令和元年12月27日 市長庁内放送
更新日:2020年1月6日
「令和元年仕事納め」(令和元年12月27日 市長庁内放送より)
ご来庁の市民の皆様、職員の皆さん、東村山市長の渡部尚です。
令和元年の仕事納めにあたり、一言ご挨拶申し上げます。
早いもので今年も残すところあと4日となりました。今年一年、市民の皆様、職員の皆さんには、市政推進に当たり、ご理解とご協力を賜り、心より厚く御礼申し上げます。
本年は1817年以来約200年ぶりに天皇陛下が譲位され、元号が平成から令和へと改元されるなど我が国にとっては、歴史的に大きな節目となりました。
今月12日京都の清水寺で発表された、平成31年令和元年1年の世相を示す「今年の漢字」には新元号である「令和」の「令」が選ばれたように、多くの国民は、新元号「令」の文字に新たな時代の希望を託した1年だったと思います。庁内放送をお聞きの市民の皆さま、職員の皆さんにとりまして、「平成」の時代から「令和」の新時代を迎えた今年は、どのような1年だったでしょうか。
私にとりましても今年は、4月に市長選挙が行われ、3万5千420票という大変多くの市民の皆さまよりご支持ご支援をいただき、令和の新時代とともに市長として4期目の任期に入ることとなりました。改めて東村山市の新時代を築き上げていかなければならない責任の重大さを痛感しつつ、15万市民の皆さまの誰もが安心して暮らし、希望をもって生きていくことができる持続可能な東村山を築いていくことができるよう、決意も新たに市長4期目の任期をスタートさせたところでございます。
また本年は旧5ケ村が合併し、「東村山」が誕生して、130周年、そして市制施行して55周年を迎え、当市にとりましても歴史的な節目の年でもありました。私自身も先人のご苦労やご努力を学ぶ機会をたびたびいただくとともに、第5次総合計画など重要な5計画の策定を通して東村山の30年先、50年先、100年先までについてあれこれ思いをめぐらす1年でもございました。
今年1年間を振り返ってみますと、まずは、長らくお待たせしていた、東村山都市計画道路3・4・27号東村山駅秋津線、さくら通りの事業区間が7月に開通したことが、私にとりましても当市にとりましても大きなできごとだったと思っております。
市内の3つの中心核の内、東村山駅東口と新秋津駅が直接結ばれたことにより、東村山市の交通利便性はじめ防災性が大幅に向上され、今後の当市の発展に、大きな効果をもたらすものと考えております。引き続き、スポーツセンター付近でさくら通りと接続する3・4・5号線や現在東京都により整備が進められている府中街道から市北西部へ伸びる3・4・10号線などの都市計画道路の整備を推進してまいります。
また、東村山駅の連続立体交差事業の工事進捗に伴い、11月30日から改札が橋上駅舎から地下通路へ切り替わり、長年、市の表玄関として、多くの市内外の方を出迎え見送ってきた、現在の駅舎につきましては閉鎖され今後解体工事が進められることとなったことも忘れることができません。
古き良き時代から一つずつ新しいまちへと東村山が変ぼうしていく、そんなことが強く印象付けられる1年だったのではないでしょうか。
そして今年もまた、残念ながら非常に災害の多い年でありました。
6月には、最大震度6強の新潟・山形地震、9月に千葉に上陸した台風15号、10月には大型で猛烈な台風19号が発生し、全国各地で多数の方々がお亡くなりになられるなど、甚大な被害が発生しまして、当市においても人的被災はなかったものの、台風19号では床上床下浸水の被害が12件発生したことは」記憶に新しいところです。改めて犠牲となられた方々のご冥福をお祈りし、被災された皆様にお見舞い申し上げるとともに被災地の1日も早い復旧、復興をお祈り申し上げます。
当市では災害に備えて、5月に「東村山防災navi」の配信を始め、9月の台風15号の際に災害モードを可動させたところ、災害状況の把握の一助とすることができ、その実用化を図ることができました。
今後も毎年のように発生する台風による風水害、そして今後30年間に70%の確率で発生すると言われている首都直下型地震に備え当市の防災・減災対策の更なる強化を図り、万全を期していくとともに、災害に対し強くしなやかなまちづくり、都市の強靭化を推進していくことが極めて重要だと考えているところでございます。風水害に対しこれまで以上に迅速かつ的確に対応できるよう備えていくと同時に、市内河川の改修、浚渫、都市計画道路の整備など更に注力するとともに、市民の皆さまにも、自らの命を守るための日頃の準備や速やかな行動、近隣の方々との協力体制など、今以上に充実していただけるように自助、共助についての啓発を進めてまいりたいと考えております。
さて、来年令和2年、2020年はいよいよ東京で再びオリンピック・パラリンピックが開催されます。
先日、聖火ランナーについて正式に発表され、当市ご出身の志村けんさんとセレブレーション会場の多磨全生園入所者自治会会長平沢保治さんが当市で聖火リレーが行われる7月14日のランナーとして選ばれました。
聖火リレーのコンセプトは「Hope Lights Our Way―希望の道を、つなごう―」であり、聖火リレーのルート選定の基本的な考え方である「地域が国内外に誇る場所や地域の新たな一面に気づかせる場所」、「聖火が通ることによって人々に新たな希望をもたらすことができる場所」という理念のもと、市民の皆さまの心に残る一日となるべく今後も引き続き準備を進めてまいります。職員の皆さんにも部署をこえてご協力をいただくことになりますが、全庁一丸となって聖火リレーならびにセレブレーションを成功させ、東村山市に大きなレガシーを残していきましょう。
さて、職員の皆さんにはご案内通り、荒井副市長が、今年12月31日を持ちまして任期満了によりご退任されます。
荒井副市長におかれましては、平成24年1月1日に就任以来、2期8年間にわたり私を補佐し、「人と人 人とみどりが響きあい 笑顔あふれる 東村山」の実現に向けた政策立案に大きな力をふるっていただくとともに、東京都での豊富な行政経験に基づき東村山市の職員の育成にご尽力いただくなど、あらゆる分野において東村山市政のバージョンアップに多大なご貢献をいただいてきたところであります。
あらためて、ここに東村山市民ならびに東村山市職員を代表し、荒井浩氏に心より感謝を申し上げるところでございます。
今後も健康に留意しお過ごしいただき、東村山市政に対して引き続きご助言とご協力を賜りますようお願いいたします。
明年1月1日よりは、後任として野崎満副市長が誕生し、新たな理事者体制となりますが、引き続き「笑顔あふれる東村山」を目指して「まちの価値」の向上と「人の活力」の向上と「くらしの質」の向上に全力で取り組んでまいります。ぜひ、市民の皆様、職員の皆さんと共に知恵と力を出し合い、令和という時代にふさわしい東村山の未来の扉を大きく開いていこうではありませんか。市民の皆様、職員の皆さんのご理解とご協力をどうぞよろしくお願いいたします。
結びに、来るべき令和2年、2020年が市民の皆さま、職員の皆さんにとりまして実り多い素晴らしい年となることを祈念いたしまして、令和元年仕事納めのご挨拶とさせていただきます。
また新年にはお元気でお目にかかりましょう。どうぞよいお年をお迎えください。
ご静聴ありがとうございました。
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