完全消滅型生ごみ処理器「ミニ・キエーロ」実証実験
更新日:2021年4月1日
実証実験は令和2年1月をもって終了しました。
実証実験は令和2年1月をもって終了しました。実験の詳細は以下の結果報告をご覧ください。
実験内容
東村山市内で収集される「燃やせるごみ」の約4割は生ごみです。市では環境負荷をできる限り少なくする「循環型社会」の実現を基本理念としていますが、その実現には生ごみの減量が不可欠です。
新たな生ごみ減量手法を研究する一環として、平成31年2月より、完全消滅型生ごみ処理器「ミニ・キエーロ」の実証実験を秋水園で実施しています。
ミニ・キエーロとは
「ミニ・キエーロ」は土の力を利用して、生ごみを完全に分解するものです。堆肥を利用しない家庭でも導入できる生ごみ処理器として、全国的に注目されています。
「ミニ・キエーロ」には以下の特徴や注意点があるといわれています。
(注記)「キエーロ」は葉山町在住の松本信夫氏が商標登録されています。
特徴
- 黒土が完全に生ごみを分解し続けるため、通常の堆肥化容器と比べて維持費や手間がかからない。(堆肥として使う必要がない。)
- スペースをとらないため、ベランダでも設置できる。
- 虫や臭いが気にならない。
- 食用の廃油、汁物、腐ったもの、カビが生えたものでも投入が可能。
注意点
- 冬場は分解に時間がかかる。
- 骨や貝殻、種などは分解されない。
イベント展示
イベント展示は終了しました。
実験のようす(新しいものを上に表示しています)
40回以降の実験のようすは、『東村山市環境資源循環部公式ツイッターアカウント(@hm_shigen)』にて、随時公開しています。
第39回 8月21日(水曜)
【1号機】
投入品目:ハンバーグ、白米、パスタ、やきそばほか
投入量:303g
【2号機】
投入品目:白米、パスタ、漬物
投入量:356g
コメント:前回までの分は分解。今回は投入量に差をつけて投入。
1号機
2号機
第38回 8月13日(火曜)
【1号機】
投入品目:白米、じゃがいも、かぼちゃ、漬物
投入量:170g
【2号機】投入延期
コメント:今回投入物も、4日程保管したら青かびが生えていたが、気にせず投入。2号機はスイカが健在だったため投入延期。
2号機(スイカの種と皮)
第37回 8月7日(水曜)
【1号機】
投入品目:白米
投入量:346g
【2号機】
投入品目:白米、パスタ、漬物、(スイカの種、皮)
投入量:250g(ほかにスイカの種、皮が約150g)
コメント:前回箇所、両機ともほぼ分解。再開後は両機とも分解日数5日程度で推移している。
2号機にスイカの種と皮を投入してみました。
1号機
2号機
第36回 8月2日(金曜)
【1号機】
投入品目:白米、ハンバーグ、マロニーほか
投入量:204g
【2号機】
投入品目:やきそば、パイナップル、漬物、マロニー
投入量:226g
コメント:前回箇所は両機ともほぼ分解。
1号機
2号機
第35回 7月30日(火曜)
【1号機】
投入品目:パスタ、グリーンピース、白米、漬物、昆布
投入量:255g
コメント:4日程保管すると生ごみが腐り始めてしまい、夏の生ごみ保管に関しては課題がある。2号機は少しずつ量を増やすため、今回は1号機のみに投入。前回箇所は両機ともにほぼすべて分解。
【2号機が登場しました!】
第34回(2号機) 7月26日(金曜)
投入品目:豚肉生姜焼き、たけのこ、チキンライス
投入量:249g
コメント:1号機の中断に対応するため、また投入回数を増やすため、2号機を導入しました!
