市立中学校制服の契約見直しに関する陳情
更新日:2021年4月8日
趣旨
1.公立学校には多様な経済状況の家庭があるため、制服は良質かつ安価なものが良いこと。
2.1にもかかわらず、市内市立中学校7校の制服代(上下、ネクタイまたはリボン、ただしYシャツ・ブラウス代は含まず)の最大の価格差は約8,500円であること。特に第一中学校(29,232円:女子制服)と第四中学校(36,188円:女子制服)は、制服の色柄以外ほぼ同じ条件(メーカー・販売店、ブレザータイプでネクタイまたはリボン、自宅で洗える機能、成長に伴う無料の直しなど)にも関わらず、最大約7,000円の価格差(女子制服)があること。(別紙参照)
3.公正取引委員会においても平成29年11月に公立中学校における制服の取引実態に関する調査報告書を公表し、その報告書の中で学校に対して期待する取組として概ね次のとおりまとめている。
(1)良質かつ安価な制服を生徒・保護者に提供する可能性を高めるため、メーカー・販売店の競争が有効に機能するように、コンペ、入札、見積もり合わせ等でメーカーや販売店を選定すること。なお、コンペにおいては、既存の制服以下の価格になるなどの配慮をすること。
(2)制服の仕様が学校独自であることを理由としてメーカーを指定している場合、その指定理由が妥当かどうかを確認すること。
(3)指定販売店などを増やすこと。また、新規参入業者へも門戸を広げること。
(注記)なお、同報告書では自治体による制服の仕様の共通化で制服の価格を抑えた例も紹介されている。
以上のことから、次のとおり陳情します。
・教育委員会及び各市立中学校においては、生徒及び保護者の視点に立って、生徒が良質かつ安価な制服を着られるよう、適切かつ速やかに制服の仕様及び契約方法の見直しを行うこと。なお、見積もりに当たっては、先の公正取引委員会の報告書を参考にすること。また、女子生徒については、多様性などを考慮して、スラックス(パンツスタイル)も選択できるよう配慮すること。
・当該見直しにおいては、市内市立中学校間の価格差を極力なくすような工夫や市内市立中学の制服(主要部分)の共通化を検討すること。当該検討において、現在採用している各制服について、全7校で採用した場合を複数社から見積もり、採用の際の参考あるいは候補とすること。
・契約見直しの結果は速やかに公表し、なるべく早く実行することが望ましいと考えられるため、令和3年4月に市立中学校に入学する生徒から、見直し後の価格での制服を着用できるよう努力すること。
令和2年2月6日
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