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第40号 昭和63年12月20日(12月定例会)

更新日:2011年2月15日

昭和63年 12月 定例会

           昭和63年東村山市議会12月定例会
            東村山市議会会議録第40号

1.日  時   昭和63年12月20日(火)午前10時
1.場  所   東村山市役所議場
1.出席議員   28名
 1番  倉  林  辰  雄  君    2番  町  田     茂  君
 3番  木  内     徹  君    4番  川  上  隆  之  君
 5番  朝  木  明  代  君    6番  堀  川  隆  秀  君
 7番  遠  藤  正  之  君    8番  金  子  哲  男  君
 9番  丸  山     登  君   10番  今  井  義  仁  君
11番  大  橋  朝  男  君   12番  根  本  文  江  君
13番  国  分  秋  男  君   14番  黒  田     誠  君
15番  荒  川  昭  典  君   16番  小  山  裕  由  君
17番  伊  藤  順  弘  君   18番  清  水  雅  美  君
19番  野  沢  秀  夫  君   20番  立  川  武  治  君
21番  小  峯  栄  蔵  君   22番  木  村  芳  彦  君
23番  鈴  木  茂  雄  君   24番  諸  田  敏  之  君
25番  田  中  富  造  君   26番  佐 々 木  敏  子  君
27番  小  松  恭  子  君   28番  青  木  菜 知 子   君
1.欠席議員  0名
1.出席説明員
市     長  市 川 一 男 君   助     役  岸 田 茂 夫 君
収  入  役  細 渕 静 雄 君   企 画 部 長  都 築   建 君
企 画 部 参 事  池 谷 隆 次 君   総 務 部 長  中 村 政 夫 君
市 民 部 長  野 崎 正 司 君   保健福祉 部 長  川 崎 千代吉 君
保健福祉部参事  沢 田   泉 君   環 境 部 長  萩 原 則 治 君
都市建設 部 長  原   史 郎 君   上下水道 部 長  小 暮 悌 治 君
上下水道部参事  石 井   仁 君   財 政 課 長  田 中 春 雄 君
国保年金 課 長  浅 見 日出男 君   環境管理 課 長  米 原 勝 一 君
管 理 課 長  大 木 耐 三 君   建 築 課 長  室 岡 孝 洋 君
下水道管理課長  桜 井 隆一郎 君   下水道工事課長  武 田 哲 男 君
教  育  長  田 中 重 義 君   教 育 次 長  細 淵   進 君
社会教育 課 長  林     嵩 君
1.議会事務局職員
議会事務 局 長  小 町 昭 留 君   議会事務局次長  入 江   弘 君
書     記  中 岡   優 君   書     記  宮 下   啓 君
書     記  藤 田 禎 一 君   書     記  榎 本 雅 朝 君
書     記  武 田   猛 君   書     記  粕 谷 順 子 君
1.議事日程

第1 議案第64号 昭和63年度東京都東村山市一般会計補正予算(第4号)
第2 議案第65号 昭和63年度東京都東村山市国民健康保険事業特別会計補正予算
          (第1号)
第3 議案第66号 昭和63年度東京都東村山市下水道事業特別会計補正予算(第2
          号)
第4 議案第67号 昭和63年度東京都東村山市受託水道事業特別会計補正予算(第
          1号)
  〈総務委員長報告〉
第5 63陳情第 1号 憲法に関する陳情
第6 63陳情第 4号 臨海部『副都心』開発に反対する意見書採択についての陳情
  〈建設水道委員長報告〉
第7 62陳情第 7号 弁天橋に人道橋設置を求める陳情
第8 62陳情第 9号 都市計画街路(2・2・4号線)早期接続延長等に関する陳
            情
第9 62陳情第13号 七中通学路安全対策に対する陳情
第10 62陳情第15号 恩多町2丁目、3丁目境の中橋整備に関する陳情
第11 62陳情第16号 東村山駅西口側に公営駐輪場の設置を求める陳情
第12 63陳情第11号 東村山駅前に公衆トイレの設置を求める陳情
  〈民生産業委員長報告〉
第13 62請願第 8号 食品安全条例(仮称)の制定を求める請願
第14 63請願第 2号 鉄道共済年金の安定的財政確立に関する請願
第15 62陳情第20号 保育料の値上げに反対する陳情
第16 63陳情第 7号 「老人アパート」制度実施に関する陳情
第17 63陳情第13号 学童クラブ事業の発展を求める陳情
第18 63陳情第14号 老人の在宅療養を充実するための陳情
第19 63陳情第15号 無認可保育所補助増額に関する陳情
第20 各常任委員会の特定事件の継続調査について
第21 請願等の委員会付託
第22 議員提出議案第6号 保育制度及び国庫負担の充実を求める意見書
第23 議員提出議案第7号 東京都保健医療計画に関する意見書
第24 議会諸報告

                午後4時54分開議
○議長(倉林辰雄君) ただいまより本日の会議を開きます。
───────────────────◇───────────────────
○議長(倉林辰雄君) お諮りいたします。
 この際、会議時間を暫時延長いたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(倉林辰雄君) 御異議なしと認めます。よって、会議時間は暫時延長されました。
 大変申しわけないんですが、休憩いたします。
                午後4時55分休憩
                午後7時21分開議
○議長(倉林辰雄君) 会議を再開いたします。
───────────────────◇───────────────────
△日程第1 議案第64号 昭和63年度東京都東村山市一般会計補正予算(第4号)
○議長(倉林辰雄君) 日程第1、議案第64号を議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。企画部長。
              (企画部長 都築建君登壇)
◎企画部長(都築建君) 上程されました議案第64号、昭和63年度東村山市一般会計補正予算第4号につきまして、提案の説明をさせていただきます。
 63年度も第3・四半期を経過しようとしておりますが、例年のとおり、歳入財源の把握が3月に持ち越されるものも少なくなく、また歳出におきましても、人事院勧告による給与改定を初めとして、事業費等未確定部分も残している状況でございます。したがって、今回の補正は現時点で捕捉し得る、また見込めるであろう財源の範囲で中間的に補正整理をさせていただくものであります。
 以下、順次主要な部分についてのみ御説明を申し上げさせていただきます。
 最初に、2ページをお開きいただきたいと存じます。まず、第1条関係でございますけれども、4号補正といたしまして、歳入歳出それぞれ4億 3,459万 4,000円を追加いたしまして、歳入歳出の予算をそれぞれ 290億 5,061万 6,000円とするものでございます。
 次に、5ページをお開きいただきたいと思います。第2表の継続費の補正ですが、仮称秋津文化センター建設事業費につきまして、補正前と補正後の額で65万 2,000円ほど追加させていただいておりますけれども、これは電話回線の設備費を追加させていただくものでございます。
 次に、第3表、繰越明許費でございますけれども、電算室設置事業費、既定予算の1億 4,776万 8,000円につきまして繰越明許させていただくものであります。電算導入につきましては、種々御指導いただいてきたところでございますが、設計着手がおくれ、特に電算室の設計に当たりましては、電算メーカーとの十分な打ち合わせ、協議を必要とするところから、実施設計、建築確認が1月になる見込みでございまして、3月までの年度内に完工することが困難でありますので、繰越明許をお願いするものでございます。
 次に、第4表、債務負担行為補正でございますが、例年御承認願っておりますように、64年度分の課税準備費用として、市都民税、軽自動車税の計算事務委託料をお願いするものでございます。
 さらに、運動公園プール改修工事費も同様に64年度として1億 2,880万円を追加させていただくものでございます。運動公園プールにつきましては、50メータープール及び児童プールともに昭和48年に失対事業で建設したもので、15年経過しており、水漏れ等もひどく、また循環ろ過装置も機能が著しく低下しているところから、64年の夏場に間に合わせるべく、早目に改修工事に着手する必要がありますので、債務負担を設定させていただくものでございます。
 なお、プール本体はいずれも自後の維持管理を考慮してステンレス製とし、ろ過器を一新し、平板及び外さく等も含めて全面的に改装整備しようとするものでございます。
 次のページをお開きいただきたいと思います。第5表、地方債補正でありますが、消防施設整備事業債、補正前は消防ポンプ自動車と防火貯水槽2つの事業につきまして 1,790万円としておりましたけれども、防火貯水槽につきましては、63年度、国庫補助が導入できる見込みから、起債対象からこれを除き、消防ポンプ車自動車のみといたしまして、補正後の起債を 900万とさせていただくものでございます。
 それから、次の義務教育施設整備事業債でございますけれども、南台小学校の改築と三中屋体分、合わせまして 5,600万円を予定しておりましたが、三中屋体につきましては、東京都の振興交付金を引き当てる見込みとしまして、起債から外させていただきまして、南台小学校についてのみの起債でございますが、国庫対象以外の部分につきましても、本年度、 7,000万円の調整債を見込まさせていただくもので、したがって、通常分を含めまして 9,110万円をお願いするものでございます。
 次の社会教育施設整備事業債ですが、富士見文化センターの用地債につきましては変わりませんけれども、秋津文化センターにつきまして、対象事業費に合わせて 580万円を減額させていただくものでございます。
 次に、12ページをお開きいただきたいと思います。最初に、1番の市税でございますけれども、今回、市民税のうち法人分につきまして、9月末の調定状況により、年間見込みを加味して1億 3,019万 5,000円を追加させていただくものでございます。
 なお、市民税個人分及び固定資産税、都市計画税等につきましては、既に9月の3号補正で6億 7,728万 7,000円を追加補正させていただいておりますので、今回は法人分のみの補正となっております。
 次のページ以下、分担金及び負担金、それから国庫支出金、都支出金と、これに関連いたします歳出の民生費、教育費等、措置費の対象となる人員の増減等による補正数字につきましては、いずれも国庫補助金、負担金等のルール内での変動見込みを計数的に整理してございますので、個々の説明は省略させていただきたいと思います。
 次に、18ページをごらんいただきたいと思います。目の3で、土木費国庫補助金でございますけれども、地方道路整備臨時交付金で、市道 474号線及び 418号線改良工事関係で 1,650万円ほどを増額させていただくものでございます。
 その下の市町村消防施設整備費補助金でありますが、従来、貯水槽につきましては補助対象外とされていたために、当初起債で 680万円を見ておりましたけれども、今回国庫補助の復活によりまして、 287万 4,000円を見込める見通しでございますので、新たに計上させていただいたものでございます。
 次のページをお開きいただきたいと思います。2番目の都の補助金、1、総務費都補助金でございますけれども、市町村振興交付金でありますが、現時点では未定で、甘い見方かも金しれませんけれども、62年度決算額並みの2億 7,400万円は期待できるものと見て、1億 700万円を見込み計上させていただいたものでございます。
 その下の都市町村調整交付金につきましても同様に判断させていただきまして、62年度決算額との差 6,272万 5,000円を見込み計上させていただきました。
 それから、次のページをごらんいただきたいと思います。右のページで一番上の緑化事業補助金でございますが、秋津文化センター内の庭園緑化に都の補助率2分の1を受け入れるものでございます。
 それから、その3行あけまして、7の東京都条例制定請求委託金がありますけれども、これは40人学級を求める都の監査請求に伴う選挙人署名人確認事務に対する委託金でございます。 177万円を追加させていただきました。
 次のページごらんいただきたいと思います。一番上の行政財産貸付収入でございますけれども、青葉町の幼稚園用地のうち 300平米を10月の1カ月間のみ水道切り回し工事人に貸し付けした貸付収入でございます。
 それから、その下に緑地保全基金以下、利子及び配当金でございますけれども、これらにつきましては、62年度最終補正で基金の積み増し等を行ったことに伴う利子収入をそれぞれ計上させていただいたところでございます。
 次のページをお開きいただきたいと思います。一般寄附金でございますが、緑地保全基金関係の寄附が3件で34万 7,000円、その他一般寄附が9件で51万 3,000円、合わせて86万円を計上させていただいたものでございます。
 次に、31ページをお開きいただきたいと思います。これは市債でございますけれども、第5表の地方債の補正で御説明申し上げたとおりの内容の増減でございまして、差し引き 2,040万円を追加補正させていただくものでございます。
 次のページをお開きいただきたいと思います。次は、歳出関係でございますけれども、議会費以下、各科目にわたりまして、職員人件費として、給料、職員手当、共済費をそれぞれ補正させていただいておりますが、各科目をトータルして申し上げますと、給料で 2,108万 7,000円、職員手当は当初計上してなかった8人の普通退職手当 5,731万 5,000円、時間外手当、実績見込みによりまして 5,624万 6,000円、それから期末勤勉手当 4.9カ月に対し5.01カ月、すなわち0.11カ月分の 2,059万 9,000円の追加、その他各手当の整理的補正でございまして、職員手当関係の合計が1億 4,544万 3,000円の追加をし、さらに共済費につきましては、当初予算で見ておりました短期掛金、長期掛金のそれぞれ変更がございまして、短期につきましては 0.5%、長期が0.09%引き上げされたことにより、 1,033万 2,000円の補正増をさせていただくものでございます。したがって、人件費につきましては個々の説明を省略させていただきますが、いずれも人事院勧告によります63年度の給与改定分につきましては、今回の補正にはまだ未計上でございます。
 また、歳出関係の工事費あるいは事務費等につきましても、契約差金、あるいは執行見込みによります整理的補正が主でございますので、個々の説明は省略させていただきます。
 次に、43ページをお開きいただきたいと思います。下から2段目と申しますか、交通安全対策費のところでございますけれども、駐輪場用地の賃借料でございますが、新設1カ所を含めまして、契約更新により 898万 8,000円を計上させていただいております。その下に、工事請負費の駐輪場整備工事費は栄町2丁目32番地に新たに 186.3坪を借地いたしまして増設する費用を計上させていただきました。
 次に、説明の都合で 125ページをお開きいただきたいと思います。 125ページは公債費の関係でございます。長期債の元金償還金の減1億 2,962万 4,000円、それからその下に長期債利子の 7,593万 3,000円の減、合わせまして2億 555万 7,000円を減額させていただいております。これは62年度末に高金利の縁故債10億 984万円を繰り上げ償還させていただきましたことによるもので、もしこうした繰り上げ償還をしなければ、63年度に支払うはずの元金と利子分でございます。
 これに関連いたしまして、前に戻りまして恐縮ですが、45ページをごらんいただきたいと思います。45ページの一番下、減債基金の積み立てでございますが、2億 555万 7,000円であります。これは今申し上げました高金利債の繰り上げ償還をしたことに伴う公債費の削減分を、引き続きまだ残っております高金利起債の償還財源に活用すべく、一時減債基金に積み立てさせていただくものであります。
 次に、55ページをお開きいただきたいと思います。やや上の方でございますが、20番の扶助費、重度身体障害者屋内移動設備給付ですが、これは歳入にもありますように、都の補助2分の1を受けまして、 124万 3,000円で設置する新規事業でございます。
 次のページをお開きいただきたいと思います。中ごろに、老人保護事業費の19番、負担金補助及び交付金、特別養護老人ホームスプリンクラー設備費等補助金でございますが、松寿園が再建されることに伴いますスプリンクラー、それからホットラインに加えて、当市としてのベッドを確保するための補助として 2,000万円をお願いするものでございます。
 それから、次のページをお開きいただきたいと思います。中段からやや下のところの13、委託料、痴呆性老人等調査委託料 250万円でございますが、前年度実施いたしました老人基礎調査の補完として、さらに調査を行うものでございます。
 次に、77ページをお開きいただきたいと思います。ちょうど中ごろでございますけれども、15の工事請負費、仮称リサイクル作業所建設工事に 1,943万 6,000円の追加をお願いするもので、障害者等の作業を考慮したエレベーター及びこれに必要な電気設備等を計上させていただくものでございます。
 それから、その下に備品購入費 710万 4,000円でございますが、これは、これに伴いますプレス機及びコンベヤー等を予定するものでございます。
 次に、85ページをお開きいただきたいと思います。この産業祭りの関係で、農畜産関係の負担金 250万円の減は、御案内のとおりの経過によりまして減額をさせていただくものでございます。
 次のページにも同様、商工業展、それから消費生活展、いずれも予定しておりました 270万円、70万円等はそれぞれ減額をさせていただいております。
 それから、91ページをお開きいただきたいと思います。下の方に、15番の請負費で、萩山ポンプ場圧送管工事は、萩山町2丁目26番地付近一帯の低地帯の排水処理を圧送管によってポンプアップをしておりますが、この圧送管を取りかえるものでございます。
 それから次に、95ページをお開きいただきたいと思います。一番下でございますが、6分団のサイレン設置工事 147万 9,000円を計上させていただきましたが、栄町2丁目23にできました9階建ての都営住宅のために、6分団のサイレンが北東方面が聞こえなくなる点を考慮して、新たに取りつけるものでございます。
 次に、 107ページをお開きいただきたいと思います。一番上でございますが、備品購入費 198万円、これは秋津小学校の給食室食器洗浄機が痛んできておりますので、これを入れかえるものでございます。
 それから、中ごろに18番、備品購入費 246万 5,000円ございますが、これは二中の屋内体育館の備品といたしまして、グランドピアノ1台、卓球台4台、体育マット12枚を購入するものでございます。
 次に、 126ページをお開きいただきたい思います。予備費でございますけれども、 249万 2,000円を追加させていただきまして、補正後の予備費を 1,736万 2,000円とさせていただくものでございます。
 以上、時間の関係で極めて要点のみの説明で恐縮でございますが、提案説明を終わらせていただきます。
 よろしく御審議の上、御可決いただきますようお願い申し上げます。
○議長(倉林辰雄君) 説明が終わりましたので、質疑に入ります。
 質疑ございませんか。伊藤順弘君。
◆17番(伊藤順弘君) 当初8点ばかしお伺いするつもりでございましたが、現在のような状態で、時間が大分経過しております。3点に絞って質問させていただきたいと思います。
 第1点は、13ページの法人市民税についてであります。内需拡大等、日本経済の好況を反映し、当初10億 6,983万 5,000円でしたが、今回の補正が1億 3,019万 5,000円、計12億円余の見込みが立てられているわけでございます。諸情勢からいろいろ把握することは困難性あると思いますが、今後の見通しについてまず1点お伺いいたしたいと思います。
 第2点目は、歳出でございますが、57ページの老人保護事業費についてであります。特別養護老人ホームスプリンクラー設置費等補助金増についてお伺いいたしたいと思います。昨年のあの松寿園の火災は非常に痛ましく、まだ記憶に新しいところではございますが、このようなことは今後また二度とあってはならないことだと、私は思っております。今回の補助金は、施設にとっても、御老人にとっても大変喜ばしいものと存じますが、その具体的な内容と、その進め方についてお伺いいたしたいと思います。
 第3点目は、77ページの仮称リサイクル作業所建設事業費についてであります。この追加増の内容についてお伺いいたしたいと思います。特に、たしか要望が出ておると思いますが、暖房設備等はどのようになるか、その点についてもちょっと触れていただきたい、そのように思っておるわけでございます。
 以上でございます。
◎市民部長(野崎正司君) 最初に御質問のございました法人税につきましてお答えをさせていただきます。
 今回の補正の法人税の増につきましては、補正額1億 3,019万 5,000円ということで、当初の段階では、前年実績等を勘案しながら、さらに経済成長率3.6%ということを考慮に入れまして、10億 6,983万 5,000円を計上いたしたわけでございますけれども、現在までの状況といたしまして、家計消費が堅調であること、またさらに金融関係の伸びがあったということによりましての増でございます。また、法人規模の変更等によりまして、均等割の税率のランクが上に上がったもの等が数社ございました。これらによっての調定増ということで、今回の補正をさせていただいたわけでございますけれども、年度内の今後の見通しということでの御質問につきましては、恐らくこのままで推移していくだろう、このように考えているところでございます。
