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環境建設委員会行政視察報告書

更新日:2012年12月19日

1.実施日

平成24年10月15日(月曜)から10月16日(火曜)

2.視察地

(1) 大阪府寝屋川市
(2) 愛知県岡崎市

3.視察項目

(1) 寝屋川市 : 北河内4市リサイクルプラザ「かざぐるま」 
(2) 神戸市 : 岡崎市中央クリーンセンター

4.出席者

 山口みよ委員長、伊藤真一副委員長
 奥谷浩一、小町明夫、蜂屋健次各委員
 随行職員 清遠弘幸資源循環部次長
        野崎英司議会事務局次長補佐


環境建設委員メンバー

5.視察結果報告

《1》北河内4市リサイクルプラザ「かざぐるま」

視察日:平成24年10月15日(月曜)
視察場所:寝屋川市寝屋南1-7-1 北河内4市リサイクル施設組合

【北河内4市の概要】
1.構成市 枚方市 寝屋川市 四条畷市 交野市
2.面積 134.10平方キロメートル
3.人口 780,886人(平成24年3月31日) 
(内訳)
 枚方市   面積65.08平方キロメートル 人口406,123人
 寝屋川市  面積24.73平方キロメートル 人口239,906人
 四条畷市  面積18.74平方キロメートル 人口56,774人
 交野市   面積25.55平方キロメートル 人口78,083人

【視察の目的】
 東村山市は平成26年度のリサイクルセンター稼動開始に合わせ、容器包装リサイクルプラスチックとペットボトルの中間処理を、民間事業者に外部委託する方向で準備を進めている。同質のプラスチックを素材とする両者をどのように分類処理しているのか、また、コスト面や環境影響において課題はないのか等、民間外部委託するとはいえ、引き受け手となる事業者が直面するであろう課題について、議会としても認識を共有しておく必要があると考える。
 容器包装リサイクルプラスチックとペットボトルは材質が同じであるにもかかわらず、中間処理後の処理過程がまったく別となることから、混合処理を行う自治体は意外に少ない。そこで、数少ない先行自治体の一つである北河内4市リサイクル施設組合の処理施設「リサイクルプラザ かざぐるま」を視察対象に選定したものである。前述の目的を達するとともに、今後進められる、当市の廃プラスチック資源物の処理事業を見守る上で必要な情報を入手し、議会として市行政への必要な提言を行っていきたい。

【視察の概要】
 北河内4市リサイクル施設組合の「リサイクルプラザ かざぐるま」の研修室において同組合の高田哲治事務局長兼課長をはじめとする職員から、事業の概要、施設設置から今日までの経過、現状の課題などの説明を受けた。その後、稼働中の施設内の見学を行い、委員各自が疑問点を整理した。そして、再び研修室において質疑応答の時間をとってもらい、事業予算をはじめとする現状の課題と対策を中心に疑問点を明らかにしていった。

1.「リサイクルプラザ かざぐるま」設置までの経緯
 平成12年の容器包装リサイクル法の完全施行を受け、平成13年、寝屋川市は市内の一部地域をモデル地区として、容器包装リサイクル処理を開始し た。まず、ペットボトルの収集、処理を先行させ、次いで容器包装プラスチックを別々に収集したものの、収集コストを削減するため混合収集に切り替えた。その最大の理由は、戸建て住宅に比べ、収集作業の協力を得難い共同住宅が多く、それらを含む全戸実施に移すには混合収集が合理的と判断したものである。
 同時に隣接する守口市を含む枚方市、四条畷市、交野市および寝屋川市5市による、「(仮称)北河内広域リサイクル共同処理事業における覚書」が締結された。
 その後平成15年、守口市は市町村合併具体化の影響から共同事業への参画を辞退したが、その他4市により、平成16年6月に一部事務組合「北河内4市リサイクル施設組合」が設立され、平成20年2月に「リサイクルプラザかざぐるま」が稼動開始した。


「かざぐるま」の処理工程を示す案内板

2.「リサイクルプラザ かざぐるま」施設概要
 敷地面積  4,866平方メートル
 建築面積  2,063平方メートル
 延べ床面積 管理棟  601平方メートル SRC3階建て
         処理棟 4,017平方メートル SRC(一部S)4階建て
 施設規模  53t/日(11時間稼動)
 処理概要  ペットボトル、プラスチック製容器の選別・圧縮梱包処理

3.処理工程
 (1)プラットホーム  収集車による貯留ピットへの廃棄物投入
 (2)貯留ピット    クレーンにより、受け入れホッパに運ばれる (3300立法メートル/2日分)
 (3)受け入れホッパ、受け入れ供給コンベヤー 処理開始
 (4)破袋機      袋が破られ、中身が取り出される
 (5)粗(あら)選別機 振動や風圧で重量プラ、軽量プラに選別
 (6)手選別コンベヤー 重量2、軽量2の4本での手選別処理ライン
               ピーク時1ライン6人体制
               合計24人でペットとプラ、異物の選別を行う
 (7)磁力選別機    鉄類の異物は機械によっても除去される
 (8)ペットボトル、プラスチック製容器包装圧縮梱包機 圧縮梱包される 
 (9)梱包物ストックヤード 完成品として日本容器包装リサイクル協会へ出荷される


