ノロウイルス等による感染性胃腸炎
更新日:2021年12月27日
感染性胃腸炎の流行
感染性胃腸炎は、例年、10月から増加し、12月をピークに3月まで多発します。特に、保育所や幼稚園、高齢者施設などを中心に腹痛、下痢、嘔吐を主な症状とする「感染性胃腸炎」の集団感染が多数報告されています。
感染性胃腸炎とは
感染性胃腸炎とは、主にウイルスなどの微生物を原因とする胃腸炎の総称です。
原因となるウイルスには、「ノロウイルス」、「ロタウイルス」、「サポウイルス」、「アデノウイルス」などがあり、主な症状は腹痛・下痢、嘔吐、発熱です。
予防
どのウイルスであっても予防のポイントは変わりません。
- こまめな手洗いを習慣づけましょう。特に排便後、調理や食事の前には、その都度、石けんと流水で十分に手を洗いましょう。
- おう吐物やふん便を処理する時は、使い捨ての手袋、マスク、エプロンを着用し、次亜塩素ナトリウム(塩素系の漂白剤)で処理しましょう。処理をした後は石けんと流水で十分に手を洗いましょう(施設では処理用具のセットを予め準備しておきましょう。)
- ノロウイスルはカキなどの二枚貝に潜んでいることがあります。調理する際は、中心部まで十分に加熱しましょう(中心温度85度から90度で少なくとも90秒間の加熱が必要です)。
治療
ウイルスを原因とする感染性胃腸炎には特別な治療方法はなく、つらい症状を軽減するための処置(対症療法)が行われます。乳幼児や高齢者では下痢等による脱水症状を生じることがありますので、早めに医療機関を受診することが大切です。
特に、高齢者は、誤えん(嘔吐物が気管に入る)による肺炎を起こすことがあるため、体調の変化に注意しましょう。
嘔吐の症状がおさまったら、少しずつ水分を補給し、安静に努め、回復期には消化しやすい食事をとるように心がけましょう。
詳しいおはなし
感染性胃腸炎の詳しい発生状況を知りたい方は、以下のリンク先をご覧ください。
感染性胃腸炎の流行状況(東京都 2021-2022年シーズン)(外部リンク)
感染性胃腸炎についてより詳しい情報は東京都感染症情報センターへ
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