◎保健福祉部長(川崎千代吉君) 特別養護老人ホームのスプリンクラー設備費等補助金につきましての御指摘があったわけでございます。
 松寿園の火災後の種々対応経過を経まして、国、それから都の補助を得まして、64年の4月の開園を目指しまして、松寿園が開園するわけでございますけれども、それらの開園されるに合わせまして、市の対応としましてその予算化をしたものでございます。
 その内訳としましては、1点目としまして、他のホームと同様にホットライン、それからスプリンクラーの補助裏の補助でございます。それからまた、2点目としましては、痴呆性老人を主体としまして、当市の市民対応を考えまして、特別養護老人ホームの中に68床のうちの8床を優先的に考えるための補助するものでございます。合わせまして 2,000万円ということに相なるわけでございます。よろしくお願いします。
◎環境部長(萩原則治君) 77ページのリサイクル作業所建設事業費についてお答えさせていただきます。
 内容につきましては、提案説明でもちょっと触れておりますけれども、まず、園内よりの受電工事、幹線工事等でございます。それに付随しまして、暖房の関係で御質問ちょうだいいたしましたけれども、暖房につきましては考慮いたしております。
○議長(倉林辰雄君) ほかにございませんか。川上隆之君。
◆4番(川上隆之君) 何点か質問をいたします。
 最初に、繰越明許費の電算室設置事業関係についてお伺いをいたします。私ども公明党市議団は、電算室を含む本格的庁舎の増築について、既に64年度の予算要望の中で申し上げております。行政の効率化、あるいは行財政改革の推進の提言を私どもはしてまいりました。また、市行政は市民の血と汗と涙の結晶で運営をされているという立場から伺うわけでございますが、ただ、私どもは電算導入については積極的に推進してきたところであります。
 しかしながら、今回のこの事業は、バッチ処理室や後処理室については委託するとは言っておりますが、果たしてスペース的に十分なのか、そして狭いのではないかということで、総務委員会でも指摘した経過がございます。また、私どもは既に会派視察で、武蔵野市とか、あるいは三鷹市、そして四国の松山市等にも行って、その電算室の様子を見てまいりました。また、このような中で、市長さんも所沢市役所の電算室を見られたというふうにも聞いておりますが、この見られた感想はどうであったのかも、あわせてお尋ねをいたします。
 また、今回は、いわゆる、仮住まいで、将来また考えるというようなことを伺っておりますが、私どもは、この件に関して、税金のむだ遣いにはならないかというふうにも疑問に思っているところでございます。また、一昨年の西庁舎の建設のときにも、この点についても強く指摘した経過がございますので、これらの観点から、どのようなお考えで、このたびこの事業を実施されるのか、お尋ねをするところでございます。
 第2に、運動公園プール改修工事について伺います。債務負担行為補正と出ておりますが、今回1億 2,880万ありますけれども、これらの改修につきましてどのような具体的な内容で改修をされるんでしょうか。すなわち、小平市や、あるいは東大和市のように、あのような夢のあるようなプールを考えていらっしゃるのか、あるいは市民の方々が喜んで利用できるような方法を考えていらっしゃるのか、その点についてお尋ねをいたします。
 第3に、総務費のうち職員採用身体検査料関係について伺います。これの人員あるいは時期等わかりましたら、具体的にお尋ねをしたいと思います。
 第4に、庁舎施設整備経費及び市民センター維持管理経費に関連して伺いますが、先ほども申し上げましたけれども、電算室を含む本格的な庁舎の増築については、総括質問あるいは一般質問で一定の答えが出ておりますけれども、これらについてさらに具体的な詰めがなされているのか、その点についてお尋ねをいたします。
 第6に、清掃費関係で伺います。75ページの園内整備工事増 311万円とございますが、この内容は何でしょうか。そして、これから質問する77ページのリサイクル作業所建設事業と、この事業の関連についても伺います。
 次に、リサイクル作業所建設事業関係について何点かお尋ねをいたします。私どもは、このリサイクル作業所の運営につきましてたびたび指摘した経過がございます。すなわち、運営主体がはっきりしたのだろうか、あるいは運営主体がはっきりしてからこの事業に入るべきであると主張してきた経過がございます。しかしながら、まだいまだにこの運営主体についての具体的な方法が、残念ながら明らかにされておりません。したがって、伺っておきますが、この事業の運営主体は直営でいくのか、委託するのか、そしてまたこれらの政策決定がいつされるのか、その辺についてお尋ねをするわけでございます。
 また、新システム推進室関係についてもあわせてお尋ねをしておきます。現在の新システム推進室関係については、私どももいろいろと申し上げてまいりました。そして、この現在の事業が大変に将来困難であるということも、我が党の総括質問の中でも申し上げてあります。例えば、ここでお尋ねいたしますが、瓶、缶の中で缶が62年決算では約31万 1,000円の売り上げがございました。そしてまた、現在この事業が進んでいるわけでございますが、63年度当初予算では 385万円計上してございますけれども、これらの今年度の現在の状況はどのぐらいの売り上げがあるのでしょうか。
 そしてまた、お尋ねいたしますが、現在のこの事業の形態が甚だ矛盾を感ずるものでございます。すなわち、自治会の方々にお願いをしている分別収集の中で、缶の取り扱いについてでございます。この缶が、分別収集と不燃物収集で集められたそれぞれの品物が、現在同じ値段で売られているような実態について甚だ疑問を感ずるものでございます。そしてまた、清掃協等の話も伺っておりますけれども、なかなかその売上金の件についても集約ができないようなことも聞いておりますが、この辺の状況についてもお尋ねをいたします。
 そしてまた、この事業が現在職員13名の体制で行われておりますけれども、しかしながら、この売上金等を考えた場合、大変に不経済な事業ではなかろうかと疑問を持つところでございます。したがいまして、これらの事業についてどのように考えているのかもお尋ねいたします。
 そして、この事業が、アメニティー行政が総合的な行政として位置づけられるべきであるとも、私どもは何度も提言しておりまして、その実施については、検討するとも何度も聞いておりますが、その後の取り組みについてお尋ねをいたします。
 そしてまた、この事業のシンクタンクとなっているダイナックスの件についても伺います。この件については、昭和61年度の9月の補正で行われまして、その中で、約3年間ということで話を聞いておりますけれども、いよいよ63年度も終わりまして、64年度は果たしてどうするのか、この件についてもお尋ねをいたします。
 次に、清掃協のメンバーに助役さんが入っていらっしゃったようでございますけれども、今回、助役さんがおりられて、企画部参事がつかれたと聞いております。この交代は何を意味するのか、いかなる理由によってなされているのか、あわせてお尋ねをいたします。
 続きまして、第7、勤労互助会設立事業について伺います。この件については、私どもが提言して、実施された事業でございますが、この現在の進捗状況についてお尋ねをしておきます。
 次に、第8、これは最後になりますが、 106ページ、 107ページ関係の二中体育館備品に関連をしてお尋ねするところでございます。この二中体育館のおくれについては、私が一般質問でいろいろとお聞きしましたけれども、この中で、やはり、見逃していけないことがあろうかと存じます。すなわち、この工期の問題が出まして、7月の29日から2月の28日、いわゆる、 215日間が設定されました。しかしながら、私が質問しましたように、建築確認の許可が9月の19日に出ているというところでございます。なぜこのように、工期が7月28日なのに、9月の19日というふうに建築確認の許可がおくれたのかというところでございます。このおくれによって、実際の工期は 163日になってしまうところでございます。したがいまして、この卒業式、入学式にぜひという父兄、生徒の願いの中で、おくれている残念な事実を見るときに、この9月19日の建築確認のおくれについて、なぜ起こったのか、そしてまた、この建築確認が、責任は、その所在はどこにあるのか、お尋ねをいたします。
 失礼いたしました。1つリサイクル関係で質問の漏れが1つございましたので、お尋ねいたします。それは秋水園のこの周辺対策の中で、リサイクル作業所の建設に関しまして、この前、私が質問いたしました。そのときに、所沢の隣接する自治会ですか、いわゆる、北秋津第9連合自治会ですか、これにつきまして、12月の17日に協定書が交わされたと伺いまして、昨日の清掃問題協議会の中でこの協定書が各委員に配られたということで、私、1部、うちの議員からいただきました。この内容を見ますと、合計11項目にわたりまして協定が結ばれております。その中で、いろいろありますけれども、重立ったものを挙げますと、いわゆる、焼却炉から発生する低周波振動あるいは音についてどうするか、あるいはテレビの電波障害についてどうするかとか、あるいは柳瀬川の緑化についてどうするか、そしてまた焼却炉の煙突撤去についてとか、そして柳瀬川に連絡用の歩道橋を設置してもらいたいとか、そういうものがございまして、それぞれ市の考え方がかなり前向きな中で提起をして、それで合意がなされております。これらの内容につきまして、これを実施しようとするときに、どれぐらいの将来、あるいは今年度を含めましてお金がかかるのか、予算が必要とするのかをお尋ねするところでございます。これは大事な問題であると思います。
 そしてまた、もう1つ、あわせて伺っておきます。この協定の双方の代表が出ておりますけれども、市の方は環境部長が代表になっておりまして、あちらは第9連合自治会長さんが代表で、それぞれ調印をしております。しかし、この中でこのように──本来ならば執行権を持っている当市の市長さんがこの調印の代表になるべきであろうと思いますし、また現在も、従来もそうであったのではないでしょうか。しかしながら、今回このような一環境部長がこのように調印の代表になっていて、協定の調印になっていて果たして大丈夫なのか、そういうことが可能なのかということで、大変に事務執行上疑問を持つところでございますので、市の考えについてお尋ねをいたします。
 以上です。
○議長(倉林辰雄君) ちょっと休憩いたします。
                午後8時7分休憩
                午後8時8分開議
○議長(倉林辰雄君) 再開いたします。
───────────────────◇───────────────────
○議長(倉林辰雄君) 企画部長。
◎企画部長(都築建君) まず、最初に御質問のございました繰越明許に関連いたしまして、電算室の関係が少し狭いのではないかという御質問いただきました。
 この電算室につきましては、26市の状況等を私どもなりに調査させていただきまして、自己導入しております11市の状況を実は調べました結果、もちろんこの中には三鷹市の 129平米とか、あるいは、一番大きい府中市が 319平米等ございますけれども、この予算を計上した時点で、11市の平均が 200平米という状況でございました。したがって、当市につきましては、御質問にもございましたように、バッチ処理につきましては、課税時期に合わせて大量の漢字入力等、あるいはプリントアウト、ブッキング、こういった点を従来どおり委託継続せざるを得ないという前提で、実は計画しておりまして、これはまた一方、確かにそういった意味で、それらも全部この庁内でやりますと、狭いということは言えるかと思いますけれども、特にこの点につきましては、課税時期に多くの人員態勢、こういったものも同時に考えなければならないということから、やはり、従来の形の一部、何というんですか、委託継続というんですか、こういったことを併用しながらいかないとなかなか態勢がとれないということが前提になっておりまして、 240平米で、コンピューター室、電気室、事務室、開発室、会議室、それからパンチ室、消耗品室、こういった7つの部屋をセットすることによって処理をできるであろうというふうに考えたところでございます。
 それから、仮に設置いたしまして、先行きむだではないかという意味の御質問がございました。これは電算機につきましては、本体等は、通常5年リースということが積算の基礎になっておりまして、その5年間、特に電算機等につきましては、5年経過いたしますと大変機種が古くなってくるといいますか、そういった点等もありまして、いずれ、その経過いたしました時点で、更新という点等を考え合わせますと、この辺につきましては、次のいろいろ対応があるとしても、決してむだにはならないだろう。もちろん残された箱物の利用ということにつきましては、またそれなりの利用の仕方というのは当然ありますので、ただ一部配線等につきましては、確かに御指摘のような点は一時的にはあろうかと思いますけれども、この辺は御理解いただければというふうに考えております。
 したがって、特にこの電算につきましては、全庁的にいろいろ4年検討してきた経過を考え合わせますと、やはり、ようやく庁内的にも合意の方向にございますので、この機会を逃すことなく、ぜひ実施をさせていただきたい、このように考えてお願いしているところでございますので、ぜひ御理解をいただきたいと思います。
 私の方からは以上です。
◎市長(市川一男君) 電算室につきまして、市長も所沢の市役所を見たという、その感想をというようなお尋ねでございますが、事実、所沢の市役所落成式も御案内いただき、また高速鉄道8号線等の会合のときにも、所沢市が会長ですから、東村山市が副会長ということで行って、見せてもらったことがございます。新しい庁舎で、全体的に事務室も広いし、印象的にはすばらしい庁舎だなという感じを深め、また電算室についても、非常に、何というんでしょうか、スペースが、方法とか、そこまでは具体的には聞きませんでしたけれども、広かったという感じは受けました。
 以上です。
◎教育次長(細淵進君) 債務負担行為の中の運動公園プール改修工事につきまして御答弁させていただきたいと思います。
 本施設につきましては、御案内のとおり、48年にオープンさせていただきまして、その後、経年変化等に基づきまして、非常に老朽化が激しくなっているわけでございます。そういうような中で、毎年、修繕費といたしまして相当の額を投入させていただいているわけでございますけれども、やはり経年的にはもうこの辺で、やはり、改修工事を実施しなければならない時期に到達していると思っているわけでございます。したがって、これにつきましては、現施設、現規模の中で対応させていただきたいと思うわけでございます。
 したがって、既存施設との経験等を生かした中で、御質問をいただきました温水プール等につきましては、確かに近隣におきましても柳泉園でございますとか、花小金井の屋外プール等はあるわけでございますけれども、確かにこれから比べますと見劣りする部分があるかと思いますけれども、ただ、なるべく今までの既存施設等の経験を生かした中で設計等を進めてまいりたい、こう思っているわけでございます。
◎総務部長(中村政夫君) 35ページの職員採用身体検査委託料につきまして御答弁をさせていただきます。
 内容的には、8月以降に採用させていただいた方、また御都合で入れかえをさせていただいた図書館、公民館の嘱託職員の11名分と、それから64年度採用予定の職員、そして入れかえの嘱託予定の職員がおりますので、その分として、27名の方の検査料を見込み計上させていただいているところでございます。嘱託職員の実施につきましては、その都度行わせていただいておりますけれども、正規職員につきましては、実際に入ります1月前というのを一定の実施時期というふうにとらえておりますので、御理解をいただきたいと思います。
 以上でございます。
◎企画部参事(池谷隆次君) 庁舎の問題でございますが、一般質問のときにおきましても4番議員さんにお答え申し上げましたとおり、私どもとしまして、庁舎の基本的な増築解決の問題、それから市民センターの整備の問題という大きな課題を抱えているというふうに認識しているわけであります。従前、西庁舎の設置と、確かに基本的な解決という面からは次善の策であると十分承知しておりますが、やはり、財政事情、市民感情、その他総体的に考えました場合には、そういう方途で当面の対応をせざるを得なかったというふうに判断をさせていただいてきたわけでございますけれども、先般の御質問にもお答えしましたとおり、財政事情が許せば、この大きな課題に対して取り組むべきであろう。それもできれば、庁舎については後期計画の中に何とか、市民センター部分の整備につきましては後期計画にぜひともというようなニュアンスでお答えしたと思います。
 市民センターの整備につきましては、例えば保健センター的機能、あるいは教育センター的機能等を盛り込むとしますと、一定の関係各位によります専門的なお立場での設計上のコンセプトを十分練り上げていく必要があるだろう。したがいまして、できますれば一、二年程度のそういう検討期間を十分とってやるべきだ。それから、実施につきましては、設計に少なくも1年はかけるべきだろう。その後、でき得れば、その庁舎の整備と市民センター周りの整備を合わせた1つの東村山市におきます中心事務所的な施設の整備ということで、3年程度の事業期間で取り上げさせていただくのが一番いいのではないだろうか。私ども、まだ大きさ、その他について確実な検討が終わっておりませんので、予想としましては、多分事業費も数十億というようなお金になるであろうというふうに思われます。したがいまして、その辺につきましてぜひ取り組ませていただきまして、御質問の観点の基本的な解決ということにつなげてまいりたい。
 それから、今回お願いいたします電算室等につきましては、やはり、機械を稼働させるというものと、そのスペースの将来に向かっての基本的整備というものは上手にすり合わせていく必要がございますので、その辺の更新の時期等を考えて、組み立てていくのがよいのではないかというふうに考えているところでございます。
 いずれにしても、65年中にはぜひ御指導いただいて策定をしなければならない後期計画の中にはこの辺の方針については明確にしていきたいと考えております。
◎市民部長(野崎正司君) 勤労者互助会についての進捗状況でございますけれども、これにつきましては、既に御案内のとおり、63年度の当初予算におきまして、設立準備予算として計上させていただいたわけでございます。それ以後、この間までの内容を申し上げますと、まず1つには、他市の事業内容の調査、さらに金融機関との打ち合わせ、また実施までのスケジュールの検討、それからアンケートを各事業所に配布しまして、それによって一定の方向をつかみたいということで、 1,000事業所を対象としてアンケートを送付する予定でございまして、現在、そのアンケートの作成中でございます。それから、東村山市における実施事業内容等について検討をしてまいっているところでございます。また、先ほど申し上げましたこのアンケート調査ですけれども、これにつきましては、年末年始を避けまして、年明け1月中旬ごろには発送をしまして、2月中に回収していきたい。それによって一定の分析をし、方向づけをしていきたい、このように考えておりますので、御理解いただきたいと思います。
◎環境部長(萩原則治君) 公園整備工事費に関係しまして、御質問を何点かちょうだいいたしました。
 まず、75ページの公園整備工事増の関係ですけれども、この点につきましては、園内のし尿処理施設の公共下水道管への切りかえ工事と、それからリサイクル選別センターの屋外排出工事を予定させていただいております。
 それから、リサイクル作業所建設工事に関連いたしまして、作業所の運営母体と申しましょうか、御質問をちょうだいいたしました。これにつきましては御案内かと思いますけれども、現在、この運営を進める上におきまして、3団体、4施設の方の、当初試行から始まりまして、現在の選別をちょうだいしております。これらを主体にしての考え方の中で、運営母体と申しますか、運営委員会等を設置して、そしてそれらに基づきます──運営上は要綱となろうかと思いますけれども、それを母体とした形の中で今後作業を進めていこう、現段階でそういう状態でございます。したがって、御質問に直営とか委託とかということがありましたけれども、そういう考え方ではございません、現時点では。リサイクル作業所の運営委員会の設置ということで、リサイクル作業におきます円滑に行われること、並びに障害者の社会復帰、自立を目指すリサイクル作業の将来にわたる運営形態、リサイクル活動についての検討をお願いして、リサイクル選別作業を通しての事業をまとめていきたい、こういう現在考え方でございます。
 それから、売却等の関係の瓶、缶の関係ですが、62の決算の中で31万何がしの数字でございますが、これらに対する現在の売り上げ見通しと申しましょうか、それにつきましては、11月現在で 151万 7,917円、これらの残る3月までの推定を見込みまして、 230万から 240万になるんではないか、このように推測をさせていただいております。
 次に、これらに関連した清掃協の状況ということでの御質問をちょうだいいたしました。御案内と思いますけれども、これらの売り上げにつきましては、第1分科会の中で御協議をいただいているわけですけれども、現在の売り上げの状況の中で、それをどのように使うかということでございますが、現状では、基金に位置づけた形の中でということでありますが、何せ金額的に見ましても、それを即使うということの結論は出ておりませんけれども、この売上金に対しての目的と申しましょうか、システム推進の地域自治会の協力をいただいた売上金になるわけですので、それらについては、現段階では、再度委員さんが、その方向についての──売り上げ使途についての方向についての御意見を持ち合わせながら、再検討していこうという段階でございます。
 それから、現在、システムの事業の状況の中で、13名職員──行政職4名の9名の職員になりますけれども、この経済上から考えた事業の考え方ということの御質問をちょうだいいたしました。これにつきましては、ごみとせず、資源という形の中で、減量運動をとりながら、市民に対する精神運動と申しましょうか、そういう過程の中で現在推進しているのが、現在の環境部の実態でございます。
