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第4回 令和3年9月6日(政策総務委員会)

更新日:2021年11月25日


政策総務委員会記録(第4回)


1.日   時  令和3年9月6日(月) 午前10時~午前11時31分


1.場   所  東村山市役所第1委員会室


1.出席委員  伊藤真一委員長   下沢ゆきお副委員長   藤田まさみ委員   横尾たかお委員
         佐藤まさたか委員   山口みよ委員


1.欠席委員  なし


1.出席説明員  平岡和富経営政策部長   原田俊哉経営政策部担当部長   東村浩二経営政策部次長
         渡辺茂治秘書広報課長   深野聡企画政策課長
         杉山健一公共施設マネジメント課長   堀口裕司情報政策課長
         伊藤康人選挙管理委員会事務局長    土井孝文選挙係長


1.事務局職員  安保雅利次長   名倉純子主任   柳田涼美主任


1.議   題  1.議案第31号 東村山市総合計画審議会条例の一部を改正する条例
         2.3陳情第8号 投票所の歩道となる箇所雨対策を
         3.行政報告


 午前10時開会
◎伊藤委員長 ただいまより、政策総務委員会を開会いたします。
―――――――――――――――― ◇ ――――――――――――――――
◎伊藤委員長 これより議案審査に入りますので、発言時間についてお諮りいたします。
  議案に対する質疑及び討論を合わせた持ち時間については委員1人15分、また、同じ会派の人が2人いる場合は、会派2人の持ち時間を合わせて30分という範囲で行うことに賛成の方の起立を求めます。
(賛成者起立)
◎伊藤委員長 起立多数と認めます。よって、そのように決しました。
  委員の皆様に申し上げます。ただいま決定いたしました質疑、討論の持ち時間を厳守していただきますようお願いいたします。
  なお、委員におかれましては、議題以外の質疑はなさらないよう御注意申し上げますとともに、答弁者におかれましても、議題に関することのみ簡潔にお答えいただくようお願いいたします。
  次に進みます。
―――――――――――――――― ◇ ――――――――――――――――
〔議題1〕議案第31号 東村山市総合計画審議会条例の一部を改正する条例
◎伊藤委員長 議案第31号を議題といたします。
  補足説明があれば、お願いします。
△平岡経営政策部長 議案第31号、東村山市総合計画審議会条例の一部を改正する条例につきまして補足の説明を申し上げます。
  本案は、総合計画の策定及び推進に当たり、東村山市総合計画審議会が市長の報告事項に対し助言することができるよう、所掌事項等について必要な改正を行うものでございます。
  それでは、お手元の資料、新旧対照表に基づき概要について御説明申し上げます。
  第2条、所掌事項でございますが、これまで第1条に記載していた「市長の諮問に応じ」の記載を削除し、第2条第1項に整理するとともに、第2項として、新たに市長からの報告を受け、審議会が総合計画の策定及び推進について助言できるよう整理するものでございます。
  総合計画審議会においては、これまでも慣例として諮問事項に関連する御意見、御助言をいただいておりましたが、今回の改正により、定期的な計画の進捗の報告などに対して適宜助言をいただくことで、様々な状況変化の中で、より着実に進捗管理が行えるものと考えております。
  また、第5次総合計画のサブタイトルであるSDGsの趣旨を踏まえたまちづくりを進めるに当たっても、幅広い分野の委員で構成される総合計画審議会から助言をいただくことで、効率的、効果的に事業の推進を図れるものと考えております。
  以上、大変雑駁ではございますが、よろしく御審査いただき、御可決賜りますようお願い申し上げ、補足の説明とさせていただきます。
◎伊藤委員長 補足説明が終わりましたので、質疑に入ります。
  質疑ございませんか。
○下沢委員 議案第31号、東村山市総合計画審議会条例の一部を改正する条例につきまして、自由民主党市議団を代表しまして質疑してまいります。
  まず最初に、今回の条例改正の趣旨及び経緯についてお尋ねいたします。
  一定、今補足説明の中でお話ありましたけれども、最初に、昭和49年の条例制定以来、同審議会は、市長の諮問を受けて、当市の総合計画に関する重要事項について調査・審査し、答申を行う重要な役割を担ってきております。今回の改正の趣旨を改めてお伺いいたします。
△深野企画政策課長 このたび新たにスタートいたしました第5次総合計画の中では、計画推進の考え方をお示ししており、計画の進捗状況の把握とともに、これを踏まえた進行管理を考えておりますことから、毎年度の進捗状況等の報告をし、審議会の委員の皆様からの御意見や御助言をいただく旨の条項を新設し、条例改正をするものでございます。
  今回の改正により、定期的な計画の進捗の報告などに対して適宜助言をいただくことで、様々な状況変化の中で、より着実に進捗管理が行われるものと考えておりますほか、第5次総合計画のサブタイトルでございますSDGsの趣旨を踏まえたまちづくりを進めるに当たりましても、幅広く御助言をいただくことで効率的、効果的に事業の推進を図れるものと考えております。
○下沢委員 5次の総合計画がスタートした初年度ということで、進捗管理、こういったものをきちんと行っていく必要があるというふうに思っています。PDCAをしっかり回していくということでも、この条例改正というのは必要だなというふうに理解させていただきました。
  2番目で、第2条として新たに所掌事項の条項を設けて、第1条との整理を図っていますけれども、他の審議会条例に倣ってのものなのか、改正に至るまでの経緯を、どんな議論があったのかというのも含めてお話を伺わせていただきたいというふうに思います。
△深野企画政策課長 これまで、計画策定業務のない年度でございましても、計画の進捗状況報告などを議題として審議会開催をしている年度もございましたが、慣例として諮問事項に関連する調査・審議の中で御意見、御助言をいただいており、定例的という位置づけのものではございませんでしたので、ここで改めて明文化するものでございます。
  直近の審議会におきましても、東村山市第5次総合計画については平成30年11月19日に諮問させていただき、基本構想の策定について検討を深めてまいりましたが、こうした策定の経過の中で御意見をいただいてきたものでございます。
  本条例の制定は昭和49年と、長い歴史がございますが、それゆえに、条文の上では諮問に応じた調査・審議を主な所掌とするという簡潔なつくりでございましたことから、第5次総合計画のスタートを迎えましたタイミングで、行政からも積極的に情報共有をさせていただいた上で、御意見、御助言をいただくことにつきまして、他の審議会条例に倣ってのものかということにつきましては、行財政改革審議会条例など比較的新しい条例を参考として、新たに所掌事項を追加して整理させていただくものでございます。
○下沢委員 今まで慣例でやったきたものを、こういうふうにきちんと1条、2条ということで整理をすることによって、委員も執行部もきちんとした運用ができるという意味では、やはりこういう改正というのは好ましいのかなというふうに思います。ただ、なぜこの時期にやるのかというのは、ちょっと私の中でも思うところもありましたけれども。
  再質疑で、この条例改正に関連して、何か諸規定の見直し等、ほかに影響はないのかというのをお伺いしたいと思います。
△深野企画政策課長 先ほどの補足説明の中でも若干触れさせていただきましたけれども、計画の進行管理ということで、今回その条項を新設するに当たりまして、また新たにスタートを迎える第5次総合計画の中では、やはりSDGsの達成に向けた取組の推進ということも、これまでのまちづくり施策とともに計画推進の根幹というものということで、この令和3年4月におきまして、これまで総合計画策定委員会としていた内部の協議体につきましても、総合計画推進本部と改めた経過がございます。
