の陳情審査において提出者に意見陳述を求め、また、30年10月からは、請願等を採択した場合、その処理の経過及び結果について市長に報告を求めることとしています。
こちらも、拡充させて継続する、対策を採択した請願等のその後について市民への報告方法を検討するとしておりますが、以上でよろしいでしょうか。何か御意見ございますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◎小町委員長 それでは、次に第8条、広報活動の充実です。
これまで同様、ホームページやツイッターを活用し、会議の予定や進捗状況などについて、随時発信を行ってまいりました。こちらの評価は改善を検討するとし、今後は市議会だよりの充実に向けて新たな手法を含め検討する、新たなSNSツールについて研究・検討するの2つを挙げておりますが、これでよろしいでしょうか。御意見等ございますか。
○渡辺委員 せっかくなので、公の場できちんと意見を述べておきたいなと思いました。
市議会だよりについては、広報広聴委員会で議論をして、内容等を掲載しているということは理解しています。その上で、広報広聴委員会の中でも、私もそうですし、私の会派の人間も含めて、議会だよりの内容の掲載の方法とか、そういったことについては度々意見を申し上げてまいりました。市民が何を知りたいのかということをやはりきちんと捉えてやっていく必要があるんじゃないかと私たちは思っています。
今の掲載の内容でいいのか、どういう議論が議会でどういう視点で行われたのかということも含めて、やはり内容を充実していくということを、現状に甘んじずにやっていっていただきたいなというふうに思っておりますので、もちろん私たち日本共産党としても、そういった方向で努力をしていきたい、皆さんと一緒に一致してやっていけるように努力をしていきたいかなというふうに思っておりますので、そういった意見も申し上げておきます。
◎小町委員長 ほかにございますか。先ほどの報告のとおりでよろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
◎小町委員長 次に、第9条、市政運営の監視です。
この2年間で149件の議案が提出され、審議を行ってまいりましたが、どのような基準・手法をもって監視・評価すべきか、会派間で見解が分かれたため、評価するに至りませんでした。
今後は、市政運営監視の手法について協議し、結論を出すということになっておりますが、それでよろしいでしょうか。よろしいですね。
(「はい」と呼ぶ者あり)
◎小町委員長 次に、第10条、政策等提案の説明要求です。
市長が議案を提出する際、説明資料をつけることを要求していますが、これを拡充するため、各委員会で改善内容を取りまとめました。
こちらは拡充させて継続するとし、議会が必要とする内容を精査し、具体的な記載例を示して、より有効で分かりやすい資料の提供を求めていくとしておりますが、これでよろしいでしょうか。何かございますか。
○渡辺委員 これは、検証の段階でも委員長からおっしゃっていただいたことではあるんですけれども、ここには各常任委員会の委員長さんいらっしゃいますので、ぜひそれぞれの委員会の中でこの10条資料のことについては常に議論をして、改善していけるような検討をぜひ行っていただきたいということを申し上げたいと思います。
◎小町委員長 ほかにございますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◎小町委員長 では、10条はそのようにさせていただきます。
次に、11条、質疑等の一問一答です。
市議会では全ての質疑、質問を一問一答で行っており、また、論点整理のための問い返しも行われています。こちらは改善を検討するとし、今後は代表質問の定義、在り方について検討する、議員、答弁者ともルールを守り、議長、委員長は議事整理を徹底するの2つを行っていくとしております。
これでよろしいでしょうか。何か御意見ございますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◎小町委員長 では、次に12条に移ります。第12条、文書質問です。
この2年間で2件の実績があり、市長からの回答と併せてホームページに掲載しています。評価としては、これまでどおり行うとします。
これでよろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
◎小町委員長 次に、第13条、政策提案等です。
30年7月、市長に対し「いじめで泣く子を出さないため」にと題した政策提言を行い、同年11月には、充実した研究ができるよう、政策研究会に関する取決めを改正しました。また、元年11月には、「東村山市のごみ処理行政について」をテーマにした新たな研究会を設置し、検討を始めています。評価は、拡充させて継続する。今後は、所管事務調査も活用し、政策立案につなげるとします。
これでよろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
◎小町委員長 次に、第14条、議員間討議です。
元年6月定例会の厚生委員会に付託された議案第39号、東村山市保育所の利用者負担に関する条例の一部を改正する条例の審査において、1件の実績がありました。
これについても、拡充させて継続するということでよろしいですね。
(「はい」と呼ぶ者あり)
