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環境建設委員会行政視察結果報告書

更新日:2011年2月15日

1.実施日

 平成20年10月9日(木曜)から10月10日(金曜)

2.視察地

3.視察項目

1)特定非営利活動法人エコ・モビリティ サッポロ(10月9日)
2)札幌市リサイクル団地(10月10日)

4.出席者

奥谷浩一委員長・清沢謙治副委員長
鈴木忠文委員・加藤正俊委員・伊藤真一委員
(欠席 朝木直子委員)
随行職員:田中憲太議会事務局次長

5 視察結果報告

札幌市の概要
北海道・石狩平野の南西部に位置。大正11年(1922年)8月1日の市制施行
面積 1,121.12km2 東西42.30km 南北45.40km
世帯数 857,640 世帯
人口   1,887,819 人 (平成20年4月1日 現在)
気候 日本海型気候で、夏はさわやか、冬は積雪寒冷。本州のような梅雨はない。
冬季の最深積雪は約1m、ひと冬の降雪量は約5mにも達する。
年平均気温はおよそ8.5℃、年総降水量はおよそ1,100mm。

(1)特定非営利活動法人 エコ・モビリティ サッポロ

(1) 特定非営利活動法人 エコ・モビリティ サッポロの概要
所在地 北海道札幌市中央区北1条西5丁目北1条ビル5F
事業内容 近距離交通システムとして、ドイツの首都ベルリンで開発された自転車タクシー(ベロタクシー)を運行。
運行日時 4月下旬から10月下旬まで 10時00分から日没まで運行
運行エリア 札幌市内中心部約2km四方の範囲。イベント。公園内。
 2008年4月より5台で運行開始 
利用料金 500mまで300円 あと100m毎に50円加算
 時間貸しは30分2000円 60分3000円
広告料 1ヶ月1台38万円
事業目的、事業内容に関して
 1 自転車なのでCO2排出せず地球温暖化防止に貢献
 2 サッポロ都心部の魅力向上と活性化を目指したまちづくりへの貢献

(2) 視察の目的
東村山市においても、北山菖蒲園にいく交通手段として運行できないか。又、市内の交通手段としても運行できないかを視察する。

(3) 視察内容及び考察
 札幌に着いた時、雨が降っていた。雨の時にはベロタクシーは運行しないとのこと。雨の時ほど利用者が増えるのでは、と不思議に思いつつ現地に到着、理由がすぐわかった。ベロタクシーには屋根が少ししかなかった。
 ベロタクシーの形状は洗練されており、ドイツ製で1台130万円。輸送費を含めると170万円になる。電動補助装置もついている。3時間で充電でき、1度充電すると1日もつ。ドライバーと大人2人が乗って300キロ。坂のない札幌では運行は十分可能とのことである。 
 現在、女性4名を含めて30代を中心に総勢20名が運転者として登録している。自転車だから運転免許は要らないが、自主的に免許所持者を採用、研修を行っている。4月から運行しているが、交通事故無し(10/9現在)。保険は対人3億円、対物5億円。保険は、人力車の保険になるため、5台で年5万円になる。
 20人がシフト制で運転を行っている。運転手の収入は、乗せた分の80%とチップで基本給はない。チップを除いて月18万になる運転手もいる。夏だけのため、冬は東京や、沖縄に出稼ぎに行く人もいる。一般的にアスリートの人が鍛えるため運転手になるとのことである。
開業にあたって法的には全く問題なし。(有償で自転車に人を乗せるのは人力車になるので警察は問題ない。無料では許可が出ない。)
当初、札幌市は全く協力無し。環境省は、自転車購入資金200万円を融資するという形で協力。(1月に融資、10/1に事業好調につき全額返済)大通りの商店街は協力的。客は観光の目的と生活のために利用する人が半々。病院や買い物に利用する人が多い。
事業を始めたとき最初に広告代理店の人が来て、広告の8割が決まった。広告主は北星大学、ポッカ(ミルクプリン製造)、宝酒造(京都のベロタクシーも応援している)等で1ヶ月38万円で6ヶ月契約している。広告主は目新しいものを求めるので心配なところがある。又、広告主との契約で空車でも走っている。
今まで6720名が利用(5台で月70万円の収入)。イベントに呼ばれて1350名が利用。
いろいろ説明を聞いた後、このベロタクシーの本質は広告会社だと感じた。観光客が年1200万人来る札幌市。坂がない平坦地。広い道路。東村山に導入するには考えなければならない点がたくさんあると感じた。