手選別ラインを視察する各委員


手選別コンベヤー

4.収集持込の現状
 四条畷市は戸別収集を実施
 他の3市は集積所収集
  

5.周辺環境への影響と対策
(1)健康被害訴訟
 組合は焼却施設ではないので、有害物質による健康被害の懸念はないものと考えている。しかし、住民により平成17年に操業差止等請求訴訟が提起された。
 平成20年9月の一審、23年1月の控訴審とも組合側勝訴の判決が下されている。
 判決理由は、健康被害と施設の因果関係が認められず、住民の社会生活上の受忍限度を超える侵害があるとは認められないとするもの。
(2)周辺自治会との協働
 また、周辺住民の生活保全の課題を解決するため、周辺自治会との協働を行うため「北河内4市リサイクルプラザ地域環境保全協議会」を設置、現在31自治会中25自治会が参加している。
(3)防臭対策と環境監視モニター
 また、環境保全対策として、施設内に悪臭の漏洩遮断のためエアカーテン、高速シートシャッターなどの設置や、活性炭吸着装置による施設内空気の浄化を行っている。また、活性炭吸着装置を通過した空気が屋外に排出される時には、排出空気測定器による測定が自動的に行われており、環境基準値4物質など有害大気汚染物質の含有状況を電光掲示している。

6.質疑応答
Q 市民への啓発活動はどのように行っているか。
A 主に広報誌によって行っている。寝屋川市が平成14年に全市で開始してから、長きにわたっており、市民も慣れ、定着してきている。  
  施設稼動当初と比較し、現在は異物混入率も半減している。

Q 容器包装プラスチックの汚れがペットボトルに付着する問題はないか。
A 汚れを付着させるのは、生ゴミの残渣であり、市民への啓発活動により解決している。今まで、ペットボトルの出荷品の品質にクレームを生じたことはない。また、収集車に対し、月に1回の「ゴミ質検査」を実施している。
 施設内の処理過程において、粗選別機によって、軽量と重量のプラスチックに大別され、その後の手選別作業の負担を軽くして、ペットボトルとその他のプラスチックの選別の精度を上げている。

Q 事業コストの概要を知りたい。
A 総事業予算は平成24年度で429百万円
<主な歳出予算>
     運転経費     180百万円 (要員派遣を含み事業者に委託)
     負債償還元利金  107百万円
     人件費         50百万円 (4市から派遣された組合職員)
     光熱費         17百万円

 各自治体別の予算拠出金割合 (人口、面積比)
     枚方市   50%
     寝屋川市 30%
     四条畷市、交野市 各10%

Q 建設コストの概要を知りたい。
A 敷地取得費  300百万円
  敷地造成費   50百万円
  建設工事費  1800百万円 (国からの補助金1/2 900百万円)
  ・性能発注方式 施工 新明和工業株式会社

Q 受託業者との契約について
A 契約した委託費によって、処理工程全般を委託している。実際に手選別ラインで作業を行う人員の人件費などはすべて、これに含まれる。
  完成品のベール品質評価はAランク(品質適合比率90%以上かつ前年比2%以上改善、もしくは95%)を求めており、現在これをクリア(97%)している。

【考察】
 現在、東村山市が今後進めていく容器包装プラスチックとペットボトルの混合収集および、混合処理には、いくつか解決していかなくてはならない課題が想定される。

 その第一は手選別処理ラインによる処理コストである。北河内リサイクル施設組合参加の4市は、合計人口比で東村山市の5.1倍である。その施設の運転経費180百万円を単純に割り返すと当市の場合約35百万円となる。民間事業者との委託契約にあたっては、一つの参考事例となると考える。
 第二は容器包装プラスチック残渣の汚れがペットボトルに付着する心配である。
 「かざぐるま」では、現在までのところ、ペットボトルのベール品質に問題は起きていないが、それは行政が市民に対して啓発活動を徹底して行い、市民の協力がしっかり得られていることが根底にあることを忘れてはならない。当市で今後、ペットボトルと容器包装プラスチックを混合収集するにあたっては、汚れたプラスチックの扱いについて、粘り強い啓発活動が必要となるであろう。同組合は「ペットボトル、プラスチック製容器包装の分け方・出し方」というパンフレットを作成し、市民に正しい分け方、出し方について協力を求めている。市民が迷う分け方、出し方をイラスト(次項)でわかりやすく工夫して解説しており、当市でもぜひ今後の参考とすべき内容であると考える。
 第三は季節的な処理量の変動である。夏場のピーク時にはペットボトルの持ち込み量が激増す「かざぐるま」はピーク時のキャパシティを念頭に建設、運営されているとの説明があった。当市においても、処理要員や、ストックヤードについては、十分な余裕を確保することが必要とされることは言うまでもない。
 第四は周辺住民の住環境の確保と理解を得られる努力である。「かざぐるま」はもともと市街化調整区域の農地であった場所に建設されたが、それでも公害訴訟が提起されてきた。その点において、住宅地が広がる当市においては、民間事業者の施設といえども、公共事業を委託する以上、周辺住民による理解については、市として、十分な配慮を行う必要があることを痛感させられた。