◎小町委員長 次に、第15条、専門的知見、公聴会制度及び参考人制度の活用です。
いずれも活用した実績はなく、評価はその他としています。今後は、積極的な活用に向け、ルール、フローを定めていくということで、よろしいですか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
◎小町委員長 次に、第16条、議会事務局機能の強化です。
元年11月、議会事務局を活用した調査についてのルールを決め、委員会の所管事務調査や政策研究会で活用していくとしました。評価は、改善を検討する。
今後は、ルールに沿って進める、外部研修への積極的な参加を通じて政策立案機能の向上に努めるということで、よろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
◎小町委員長 次に、第17条、議会図書室です。
議会図書室が手狭ということと、限られた予算の中ではありますが、各会派から要望のあった書籍の購入を行っております。また、元年8月には市立図書館のレファレンス機能を活用していくことと確認しております。
拡充させて継続するということで、よろしいですね。
(「はい」と呼ぶ者あり)
◎小町委員長 次に、第18条、見直し手続です。
条例が施行されてから今回で3回目の検証を行っているところです。評価は、これまでどおり行うです。なお、前回30年の検証の際に、次回の検証は2年後に行い、その次からは4年ごとに行うとしております。
これでよろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
◎小町委員長 次に、最後に第19条、委任です。
議会基本条例を施行するに当たり、必要な例規類、運用方法などの策定や改善を行うものであり、これまでどおり行うということでよろしいですね。
(「はい」と呼ぶ者あり)
◎小町委員長 これで、全条文が終わりました。
最後に、今日までの検証作業について、各会派から御意見、感想などがありましたらお聞かせいただきたいと思いますが、何か御意見等ございますか。
○佐藤委員 2年ごとにやってきた検証ということで、今回も市民の皆様からも意見をいただけたということで、よかったというふうに思います。
一つまとめというか、自分なりの大事だなと思っているのは、新型コロナウイルスの今回の件を受けて、やはり元のとおりにできなくなることがあったりとか、逆に新しくやらなきゃいけないことが出てきているという認識はあると、皆さんあると思います。
ですので、具体的に各条のところでは申し上げませんでしたけれども、議会報告会の在り方であったり、広報活動の充実であったり、そのほかもそうですけれども、オンラインの活用であったり、ICTの導入というか、ICTの積極的な活用をして、一つはそれは、遠隔でもできることはできるようにしておくということと、あるいは議会報告会なんかでいうと、今オンラインで議会報告を、6月議会の分を初めてやりました。
そのことによって、例えばリアルで参加できた人たちの中で、デジタル化についていけない人に対する懸念というのも意見があるわけです。そこに対しては当然配慮は必要だと思いますが、一方で、今までの報告会には参加できなった方たちが、オンラインであれば参加できるというケースが出てきているということは、はっきりあると思いますので、そちら、オンライン議会報告のほうで意見も、市民からいただいているのもありますので、新しい生活様式ということが言われる中で、議会としても新たな形を積極的に模索していく、形づくっていくということが大事ではないかなというふうに思いまして、各条のところでは申し上げませんでしたけれども、広報活動も、SNSの新しいツールの活用も出ていますので、ぜひみんなで積極的に、そこは新しい形を模索していけたらいいのではないかと考えております。
◎小町委員長 ほかに御意見等ございませんか。
○渡辺委員 感想として、大きく2点あったなと。今回、この検証そのものが、新型コロナの影響で延期になったり、十分な時間が取れなかったというのが事実だと思います。次回、これまでの検証が2年に1回ですので、かなり短いスパンで回していかなきゃいけないということで、先輩方も含め、大変、私もそうですし、先輩方も相当大変な中でやられてきたというのは十分理解をしています。
そういったことも踏まえて、次回から4年ごとに1回ということになりますので、これまでとはもうちょっと違って、もう少し余裕を持って時間をかけて、きちんと一条一条、市民の意見も踏まえてやっていっていただきたい。4年後ですので、私たちが残っているかどうかすらも分からないですけれども、次回検証する方々に対しては、そういうふうにやっていただきたいなということを願っています。
もう一点ですけれども、これは検証の中でも申し上げましたけれども、やはりここに今7会派あるうちの4会派しか出ていないということに、私は大きな疑問を持っていました。今からやり直せということは申し上げませんけれども、やはりこういったことに関しては、なるべく全会派の意見を踏まえて検証をやっていく必要があるんじゃないかというふうに思っています。
4条の関係もあって、会派がどうなるかというのもありますけれども、なるべく少数意見も踏まえて、次回以降の検証は、きちんと議会としてまとめられるようにやっていっていただきたい、そういうふうに願っております。
○横尾委員 検証を踏まえてということで、一言申し上げておきたいというふうに思います。
