RSウイルス感染症
更新日:2016年11月10日
RSウイルス感染症とは
RSウイルスを原因とする感染症で、毎年、秋から冬にかけて流行します。2歳までにはほとんどすべての乳幼児がRSウイルスに感染するといわれております。症状は、軽い風邪様の症状から重い肺炎まで様々です。
多くの場合、軽傷でおさまりますが、初めて感染発症した場合は重くなりやすいといわれており、乳期、特に乳児期早期(生後数週間~数カ月間)にRSウイルスに初感染した場合は、細気管支炎、肺炎といった重篤な症状を引き起こすことがあります。
さらには、低出生体重児や先天性心疾患、慢性肺疾患、免疫不全などを持つハイリスク児は要注意です。そのため、特に乳児期早期(生後数週間~数カ月間)のお子さんがいらっしゃる場合には、感染を避けるための注意が必要です。
RSウイルスは、年長児や成人への再感染を繰り返しますが、重症となることは少ないです。
感染予防
RSウイルス感染症の感染経路は飛沫感染と接触感染です。RSウイルス感染症であるとは気付かれてない年長児や成人が存在しています。従って、咳等の呼吸器症状を認める年長児や成人は、可能な限り0歳児と1歳児との接触を避けることが乳幼児の発症予防に繋がります。接触感染対策としては、子どもたちが日常的に触れるおもちゃ、手すりなどはこまめにアルコールや塩素系の消毒剤等で消毒し、流水・石鹸による手洗いか又はアルコール製剤による手指衛生の励行を行います。
また、予防には、手洗い、うがい、咳エチケットが有効です。
治療
治療は症状に対する対症療法(症状を和らげる治療)が中心になります。
予防接種
現在、ワクチンはありません。
モノクローナル抗体製剤であるパリビズマブの投与により重篤な下気道疾患の発症を抑制することができます。(詳しくは下記リンク先をご覧下さい)
RSウイルスの詳しい発生状況を知りたい方は、以下のリンク先をご覧ください。
東京都感染症情報センター
厚生労働省
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