秋水園リサイクルセンター整備計画に関する予算執行を凍結し、課題点の早期結論を求める請願
更新日:2012年6月6日
昨年の6月議会に請願した『「秋水園リサイクルセンター整備計画」について、さらなる費用の圧縮と秋水園への搬入(収集)車両数の縮減施策を求める請願』は9ヶ月間に及ぶ委員会審議を経て、3月議会本会議で全会一致(全議員の賛成)により「採択」いただいた。
議会のこの重い結論は、民意の集約と解される結果であり、「たたき台」と称された行政計画案及びその執行に多大な修正をもたらすものと、私たち市民は期待感を持ちその後の経過を見守ってきた。
しかしながら、引き続いた予算特別委員会での24年度予算審議、そして本会議では予算案の修正を決めることなく原案通りで採決してしまった。議会が「全会一致請願採択」との整合性一貫性を欠く自己矛盾ともとれる拙速な議会結論と考えられ、残念至極である。
(1)秋水園へ搬入車両数縮減のための分散化について
昨春スタートした新議会・環境建設委員会は請願を請け、行政が計画書案に掲げ検討を進める「ペットボトル」と「カン」の混合戸別収集を前提に、具体的な調査研究がすすめられた。
環境建設委員会の検討によって「ペットボトル」と「カン」の混合戸別収集と外部民間委託効果は、作業効率も良く、秋水園搬入車両数を5千5百台も削減でき、縮減効果が一層大きいことも議会での行政答弁などから明白となっている。
「ペットボトル」単品の外部民間委託(分散化)扱いでは、搬入車両数縮減の効果も少なく「ペットボトル」単品の民間委託化は、昨年の改選前議会・特別委員会で続けられた審議の結論と同じであり、既に一定の結果を得ていたところではないのか。環境建設委員会による1年間に及ぶ検証作業が何だったのか、実行へ議会の真価を問いたい。
秋水園から施設の分散化(外部民間委託)・搬入(収集)車両数の縮減施策を、民間事業者への過度の信用力不安などと、曖昧な理由により一律に排除することは時代錯誤である。「民間にできることは民間に」「最小限の経費で最大の効果」を斟酌し、「全会一致請願採択」の主旨実行を強く願う。
(2)さらなる費用の圧縮について
環境建設委員会の審議過程では行政自らが計画から削除し、予算案の積算時には無かった『事業所建設費』・1億数千万円が、一部会派の要望に基づき総額12億円程の積算枠に繰り込まれた。議会の審議そして決定手続きへの議会軽視は、議員自らが議会の存在、その権威を失墜させ、市民の信頼を失う自殺行為に他ならないことを自覚認識し、猛省を促したい。
25億円の建設計画に始まり、その6割・17億円そして12億円程と一見合理性を持って縮小させたかに見える建設費は、前記の問題なども内包し、その根拠は信頼性に乏しい。7億円を下回る建設具体事例の提示もあり、外部民間委託の品目の範囲、作業場の効率的活用方法など、施設の適正規模や検討最中の改善策を具体的に調整することにより、さらなる費用の圧縮へ一層の努力を求める。
このために予算執行を凍結し、2点の結論を得ることを求め請願する。
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