 これらに関連しまして、アメニティーの総合的という御質問をちょうだいいたしたわけですけれども、これについては、私ども、将来的、近い将来には、ただ清掃部だけの清掃関係の推進のみならず、アメニティーについては全庁的な考え方でぜひお願いしたいという考えはございます。しかし、私どもの環境部だけでの判断できませんし、この点については企画との今後の調整をしながら検討し、進めてまいりたい、このように要請していきたいという考え方でございます。
 それから、ダイナックスの関係で御質問ちょうだいいたしました。確かに61年、62年、63年と3年間にわたりまして、コーディネーターという形での御指導をちょうだいし、今日に至っているわけでございます。それらから、新システムの推進に向けての現在でありますけれども、新年度に向けてはということでありますが、新システムの推進につきましては、今年度をもって委託の関係については切っていく考えでございます。
 次に、清掃協メンバーの関係で市職ということで、企画部参事にお願いを今度いたしました。この点についてはいかなるものかという御質問ですけれども、この点については、現在理事者であります助役にお願いしておったわけですが、業務等の関係、多忙の点等を踏まえての中で、企画担当の池谷参事に更迭がされた。(「更迭じゃないよ」と呼ぶ者あり) 更迭といいますか、交代といいましょうか──失礼しました。交代ということで。これがちょうど清掃協の任期に絡みまして内部調整をさせていただいた、こういうことでございます。
 それから、最後に御質問のありました周辺対策絡みでの所沢市との自治会の関係でございます。この点につきましては、協定書ということで、確かに本選別センターを建設するに当たっての同意を進めてまいった経過がございます。中身につきましては、御質問者も御案内と思いますけれども、昨晩の清掃協の中で報告はさせていただきました。で、同意をちょうだい得たところでございます。その同意につきましての締結者の関係だと思いますけれども、この点につきましては、当市の締結状況が市長という形で進んできた経過は、この協定というよりも──御質問者の趣旨は理解できます。
 そこで、私ども、この協定について、東京都の地方行政係、こちらの方に問い合わせてみました。単なる確認事であり、首長との協定は、その必要はない、こういう連絡を受けております。この協定の関係ですけれども、同意を得るに至ります経過、これは私ども再三にわたっての自治会との説明の中で、秋水園に対する自治会側の御意向、要望、これらを再三交わしてきました。そして、それを正しい──正しいと申しましょうか、正規な要望事項を代表者名でいただくべく進めてきたわけですが、正規な点が得られませんで、メモ的と申しましょうか、各自治会、各家庭に、どういう御要望がありますか、御意見ありますかという、それをメモしたものをちょうだいし、したがって、私どもが誠意を持ってそれに当たるということから、そのメモを箇条的に整理しまして、御回答いたしました。その回答を、また次の説明会等開きまして、それを先ほど御質問ありましたように、十数項目に分けた形の中で回答を要約した。それらを去る17日の会合の中で、協定書という形で、東村山市秋水園リサイクル作業所建設環境として、こういう形で取り交わしたということでございます。
 したがって、その契約、協定を交わした主管部長ということでありますけれども、いずれにしても、御質問にもありましたけれども、これらを執行するに当たっての内容は、確かに私も心配しましたけれども、地方課の中では、いずれ、仮に市長、部長名であっても、その協定をしたことの実行に移すときには、独自では実行できないということはわかっておりますし、また支出負担行為等の要素が当然発生してくる。それなりのルールの中で、決裁後の執行となるんであるので、協定についての首長でなくちゃいかぬということの必要性はない。このような指導を受けまして、現在、自治会長と環境部長との中での協定を交わしているという意向でございます。
 以上です。
◎都市建設部長(原史郎君) 市立第二中の体育館の建築工事のおくれの理由は何かという御質問でございますが、内容的には、順を追って申し上げますと、御案内のように、63年の3月の補正で設計費の予算計上を 839万お願いいたしまして御可決をいただきました。
 それで、その後、63年の4月19日から63年5月の20日までを地質調査の契約として80万円で契約を結んで地質調査を実施いたしてまいりました。
 設計委託が63年の5月の7日から63年6月の15日までということで、これは非常に厳しい日程でございましたけれども、約40日間で設計契約をさせていただきました。相手方は福永建築設計事務所でございまして、契約金額が 830万円でお願い申し上げました。
 それで、6月の15日で設計を急がせまして、その後、確認申請を63年7月の18日に申請したわけでございます。これの確認は一般質問でも御回答申し上げておりますように、63年9月の19日に確認をいただきました。これは2カ月間ちょうど余をかかっております。この2カ月間については、建築とか、構造とか、あるいは電気、設備、消防関係の、それぞれの分野のチェックがございまして、これ以上短縮できないということで、約2カ月間の費用がかかってしまったという結果でございます。
 最終的には、いわゆる、工事契約は63年7月28日に御可決をいただいた内容になっております。
 その内容が、御指摘がございましたようなとおりの日程で工事に着手をしたということでございましたので、問題は、建築確認申請のためにいろいろな諸準備がございましたけれども、こういう点を一連の作業として実施してまいったわけでございますが、工事着工以降、いわゆる、工程表に基づく工事が若干のおくれがある。これは非常に厳しい状態であるということで御回答申し上げておきましたけれども、ただいまのような日程スケジュールから見ますと、事務的にはそうおくれはなかった。ただ、問題は、工事に着工してから、いろいろな工程の関係で工期がおくれているというのが実態でございますので、非常に工期間の中で上げるというのは厳しさがございますけれども、一層の努力を図りまして、何とか完成の工期に向けての──工期期間の中に向けての完成に、現場監督としましても努力をさせていただきたい、このように考えているところでございます。
◆4番(川上隆之君) 何点か質問をいたします。
 最初の電算室の設置事業関係でございますが、この件については、企画部長が5年リースで電算を導入する、しかしながら箱物については、将来何かに役立てていきたいということで、むだはないとおっしゃいました。しかしながら、電気工事の中の、いわゆる、配線工事についてはむだになるであろうとおっしゃいましたので、この配線工事の関係の見積もり、どのぐらい経費がかかるのか、工事費がかかるのか、このむだになる金額についてお尋ねをしておきます。
 それから、第2点目にリサイクル作業所の運営主体でございますけれども、先ほどの所管の部長の答弁と私の質問とちょっと雰囲気がというか、ニュアンスが違いますので、理事者の方にお尋ねをいたします。この運営主体は、今年度は現在体制でいくけれども、来年度は、64年度はどうするのか、すなわち、直営とか、委託とか含めて、どのように判断をして定めていくのか、お尋ねをいたします。
 それから、第3にアメニティーの総合行政についてでございますが、所管の部長は、その方向でぜひお願いをしたいというような、おっしゃっておりましたけれども、これも答弁についてはあわせて理事者にその考えについてお尋ねをしておきます。
 それから最後に、二中の関係でございますが、今、所管の部長の答弁では、確認申請を出したのが7月の18日であった、それで許可がおりたのが9月の19日。ちょうど2カ月間かかっているわけでございます。現在の二中の工事のおくれは、工程から見て約2カ月間ぐらいおくれていると言われておりますが、そうしますと、ちょうどこの2カ月間の事務手続上のおくれがそのまま二中の体育館の工事のおくれにつながっているのではないか、そのように判断するものでございますが、その辺についてはどう思っていらっしゃるのか。そして、結局 215日という工期を設定されても、実際には、先ほど申し上げましたように、 163日という実質的な工期でございますが、これらの件についてどのように判断しているのか。そしてこのおくれの責任はどこにあるのか、あわせてお尋ねいたします。
◎企画部長(都築建君) 最初の御質問の、いわゆる、配線工事といいますか、これらにつきましてということですが、現在、12月いっぱいで実は設計をお願いしているところでございまして、まだ具体的な数字がちょっとまだ来ておりませんので、明確に申し上げることはできませんが、当初予算計上した時点では、いわゆる、電算のネットワークを含めて、要するに庁舎内の1階からそれぞれの5階までのネットワーク、さらに離れている電算室との接続、こういったものを含めて約 3,600万と実は見ておりまして、したがって、このすべてが、何といいますか、その場所によるものでなくて、内訳につきましてはちょっと今算出し切れませんので、お答えできないで申しわけございませんけれども、御理解いただきたいと思います。
◎助役(岸田茂夫君) リサイクル作業所の運営主体の問題でございますが、これは清掃協にもこれらの運営主体の問題については、最終的には市の考え方ということでお諮りをしたい。現在では委託か、直営かということでございますが、基本的には、そこに働く人たちが、いわゆる、福祉3団体の人を今考えているわけでございます。こうした人たちに対する、やはり、理解度というのが、責任者となれば当然必要なわけでございます。また一方では、いろんな見方がございまして、果たしてこの福祉団体、3団体でやっていけるのかという御心配もあろうかと思います。したがいまして、それらを含めて64年当初からどういう対応でするかは、1月中ぐらいには一定の整理をして、清掃協の御指導をいただきたい。その上で、どういう主体にするかは結論を出したい。現状では、この清掃協問題とは別に、対職員との問題も話し合いは同じように進めております。その中でいろんなやはり考え方というのも示されておりますけれども、いずれにしても、この運営の主体は、公正公平な運営主体、しかも安全なと申しますか、そういう主体を基本に考えていきたい、そのように思っているところでございます。いましばらく時間はちょうだいいたしたいと思います。
 それから、全体的なアメニティーの問題でございますが、現在、63年度の分別収集が、対自治会ではおおむね三十二、三%の状況でございます。そういうことから、全体にという声が、現実に環境部内でもございました。そういう中で理事者としてどう対応するかは、少なくとも50%程度の段階までは、これは環境部内で一応アメニティーというものは対応してほしい。しかし、そうは言いながらも、このアメニティー問題というのは非常に広範囲にわたりまして、市の町づくりすべてに該当するわけでございますから、そういう点では、新年度の対応について、今回の職員の定数との兼ね合いもございますが、当然、その対応を新たにする場合には、職員のある程度の配置ということも考えなくちゃいけない。それらを含めて、やはり御質問にありましたように、環境部内から全庁的にする場合には、これは環境部内に置くと、やはり、問題はあるだろう。そういう点では、今の時点では、環境部内でやってほしいということは、環境部内に申し伝えてあります。ただ、64年度からの対応については、これから最終詰めに入るわけでございますが、少なくとも12月中には一定の考え方は理事者間で協議をして、整理をしたい。その上で、議会等にもこの考え方については御報告申し上げたい、そのように考えているところでございます。
 それから、第4点目が、工期のおくれでございますが、これは事実、しょっちゅうごらんになっているそうでございますが、かなり苦しいということは、実際、請け負った会社からも言われております。私どもも、担当含めて、再三業者を呼びまして、とにかく社を挙げて、現在のこの厳しい工期であっても、やはり、引き受けた以上頑張ってくれということで督励をしておりまして、いかにして正月休みを短縮するかということで、業者も今、検討しております。と申しますのは、どうしても出稼ぎを使いますと、正月で帰られてしまうと、約10日間の空間があく。この10日というのは1月に入って非常に大きいものですので、その辺の職人の集め方というのも業者も検討しておりますので、私どもとしても、工期内に上げるよう督励をし、業者としてもそういう点で努力をしてほしいということを申し上げておりますので、御心配の点もあろうかと思いますが、ひとつ業者の努力に期待をしていただきたい、こういう点で御理解いただきたいと思います。
○議長(倉林辰雄君) ほかにございませんか。田中富造君。
◆25番(田中富造君) 何点か質問をさせていただきますが、前のお2人の方の質問にダブらない形で質問していきたいと思います。
 その第1点目は、繰越明許の電算室の設置事業費の関係でございますが、これは先ほど御説明ですと、設計のおくれということが言われておりましたが、今回、それではこういう中で、この電算室の完了予定をどの辺に置いておるのかということについてお聞きしておきたいと思います。
 それからさらに、この電算の導入に当たりましては、いわゆる、職員──職員ですね。職員組合との協定ということも重要なポイントになっていると思いますが、その協定については、現時点ではどういうことになっておるのか、お聞きしておきたいと思います。
 それから、2点目につきましては、市民税の関係につきまして先ほど御質問がございましたけれども、今回、法人の補正でございますが、今後の見込みといたしまして、個人市民税についての見解をお聞きしておきたいと思います。と申しますのは、この個人市民税につきましては、3号補正で5億 4,130万 6,000円の増額補正を行っておりますが、今後3月へ向けての年度内の見通し。それとあわせまして、法人税はこのままで推移するということでありましたが、62年度決算で12億 5,000万円余ふえたという市税全体がありますが、そういう中で、63年度全体では市税の全体の見通しをどのようなものに持っておるのか、お聞きしておきたいと思います。
 それから、3点目に、市町村振興交付金あるいは調整交付金でございますが、62年度決算額の見積もりを行ったということでありますが、これはもともと調整交付金等につきましては、ごみの収集とか、し尿などの特定交付金が、現在、特定ということではなくて、一般的な調整交付金という形になったわけでありますが、この都の、いわゆる、財政事情とか、あるいは言葉が適切かどうかはわかりませんけれども、いわゆる、さじかげんというんでしょうか、これでふえたり減ったりということで、非常に不安定財源になっておりますが、今後の方途といたしましては、財源として安定確保のための、いわゆる、算定式というんでしょうか、地方交付税みたいな。そういう方式については、市町村間、東京都の間でどのようなことになっているのか、お聞きしておきたいと思います。
 それから、市債につきましては先ほどございましたので、質問いたしませんが、歳出の関係では、福祉の関係で、重度身体障害者屋内移動設備給付費、これが 124万 3,000円ということで、新規事業でありますが、これについては在宅障害者の関係ということでありますが、この補助の、都あるいは市のこの補助のあり方とか、あるいは具体的には、どのような設備費、設備関係になるのか、内容について若干お聞きしておきたいと思います。
 それから次に、特別養護老人ホーム松寿園のスプリンクラー、ホットライン、あるいは8床分の特別措置がとらたわけでありますけれども、私ども、これは松寿園の火災以後、市内の老人ホームについて、このスプリンクラーの設置等について要望してきたところでありますが、市内その他の施設の今後の方策について、この機会にお聞きしておきたいと思います。
 それから、市立第三保育園の外壁塗装関係が 104万 4,000円の負担金で計上されておりますが、今、市内の保育園につきましては、一部老朽化、あるいは改善等が求められる施設があると思いますが、その他の保育園の計画的な改修についてどのように考えられておりますか、その点についてお聞きしておきたいと思います。
 それから、公害では、地下水の分析委託料42万 6,000円ということでございますが、今、世間的にいろいろ言われておりますトリクロロエチレンなどの有害物質、これが事務報告によりますと、環境基準の30を上回る分析が、市内から3カ所、4カ所出されてきておりますけれども、今後、この地下水の分析について、その結果をどのように公害の防止のために使われようとしておるのか、この42万 6,000円の内容等含めましてお聞きしておきたいと思います。
 それから、清掃の関係では、リサイクル作業所建設工事の関係でございますが、過日、4番議員さんがこの一般質問で入札関係についてお聞きいたしておりますが、この際もう少し明確にしていただきたいのは、8社選定ということで、入札3回不調に終わったということでありますが、この8社の名称を明らかにしていただきたいのと、あわせまして入札日についてお聞きしておきたいと思います。
 それとあわせまして、随意契約につきましては2社ということでありましたので、このメーカー──失礼いたしました。業者の名前も聞いておきたいと思います。
 それから、ごみ有価物選別委託の関係でございますが、当初 3,000万円でありまして、今回83万 1,000円の減額でございます。これについて、この内容を明らかにしていただきたいと思います。
 それとあわせまして、このごみ有価物につきましては、3月の定例会におきまして、私ども指摘してまいりましたが、前年、62年度は 900万円の委託に対しまして、今回 2,100万円の上積みということについては、その増額分については資源ごみの売り払いで手当てをするということでございました。ところが、聞くところによりますと、この資源ごみの売り払い収入が当初見込みと違って 1,300万円程度ではないかというふうに言われておりまして、当初見込みより大幅な減収となるような状況でありますが、この辺の委託との関係、どのような責任というんでしょうか、その3月議会での約束を果たされるのか、お聞きしておきたいと思います。
 それから、最後でございますが、公債費の長期債元金償還金でありますが、減額補正で11億 8,258万 4,000円であります。今まで決算でも論議されてまいりましたように、高金利債につきましては、62年度、6億 7,800万円の内容が残っているということであります。そこで、63年度、この11億 8,000万、全額が高金利債ではないと思いますけれども、この高金利債がこの11億 8,000万の中にどの程度含まれており、そしてこの高金利債の全額返済というんでしょうか、この展望をどのように持っているのか。そして、減債資金3億 4,852万 2,000円が、この63年度で増額補正されておるわけですけれども、この内容も含めまして、今後の高金利債についての見解をお聞きしておきたいと思います。
◎企画部長(都築建君) まず、最初の点でございますが、東京都の──失礼しました。この電算室の関係でございますけれども、これは電算室の設計がおくれたということじゃございませんで、前の経過がありますように、その前提となります条例の設定の問題とか、あるいは、機種、メーカーの選定、これらがずうっとおくれてまして、それで設計の着手につきましては、これらの決定を待って、9月から着手したということですから、設計それ自体の期間としては予定どおり4カ月という見方で進んでいるわけでございます。
 完了の予定ということでございますけれども、この建物自体ですと、そんなに大きな規模でございませんので、標準的な工期からいきますと 113日という、一応参考数字が出てまいります。しかし、今回の電算室につきましては、単に箱物だけではなくて、そこにセットいたします電気設備とか、機械室とか、いろいろ関連がありまして、それとの並行して設置をしていかなきゃならないという点を含めまして、およそ5カ月ぐらいは必要ではないかということで、さらにこの点につきましては技術屋の方と詰めさせていただく予定でおります。したがって、現時点では、仮に2月に着手できたとすれば──2月当初に、6月にはできるんではないだろうか。そうしますと、当初予想していましたものよりも若干、1カ月程度の延びはあるかなとは思いますけれども、予定としては6月には何とか仕上がるんじゃないだろうか、こんなふうに見ているところでございます。
 それから次に、職員組合との関係でございますけれども、本件につきましては、一定の、何といいますか、詰めをさせていただきまして、現在、執行部が持ち帰っているという状況でございます。近々、何といいますか、全体会、大会の中で承認がいただければという状況になっておりまして、これが恐らく今月もう数日のうちに集約が出るのではないかと、私どもは期待しているところでございます。
 それから、その次に、いわゆる、東京都の市町村に対する調整交付金あるいは振興交付金の問題でございます。この調整交付金等につきましては、それぞれの市町村の財政状況割とか、あるいは特定項目割、あるいは団体割、財政事情割、こう幾つか区分によって配分の方はできております。しかし、問題は、御指摘ありましたように、そのもととなります金額をどう確保するか。これにつきましては、東京都の歳入の中の一定額を必ず市町村の方に配分すべきだということで要望しておりますけれども、これはまだ実は、そういう財源確保のためのルールづくりというのが残念ながらできておりません。ただ、現状、都の予算査定状況を見てきますと、大体前年の交付実績は確保して、それにプラスどれだけの財源を積むかというのが、ここ何年かの傾向でございます。63年等につきましても、この調整交付金につきましては、都バスの、いわゆる、地元負担分につきましてはさらに上積みするというような形で拡大の傾向がございまして、トータルでは17億という増額がされておりますところから見ると、少なくとも前年の市町村交付の実質分はクリアされるであろうという判断をしているところでございます。それから、同じように、振興交付金、これにつきましても言えるわけでございまして、同様に20億の上積みができている。これはさらに、何といいますか、広域市町村圏とか、いろんなこの上積み要素の中で増額が図られているという点等を考え合わせますと、一応、前年の実績額は少なくともクリアされるであろうという見方の中で、今考えております。
