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地域別構想

更新日:2011年2月15日

第5章/地域別のまちづくり方針

第2章から第4章に示した、市全体に関わるまちづくりの方針を踏まえて、よりきめ細かい視点から、地域別のまちづくり方針を整理します。

5-1 地域区分について

地域別のまちづくり方針の策定単位として、市内を6地域に区分します。

  • 地域別のまちづくり方針の策定単位として、地域区分が必要になりますが、その方法には、主に次のようなものが考えられます。
  1. 地形・地物(幹線道路・鉄道・河川・崖地等)で区分する
  2. 町丁界で区分する
  3. 学校区等の社会的単位で区分する
  4. 地域の特性(市街地形成過程や土地利用上のまとまり:低層住宅地と中層住宅地と商業地等)で区分する
  • 本計画では、総合的検討の結果、(4)の地域特性(市街地形成過程・土地利用上のまとまり)で区分することとしました。(ただし、区分線が明確でない場合には、町丁界を区分線としました)
  • 次の6地域を、地域別のまちづくり構想の整理の基本的な単位とします。(*注:実際のまちづくりにあたっては、この境界線にとらわれ過ぎることなく、柔軟に進めていくこととします)
  1. 本町・栄町地域
  2. 久米川・恩多地域
  3. 秋津・青葉地域
  4. 萩山地域
  5. 富士見・美住地域
  6. 廻田・多摩湖・諏訪・野口地域

5-2 本町・栄町地域のまちづくり方針

地域の概況

  • 明治期は、養蚕業や麦、甘藷(かんしょ=さつまいも)等の畑作を中心とした農村でした。
  • 明治27年の川越鉄道の開通に伴い、東村山駅が開業しました。さらに昭和2年に久米川駅が開業しました。
  • 現在、東村山駅の東南に広がる本町には、市役所をはじめ公共施設が集まっています。また、都営住宅の建替えが進んでいます。
  • 久米川駅には「モザーク久米川」をはじめとした個性的な商店街が形成され、大きな商業拠点となっています。

* 地域の諸データ 注 : ( )内は市全体の値

  • 面積(平成12年):1.62キロ平方メートル (17.17)
  • 人口(平成12年): 22,204人(140,781)
  • 世帯数(平成12年): 10,089世帯(58,096)
  • 世帯あたり人員(平成12年): 2.20人(2.42)
  • 人口密度(平成12年): 13,706人/キロ平方メートル(8,199)
  • 住宅床比率(平成 9年): 66%(68)
  • 道路率(平成 9年): 21%

地域のまちづくりの重点課題

市の中心核の形成

  • 本町・栄町地域は、東村山・久米川という、市内でも乗降客の多い主要な鉄道駅2駅を抱え、東村山市の中心的な地域となっています。
  • 今後は、その現状を活かして、さらに地域を発展させていくため、市の「中心核」づくりを目指したまちづくりを進めることが必要であるといえます。
  • また、市役所をはじめとする行政施設も集積しており、「行政機能の核」としてふさわしい空間づくりを行うことも重要課題といえます。

中心地域としての交通基盤の改善

  • 上記のように、様々な都市機能集積を図り、核の形成を進めるためには、それらを支える交通基盤の整備が必要となります。
  • 広域アクセス(=接近)を可能とする幹線道路の整備と共に、バスネットワークの充実や歩行空間の改善を進めていくことが重要な課題となります。

緑と水の空間の創出

  • 本町・栄町地域は、市街化が進行した地域であるため、市内では比較的緑が少ない現状にあります。
  • そのため、緑を保全していくことは勿論のこと、一歩進んで、緑あふれる空間の復活の視点から、緑を「新たに創り出す」視点が重要であると考えられます。
  • また、空堀川・野火止用水といった水資源には恵まれているため、それらの保全と整備も、合わせて重要な課題です。

地域の将来像

『市の中心的地域として、活気と風格のあるまち「本町・栄町」』

  • 東村山市でも、特に商業や業務、行政といった各種の都市機能の集積を積極的に展開することで多くの人たちが集まってくる活気あるまちを、将来像として描きます。
  • 「東村山市の顔」として誇りを感じられるような、風格のあるまちの形成を目指していくものとします。