北河内4市リサイクル施設組合 発行
   「ペットボトル プラスチック製容器包装の分け方・出し方

北河内4市リサイクル施設組合 発行
 「ガスライター、スプレー缶火災 注意チラシ」

《2》愛知県岡崎市 中央クリーンセンター 

視察日:平成24年10月16日(火曜)
視察先:愛知県岡崎市中央クリーンセンター

【岡崎市 概要】
 岡崎市は人口378,217人、世帯数148,621(10月1日現在)徳川家康が生まれた岡崎城やNHK連続ドラマの舞台にもなった八丁味噌が有名な、歴史を感じさせる都市であるとともに、市街地と広大な山々をもつ都市である。視察した当時は丁度、市長選、市議選そして県議の補欠選挙のトリプル選挙の最中であった。

【視察目的】
 今回の視察は昨年度、新焼却炉が稼働開始した岡崎市の中央クリーンセンターに出向き、施設の概要、特にごみ発電について担当所管から伺うことで、我が市のごみ処理施設の更新に向けた参考にすることを目的とする。

【視察報告】
 今回の視察は平成23年6月より稼働が始まった「岡崎市中央クリーンセンター」に出向き、担当所管より建設の経緯と導入システムの概要を聞くこととした。

 岡崎市は可燃ごみを自区内処理しており、市内に旧中央クリーンセンターと八帖クリーンセンターの2か所で焼却処理をしていたが、施設の老朽化が進んだことで、旧中央クリーンセンター(処理量は日量240t、炉は120t×2)と八帖クリーンセンターの2号炉(処理量は日量150t)の施設更新を計画したものである。
 現状は新中央クリーンセンターで380t(190t×2)と八帖クリーンセンター1号炉で100tの3炉合計480t処理している。

【新中央クリーンセンターの特徴】
 採用した処理方法はシャフト炉式ガス化溶融施設。端的に言うと、循環型社会の形成を目指してごみ発電による余熱エネルギーの活用と溶融物(スラグ、メタル)の再資源化により最終処分場を延命化する施設である。
(1)蒸気タービン発電
 ボイラから送られてきた蒸気を使って発電し、施設内の電力を賄い、余剰電力は売電している。年間売電収入は2億4000万円程になっている。
(2)再資源化
 高温融解処理されたごみ(13,100t)はスラグ(12,000t)とメタル(1,100t)に分けられ、スラグはアスファルト合材、メタルは建築機械のおもりとして再利用している。スラグに関しては本年JIS規格を取得した。
(3)最終処分場の延命
 スラグ、メタルの再資源化により、最終処分場(市内)への搬入は飛灰のみ(従来の1/5)となり、大幅な延命化を実現した。ちなみに八帖クリーンセンターの焼却灰も中央クリーンセンターで溶融処理している。

【考察】
 今回の視察で感じたことは、新たなごみ処理施設を稼働するまでの道のりである。平成13年に中央クリーンセンター建設に向けた土地利用基本構想を策定し、用地取得に着手、平成22年度に試運転を開始し、昨年度に正式稼働を始めるまでに10年余の歳月をかけている。概要にも触れたとおり、市街地と広大な山林を併せ持ち、施設新設に我が市程のリスクを伴わない岡崎市であっても、その間、地元対策として地域対策委員会や環境保全対策会議を設置して行政と地域住民が信頼関係を構築してこの事業を推進してきたことは大きく評価するものであり、参考になると考える。
 我が市の場合、焼却灰は最終処分場での埋め立て処理は行わずにエコセメント化をしているが、岡崎市中央クリーンセンターで特筆すべきは蒸気タービン発電である。施設内で使用する電力を全量賄うと共に、余剰電力を売電することで年間の焼却燃料費を賄い、また太陽光発電も装備されており、次世代焼却施設となっている。また、八帖クリーンセンターの1号炉(全連続燃焼ストーカ式、処理量100t/日、平成7年度竣工)でも蒸気タービン発電を行っており、やはり施設内(焼却場と隣接するし尿処理場)の電力を賄い、余剰電力(平成弐参年度は約1,800万円)は売電している。このことは昨年の東日本大震災時の計画停電時に電力不足で焼却を一時停止になったことを思うと、大いに参考にするものである。
 焼却炉やごみ発電の技術は今後も進化していくと思われるが、秋水園の建て替えを10年後に控えた我が市としても、国、都の動向に注視しながら、安定的・継続的なごみ処理体制を構築しなければならないと考える。


岡崎市中央クリーンセンターにて

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