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都市整備委員会視察報告書

更新日:2015年12月25日

1.実施日

平成27年10月13日(火曜)

2.視察地

(1) 埼玉県戸田市 蕨戸田衛生センター組合
リサイクルフラワーセンター
(2) 武蔵村山市 比留間運送株式会社

3.目的

生ごみの資源化について

4.出席者

委員長山口みよ
副委員長蜂屋健次
委員奥谷浩一、朝木直子、小林美緒、渡辺英子

5.随行職員

ごみ減量推進課長 内野昌樹  
ごみ減量推進課主任 小林浩一朗
議会事務局議事係長 萩原利幸


▲市民に配付する季節の花々(リサイクルフラワーセンターにて)

1.戸田市:蕨戸田衛生センター組合(リサイクルフラワーセンター)

事業概要

 蕨市と戸田市は、環境行政の拠点施設として昭和34年に蕨戸田衛生センター組合(蕨市長と戸田市長が管理者)を設立し、その後、次の世代に良好な環境を引き継ぐべく、環境保護を目指した循環社会の構築を目的として、平成21年11月13日にリサイクルフラワーセンターを開設した。
 また、平成22年2月1日より開始した、生ごみと花苗の交換事業については、組合で実施する以前に戸田市が先行して事業化していたことから、同センター開設時には既に800世帯を超える事業になっており、それを組合事業として引き継いだ経過がある。

施設概要(平成27年4月末現在)

利用対象世帯 蕨市 36,225世帯 戸田市 60,325世帯
生ごみバケツ登録世帯 蕨市 49世帯 戸田市 1,105世帯
センター敷地面積 8,746.34平方キロメートル
施設所在地 埼玉県戸田市大字美女木980
完成年月日 平成21年11月13日
運営開始 平成22年 2月 1日
花苗生産鉢数 約110,000鉢/年
生ごみ処理量 40キログラム/時 240キログラム/日(307日稼働/年)

視察概要

  • 運営管理方法

(1)(有)日本花の友へ委託
(2)開園日及び開園時間
年末年始(12月29日~1月3日)及び勤労感謝の日(11月23日)を除く毎日
午前8時30分~午後5時  ただし、花苗の管理のため閉園日も作業あり
(3)生ごみバケツと花苗交換受付時間
午前9時~午後4時
(4)堆肥化装置の運転
開園日から日曜日を除く毎日
午前8時30分~午後5時

  • 諸経費

(1)初期費用276,365,000円
備品購入費 15,012,000円
工事費 20,307,000円
委託料241,046,000円
(2)運営費(消耗品費、燃料費、運営委託料、薬品費等)
25年度実績 51,023,000円
26年度予算 53,517,000円
27年度予算 52,795,000円

  • 障がい者雇用実績

(1)1日当たりの雇用実績
蕨市   障がい者 8人、支援員 2人
戸田市  障がい者 12人、支援者 3人
(2)延べ人数
蕨市 障がい者 1,920人、支援員 480人
戸田市 障がい者 2,881人、支援員 720人

戸田市にて

戸田市にて

  • 質問に対する回答から(抜粋)

Q 生ごみの何%が持ち込まれているか
A 平成26年度は、家庭ごみ32,481.1トン、生ごみ76.4トンという実績であり、全体の0.3%弱の割合であるが、この事業を組合のシンボル事業と位置付けている。(戸田市だけでは1%がフラワーセンター持ち込み)
(注記)生ごみバケツ登録は1年待ちの人気事業

Q 1キロの生ごみを回収し、堆肥にするまでのコストは?
A 平成27年度のリサイクルフラワーセンター運営費の予算額52,795千円を堆肥生産量19,946トンで割ると2,646円。焼却よりも相当額の経費がかかることは事実である。
 花苗生産見込み数11万鉢/年で割ると1鉢479円となるが、障がい者・高齢者の就労(生きがい)や環境教育、市民の循環型社会のライフスタイルのシンボル事業等、事業の波及効果を両市の行政、市民に理解いただいている。