地域のまちづくりの方針

1.土地利用の方針

  • 東村山駅の周辺は、市の「中心核」としての位置づけを踏まえて、都市機能の集積を図ります。特に、業務施設が立地する現状を活かして、東村山市のビジネスの中心地として育成していきます。
  • 久米川駅の周辺も、市の「中心核」に位置づけていますが、こちらについては、飲食業をはじめとする商業機能を中心とした都市機能を強化し、さらに魅力を高める取り組みを進めていくこととします。
  • 東村山市役所の周辺は、「行政機能の核」としての位置づけを踏まえて、市役所や市民センター・警察署・消防署などの行政関連施設をさらに利用しやすく改善したり、歩道整備やバス路線の充実などにより、アクセス(=行きやすさ)を向上させることなどに努めていきます。また、地域情報化拠点の整備、消費者センターの建設、中央図書館の充実なども進めていきます。
  • 本町の都営住宅は、建て替え事業が進んでいますが、建て替え完了後に、周辺の既存のコミュニティと隔絶することのないように、交流空間を整備するなど、互いの調和に努力していきます。合わせて、周辺の商店街の活性化策も検討・実施していきます。
  • 広域的な交通処理を担う幹線道路として位置づけている「新青梅街道(3・4・4)」「府中街道(3・3・8)」「3・4・26」の3路線の沿道は、住宅のみならず、沿道型の商業施設や公益施設なども立地した、複合的な土地利用により、活気ある沿道空間の形成を図ります。
  • 八坂駅の周辺には、日常生活上の最低限のニーズを満たすように、生活利便に資する施設の立地の誘導に努めていきます。
  • 久米川駅西側の栄町3丁目付近は、都営住宅などの立地する現状を踏まえて、中層住宅を中心とした区域に位置づけ、それに見合った建築規制や誘導を行っていきます。
  • その他の区域は、おおむね全域を「低層住宅中心地区」とし、良好な低層住宅地としての環境を守り、あるいは改善していきます。

2.道路・交通網整備の方針

道路整備

  • 新青梅街道(3・4・4)は、すでに計画幅員が確保されている道路のため、歩行者が安全で快適に歩けるように、歩道の質を高めたり、緩衝帯としての役割を果たす街路樹や街路植栽の充実などを図っていきます。
  • 府中街道(3・3・8)は、新青梅街道以南の区間で拡幅事業が進められていますが、特に歩道の充実に留意していきます。新青梅街道以北の計画・構想段階の区間では、西武新宿線の踏切との交差部を、平面とするのか立体交差とするのか、といった縦断形式のありかたなど、望ましい整備のあり方を早急に明らかにして、その結果を踏まえて事業化を図ることとします。
  • 「3・4・26」は、広域交通の軸として早期の全線開通に努めます。やはり歩道の質的充実や植栽など、沿道環境の整備を重視します。
  • 九道の辻・東村山郵便局付近・栄町一丁目交差点といった、渋滞が激しい交差点は、交差する道路の拡幅整備の努力と共に、右折車線新設など、交差点の改良が可能かどうかを検討し、可能な箇所から改良事業に着手していきます。
  • 鷹の道・都道226号線・府中街道のうち旧道のまま残る予定の区間など、現在、相当数の自動車交通がみられる主要道路については、都市計画道路の整備が進められると自動車交通を処理する必要性が高くなくなるため、歩行者優先の道路空間として再生を図っていきます。
  • その他、市役所通りの歩道を充実していくなど、生活道路レベルの道路整備を行います。
  • 市内各所を巡る歩行者や自転車の主要動線としての「歩行者・自転車ネットワーク(=みどりの散歩道)」を、空堀川沿いをはじめとして、地域内の各所に整備していきます。

駅周辺整備

  • 踏切問題への対応として、超長期的には、西武線の連続立体化に向けた検討と取り組みを行っていきます。短中期的には、4箇所の踏切(久米川駅西側・市役所付近・東村山郵便局付近・東村山駅北側の大踏切)の動線錯綜問題の解決のため、拡幅や歩車分離などに努めていきます。
  • 久米川駅の北口には、駅前広場の整備を行うことが都市計画決定しているため、早期の事業化を目指します。その際には、自動車・歩行者・自転車の動線の明確化や、コミュニティスペースの確保などに留意します。
  • 西武新宿線の久米川駅付近へ、JR武蔵野線の新久米川駅(仮称)を設置し、交通利便性を高めるべきであるという意見があります。その実現に向けた可能性を、長期的取り組みとなりますが、検討していきます。
  • 八坂駅の改築・改良工事の早期完成に努めます。タクシーやバス乗り場の新設も検討していきます。