議会基本条例が制定されてから、本当に検証作業という形でやってこられて、今回3回目ということになりました。先ほど来、ほかの委員からも出ているとおり、今後は4年間に1回ということになりますので、大事な検証作業だったというふうに認識をしております。
その上で、今回、ずっと懸念でありました会派についても、一定程度の方向性が見いだせたということは、この検証作業の価値も非常に高まったのかなというふうに思います。
その上で、先ほど佐藤委員もおっしゃっていたような広報活動の在り方であったりとか、そのほかにも改善していくべきということについては、対策欄にも書かせていただいたとおりなので、具体的に検討していかなければいけないというふうに思います。
やはり改めて思うことは、議会基本条例を、我々東村山市議会議員一人一人がしっかりこれを読み込んで、これを理解した上で、議員としての在り方というものをもう一回確認し合わなきゃいけないために、検証もしているんだというふうに思いますので、今回この議会運営委員会で検証を行ったということを各議員がしっかり自覚した上で、今後の議員活動に取り組んでいくことを切に願った上で、検証の最終的な取りまとめの意見として申し上げておきたいというふうに思います。
◎小町委員長 ほかにございませんか。
○土方委員 私、今回で3回だったかな、やってきましたけれども、今回ほど一番議論がしっかり、前もできていたんですけれども、いろいろな意味で、先ほど渡辺委員も佐藤委員も横尾委員も言っていましたけれども、コロナの関係でいろいろと障害が出た中でやった中で、集中してやれたというのは非常によかったなと思います。
先ほど4条の話も出ましたけれども、こうやって一つ一つ課題を見つけて、つぶしていくという言い方もあれですけれども、やはりよりよい議会をつくるためには、この基本条例が基本になっていて、そこでやはりいい議会をつくるために検証しているんだということを、今回改めて気がつかせてもらった検証だったと私は思っております。
取りまとめ、本当に大変だったと思いますけれども、委員長にはお礼を申し上げて、終わります。
◎小町委員長 ほかにございませんか。
○山口委員 私は一つ、やはり議会運営というのは、全会派が参加して、そこで議会をどう運営していくかということを話す場なので、これはぜひ全会派、また少数派がきちんと意見が反映できるように、ここは一緒に議論できる場にしてほしいというふうに思っています。
◎小町委員長 ほかにございませんか。
○佐藤委員 さっき意見言ったんですけれども、改めてちょっと、もう仮を含めると4回目の検証が終わる中で、実は、各条ごとに検証しましたけれども、1条、2条、3条は対象外として、9条も評価ができないということで、毎回そういう集約をしていますけれども、改めて、何回かやってきた者として、どこが大事かといったら、実はそこが大事で、1条、2条、3条をちゃんと僕らが反すうしてというか、きちんとそのことを捉まえて、本当はここについてどうなのかという、評価のしようがないので対象外としていますけれども、ここ自体をちゃんと確認していくということだというふうに思います。
それで、議会ですのでいろいろな意見があって当然なんですけれども、十分議論した上で結論を出したことについては、機関として責任を持つという姿勢がないといかんなというふうに改めて思います。
ですので、今回もこの作業を受けていろいろな作業が始まっていきますけれども、基本的にはこの条例自体を認めて、このことをみんなで決めてきたわけですから、そしてもう7年目に入っているわけで、そのことを前提に積極的にやっていくということが最低限求められる基本姿勢だというふうに思うので、そのことは、自分のことも含めて、そこが共有できないと話合いのスタートにつくこと自体が難しくなってしまうので、大事にしていきたいなと改めて思うところです。
すみません、感想みたいですけれども、そこが確認できないでいろいろ言われても、なかなか難しいなと思うところがあるので、ちょっと一言申し上げました。
◎小町委員長 ほかにございますか。
○村山委員 今回の検証、副委員長として、まとめを委員長とともにさせていただいて、皆様の御協力に感謝申し上げます。
それで、先ほど山口委員が、この検証にほかの1人会派も含めてという意味でおっしゃったんだと思うんですけれども、そういう発言がありましたが、この18条に「この条例の目的が達成されているかどうかを議会運営委員会において検証しなければならない」と書かれている中で、その検証をまとめる段階というか途中の経過では、そういう御意見をいただくというのは必要かともちろん思いますけれども、議会運営委員会にほかの人を含めてというように取れたので、そこは市民の方も勘違いをしてしまうとよくないなと思うので、一言申し上げさせていただきます。
◎小町委員長 ほかにございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◎小町委員長 では、最後に私から、委員長から一言申し上げさせていただきます。
先ほど来、検証についていろいろと御意見いただきました。確かに新型コロナウイルスの拡大もあったりして、多少作業が後ろにずれてしまったことはあったんですが、先ほども申し上げましたとおり、9回の協議会を開催しながら、皆さんの御意見をいただきながらこの検証が進められたということには、感謝を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。