今回から投入開始。
2号機が登場しました(左側)
第34回のようす
第34回 7月26日(金曜)
投入品目:オムレツ、たけのこ、チキンライス
投入量:213g
コメント:前回投入したたまねぎはやはり分解が進まなかったため、取り除いた。生ごみについても順調に分解したが、7月18日時点で再度虫が発生していた。長雨による多湿な気候、大量投入などの原因が考えられる。再度乾燥させたら虫がいなくなったため、投入を再開。
第32,33回 7月11日(木曜)
【右側】
投入品目:たまねぎの皮
投入量:267g
コメント:難分解性のたまねぎの皮について、分解するか確認します。
【左側】
投入品目:豚肉、梨、ミートスパゲッティほか
投入量:570g
コメント:多めの量を投入しました。
第31回 7月1日(月曜)
投入品目:キャベツ、豚肉、漬物、豆腐、もやしほか
投入量:545g
コメント:第30回分は完全に分解。夏場の本格投入を開始します。今回分は5日間で分解。
第30回 6月24日(月曜)
投入品目:食パン、白米、トマト、バナナ、パスタ
投入量:514g
コメント:第29回以降、断続的に続いた梅雨の長雨により、しばらく投入ができない状態でした。
6月12日に中を確認したところ、表面が一部濡れており、小さな虫が一部確認されました。
原因としては、長期間雨にあたり続けたことが考えられます。
対策として、生ごみ投入を中断し、土の天地を入れ替え、数日間乾燥させるとともに、屋根のある秋水園管理棟入口へ移動したところ、虫は完全に消えました。
製品の形状を工夫する、屋根の下に設置する、投入を控えるなど、雨量の多い時期の対策を検討する必要がありそうです。(詳細は分析中)
秋水園管理棟入口移動後のようす
第30回のようす
第29回 5月29日(水曜)
投入品目:パスタ、白米、チキンカツ、シュウマイ、かぼちゃ、白菜、バナナ皮
投入量:491g
コメント:第28回分、白米の分解が早いのか、投入の際には確認できませんでした。皮ものは未だ未分解。
第28回 5月26日(日曜)
投入品目:白米、バナナ皮、みかん皮
投入量:約400g
コメント:一部皮ものがみられるが、その他は概ね分解していた。
天候にも恵まれ約800名の来場があり、ミニ・キエーロを目的として来場された方もいました。
効果への驚きなど、ミニ・キエーロに対する期待の声を多くいただきました。
第28回のようす
夢ハウスまつりでのようす
第27回 5月22日(水曜)
投入品目:白米、パスタ、漬物、はんぺん、バナナ皮、みかん皮
投入量:415g
コメント:第25回分はほとんど分解。特に問題なし。
第26回 5月17日(金曜)
投入品目:白米、鶏肉、レタス、茶葉、バナナ皮、みかん皮
投入量:578g
コメント:第24回分は分解。土の状態も良好です。
第25回 5月15日(水曜)
投入品目:パスタ、マカロニ、ナス、もやし、ほうれん草等
投入量:536g
コメント:第23回分は分解。分解日数が早くなってきました。今回はおかず類を中心に投入。
第24回 5月10日(金曜)
投入品目:レタス、鶏肉、かぼちゃ、みそ、漬物、蓮根、バナナ皮
投入量:443g
コメント:第22回分、わずかに未分解が確認できる。草地に置いている都合か、アリなどが表面に確認できる。キエーロの外と同じ様子なので問題はないが、今後場所を移して様子が変わるか確認する予定です。
第23回 5月8日(水曜)
投入品目:挽肉、コーン、紅生姜、きんぴらごぼう、白米
投入量:205g
コメント:第21回分、未分解。1週間では分解しきらない状況が続いているが、継続して投入しても現時点では問題ない様子。皮類が少し目立っているが、投入に支障はないです。
第22回 5月1日(水曜)
投入品目:白米
投入量:約234g
コメント:第20回分が一部未分解。今回は白米のみの投入となりました。
第21回 4月29日(月曜)
投入品目:バナナ、白米、枝豆皮、いちごヘタ
投入量:約700g
コメント:第19回分は分解。今回は春の緑の祭典にて展示、投入実演を行いました。多くの方にご意見・関心をお寄せいただきました。
第21回のようす
春の緑の祭典でのようす
第20回 4月26日(金曜)
投入品目:白米、赤大根、豚肉、しらたき、みかん皮
投入量:519g
コメント:第19回分は一部未分解。第19回は投入量が少なかったが、投入量は分解日数に大きく影響しないことが推測されます。
第19回 4月19日(金曜)
投入品目:白米、たくあん、コーン、茶葉
投入量:164g
コメント:第17回分は完全に分解した様子。
第18回 4月16日(火曜)
投入品目:白米、スパゲティ、こんにゃく、ハンバーグほか
投入量:567g
コメント:第17回分は5日経過時点でまだ半分近くが分解していない。
虫や臭いなどの問題は現在まで特に発生していません。注意深く実験を続けていきます。
第17回 4月11日(木曜)
投入品目:白米、鶏肉、そらまめ、茶葉ほか
投入量:381g
コメント:第15回分、完全に分解。1週間程度で分解された。
4月8日(月曜)
週3回ペースでの投入が可能か判断するため、中身を調査した。
次回投入予定の箇所に埋めた第15回分の生ごみが、まだ3割ほど残っている。リスクが高いため、週3回ペースでの投入を断念。
第16回 4月5日(金曜)
投入品目:白米、ごま、かぼちゃ、人参、白菜、ナスほか
投入量:389g