3.環境まちづくりの方針

緑の保全

  • 前述のように緑が少ない地域ですが、散在する雑木林など、地域の貴重な緑を、緑地保護区域の指定などにより、守っていきます。
  • 市役所周辺の公共施設の緑は、特に大切に保全していきます。

公園整備

  • 公園緑地の不足する区域に、地域のための公園整備を検討します。
  • 特に、本町の都営住宅建て替えの機会を活用して、「天王森公園」の整備を急ぎます。

4.緑と水のネットワークの形成

  • 「府中街道」「新青梅街道」「3・4・26」といった都市計画道路の改良や新規整備の機会をとらえ、街路樹の充実につとめ、「街路樹ライン」と呼べるような緑の軸線の形成に努めます。
  • 空堀川沿いの遊歩道や、空堀川の河道跡などで、「みどりの散歩道」づくりを進めます。
  • 空堀川や野火止用水の水質浄化を図るとともに、釣り場や休憩スペースなどの充実を図り、親水性を高めていきます。

5.循環型のまちづくり

  • リサイクル活動の推進や、生ごみの堆肥化の取り組みなど、資源循環型まちづくりを展開します。
  • 特に、東村山駅や久米川駅周辺での「中心核」の形成は、環境共生に配慮して進めます。

6.住宅・住環境形成まちづくりの方針

  • 本町の都営住宅の建て替え事業が進んでいますが、今後の建て替えにあたっては、周辺住環境との調和に、特に配慮していきます。
  • 「中心核」に近接する区域での住環境保全のため、低層階は商業や業務施設、中層階は住宅用途に限定するなどの工夫を行っていきます。利便性の高い地域として、高層マンションの建設も予想されますが、無秩序な立地を抑止する取り組みを進めます。

7.防災まちづくりの方針

  • 「天王森公園」をはじめとする地域のための公園を新規整備することで、緊急時の避難や救援活動のための空間を増大します。
  • 「府中街道」「3・4・26」の拡幅整備や、「歩行者・自転車ネットワーク(=みどりの散歩道)」の整備で、延焼遮断・避難・救援といった防災機能の強化を図ります。
  • 市役所など地域内にある行政施設で、情報指令や備蓄など、防災拠点としての機能の強化に努めます。

8.健康福祉まちづくりの方針

  • 市役所など、地域内にある公共施設で、更なるバリアフリー化(障害物がなく誰でも安心して快適に利用できる状態にすること)を進めます。
  • 全市的な保健・医療・福祉サービスの総合拠点としての保健福祉総合センターの建設を行います。
  • 本町都営住宅の建替えにあわせて、福祉施設を建設します。
  • 東村山駅・久米川駅・八坂駅で、エスカレーターやエレベーターの設置を進めるなど、バリアフリー化活動を展開します。
  • 空堀川沿いなどでの「歩行者・自転車ネットワーク(=みどりの散歩道)」の整備で、ウオーキング・ジョギング・サイクリングなどの健康増進活動のルートづくりを行います。

9.歴史文化創出まちづくりの方針

  • 東村山駅や久米川駅の周辺は、各々個性ある「中心核」としての都市景観の形成に努めます。特に駅前広場が、地域の文化創造のための場となるように工夫していきます。
  • 本町の都営住宅の建て替え後にも、周辺区域とのつながりを大切にして、新しい地域文化が生み出されるような取り組みを検討し実行します。

10.市街地活性化まちづくりの方針

  • 久米川駅の周辺は、以前ほどのにぎわいはみられなくなっていますが、界隈的雰囲気を活かした商店街の再整備で、さらなる商業の活性化を目指します。
  • 駅の周辺、特に東村山市でのビジネスの中心地を目指す東村山駅の周辺に、サテライト勤務の場(SOHO=スモールオフィス・ホームオフィス)を建設する可能性を検討します。

5-3 久米川・恩多地域のまちづくり方針

地域の概況

  1. 鎌倉時代前後は、「中世の宿(しゅく)」としてにぎわいをみせていました。
  2. 野火止用水は、現在、雑木の繁る緑道となっており、市民生活にうるおいを与えています。
  3. 熊野神社は熊野公園を擁し、樹齢700年といわれている大ケヤキのある梅岩寺とともに豊かな緑を市民に提供しています。
  4. また本地域は、梨や栗などの果樹園を中心とした農地の広がる地域となっています。