まだ対策欄にも記述がある条文がありますので、それはこの先、またよりよくするために、皆さんの御協力をいただきながら検討してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
ほかに、よろしいですか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
◎小町委員長 休憩します。
午前10時30分休憩
午前10時31分再開
◎小町委員長 再開します。
市民アンケートでは市議会に対する様々な御意見を頂戴し、また、本日は各委員より総括としての御意見を積極的にいただいてまいりました。これらを踏まえた上で、お諮りいたします。
議会基本条例の検証については以上のとおりとすることで賛成の方の起立を求めます。
(賛成者起立)
◎小町委員長 起立多数と認めます。よって、さよう決しました。
なお、これまで議論してまいりました本件調査事項、議会基本条例の検証につきましては、定例会最終日に委員長報告という形で報告し、これをもって終了することといたしたいと思いますが、これに賛成の方の起立を求めます。
(賛成者起立)
◎小町委員長 起立多数と認めます。よって、さよう決しました。
以上で、所管事務調査事項、議会基本条例の検証は本日をもって終了といたします。
次に進みます。
以上で、本日の議会運営委員会を閉会といたします。
午前10時32分閉会
東村山市議会委員会条例第23条の規定により、ここに署名又は押印する。
議会運営委員長 小 町 明 夫
議会事務局職員
記録担当
議事係長
次長
局長
議会運営委員会記録(第4回)
1.日 時 令和2年9月11日(金) 午前10時1分~午前10時32分
1.場 所 東村山市役所第1委員会室
1.出席委員 ◎小町明夫 ○村山じゅん子 下沢ゆきお 小林美緒
佐藤まさたか 横尾たかお 山口みよ 土方桂
駒崎高行 渡辺みのる各委員
1.欠席委員 なし
1.出席説明員 安保雅利議会事務局次長 萩原利幸議会事務局次長補佐
1.事務局員 南部和彦局長 新井雅明主任
1.議 題 1.所管事務調査事項 議会基本条例の検証
午前10時1分開会
◎小町委員長 ただいまより、議会運営委員会を開会いたします。
―――――――――――――――― ◇ ――――――――――――――――
〔議題1〕所管事務調査事項 議会基本条例の検証
◎小町委員長 所管事務調査事項、議会基本条例の検証を議題といたします。
本件については、本年3月の委員会において所管事務調査に掲げ、平成30年度及び令和元年度に行った市議会の取組について、議会運営委員による協議を全9回開催し、検証してまいりました。あわせて、市民の皆様からも取組に対しての御意見をいただくため、5月1日から6月30日までの間、アンケートを実施いたしました。
アンケート用紙は、市議会のホームページや市内22か所の公共施設に設置したほか、5月1日発行の市議会だよりにも掲載、全戸配布し、インターネットやファクス等により回答を受け付けました。その結果、合計で50件の御回答をいただいております。
それでは、条例に沿って1条ずつ見てまいります。
まず、第1条、目的から第3条、議員の活動原則までですが、条例の設置目的をうたったものや、第4条以降の各条で評価している内容であるため、評価の対象外としています。
次に、第4条、会派です。こちらは、この2年間、条文どおりに議員全員が1人から8人で会派を結成し、活動してまいりましたが、検証期間中に提出のあった議会基本条例第4条第1項等の改正を求める陳情について、今定例会初日に採択しております。評価は、その他、対策として、第1項の改正を求める陳情の採択を踏まえ、条例改正、関連事項の検討を行うとしております。
第4条について、以上のとおりでよろしいでしょうか。
○渡辺委員 陳情の審査の際にも申し上げましたけれども、会派を個人で認めるかどうかというところで、そもそも個人で会派を結成している方々が入っていないところで決めていいのかということと、そういったことを多数決で決めていいのかということに対して、大きな疑義があるということを申し上げました。
その陳情の審査結果は、それで尊重はしたいというふうに思うんですけれども、それがイコールこの基本条例の検証の結果、対策はこういうふうにしていこうということになっているということについては、私はちょっと違うんじゃないかな、納得がいかないなというふうに思っておりますということを、私たち日本共産党の意見として申し上げたいと思います。
◎小町委員長 ほかにございませんか。
○佐藤委員 4条ですけれども、この4条については、これまでの検証、2年ごとにやってくる中で、毎回議論が分かれるところだったということをまず確認しておきたいと思います。
その上で、今回、1項のところについて改正を求めるという陳情が出されたということで、陳情のときに申し上げましたけれども、陳情が出されて議論するという感じになったこと自体が個人的には残念だと申し上げましたが、でも結論的には、自民党さん、公明党さんが賛成をするということと他会派が反対ということで、僅差で採択ということになりました。
ですので、その結果は尊重されなければいけないと思うので、今後ここにおいて議論をしていくということは当然のことだというふうに受け止めています。
