腸管出血性大腸菌
更新日:2016年6月30日
腸管出血性大腸菌とは
ベロ毒素(注記1)を産生する腸管出血性大腸菌による感染症。代表的なものにO157、O26、O111などがあります。腸管出血性大腸菌は感染力が強く、乳幼児や高齢者が感染した場合は重症化しやすいといわれています。
2から9日ほどの潜伏期を経た後に、激しい腹痛を伴う下痢、続いて血便をおこします。また、約5%が溶血性尿毒症症候群や脳症などの合併症を起こすといわれています。なお、人により感染しても発症しない場合もあります。
(注記1)ベロ毒素 腸管出血性大腸菌が産生し菌体外に分泌する毒素で、腸の上皮細胞などに作用し病状を起こすといわれています。
予防
感染経路は経口感染です。菌に汚染された食品等を喫食することにより感染します。人から人から感染の場合には、患者の便や菌のついたものに触れた後、手洗いを十分にしなかった場合などに感染を起こす可能性があります。
予防のために、食事前やトイレ後に石けんと流水による手洗いを行うことが重要です。また、菌に汚染した可能性のある場所は、アルコールを含む消毒液等を用いて、適切に消毒することが必要です。
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3つの原則(つけない・増やさない・やっつける)
発生状況
年齢別の発生報告は全ての年代で見られますが、20代が最も多くなっています。発生の多い時期は、7月から9月にかけてです。
治療
水分補給に加え、下痢に対する整腸剤の使用などの対症療法が中心になります。抗菌剤の使用については症状に応じて医師が判断を行います。
学校
「症状により学校医その他の医師において感染のおそれがないと認めるまで」を出席停止の期間の基準としています。
ただし、最初から症状がない場合(無症状病原体保有者)、また手洗いなどが十分にできれば二次感染の心配はなく、一律に出席停止とする必要はありません。
なお、保育所においても同様な対応を行います。
腸管出血性大腸菌の詳しいことを知りたい方は、以下のリンク先をご覧ください。
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