妊娠中の方への新型コロナウイルスに関する情報
更新日:2023年1月18日
厚生労働省より妊娠中の方への新型コロナウイルスに関連した情報提供がありましたのでお知らせします
(厚生労働省ホームページより抜粋…令和4年12月19日時点版)
一般の方向けQ&A
【 妊婦ご本人について】
問1 妊婦が新型コロナウイルスに感染した場合、重症化しやすいですか。
妊娠中に新型コロナウイルスに感染しても、基礎疾患を持たない場合、その経過は同年代の妊娠していない女性と変わらないとされています。しかし、妊娠後期に感染すると、早産率が高まり、患者本人も一部は重症化することが報告されております。
高年齢での妊娠、肥満、高血圧、糖尿病などが新型コロナウイルス感染症の重症化のリスク因子であるという報告もあり、このような背景を持つ妊婦の方は、特に感染予防に注意してください。
また、妊娠中、授乳中、妊娠を計画中の方も、ワクチンの接種勧奨の対象としており、時期を問わず接種をお勧めしています。
(参考)リーフレット「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策~妊婦の方々へ~」
https://www.mhlw.go.jp/content/11920000/leaflet20220822.pdf
(参考)新型コロナウイルス感染で自宅や宿泊療養(ホテルなど)となられた方へ(日本産科婦人科学会、日本産婦人科医会)
https://www.jsog.or.jp/news/pdf/COVID19_20210823.pdf
( 参考)関係学会・団体のワクチンに関する情報
・女性のみなさまへ 新型コロナウイルスワクチン(mRNAワクチン)Q&A(日本産婦人科感染症学会)
http://jsidog.kenkyuukai.jp/images/sys/information/20210721190701-57649255BD0A756A3E48F8FEB3D9AC5B55FDB9F89BB2D2EFC9C5AA308C98CC3D.pdf
・新型コロナウイルスワクチンの安全性に関する最新情報(日本産科婦人科学会)
https://www.jsog.or.jp/news/pdf/20211025_COVID19.pdf
・妊婦への新型コロナウイルスワクチン接種の努力義務の適応について(日本産科婦人科学会)
https://www.jsog.or.jp/news/pdf/20220221_COVID19_ippan.pdf
(参考)新型コロナワクチンQ& A
・私は妊娠中・授乳中・妊娠を計画中ですが、ワクチンを接種することができますか。
https://www.cov19-vaccine.mhlw.go.jp/qa/0027.html
問2 夫の立ち会い分娩等面会の制限はどうなっているのですか。
面会や立ち会いについては、各分娩機関が、地域における発生状況や都道府県等が示す対策の方針等、入院患者及び面会者のワクチン接種歴や検査結果等も考慮して、判断しています。
地域の感染状況等に応じ、面会や分娩立ち会いが制限されるなど、妊婦の方が不自由を強いられることがありえますので、各分娩機関にご確認ください。
(参考)新型コロナウイルス感染症の現状について(日本産婦人科学会、日本産婦人科医会)
https://www.jsog.or.jp/news/pdf/20211117_COVID19.pdf
問3 分娩時に妊婦がマスクをすることは必須なのですか。
医療機関において適切に感染予防対策がなされている場合や妊婦の状況によっては、分娩時にマスクをすることは必須ではありません。
ただし、医療機関の施設設備の状況・職員のワクチン接種状況や地域の流行状況などによっては、妊婦ご本人ならびに周囲の妊婦の皆様を守るためマスク着用が必要な場合がありますので、主治医とご相談ください。
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問4 新型コロナウイルスに感染した場合、分娩方法は帝王切開となるのでしょうか。
これまで、分娩方式を帝王切開にすることで、分娩時の児への感染を予防できるという報告はありません。したがって現時点でCOVID-19感染と診断されたからといって、「帝王切開を行わなければならない」ということはありません。
しかし、妊婦の全身状態などを考慮し、分娩時間の短縮が必要と判断される場合は帝王切開となる場合もあります。 新生児への感染は、飛沫または接触感染によるものが多いですので、分娩後も、母親や家族は接触や飛沫感染に注意する必要があり、母児を一時的に分離することがあります。
問5 職場で働くことが不安ですが、どうしたらよいでしょうか。