地域の諸データ

  • 面積(平成12年): 4.08キロ平方メートル (17.17)
  • 人口(平成12年): 26,192人 (140,781)
  • 世帯数(平成12年): 9,782世帯 (58,096)
  • 世帯あたり人員(平成12年): 2.68人 (2.42)
  • 人口密度(平成12年): 6,420人/キロ平方メートル (8,199)
  • 住宅床比率(平成 9年): 61% (68)
  • 道路率(平成 9年): 12%

* 注 : ( )内は市全体の値

地域のまちづくりの重点課題

シンボル軸の形成

  • 「東村山駅周辺の中心核」と「秋津・新秋津駅周辺の中心核」の相互を結ぶ東村山市の骨格としての「シンボル軸」の形成を図ることが、全体構想で示されていますが、この路線は、久米川・恩多地域のほぼ中央を横断することになります。
  • そのため、都市計画道路3・4・27号線の早期整備と、シンボル軸にふさわしい沿道環境の形成は、本地域の重要課題であると考えられます。

農地をはじめとした環境を大切にしたまちづくりの推進

  • 久米川・恩多地域の3割程度を、農地が占めています。
  • 農地は、大都市近郊の新鮮な野菜や果実を供給する生産地機能としての機能は当然のことながら、地域の生態を守り人々にうるおいを与える緑地としての機能ももっています。
  • こうした農地を、今後も保全し、さらには市民のために活用できるようなしくみを検討し、実施していくことが求められます。
  • また、空堀川・柳瀬川・出水川・野火止用水といった、水辺空間の整備により、環境共生空間を保全し創出していく取り組みも重要であるといえます。

交通利便性の向上

  • 久米川・恩多地域は、地域内に鉄道駅をもたず、バス路線はいくつか通っているものの、バス停から離れた区域も見られ、交通利便性がやや劣る地域となっています。
  • 今後は、都市計画道路の整備に合わせたバス路線の拡充などによって、交通利便性を高めていくことが求められます。
  • また、埼玉県で計画されている都市計画道路「飯能・所沢線」の受け入れルートを明確化し、広域交通基盤を整備していくことも重要課題です。

地域の将来像

『農とくらしが共存し、新しい魅力をもったまち「久米川・恩多」』

  • 生産機能・環境機能をもつ貴重な農地の緑が、極力保全されつつ、しかも質の高い住宅が並ぶ、「農」と「くらし」が共存するまちを、地域の将来像として描きます。
  • 市のシンボルロードである都市計画道路3・4・27号線の整備により、沿道に生活利便施設・住宅を計画的に立地し、新しい魅力も、創出していくこととします。

地域のまちづくりの方針

1.土地利用の方針

  • スポーツセンター周辺は、将来的に幹線道路が交わる立地条件などに鑑みて、「新たな核」を形成する可能性を検討していきます。商業・交流機能を中心とした都市機能集積を、民間主導で推進していくことを基本に検討を進めます。
  • 恩多辻近くのイーストビレッジ周辺は、福祉・情報・行政サービス・文化・交流などの機能をコンパクトに集積した「地域生活核」と定義されています。これらのさらなる充実を図ります。
  • 広域的な交通処理を担う幹線道路として位置づけている「府中街道(3・3・8)」「新青梅街道(3・4・4)」「3・4・5」「3・4・26」「3・4・11」や、シンボル軸である「3・4・27」の沿道は、住宅のみならず、沿道型の商業施設や公益施設なども立地した、複合的土地利用により、活気ある沿道空間の形成を図ります。特にシンボル軸沿道については、特徴的な土地利用を検討し誘導していきます。
  • 恩多町1丁目・5丁目や、久米川町1・5丁目付近には、工場などが点在しています。今後は、住宅の無秩序な立地を抑制するなどして、これらの操業環境を守りつつ、「生産研究地区」として、公害発生のない工場や研究所を集積整備していくものとします。
  • 久米川町4・5丁目や恩多町5丁目の北部付近などの一帯は、低層住宅中心の区域として、その環境を守り、あるいは改善していきます。
  • その他の区域は、おおむね全域を「農住共存地区」とし、農とくらしの共存した区域としていきます。

