医師会コラム
更新日:2021年3月11日
「がん」と言われたら
がんは、なぜできるのでしょうか。がんは老化の過程で何らかの原因で遺伝子に傷がつき、勝手に細胞が増えて、体のあちこちに転移する病気です。ごく一部のがんを除き親からの遺伝はありません。3人に1人と多くの方ががんを患うために遺伝するかのようにみえるのです。高齢者ほど注意が必要です。よく高齢者は細胞が老化してるから転移しにくいと誤解されていますが、年齢と転移とは関連ありません。予防する方法は、禁煙、節酒、食生活(塩分控える)、適度な運動、適正体重の維持の5つの生活習慣に気を付けることでがんリスクはほぼ半減することが知られています。では、「がん」と言われたらどうしますか?まずは、担当医に詳しく説明を聞くことが大切です。加えて、ご自身で自分の「がん」を正しく知り、向き合うことが大切です。お知り合いの方やテレビの情報も必ずしも正しいとは言えません。お勧めするのは国立がん研究センター監修のがん情報サービスganjoho.jpというサイトです。このサイトには、がんの解説、診断、治療、予防、セカンドオピニオンの意義、地域のがん相談支援センターの場所などが詳しく紹介されています。また、がん患者さんを取り巻く情報をまとめた「がんになったら手にとるガイド」は無料で入手できます。がんは科学の進歩により不治の病ではなくなりつつあります。まずは早期発見が大切です。市のがん検診を積極的に利用しましょう。
東村山市医師会
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