  この具体的な所掌事項といたしましては、これまでのとおり基本構想の実現を図るといった計画の策定に必要な事項に加えまして、こうした計画の推進と合わせて、東村山市のSDGsの達成に必要な取組についても調査・審議事項とするといった改正の内容でございます。
  これは行政としても、計画の策定推進とともにSDGsの推進の取組についても、市民や団体、事業者の皆様と共に情報共有を図ってまちづくりに浸透させていくことも重要な課題であるものと認識しておりまして、この規定の改正につきましては、このたびの条例改正の趣旨と同様の議論を契機としたもので進めてきたものでございます。
○下沢委員 様々な視点でいろいろ見直しがなされているというのを理解できました。
  それでは、2条関係について質疑させていただきます。まず最初に、第2条第2項中に「総合計画の進捗状況その他の事項」とあります。今までの説明の中でも大体理解はできますけれども、「その他の事項」とは具体的にどのようなことを勘案しているのかというのをお伺いしたいと思います。
△深野企画政策課長 補足説明にもございましたとおり、今後、行政だけでなく市民の方や民間事業者など、多くのステークホルダーと共にSDGs推進の取組を進めてまいりたいと考えておりますことから、様々な分野におけるまちづくりの取組につきましても、審議会の場において御報告できればと考えております。
  既に令和3年6月に実施いたしましたSDGsオープンラボについての御報告を申し上げて、今後、より多くの方に参加いただくための御意見などを伺えればと考えておりますほか、このラボの中で提案されましたSDGsを、より身近に自分事として捉えていくための宣言制度の仕組みなども整えてまいりますことから、こうした取組が今後一層進展していくための、御意見、御助言をいただくようなことも想定しております。
○下沢委員 2番目で、「必要があると認めるときは、総合計画の策定及び推進について市長に助言することができる」と規定されておりますけれども、本改正に伴い、審議会の運営や総合計画策定等に関して、今後どのように変わっていくのかというところをお伺いしたいと思います。
△深野企画政策課長 先ほどの経緯でも触れましたが、計画策定業務のない年度でございましても、計画の進捗状況報告ということで審議会を開催してきたこともございますので、審議会運営として大きく変更となる点はございませんが、条例上でも明文化いたしますことから、今後は行政からの報告と、これに対する審議会から助言いただく機会を定例的に設けることで、審議会運営としてもより効率化が図れるものと考えております。
  また、総合計画の策定に関しましても、最終的には、東村山市みんなで進めるまちづくり基本条例に定めておりますとおり、基本構想の策定に当たっては議会の議決を経ることとなりますが、総合計画を柱とするまちづくりの進捗状況やSDGs推進の取組状況などにつきまして、総合計画審議会の委員の皆様と恒常的に情報共有がなされていることは、調査・審議を深める上でも効果的なものと考えております。
○下沢委員 過去の審議会の開催状況や何かを見ますと、やはり計画策定するタイミングに合わせて、かなり頻度が高かったりとかしておりますけれども、今のお話を聞いていますと、やはり委員との情報交換、共有をきちんとしていくという姿勢がうかがえました。
  3番目で、そうしますと今後の審議会の予定ですね。策定後、進捗状況の管理とか、きちんとしていくわけですので、今後の予定というのを、もし今の段階でお分かりであれば聞かせていただきたいなと思います。
△深野企画政策課長 今回の改正により、例えば定期的な計画の進捗の報告といたしましては、前年度の決算状況、事業の進捗報告などが取りまとまった後、具体的には決算議会以降となろうかと思いますが、この報告の機会としての審議会開催を想定しております。
  また、先ほど申し上げましたが、今後はSDGs推進の具体的な取組も含め、様々な分野におけるまちづくりの取組につきましても、審議会の場において御報告できればと考えております。
  様々な状況変化がある中で、より着実に進捗管理を実施していくため、適切なタイミングで計画の進捗状況やSDGsに関連した取組などを共有し、委員それぞれの立場や御経験、また生活者の視点から広く御意見や御助言をいただく機会を設けることで、審議会の役割、機能を効果的、効率的なものとし、計画の進捗管理に努めてまいりたいと考えております。
○下沢委員 計画を策定してスタートしていますので、やはり委員の方々からきちんと聴取していただいて、この計画が具体的にまちづくりに役立つように、進捗管理をきちんとしていっていただきたいなと思います。
◎伊藤委員長 ほかに質疑ございませんか。
○横尾委員 議案第31号、東村山市総合計画審議会条例の一部を改正する条例につきまして、公明党を代表して質疑させていただきます。先ほど下沢委員からあらあら質疑がありましたので分かりましたけれども、ちょっと確認のために伺うところもありますので、よろしくお願いします。
  1番は分かりました。その他の事項ということについては、様々なものをしっかりと総合計画審議会に諮っていくためにという意味で制定されたというふうに理解いたしました。
  2番です。「必要があると認めたときは」というところから「市長に助言することができる」というふうに、改めて2項で定めたわけでありますけれども、これは誰が必要と認めるのかって、委員会が必要と認めたときに意見を言う機会をいただくのか、この辺のちょっと整理が分からなかったもので、教えていただけますでしょうか。
△深野企画政策課長 第2条第2項では冒頭に「審議会は」となっておりますことから、必要と認めるのは審議会ということになります。この後の規定にもございますように、実務的には、審議会を代表して会務を総理する会長の御判断によりまして、総合計画の進捗状況やSDGsの推進をはじめとする様々な取組につきまして、審議会の委員の皆様からの御意見をいただけるように進行していただき、必要に応じて市長に御助言をいただくといった流れを想定しております。
○横尾委員 確認なんですけれども、先ほど来、改めてこの総合計画以外にも様々なまちづくりについて御意見をいただくために、今回この条例改正をしたというお話があって、定期的な御報告がありますよね。これについてしっかり意見を言っていただくという意味で、「必要があると認めるときは」というふうに定めたという理解でいいですかね、今の説明は。一度確認させてください。
△深野企画政策課長 委員お見込みのとおりで、そういった趣旨で今回改正をしたものでございます。
○横尾委員 承知いたしました。先ほど下沢委員もおっしゃったとおり、丁寧に様々なことをこの総合計画審議会で審議していただいて、事あるごとにしっかり意見をいただいていただけるということになりますので、しっかり進めていただければと思います。
  3番も理解をいたしましたので、私の質疑は以上です。
◎伊藤委員長 ほかに質疑ございませんか。
○山口委員 議案31号について、共産党を代表して質疑いたします。
  まず1番目は、先ほどの補足説明で理解できました。これは諮問だけを調査・審議するということから、この審議会で市長に対する助言とか、策定についてなどのことが助言できるというふうになったことは、本当によかったと思います。それに、この審議会は一般市民や専門家などが結構たくさん入っていて、そこで議論が審議がされるということで、やはりそういうたくさんの人たちからの意見とか科学的な知見などがもらえると思いますので、ぜひここが民主的に審議ができるようになることをお願いいたします。
  2番目です。答申や助言されたことは、政策にどのように検討されて生かされていくのかお伺いいたします。
△深野企画政策課長 答申につきましては、総合計画の基本構想等の御議論をいただいた上で、審議会としての御意見をまとめたものとして受領するもので、これまでどおり議案や計画案作成のために活用させていただくものでございます。
  また、今回の改正で想定しております、計画の進捗やSDGs推進の様々な取組への御助言などにつきましては、庁内での具体的な施策や仕組みの検討をはじめ、多様な市民参加の場の企画立案などにも活用させていただければと考えております。
