「オスプレイ」の横田基地配備に反対する意見書提出に関する請願
更新日:2013年8月30日
請願趣旨
米海兵隊は、7月30日に沖縄の普天間基地(宜野湾市)に追加配備を目的とする垂直離着陸機MV22オスプレイ12機の陸揚げを、山口県岩国市の岩国基地で強行しました。
住民の命が危険にさらされているなか、米太平洋空軍のカーライル司令官は7月29日、一部記者団とワシントン市内で会見し、空軍仕様の垂直離着陸輸送機CV22オスプレイの日本での配備先について、米軍嘉手納基地(沖縄県嘉手納町など)と並んで、横田基地(東京都福生市など)も有力な候補であると述べました。司令官は、日米両政府が2014年始めまでに決めるための協議中との見通しを示し、「横田も議論されている」「横田にはおそらく(配備先として選ばれる)相当の可能性がある」との見方を明らかにしました。
横田基地に配備を予定されているCV22オスプレイは、夜間訓練の拡大につながるものですが、MV22オスプレイと比較して、はるかに高い事故率を記録しています。防衛省の資料では、被害額200万ドル以上の「Aクラス」の事故率は10万時間あたり13.47(2012年6月15日時点)で、米軍機のなかでも最悪です。2010年4月にはアフガニスタン南部で作戦中に墜落して20人が死傷し、昨年6月にはフロリダ州で訓練中に墜落して5人が負傷しています。
このようななか、那覇市議会は8月13日、臨時議会を開き、民意を無視したオスプレイ追加配備の強行のさなかに起きた米軍ヘリ墜落事故について、日米両政府に抗議する決議・意見書を全会一致で可決しました。
貴職もご承知のように、東村山市議会は2012年10月3日、政府による日米安保条約上「MV22オスプレイ」の普天間基地への配備や低空訓練容認にふれて、「私たちは、こうした危険な『MV22オスプレイ』の配備と飛行訓練に、市民のいのちと安全を守る立場から、安全性が確認できない限り絶対に同意できません」との認識のもと、「横田基地への配備、低空飛行訓練を行わないことを強く求める」議長名の意見書を関係機関に提出しています。
横田基地近隣地域といって過言ではない東村山市には、約7万世帯、15万2,372人(8月1日現在)が日々の生活を営んでいます。平和で安全な市民生活をまもるために、地方自治法第99条の規定により、国の関係機関へ意見書を提出いただくよう請願します。
請願項目
- 横田基地へのオスプレイ配備に反対する意見書を国に提出すること
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