議会報告会報告書
更新日:2016年8月19日
1日目
サンパルネ
日時:平成28年8月5日(金曜)午後7時から9時
場所:東村山駅西口サンパルネ コンベンションホール
参加人数:41人
司会:蜂屋健次
報告と説明:小林美緒、佐藤まさたか、島崎よう子
その他の出席議員:肥沼茂男、かみまち弓子、おくたに浩一、
小町明夫、渡辺英子、村山淳子、
横尾孝雄、大塚恵美子、白石えつ子、
土方桂、石橋博、熊木敏己、石橋光明、
伊藤真一、駒崎高行、山口みよ、
さとう直子
2日目
廻田公民館
日時:平成28年8月6日(土曜)午後2時から4時
場所:廻田公民館 視聴覚室
参加人数:29人
司会:山口みよ
報告と説明:土方桂、島崎よう子、佐藤まさたか
その他の出席議員:肥沼茂男、かみまち弓子、おくたに浩一、
小林美緒、小町明夫、渡辺英子、
村山淳子、横尾孝雄、大塚恵美子、
白石えつ子、蜂屋健次、石橋博、
熊木敏己、石橋光明、伊藤真一、
駒崎高行、さとう直子
報告内容(1日目、2日目とも同様です)
ようこそ議会報告会へ(「市議会のしおり」(PDF:957KB)に沿って説明)
・東村山市議会について
・議会基本条例について
・議会報告会について
5月臨時議会の報告
市長提出議案1件・報告2件のうち、1件の報告をした。
・議案第27号 平成28年度国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)
6月定例議会の報告
議案、請願・陳情の審査経過と結果について報告をした。
市長提出議案9件のうち、4件の報告をした。
・議案第28号 空家等対策協議会条例
・議案第31号 本庁舎耐震補強等改修工事請負契約
・議案第32号 本庁舎設備老朽化等改修工事(電気設備)請負契約
・議案第33号 本庁舎設備老朽化等改修工事(空調設備)請負契約
議員提出議案2件について報告をした。
・第5号 次期介護保険制度改正における生活援助サービス、福祉用具、住宅改修の
見直しに関し、慎重な検討を求める意見書
・第6号 米軍属による沖縄女性殺害事件に抗議し、日米地位協定の見直しを含む
実効性ある対策を求める意見書
行政報告
第三中学校における保健体育科保健分野の未履修について
【概要】市立第三中学校で保健体育科保健分野の授業が正しく実施されていなかったことについて、6月9日の一般質問終了後に行政報告があり、全会派から質疑が行われたこと、及び7月22日に全員協議会を開催し、その後の状況について説明を受けたことを報告した。
結論を出した陳情27件(全件不採択)のうち、2件の報告をした。
・28陳情12号 水銀測定器の設置を求める陳情
・28陳情37号 日本国憲法の小冊子の作成と配布を求める陳情
政務活動費と議長交際費
平成27年度の実績を報告した。
主な質問と回答、意見と要望(要約・順不同)
(質問)国民健康保険特別会計の繰上充用が2年連続しているが、来年は大丈夫なのか?
(回答)議会でも同様の意見はあったが、市では「データヘルス計画を策定し、医療費の適正化を進めている」とのこと。
(質問)陳情と請願が同様の扱いとなったが、陳情が全件不採択となっている。全件が不採択では、提出者の思いが叶えられず、市民福祉の向上に寄与しないのではないか?