ですので、方向とすると、議会の機関としての意思が一つはっきりしましたので、その方向で議論していくことになりますが、1人会派は現在3つありますけれども、3つの会派とも陳情には不採択という立場を取っていらっしゃいましたので、そこも十分踏まえて、慎重な、かつ丁寧な議論をこれから議会としてしていくと。ただ、方向性はある程度定めた上でやっていくということが大事だというふうに思っています。
◎小町委員長 ほかに御意見ございませんか。
○横尾委員 4条につきまして、公明党としても、過去の検証のときから、この会派についてはきちんと議論をすべきであると。まず1項、2項の文言の整理から始まり、またこの会派の定義ということについて、公明党としてはかなり多く主張をしてきたつもりです。
今回、この陳情を審議する上で、各会派の意見も、あらかた皆さんが御意見を出した上で、今回、採択という形で意思を表明させていただいて、結果的に議会として採択という流れになりました。
それをもって、これから会派について、しっかり議会運営委員会のほうで議論をしながら、今回、検証の中に対策として書かせていただいているとおり、関連事項についてしっかり検討しながら、東村山市議会としての会派について、しっかり形にしていくということが大事だというふうに考えております。
◎小町委員長 ほかに御意見ございませんか。
○土方委員 我々自民党としても、要は会派としての、陳情を受けて、会派のことに関しては、しっかりとこれから議論していくということは大事だと思っております。ですので、これからもこの委員会でやるのか、ほかの場所でやるのか分かりませんけれども、この第1項の改正については、これからも取り組んでいくということをお約束したいと思います。
◎小町委員長 ほかに御意見ございませんか。
(発言する者なし)
◎小町委員長 今、各会派から御意見ございましたが、以上で検証結果としては、4条、よろしいですか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
◎小町委員長 次に、第5条、説明責任及び市民意見の把握です。
議会報告会と意見交換会をセットで7回、延べ12日間開催し、282人の参加がありました。また、報告会でいただいた意見について、委員会ごとに振り分け、その取扱いを協議してきたほか、市議会の取組についてのアンケートを市議会だよりやホームページで実施しました。評価は改善を検討するとし、対策を、議会報告会、意見交換会、アンケート調査等のさらなる充実・改善に努めるとしました。
よろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
◎小町委員長 それでは、このようにさせていただきます。
次に、第6条、会議の公開及び傍聴の促進です。
元年度3月定例会では、新型コロナウイルス感染症の影響により、別室に設置のモニターでの傍聴に変更いたしましたが、会議の公開、周知、傍聴資料とも条文どおりに実施し、障害者が会議を傍聴する際は、手話通訳者または要約筆記者を配置してきました。これらの評価は、拡充させて継続する。議会中継も傍聴と捉え、アクセス数増加に向けた研究をする、障害者の傍聴環境の改善について検討するの2つを対策としています。
以上でよろしいでしょうか。何か御意見等ございますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◎小町委員長 ないようですので、次に第7条、請願等の取扱いです。
2年間で51件の請願・陳情等の提出があり、このうち審査になじまない陳情10件を参考配付としました。取組としては、30年度に2件の陳情審査において提出者に意見陳述を求め、また、30年10月からは、請願等を採択した場合、その処理の経過及び結果について市長に報告を求めることとしています。
こちらも、拡充させて継続する、対策を採択した請願等のその後について市民への報告方法を検討するとしておりますが、以上でよろしいでしょうか。何か御意見ございますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◎小町委員長 それでは、次に第8条、広報活動の充実です。
これまで同様、ホームページやツイッターを活用し、会議の予定や進捗状況などについて、随時発信を行ってまいりました。こちらの評価は改善を検討するとし、今後は市議会だよりの充実に向けて新たな手法を含め検討する、新たなSNSツールについて研究・検討するの2つを挙げておりますが、これでよろしいでしょうか。御意見等ございますか。
○渡辺委員 せっかくなので、公の場できちんと意見を述べておきたいなと思いました。
市議会だよりについては、広報広聴委員会で議論をして、内容等を掲載しているということは理解しています。その上で、広報広聴委員会の中でも、私もそうですし、私の会派の人間も含めて、議会だよりの内容の掲載の方法とか、そういったことについては度々意見を申し上げてまいりました。市民が何を知りたいのかということをやはりきちんと捉えてやっていく必要があるんじゃないかと私たちは思っています。
今の掲載の内容でいいのか、どういう議論が議会でどういう視点で行われたのかということも含めて、やはり内容を充実していくということを、現状に甘んじずにやっていっていただきたいなというふうに思っておりますので、もちろん私たち日本共産党としても、そういった方向で努力をしていきたい、皆さんと一緒に一致してやっていけるように努力をしていきたいかなというふうに思っておりますので、そういった意見も申し上げておきます。
