水銀測定器の設置を求める陳情
更新日:2016年3月24日
陳情事項
ごみ焼却に伴う水銀汚染発生による、周辺環境汚染と労働安全衛生法による
汚染を防ぐために水銀汚染測定器の設置をもとめます。
陳情理由
第一に、水銀は、人間の健康と環境に対して有害な影響を与える有毒物質であり、撒き散らしてはいけないものです。
水銀は、水俣病の原因となった有機水銀だけでなく、焼却などによって排出される金属水銀、無機水銀にも有毒性が確認されています。
その結果、2009年国連環境計画の提案に基づき、「水銀および水銀化合物による人為的な排出および放出から人の健康と環境保護をすること」を目的とする「水銀に関する水俣条約」が2013年に日本も含めて締結され・批准を経て2016年には正式発効される予定となっています。
また、すでに、EUでは、健康への悪影響を考慮して予防原則に基づき、ごみ焼却炉での排ガス規制が行われています。
第二に、柳泉園組合において、水銀汚染事故が2015年9月1日に起き、EUの規制基準(0.05ミリグラム/Nm3/h)の3倍、0.14ミリグラム/Nm3/hもの大量の水銀汚染が発生しました。この事実も水銀測定器が設置されていたため分かりました。
第三に、柳泉園の水銀測定器の取り付けは、労働安全衛生法にもとづき、労働者の安全を守るためにも取り付けられ、この基準は、EUの規制基準の二倍の厳しさです。働く人や周辺住民の生命と健康、安全を守るために水銀測定器の早急な設置を求めます。
資料1:月刊誌「紙の爆弾」12月号に「『国際水銀条約』批准の建前と実態―都内ごみ清掃工場から周辺住宅地に―水銀有毒ガスが放出」参照
資料2:市民団体が、都区内の議員による政務調査費の提供で、「水銀汚染検証市民委員会」を立ち上げ専門家を含む原因の調査追及を行い約1年後報告書をまとめたものです。報告書は下記の環境総合研究所のHPからダウンロードできます。
(環境総合研究所:http://www.eforum.jp/waste/Meroury-report1.pdf)
平成28年3月3日
陳情人 東京都東村山市秋津町4-40-10
鈴木 吾幸
このページに関するお問い合わせ
議会事務局
〒189-8501 東村山市本町1丁目2番地3 市役所本庁舎5階
電話:市役所代表:042-393-5111(内線3905~3906)
ファックス:042-397-9436
この担当課にメールを送る(新規ウィンドウを開きます)
議会事務局のページへ