○山口委員 政策とか、そういうふうな市の検討されたことに対して、もし、もうちょっと物足りないなとか、こういうところはどうなっているのかという、そういった再検討とか再審議というか、そういうこともできるんでしょうか。
△深野企画政策課長 先ほど下沢委員にお答えしましたとおり、総合計画審議会にかけるような議題ですとか報告事項につきましては、庁内でも総合計画推進本部をつくって対応しておりますもので、例えば今後想定している市民参加の機会であるとか施策の推進につきまして、計画にお示ししておりますようなことについて、よりこんなことがあったほうがいいんじゃないかとか、こういった取組はいかがかといった、軌道修正のものや具体的な提案、いずれも審議会の委員の皆様から御意見や御助言等をいただければと思っておりますので、そういった意見はまた庁内で持ち帰らせていただきまして、検討を進める際の貴重な材料とさせていただければと思っておりますので、そういった機能もあるものというふうに考えております。
◎伊藤委員長 ほかに質疑ございませんか。
○藤田委員 質疑させていただきます。ある程度御答弁で分かりましたが、確認したいこともあるので、幾つか質疑させていただきます。
  1番、今回の改正により、これまでの運用と何が変わる点があるか。あればそれは何か伺います。
△深野企画政策課長 さきの委員にも御答弁申し上げましたとおり、審議会運営としては大きく変更となる点はございませんが、条例上でも明文化いたしますことから、今後は定例的な計画の進捗状況、SDGs推進などの行政からの報告事項につきましても、条例に基づいた議題として設定をさせていただくことになります。
○藤田委員 定例的に進捗状況に応じて報告をして、適宜助言もしてもらうということなんですが、というのは、やはり具体的に、開催される頻度は増えていくというふうに捉えてよろしいでしょうか。
△深野企画政策課長 審議会運営につきましては、今後、会長や会長代理等と御相談をしていきたいというふうに考えておりますが、総合計画策定につきましてはかなり頻度が多くて、年に四、五回、五、六回といったこともあろうかと思いますが、今後、計画の進捗状況やその他取組についての報告ということでございますので、少なくとも年に1回はそういった計画の進捗のものを想定しておりますほか、また特に新しい仕組みや制度など、始める際にはぜひ御報告をしたいと思っておりますので、そういう意味で複数回、一、二回ということが現時点では想定できるのかなというふうに考えております。
○藤田委員 その進捗状況は、計画の中にある程度、進捗の段階というのがあらかじめあると思うんですけれども、そこにはなくても、例えば今回の新型コロナウイルス感染みたいに、大きくちょっと状況が変わるような突発的なことが起こったら、そこでもまた開催がするということってあるんでしょうか。
△深野企画政策課長 総合計画の計画の推進、進め方のところも、最終版でコロナウイルスの影響が大変大きくなってきたものでございますことから、こういったことで大きく計画変更が必要となるようなことがあった場合には、またそれを含めて、長期・短期いずれの影響も含めて、もう一度検討していきたいというふうに定めておりますので、そういったことも、定例的なものの御意見をいただく中でというよりは、計画策定そのものに関わることということになるかもしれませんけれども、それはその当該年度の状況に応じまして、しっかり議題として設定をしていきたいというふうに考えております。
○藤田委員 分かりました。柔軟に運営していただきたいと思います。また、頻度も増えることも予想されるし、報告を定例的にして情報共有、あと進捗状況の管理の強化に努めるというのは、すごくいいことだと思います。頑張っていただきたいと思います。
  2番は割愛します。3番も飛ばします。4番です。今回の改正で審議会の構成委員に変更はあるか。
△深野企画政策課長 今回の改正につきましては、所掌事項の追加と文言整理のみとなっておりまして、構成委員に変更はございません。
○藤田委員 条例を見ますと、23人以内、様々なところから幅広く選ばれていると思います。先ほども「幅広い」という言葉がよく聞かれたんですが、確認のため、そこの委員構成について、選定の基準、重要視する点、どのようなものなのかお聞かせいただきたいと思います。
△深野企画政策課長 こちらにつきましては、条例改正等の影響はございませんけれども、条文の中でも、いろいろな公的団体であったりとか公募市民の方、または学識や、あとは条例で規定しているところでは、都市計画審議会や緑化審議会の会長にも委員をお願いしているということで、こちら、みんまち条例でも規定しております市の最上位計画ということでございますので、かなり委員構成も多くなっておりますことと加えて、そういった広く、ハード面を含めたいわゆる都市計画といった側面、また当市の特色である緑といったものというところから、そういった専門的な知見をお持ちの方に参画いただきたいということで、こういった条例の趣旨、制定になっているということ。
  また、15万市民の方全てに影響するものということで、公的団体の役員につきましても、例えば商工会であったりとか社会福祉協議会さんであったりとか、いろいろな方に関わりがある団体にも多く関わっていただいておりますし、通常設定している公募市民の枠というものよりも多く、現状では5名の一般市民の方に御参加をいただいておりますので、そういった意味で広く、あらゆる面でのまちづくりといったこと、あと多くの人にできるだけ関わっていただくといったような趣旨で、委員の設定を条例上も規定しているところかなというふうに考えております。
○藤田委員 改めてお考えを確認できました。かなり幅広いところから選ばれている、また、偏りのない15万市民の意見が吸い上げられるような構成になっているということが確認できました。ありがとうございます。
◎伊藤委員長 ほかに質疑ございませんか。
○佐藤委員 31号の質疑を、私が伺おうと思ったことは大体出ましたけれども、少し残っているところを伺いたいと思います。
  1点目として、「条例改正提案までの経過、理由を詳しく」というふうに書きましたが、これは御答弁ありましたので分かりました。私、そこに書いたのは、「具体的な状況や課題からのスタートだったのか」と。「他の課題なども議論される中での提起であったのか」というふうに聞かせていただきました。
  計画推進の考え方、進行管理を5次計画の中で示したので、定期的に計画の進捗への助言をもらえるようにしたいというところが具体的にあってということだったと思うので、2つ再質疑という形にさせていただきます。
  まず、その点について伺います。私、実態とすると、これ、やっていたよなというふうに思いながら今回の条例改正を見ていて、どこが変わるのかなと思っていたんですね。なので、今の説明を聞いて、5次計画に進行管理を記した、でも4次計画にも多分進行管理、記されていたはずで、そういう点では定期的なというところが最も力を入れていきたいということなのだろうかと思っていますが、4次計画のときとの対比で、再質疑になりますので、お答えいただける範囲で、どう変わるのかというのがもう少しあれば伺えたらと、まずこれが1点目です。
△深野企画政策課長 まず、第4次のときは計画策定についてということで、10年の計画とはいえ、前期基本計画、後期基本計画が5年ごとでありましたり、策定年度とすると、その1年前、2年前からスタートするといったようなこともあって、各年度それなりに数年間のまとめのようなものをお示しした上で、次の計画策定に進むといったようなこともありますので、その中で当該年度の取組などにつきまして、定例的とまでは言えないかと思いますけれども、これまでの計画進捗の段階的な御報告は、今御質疑いただいたとおり、こちらからも申し上げてきたところかなというふうに考えておりますので、そういった意味からすると、どういった資料にしていきたいかというものは今後検討していきたいというふうに考えておりますけれども、決算の状況等がまとまった折には、毎年度、例えば主要な事業等をお示ししておりますので、実施計画事業等につきましても、これに対応したようなもので、時間に限りもございますけれども、分かりやすい資料をお示ししていって、広く御議論いただきたいなということで、そういう意味でいきますと、定例的というか定期的なといったことが、趣旨としてはもう少し明文化したほうがよかろうということの、今後の主な違いかなというふうに捉えております。