 しかし、これは御質問のように、そういう形ですと、そのときの財政事情に左右されるという、ある見方ができますので、そうでなくて、交付税のように一定の割合で、都の収入の何%とか、あるいは何かの基準を求めてやられることが本当はいいわけですけれども、必ずしもそこまでは方向が詰まってないというのが現状でございまして、これは26市の市長会等におきましても、絶えずそういう申し入れはしておりますが、問題は、他の都道府県とのバランスという点がありまして、必ずしも制度化まで至ってないというのが実情でございます。
◎市民部長(野崎正司君) 市税に対する今後の見通しということで御質問ございましたけれども、個人市民税につきましては、御質問の中にもありましたように、9月の補正で5億 4,130万 6,000円お願いしたわけでございますが、その後、3月の年度末までの考え方ということでございますけれども、この個人市民税につきましては、増になった理由については前回の補正の中で御説明申し上げたとおりでございまして、その後におきましては、未申告者の課税の整理、さらにまた退職分離課税等の問題がございまして、これらの課税に対する整理を現在行っているところでございます。したがいまして、数字的にはまだ申し上げる段階ではございませんけれども、若干の増は見られるというふうには判断をいたしております。
 また、全体的に、市税全体のとらえた場合の今後の見通しということでございますけれども、これにつきましては、もう既に各税目について9月、あるいはまた今回の補正で計上をお願いしておりまして、その中で半面、一部たばこ消費税等につきましては若干落ち込むような傾向も見られてきております。したがって、これらも相殺して考えた場合に、市税全体としてトータルした場合には、現状の今回の補正を含めた総額、この程度の横ばいでいくんではないだろうか、このように判断をいたしているところでございます。
◎保健福祉部長(川崎千代吉君) 福祉関係について答弁させていただきます。
 まず、重度身体障害者屋内移動設備給付事業の関係でございますけれども、これは提案説明にもありますとおり、63年度からの新規事業でございまして、都の制度の方も、やはり、63年度からできた制度でございまして、若干内容を申し上げますと、市内に在住する18歳以上の身障者で、程度が身障手帳1級の者と、その他、対象者の要件としてあるわけですけれども。それから、給付の設備でございますけれども、レール走行型の屋内移動装置の機器本体及びスイッチ等、機器本体の稼働に必要な附属機器並びにそれらの設備を取りつけるために要する設備費ということで、簡単に言いますと、御案内かもしれませんけれども、ナーシングセンターにありますところの訓練室じゃありませんが、天井にレールを引きまして、ボタンでおふろ、トイレ、あるいは玄関から、何というんですか、その行き先によってレールを引くことによって移動ができるというシステムであるわけでございます。御指摘にございました、都の方からこれは2分の1の補助がございまして、もっと具体的に申し上げれば、たまたま1件の申請者が出たわけでございます。ちなみに、26市の中では6件目ということに、今のところなっておるわけでございます。
 それから、2点目に、特別養護老人ホームのスプリンクラーの関係で、その他の施設が今後はどうなのかという御指摘があったわけでございます。御案内のとおり、62年度でホットラインにつきましては、万寿園とそれから白十字の特養をやったわけでございます。これについては終わっているわけでございますけれども、スプリンクラーにつきましては63年度特養でありますところの万寿園、それからハトホームを既に予算を計上させてもらった次でございまして、今度、たまたま今回の補正につきましては松寿園を計上させてもらったようなわけでございます。それで、今後の予定でございますけれども、一応、64年度で予定をさせてもらっておりますのは、白十字の方の老人ホームと、それから養護老人ホームの万寿園、これらにつきましてもスプリンクラーを予定をさせてもらっておるところでございます。
 それから、第三保育園の関係で御指摘で、その他の保育園の計画があるのかということでございますけれども、現在のところ考えておりますところは、第二保育園がちょっと傷みが激しいということで、一応、65年度に大規模な改修をさせてほしいという予定をさせてもらっておるわけでございます。一応64年度には東京都の方と協議をさせていただきまして、65年度には実施をしたいというふうに考え方を持っておるわけでございます。その他、経常的な修繕費等につきましては、毎年の当初の予算の中で計上させてもらっておる状況でございます。
 以上です。
◎環境部長(萩原則治君)  環境部関係で3点ほどの御質問をちょうだいいたしました。
 まず、1点目の地下水の分析委託料の関係でございますが、42万 6,000円の関係ですけれども、地下水の分析委託料の増額につきましての事業の内容ということですが、調査対象地点の増加を図ったものでございます。
 御質問にもありましたように、これらの内容ということですが、地下水の汚れに変化を来しているということから、トリクロロエチレン等の問題、これは新聞紙上でも言われておりますし、有害物質などの調査、分析という地点に立って調査をしている。しかし、事務報告等で、確かに基準値よりオーバーになったり、また年度を合わせてみますと、大方の地域によっては基準が出たり、また明くる日には下がったりしている──明くる日って、明くる年には。所管としては、それらの経年的にこの辺を拡大して、その実態を分析し、その分析した結果については指導していこう、こういう考え方でございます。したがって、現在8カ所であったものを25カ所までの調査をしていきたいという内容で、調査項目等についてはトリクロロエチレン、テトラクロロエチレン、1・1・1トリクロロエタン、これらを実施していこうということでございます。したがって、この調査結果等を踏まえた形の中で、結果についてはそれらを使用している事業所等について指導をしてまいりたい、こういうふうに使用させていただきたいと思います。
 それから次に、ごみ有価物の選別委託の減の関係ですけれども、83万 1,000円の関係でございます。御質問にもありましたように、この関係につきましては、3月の予算議会でも御指摘をちょうだいしている経過、確かにございます。これらの適正を期するということでの関係等あわせまして、今回、委託料の積算に、労務費としての貨物車運転、それから機械損料、燃料、諸経費等の関係でありますけれども、この貨物運転につきましては、有価物を引き抜いたものを搬出して売却するというものでございました。その売却搬出の関係ですけれども、現実に売却搬出をいたしませんで、とりに来ていただいているという形の処分をしておりまして、したがって、その積算した内容についての分、関連する機械損料、燃料、この分を83万 1,000円減額させていただいた、こういう内容でございます。それから、搬出車両につきましても、車両そのものが老朽化しておりますし、有価物の運搬についての上げおろし等の車両としては不適だったということもございます。これらを勘案した形の中で、実際に業務に施行しないという点についての減の内容でございます。
 それから、これに関連して、売り上げの関係での見通しということですが、現時点で確かに単価が暴落しておりまして、見通しとしては 1,300万程度かなという感覚でございます。したがって、この作業の引き抜きにつきましては、当初31%の目的の中で、委託契約の中でお願いしているわけですけれども、現時点では、半期で見ましても 1,220トン、倍に計算しましても 2,440トン近くは作業的にはいくだろう。しかし、金額の関係につきましては、単価、キロ当たりの単価が伸びてない。これは実態でございまして、減量目的の委託をとっておりますので、引き抜きの実態が、ただいま申し上げた内容でございます。
 それから次に、工事に関係した入札等の関係につきましては、総務部の方でお願いしたいと思います。
 以上です。
◎総務部長(中村政夫君) リサイクル作業所の新築工事にかかわります契約の経過というようなことで、3点御質問をいただきましたので、御答弁をさせていただきます。
 1点目の、入札参加の業者の内容でございますけれども、御質問いただいたとおり8社を選定し、入札に携わってきております。会社名を申し上げさせてもらいますけれども、株式会社興建社多摩支店、株式会社本橋組、株式会社山口工務店、加園建設株式会社、株式会社吉田工務店、関建設工業株式会社、笹一建設株式会社、平和産業株式会社、入札につきましては以上8社でございます。
 また、入札日の関係でございますけれども、63年の12月の7日でございます。
 また、随意契約の関係でございますけれども、昨日、4番議員さんにお答えしたような形で進めさせていただいたわけですけれども、最終的には市の予定価格に最も近い業者を2社ということで、内容的には、株式会社興建社多摩支店と平和産業株式会社の2社でございます。
 以上でございます。
◎企画部長(都築建君) 最後に質問のありました公債費、長期債の元金償還等の関係でございます。
 当初予算で設定したおりましたのは、62年度に10億近い繰り上げ償還がなかった場合の繰り上げ元金ということで、13億 1,220万 8,000円を見ておったわけです。ところが、62年に10億近い元金の繰り上げができたために、63年度に償還、それに見合う1億 2,962万 4,000円が減額できた。したがって、これを差し引きしますと、11億 8,258万 4,000円、これが63年度に元金として償還すべき額ということになりますが、これは62年度末で残っております 225億 8,146万円の長期債に対する63年度の償還すべき額。したがって、 225億余の長期債は、これは20年なり25年なり借りてますので、63年に償還すべき額、64年、65年、それぞれ年ごとに割られています。したがって、11億 8,200万余の数字は、そのうちの63年度分の通常債の償還すべき額であるというふうに御理解いただきたいと思います。
 なお、七中等の用地先行取得しております分は、別算定してございます。したがって、62年の末の状況で、いわゆる、 7.6%以上の高金利債につきましては、前にも御指摘いただいておりますように、6億 7,832万円ほど残っているという状況でございます。これらにつきましても、63年度に通常償還すべき額というのが出てきますので、それらを差し引きますと、今後の 7.6%以上につきましては、大体六億四、五千万程度であろうという見方をしているということでございます。
 なお、どこまで高金利債というかということにつきましては、いろいろ見方がありますけれども、仮に 7.1%以上から 7.5%まで拡大いたしますと、その未償還元金がまだ 149億ある。これはちょっと大変な額になりますので、そこまではなかなか難しいであろうということで、前回、決算の中でも一定のお答えしておりまして、ただし、この中にはわずかに、いわゆる、縁故債等は5億 5,300万程度だ、それはまた別の考え方を持ってもいいんじゃないだろうか。そのときの状況によって柔軟に対応していきたいという考え方でございます。
 それからなお、減債基金として、63年度、今回の措置をさせていただくことによって、3億 4,852万 2,000円ですか、これを減債基金として一時積み立てさせていただきました。しかし、これは3月末に取り崩しをまたさせていただいて、それで高金利、 7.6%以上の繰り上げ償還に充当していきたいということですから、年度途中では積んでいきますけれども、年度末で取り崩すということによって、その繰り上げ償還の財源にさせていただきたいという意味でございますので、よろしくお願い申し上げたいと思います。
 以上です。
◆25番(田中富造君) 先ほど、最初の質問でちょっと落としてしまったところあるんですけれども、申しわけない、再質問のところでちょっと聞かせていただきますが、福祉の方で、痴呆性老人等調査委託料、委託増が 250万円で、新たに積み上げられておるわけですが、今まで老人問題については種々論議されてきておりますが、老人総合調査も行われた中で、この痴呆性老人の調査につきましてはどのような観点で、これから行おうとしておるのか、その点についてお聞きしておきたいと思います。
 それから、ごみの有価物の選別委託の関係につきましては、聞くところによりますと、今までここで福祉的な観点で働いていた方、それからその関係の方も退職されたということを聞いておりますが、この有価物選別委託 3,000万円の中で、これは人件費ということで組み込まれておりましたので、この 3,000万円の額はどのような形になっていくのか、お聞きしておきたいと思います。
 それから、先ほど質問いたしましたように、この 3,000万円のうち 2,100万円が資源ごみということで言ってきておりまして、私どもは、当初の3月定例会では、過大見積もりではないかというふうに指摘してきた経過がございます。そこで、今明らかになりましたようなこの 1,300万円程度ということについての減収というんでしょうか、この辺の問題点、市長の方、どのようにお考えになっておるのか。これは今までの議会での論議と大分ずれ込んでおりますので、この点についての責任の所在について明確にお答えいただきたいと思います。
◎保健福祉部参事(沢田泉君)  福祉関係の御質問についてお答え申し上げます。
 観点といたしましては、大きく分けまして2点ございます。1つは、62年度に実施させていただきました高齢化対策基礎調査報告書の補完的、追跡的、補充的分析をさせてもらいたいというのが1点であります。2点目に、痴呆性老人と、そのケア方法についての研究委託をさせてもらいたい。この2点でありまして、特に2点目の内容でありますけれども、考え方といたしましては、久米川、野口町における約 1,300世帯の65歳以上を対象といたしまして、看護婦あるいは保健婦活動の中で、実際に訪問活動をさせていただいた中で、一定のケア方法等についての追跡をしてみたい。さらに、医師会あるいはホームドクター等の協力によりまして、痴呆性老人とのかかわり等を調査してまいりたい。これらの調査項目を整理、分析いたしまして、特にそこにケアカンファレンス等加えまして、報告書としてやっていきたいというふうに考えております。
◎環境部長(萩原則治君) 有価物の関係から、福祉的の人件費の関係等を兼ねましての 3,000万円の対策、どうなるのかということですが、現年度におきましては、3,000万の委託料、これが本補正の中で83万 1,000円の減額を、先ほど言ったように調整させていただきます。したがって、 2,916万 9,000円、これらの月割りによっての支払い、こういうことになります。
 それから、有価物の減に対する責任ということなんですけれども、これにつきましては、御質問にもありましたように、 2,000万の見込み、これらについてはたしか決算の時点でも御質問をちょうだいしたと思いますけれども、この予算計画したときには、積み上げた単価によってここまでいくという考え方であったわけですが、今日にきての実績、これらを踏まえたときには、実際の積み上げから判断して、 1,300万程度になるのか、まだ余る月残っておりますけれども、そういうことで申し上げているわけでございます。したがいまして、実績の内容からでございますので、御理解をいただきたいと思います。
◎市長(市川一男君) 御質問につきましては、担当部長の方から申し上げた内容で、予算審議のときにもいろいろ御論議があったのは承知しているわけですけれども、その時点の積算とすると、今お答えしたような数字の中でいくだろうということでございましたが、現実的には、単価等の問題等を含めて、見込みとしてはまだ確定ではありませんけれども、 2,000万円まではいかないというのは率直なところはっきりしている。この責任はということでございますが、その時点と現実との違いがこうなったわけでございまして、責任ということになりますと、その見通しの不安定さというか、率直に言って、甘さというんでしょうか、これらがあった、そのように市長としては判断しております。
○議長(倉林辰雄君) ほかにございませんか。青木菜知子君。
◆28番(青木菜知子君) 何点か伺います。
 最初に、個人情報保護条例実施へ向けての運営審議会の費用と、電算室の設置の問題について補正が載っております。この点についてたびたび指摘をしてきているわけですが、まず最初に、総務委員会でも、当議会でも、明確にバッチ処理についての委託というようなことについては、我が党は明確な市の方針として伺ったということはないわけです。そういう方向を検討しているということについては伺っておりました。私たちがたびたび申し上げているのは、何のための個人情報保護審議会なのか。この運営審議会の席にあらゆる委託、または個人情報にかかわる電算処理の内容についてお諮りをして、この中で個人情報を保護するという立場からの御意見をちょうだいしながら、実質的な行政の方針というのが打ち出されるんだろう。それを当然議会に御報告をいただいた中で、市が着手をしていくという、この段取り、これについて繰り返し念を入れて伺っているわけですが、今、突然、審議会の論議も経ずに、バッチ処理の委託が云々ということが既定事実かのようにやりとりされていることについて、やはり、先ほどから、個人情報保護条例を徹底化してから進めますというふうに言っているところが、まだまだ十分に企画部長を初めとして、市の内部に、この条例の趣旨というものが浸透してないんじゃないかなと、この辺考えられますので、審議会の自主的な発足が1月ですね。この席に電算室のあり方含めて、ここできちっと審議をしていただくという中で、プライバシー保護にとってどういう運営が一番いいのかという結論に基づいた市の姿勢が出てくるというふうになるのかどうなのか、そこを明らかにしていただきたいと思います。
 2点目に、一般廃棄物の処理手数料の問題で伺いますが、補正で出ております。この辺についていろいろ質問出しておりますけれども、時間の関係もございますので、3点にだけ絞ります。
 加藤商事を初めとして、最終処分地について、この許可、いわゆる、一般廃棄物の処理の許可ということの中で不祥事がございました。業者の処分ということも出てまいりましたが、この最終処分地について、許可業者については確認をしておるのか。特に、許可の条件に、当市の秋水園に搬入してはならないというものを幾つか指摘をしたり、または会社を指摘をしたりしておりますが、これについては、じゃ、その部分の最終処分地の確認を市はどのようになさったのか。また、許可条件として、市内に主たる事務所をつくらせていくということが出ておりましたが、この市内の主たる事務所というのは、すべてきちんと実施されておるのかどうなのか。
 また、3点目に、商工中金ができ上がりまして、このごみ処理ということについて、特に今ごみがふえた1つの原因が、ソフト産業の紙だというふうに言われておりますが、このごみ処理については、新たな事業所という形でどこかの許可業者の協議の中に入っているのかどうなのか。そこを伺いたいと思います。
 その次に、外国人登録事務のやり方が変わったことによって、予算がついております。これについては、かねてより私どもは外国人の登録法というもの、今回の改正というものは、実質的に地方自治体の機関委任事務であったものを、地方入管局に移行する道を開いているのではないか。特に、ラミネート化ということの中で指紋の転写ということですね。この中で、例えば指定書をお渡しして、2度も足を運ばなければいけない。市が発行するということを言いながら、実は入管の方に1回出して、またそれをとりに来ていただくという二度手間を、今、在日外国人の方にかけるようになっておりますが、この改善についてひとつ伺いたいわけですが、これについては、多分担当者の会議等があった中で、いろいろ論議があったと思いますが、1つは、入管に指紋転写をしないで済むようなラミネート化ができる機械の購入というんですか、それからもう1つは、転写の拒否があっても、カードを出していく姿勢、指定書を出していく姿勢、これについてぜひ持っていただきたいと思いますが、この辺について、例えば指紋転写について同意を得ている、御本人のですね。同意を得る等の事務の実情はどういうふうになっているのか。また、16歳以上という、大変、20歳以下の方に対しても指紋押捺を強いている現状がありますが、やはり、この辺の改善方についての考え方、当市持っておられるのか、実際に事務をやっていた担当者としてのお考えを伺いたいと思います。
 もう1つは、これはリサイクル作業所については、エレベーターも暖房も、我が党の指摘の中でつけていただくということで、大変結構なことで、質問は抜かします。
 それから、ごみの有価物の選別委託料の問題ですが、これは私、お話を聞いてて、では売り上げ実績というものが実際に市場価格の中でこういう形になりますというのであれば、しかも、今回の削減が実質的な作業の中で、この作業についてはやりませんでした、やらなくて済んでいるんですということで削減をしているのなら、3月最終補正で実際におやりになった事業の実態ですね、労賃を含めて、また具体的にお使いになった機械設備の運転時間を含めて、きちんと点検なさって、実績に見合った委託費。つまり、最初の見通しというものが甘かったというお考えでしたが、実際に積算、委託料の実績積算のその辺も甘かったんではないかという指摘もあったわけですね。ですから、その辺の見直し等は当然おやりになると思いますが、その辺のお考えを教えていただきたいと思います。
 勤労者互助会の問題です。これは、私たちがパートを含めて実態アンケートをぜひやってほしい。パートタイマーの現状について、労働条件の向上と、働き続けられる条件整備という中で出されてきたお話ですので、特にアンケートについては、パートタイマーの実態を含めてやっていきますという御答弁をいただいておりますが、この補正増という中身で、この進捗状況、これを明らかにしていただきたいと思います。
 それから、産業祭りの補助金削減ということで、これは決算でも、一般質問でも伺っている点であります。私どもは、戦中戦前の天皇制とは違って、今は主権在民という平和憲法に基づいた基本的な人権を主たる地方自治体の基本姿勢として、天皇問題については対応するようにということを、この議会でも指摘をして、論議をしてきたところであります。
