平成29年12月28日 市長庁内放送
更新日:2017年12月28日
平成29年仕事納め (平成29年12月28日 市長庁内放送より)
ご来庁の市民の皆様、職員の皆さん、東村山市長の渡部尚でございます。
平成29年の仕事納めにあたり、一言ご挨拶申し上げます。
早いもので今年も残すところあと3日となりました。今年一年、市民の皆様、職員の皆さんには、ご理解とご協力を賜り、心より厚く御礼申し上げます。
さて、今年、平成29年・2017年は皆様にとりまして、どのような一年だったでしょうか。
ご案内のように、今月12日京都の清水寺で発表された、平成29年・2017年の世相を示す「今年の漢字」には「北」が選ばれました。
全国から「今年の漢字」を募った日本漢字能力検定協会によれば、応募の中で最も多かった「北」を選んだ理由は、北朝鮮の度重なるミサイル発射や核実験の強行、九州北部豪雨、天候不順により北海道産のジャガイモ不足によるポテトチップスの一部販売休止、キタサンブラックの活躍などが挙げられているそうです。
私自身振り返ってみますと、今年はやはり北朝鮮の度重なる弾道ミサイルの発射と核実験によって、日本の平和と私たち国民の安全がかつてない脅威にさらされ、大きな不安を感じた一年でした。
先日発表された内閣府の「外交に関する世論調査」でも、北朝鮮への関心事項のトップはミサイル問題となり、拉致問題を上回る結果となったことは、多くの国民が私と同じように北朝鮮情勢に危機感を抱いている現れと思います。
北朝鮮のミサイル発射や核実験のたびに、市として公式の抗議文を送って参りましたが、私たちの願いとは裏腹に事態は改善の兆しが見えないまま新年を迎えようとしています。
一部のメディアでは平昌オリンピックは行われるのか、米朝戦争のXデーはいつか、と言った論調もありますが、ぜひ日本を含め関係国の首脳には叡智を結集する外交努力を粘り強く持続し、新たな年、平成30年・2018年には、緊迫の度を重ねる北東アジアに緊張緩和と恒久平和への確固たる道筋が得られるよう願ってやみません。
市といたしましても国や東京都との連携を密に取りながら、国民保護法に基づき、市民の皆様の安全と安心を確保できるよう全力を傾注して参ります。
さて、東村山市政において本年は、第4次総合計画・後期基本計画の2年次目の年として「東村山創生をさらに加速させ、活力や魅力あるまちづくりを推進する年」と位置づけ、「まちの価値の向上」「ひとの活力の向上」「くらしの質の向上」の3つ視点により、「住みたい・住み続けたいまち東村山」の実現に向け、東村山創生を加速化させてまいりました。
また、本年は、国の進める「一億総活躍社会」の実現に向けて、当市においても「働き方改革」をスタートさせた年でもあります。
長時間労働を解消し、ワークライフバランスを実現し、仕事と子育てや介護との両立を図ることが重要との認識から、東村山市役所の経営トップとして、職員の皆さんの子育て・介護を応援する「イクボス・ケアボス宣言」の拡大版である「イクメイヤー・ケアメイヤー宣言」を本年4月に行いました。
毎週水曜日の定時退庁の取り組みを一層促進するとともに、業務のより効率化を進め、「プレミアムフライデー」にあたる月末の金曜日を新たに「ノー残業デー」とし、定時退庁を促すとともに、管理職に対し職員が年次有給休暇の取得しやすいような職場環境づくりをお願いしてまいりました。
また、毎年実施している係長以上の職員との「職層別会議」においても、本年は「働き方改革~ワークライフバランスの実現に向けて」をテーマに、職員の皆さんと意見交換を行い、限られた人員体制の中で、いかに一人ひとりの職員が知恵を絞り、創意・工夫しながら、仕事の生産性を高め、業務の効率化を図っていくかを、職員の皆さんより様々な意見や提案等を頂き、現在、いただいた意見等を参考に経営会議の場などでの議論を通じ、次年度に向けて、より働きやすい職場づくりを進めています。
また、職員の皆さんに対してだけではなく市民の皆様に対しましても、「イクメイヤー・ケアメイヤー宣言」を行わせていただき、子育て・介護を支援する施策の充実を図り、子育て・介護と仕事の両立に努力されている市民の皆様を応援するとともに、東村山市に働く場の創出を図り、東村山市がより暮らしやすく、より働きやすいまち、リバブル・ワーカブルなまちとなるよう取り組んできたところです。
来るべき平成30年、2018年にも、仕事の生産性や効率性の向上とワークライフバランスの好循環を生みだすよう、引き続き市民の皆様と職員の皆さんの働き方改革を推進してまいります。
さらに、西武線の連続立体交差事業をはじめとした都市インフラの整備を着実に進めるとともに、災害に強い安全・安心なまちづくり、市内農業・商工業など産業振興と地域経済の活性化、「子育てするなら東村山」子育て支援の拡充、地域包括ケアシステムづくりと高齢者の元気アップ、東京2020オリンピック・パラリンピックの機運醸成を進め、東村山創生と「たのしむらやま」の実現に向けて、全力で取り組んでまいりますので、市民の皆様、職員の皆さんのご理解とご協力をお願い申し上げます。
結びに市民の皆様、職員の皆さんが明年のご健康・ご多幸を祈念いたしまして、私からの年末のご挨拶とさせていただきます。
また新年には元気でお目にかかりましょう。どうぞよいお年をお迎えください。
ご静聴ありがとうございました。
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