いいん

考察

 担当者のこの施設に対する誇りが素晴らしく、またホタルの育成やビオトープの整備などの環境教育、障がい者支援、高齢者雇用などの面から大変参考になる事業だと思われる。半面、生ごみの処理事業という意味からは費用対効果、処理能力の面から当市での導入には越えなければならない障壁は高いといわざるを得ない。
 当市の実情に合った方法を模索するにあたり、生ごみ処理という側面からだけではなく、福祉的側面も合わせてこの施設の持つ機能を検討すべきであると考える。

2.武蔵村山市:比留間運送(株)伊奈平工場

事業概要

 同工場は、昭和63年に一般廃棄物、産業廃棄物の処理を行うために開設され、現在は中間処理(処分及び再生)施設として、当市を含む近隣各市の家庭・企業から排出・搬入される「廃棄物」を「資源」として捉えることにより、建設廃材や木くずをもとに、屋上緑化のための人工軽量土にリサイクルするなど、「再生」と「適正廃棄」に取り組んでいる。

施設概要

視察概要
事業者

比留間運送(株) 伊奈平工場

所在地 

東京都武蔵村山市伊奈平3丁目25番地の5

敷地面積

7453,18平方メートル

取扱品目

廃棄プラスチック類、紙くず、木くず、繊維くず、動植物性残さ(生ごみ)、金属くず、ガラスくず、コンクリートくず及び陶磁器くずがれき類

処理施設

破砕機(9基)溶融機(1基)焼却炉(1基)圧縮機(1基)圧縮梱包機(2基)発酵機(1基)

合計処理能力

最大1,230t/日

視察概要

 最新鋭の各種処理プラントが稼働しており、搬入される廃棄物はマニフェストのチェックを受けた後、多くの重機やスタッフの手作業によって丁寧に廃棄物を種類別に分別し、各種プラントでそれぞれ適正な処理が行われる。
 リサイクル(再利用)や再資源化の可能性を最大限追究しているが、再生や再利用が難しい廃棄物については適切な無害化・安定化・減量化処理を行った後、最終処分場へと搬出しているのが現状である。

 ・木くず(生木)動植物性残さ(生ごみ)ALC廃材のリサイクル
木くず破砕処理
処理能力:171.1t/日(一廃)・203.6t/日(産廃)
 木くずはその大部分が可燃ゴミとして焼却処理されるが、廃機材に比べ水分を多く含んでいるため焼却処理するのには手間がかかる。このため、ばい煙の発生、燃え殻の処分等さまざまな問題を抱える焼却処理を減らせるよう、木くずのうち剪定枝、葉、根、草をリサイクルし有効利用している。主な再利用先は、家畜の敷料(使用後堆肥化)や人工軽量土の資材として堆肥化し、建物の屋上緑化などに利用される。


▲木くず(生木)動植物性残さ(生ごみ)ALC廃材のリサイクルの仕組み


▲廃プラ粉砕機にかけられた後、主に化学繊維の原料として海外へ輸出している


▲建設現場から出たがれき・コンクリート等は、破砕機にかけ路盤材や駐車場に使用している

委員

考察

 当市の生ごみ集団回収事業は、3世帯以上が集まったグループがそれぞれの家庭から出る生ごみを分別して専用バケツに保管し、週1回の決められた日時・場所にて市が回収し、平成26年度は、6月24日の事業再開後、132世帯から9,490キログラムを回収し、比留間運送(株)伊奈平工場に搬入している。
 しかしながら、同工場での生ごみ処理は、当市の集団回収対象物からコンビニや給食、飲食店での調理済みの物まで、すべて一括処理しているため塩分濃度が高い堆肥となり、栽培用には向いていない。この点が、先に視察した戸田市のリサイクルフラワーセンターとは違う形でのリサイクルであったが、人工軽量土壌として活用するには、軽量で適度な保水性・排水性を持ち、窒素・リン酸・カリウムなどの養分を含むため屋上緑化に最適との事。また、廃棄物の分解には他の熱源を使わず、自ら発する熱を効率的に利用している。これは省エネ設計であると同時に、地球にも優しい手法であった。
 リサイクル、生ごみ処理にも様々な方法があるが、市民の協力や理解なしでは生ごみの資源化は難しい。また施設自体も騒音や臭いの問題から近隣住民の理解がなければ継続して事業を続ける事自体難しいと考える。当市として今後どのような方法をどのように取り入れていくのか検討していく必要がある。

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