 そこで、伺いますが、私ども、やはり、論議を聞いていて、この事業をやらなかったからお金は要らなくなった。これはわかりました。しかし、その自粛そのものということについて、市の指導性はどうであったのか。また、今後の市の考え方、対応として、私どもが一般質問、決算で指摘したように、憲法に基づき基本的人権に立脚した地方自治体として恥ずかしくない対応をしていくというところについて、やはり、きちんとした御回答をいただきたいというふうに思いますので、明確にしていただきたいと思います。
 以上です。
◎企画部長(都築建君) 最初に、電算室、あるいは個人情報等に関係しての御質問でございますけれども、これらにつきましては、条例を御承認いただきましたように、運営審議会というものが設置されることになっておりますので、電算に記録する項目等につきましては、当然この運営審議会にかけるというのが前提になります。これは第9条にあります、庁内でやる場合、それから外部委託する場合の、いわゆる、委託等につきましても条例の中にありますように、これらにつきましても運営審議会の意見を聞いていくということがございますので、それらの措置は、当然プライバシーの保護がどう保護されるかという立場で、当然一定の御審議をいただけると思いますので、私どもは、当然そういった意味で、プライバシー保護の立場で考えるというのが前提でございます。ただし、事務処理を行っていく過程の中では、いろいろやはり状況というものがございますので、場合によってはバッチ処理のような一括大量処理ですね、これを庁内で 100%やるとなると、それに対する人員態勢の問題どうするかとか、いろいろ問題が当然出てまいりますので、それらの現実的なものも含めて、仮に委託をするということになった場合には、どう保護されるかという立場を、厳重に、何というんですか、条例の趣旨を生かした中でやっていかなければならないだろう。
 しかし、これらをあらかじめ私どもが前提として判断するというのは、必ずしも好ましくありませんので、運営審議会の御意見をちょうだいしていくという立場で考えているということで御理解いただきたいと思います。
◎市民部長(野崎正司君) 外国人登録事務の関係での御質問にお答えさせていただきますけれども、これにつきましては、御質問にもございましたように、本年6月に外国人登録法が改正になりまして、この登録証の発行までに至る経過については、御質問のとおりでございます。
 この中での問題点ということで、これに対する、また、市等の要望ということでの御質問だと思いますけれども、登録証が社会情勢にマッチしたというようなことの中から、言われております、いわゆる、カード化ということになったわけでございますけれども、従来、市民課の窓口で登録証の申請、それから交付は同日行われてきたということがあったわけでございますが、改正後におきましては、カードの調製機器導入のために、申請と交付が別々になった。これは御質問のとおりに、市が受け付けて、入管に1度原票が送られ、そこでラミネートカード化されて、また市に送られてくる。それで申請者に交付するというような順序に変わったわけでございますけれども、それによって2度来庁をしなければならない、受け取るために。したがって、本人の負担軽減をすべき登録証の改良型調製機器ということで、これらの区市町村への配置ということを協議会を通じて要望を重ねているところでございます。それから、さらになお、最近の住宅事情等の特殊性を考慮しまして、代理受領者の範囲を緩和するようにと、このようなことも要望をいたしております。それから、調製用原紙作成のためのワープロ機等の事務上の改善要望、これらについても要望を重ねているところでございます。さらに、御質問にありました指紋転写の関係等についてもいろいろと社会情勢等もある中で、要望があるということも承知をしておりますし、それらについても何とかならないのかということでのお話は出しておるわけですけれども、これにつきましては、法務省は一貫して、法律で定められた範囲で実施しなければならないという強い指導があるわけでございますけれども、いずれにいたしましても、御質問にありましたような点につきましては、各関係市協議会の中でもいろいろ論議をされまして、要望は重ねているところでございます。
 それから、勤労者互助会の関係で再度御質問あったわけですけれども、進捗状況につきましては、先ほど4番議員さんに申し上げたような内容で御理解いただきたいと思うわけですけれども、特に御質問者のおっしゃいます、いわゆる、パートを含めてのアンケート、これにつきましては、現在、原案を検討中でございまして、その中では、パートの問題に限って申し上げますと、パート、あるいはまたアルバイト臨時雇用、これらについてあなたの事業所でどうなっているかということの問いをまずしております。それからさらに、主婦の雇用ということで、パートタイマー等を含めて雇用を考えているか。あるいは、もし考えていないとするならば、主婦向きの仕事ではないのか、あるいは勤務時間の関係だとか、あるいは主婦が労働条件等でなかなか難しいのかとか、その他いろいろ項目を立てまして、パートの問題についてもアンケートの中で調査をしていく、こんなような考え方で進めております。
 それから、産業祭りの関係につきましては、理事者の方からお答えいたします。
◎助役(岸田茂夫君) 産業祭りについて、主権在民の見地から、これを中止したことについての考え方と、さらに今後の対応ということでございますが、この問題につきましては、市長の方からも御答弁申し上げましたとおり、最終的には実行委員会の総意で決定したところであります。
 ただ、市の行政として、この問題をどう方針を出すかということでは、今までの論議にありましたように、庁議の機関で、この産業祭りは実施しようという方向というものをはっきり出しているわけでございます。そういうことから考えますと、この実行委員会の市の指導といいますか、そういう点では、結果的には、やはり、指導面の弱さというのはあったというように考えているわけでございます。
 ただ、おっしゃられるように、憲法の精神からすれば、今議会におきまして、決算あるいは一般質問の論議を踏まえて、今後の対応については慎重にこの判断というものが当然必要になってくるでしょうし、その慎重な判断の中で、やはり、市民の理解を得られるような対応をこれからは考えていきたい、このように考えます。
◎環境部長(萩原則治君) 一般廃棄物の処理許可手数料の関係で何点か御質問をちょうだいいたしました。
 まず、第1点の最終処分地、許可を与えるときの最終処分地の搬入先、これをどう見ているのかということでありますが、この点については、さきの議会でも御指摘をちょうだいし、まことに残念でありますけれども、この許可に対する先を確認しておりませんで、許可を出しておりました。これらについては書類審査によってやったということでありますけれども、数の御指摘等を反省し、以後、このようにないように進めてまいりたい、このように現在進めているところでございます。
 それから次に、事務所の関係で、主たる事務所についての連絡的要素等もちろんあるわけですけれども、それらの指導はしているのかということですが、許可業者については、それぞれ連絡とれるような体制の中で、事務所の指導はしてございます。
 それからもう1つ、次に、商工中金の関係で、ごみ処理の関係での御質問をちょうだいしました。これは許可業者のどこからの業者の協議に入ったか、このように理解するわけですけれども、この商工中金につきましては直営で現在処理しておりますので、協議の中にはこの処理については入っておりませんでした。
 それから、最後にございましたごみ有価物選別委託減の関係での見積もり等の関係からの内容ですけれども、この点につきましても、確かに予算を設置するときに御指摘をちょうだいいたしまして、所管といたしましては、建設、労働、産業ですか、たしか三協の賃金等を踏まえた形の中で、労務費、それから機械器具損料、修繕、燃料、消耗品、諸経費、こういう態勢をとらせていただきました。これは一定の作業をする上の積算として根拠づくりをさせていただいたわけです。御質問では、これらをまた逐次、その実際、実績等にして見直しなされるのかということかと思いますけれども、委託料については一定の積算によって根拠を出しましたけれども、委託契約の中では、選別業務委託仕様ということでの業務委託の内容の範囲を位置づけております。したがって、種類別に、イ、ロ、ハ、ニ、ホ、ヘとあるわけですけれども、カレット、アルミ、鉄類、電池等、その他という体系の中での数量に、実際に引き抜き作業の点を以後についてはチェックし、減量に向けての作業でございますので、この辺の確認はしてまいりたいと思います。
 以上です。
◆28番(青木菜知子君) 今の処分の問題ですが、1点、1つは、商工中金、直営で処理している。これについて新たに処理をするときは、やはり、民産に、この間も養育院の問題、西友の問題、何回も繰り返し申し上げましたが、これについて、量がまだ大したことないということなのかもしれませんが、やはり、民産にきちんと御報告いただく中身ではないかというふうに思うので、この量、見通し、年間の。これをちょっと明らかにしていただきたいと思います。
 それからもう1点、水野商会の問題ですが、水野商会の積算について、実際、じゃ、プレスは1日4時間動くんですか、この車は本当に搬出に使うんですかと、この間の予算議会で聞いたわけですね。そうしたら、この搬出する車は要りませんでした、ここで補正でついたわけです、減として。それでは、じゃ、プレスで4時間働いたんですか、本当に4時間動いてますか。作業員は何名働いてますか。労賃についてはどうですかというの見直しますとおっしゃいましたけれども、きちんと見直した中で一体どうなさるのか。つまり、見直して、じゃ、3月補正のときに、見通しとして歳入も 2,100万じゃなくて、1,300 万でした。で、委託の積算についても、根拠が具体的にこうなりました、その中での委託料の見直しというのはおやりになるんですか、こういうふうに聞いているわけですから、そこを明確に答えてください。
◎環境部長(萩原則治君) 商工中金のごみの関係ですが、確かに本件につきましては、所管委員会に御報告せず実施作業に入っているということでございます。御案内と思いますけれども、5月1日からの作業を開始いたしまして、これはごみの搬出に伴います認定で進めております。その実際の計量をしての認定をとらせていただきまして、年間と申しましょうか、5月から本年3月までの量で申しますと4万 8,760キロになるのではないか、こういう見通しでございます。
 それから、2点目にありました委託料の積算の関係でありますけれども、委託料の積算をするに当たりまして、その労賃等の関係によっての三省協調査と申しましょうか、それを使わせて 3,000万の根拠を、先ほど申しましたような労務費からの状態をつくらせていただきました。したがって、委託をして、その後につきましては、それらを実際に、じゃ、プレスが何時間だったとか、作業の引き抜きが何時間だったとか、園内の有価物の動かし方は何か、このような積算については、それを実態に合わせた形の中ではじくという考えはございません。
 以上です。
○議長(倉林辰雄君) ほかにございませんか。朝木明代君。
◆5番(朝木明代君) それでは、1988年度、昭和63年度一般会計補正予算第4号につきまして何点か質問をいたします。
 質問に入る前に、しばしば時間がないので御協力をというかけ声で、十分な内容的審議を行わず、議事の進行のみを先行させるという傾向が、この12月議会の運営方法として見られるのは、全く遺憾であり、行政と、これをチェック、管理する議会から成る地方自治の根幹にかかわる事態であって、議員みずから議会不要論の墓穴を掘るに等しいゆゆしき傾向と言わざるを得ないので、強くこの点を議長に対し指摘しておきたい。
 まず、第1点の質問として、予算書の43ページ、駐輪場用地賃借料 898万 8,000円増について伺います。
 ①として、提案説明にもありましたが──青木議員の不規則発言を、議長、とめてください。
○議長(倉林辰雄君) 傍聴人も静かにしてください。それから、私語を慎んでください。
 質問を続けてください。
◆5番(朝木明代君) ①の質問として、 898万 8,000円の内訳ですね。各駐輪場ごとに、どこがどれだけ値上げしたのか、また新しく契約をした駐輪場はどのような内容になっているのか。
 ②として、駅付近の駐輪場は賃借料の値上げという方法だけで確保できるのかという点が大きな問題であります。また、所管では、条例素案も用意しているようでありますが、自転車を駅付近から締め出してしまえばよいというだけでは、全く問題の解決にはならないと思うが、整理員の配置及び自転車整理の方法を含め、将来的見通しを立てているのか、この点を明らかにしていただきたい。
 次、第2点目、予算書の45ページ、自治会集会施設修繕補助金17万 8,000円について伺います。
 ①、本件補助金の交付についてはどのような要綱等に基づいて行われているか、明らかにしていただきたい。
 ②、この17万 8,000円はどの自治会の、どのような集会施設の、どのような修繕について、またどのような割合で助成するのか、明らかにしていただきたい。
 第3点目、予算書の75ページ、新システム推進事業費のうち、消耗品費53万 4,000円について、この内訳を明らかにしていただきたい。
 次、第4点目、予算書81ページ、周辺対策費のうちの工事請負費10万 9,000円の減額補正について伺います。
 ①、本件減額補正は、プール塗装工事減というのが内容ということでありますが、本件のプール及び遮へい塗装工事以外に、当初予算では、周辺対策費のうち、環境整備工事費として 1,000万円が計上されているはずでありますので、これら今年度の環境整備事業費の実績を、例えば市道舗装助成費何件という形で、また支出額は幾らという方法で明らかにしていただきたい。
 ②、本件の環境整備事業費、今年度分は 1,000万円でありますが、この支出について要綱等の定めはあるか、またどのような支出方法をとっているのか、明らかにしていただきたい。
 次、第5点目、予算書99ページ、音楽鑑賞教室事業費について伺います。
 ①、本件は、それぞれ演奏委託料、バス借り上げ料、会場借り上げ料、いずれも減額補正となっておりますが、その理由をお答えいただきたい。
 ②、本件鑑賞教室事業の費用について、公私の負担区分を明らかにしていただきたい。
 次、第6点目、天皇病気による行事中止などの問題について、まとめて伺います。
 ①、まず、予算書85ページから87ページの産業祭り事業費の減額補正について伺います。
 本件は各団体ごとに3件とも全額未執行となっておりますが、①の(ア)として、今年度の産業祭り実行委員会の実行委員となった団体名と、代表者名を明らかにしていただきたい。
 次、①の(イ)、実行委員17団体の代表者全員が9月30日の実行委員会に出席したのかどうなのか。
 次、①の(ウ)、本件産業祭り事業費の負担金について、支出負担行為の決定権者、すなわち、本件支出を最終的に決定するのは市長だと思うが、これに間違いはないか。
 次、①の(エ)、産業祭りの中止を議論したとされる9月30日の実行委員会の席上、会長である市長及び事務局所管はどのような内容のあいさつをしたか、明らかにしていただきたい。
 次、①の(オ)、右実行委員会の冒頭に配付された他市の状況のリストを作成するように指示したのはだれなのか。
 次、①の(カ)、これまでの市長などの答弁では、実行委員全員が発言したが、実行委員の一部から縮小開催の声はあったものの、ほぼ中止やむなしという意見であったということでありますが、そこで伺いますが、実行委員からは、中止すべきでなく、例年どおり実行すべきだという声は本当に1件もなかったのかどうなのか、はっきりと明確に回答していただきたい。
 次、②、予算書 119ページ、市民大運動会事業費について伺います。本件は当初予算 346万 4,000円のうち、 136万 3,000円の減額補正となっておりますが、②のアとして、中止を認めた9月30日の会議には、主催団体の4団体代表全員が出席したのか。
 ②の(イ)、主催団体うち、市及び教育委員会を除くあとの2団体の代表はだれか。
 ②の(ウ)、本件事業費の支出負担行為の決定権者は市長であると思うが、これに間違いはないか。
 ②の(エ)、9月30日の会議での4つの主催団体それぞれの運動会実施に関する意見はどのような内容か、4つの団体それぞれの運動会実施に関する意見はどのような内容か、明らかにしていただきたい。
 ②の(オ)、本件事業費では、ほぼすべての費用が未執行ないしは減額補正ということでありますから、問題の……
○議長(倉林辰雄君) 静かにしてください。
◆5番(朝木明代君) 折り込み広告費手数料が新たに12万 2,000円増の補正計上となっております。当初予算で議決されていないにもかかわらず、天皇病気問題関連で新たに支出された唯一の議決を経ない予算であって、看過できない重大な事態でありますから、本件金員12万 2,000円について、私は、当市監査委員に対し監査請求を行ったのでありますが、本件金員12万 2,000円の支出について、議決ないし支出した法的根拠は何なのか、明らかにしていただきたい。
 さて、一方では、9月19日以降の天皇病気をめぐる一部の冷静さを欠く自粛騒動の中で、全くこれに影響されないで行われた市主催行事もあるのであります。
 そこで、③として、予算書95ページ、消防団運営経費のうちの食糧費について伺います。
 ところで、私はいまだに非常に不思議な気持ちに襲われるのでありますが、既に9月議会で、私は本年9月22日に、本件の祝賀会の問題を取り上げているのであります。この9月22日は、天皇が大量吐血した9月19日の直後ということで、マスコミも盛んに報道しており、週刊誌で一時は話題騒然であった、昔懐かしいロス疑惑も吹き飛ぶほどのマスコミ側の冷静さを欠いた異常な執着ぶりであったと言わざるを得ないのであります。
 さて、この9月議会の9月22日に私は、一般会計3号補正の食糧費28万 8,000円の増額計上について質問したのでありますが、本件食糧費は10月1日の都民の日に、都内の2つの消防団が都から表彰され、功労表彰旗──キというのは旗と書きますが、この功労表彰旗が授与されるので、このお披露目も兼ねて、議員も含め約 200名を招待し、祝賀会を行うための酒食の賄い費であるとの、総務部長答弁があったのであります。9月会議録 431ページに明示されているとおりであります。これに対し、私は、このような形の飲食費としての予算支出は認められないとして反対したのでありますが、この9月22日は、先ほども指摘したとおり、既に天皇吐血以後であったにもかかわらず、草の根市民クラブ以外の賛成で27対1で3号補正は議決されたのであります。
 そこで、③の(ア)として伺いますが、9月議会の9月22日に予算が議決された本件祝賀会は いつ、どこで行われたか。
 次、③の(イ)、本件祝賀会には市長、議長や議員は出席したかどうか。また、議員は会派ごとに何名参加したか、お答えをいただきたい。
 次、③の(ウ)、当然に……
○議長(倉林辰雄君) 静かにしてください。
◆5番(朝木明代君) 本件祝賀会は9月19日以後の天皇病気の事情のもとで行われたと思うが、アルコールを含む酒食の提供は予定どおり行われたのかどうなのか。
 次、③の(エ)、本件祝賀会に関する食糧費の支出負担行為の決定権者は市長であると思うが、間違いはないか。
 次、④、予算書 104ページ、社会教育総務費のうちの職員人件費について伺います。ここでは、市民文化祭関係について伺いたいと思いますが、今年度の市民文化祭は、いわゆる、自粛騒動の中で例年どおりに行われた上、参加者の減少傾向が見られた例年を一挙にさま変わりさせるほどの多数の市民が参加したということで、関係者も、その成果にほぼ満足されているようであります。とりわけ、産業祭りや市民運動会に比べて、はるかに少ない予算の制約のもとで、文化祭の内部改革に日夜努めた社会教育課職員の休日返上の努力は筆舌尽くしがたいものがあったことは、十分に評価されなければなりません。
 そこで、伺いますが、④の(ア)として、今年度文化祭に関して、社会教育課職員の時間外の勤務時間は合計何時間であったか、報告をしていただきたい。
 ④の(イ)として、本件文化祭事業費の支出負担行為の決定権者は市長だと思うが、間違いはないか。
 ④の(ウ)、産業祭りや運動会と同様に、9月30日に行われた文化祭実行委員会の役員会では、天皇病気については文化祭の実施とは関係がないので、例年どおり文化祭は実施すべきだという意見が強く出されたと聞いているが、この事実に間違いはないか。
 次、④の(エ)、この役員会を除いて、文化祭の決議機関である実行委員会の会議では、天皇病気関連の問題は会議の議題にすらならなかった、事実もないと聞いているが、これに間違いはないか。
 以上、①から④までについてお尋ねしたのでありますが、次に⑤として、天皇病気との関連で市長にお伺いしたい。
 既に述べたように、当初予算で議決を得た中で、産業祭り、運動会は中止し、他方では、天皇吐血の9月19日以後の9月22日に決議した消防団の表彰祝賀会はそのまま実施する。さらには、文化祭は当初予算どおり全額執行し、実施するというのであります。市長、あなたは、既に述べた各行事のいずれについても、予算の支出を最終的に決定する支出負担行為の決定権者であります。また、私の知っている自民党の党員や支持者の多くから、天皇病気という市政や行事は無関係であって、自粛はおかしいという声も数多く聞いております。
 そこで、既に述べたように、市長が支出負担行為の決定権者である各行事が中止されたり、実施したという首尾一貫のない対応は、まさに市長自身の政治的見識や政治哲学の欠如に原因すると言わざるを得ないのであります。ここで、天皇の政治的権限のないことを持ち出すまでもなく、地方自治法第 138条の2は、議会の議決に基づく事務を執行すべきことを執行機関に義務づけているのであって、天皇の病気云々が地方自治に無関係なのは自明であります。
 そこで、市長に伺いますが、中止、実施と揺れ動いたみずからの政治姿勢と責任について、各行事の支出負担行為決定権者として考えていることを明らかにしていただきたい。
 以上です。
◎都市建設部長(原史郎君) 駐輪場の関係でございますけれども、御回答させていただきます。