○佐藤委員 分かりました。いいことだと思います。ばらつきと言ったら失礼ですけれども、今まで、つまり10年間の計画を10年間意識しながらいきましょうねということだというふうに受け止めます。やはり開催の、振り返ってみても、波がありますよね、やはりね。だから、それをある程度、この進捗状況を情報共有、議論するためのものを必ず年1回やるとか、この時期には。さっき決算の時期とおっしゃっていたので、そういうことをしっかり位置づけていかれるというものだというふうに受け止めましたので、よく分かりました。
  もう一点、ここでほかの課題なども議論される中でとありまして、さっき答弁の中で、条文の改正、ここの部分だけですよというお話があったので、ほかはやっていないという意味だと思うんですけれども、ここについて、ほかの課題の議論はされなかったのかどうか、ちょっと再質疑したいのでそこを確認させてください。
△深野企画政策課長 さきの質疑でも出ましたとおり、今回の所掌事項で付け加えたその他の事項ということが、特に今回の議論のスタートと申しますか、契機となったというふうに考えておりまして、第5次計画策定につきましては、ほぼ令和2年度後半で固まってきたところでございますけれども、今回の条例改正の動きや、先ほども再質疑でお答えしましたとおり、内部の計画推進としても、策定だけではなくて計画の推進本体にも注力していこうということで、内規の改正ということもお答えさせていただきましたけれども、特には、その計画の中に明記はされておりませんけれども、令和3年度前半にかけて検討を進めて、既に実施をしておりますSDGsの推進の取組などにつきまして、まだ企画段階のものということが令和2年度の状況でございましたけれども、令和3年度にかけて、いよいよ具体的に実態を伴って、こういった企画をこういうタイミングで打ちたいといったことが目に見えて形となってきましたので、これを具体的に審議会に御報告申し上げる場が必要だなということは、計画策定の最後半から議題になってきたかなということで、主にこうした点をフォローするための条例改正というふうに捉えておりまして、こういったことをぜひ行政のほうからも御報告申し上げて、いろいろなお立場から御意見、御助言いただければなということで、その発端としては、そういった具体的な企画がいよいよ令和3年度からスタートするといったことが議論の契機、スタートだったのかなというふうに考えております。
○佐藤委員 そこで、聞きたかったことを聞くんですけれども、所掌事項のその他についてのことだったのでということだったので、先ほど藤田委員からちょっとありましたけれども、組織は議論しなかったよということでした。
  これは今日の主題ではありませんので広げるつもりはないんですけれども、私、やはり条例改正をされるときに棚卸し的にというか、その条例について議論されるということは必要かなと思いますし、以前、随分前ですけれども、条例や規則のまさに全体的な棚卸しも意識しながらやられたほうがいいんじゃないでしょうかという話をしたことがあります。どうしてもやはり改正のタイミングを失うというか、なかなかなくて、何かあったときに一緒にやろうというお考えのことも時々ありますよね、そういうのね。
  なので、私ここでやはり、「市議会の推薦する市議会議員」ということで、この第3条第1項については、私は削除すべきだと一貫して申し上げていて、これは一般質問等でずっとやってきたことですけれども、これについて議論されなかったということだというふうには思いますので、特に伺わないほうがいいのかなというか、議論されていないわけだから伺ってもしようがないかなと思うんですけれども、考え方がいろいろあってということは市長さんとも話をして、議会側の問題もあるし、そちらとしての考え方もありますが、法で必置でない市議会議員について、私は、これはやはり、近隣見ても入っていないところがどんどん増えているので、このタイミングでは、今日は分かりましたので、これ以上この議論はしませんけれども、ぜひ総合計画審議会から議員を外していただくということは検討いただきたいというふうに思います。
  やはり、二元代表制という地方制度の中で、総合審議会から議員が外れてきているというのは、それなりに意味があるというふうには思っていますので、ぜひこれは、また別の機会に議論させていただくことも含めて、この機会に発言をさせていただきたいというふうに思います。すみません、ちょっと議題外なので、これはこれ以上やりません。
  それで、2としては、本改正による効果についても分かりました。提案理由に効率的、効果的とありましたが、これも先ほどありましたように、定期的、恒常的な情報共有、議論のためというふうに受け止めましたので、ぜひこれは進めていただくということで全く異論がございません。
  3点目で、改正点について審議会で、あるいは審議会の会長さんと協議が行われてきたのでしょうかという確認のために質疑をさせていただいております。また、直接市民への影響はというと、そんなにないのかもしれませんけれども、ただ総合計画というのは市民の計画なので、これをどういうふうに10年間進めていきます、あるいは進めているんですということについては、こういう場を設けながら審議会でも定期的に議論していますということについては、ぜひ周知、広報というか、共有いただけたらなと思いますので、3点目について伺いたいと思います。
△深野企画政策課長 経緯につきましては何点か申し上げましたが、令和2年度末から令和3年度前半にかけて検討を進めてまいりましたSDGs推進等の取組も含めまして、いかにまちづくりを身近なものとして浸透させていくかといった議論が主な契機となっておりましたことから、審議会での協議を直接経たものではございませんが、今回の条例改正に当たりましては、総合計画の計画推進の考え方でお示ししている進行管理の点と併せて、広くSDGs推進に関する取組も報告事項として御議論いただきたいという趣旨を、審議会の会長、会長代理に御報告を申し上げて御了承いただいたところでございます。
  また、行政の情報共有をさらに進めまして、広く様々な立場の皆様から御意見、御助言をいただく機会の拡充という積極的な内容の改正でございますことから、事前の周知、説明等はしていないところでございますが、御可決いただきました後には、今後の会議予定や報告事項につきまして委員の皆様に御案内するとともに、広く計画推進の周知をしてまいりたいと考えております。
○佐藤委員 本当に、計画つくって終わりじゃないということをしっかりと位置づけて、ルール化していくものだと受け止めましたので、よく理解できました。ありがとうございました。
◎伊藤委員長 全委員より質疑いただきました。以上で質疑を終了して、討論に入ります。
  討論ございませんか。
○藤田委員 無会派(立憲民主党)として、本議案に賛成の立場で討論する。
  本改正は、これまで行われてきたことを実質変更するものではなく、文言整理が主な目的であるが、定期的な情報共有、着実な進捗管理を強化するためのものであるということが確認された。
  総合計画審議会は、市の将来のまちづくりの方向性を定める際に指針となる重要な機関であることから、引き続きしっかりした専門性や経験・知識を備えた委員構成に努め、市の課題に対して幅広く偏りのない見地から活発に意見を交換して、市長への助言につなげていただけることを期待し、賛成の討論といたします。
◎伊藤委員長 ほかに討論ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
◎伊藤委員長 ないようですので、以上で討論を終了して採決に入ります。
  議案第31号について、原案のとおり可決することに賛成の方の起立を求めます。
(賛成者起立)
◎伊藤委員長 起立全員と認めます。よって、本案は原案のとおり可決することに決しました。
  次に進みます。
  休憩します。
午前10時40分休憩