◎小町委員長 ほかにございますか。先ほどの報告のとおりでよろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
◎小町委員長 次に、第9条、市政運営の監視です。
この2年間で149件の議案が提出され、審議を行ってまいりましたが、どのような基準・手法をもって監視・評価すべきか、会派間で見解が分かれたため、評価するに至りませんでした。
今後は、市政運営監視の手法について協議し、結論を出すということになっておりますが、それでよろしいでしょうか。よろしいですね。
(「はい」と呼ぶ者あり)
◎小町委員長 次に、第10条、政策等提案の説明要求です。
市長が議案を提出する際、説明資料をつけることを要求していますが、これを拡充するため、各委員会で改善内容を取りまとめました。
こちらは拡充させて継続するとし、議会が必要とする内容を精査し、具体的な記載例を示して、より有効で分かりやすい資料の提供を求めていくとしておりますが、これでよろしいでしょうか。何かございますか。
○渡辺委員 これは、検証の段階でも委員長からおっしゃっていただいたことではあるんですけれども、ここには各常任委員会の委員長さんいらっしゃいますので、ぜひそれぞれの委員会の中でこの10条資料のことについては常に議論をして、改善していけるような検討をぜひ行っていただきたいということを申し上げたいと思います。
◎小町委員長 ほかにございますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◎小町委員長 では、10条はそのようにさせていただきます。
次に、11条、質疑等の一問一答です。
市議会では全ての質疑、質問を一問一答で行っており、また、論点整理のための問い返しも行われています。こちらは改善を検討するとし、今後は代表質問の定義、在り方について検討する、議員、答弁者ともルールを守り、議長、委員長は議事整理を徹底するの2つを行っていくとしております。
これでよろしいでしょうか。何か御意見ございますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◎小町委員長 では、次に12条に移ります。第12条、文書質問です。
この2年間で2件の実績があり、市長からの回答と併せてホームページに掲載しています。評価としては、これまでどおり行うとします。
これでよろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
◎小町委員長 次に、第13条、政策提案等です。
30年7月、市長に対し「いじめで泣く子を出さないため」にと題した政策提言を行い、同年11月には、充実した研究ができるよう、政策研究会に関する取決めを改正しました。また、元年11月には、「東村山市のごみ処理行政について」をテーマにした新たな研究会を設置し、検討を始めています。評価は、拡充させて継続する。今後は、所管事務調査も活用し、政策立案につなげるとします。
これでよろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
◎小町委員長 次に、第14条、議員間討議です。
元年6月定例会の厚生委員会に付託された議案第39号、東村山市保育所の利用者負担に関する条例の一部を改正する条例の審査において、1件の実績がありました。
これについても、拡充させて継続するということでよろしいですね。
(「はい」と呼ぶ者あり)
◎小町委員長 次に、第15条、専門的知見、公聴会制度及び参考人制度の活用です。
いずれも活用した実績はなく、評価はその他としています。今後は、積極的な活用に向け、ルール、フローを定めていくということで、よろしいですか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
◎小町委員長 次に、第16条、議会事務局機能の強化です。
元年11月、議会事務局を活用した調査についてのルールを決め、委員会の所管事務調査や政策研究会で活用していくとしました。評価は、改善を検討する。
今後は、ルールに沿って進める、外部研修への積極的な参加を通じて政策立案機能の向上に努めるということで、よろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
◎小町委員長 次に、第17条、議会図書室です。
議会図書室が手狭ということと、限られた予算の中ではありますが、各会派から要望のあった書籍の購入を行っております。また、元年8月には市立図書館のレファレンス機能を活用していくことと確認しております。
拡充させて継続するということで、よろしいですね。
(「はい」と呼ぶ者あり)
◎小町委員長 次に、第18条、見直し手続です。
条例が施行されてから今回で3回目の検証を行っているところです。評価は、これまでどおり行うです。なお、前回30年の検証の際に、次回の検証は2年後に行い、その次からは4年ごとに行うとしております。
これでよろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
◎小町委員長 次に、最後に第19条、委任です。
議会基本条例を施行するに当たり、必要な例規類、運用方法などの策定や改善を行うものであり、これまでどおり行うということでよろしいですね。