 全体で21カ所の駐輪場用地を借用いたしておりまして、その内訳は、17カ所が借地でございまして、4カ所が市有地でございます。市有地は御案内のように、東村山駅東口の駐輪場の一帯は公民館の裏が市の所有地になっております。手元には、それぞれの地権者の問題については、申しわけございませんが、割愛させていただきまして、久米川駅北口第1駐輪場、ここが1,462.48平米借りております。第2駐輪場が栄町1の6の1、165.28平米、東村山駅第1駐輪場が本町2の6の7でもって1,835.32平米、新設しました、やはり、市の公民館のわきでございますが、本町2丁目3の 107でございまして、448.76平米、第2駐輪場が本町2の3の 106番で171.21平米、第3が2の3の 122で245.85平米、第4が2の3の1の 121で512.83平米、こういうふうな、以下内容によりまして、総体的には1万924.65平米をお借りしているところの実態でございます。
 888万の内容でございますけれども、いわゆる、63年の、当初予算は62年の当初予算で計上し、その後、1カ年契約の地主さんとの契約に基づきまして、更新された値上げ分も含めまして 898万 8,000円でございます。
 次に、内容的な問題でございますけれども、もしも条例の上程を御提案される場合には、放置自転車の規制をしたい、規制をしていきたいということの考え方が基本でございまして、御案内のように、今年の11月の11日から17日のクリーンキャンペーンで、朝7時から9時半まで実施いたしましても、放置自転車が 318台もあるという現状でございます。したがいまして、仮に条例を制定する場合には、一定の規制を設けていきたいというのが基本方針でございますので、御理解願いたいと思います。
◎企画部長(都築建君) 4ページの自治会集会所の補助金の関係でございますけれども、これは東村山市集会施設設置事業補助金交付要綱によって交付されたという内容でございまして、今回のこの予算に計上してありますのは、久米川町3丁目自治会、会長さんは桜井隆次会長さんでございます。修繕の内容としては、外壁工事、全面的に外壁工事を行ったということで、事業費が35万 6,000円。そのうちの2分の1。この2分の1は、補助金交付要綱第3条に基づいて交付されるという内容のものでございます。
 それからもう1点、各質問項目の中に、支出負担行為決定権者はだれかという意味の質問が共通してございました。これは、それは事務決裁規程で、支出負担行為決定権者は市長でございますけれども、それぞれの中身によって一定の事務委任規定がございますので、その範囲内でそれぞれ委任が行われているという内容でございます。
◎教育次長(細淵進君) 教育委員会関係でございますけれども、最初御質問ちょうだいいたしました音楽鑑賞教室の減の関係でございますが、1点目といたしまして、演奏の委託料でございますけれども、小学校につきましては、中央公民館で実施でございます。中学校につきましては、武蔵村山市の公民館で実施でございます。
 それで、委託料の関係でございますけれども、いわゆる、演奏者は東京シンフォニックオーケストラで、中央公民館で実施したわけでございますけれども、当初委託料といたしまして35万円の4回分、2日間の午前、午後でございますけれども、4回分でございますが、これが33万 7,500円と最終的に決定させていただきまして、その差金でございます。それと、中学校でございますけれども、東京都の交響楽団でございますが、80万円──2回、午前、午後、1日でございますけれども──が75万円に最終的に決定ということで、その差でございます。
 2点目のバス借り上げ料の関係でございますけれども、小学校につきましては、一部遠隔地の学校につきましてはバスを利用させていただいているわけでございますが、それに伴います──これにつきましては、当初7万 6,000円の2台を予定させていただきましたけれども、最終的には7万 6,000円が7万 8,000円、2,000円の単価アップでございます。それと、中学校でございますけれども、当初7万 6,000円、16台分を計上させていただいたわけでございますけれども、これが最終的には4万 3,000円の15台分と、3万 5,000円の2台分、そういうふうな形で減額になりましたので、その差額でございます。
 なお、借り上げ料でございますけれども、これにつきましては使用料規定がございまして、その差金が 4,000円ということで御理解いただきたいと思います。
 それと、音楽鑑賞教室の公私の関係で、恐らくこれは私費の負担があるかという御質問かと思いますけれども、これにつきましては全部公費負担でございます。
 それと、市民運動会の関係でございますけれども、ほかの、他の2団体の出席は、内訳はどうなのかということでございますが、体力づくり推進委員長、体力づくり企画委員、体協の役員、体育指導員、それと市、トータルで60名でございます。
 それと、本件についての支出負担行為の決定権者はだれかということでございますけれども、市長ということでございます。
 それと、4団体の意見、要するに9月30日にそれぞれ出席いたしました4団体の皆様方の意見ということでございますけれども、大部分が中止にやむなしという御意見でございましたけれども、確か私の記憶では、1名の方だったと思うんですけれども、やはり、粛々としてやるべきであるという意見はございました。
 それと、折り込みの手数料、12万 2,000円手数料の方に増加させていただいているわけでございますけれども、本件につきまして、いわゆる、東村山市の予算事務規則20条に基づきまして予算流用をさせていただきました。したがって、法的な手続には問題がないと、私たちは理解してございます。
 それと、文化祭の関係で質問をちょうだいいたしたわけでございますけれども、これにつきましての時間外でございますが、これにつきましては、御質問者がおっしゃっているとおり、社会教育係の職員4名が主体的になるわけでございますけれども、11月につきましては文化財係の職員2名の応援もいただいております。それと10月分についての、いわゆる、10月につきましては社会教育係4名が対応させていただいたわけですけれども、時間外につきましては98.5時間でございます。11月につきましては6名でございますけれども、 199時間でございます。
 以上でございます。
 それと、あと、9月30日の文化祭関係の御質問をちょうだいいたしたわけでございますけれども、例年どおり実施すべきであるという、恐らくその中のやりとりのことだと思うんですけれども、まことに申しわけございませんけれども、私ちょっと当日欠席させていただいておりますので、その言葉のそういうふうなニュアンスはわかりませんけれども、確かにそういうふうな内容のお話があったということは、所管より御報告は受けております。
 以上でございます。
◎環境部長(萩原則治君) 75ページの新システム推進事業費の消耗品の関係で御質問ちょうだいいたしました。これは新システムの推進に使用いたしますコンテナ容器、 750円の 500個、それから表示プレート、 530円の 300個の、合計53万 4,000円でございます。
 それから、81ページのプール整備工事の減額の10万 9,000円でございますが、これはプール塗装工事の差金でございます。工事差金でございます。
 なお、これに関連しまして、当初予算の中での環境整備工事 1,000万の関係で、現時点の実績はどうなのかということですけれども、これにつきましては、10月25日現在でもって、秋水園周辺整備工事として 156万 6,310円、それから側溝改修及びアマグレード工事として43万円、現時点では 199万 6,310円でございます。これは御案内かと思いますが、周辺 500メートル範囲基点とした環境の整備に使用させていただいた内容でございます。
 それから、本件についての要綱の定めがあるのかということなんですが、ちょっとこの意味がとれないんですが、これは整備工事をするのに、直接整備、いわゆる、道路、側溝、そういう道路の舗装とかあります、周辺には。直接所管で工事等の現場を見て、契約して作業しますので、これに対する要綱とか、そういうものはございません。
◎市民部長(野崎正司君) 産業祭りの関係での御質問にお答えをさせていただきます。
 まず、この産業祭りの実行委員の構成でありますけれども、農業団体、商工業団体、福祉団体、文化団体、消費者団体、公共部門機関等の代表者、さらにはこの各団体から代表者だけではなくて、それぞれ数人の実行委員が出ております。したがって、全体では80名ほどおいでになります。
 この実行委員会の、9月30日の実行委員会の出席者は代表者全員かということでありますけれども、実行委員80名のうち56名が出席をいたしております。
 負担金の支出行為については、先ほど教育次長がお答えしたとおり、決裁者は市長であります。
 9月30日の席上で、市長と所管のあいさつということでありますけれども、所管は事務局ですから、特にあいさつはいたしておりません。会議の進行をするだけです。それから、理事者のあいさつは、いわゆる、通常のあいさつで、産業祭りに向けてそれぞれ大変御苦労の中でよろしくお願いしたい、ぜひ成功をさせるためにも御協力をというあいさつでございました。
 それから、他市の状況の資料を作成したのは、指示はだれかということですけれども、この産業祭りの実行委員会を開く前段として、各市でいろいろに自粛されているけれども、東村山市としてどうするのかというような問い合わせが大分事務局の方にありまして、まず、実行委員会の中では、じゃ、その問題を最初に協議しなければならないであろうというようなことの中で、では各市の状況はどうなっているのかということが役員会にも出ましたので、その状況を所管課が作成したということでございます。
 それから、実施すべきという意見がなかったのかということですけれども、これは市長の今議会の中でいろいろお答えされている中でも言われておりますように、実施をしたいという人は二、三あったということでございます。
 以上です。
◎総務部長(中村政夫君) 消防団関係の御質問いただきましたので、御答弁をさせていただきます。
 大きくは5点御質問いただきましたけれども、1点目の記念式典はいつ、どこで行ったのかという件でございますけれども、この式典につきましては、議員さんにも御案内状を差し上げたとおり、10月の27日の木曜日に市民センターで実施をさせていただいたところでございます。
 また、市長、議長さんの出席のことの御質問ですけれども、御多忙の中、御出席をいただいているところでございます。
 3点目の、議員さん、会派ごとの出席はということの御質問の件でございますけれども、当日、たしか来賓の方が31名おいでいただいたというふうに記憶しております。この中で約半数程度が御多忙の中の議員さん方の御出席だというふうに把握しているところでございます。
 4点目の、アルコールの御質問をいただいたわけでございますけれども、諸般の事情によりまして、祝賀会の方は取りやめをさせていただいたということでございまして、食糧費の支出につきましては、ちょうどお昼時期になるということで、お弁当を用意させていただいたということですので、この点も御理解をいただきたいと思います。
 5点目の、支出負担の関係でございますけれども、市の事務決裁規程によりまして、一定の委任はされておりますけれども、最終的には市長だということで御理解をいただきたいと思います。
 以上でございます。
◎教育次長(細淵進君) 申しわけございませんけれども、1点訂正させていただきますけれども、音楽鑑賞教室の中学校の関係で、私、武蔵村山市の公民館と申し上げましたけれども、武蔵村山市の市民会館に訂正させていただきます。
◎市長(市川一男君) 市長の方に御質問あったのでお答えさせていただきますが、今まで御答弁申し上げておりますように、消防団の表彰旗の式典、また産業祭と市民大運動会は中止をさせてもらい、また文化祭は盛大にさせていただいたということで、それは今までもそれぞれ申し上げているように、市の指導性というのはありましたけれども、少なくとも市が単独で実施するんでなくて、予算というのは御可決いただきましたけれども、実際にそれを執行する場合に、参加団体の方で中止すべきだということがあったために中止になったわけでございまして、市民の方からもやるべきであったという声が、質問者の方にもあるというあれもございましたけれども、市長の方には、やはりやめてよかったという声も随分あります。これも事実です。いろいろ市民の中ではお考えの方がいろいろおられるというのも事実だろうと思います。
 そこで、政治哲学がないということでございますけれども、市長は市長なりに、やはり、市民、あるいはそれらの声というものをやはり最大公約を含めながら、ある面では求めながら、公正な中で実施していきたいという政治哲学を持っておりますので、御理解をいただきたいと思います。
◆5番(朝木明代君) 私の質問に対して答弁いただいてない内容がありますので、再度答弁をしていただきたいと思います。
 1点目の駐輪場用地の賃借料につきましては、各駐輪場、どこにあって、何平米かという内容をお聞きしたのではなくて、どれぐらいの値上げがあったのかということをお聞きしているのと、それから2点目の質問としましては、駐輪場の整理員の配置、あるいは整理の方法、このようなことにつきまして将来的な見通しはできているのかどうなのか、その点についてお聞きしたのでありますので、再度答弁を求めます。
 それから、運動会の関係でありますが、当日、9月30日当日、主催4団体のうち60名の出席があったというお話であります。産業祭りの実行委員会につきましては、1人ずつ意見を聞いたということでございますが、この運動会のこの実行委員会についてはどのような方法で参加者からの意見を聞いたのか、意見の内容は具体的にどのようなものがあったのか、さらに具体的にお聞きしたいと思います。
 それから、消防団運営経費の食糧費についてですが、祝賀会は取りやめたということではありますが、アルコールは出たのか、出ないのか、この点について再度お伺いいたします。
 それから、文化祭の関係ですが、実行委員会の中で、文化祭の実行委員会の中で天皇の病気の問題が議題にもならなかったということは事実かどうなのか。この点につきまして、役員会とは別の問題ですので、お伺いしたいと思います。
 以上です。
◎総務部長(中村政夫君) 消防団の関係で再度御質問いただきましたけれども、先ほど申し上げましたとおり、昼食代ということでございますので、御理解をいただきたいと思います。
 以上でございます。
◎都市建設部長(原史郎君) 固定資産税の評価額の大体4倍を基準としてお借りいたしております。ただ、貸してくれないところについては、それ以上の上前価格でお借りいたしているのが実態でございます。
 警備員の関係ですが、高齢者事業団の配置員を、現状で駐輪場には10人配置いたしてございます。そのほか、駅前等についての整理員は7人の高齢者事業団をお願いいたしております。将来の展望についても、やはり、これらについては駐輪場の設備の充実とともに関連して、検討してまいりたいと思います。
◎教育次長(細淵進君) 1点目の、運動会の9月30日の関係でございますけれども、体力づくり推進委員長さん、企画委員さん、体協の役員さん等については、それぞれ御意見を拝聴させていただいております。
 それと、文化祭の関係でございますけれども、これも正確にちょっと私の方あれしていませんけれども、そのような内容のお話もあったということでございます。
○議長(倉林辰雄君) 以上で質疑を終了し、討論に入ります。
 ちょっと休憩させてください。
               午後10時36分休憩
               午後10時37分開議
○議長(倉林辰雄君) 再開いたします。
───────────────────◇───────────────────
○議長(倉林辰雄君) これより討論に入ります。諸田敏之君。
◆24番(諸田敏之君) 提案されております議案第64号の一般会計補正予算案に反対しなければならない立場から、市議会公明党を代表し、討論をいたします。
 前もって申し上げましたように、また質疑の段階でも述べておりますように、残念ながら、次の理由によりまして反対いたします。
 すなわち、議案第58号の一般会計決算認定に当たっても申し上げましたように、1つは財政上の問題であります。執行する金額は、すべて多くの人の血と汗と涙の結晶であり、安易に執行するものではありません。あくまでも法の精神に沿うよう心がけなければなりませんが、それを裏づけるものがないと判断できるものが一部に見受けられます。
 2つ目には、財政上の問題とも関連はありますが、施策を執行する以上は、もっと長期的展望に立たなければなりませんが、場当たり的なものを含んだ予算では問題があり、賛成できません。
 3つ目は、夢もなく、何をもって市民に活力を与えるのかという発想が見られません。ある新聞にある保守系の政治家が常々言っていたことが書いてありました。すなわち、政治家は常に夢を持てと言っていたことは余りにも有名です。市民のこと、将来のことを考えると、どうしても不安な要素が残ります。これでは、今論ぜられているふるさと創生論はどうなるかと、今から心配です。
 時間の関係上、これで終わりますが、まだまだ申し上げたいことはあります。ぜひ過去の発言等を思い起こしていただきたいと存じます。
 最後に、多くの市民のためにはならないものも含まれている予算であることを申し上げ、反対討論といたします。
○議長(倉林辰雄君) ほかに討論ございませんか。伊藤順弘君。
◆17番(伊藤順弘君) 議案第64号、昭和63年度東京都東村山市一般会計補正予算に、自由民主党東村山市議団を代表し、賛成の立場から討論いたしたいと思います。
 まず、電算室設置事業費を繰越明許したわけでございますが、電算化につきましては、我が党も賛成の立場であり、もろもろの過程を今後クリアしなければならないと判断するところではありますが、積極的に推進することを最初に強く要望しておくところでございます。
 次に、運動公園プールの改修工事が行われるわけでございますが、これに債務負担をもって対処しようということは、来年の夏にはきれいなプールを市民に提供しようとする、市の配慮がうかがわれるところでございます。
 また、当初予算編成時に我が党が要望しました減債基金の問題でございます。2億 555万 7,000円の補正増をしましたことは、高く評価いたしたいところでございます。
 歳出では、特別養護老人ホームスプリンクラー設備費等補助金増、また分団サイレン設置、その他積極的な補正をなされた努力に深く敬意を表し、討論を終わります。
○議長(倉林辰雄君) ほかに討論ございませんか。田中富造君。
◆25番(田中富造君) 議案第64号、昭和63年度東村山市一般会計補正予算第4号につきましては、日本共産党東村山市議団を代表いたしまして、反対の立場から討論をさせていただきたいと思います。
 今回の補正予算につきましては、痴呆性老人等調査委託、あるいは松寿園の老人ホームスプリンクラー設備費等補助金、その他幾つかの福祉の前進面がございます。これは率直に評価をするところでございますが、しかし、大きな問題点は、私どもが一般質問等で問題点を明らかにしてまいりましたように、天皇重体を理由といたしました市民大運動会あるいは産業祭りの中止の問題でございます。今回、事業費の削減が提起されておるわけでありますが、この2つのイベントの中止は、憲法の前文に明記されております主権在民を否定するものであり、今の憲法体制から、天皇の上に、国民の上に存在するものはない、こういう立場から、あるいは地方自治の本旨からも、極めて遺憾としなければならない、このように思います。私どもは、この天皇重体を理由とするさまざまな行事の中止あるいは縮小に対しまして、今後とも反対するものでありますが、64年はいよいよ本番のエックスデーとも言われておりますので、私どもが求めておりますような一切の中止、あらゆる、天皇を理由としたさまざまな行事の参加について、これを認めることはできない、このことを明言しておきたいと思います。
 そして、ただいまの質疑で明らかになりましたように、もう1点は、ごみの有価物の選別委託につきまして、資源ごみの売り払いが年度 1,300万円程度、そして 2,100万円の当初の見込みからすれば大きく低下し、私どもが当初予算の質疑の中で指摘したような状況になってまいりました。しかし、この予算の計上の甘さに対しましても、市長は無責任な態度を明らかにいたしております。先ほど、血と汗と涙の結晶という言葉がございましたが、そういうことから見ても、極めて遺憾なことではないかと思います。そしてさらに、委託費の変更は行わないということに対しましても、正しい削減、これをごみの清掃事業の中で明らかにしていかなければならないと思います。
 以上の理由から、この第4号補正に反対するものであります。
○議長(倉林辰雄君) ほかにございませんか。青木菜知子君。
◆28番(青木菜知子君) 日本社会党東村山市議団を代表いたしまして、議案第64号、昭和63年度東京都東村山市一般会計補正予算第4号に対しまして、賛成の立場から討論を行います。
 まず、本補正予算の中に触れられております重度脳性麻痺介護者派遣事業の増加と、重度の身体障害者屋内移動設備給付事業につきましては、かねてより、市内に在宅の重度の障害者の方が、大変東京都にも働きかけながら運動を起こして、この事業の設定があったところでございます。
 また、特別養護老人ホームのスプリンクラーの設置は、松寿園の火災時に、日本社会党の国会議員団が調査に入り、この中で国会での提案を行いながら、これの国庫補助、また東京都議会での都補助をとり、なおかつ、東村山ではこれの補助裏を進めていくという……
○議長(倉林辰雄君) 傍聴人は静かにしなさい。
◆28番(青木菜知子君) 大変有効な事業を行い、今、寝たきり老人を抱えた御家庭の方にとっては朗報とも言うべき老人ベッドの確保をなさっております。
 また、痴呆性老人の実態調査につきましては、今後、東村山が老人福祉の総合計画をつくる上において、決して欠かすことのできない事業であり、これを進めていただきたいということでございます。
 また、リサイクル作業所の建設事業費については、我が党の指摘、障害者団体の要望の中で、暖房とともにエレベーターの設置、設備が図られ、市の職員と障害者による運営が一定確保できたということで評価をしたいと考えます。
 また、秋津文化センターの緑化事業につきましては、私どもも図書館協議会の中でユニークな図書館ということで図書園という、全国でもまれに見る事業の進行ということで、これについても評価をするところであります。