午前10時40分再開
◎伊藤委員長 再開いたします。
―――――――――――――――― ◇ ――――――――――――――――
〔議題2〕3陳情第8号 投票所の歩道となる箇所雨対策を
◎伊藤委員長 3陳情第8号を議題といたします。
  本件について質疑また意見等がございましたら、御発言をお願いいたします。
○下沢委員 3陳情第8号につきまして、投票所の歩道となる箇所雨対策をということで陳情をいただいておりますけれども、私、ここにある萩山1丁目の元第二保育園、ここは第12選挙区で投票所になっておりまして、20年間お世話になっている場所ですので、自分なりに萩山小学校も含めてちょっといろいろ調べてみましたので、皆さんに共有できればなというふうに思います。
  第二保育園の投票所、これはもうできて50年ぐらいたっているわけで、昨年の7月の都知事選までは、第二保育園、地理的に、地形的に、道路からずっと低いんですよね。したがってスロープになっています。当然、園児がずっと使ってきたので、配慮してきちんと長めのスロープになっています。投票場所は下りてすぐ左側のホールを、去年までは使っていました。
  今年7月の都議会議員選挙については、そのホールが、ちょっと天井が崩落のおそれがあるというようなお話で、別の保育室のほうに投票場所が変わりました。これ、園庭を通らないと行けないんですね。20メートルぐらいちょっと歩きます。スロープを下りて園庭を通って保育舎のほうに行くと。
  今年、雨でした。それで、園庭は砂地なのでそんなにどろどろにはならないんですけれども、今回投票場所が奥のほうになったということで、ちょっと段差があったりとかして、恐らく執行部のほうではいろいろ配慮はされていたんですけれども、ちょっと戸惑うところも私もありました。それが実態です。今年初めてそういうふうに園庭を通るというのが、そういうルートになったというのが一つです。
  あともう一つ、萩山小学校については、以前から改善されましたというふうに陳情者からも言われていますけれども、校庭はもう本当にプールになる、プール状態になるような、市内の小・中学校で水たまりができない校庭がないというところはないと思いますよね。
  ただ、以前よりも改善されてきたというのは事実で、例えば雨のときに体育館でいろいろイベントをやります。長寿を共に祝う会とか、雨に降られたときもありました。そういったときにもやはり、どうしても校庭を通らなきゃいけなくて、結構みんなで配慮しながらやったという記憶があるんですけれども、外から入るとどうしても、そのグラウンドを通ったりとか体育館の外を、ちょうど前にはコンクリがあるんですけれども、そこはやはり排水溝の関係でどうしても水がたまってしまうというのがあります。
  それが実態だったと思うんですけれども、ただ、この陳情にあるように、「正門からの道程、東門からの道程は」とあるんですけれども、これ、私、ちょっと調べてみましたら、もう前の日に雨というのが予測されていたので、北校舎のほうから、要は廊下にビニールシートを敷いて、グラウンドを通らずに中に入れるような、体育館の脇にちょうど入れるんですね。
  そういうやはり段取りをしていたというのが、私、聞けたんですけれども、ただ、当日その経路は使わなかったと。雨の具合なのかもしれませんけれども、せっかく準備したのに、そのルートは使わなかったと。したがって、やはりここに書いてあるように、グラウンドを通るというのは、やはりこのような状態になるのかなと。
  ただ、雨のときグラウンドを、これ、東門を開けているというのは、グラウンドを通らなきゃいけないわけですから、北門と正門だけで十分ではないかというふうに思うんです。わざわざ雨のときにグラウンドを通すような、東門を開けてそういうふうに投票に行かせるというのがどうなのかというのは、私、ちょっとこの陳情の内容を見て思いました。
  いずれにしても、「土壌の歩道となる部分を安全に歩けるように、改善してください」ということで、これは第二保育園、それから萩山小学校に限ったことではないというふうに思いまして、この審査に当たって、会議規則の中で言われているところの、審査中にもし執行しているところもある可能性もありますので、選挙管理委員会のほうに、できれば当日の状況とか、こういうのは別にずっと今までやってきていることなので、いろいろ取組の状況というのもあると思いますので、できたら説明を受けたいなというふうに思うんですけれども、ほかの委員の方、いかがでしょうか。(「賛成」と呼ぶ者あり)どうでしょうか。(「いや、賛成」と呼ぶ者あり)大丈夫ですか。
◎伊藤委員長 では選挙管理委員会......
○下沢委員 一応今のは意見なので、そういうのを、ぜひ報告を受けたいなというのを私が思いました。
◎伊藤委員長 質疑の内容としては、今、下沢委員がおっしゃった全般にわたる分野に関して、選挙管理委員会事務局としての御見解をお聞きするということでよろしいですか。
○下沢委員 この陳情にある旧第二保育園と萩山小学校について、私、選挙区は第二保育園だけなので、当日の萩山小学校の第13選挙区の投票所のことは分からないので、そこら辺のところ、本当どうだったかというのを、そのときの状況と、当然、雨のときにはこういう心配があるわけなので、今までもいろいろ対応されてきていると思うので、そこら辺の取組の状況、この2点を聞きたいなというふうに、私はぜひ聞きたいなと思います。
◎伊藤委員長 選挙管理委員会事務局長にお尋ねしたいと思います。よろしいでしょうか。
△伊藤選挙管理委員会事務局長 選挙管理委員会といたしましても、投票所の雨対策が必要なことは十分に承知はしております。今までも状況に応じ、ビニールマットやスロープ、すのこなどで対応してまいりました。一定の対応は取ってきたつもりでございますが、歩行困難や車椅子の方もいらっしゃいますので、今後も各投票所において必要な対策を講じていきたいと考えております。
  元第二保育園につきましては、保育園の正面入り口から園庭に入る部分がコンクリート製のスロープで、下り坂の坂道になっております。園庭を通って投票所に行くために、帰る際に、選挙人の靴についた土がコンクリートブロックに付着しておりましたので、小まめに土の状況を、除去する作業で対策はできるかと考えております。
  次に、萩山小学校ですが、大雨などの悪天候には、正面から校庭を通らず、校舎側を通り、渡り廊下から校舎内に入り、廊下を抜けて体育館に行くルートも確保しております。その時々の天候の状況により判断しておりますが、車椅子や歩行困難な方もいらっしゃいますので、校舎内の廊下を通り体育館へ行けるルートで対応が可能でございます。
  東門につきましては、校庭を横断して体育館に向かうルートになっておりますので、雨などの天候の場合は正面に回っていただくなどの表示板を設置して、対応は可能でございます。
◎伊藤委員長 ほかに質疑また御意見があったらお願いします。
○横尾委員 今の御説明でちょっと確認したいんですけれども、今回の選挙も東門を、例えば今言った萩山小学校なんかは、東門を通らないで正門とか回ってくださいとかという御案内というのはされていたという理解でいいんですか。
△伊藤選挙管理委員会事務局長 すみません。今回につきましては行っておりません。
◎伊藤委員長 ほかに質疑、御意見ありますか。
○山口委員 これは萩山の陳情なんですが、先ほど下沢さんからも出たように、各学校みんないろいろな悪条件というか、そういうところが結構気になるところってあると思うんですね。そういう意味ではやはり、それから投票所の近い遠いというのもあったり、美住町なんかは新青梅街道を渡らないと投票所に行けない方たちとかね、そういうこともあるので、それから回田小学校なんかは山の上で、大雪が降ったときはもう本当大変だったとか、そういうことがあるので、全体的なね、これを機会に見直しができたらいいなというふうに思っていますが、その辺、選管のほうで見直しをする計画とかというのは考えられないでしょうか。(不規則発言多数あり)
◎伊藤委員長 これは陳情に......(不規則発言あり)ちょっと陳情の趣旨からすると、ちょっと別のテーマに及ぶのかなと思いますが。
○横尾委員 山口委員のおっしゃるとおりで、ほかの多分投票所全体を見直せば、課題というのは多分かなりあるんだろうというふうに僕も認識するんですね。今、陳情審議なので、この陳情者の方がおっしゃっている萩山、旧第二保育園ですかね、それと萩山小学校をまずフォーカスした議論をしたほうがいいかなというふうにはちょっと思います。全体観に立ってということになれば、また新たな別なステージでそこはちょっとやっていくしかないのかなというふうに、私は今の山口委員の意見を聞いてちょっと感じたところですね。
  この陳情者がおっしゃっているとおり、この現状というのはあるんだということも何となく、先ほど選管の御説明とか、下沢委員が調べていただいている、また感じていただいているところというのも、よくよく理解をしたつもりです。
  しかしながら、先ほども第二保育園の崩落があるからとかって、要するに使われなくなっていくということもあったりとかするんですけれども、そこがちょっと気になりましたね。第二保育園の、今までと投票している場所が変わっちゃったという部分ですかね。今後も第二保育園の投票所について確認をさせていただいてもよろしいですかね、ちょっと気になったので。
○下沢委員 確かに、今年初めて奥のほうに投票場所が変わったということですけれども、先週の一般質問で、これは別に違うので第二保育園の跡利用のことについて質問させていただいたときに、やはり建物自体雨漏りがするだとか、電気系統の問題があるということで、やはり行政目的としてはなかなか使えないんじゃないかという、市民にも開放できないというふうな答弁いただいているので、今、横尾委員が言われるように、この第12投票所、第二保育園を今後使うことは恐らく難しいと思うので、選挙管理委員会のほうでどのように考えているのかというのを聞くことによって、この問題というのはちょっと解消されるのかなというふうに思いますけれども、できたら、そこは選挙管理委員会のほうで、今どのような検討がなされているかというのを確認できますでしょうか。