働く妊婦の方は、職場の作業内容等によっては、感染について大きな不安やストレスを抱える場合があります。感染そのものだけでなく、これによる「不安やストレス」を妊婦の方が回避したいと思うのは当然のことです。
そこで、新たに、事業主の新型コロナウイルス感染症に関する妊婦の方への対応を法的義務(※1)としました(令和2年5月7日~令和5年3月31日)。
具体的には、こうした不安やストレスが、母体または胎児の健康に影響があると主治医や助産師から指導を受ける場合があります。働く妊婦の方が、その指導内容を事業主に申し出た場合、事業主は、この指導に基づいて必要な措置を講じなければなりません。例えば、「感染のおそれが低い作業に転換させる」、「在宅勤務や休業など、出勤について制限する」といった措置が考えられます。
主治医等からの指導については、その指導事項を事業主に的確に伝えるため「母性健康管理指導事項連絡カード」(※2)があり、このカードを主治医等に書いてもらって事業主に申出をするのがいいでしょう。
もともと、働く妊婦の方が、新型コロナウイルスとは関係なく、妊婦健診等において主治医等から指導を受け、事業主に申し出た場合、事業主は、その指導事項(妊娠中の通勤緩和、休憩回数や時間の増加、あるいは妊娠に伴う症状などに応じて作業の制限、勤務時間の短縮、休業等)を守ることができるように措置を講じる必要があります。
また、妊婦の方も含めたすべての方が、テレワークや時差通勤など多様な働き方が可能となるよう、政府として要請を行っております。
これを機に、事業主の方は、妊婦の方の働き方をもう一度見直していただき、働く妊婦の方は母体と胎児の健康を守っていただければと思います。
(※1)男女雇用機会均等法第13条に基づく母性健康管理措置。
(※2)次のURLからダウンロードできます。
https://www.mhlw.go.jp/content/11900000/000763976.pdf
【胎児・新生児への影響について】
問6 妊娠中に母親が新型コロナウイルスに感染した場合、胎児にどのような影響がありますか。
子宮内で胎児が感染したことを示唆する報告も少数ながら存在しますが、新型コロナウイルスに感染した妊婦から胎児への感染はまれだと考えられています。
また、妊娠初期または中期に新型コロナウイルスに感染した場合に、ウイルスが原因で胎児に先天異常が引き起こされる可能性は低いとされています。
我が国でも、新型コロナウイルス感染症の母子への影響を把握するため、新型コロナウイルス感染症に罹患した妊産婦の罹患状況などの調査研究を行っています。
最新の状況については、こちらをご参照ください。
http://jsidog.kenkyuukai.jp/information/information_detail.asp?id=117621
問7 母親が新型コロナウイルスに感染した場合、母乳や授乳を介して乳児が新型コロナウイルスに感染することはありますか。
母乳を介して新型コロナウイルスが乳児に感染するリスクは低いと考えられています。しかし、母乳中に検出されたとする報告もあります。また、授乳時には、接触・飛まつ感染のリスクがあります。従って母乳栄養を希望される際は、母乳を介した感染や接触・飛沫感染のリスクについて、ご家族や医療機関の医師等と十分に相談の上、授乳方法や時期をご判断ください。
授乳に関しては、以下の方法があります。
1. 直接母乳:授乳前の確実な手洗いと消毒、マスクを着用して直接授乳をする。
2. 搾乳 :確実な手洗い、消毒後に搾乳をし、感染していない介護者による授乳を行う。(1.より接触・飛まつ感染のリスクが低く、あとで直接母乳に戻りやすい利点がある)
3. 人工栄養:(母乳の利点と授乳のリスクを説明した上で)人工乳を授乳する。
【乳幼児・小児への影響について】
問8 乳幼児は新型コロナウイルスに感染しやすいですか。また、感染した場合、重症化しやすいですか。
小児では、2歳未満(0~1歳)と基礎疾患の有無が重症化の危険因子で、2歳未満(0~1歳)の入院率(36.6%)は高く、無症状(20.2%)の割合は低かったとの報告があります。
また、日本小児科学会によるレジストリ調査には、令和4年2月20日までに、2,112例の0~4歳の症例(外来軽症例を含む)が登録されていますが、うち14例がICU管理を要し、12例にレムデシビル、53例にステロイドの全身投与が実施されています。
(参考)
日本小児科学会「データベースを用いた国内発症小児Coronavirus Disease 2019 (COVID 19) 症例の臨床経過に関する検討」の中間報告
http://www.jpeds.or.jp/modules/activity/index.php?content_id=385
問9 小児は、どのような経路で新型コロナウイルスに感染するのですか。
