放課後余暇こどもくらぶへの予算要求に関する請願
更新日:2012年3月27日
請願趣旨
放課後余暇こどもくらぶは、平成18年10月より社会福祉協議会るーとの協力を得て、週1回の放課後活動を重度知的障害児を対象に、保護者自主運営から始まり、平成22年4月からは社会福祉協議会運営事業となり活動してきました。
しかしながら、市としての予算は事業化となった初年度は付かず、保護者会費の積立金と保護者有志による中間送迎、市民ボランティアの力を借りて何とか運営し、昨年やっと中間送迎の一部に値する予算がついた次第です。
保護者会としては社会福祉協議会と何度も話し合いを持ち、要望事項を伝えてきました。
社会福祉協議会も保護者の切なる願いを受け止め、行政所管である障害支援課に多くの書類を提出し予算要求を行ってまいりました。
昨年11月には、保護者会から市長への要望書も提出させていただきました。(添付資料1)
ですが、要望書に対する回答書(添付資料2)には具体的な回答は明記されず、平成24年2月に平成24年度予算決定の報告となり、保護者会メンバーはその報告に愕然としました。
予算は前年度と同額にすぎませんでした。活動の存続さえ危ぶまれると感じています。
中間送迎を請け負ってくれているバス会社も、24年度はガソリン価格の高騰等により請負価格の値上げを要求してきましたが、前年度と同じ予算となると、バスの質を落とし、マイクロバスから、シートベルトのない路線用バスでないと請け負えないといっています。障害ゆえ、着席もシートベルトなしでは難しい子どももいます。介助員の見守りにも限界があります。
12月の市議会の定例会で島崎議員の「放課後こどもくらぶ事業に対する行政の位置づけは?」の質問に、市は「市内在住の中・重度知的障害の自閉症を抱えた学齢期の児童を対象とした交流・余暇活動支援事業である」とはっきりお答えいただいています。予算の付かない事業があるでしょうか。
市内には、軽度の知的障害児を対象として活動を行っているグループがあります。そこに対する予算と比較してみてもこどもくらぶへの予算がいかに少ないか一目瞭然です(添付資料3)
重度の障害を持つ子どもは自ら友達と遊べません。居場所が必要なのです。親と離れて、社会性を身につけ自立への援助ができる場としてこどもくらぶがあります。週1回のたった2時間の活動でも当事者はもちろん、兄弟支援、母親のメンタル支援と、こどもくらぶの存在価値は計り知れません。
貴議会において重度知的障害児の放課後余暇の現状をご理解いただき、活動を保障するだけの予算要求をしていただくことを請願いたします。
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