◎伊藤委員長 これまでちょっと3名の委員からお話しいただきましたが、まず山口委員の御発言の趣旨につきましては、他の委員も理解されるところかとは思いますけれども、本陳情の趣旨からはちょっと逸脱するような内容かと思いますので、御理解をいただきたいと思います。
  横尾委員、そして下沢委員の御発言の中でおっしゃっているのは、第二保育園の投票所としての現状と今後ということかと思いますので、これにつきましては選挙管理委員会事務局長からお答えをいただきたいと思います。
△伊藤選挙管理委員会事務局長 旧第二保育園、あの元第二保育園に関しましては、老朽化により安全性が確保できないということから、今後は使用はいたしません。
○佐藤委員 今、使用はいたしませんとあったので、実は、もう何をどうしようが、1か月半、2か月ぐらいの間に次の選挙が来ることがもう見えているので、実際使用しませんとなると、別の問題になっちゃうんじゃないですかね。なくなっちゃうんですかという話をしなきゃいけなくなっちゃうので、黙っていようかなと思ったんだけれども、使用しないということになると、私、そういう意味では、萩山もそうなんですけれども、私、聞きたかったのは、今の話が出る前は、次の衆議院選挙がほぼ予定されている中で、間に合うんですかというのを聞こうと思ったんです、一つはね。なので、そこは確認させてもらっていいですか。
  対応としては、間に合わないとね。例えば、ないとなっちゃったら、じゃあ萩小に全員行くんですかという話になっちゃうので、別の問題を惹起するので、そこまで言ったんだったら話してもらったらいいと思うんですけれども、いかがでしょうか。
△伊藤選挙管理委員会事務局長 予定されている衆議院選挙につきましては、今現在、別の場所をお借りすることで調整しております。
○佐藤委員 今日その話するところじゃないとは思ってはいるんだけれども、調整していますといっても、さっき言ったように2か月しかないので、ここでこうやって議論しているのはインターネットで流れていますからね。だから、調整中で検討しているでいいんですけれども、どこかというのは確定しないと言えないんだろうから、多分そういう御発言になると思うので、大丈夫そうですかというのを確認しておきます。間に合いますかと。間に合わすのが仕事だとは思いますけれどもね、すみません。
△伊藤選挙管理委員会事務局長 まだ衆議院選挙の日程が決まっていないので、正式に書面の取り交わし等は行っておりませんので、間に合わせるように調整をしております。
○佐藤委員 分かりました。それはお願いして、やっていただけると思いますけれども、お願いします。大きな問題なのでね、どこへ移るかというのは周知の問題もあるし、やはり長年親しんだ投票所であればあるほど、そこについては大事なことなのでよろしくお願いします。
  それと、これは今日ここで議論することじゃないと思うんだけれども、さっき山口さんがおっしゃった、ほかにも課題があるよねというのは私も大事だと思うんです。ただ、今日議論するべき、ここですることじゃないんだけれども、恐らくいろいろな課題があるはずで、議員がみんな地域にばらばらにいるというのはいいことで、各地域の投票所を、僕は廻田ですから廻田の情報は一番分かっているわけで、大変な課題があるわけですね、前から言われていますけれども。なので、投票所全般について議論する場というのは、それは別に、またこの委員会なら委員会で考えたらいいのかなと思って、今聞かせていただきました。
  それでもう一つは、この陳情に健常者でも足を取られたとあるじゃないですか。さっき、すのことかシートとかってあったけれども、まずは動線が変わるということと、足元がさらに悪く、さらにというか、よくするために入れるんだけれども、通常よりは悪くなる。あるいは、本来だったら通らなくていい段差を通るとかということになると、選管は大変だけれども、やはり投票所が、そういうことも、つまり想定をどこまでするかという点でいうと、雨とか悪天候で当日そういう形で対応するときの水準をね、視覚障害者だったりとか、車椅子でも大丈夫なようにするにはどうするかという前提で議論してもらう必要もあるなと思って、さっきの話を伺っていたんです。
  なので、雨のときに一生懸命対応していただいているのは分かるし、感謝申し上げますけれども、そういう、つまり投票所の環境をどこまでどう整えるのかというのも一つ課題かなと。別に、すみません、行政側だけの課題という意味じゃなくて、考えなきゃいけないなと思っていましたので、投票環境って、今とても大事な話だと思いましたので、そう思います。
  陳情については、今の1点目でいうと、投票所自体の場所が変わりそうだということですよね。なので、この問題については、解決したと言うのもおかしな言い方だけれども、対応をこの陳情の範囲でするということになかなかならない。
  問題は2点目の、萩山小学校が以前から改善された、正門からの話、東門からは、これからは雨の日は入らないように、それは表示で対応しますよという話があったので、近々予定されるであろう衆議院選挙には対応を、そういう点では間に合わせますという御答弁を前提に、この陳情の取扱いを考えればいいということですよね。ちょっと考えたいと思います。すみません。一旦やめます。
○下沢委員 投票所が、多くが小・中学校の体育館を利用しているということで、これ、選挙に限ったことじゃないんですね、投票所に。今、風水害時、災害時の避難所になったりとか、いろいろ地域の中核のコミュニティーの場というふうに位置づけられているので、そういった意味では、投票所は本当にスポットでそういったスペースをお借りするということなので、議論としては、やはりそういった小・中学校を含めて公共施設、どういうふうに整備していくかということなので、再整備につながる大きな問題だというふうに思うので、なかなかここを、投票所についてだけここで議論するということではないなというふうに思うので、それはまた別のところに預けるということになるのかなというふうに思っています。
  佐藤さん、どうですかね。投票所だけの問題じゃないと思うんですけれども。
○佐藤委員 下沢さんのおっしゃるとおりだと思います。ただ、今聞いていて、私が考えて発言したのは、確かに投票所の課題というのは、結構一般質問なんかでばらばらと時々、廻田どうするんだとか、出るわけですよね。だから、そういう点では、選管を扱っている私たちとしては、これは一度議論する必要があるのかなと思ったのでそういう発言をしたということと、公共施設全般となると、かなり大きな課題になるので、同時にそこから入ると、今度はもう一つの投票率がなかなか上がらないとかという話としては、選挙全体のことを議論したことって、あまり議会としてはこれまでないので、一つテーマかなと今思ったので、すみません、ちょっと思いつきみたいなものですけれども、発言させてもらったということでした。
◎伊藤委員長 ほかに御発言ございますか。
○藤田委員 山口委員が言ったほかの投票所に関する問題、それから下沢委員が言った公共施設全体に広く問題があるというのは賛成ですが、今回のこの陳情の2番について言いますと、以前よりは改善された、しかしまだグラウンドをこの人は通ったということ。グラウンドは私も山口委員と見に行きましたが、とても雨が降ると通れるような状態ではない。
  先ほど、取組としては、校舎を通ってブルーシートを敷いて、その上で体育館に入る。そうすれば大丈夫だということだったんですが、それが前回の都議選では結局やらなかったと。その理由は何か。
  それから、例えば、あまり予想よりもひどい雨じゃないからいいだろうと、それで決めたのか、やらないことにしたのかもしれませんが、やはりちょっとしたぬかるみでも、車椅子の人にはやはり大変かなと思うんですね。だから、この次の衆院選のときはそこら辺をどのように取り組まれるのか、改めてお聞きしたいと思います。
△伊藤選挙管理委員会事務局長 先ほども申し上げましたけれども、やはり少しのぬかるみでも歩行困難や、車椅子の方もいらっしゃいますので、そこら辺は臨機応変に対応していきたいと考えております。
○横尾委員 あらあらみんな意見を言ったわけですけれども、1番については、もう投票所自体の変更になる。今の2番も、要するにグラウンドを通らないように投票所まで行けるような確保というのは、今、選挙管理委員会も検討されているという御発言もあって、この陳情の取扱いを具体的にきちっと委員としてどう思っているかということを、ちょっと話をしたほうがいいのかなというふうにちょっと私は今感じております。
  私としては、思いも重々分かりますし、実際体験した人であれば、やはりこれだけ大変だったんだということで陳情を上げられてきたんだろうとは思ってはいるんですが、ちょっと陳情があまりにもピンポイントというか具体的というか、先ほど山口委員が言ったように、投票所全体の動線の改善とかということであれば、何かそういう議論もあるかなとはちょっと思ってはいるんですけれども、この取扱いについては、委員長も含めて皆さんから御意見いただきたいかなというふうに思います。
◎伊藤委員長 今、横尾委員から、本陳情の取扱いについて皆さんの御意見をという趣旨の発言をいただきました。これにつきまして、皆さんから御意見ありましたらお聞かせいただければと思いますが、いかがですか。
○藤田委員 この陳情者が言っている、投票所の、安全に歩けるように改善してくださいというのは、誰も反対するものではないと思うんですが、この1に関しては、もうこれは該当しなくなってしまった。2番に関しては、先ほど選管からのお話で、今度はしっかりとグラウンドを通らないような対策を取りますと言っていただいたので、この陳情の、多分、願い、趣旨は、もうこれで対応されたのかなと思っています。
◎伊藤委員長 ほかにございますか。