(「はい」と呼ぶ者あり)
◎小町委員長 これで、全条文が終わりました。
最後に、今日までの検証作業について、各会派から御意見、感想などがありましたらお聞かせいただきたいと思いますが、何か御意見等ございますか。
○佐藤委員 2年ごとにやってきた検証ということで、今回も市民の皆様からも意見をいただけたということで、よかったというふうに思います。
一つまとめというか、自分なりの大事だなと思っているのは、新型コロナウイルスの今回の件を受けて、やはり元のとおりにできなくなることがあったりとか、逆に新しくやらなきゃいけないことが出てきているという認識はあると、皆さんあると思います。
ですので、具体的に各条のところでは申し上げませんでしたけれども、議会報告会の在り方であったり、広報活動の充実であったり、そのほかもそうですけれども、オンラインの活用であったり、ICTの導入というか、ICTの積極的な活用をして、一つはそれは、遠隔でもできることはできるようにしておくということと、あるいは議会報告会なんかでいうと、今オンラインで議会報告を、6月議会の分を初めてやりました。
そのことによって、例えばリアルで参加できた人たちの中で、デジタル化についていけない人に対する懸念というのも意見があるわけです。そこに対しては当然配慮は必要だと思いますが、一方で、今までの報告会には参加できなった方たちが、オンラインであれば参加できるというケースが出てきているということは、はっきりあると思いますので、そちら、オンライン議会報告のほうで意見も、市民からいただいているのもありますので、新しい生活様式ということが言われる中で、議会としても新たな形を積極的に模索していく、形づくっていくということが大事ではないかなというふうに思いまして、各条のところでは申し上げませんでしたけれども、広報活動も、SNSの新しいツールの活用も出ていますので、ぜひみんなで積極的に、そこは新しい形を模索していけたらいいのではないかと考えております。
◎小町委員長 ほかに御意見等ございませんか。
○渡辺委員 感想として、大きく2点あったなと。今回、この検証そのものが、新型コロナの影響で延期になったり、十分な時間が取れなかったというのが事実だと思います。次回、これまでの検証が2年に1回ですので、かなり短いスパンで回していかなきゃいけないということで、先輩方も含め、大変、私もそうですし、先輩方も相当大変な中でやられてきたというのは十分理解をしています。
そういったことも踏まえて、次回から4年ごとに1回ということになりますので、これまでとはもうちょっと違って、もう少し余裕を持って時間をかけて、きちんと一条一条、市民の意見も踏まえてやっていっていただきたい。4年後ですので、私たちが残っているかどうかすらも分からないですけれども、次回検証する方々に対しては、そういうふうにやっていただきたいなということを願っています。
もう一点ですけれども、これは検証の中でも申し上げましたけれども、やはりここに今7会派あるうちの4会派しか出ていないということに、私は大きな疑問を持っていました。今からやり直せということは申し上げませんけれども、やはりこういったことに関しては、なるべく全会派の意見を踏まえて検証をやっていく必要があるんじゃないかというふうに思っています。
4条の関係もあって、会派がどうなるかというのもありますけれども、なるべく少数意見も踏まえて、次回以降の検証は、きちんと議会としてまとめられるようにやっていっていただきたい、そういうふうに願っております。
○横尾委員 検証を踏まえてということで、一言申し上げておきたいというふうに思います。
議会基本条例が制定されてから、本当に検証作業という形でやってこられて、今回3回目ということになりました。先ほど来、ほかの委員からも出ているとおり、今後は4年間に1回ということになりますので、大事な検証作業だったというふうに認識をしております。
その上で、今回、ずっと懸念でありました会派についても、一定程度の方向性が見いだせたということは、この検証作業の価値も非常に高まったのかなというふうに思います。
その上で、先ほど佐藤委員もおっしゃっていたような広報活動の在り方であったりとか、そのほかにも改善していくべきということについては、対策欄にも書かせていただいたとおりなので、具体的に検討していかなければいけないというふうに思います。
やはり改めて思うことは、議会基本条例を、我々東村山市議会議員一人一人がしっかりこれを読み込んで、これを理解した上で、議員としての在り方というものをもう一回確認し合わなきゃいけないために、検証もしているんだというふうに思いますので、今回この議会運営委員会で検証を行ったということを各議員がしっかり自覚した上で、今後の議員活動に取り組んでいくことを切に願った上で、検証の最終的な取りまとめの意見として申し上げておきたいというふうに思います。
◎小町委員長 ほかにございませんか。
○土方委員 私、今回で3回だったかな、やってきましたけれども、今回ほど一番議論がしっかり、前もできていたんですけれども、いろいろな意味で、先ほど渡辺委員も佐藤委員も横尾委員も言っていましたけれども、コロナの関係でいろいろと障害が出た中でやった中で、集中してやれたというのは非常によかったなと思います。