 南台小学校を最後の防音改築工事ということで、私ども、木造校舎の改築、最後の工事が行われ、国庫補助対象外について、市の単独事業として行う姿勢に敬意を表するものであります。
 あわせて、勤労者互助会設立事業については、パート労働者の条件整備ということについて、私どもの基本的な姿勢の中での調査費の増ということで、補正予算について私どもは評価をするところであります。
 しかしながら、2点ほど問題点として、電算の繰越明許費の問題がございます。質疑の中で、市当局は、個人情報保護条例に基づき審議会にこの運営、または委託の内容について十分諮り、条例の本旨に沿った運営をなされるということを表明なさいました。私どもは、自己導入という本旨に基づいた運営ができるように今後も監視を続けていくつもりでございます。
 もう1点、問題点としては、産業祭り、天皇の病状によっての自粛、中止による補正減という問題がございます。事業執行をしなかったのでありますから、当然これについては減額補正というのが当たり前でありますが、私どもの質問に対しまして、一般質問で指摘をした、憲法に基づいた地方自治の本旨に基づき、基本的人権を侵害をせずに、宗教の自由、または個人崇拝を強要しない、学校現場や市行政の対応について慎重な対応をしていくという御発言も得ました。これについては今後とも我が党の基本的な要望書については、当然市の方に繰り返し出させていただいておりますので、多くの市民が産業祭り中止に基づきまして、残念ということで、みんなの市民祭りを実施した大きな熱意の中に、天皇自粛ということについての……
○議長(倉林辰雄君) 静かにしなさい、傍聴人は。
◆28番(青木菜知子君) 憲法が侵されるのではないかという基本的な危惧について、市長はきちんとこたえていただきたいというふうに思います。
 2点の問題点については指摘しましたが、基本的にこの多くの補正予算の内容は、民生費、教育費の補正であります。私どもが進めている福祉行政、教育行政の前進をより一層しんしゃくし、図っていただきたいということで、賛成討論を終わります。
○議長(倉林辰雄君) ほかにございませんか。朝木明代君。
◆5番(朝木明代君) それでは、議案第64号、1988年度、昭和63年度東村山市一般会計第4号補正について、草の根市民クラブは反対の討論を行います。
 本件第4号補正予算は、天皇病気を理由として中止され、前代未聞の未執行となった産業祭り、市民大運動会関連の各予算に関する事後追認が主たる目的であるところの、いわば天皇病気補正であります。
 言うまでもなく、行政は地方自治法第 138条の2によって議決された予算を誠実に執行することを義務づけられているのみならず、憲法以下の法令に基づいて事務を処理することが義務づけられているのであります。
 また、天皇が国政に関与する権限がなく、したがって、当然に地方行政に関与できるはずがないことも、憲法第4条に言及するまでもなく明らかであって、天皇の病気という私的事情を地方行政に持ち込み、天皇の病気という私的事情を憲法及び法令に優先させ、予算執行を中止させるというのは、明々白々たる憲法違反であります。
 ところで、国際化が叫ばれる中、本件天皇問題は、私ども日本の市民にとって一度は全世界に対して第2次世界大戦、太平洋戦争、日中戦争を最終的に事後処理する意味においても、その立場を明らかにすべき責務があるのであります。
 さて、歴史を振り返ってみますと、私どもの住む日本の社会は、世界が既に帝国主義の時代に突入した1870年代以降に、明治維新を経て資本主義化したという特殊な歴史事情を持っていた。すなわち、先進資本主義列強に対抗して日本を急速に近代化させた明治政府は、国策として一挙に巨大な固定資本を持ち込み、上からの資本主義化を進めた結果、イギリスに見られたような農村の両極分解は十分に行われず、農村には人口が滞留し、物納高額の地代等封建時代に類似した社会的諸関係が温存されたのであります。
 しかしながら、この明治維新を起点として、はっきりと日本の資本主義化を基礎とした、極めて奇形化した資本主義政治支配体制としての天皇主権全体主義国家は誕生したのであって、その末期は軍部独裁、ファシズムが日本の社会全体を支配し、なし崩し的に日中戦争や太平洋戦争の泥沼に国内外の市民を巻き込んだのであります。
 そして、ついには、広島、長崎の原爆、沖縄での集団自決、南京大虐殺の中国人や強制連行重労働の朝鮮人など、非戦闘員市民多数を死亡させ、朝鮮、台湾の植民地支配でも、言語を絶する暴虐を繰り返したのであって、この歴史的事実はソウルオリンピックの際、日本のライバルチームを一方的に声援したという事実が、植民地従属国の歴史を持つ市民のぬぐい切れない感情をはっきりと表現しているのであります。
 そして、今、ここで最も指摘しなければならないのは、既に述べたとおり、全世界を戦争の泥沼に引きずり込み、多くの非戦闘員市民までも死亡させた侵略戦争の当時の最高指導者、最高責任者のうちで、現在生き残ったのは天皇ただ1人であるという事実であります。東条英機を初めとする多くの部下が自決し、戦犯として処刑された中で、天皇は…
○議長(倉林辰雄君) 5番議員に申し上げますが、5番議員に申し上げます。
◆5番(朝木明代君) みずからの戦争責任を引き受けようとせず、1945年を挟んで、象徴天皇という形で政治的権限は剥奪されたものの、依然として天皇であり続けた責任は、極めて重大であります。
 そして、戦前の天皇主権全体主義政治支配体制をもう一度夢見ようとする一部勢力は、マスコミを誘導し、9月19日の天皇吐血後の天皇個人の私的事情を利用し、記帳の事実上の強制を初めとする、いわゆる、自粛騒動をあおり立てたのであります。
 そして、社共統一候補として当選した福岡県県知事は記帳所を設けたほか、社会党土井委員長までも記帳に出向くなど、冷静さを欠く自粛騒ぎが続く中で、当市の市川市政は記帳所設置は行わなかったという点では一定の評価はするものの、私が質疑の中で明らかにしたとおり、一方で産業祭りや運動会を中止し、他方で文化祭を実施したほか、何と消防団の表彰祝賀会については賄いつきで堂々と行うなど、政治哲学の欠如、首尾一貫性のなさを見事に露呈したのであります。
 この際必要なのは、天皇の病気と行政は無関係であり、一部全体主義勢力の恫喝に屈することなく、たんたんと行政を執行すること、この毅然とした民主主義を貫く政治姿勢であります。
 以上、憲法第1条、同第4条、同第7条に違反し、さらには地方自治法第 138条の2に違反し、法令に優先させて、天皇病気という私的事情を理由とし、議決された行政事務である産業祭りや市民大運動会を中止し、関係予算を未執行とし、さらには右違法行為に基づいて新たに折り込み広告費の支出負担行為の決定を行ったことは、絶対に容認できるものではありません。
 よって、草の根市民クラブは、本件第64号議案、第4号補正に明確に反対の意思を表明します。
 以上。(傍聴席より拍手)
○議長(倉林辰雄君) 拍手はやめてください。傍聴人も静かにしなさい。静かにしなさい、傍聴人は。
 それから、5番議員さんに申し上げますけれども、もう少し討論の仕方というのを勉強してきなさいよ。いいですか、議題になっている事件についてのみ討論するんですよ。あんたは、途中でとめたってとめられないんだよ。
 傍聴人は静かにしなさい。それから、皆さんも静かにしてください。
 以上で討論を終了します。
 採決に入ります。本件を原案のとおり可決することに賛成の方の挙手を求めます。
                 〔賛成者挙手〕
○議長(倉林辰雄君) 挙手多数と認めます。よって、本件は原案どおり可決することに決しました。
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△日程第2 議案第65号 昭和63年度東京都東村山市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)
○議長(倉林辰雄君) 日程第2、議案第65号を議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。市民部長。
             〔市民部長 野崎正司君登壇〕
◎市民部長(野崎正司君) 説明前に、大変恐縮でございますが、予算書に一部プリントミスがございましたので、挿入申し上げました正誤表によりまして御訂正をお願い申し上げたいと存じます。
 それでは、上程されました議案第65号、昭和63年度東村山市国民健康保険事業特別会計補正予算第1号につきまして御説明を申し上げます。
 御承知のように、毎年、当初予算編成時点におきましては、歳入不足額が見込まれるという状況が続いているところでございます。昭和63年度におきましても、当初予算編成時の状況は非常に厳しい状況でありまして、3億 2,608万 9,000円に及ぶ不足見込み額が予想されたところであり、不足見込み額については、前年同様、歳入については一般被保険者分の療養給付費国庫負担金で、また歳出におきましては一般被保険者分にかかわる療養給付費において、それぞれ圧縮を行いまして、 10.74カ月分の予算計上を行い、事業運営をスタートさせたことは御案内のとおりでございます。
 この不足見込み額につきましては、昭和63年度国保事業の予算編成方針でも述べましたように、国保税率の改正も含め、昭和62年度の事業運営を見ながら検討を行ってきたところでございます。本年4月におきまして、昭和62年度の決算見込み額の予測から、1月以降の医療費の状況が継続するとすれば、辛うじて運営できるものとの判断をしたところでございます。したがいまして、昭和63年度の事業運営は、今後の医療費の動きによるところが大であると思っているところでございます。
 今回の補正予算第1号の要因といたしましては、圧縮された現行予算額を満年度予算計上とするものと、あわせまして、本年度の国保制度改革に伴うところの高額医療費共同事業の実施に伴う予算措置でございます。
 補正予算書によりまして、内容について御説明を申し上げます。
 恐縮ですけれども、予算書3ページをお開きいただきたいと思います。昭和63年度東村山市国民健康保険事業特別会計補正予算第1号といたしまして、第1条で、歳入歳出額にそれぞれ5億 8,737万 7,000円を追加し、歳入歳出それぞれ52億 4,033万円と定めさせていただくものでございます。
 また、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額、並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、第2条の第1表、歳入歳出予算補正によるところでございます。
 まず、歳入でありますけれども、8ページをお開きいただきたいと存じます。国民健康保険税でございます。昭和63年度の本決定の状況、また昭和62年度の各月における調定額の推移から昭和63年度の見込みを行いまして、一般被保険者分 4,907万円の追加、退職被保険者分 1,892万円の追加となり、合計で 6,799万円の追加となるもので、いずれも現年度課税分の見込みでございます。
 次に、10ページの国庫支出金でございます。当初予算におきまして圧縮してあることを御説明申し上げたところでございますけれども、今回、当初予算で見込んだ医療費を満年度にすることに伴う補正でございまして、追加額といたしましては2億 1,741万 7,000円となるものでございます。
 12ページをお開きいただきたいと存じます。繰入金でございます。国保事業運営基金の取り崩しによる追加2億 4,499万 9,000円で、当初予算での科目存置額 1,000円と合わせ、補正後の予算額として2億 4,500万円とするもので、繰入金合計額8億 500万円とする内容でございます。
 次に、14ページの昭和62年度事業決算における繰越金 2,525万円の追加でございます。当初予算での科目存置額 1,000円と合わせまして、補正後の予算額として 2,525万 1,000円とする内容でございます。
 16ページをお開きいただきたいと思います。先ほども御説明申し上げました国保制度改正における新規事業でありまして、高額医療費共同事業の実施に伴う交付金で、科目の増設となるものでございます。この共同事業につきましては、既に東京都を除きますすべての道府県におきましては実施されておりまして、今回、制度改正によりまして、この共同事業に対する国及び東京都の補助金が交付されるものでございます。
 事業の内容といたしましては、国保における医療費総額が80万円を超える額について、国庫負担金を除いた10分の6を対象として、2分の1を都費で、残りの2分の1を各保険者からの拠出金を財源といたしまして、東京都国民健康保険団体連合会が実施主体となるもので、昭和63年度におきましては4月診療分より実施するもので、現在の見込みとして、交付額は 3,172万 1,000円を計上するものでございます。
 次に、歳出について御説明を申し上げます。歳出につきましても圧縮予算を満年度編成するということを主眼に置きまして、今回計上させていただくものでございます。
 20ページをお開きいただきたいと存じます。最初に、総務費でございます。昭和63年度における職員手当等の追加 759万 8,000円を追加するものでございます。
 次に、22ページの保険給付費でございます。再三御説明申し上げておりますとおり、当初予算におきまして、一般被保険者にかかわる療養給付費におきまして、不足額に見合った額を圧縮計上しておりましたので、歳入同様、今回の補正予算におきまして満年度の予算とするものでございます。したがいまして、当初予算額に5億 4,354万 3,000円を追加しまして、既定額と合わせ36億 5,644万 2,000円とする内容でございます。
 24ページをお開きいただきたいと存じます。共同事業拠出金でございます。今回追加させていただく内容につきましては、歳入の中でも御説明申し上げました、高額医療費共同事業実施に伴う拠出金でございます。内容につきましては、歳入の際申し上げたとおりでございます。見込みといたしましては、過去の3年間の医療費をもとに高額医療費の割合から見込んだもので、当初予算における退職被保険者把握のリスト作成共同事業拠出金1万円に、今回の高額医療費共同事業に必要な拠出金額 1,932万 5,000円を追加いたしまして、 1,933万 5,000円とする内容でございます。
 次に、26ページの諸支出金でございます。既定予算額 380万円に 1,683万 6,000円の追加をいたしまして、補正後の予算額として 2,063万 6,000円とするものでございます。内訳といたしましては、一般被保険者にかかわる国保税の過誤納還付金といたしまして50万円の追加、さらに償還金といたしまして、昭和62年度国庫支出金 220万 1,531円及び都費補助金 1,412万 2,007円の超過交付に伴って返還するものであります。したがいまして、国庫支出金及び都補助金の返還及び国保税の還付見込み額を計上する内容でございます。
 最後に、28ページの予備費でございますが、端数の関係により7万 5,000円を追加するものでございます。
 以上、歳入歳出それぞれの既定予算額46億 5,295万 3,000円に歳入歳出それぞれ5億8,737万 7,000円を追加いたしまして、歳入歳出の予算額をそれぞれ52億 4,033万円といたしたいとするものでございます。
 よろしく御審議いただきまして、御可決賜りますようお願いを申し上げまして、提案理由の説明を終わらせていただきます。
○議長(倉林辰雄君) 説明が終わりましたので、質疑に入ります。黒田誠君。
◆14番(黒田誠君) 2点だけ質問をさせていただきますが、まず最初に、国民健康保険税の問題でありますけれども、61年、62年と引き続いて国民保険税を東村山市は値上げをして、市民にそれだけ負担を強いてきたわけでありますが、63年度のこの第──いわゆる12月補正ですね。この12月補正で一般の被保険者国保税が 4,900万、それから退職者の方が 1,890万何がしになっております。これは4月から、聞くところによると、10月までの大体数字であるというふうにお聞きしておりますけれども、じゃ、まだあと3月まで半年近く残っておりますけれども、その見込みは大体どのくらいになるのか。といいますのは、62年決算で3億何がし全体として残ったという経緯もあるわけです。その辺のところについてひとつお答えをいただきたいと思います。
 それから、先ほど部長の方からかなり詳細に説明のありました高額療養費の配分制度、拠出金の新設の問題でありますけれども、3年度を見込みとして歳出の方で計上されております。この辺のところの見込みについて、もう少し詳しくお答えをいただきたいと思います。
◎市民部長(野崎正司君) 最初に御質問のございました国保税の関係で、今後の見通しということかと存じますけれども、御質問の国保税についてでございますけれども、御承知のように、国保税の賦課につきましては、前年度の所得、それから当該年度の固定資産税に賦課する応能割額と、均等割と、世帯ごとに賦課する平等割額の応益割の合計が国保加入世帯の税額となるものでございまして、被保険者の加入、喪失すべてについて税額の変更が伴います。月割り課税となるところでございます。最終的な国保税の見込みといたしましては、過去における毎月の状況を参考といたしまして見込んだものでございまして、昭和63年度における国保税の調定は、昨年度の被保険者の所得増によるものと、固定資産税の評価がえによる増で見込みを上回っているというものでございます。特に、所得割におきます増が大きく、個人市民税同様に、被保険者の譲渡所得の伸びが国保税の賦課にも影響を及ぼしているものと判断はしているところでございまして、今後の見通しといたしましては、未申告者の所得の捕捉、さらにまた転入者に対する前住地への所得の照会等があります。これらを考え合わせますと、今後も若干の調定増は期待できるんではないか、このようには思っておりますけれども、まだそれらの作業中でございますので、金額的に幾らかということは申し上げかねますけれども、状況としてはそのようにあるということで御理解をいただきたいと思います。
 それから、2点目の高額医療費の事業についてでございますけれども、高額医療費の共同事業に対する問題でございますが、現在、国保を含む各医療保険におきまして、高額療養費の支給制度があるわけでございます。この制度とは基本的に異なるものでございまして、新規の事業でありまして、高額医療費共同事業は再保険の性格を持っておるというように御理解いただければと思います。既に東京都を除く道府県におきましては、先ほども提案の中で申し上げましたように、既に実施をされておるわけですけれども、今回の国保制度が改正されたことに伴いまして、高額医療費共同事業の強化、拡充ということから、東京都の市町村を対象として実施する内容のものでございます。
 実施主体は東京都の国保団体連合会でありまして、高額医療費の対象としては、80万円を超える額となりまして、その超える額を各保険者からの拠出金と、それから都道府県の負担として財源を充てるものです。また、国におきましても、この共同事業に対する事務費を負担するという内容でございます。高額医療費共同事業の総額の2分の1を都道府県補助で、また残り2分の1を各市町村拠出金として、その合計額を各保険者への高額医療費交付金とする内容で各保険者に戻ってまいります。したがいまして、80万円を超える高額医療費の発生件数が多い保険者にとりましては、財政的にも非常に助かる制度でございます。また、都道府県の補助が2分の1あるという点につきましても、従来からの高額医療費の共同事業と比べましても有利な面が考えられる、このようなことでございます。
 これらにつきましては、64年の4月診療分から12月まで実施されるという内容でございます。
○議長(倉林辰雄君) ほかにございませんか。荒川昭典君。
◆15番(荒川昭典君) 2点ほどお伺いしたいと思いますけれども、1つは、今度の補正予算を眺めてみまして、あと残すところ3カ月で63年度も終わるわけでございますが、この示されております数字は、ほぼこのまま3月の年度末を迎えるのではないか、こういうことでお伺いをしておきたいと思いますが、1つは、62年度の決算を終わったばかりでございますので、歳出の総額をちょっと眺めてみますと、62年度は45億 7,000万円余でございます。今度、63年度の総支出は52億 4,000万円、大体7億 3,000万円ぐらいふえています。さらに、中身を眺めてみますと、保険給付費、これ予算で見ますと36億 5,600万円、62年度を見てみますと、32億 500万円、こういう数字になっているわけですが、国保に加入した人たちの人数は、今の人口の増加を眺めてみますと、61年から62年度にかけては 530人おりましたけれども、やはり、大体 500人内外ではないか、こういうように思いますが、大変な医療費の伸びを示しているわけですが、これは何か加入者がふえたから単純にこれだけのものが伸びる、こういうことではないのではないかと思いますので、大体こういう大きな数字に伸びた背景などについて説明をしていただきたい、こういうように思います。
 それからもう1つは、これは議論が分かれておりますので、当然平行線になろうかと思いますが、基金の取り崩しの問題でございます。基金は、御承知のとおり、地方財政法の第4条の4で明確に処分方法は決まっておりますが、当然条例もできておりますが、条例眺めてみますと、確かに条例違反ではないでしょうが、この地財法の精神からいくと、この基金の取り崩しを安易に行っているのではないか。せっかく62年度に3億円を積んで、そしてすぐさま取り崩す。これでは名目的に基金を積んだだけであって、実際は繰越金処理をしたというのと同じではないか、こういうように解釈をするわけですね。ですから、その辺の考え方、またもう1つは、この程度の問題でございましたら、一般財源でやはり繰り入れをして、基金は特別な場合、事情が起きたときに限って取り崩しをするという、やはり、慣行をきちっとつくり上げるべきではないか、こういうふうに考えておりますので、この基金の取り崩しの問題についての見解をお伺いをしたいと思います。