○下沢委員 今、出されたように、やはりこの1番、2番ですけれども、選挙管理委員会としてはきちんと雨対策を講じていたというのは、特に萩山小学校については、前の日まできちんと段取りをして、ブルーシートを敷いたりとかしてあった。ただ、当日その雨の状況、グラウンドの状況をちゃんと確認して東門を開けたかどうかということ。
  それから、きちんと雨の日のオペレーションを組んでいたのにできなかったという、そこら辺のところをやはり反省点として、次にきちんとつなげていってもらうということで、土のところを通らないで投票できるというところがどうなのかという感じしますので、私はこの陳情者の言わんとすることはすごく理解できますけれども、一応執行部側として、選挙管理委員会として、一応きちんと取り組んでいると、執行しているというのが今の説明でもうかがえましたので、これについては委員会から選挙管理委員会のほうに伝えておくということでよろしいのかなというふうに思います。
◎伊藤委員長 ほかに御意見ございませんか。よろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
◎伊藤委員長 これまでの御質疑または御意見によって、第二保育園を会場とする投票所につきましては、今後は使用しないということが確認されました。また、萩山小学校の投票所においては、入場口や、また校内の動線の工夫によって、陳情人がおっしゃっている課題の解決にこれまでも準備をしてきたし、今後も十分工夫をしていくということでの対応について、選挙管理委員会事務局長からお話をいただいたところでございます。
  これまでの各委員からの質疑に対する選挙管理委員会事務局長の答弁、また委員各位の御議論を通して、陳情人の意向は選挙管理委員会に十分理解していただけたものと認識いたします。選挙管理委員会におかれましては、今後も全ての投票所の安全管理になお一層努めていただくようお願いして、本陳情の審査については以上とさせていただきたいと思います。
  委員の中で御議論いただいた中にお話がありました、投票所の問題は萩山小学校だけの問題じゃないということ、それから、テーマによっては公共施設再生のところでまた議論をすべき内容もあるということも付言をさせていただいて、本件陳情の取扱いについてはここまでというふうにさせていただければと思います。
  次に進みます。
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〔議題3〕行政報告
◎伊藤委員長 次に、行政報告を議題といたします。
  本日は経営政策部からの報告のみです。
  なお、委員からの御質問は最小限でお願いしたいと思います。
△渡辺秘書広報課長 令和3年市民功労表彰式の開催について御報告させていただきます。
  令和3年4月29日に予定しておりました令和3年市民功労表彰式につきまして、緊急事態宣言に伴い延期させていただいたところでございます。式典は、緊急事態宣言の状況下ではございますが、イベントの開催について緩和されましたことから、9月23日祝日に開催することに決定いたしました。
  開催に当たりまして、感染対策を十分に講じることから、縮小して実施させていただきます。昨年同様、来賓として議長、副議長、政策総務委員長、会派代表の3名の皆様に御臨席いただき、他の議員の皆様の御出席を見合わせていただきたく御通知させていただきましたことを、何とぞ御理解いただきますようよろしくお願い申し上げます。
△深野企画政策課長 私のほうから、令和3年度全国ハンセン病療養所所在市町連絡協議会の運営につきまして御報告申し上げます。
  本協議会の総会の開催につきまして、令和3年7月13日の東京2020オリンピックの聖火リレー・点火セレモニーに合わせ、当市で開催する予定でございましたが、東京2020大会の延期及び新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、書面による決議を行いました。同じく7月13日の午後に、国立ハンセン病資料館内のホールをお借りしまして、オンライン形式にて総会の意見交換会を開催いたしました。
  ハンセン病療養所所在市町の首長、議長の皆様に加え、衆議院内閣委員長の木原誠二衆議院議員や厚生労働省医政局、健康局各部署の担当者の皆様にも御参加いただき、ハンセン病問題を取り巻く現状や最新の取組状況などの意見交換を行いました。
  意見交換会に先立ちまして、参加者の皆様にも多磨全生園の紹介動画を御覧いただき、人権侵害と人間回復という2つの歴史が刻まれた多磨全生園から、一人一人の人間の命の尊厳、命の大切さ、命のかけがえのなさを関係者の間で再認識することができたものと考えております。
  新型コロナウイルス感染拡大防止のために対面での開催ができない中ではございましたが、本協議会が大切にしている顔の見える関係の構築・継続のために、オンラインでの開催ができましたことは非常に意義のあることであるものと考えております。土方議長、国立ハンセン病資料館の皆様をはじめ、開催に当たりまして御協力を賜りました関係者の皆様に改めて御礼を申し上げます。
  なお、要請活動につきましても、新型コロナウイルス感染症の今後の見通しが難しい中におきまして、例年のように厚生労働大臣や国会議員等、関係各所への対面による直接要請は困難であると判断いたしましたことから、令和3年8月10日付で郵送での要請を行いました。
  今後とも、各園の将来構想の実現をはじめとする課題の早期解決に取り組んでまいりたいと考えております。
△杉山公共施設マネジメント課長 私から令和3年度の東村山市スマートシティ協議会について報告いたします。
  東村山市スマートシティ協議会の目的は、多様な参画者との課題共有、情報や意見の交換、交流、提案等を通じ、当市のスマートシティの推進に多様な参画を促し、市民生活の質を向上させるスマートシティの取組を推進することでございます。
  当該協議会に着手するに当たって、令和2年度のスマートシティ実証実験を通じ、今後の当市のスマートシティ、Society5.0の取組を進めるには、先端技術の活用に係る民間事業者のノウハウや市民ニーズとのマッチング、取組の周知に係る市民団体、市民の活動力などとの連携協力が不可欠であり、市民や民間事業者など、多様な参画者と共に検討する必要があるとの認識がございました。
  そこで、令和2年度から東村山市スマートシティ協議会を立ち上げ、令和2年度末に策定した「東村山市におけるスマートシティの基本的な考え方」においても、民間事業者のみならず市民団体等多様な主体がそれぞれ、あるいは様々な連携によってスマートシティに取り組むことを掲げました。
  東村山市スマートシティ協議会においては、まず実証実験に関わる民間事業者を中心とした構成で当該協議会を開始し、現在に至るまでに、地域事業者やシステム会社、NPO法人、金融機関など、幅広い皆様に御参画いただいております。令和3年度の当市におけるスマートシティの取組については、市民、民間事業者、行政において機運や関心を高め、今後の取組の端緒をつかむという目的を持って進めることを、令和3年6月の政策総務委員会で御報告したところでございます。
  令和3年度の東村山市スマートシティ協議会の運営に当たっては、当該協議会と既存の東村山市公民連携地域プラットフォームなどの仕組みや、令和3年度からスタートしている第5次総合計画に掲げるSDGsの取組などを連携させることで相乗効果を得ることを視野に入れ、当該協議会の役割を成熟させていくことを目指していきたいと考えています。
  こうした意図を持って、令和3年度のこの間、当該協議会を開催してきましたので、その概況について申し上げます。
  令和3年4月28日に同年度第1回目、令和3年6月21日、22日に令和3年度第2回目、令和3年6月24日に同年度第3回目、令和2年度からの通算では第5回目になりますが、こちらを開催してまいりました。
  令和3年度第1回の東村山市スマートシティ協議会では、主に当市で令和2年度に予定していた実証実験の中止や令和3年度の当市の取組の進め方について、参加事業者の皆さんと共有いたしました。令和3年度第2回の当該協議会では、東村山市公民連携地域プラットフォームや当市のSDGsの取組との連動性を高め、今後の当市のスマートシティの取組における公民連携の可能性を広げることについて、参加事業者等の皆さんと共有しました。令和3年度第3回目の当該協議会では、東村山市公民連携地域プラットフォームと合同で開催しました。
  これまでの当該協議会の参加事業者等の皆さんのほか、地域事業者にも当市のスマートシティや公民連携の取組を共有しました。また、「私たちのSDGs」という共通目標を据え、今後の当市のスマートシティの取組において、先端技術の活用に係る民間事業者のノウハウや市民ニーズとのマッチング、取組の周知に係る市民団体、市民の活動力などとの連携協力が不可欠であることを共有し、様々な連携協力体制を構築する可能性を広げたところです。
  東村山市公民連携地域プラットフォームの面から見ても、これまでも民間事業者提案制度との連携が他市にはない当市の特色でございましたので、スマートシティやSDGsなどの分野にビジネスチャンスが広がったことで、当該プラットフォームの特色をさらに強めることができたと考えております。
  なお、令和3年9月定例会の一般質問などで御案内しておりますとおり、庁内においては、令和3年8月にデジタルトランスフォーメーション推進プロジェクトチームを設置し、全庁的、横断的な推進体制を構築したほか、庁外では出張講座、「ひがしむらやまのみらいを考えるスマートシティ出張講座」をスタートさせたところでございます。
  今後は、東村山市スマートシティ協議会とプロジェクトチームを連携させ、出張講座から得た市民の反応を参考にしながら多様な主体との連携を進めることで、スマートシティのみならず、行政のDX、SDGsなどの取組と相乗効果を上げることができるよう、できることから着実に取組を進めてまいります。