ベロタクシーの写真
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(2)札幌市リサイクル団地
(1)  視察の目的 
秋水園の将来構想の一つとして、広域行政圏における廃棄物リサイクル処理センター化がある。先行自治体による同種事業の利点、課題を検証し、将来の当市への応用、展開を考察するもの。
 今回、視察を行った札幌市リサイクル団地は、札幌市東区中沼町に位置し、事業系廃棄物の各種処理・リサイクルのモデル事業を行うことを目的に、平成6年から8年にかけて建設された。「産業廃棄物の処理に係る特定施設の整備の促進に関する法律」に基づく第1号の認定を受けた、国内的にも先進事例となる施設である。
 23haの広大な敷地に、民間処理業者、第3セクター、札幌市が建設・運営に参画、「一業種、一企業」の複合的事業展開を行っている。

● リサイクル団地内の各種処理施設

  • 廃油再生施設
  • 有機汚泥処理施設
  • 無機汚泥処理施設
  • 特殊処理施設
  • 廃コンクリート再生施設 民間事業者
  • 生ごみリサイクルセンター
  • 廃タイヤリサイクル施設
  • プラスチック油化施設
  • ペットボトルシート化施設
  • ペットボトルフレーク化施設
  • 建設系廃材リサイクルセンター 第3セクター
  • 中沼資源選別センター
  • 中沼プラスチック選別センター  札幌市

  (太字は今回の視察対象施設)

当市への応用事業として、以下の施設を視察することとした。
● 視察対象 札幌市リサイクル団地 (札幌市環境局 清掃事業部)
(1) 中沼プラスチック選別センター
「容器包装リサイクル法」に基づく資源再生処理を考察する。
(2) 北海道ペットボトルリサイクル 株式会社
    使用済みペットボトルの資源再生処理を考察する。

A プラスチックゴミの収集、選別処理施設

ア 視察先および応対担当者 中沼プラスチック選別センター 小泉所長
業務 「容器包装リサイクル法」に基づき、一般家庭プラスチックゴミから分別基準に適合させるための不適物除去作業
(注記) ペットボトルや、金属との複合製品は処理ラインで機械処理、および手作業で除去。
(注記) 資源ゴミ収集は、透視性のゴミ袋により、一般のプラゴミとは別の収集車で収集。
(注記) 自治体として「センター」の請負う業務は、消費者から排出されるプラゴミを収集、分別して、リサイクル最終処理を行う「特定事業者」へ引渡すまでのもの。

イ 中沼プラスチック選別センターの施設概要
所在地 札幌市東区中沼町45-11
敷地面積 8,743.93平方メートル
建築面積 4,220.45平方メートル
延床面積 8,374.06平方メートル
竣 工 平成12年6月 (同年7月に稼動開始)
 (注記)平成9年、容器包装リサイクル法施行、同12年に対象廃棄物拡大
定格処理能力 82.6トン/1日
最大貯留量 314.6トン
受入品貯留量 143.6トン (2日分)
選別製品貯留量 171.0トン (3日分)
従業員 40名 (札幌市環境事務公社からの派遣)
内訳 機械運転管理 15人
  対客応対  5人
現業パート 20人

ウ 施設設置の背景となった事情
 従来、ゴミは「埋立てる」か「焼却」する
 問題点 「埋め立て」 平成20年で埋立地が満杯と予想された。
 「焼却」 プラの焼却は有害。
 札幌市では、平成10年に先行したビン、カン、ペットボトルに続き、平成12年にプラスチックの分別回収
を開始した。

エ 処理量の変化と今後の課題
 開設当初 18千トン/年
 現在 21 〃
 今後 23 〃 へ拡大を予想。
 現在、日量80トンのプラゴミが、祝日を含む月曜から金曜まで、70台 の収集車で搬入されており、処理能力の限界に達している。
 このままでは機械設備の増設、あるいは「第二処理施設」の建設が必要。
処理量抑制の対策として、平成21年度からの「ゴミ収集有料化」を予定している。

オ 作業工程
 収集車 ⇒ 計量所 ⇒ 受入ステージ 
⇒ 2階の貯留ステージにストック(1日最大処理可能量の2日分まで受入可)
⇒ 受入れコンベアに投入 ⇒ 破袋
⇒ 機械選別ライン(金属・ガラス類、ペットボトル除去)
⇒ 手作業選別ライン⇒梱包⇒製品ヤードへ(選別製品最大3日分貯留可)
⇒ 製品搬出

ゴミ選別ラインの写真
[@4ucms:説明]

手作業選別ライン

カ 出荷先での最終処理
 当初はすべて、油化施設(札幌プラスチックリサイクル株式会社:SPR)で「油化」(注記)を目指していたが、プラスチックの油化技術は他のリサイクル技術に比べ、採算性に難があり、ほとんどが製鉄所で燃料として使用されているのが実情である。
  実態は約9割以上が製鉄所溶鉱炉の補助燃料の還元材として使用されている。
(注記) 油化 プラスチック廃棄物を5mm程度の粒状に破砕。脱塩素、熱分解処理により、炭化水素油(軽質油、中質油、重質油)として再生させる技術。

