義務教育課程における平和教育に係る課題図書に関する陳情
更新日:2016年3月24日
陳情事項
市及び教育委員会並びに関係機関に下記事項を働きかけられたい。
記
1.義務教育課程において平和教育の一環として、広島の原爆被爆者による自伝である漫画「はだしのゲン」を課題図書にすること。
2.学校図書館及び市立図書館に当該図書を、「平和教育」を思わせるフレーズを含んだ目立つ様態での特別なスペースに置くこと。
陳情理由
1.近頃、動物の殺処分及び国政における戦闘的態勢の推進、歪曲した愛国心及び人権意識の助長、アイヌ及び在日朝鮮人への差別及び弾圧並びに戦犯の英霊化及び神格化などを、著しく不当に合理化、擁護若しくは賛美し、又は正当化する情勢が加速しつつある。
2.また、保守、革新及び中立不問で、日本国民が、己を正当化せしめ、自身に不都合な相手を一律悪と決め付け、又はこれに不当若しくは過剰な怨恨呪詛を抱き、淘汰しようとする傾向に陥りつつある。
3.そもそも、保守、革新又は中立の何れにおいても、その自由が保障されており、それぞれが平等に良心及び正義に基づく存在である。
4.しかしながら、保守、革新及び中立の何れに属する者たちにおいても、互いに他者の存在、意見若しくは思想を否定し、又はこれを悪と看做し、杓子定規に怨恨呪詛に充満した「反対」のフレーズの連呼を為す。自身の意見に染めることは、分かり合うことではない。
5.如何に各自に正義の意図があろうとも、「反対」を連呼し、又は相手を悪と決め付けた時点で、彼ら自身が、他者を理解しようとも努めない、他者への思い遣り無き攻撃的な悪に転身する。
6.この悪に、保守も革新も中立もない。
7.古き良き昭和の大和魂を取り戻すためにも、今一度、平和教育に尽力する必要がある。異なる意見を認めることが、分かり合うこと。
8.動物の殺処分の問題と同様に、この戦争の問題も、活字情報だけでは残念ながら、その悲惨さは伝わらない。
9.活字だけでも相当に強烈な描写であり、さらに情け容赦ないハードなタッチのイラストも加わった上での暴力描写満載の戦争漫画である「はだしのゲン」にあっては、物議を醸すものの、戦争の悲惨さを直球で伝達する極めて有用なメディアであるとともに、活字及び画像媒体の芸術作品としても至高の傑作図書として知られている。
10.戦争の悲惨さと併せて命の尊さを学ぶことで、人間形成に相当に良好な影響を与え、将来、真っ当な成人になることと思料される。
11.これにより、わが国における猟奇的又は凶悪な犯罪が減少するとともに、平和的外交へ向けた寄与を為せるものと期待できる。
平成28年3月8日
陳情人 埼玉県北葛飾郡杉戸町倉松一丁目7番27号
小畑 孝平
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