△堀口情報政策課長 私から、ICT化推進の取組状況について御報告いたします。
  初めに、令和2年11月20日にNECと締結した行政サービスのスマート化に向けた研究に関する連携協定について申し上げます。
  協定締結から5日後の令和2年11月25日にキックオフミーティングを開催し、以降おおむね月に2回から3回のペースで、これまでに20回を超えるワーキングを実施してまいりました。
  ワーキングには、市からは情報政策課、経営改革課、公共施設マネジメント課、総務課、人事課等の職員が参画するとともに、NECからはテーマの内容に応じたエキスパート人材の方に御参画いただいており、市、NEC双方の幅広い人材による活発な意見交換が行われているところでございます。
  ワーキングのテーマは、行政手続のオンライン化、AI・RPAなどの先進技術の活用、無線LANやテレワークシステムなどの活用によるワークプレースづくり、セキュリティーやコストを含めたICTガバナンスの確保、職員のリテラシー向上など多岐にわたっており、国全体のデジタル化の動向も踏まえながら、市としての今後のデジタル化の方向性や、行政や地域の課題解決につながるICTソリューションの在り方などについて検討を重ねております。
  現在は、デジタル化を進める上での前さばきとなります庁内業務の棚卸しや、各テーマにおける中・長期的な方向性の検討を行っているところでございますが、今後はさらに検討を深め、令和3年度策定予定としております「(仮称)東村山市のICT化推進に関する基本方針」に反映してまいりたいと考えております。
  なお、この間、令和3年7月に国が自治体DX推進手順書を公表し、今後、自治体がデジタルトランスフォーメーションを進めるための具体的な手順が示され、これに対応する形で、先般、庁内でもデジタルトランスフォーメーション推進プロジェクトチームを立ち上げるなど、内外において大きな状況の変化がございました。
  このようなことも踏まえ、同基本方針につきましては、秋頃をめどに策定としていた当初の予定より、もう少し時間をかけさせていただき、単なるデジタル化やICT化ではなく、デジタル技術を手段として用いることで、ビジネスプロセスや社会全体にもたらされる革命的な変化とされる、いわゆるデジタルトランスフォーメーションの視点をより色濃く反映した方針として、年度内をめどに策定してまいりたいと考えております。
  新型コロナ感染症の感染拡大やワクチン接種事業への多様な影響から、検討に割くことのできる時間やマンパワーに制約が生じている状況もございますが、今後の東村山市のデジタル化の方向性を左右する重要な方針となりますので、十分な時間をかけて丁寧に策定を進めてまいりたいと考えております。
  次に、庁内におけるICT化の取組状況について申し上げます。
  令和2年度より取り組んでおります庁内無線ネットワークの構築につきましては、令和2年度に行った設計を基に、現在、庁内の各フロアに無線LANのアクセスポイント等の設置を進めているところで、年度内の運用開始に向けて順調に取り組んでいるところでございます。
  また、令和3年4月より、自治体専用ビジネスチャット「LoGoチャット」の運用を開始いたしました。令和3年8月末現在では、正職員及び会計年度任用職員、専門職等を対象に約1,200アカウントを発行し、運用を行っているところでございます。
  職員からは、「業務上のコミュニケーションがしやすくなった」「会議や打合せにかかる時間が大幅に減った」「電話でのやり取りが減り取次ぎの手間も少なくなった」「在宅勤務時でもできる仕事が増えた」などの声が寄せられており、業務の効率化、意思決定の迅速化、職員間のコラボレーションの促進、災害時等の業務継続性の確保など、様々な面において当初期待していた以上の効果が得られているものと実感しております。
  既に導入済みのテレワーク専用端末や今後運用を開始する庁内無線ネットワークなどと組み合わせることで、さらなる相乗効果が得られるものと期待しているところでございます。引き続きICTを最大限に活用し、行政の生産性や市民サービスの向上に取り組んでまいりたいと考えております。
  報告は以上でございます。
◎伊藤委員長 4件の行政報告が終わりました。
  これらにつきまして、皆さんから質問がございますでしょうか。
○佐藤委員 報告ありがとうございました。所管を超えてというか、全庁的に新しい時代の仕事の在り方、あるいはまちづくりをどう進めるかというこの点について、そういう意味で企画政策、公共施設マネジメント、情報政策ということで、一生懸命、先端を開いてやっていただいているということはよく分かりましたので、そういう点では、このチャレンジを大いに応援したいというふうに思って聞かせていただきました。
  そのときに、ちょっとやはりどうしても気になるのが、この間一般質問でどなたかおっしゃっていたけれども、今回、出張講座をスタートさせましたという話を聞いたときに、僕の知っている人も、「使えない人に教えてくれるのかい」というふうに言われたんですよね。多分そういうものじゃないと思いますという話をしたんですけれども、そういうもののニーズがやはり高いんですよね。だからそういう話が出るんですよ。
  なので、さっき杉山さんのほうから、できることを課別に進めると。確かにそうなんだけれども、そのできることの中に、早めにというか、この段階から、みんながスタートラインに、うちが本当にスタートしますよといったとき、もちろんスモールスタートを言っていらっしゃるんだけれども、だけどやはり本格的にこの形でまちをつくっていくといったときに、この「スマートシティ」という言葉がまだ全然なじんでいないので、そこへ持っていくのであれば、みんながスタートラインに立てるためにはどうするのかということを考えるのが、これは恐らく必須になってくるし、障害者差別解消法の趣旨からいうと、これやらないと役所駄目だと、駄目ですよと言われている法律なので義務だというふうに考えて、十分念頭に置いてやっていただく必要があるかなというのが思うところです。
  推進を期待するだけに、俺たち関係ないよなと思う人たち、あるいは置いてけぼりだよなと思う人たちが出かねない状況でもあるというふうには、実際いろいろな方と話していると思うので、ここについては本当に、さっき、民間事業者なんかとのコラボもやっていらっしゃるし、NECの話もありました。
  そういう意味では、先端、どうやってというのは本当にやっていらっしゃるんだけれども、そこにやはり幅広い皆様といったときに、その幅広いに俺は入っているのかとか、私は入っているのかと思う市民が出ないようにしていただくというのが本当に大事なんじゃないかなと、この点についてはずっとここのところ思っていたので、この機会を通して言わせてもらいますが、障害者とか高齢者とか、そういうこと、あるいはその人たち直接ではなくても、その視点を十分に語れる人が少なくとも幅広い皆様には入っていただいて、計画進行をしていただくということが大事だと思うので、すみません、特に質問じゃないんですけれども、先端を開けば開くほど、すごくいろいろなことが、大変なことがあって、忙しいと思うけれども、その視点もぜひ忘れずに進めていただきたいなと思いましたので、一言申し上げました。それだけです。
◎伊藤委員長 執行部のほうから、これについてはよろしいですか。特に御返事はなくて構わないですか、はい。
○藤田委員 ICT化のところで、年度内に庁内の無線LANを運用するというお話がありました。無線LANを整備するのは庁内だけなのか。あと、公共施設についてはどの程度計画されているのか。特に市民センターとか公民館で会議をやるときに、コロナでZoomを併用して、オンライン会議を併用してということは多くなって、そのときにやはり無線LANがないのだと、ちょっと使いづらいところがあるんですが、そこに関して何か計画はありますか。
△堀口情報政策課長 今、委員御質問の点につきましては、今回、年度内に運用開始という部分につきましては、本庁舎、いきいきプラザ、北庁舎、中央図書館、市民センター、多文化共生・男女共同参画推進交流室といった、本庁舎を中心とした、いわゆる事務室等があるようなところを対象にした整備となっており、いわゆる一般の貸出対象となっている公の施設等の整備というところでは、今回はちょっと分けて考えているところでございます。(不規則発言多数あり)
○横尾委員 誤解ないように、ちょっと今あれなんですけれども、今、多分、藤田委員が聞いたのは、インターネット環境ができるというふうに勘違いをされているんだと思っているんです。これ庁内の、もちろん私が聞いていましたよ。だから、ちょっとそこが整理しないと、これちょっと、公開されているので。
△堀口情報政策課長 失礼いたしました。少し言葉が足りませんでしたので補足いたします。
  今申し上げた対象施設につきまして、まさにネットワークの系統が幾つかある中で、いわゆるインターネットと接続できるネットワークではなくて、LGWAN接続系と言われる、いわゆる職員が通常の事務等で使うネットワークのうち、マイナンバー利用事務とは別のネットワーク系統になりまして、こちらを対象に無線化をするというような整備内容となっております。
◎伊藤委員長 ほかに質問等ございませんか。よろしいですか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
◎伊藤委員長 ないようですので、以上で行政報告を終了いたします。
  以上で本日の政策総務委員会を閉会いたします。
午前11時31分閉会


 東村山市議会委員会条例第23条の規定により、ここに署名又は押印する。

政策総務委員長  伊  藤  真  一






















議会事務局職員

記録担当

議事係長

次長

局長





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