キ 施設設置運営の効果
(ア)埋立地の延命
(イ)市民のゴミに対する意識改革

ク 考察
札幌市は人口比で当市の12倍の自治体ではあるが、同市で行われている廃棄物リサイクル事業は、当市が将来、秋水園再生を含む広域行政圏での廃棄物事業を考える上で、大いに参考となる施策を展開していると考える。なぜなら、札幌市が実施している「プラごみの選別からリサイクルへの流れ」、すなわちプラスチック廃棄物を、(1)燃料資源化(RDF(注記))、(2)マテリアル再生(建設資材)、(3)ケミカル再生(炭化水素油への油化)へ向かわしめる実証実験的な行政としての施策が、単に実用化されているだけではなく、(1)市民のゴミの削減意識の向上を理念の一つとしていること、また、(2)当市の「98プラン」と同様の「埋立てない、燃やさない、再資源化する」の環境保護理念に合致しているからである。ただし、札幌市のこの事業を考察して、同市が抱える課題を通し、次のような点を指摘しておきたい。 
 ((注記)RDF Refuse Derived Fuel の略称。廃棄物固形燃料のこと。)
まず第一に、事業開始から約8年を経過し、ゴミの分量が年々増加し、近くは機械設備の増強、あるいは新施設の開設を考えなくてはならなくなっている現状である。ことここにいたって、施設設置8年を経て札幌市は21年7月から「ゴミ収集の有料化」を実施するが、このことは応益負担の必要性が如実に表しているといえよう。当市はその点では、先行して成功しているといってよい。
第二点として、プラスチック油化技術の実用化には、依然として費用対効果の壁が大きく立ちはだかっているということである。化石燃料の枯渇が懸念される中、真に「燃やさない、再資源化する」の理念実現には、油化技術の進歩が待たれるところである。

B ペットボトルのリサイクル施設

ア ペットボトルフレーク化施設の概要
視察応対担当者 佐藤工場長
業務  ペットボトルのフレーク化 (民間事業)
所在地 札幌市東区中沼町45-58
敷地面積 5,744平方メートル
延床面積 3,096平方メートル
竣工 平成10年10月
処理能力 12,600トン/年

イ 民間事業者工場への視察目的
 当市の秋水園を資源再生施設として再生させることを視野に、ペットボトルの最終処理施設がいかなる工程で作業を行い、また事業者がどのような問題、課題を抱えているかを、同一リサイクルセンター内所在の「中沼プラスチック選別センター」の事業と合わせ視察するもの。

ウ フレーク化、作業工程
(注記)ペットベール = 「ベール化(押しつぶし)されたペットボトル」 
 ペットベールの解体
 ⇒ 塩ビボトルの除去
 ⇒ 色付きボトルの除去
⇒ 金属の除去 
 ⇒ 粉砕(8mm以下に) ⇒ ラベル除去 ⇒ 洗浄

 エ リサイクルへの流れ

  • ラベルはSPR(札幌プラスチックリサイクル株式会社)で油化処理される。
  • フレークは隣接するポリテック株式会社でシート化。卵パック、フルーツパックなどに再生される。(売上全体の約80%)
  • 帝人のような繊維メーカーに素材原料として販売されている。

(売上全体の約20%)

オ 経営上の課題

  • 原料となるペットベールは入札により仕入れされており、より高価な価格を提示しないと絶対量の確保が少なくなる。入札は全国規模であり、地元の業者として独占できるしくみではない。

(注記)収集し納品した自治体には「資源物売払収入」が入る。
(例 平成19年度、東村山市1,286万円)

  • 事業立ち上げ当初、100円/kgだった販売価格も45円/kgに下落している。
  • その結果、設備の最大処理能力12,600トン/日に対し、現在の稼動状況4,000トン/日と、設備稼働率は1/3に低迷している。
  • 売上高、利益率とも大幅に低下しており、企業間の経営体力格差が明暗を分ける様相。
  • 同業者、大阪府堺市の根来産業株式会社は、本年7月18日に大阪地裁へ民事再生法の適用を申請した。(負債総額85億円)
  • 川崎市の株式会社ペットリバースは本年6月30日、東京地裁に対し自己破産を申請した。(負債総額18億円)

カ 考察
 ペットボトル再利用のしくみは、技術的には確立していても、経営面において事業者にとって厳しい実態がある。脆弱な経営基盤の上に、過酷な競争を課せられている現状では、近い将来、経営の統合や廃業を余儀なくされる事業者がさらに続き、業界内の淘汰が進む可能性があるとともに、安定した最終処理に不安を生じる懸念がある。
自治体がこの問題に直接、責任を負うものではないが、回収したペットボトル廃棄物を安定したしくみの中で資源化していくために、業界全体の経営の安定が強く期待されるものと考える。

隣接の油化工場の写真

フレークの20%は、隣接の油化工場へ

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