(回答)議会基本条例において、陳情を請願と同様の扱いとした。陳情は紹介議員がいないため、陳情文だけで判断しており、賛成者がいないケースが多い。不採択ありきの審査ではなく、賛否が割れたものもある。市民からの政策提案としてハードルを下げたつもりだが、結果的に当市の事情を知らない市外の特定の方から何十件も出されている現状がある。
(質問)本庁舎設備老朽化等改修工事(空調設備)の落札率が99%と報告があったが、談合の疑いについてはどう質したのか。議会として調査を行ったのか。
(回答)落札率が高いことについての質疑はあった。「ルールに則り適正に執行された結果」との答弁であり、議会としてそれ以上独自に調べる権限は持ち合わせていない。
(再質問)耐震補強工事と電気設備工事も含め、3つの入札の公告内容と経過を教えてほしい。
(回答)入札経過調書をもとに回答。公告については市HPに掲載がある旨を伝える。
(質問)4つの常任委員会は何を担当し、委員はどのようにして決められるのか。
(回答)市の担当部署は条例により決まっている。委員は各会派に割り当てられた上で選出される。
議会基本条例の検証結果について(8月5日)
議会基本条例第18条「見直し手続」の規定に基づき、この2年間の取り組みについて、議会運営が条例どおりに実施できているかを検証しその結果を報告した。
報告後、検証結果についてグループごとに意見交換を行った。各グループから出た主な質問、意見等は、次のとおり。
● 議員間討議が1件だけだったのはなぜか。
● 「市民に開かれた議会」は目的ではなく手段だと思う。本来の目的は何なのか。
● 報告会で出された市民意見のフィードバックはどう進めているのか。
● 政策研究会がなかなか立ち上がらないのはなぜか。
●久しぶりに傍聴に行き、名前を書こうとしたら書かなくてよいと言われ、驚いた。
●報告会には全議員が賛成しているのか。
●陳情を受け付けないことはあるのか。郵送でも受け付けているのはなぜか。
●陳情は、それが政策提案かどうかで取り扱いを判断するべきではないか。
●意見がより出しやすくなるよう、議会と市民の双方向でのやり取りができるといい。委員会の審査で傍聴者に意見を聞くなどの工夫がされれば・・・と思う。
●報告会で、議員個人の意見は述べない、という形は今後も続けるのか。
●報告会開催やインターネット活用等により、以前より議会へのハードルが下がった。
●議員は土日は何をやっているのだろうと思っていたが、いろんなところで議員の姿を見かけるようになって存在が身近になった。
●傍聴用資料は持ち帰りができるとありがたい。
最後に、見学に来られた廣瀬克哉法政大学法学部教授と千葉茂明「月刊ガバナンス」編集長からコメントをいただいた。
◎廣瀬教授
報告会を年4回実施している市議会は全国的に少ない。議会基本条例施行から2年間で仮検証と本検証を行っていることにも注目する。基本条例を制定したことで議会は変わったと思うが、市民としては「議会が変わった結果、私たちの暮らしはどう変わったのか」が関心事のはずであり、これからは結果が問われてくる。
◎千葉編集長
全国の自治体職員や議員に読まれている月刊誌に議会改革の特集を毎号掲載しており、東村山市議会も2年前に取材させてもらった。報告会の参加者が先細りする議会が多いが、今日の盛況ぶりに驚いた。今後、議会からの条例提案等が出てくれば、市民の関心も高まり、参加者もさらに増えていくのではないかと思う。
意見交換会(グループディスカッション)(8月6日)
参加者4~6名を1グループとし、議員が2~3名ずつ加わり簡単な自己紹介の後、テーマに沿い意見を出し合い発表した。
テーマ: 「住み続けたくなるまち 東村山へ!」
1枚の付箋紙に意見を1つずつ書いて模造紙に貼り、グループごとにまとめ3分程度で発表した。
【発表された意見(主なもの・順不同)】
●情報発信、宣伝力をもっと強化すべき。
●生活道路の整備や自転車で安全に走れる道づくりなど、インフラの整備を。
●高齢者が買い物をしやすいように、移動手段(コミバス)の拡充を。
●子どもがボール遊びをできる公園や、身近に安全に遊べる場所の整備を。
●自然と緑をもっと活かしたまちづくりを(浄水場の桜、正福寺、北山公園等)。
●市内中小企業の活性化や市民事業主の支援策を。
●子育て、教育が安心してできるまちを。
●老人ホーム、スーパー銭湯、ショッピングセンター、音の良いコンサートホールを。
●空堀川にベンチの設置を。
●自主防災組織の強化を。
●父親が地域で交流できる仕組みを。
●若い世代が家を持てる仕組みを。
●まちジャムのようなイベントをもっと増やして交流しやすいまちを。
●施設内の情報を字幕で表示してほしい。
●議員全員が簡単な手話を覚えてほしい。
意見交換会のようす(1日目)
グループごとに発表していただきました(2日目)
当日いただいた貴重なご意見やご感想は、今後の参考にさせていただきます。
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