いのちとこころの人権の森宣言
更新日:2013年4月21日
いのちとこころの人権の森宣言
東村山市では、平成21年に100周年を迎えた多磨全生園の豊かな緑と人権の歴史を長く後世に伝えるため、「いのちとこころの人権の森宣言」を行い、園内に石碑を建てました。
いのちとこころの人権の森宣言
かつてハンセン病は、不治の伝染病とされ、患者は国の強制隔離政策と人々の偏見や差別の中で、長く苦しい歴史を歩んできた。
ここ多磨全生園には、故郷を捨てさせられた人々が眠る納骨堂、終生隔離のなかで故郷を偲んだ望郷の丘、苦難の歴史を語り継ぐハンセン病資料館、これらとともに多くの想いがある。
この地を第二の故郷とした人々は、萎えた手足に力を込め、病をおして拓いた土地に、一人一人が想いを込め、一本一本植樹し緑を育てた。
いま、その緑の地は、そこに暮らす人々と東村山市民との百年の交流をとおし、いのちとこころの人権の学びの場となった。
私たち東村山市民は、こころをひとつにし、ここに眠る人々を鎮魂し、この土地と緑と歴史のすべてを『人権の森』として守り、国民共有の財産として未来に受け継ぐことを宣言する。
平成21年9月28日
東京都 東村山市
いのちとこころの人権の森宣言碑の写真