◎市民部長(野崎正司君) まず、医療費の問題についての御質問でございますけれども、医療費の見込みにつきましては、今回、当初予算で見込んだ数値は、修正は行ってないわけでございまして、現在の風邪等の状況から、今後の医療費の動きを把握するのが非常に困難な状況にあるわけでございます。特に、62年の6月、7月、8月、これらの診療分は20%を超える状況にあったということは、決算審議の際にも御説明を申し上げたとおりでございますけれども、一方、63年度の4月以降の医療費の伸びといいますのは、比較的低く推移はしてまいっております。先ほども申し述べましたように、現在風邪が非常に流行しておりますし、学級閉鎖等も出ております。また、過日の新聞報道によると、全国的に流行性胃腸炎が今年大流行の兆しがあるという予想もありますし、これらの状況等を総合した場合に、医療費にはね返ってくると予想されるところでございまして、現時点におきまして、医療費の見込みを修正することは得策ではないんではないかというような判断をいたしたところでございまして、当初見込んだ医療費をもとに、満年度予算を計上したというところでございます。御承知のように、国庫負担金の申請におきましても、その年の医療費が基礎となります。最終的には、医療費の状況が現状のまま推移していくように願っているところでございますけれども、ただいま申し上げましたような状況等もございますので、当初見込んだそのままの延長ということで満年度化させていただきましたので、ぜひ御理解をいただきたいと存じます。
 それから、基金の関係でございますけれども、積立金の処分につきましては、地方財政法の第4条の4、また東村山市の国民健康保険事業運営基金条例等6条の規定による処分を行うというものでございまして、御質問の地方財政法第4条の4に抵触するのではという内容かと思いますけれども、62年度決算におきます剰余金の処分につきましては、地方自治法の第 233条の2及び東村山市国民健康保険運営基金条例第2条の規定によりまして、積み立てなければならないことになっておりまして、それによって処分をいたしたところでございます。
 基金の運用につきましては、財政調整基金でありまして、将来における事業運営基金として積み立てておければ好ましいと考えられるわけでございます。しかし、現状の国保財政につきましては非常に厳しい状況であることは、再三御審議の際にも御説明申し上げてきているところでございまして、62年度の剰余金が生じた件につきましても、国、都に対する要望、また保険税の徴収努力等、保険者の経営努力の結果であったろうということを決算審議の際にも御説明申し上げたとおりでございます。
 63年度の当初予算編成におきまして、満年度の予算編成ができなかった。したがって、圧縮予算という形でスタートしたことは御案内のとおりで、十分御承知されているものと思いますけれども、当初予算編成の際に、この不足額につきましていかに解消すべきか、所管また理事者を含めた中で検討を行ってきたところでありますけれども、本年の3月末に国の特別交付の交付等がありまして、その時点におきまして、昭和62年度決算の見通しがある程度立ったところでございますが、なお不足見込み額の解消するまでの剰余金は考えられませんで、結果的には、医療費の2月、3月診療分の動きいかんとなっていたところでございます。したがいまして、この時点におきましては、62年度同様、保険税のあり方を含めまして検討を続けてきたところでございます。最終的な決算内容につきましては、決算審査におきまして御説明申し上げたとおりでございますけれども、剰余金についても、地方自治法、また国保運営基金条例等の規定に基づき積み立てを行ったものでございます。
 御質問の取り崩しの問題で、地財法に抵触するのではという内容かと思いますけれども、私どもといたしましては、地方財政法第4条の4には抵触しないではないかというふうに考えてございます。それは、4条の4で「積立金の処分」ということで、御質問者も十分御案内かと思いますけれども、「積立金は次の各号に掲げる場合に限りこれを処分することができる」ということで、「経済事情の著しい変動等により財源が著しく不足をする場合において当該不足額をうめるための財源に充てるとき」ということがあるわけでございまして、ここで「経済事情の著しい変動等」ということで、医療費の状況等もこの「等」の中に加味されるであろうというような理解をいたしているところでございまして、御質問者もすれ違いというような言葉もございましたけれども、私どもといたしましては、そのような解釈をいたしているところでございます。
 このようなことは必ずしも好ましいということは考えられないわけでございますけれども、今後、予算編成の際等におきましても、御質問者は一般会計で埋めたらというようなこともございますけれども、やはり、すべて一般会計でということにつきましては、国保の被保険者以外の市民の方への問題等も考えますと、必ずしも一般会計だけでいいのかなというようなこともございまして、それらも含めた中で基金の取り崩しをせざるを得ない、このような状況でございますので、ぜひ御理解をいただきたいと存じます。
○議長(倉林辰雄君) 以上で質疑を終了し、討論に入ります。
              〔「省略」と呼ぶ者あり〕
○議長(倉林辰雄君) 討論がありませんので、採決に入ります。
 本案を原案のとおり可決することに御異議ございませんか。
             〔「異議あり」と呼ぶ者あり〕
○議長(倉林辰雄君) 御異議がありますので、お諮りいたします。
 本案を原案のとおり可決することに賛成の方の挙手を求めます。
                 〔賛成者挙手〕
○議長(倉林辰雄君) 挙手多数と認めます。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。
───────────────────◇───────────────────
△日程第3 議案第66号 昭和63年度東京都東村山市下水道事業特別会計補正予算(第2号)
○議長(倉林辰雄君) 日程第3、議案第66号を議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。上下水道部長。
            〔上下水道部長 小暮悌治君登壇〕
◎上下水道部長(小暮悌治君) 上程されました議案第66号、東村山市下水道事業特別会計補正予算第2号につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。
 内容の御説明に入る前に、御提案させていただきます要旨、性格につきまして概略申し上げ、あらかじめ御理解を賜っておきたいと思っております。
 今回の補正予算第2号につきましての主なる内容は、下水道建設事業費にかかわります4億 3,014万 2,000円の減額を中心といたします総額で4億 2,324万 8,000円の減額補正予算であります。
 下水道建設費の減額内容といたしましては、本年度当初予定させていただきました管渠築造工事のうち、都道 128号線の東村山、東大和市境までの設定工区の一部につき変更を余儀なくいたしたものであります。御案内のとおり、当該道路は幹線的道路であり、当市下水道整備計画の実態を踏まえ、本年7月以来、警視庁本部との道路使用の件につき数回にわたり警視庁担当官の現地実査を含め、誠意協議を重ねてまいりましたが、10月に最終的な結論といたしまして、全線を単年度工事施工することは一般交通に支障を来すという規制により、やむを得ず一部区間を次年度に繰り越しせざるを得ない結果と相なった次第であります。この点大変御迷惑をおかけいたしますけれども、おかけいたしますことは深くおわび申し上げたいと存じます。
 変更工区に関連いたします補助対象事業費の国、都補助金の確保につきましては、既に起債事業の事業説明などを通して、東京都、大蔵省に対しまして、次年度での確保方につき理解と配慮をちょうだいいたしているところであります。
 なお、事業変更によります整備計画につきましては、管渠延長で、当初3万 3,146メートルが2万 9,319メートル、 3,824メートルの減、面積で当初 147.9ヘクタールが 127.1ヘクタール、20.8ヘクタールの減となりますが、これは64年度において整備いたすものでございます。
 それでは、予算書により説明させていただきます。
 2ページをお開きいただきたいと存じます。第1条、歳入歳出予算の補正でございますが、歳入歳出の総額から歳入歳出おのおの4億 2,324万 8,000円を減額させていただきまして、歳入歳出予算の総額を56億 294万円とさせていただく内容であります。
 次に、第2条、債務負担行為の補正でございますが、4ページ第2表にございますように、内容といたしましては、昭和64年度に賦課させていただく予定の受益者負担金計算事務委託、印刷物等の業務を進めさせていただく必要がありますので、 199万 4,000円の債務負担を設定させていただくものでございます。対象地域は北負担区内、本町処理分区の41.6ヘクタール、東負担区の本町処理分区68.4ヘクタール、及び南負担区小平処理分区 1.9ヘクタールの 111.9ヘクタールを予定をいたしております。
 次に、第3条、地方債の補正でございますが、4ページの第3表にお示しいたしておりますが、先ほど申し上げ、御理解ちょうだいいたしておりますが、建設事業の一部変更に伴いまして、今回、公共下水道事業にかかわります地方債発行額3億 2,660万円を減額させていただきまして、合計27億 5,010万円とさせていただく内容であります。
 次に、7ページをお開きください。歳入歳出補正予算事項別明細の総括について御説明申し上げます。
 歳入につきまして、まず、国庫支出金でありますが、先ほど御説明申し上げました一部事業を次年度に繰り越したことから、補助対象事業費の減額に伴い、国庫補助金一般分等 9,096万円を減額させていただき、補正後、3億 6,229万 5,000円とさせていただくところでございます。
 次に、都支出金でございますが、国庫支出金同様の理由をもちまして、国庫補助裏分に相当する額につき 568万 8,000円の減額をいたし、補正後の額を 2,787万 2,000円とさせていただく内容であります。
 次に、市債でございますが、先ほど、地方債の補正につきまして御説明申し上げ、御理解いただいているところでございますが、今回3億 2,660万円を減額させていただく次第であります。
 引き続き歳出関係の主な事項につきまして御説明申し上げます。
 10ページをお開きください。まず、総務費でありますが、初めに職員人件費で、内容といたしましては、職員手当につき 363万 7,000円を追加させていただくものでございます。
 次に、使用料徴収事務経費 674万 6,000円を減額させていただきますが、内容は、東京都に委託しております下水道使用料徴収委託料を 672万 9,000円減額させていただくもので、東京都との協定に基づきまして、当初予算の取り扱いといたしましては概算計上させていただきましたけれども、その後、算定基準額の確定に伴い、精算計上させていただく内容であります。
 次に、維持管理費の管渠維持管理費でございますが、主な内容は、修繕料に 380万円を追加させていただくもので、これは都道 226号線及び新青梅街道の東京都の路面整備工事によります人孔等の移設にかかります修繕費でございます。
 次に、12ページをお開きください。事業費関係でございますが、まず、建設総務費の主なるものといたしまして、職員人件費につきましては 652万 8,000円を追加措置でさせていただく内容であります。
 次に、下水道建設費でございますが、先ほど来申し上げております今回の補正の主要を占める内容でございます。まず、公共下水道建設事業費でありますが、精算整理に伴いまして、4億 3,014万 2,000円の減額をさせていただくものでございます。
 まず、委託料で、今回 2,000万円を減額いたし、補正後の額を6億 1,080万 1,000円とさせていただくもので、内容といたしましては、実施設計委託料等の内容となっております。
 次に、使用料及び賃借料で 450万円減額いたし、 364万 8,000円とさせていただくもので、内容は、管渠築造工事に伴います立て坑迂回路用地の借り上げ等の精算によるものであります。
 次に、工事請負費で今回3億 9,300万円を減額いたし、補正後の額を29億 9,733万 2,000円とさせていただくものでございます。内容といたしましては、前段で御説明させていただきましたので、省略をさせていただきます。
 次に、負担金及び交付金でございますが、今回 1,264万 2,000円を減額いたし、 3,207万 6,000円とさせていただくもので、内容といたしましては、新青梅街道路面舗装に伴います事業精査によるものでございます。
 以上、昭和63年度東村山市下水道事業特別会計補正予算第2号につきまして、まことに雑駁な説明で恐縮でございますが、よろしく御審議の上、御可決賜りますようお願いを申し上げ、提案説明といたします。
○議長(倉林辰雄君) 説明が終わりましたので、質疑に入ります。国分秋男君。
◆13番(国分秋男君) 何点か質問させていただきます。
 今、部長の63年度事業のこの補正減に対しての説明がございました。非常に丁寧に説明いただいたんですが、私はそこで聞きたいんですが、今、その減額分を64年度へ繰り越すという説明でありましたが、そうすると、当初64年度、今後計画されるであろう事業に、その分だけ影響が出てくるだろうということは当然あり得るわけです。これがなければ、64年度の事業というのは、減額分は当然、その分だけ余分にできるわけですから、その分についての、その影響について、どういうことが64年度に出てくるのか、これについてちょっとお伺いしたいんです。
 それから、2つ目は、63年度のこの減額分について、今、次年度分繰り越しで20.8ヘクタールという説明でございましたが、本来、この事業というのは、事前に各機関に──省庁、機関に十分に打ち合わせして、それで施工するというのが常識的な見方だろうと思うんです。ところが、ここへきて、基幹道路の関係でまずいというふうな警察の御注意ですね。それでもってその分だけが繰り越しだということになりますと、その事前の協議、根回しというのかな、そういうことについてどうだったのかということが2点目であります。
 それから、3点目は、さらに、じゃ、来年度以降、そういう基幹道路、幹線道路を工事する場合に、またぞろこういう事態が起きてくるのかどうなのか。そういうことが心配ですので、この辺についてひとつ御説明願いたいと思います。
 それから、13ページでありますが、地下埋設物調査委託料、当初これは 3,570万円を計上しておりました。今度 1,870万円のあれですわな、増額補正ですよね。そうしますと、この地下埋設物について……。(「時計を見ながらやんなよ」と呼ぶ者あり) そんなことはいいんだよ。地下埋設物の問題について、当初どこかわかりませんけれども、場所は。わからないけれども、当初予定したより以上の困難なそういう地下埋設物調査ができてきたのか、発生してきたのか。そういう必要性が出てきたからこそ補正をするようになったと思うんですが、具体的にその辺ちょっと教えていただきたいんです。そういうことです。わかりますか、私の質問の中身。
◎上下水道部長(小暮悌治君) まず、何点かの御質問いただきましたけれども、順を追って御回答申し上げたいと思います。
 まず、第1点の御質問でございますけれども、64年度に整備を計画いたしております地域は本町処理分区の 68.48ヘクタールと小平処理分区の 1.9ヘクタール、合わせまして 70.38ヘクタールが64年の整備の計画面積となっております。ちなみに、昭和63年度整備を予定いたしました面積は 147.9ヘクタールを予定したわけでございますけれども、先ほどの提案説明でも御説明申し上げたとおり、20.8ヘクタールを交通事情等の関係によって64年度に回さざるを得ないということを引きましても、63年度は 127.1ヘクタールの整備が完了する予定になっております。
 なお、64年度の整備につきましては 70.38%に20.8%をプラスいたしましても、 91.18%というふうなことで、63年度より若干少ない整備の面積計画となっておりますので、これらについては支障のない範囲で今年度繰り越していったもの、また64年度に計画している整備面積については、万全を期して整備に当たっていきたい、このように思っております。
 2点目の、当初からというふうな御意見もございましたけれども、東村山市の工事を進めるに当たって、まず工区を設定するわけでございますけれども、その前提といたしまして、市内業者育成というふうなことから、工区を細分化した中で工区を設定してきた経過がございまして、都道に面しているところもあったわけでございますけれども、そういうふうなことで、今までは所管警察署、東村山警察署においてその許可が得られたというふうな経過がございますけれども、昨今の交通渋滞等、幹線的な道路の内容については、警視庁の許可範囲に入ってきているというふうなことから、ことしのこの工区につきましても、7月から警視庁の担当官等の協議をいたしまして、再三にわたって実地の調査もしていただいた経過がございますけれども、最終的には10月に、交通渋滞等を含めてこの工区の見送りという結論が出てきたわけでございまして、大変残念に思っておりますけれども、そのように御理解いただきたいと思っております。
 なお、来年度の内容につきましては、ことしの教訓を踏まえながら、工区の設定には十分配慮して、このようなことのないような工区の設定等を含めて、警視庁協議に当たっていきたい、このように考えております。
 次に、埋設物調査の内容でございますが、下水道工事を進めるに当たりましては、この埋設物調査は重要な要因を占めておりまして、この増になった内容につきましては、道路管理者の復旧条件の変更、これは車両の通過時の振動による騒音軽減のための復旧方法等の変更に伴いましての内容も含めての要因を持っております。当初 250カ所の埋設物調査の箇所を設定しておりましたけれども、そのようなことから、 298カ所と、立て坑7カ所の調査をするということで増になった内容であります。この内容変化に当たっては、設計コンサルタント等とも十分協議をした中で、増をした方が賢明であるというふうな御意見等をいただいた中で判断をさせていただいた内容であります。
 以上です。
○議長(倉林辰雄君) 青木菜知子君。
◆28番(青木菜知子君) 議案第66号について、何点か伺います。
 まず第1点目につきましては、公共下水道の建設事業費が、そういう意味で後ろ倒しになるということで、今、御質問、御答弁があったわけですが、私は、この、いわゆる、来年回しになる地域についての工区の地図が、この予算書、補正予算書についてないというところで、1つはちょっと具体的にどこまでこの面整備の中身が詰まっての御提案なのかということを伺いたいと思います。
 またもう1点は、62年度の決算審議の中でも、94%の実施率ということで、これが先送りになるという中での年度がずれ込むということではないんだという御答弁がありましたが、こういう形になりますと、70年度完成という中でどうなんだろうかという心配がありますので、それを伺いたいと思います。
 またもう1点、いわゆる、当初、これは今年度中というふうに思っていた方が、来年に回るということで、建築等の、そういう意味では見通しを持っていた方たちが、これがずれ込む影響があるんではないかと思いますが、その辺についてはどのように対応されるのか。
 また、今年度、62年度の決算でも、地下埋設物の調査や地質調査の委託料の中で、では、これできちっと調査をなさるという中で、実際の事故等の心配というのはないのかということで、63年度分の話を伺いました。
 そこで、伺いますが、63年の8月の1日に、これはお昼ごろに発見されたのですが、大きい穴があいた。これは61年度事業の中で、その62年の最後の方にですか、でき上がっていたわけですが、この大きい穴があいて、これについて警察が来て、警察が市に通報をした。ところが、1時ごろに通報したのに、4時ごろ業者が到着をして、警察官の指示によって掘り返してみたら、大変大きな穴がマンホール沿いにあいていた。このマンホール沿いにあいていたものを仮復旧をして、8月の9日に全面復旧ということで、管渠沿いに落ち込んでいる舗装部分も含めて、これを改修をなさった。ところが、この1つは調査、原因の調査、また補修の指示ということはどうであったのか。
 それからもう1点は、再度私がもう1回見に行きますと、今度は全面復旧したはずの場所がまた落ち込んでいる。私どもは、これは大変ずさんな工事ではないかと思いますが、この現況の確認と、やはり、原因についての調査、また今後の考え方、明確に出していただきたいと思います。
 以上です。
○議長(倉林辰雄君) 休憩いたします。
               午後11時51分休憩
               午後11時52分開議
○議長(倉林辰雄君) 再開いたします。
───────────────────◇───────────────────
○議長(倉林辰雄君) お諮りいたします。日程の変更についてをお諮りいたします。
 この際、本定例会の会期の延長についてを日程に追加し、直ちに議題といたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(倉林辰雄君) 異議なしと認めます。よって、この際会期の延長についてを日程に追加し、直ちに議題にすることに決しました。
───────────────────◇───────────────────
△追加日程第1  会期の延長について
○議長(倉林辰雄君) 議事日程、追加日程第1、会期の延長についてを議題といたします。
 本定例会の会期は本日12月20日までとなっておりますが、会期をあすの21日まで延長いたしたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(倉林辰雄君) 御異議なしと認めます。よって、会期は21日まで1日延長されました。
 なお、21日の本会議は、特に午前零時30分から開きたいと思いますので、御参集を願います。
 休憩いたします。
               午後11時53分休憩

               午後12時自然延会

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昭和63年・本会議

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