先ほど4条の話も出ましたけれども、こうやって一つ一つ課題を見つけて、つぶしていくという言い方もあれですけれども、やはりよりよい議会をつくるためには、この基本条例が基本になっていて、そこでやはりいい議会をつくるために検証しているんだということを、今回改めて気がつかせてもらった検証だったと私は思っております。
取りまとめ、本当に大変だったと思いますけれども、委員長にはお礼を申し上げて、終わります。
◎小町委員長 ほかにございませんか。
○山口委員 私は一つ、やはり議会運営というのは、全会派が参加して、そこで議会をどう運営していくかということを話す場なので、これはぜひ全会派、また少数派がきちんと意見が反映できるように、ここは一緒に議論できる場にしてほしいというふうに思っています。
◎小町委員長 ほかにございませんか。
○佐藤委員 さっき意見言ったんですけれども、改めてちょっと、もう仮を含めると4回目の検証が終わる中で、実は、各条ごとに検証しましたけれども、1条、2条、3条は対象外として、9条も評価ができないということで、毎回そういう集約をしていますけれども、改めて、何回かやってきた者として、どこが大事かといったら、実はそこが大事で、1条、2条、3条をちゃんと僕らが反すうしてというか、きちんとそのことを捉まえて、本当はここについてどうなのかという、評価のしようがないので対象外としていますけれども、ここ自体をちゃんと確認していくということだというふうに思います。
それで、議会ですのでいろいろな意見があって当然なんですけれども、十分議論した上で結論を出したことについては、機関として責任を持つという姿勢がないといかんなというふうに改めて思います。
ですので、今回もこの作業を受けていろいろな作業が始まっていきますけれども、基本的にはこの条例自体を認めて、このことをみんなで決めてきたわけですから、そしてもう7年目に入っているわけで、そのことを前提に積極的にやっていくということが最低限求められる基本姿勢だというふうに思うので、そのことは、自分のことも含めて、そこが共有できないと話合いのスタートにつくこと自体が難しくなってしまうので、大事にしていきたいなと改めて思うところです。
すみません、感想みたいですけれども、そこが確認できないでいろいろ言われても、なかなか難しいなと思うところがあるので、ちょっと一言申し上げました。
◎小町委員長 ほかにございますか。
○村山委員 今回の検証、副委員長として、まとめを委員長とともにさせていただいて、皆様の御協力に感謝申し上げます。
それで、先ほど山口委員が、この検証にほかの1人会派も含めてという意味でおっしゃったんだと思うんですけれども、そういう発言がありましたが、この18条に「この条例の目的が達成されているかどうかを議会運営委員会において検証しなければならない」と書かれている中で、その検証をまとめる段階というか途中の経過では、そういう御意見をいただくというのは必要かともちろん思いますけれども、議会運営委員会にほかの人を含めてというように取れたので、そこは市民の方も勘違いをしてしまうとよくないなと思うので、一言申し上げさせていただきます。
◎小町委員長 ほかにございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◎小町委員長 では、最後に私から、委員長から一言申し上げさせていただきます。
先ほど来、検証についていろいろと御意見いただきました。確かに新型コロナウイルスの拡大もあったりして、多少作業が後ろにずれてしまったことはあったんですが、先ほども申し上げましたとおり、9回の協議会を開催しながら、皆さんの御意見をいただきながらこの検証が進められたということには、感謝を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。
まだ対策欄にも記述がある条文がありますので、それはこの先、またよりよくするために、皆さんの御協力をいただきながら検討してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
ほかに、よろしいですか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
◎小町委員長 休憩します。
午前10時30分休憩
午前10時31分再開
◎小町委員長 再開します。
市民アンケートでは市議会に対する様々な御意見を頂戴し、また、本日は各委員より総括としての御意見を積極的にいただいてまいりました。これらを踏まえた上で、お諮りいたします。
議会基本条例の検証については以上のとおりとすることで賛成の方の起立を求めます。
(賛成者起立)
◎小町委員長 起立多数と認めます。よって、さよう決しました。
なお、これまで議論してまいりました本件調査事項、議会基本条例の検証につきましては、定例会最終日に委員長報告という形で報告し、これをもって終了することといたしたいと思いますが、これに賛成の方の起立を求めます。
(賛成者起立)
◎小町委員長 起立多数と認めます。よって、さよう決しました。
以上で、所管事務調査事項、議会基本条例の検証は本日をもって終了といたします。
次に進みます。
以上で、本日の議会運営委員会を閉会といたします。
午前10時32分閉会
東村山市議会委員会条例第23条の規定により、ここに署名又は押印する。
議会運営委員長 小 町 明 夫
議会事務局職員
記録担当
議事係長
次長
局長
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