日本小児科学会の小児症例レジストリ調査「データベースを用いた国内発症小児CoronavirusDisease 2019 (COVID-19) 症例の臨床経過に関する検討」で公開されているデータでは、20 歳未満症例7,089 例の中で、4,369 例 (62%) において家族が先行感染者であり、学校関係者および幼稚園・保育所関係者からの感染はそれぞれ10%,8% でした(2022 年5月27 日時点)。
一方で、国内でオミクロン株の流行が顕在化した2022 年1 月以降に報告された2,753 例の小児に限定すると、家族内感染は1,322例 (48%) に留まっており、学校関係者および幼稚園・保育所関係者からの感染はそれぞれ17%,12% まで増加しました。
明確な感染源が不明な小児の割合は、オミクロン流行以前は10%程度に留まっていましたが、オミクロン流行後は19%まで増加していました。
詳細はこちらをご確認ください。
https://www.mhlw.go.jp/content/000936655.pdf
問10 子どものマスク着用に関する考え方を教えてください。
<小学校から高校段階の就学児について>
・屋外において、他者と身体的距離が確保できる場合(例:離れて行う運動や移動、鬼ごっこなど密にならない外遊び)や、他者と距離が確保できなくても会話をほとんど行わない場合(例:屋外で行う教育活動(自然観察・写生活動等))は、マスクの着用は必要ありません。
・屋内において、他者と身体的距離が確保できて会話をほとんど行わない場合(例:個人で行う読書や調べたり考えたりする学習)は、マスク着用は必要ありません。
※学校生活における取扱については、文部科学省のウェブサイトを参考にしてください。
<保育所・認定こども園・幼稚園等の就学前児について>
・乳幼児(小学校に上がる前の年齢)のマスクの着用には注意が必要であり、特に2歳未満では推奨されません。
・2歳以上の就学前の子どもについても、個々の発達の状況や体調等を踏まえる必要があることから、他者との身体的距離にかかわらず、マスク着用を一律には求めていません。(WHOは5歳以下の子どもへのマスクの着用は必ずしも必要ないとしています。)
・なお、本人の体調がすぐれず持続的なマスクの着用が難しい場合は、無理に着用する必要はなく、特に夏場については、熱中症予防の観点から、屋外でマスクの必要のない場面では、マスクを外すことを推奨します。
・保育所等の施設内で感染者が発生し、子どもがマスクを着用する場合であっても、就学前の子どもについては、正しくぴったりとマスクを着用することは難しいことも多いことから、常に正しく着用しているかどうかに注意を向けることよりも、保護者や周りの大人が子どもの体調に十分注意していただくとともに、子どもや保護者の意図に反してマスクの着用を実質的に無理強いすることならないようにしてください。
( 参考 )
1.WHOによる子どものマスク着用に関するQ&A(Coronavirus disease (COVID-19): Children and masks)
https://www.who.int/emergencies/diseases/novel-coronavirus-2019/question-and-answers-hub/q-a-detail/q-a-children-and-masks-related-to-covid-19
2.日本小児科医会ホームページ「保護者の皆様へ~2歳未満の子どもにマスクは不要、むしろ危険!」
https://www.jpa-web.org/dcms_media/other/2saimiman_qanda20200609.pdf
3.日本小児科学会ホームページ「子どもおよび子どもにかかわる業務従事者のマスク着用の考え方」
http://www.jpeds.or.jp/modules/guidelines/index.php?content_id=128
4. 子ども環境学会「基礎疾患のない幼児にマスクは不要」
https://www.children-env.org/blogs/blog_entries/view/54/4c44076e2d260dde61c7ff37d4aa086b?frame_id=63
日本産婦人科学会・日本産婦人科医会の妊婦向けのお知らせ(令和2年5月26日)
WHOとUNICEFによる子どものマスクの着用に関するガイダンス
【東京都福祉保健局】新型コロナウイルス感染症に不安をかかえる妊婦の方へ
東京都では、コロナ禍で不安を抱える妊産婦を対象に助産師によるオンライン相談を実施しています。
新型コロナウイルスに感染した妊産婦への寄り添い型支援を行います。
詳しくは、下記をご覧ください。
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