コメント:第14回、第15回分が未分解。一週間での分解は難しいようす。少しずつ生ごみの乾いたカスのようなものが増えてきました。
第15回 4月3日(水曜)
投入品目:たけのこ、キャベツ千切り、鶏肉、白米ほか(投入写真なし)
投入量:562g
コメント:第13回分ほぼ消滅。容器内に白カビが発生しており、順調に実験が進んでいます。
第14回 3月29日(金曜)
投入品目:白米、蓮根、漬物ほか
投入量:515g
コメント:今回投入箇所、白菜が一部残っているが、問題ないと判断し新たに投入。今回の容量のほとんどを白米が占めています。
第10回以降の分解必要日数は9日で推移しています。
第13回 3月26日(火曜)
投入品目:ミートスパゲティ、コロッケ、肉団子、ひじき、コーンほか
投入量:617g
コメント:第11回分、千切りキャベツが少し残っている。また、第12回分は白菜が目立っています。
今回の投入量は過去最多となります。
第12回 3月22日(金曜)
投入品目:白菜、バナナ、長ネギ、かぼちゃほか
投入量:451g
コメント:第10回分、バナナの皮が一部残っているのみ。第11回分は千切りキャベツがほとんど残っているため、再度補水して混ぜた。
第11回分の箇所のみ、29度と気温より10度ほど高く、分解は順調のようです。
第12回のようす
ミニ・キエーロ全体写真
第11回 3月20日(水曜)
投入品目:千切りキャベツサラダ、ハンバーグ、ブロッコリーほか
投入量:431g
コメント:第9回分は消滅。第10回分はバナナと白米がそのまま残っていた。やはり混ぜないと分解が遅くなります。
第10回 3月15日(金曜)
投入品目:白米、バナナの皮、みかんの皮、チンゲン菜ほか
投入量:524g
コメント:第8回(3月8日)分は消滅。今回は実験としてバナナの皮をそのまま投入。(本来はシャベルなどで細かくする方が良い。)
投入量を増やしても、問題なく分解し続けてくれています。
第9回 3月12日(火曜)
投入品目:白米、けんちんうどん、漬物ほか
投入量:351g
コメント:第7回(3月5日)分は、塊りの白米が一部未分解でした。塊りのままでは分解しにくいので、よく混ぜて土と触れさせることが重要です。
キエーロ全体では、たまねぎの皮がいつまでも分解されないまま、乾いて残っています。
第8回 3月8日(金曜)
投入品目:かまぼこ、ウインナー、しば漬け、大豆、みかんの皮ほか
投入量:475g
コメント:今回は練り物を中心に投入しました。また、ミニ・キエーロ内全体に白カビが発生していました。これは嬉しいことに、菌の活動が順調な証拠であり、外に置いている分には全く問題ありません。表面は乾いた土が被っているので、臭いもしません。
先週から何日か雨が降っていますが、外に放置しても問題は発生していません。しかし、夏場は気温が上がるので、注意が必要かもしれません。
第8回のようす
白カビがうっすら発生しています。
第7回 3月5日(火曜)
投入品目:カレー、かぼちゃ、豆腐、納豆、魚(骨以外)ほか
投入量:503g
コメント:3月3日の美住リサイクルショップ「フリーマーケット」で展示・生ごみ投入予定でしたが、雨天のため中止となりました。
今回より投入量を増やしました。500gを週2回投入すると、およそ2人世帯の生ごみを処理していることとなります。(東村山市のごみ排出量より推計)
第6回 2月26日(火曜)
投入品目:エビフライ、魚、玉子、白菜、みかんの皮ほか
投入量:286g
コメント:油は分解を促進するといわれているので、エビフライはキエーロの好物です。
前回投入箇所はみかんの皮が未分解の様子です。
第5回 2月21日(木曜)
投入品目:鶏肉、チーズ、パスタほか
投入量:217g
コメント:2月20日は最高気温が19.5度と急に春の陽気になりました。
前回投入箇所に生ごみは見当たりません。気温上昇と共に本領が発揮されてきました。
今回は分解が促進されるといわれている発酵食品であるチーズとともに、鶏肉を投入。
第4回 2月19日(火曜)
投入品目:豚肉、カボチャほか
投入量:143g
コメント:前回投入した箇所を確認したところ、蓮根が未分解でした。それ以外は分解が進んでいるようす。
今回は新たに豚肉、カボチャを入れてみました。
第3回 2月15日(金曜)
投入品目:蓮根、人参の皮、大根ほか
投入量:71g
コメント:前回までの投入分は皮以外は分解されていました。最も寒い季節でも、たまねぎの皮と人参のブロック以外は10日程で完全に分解。
今回は気にせず再度投入開始です。
2月12日(火曜)
前回まで投入した生ごみの分解状況を確認。週末に雪が降るなど気温が低かったためか、一部分解されていないようです。初回投入分の分解日数を検証するため、今回は生ごみ投入を延期することにしました。
第2回 2月7日(木曜)
投入品目:白米、マカロニほか
投入量:287g
コメント:サブ担当が投入。張り切って多めに入れてみました。
第1回 2月4日(月曜)
投入品目:白米、人参とたまねぎの皮、チンゲン菜、みかんの皮ほか
投入量:170g
コメント:初めての投入です。分解が遅い繊維質の野菜も入れてみました。
冬場は分解量を考慮し、週2回のペースで、2箇所に分けて交互に入れていきます。
少しずつ投入量を増やしていきたいと思います。
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