2.道路・交通網整備の方針

  • 新青梅街道(3・4・4)は、すでに計画幅員が確保されている道路のため、歩行者が安全で快適に歩けるように、歩道の質を高めたり、緩衝帯としての役割を果たす街路樹や街路植栽の充実などを図っていきます。
  • 都市計画道路3・4・27号線は、市のシンボル軸として、早期の全線開通に努力します。
  • 「府中街道(3・3・8)」「3・4・5」「3・4・10の府中街道との交差点以西」「3・4・11」「3・4・26」は、広域交通の軸として早期の全線開通に努めます。やはり歩道の質的充実や植栽など、沿道環境整備を重視します。
  • 特に「3・4・10」整備にあたっては、鉄道との立体交差化などを検討し、大踏切による地域分断の解消を目指します。
  • 恩多1・2丁目など、公共交通利用の不便な区域では、都市計画道路「3・4・5」の整備と、それに合わせたバス路線の拡充に努めていきます。
  • 埼玉県の都市計画道路である「飯能・所沢線」の受け入れにあたり、望ましい路線配置・整備のあり方を早期に明確化し、その結果を踏まえて事業を進めます。
  • 久米川辻・恩多辻といった、渋滞が激しい交差点は、交差する道路の拡幅整備の努力と共に、右折車線新設など、交差点の改良が可能かどうかを検討し、可能な箇所から改良事業に着手していきます。
  • 幹線道路の交差部付近に、地域産業活性化を目的とした「道の駅(公共的ドライブイン)」的な施設の整備を検討していきます。 鷹の道など、現在相当数の自動車交通がみられる主要道路については、都市計画道路の整備が進められると自動車交通を処理する必要性が高くなくなるため、歩行者優先の道路空間として再生を図っていきます。
  • その他、歩道を充実していくなど、生活道路レベルの道路整備を行います。
  • 市内各所を巡る歩行者や自転車の主要動線としての「歩行者・自転車ネットワーク(=みどりの散歩道)」を進めます。空堀川や野火止用水沿いをはじめとして、地域内の各所に整備していきます。

3.環境まちづくりの方針

緑の保全

  • 「野火止用水歴史環境保全地域」に指定されている緑については、その保全を徹底します。
  • 生産緑地を中心とした農地は、相続時に失われてしまうことが多い現状ですが、多様な面から保全策を検討して、極力守っていきます。
  • 久米川・恩多地域には、市の管理運営する「市民農園」や、民間の管理運営による「レジャー農園」があるため、その保全と充実に努めていきます。
  • 散在する屋敷林や雑木林などを、「緑地保護区域」の指定などにより、守っていきます。

公園緑地整備

  • 公園緑地の不足する区域に、地域のための公園整備を検討します。
  • 特に、都市計画決定している「熊野公園」の早期拡張整備を急ぎます。

緑と水のネットワークの形成

  • 「府中街道」「新青梅街道」「3・4・26」「3・4・11」といった都市計画道路の改良や新規整備の機会をとらえ、街路樹の充実に努め、「街路樹ライン」と呼べるような緑の軸線の形成に努めます。
  • 空堀川沿いなどで、「みどりの散歩道」づくりを進めます。
  • 空堀川・柳瀬川・出水川・野火止用水の水質浄化を図るとともに、釣り場や休憩スペースなどの充実を図り、親水性を高めていきます。

循環型まちづくり

  • リサイクル活動の推進や、生ごみの堆肥化の取り組みなど、資源循環型まちづくりを展開します。
  • 特に、農地の存在を活かして、環境共生の地域づくりを進めます。

4.住宅・住環境形成まちづくりの方針

  • 工場と住宅が、無秩序に混在することのないように、地域のルールづくりなどを進めます。
  • シンボルロード(3・4・27)の整備に伴い、沿道に多くの建物の立地が予想されます。その際は、後背部など周辺の住環境に配慮し、無秩序な高層化は抑止していきます。また、新しく転入してくる人達と、従来から居住してる人達がふれあえるような、コミュニティある住環境づくりを考えていきます。
  • 農地の無秩序な開発や、住宅地の敷地の細分化などによる住環境の悪化を抑えるため、各種の規制や支援誘導策を検討し、実施していきます。

5.防災まちづくりの方針

  • 熊野公園」の拡張をはじめとする地域のための公園整備により、緊急時の避難や救援活動のための空間を増大します。
  • 「シンボルロード(3・4・27)」「府中街道」「3・4・26」「3・4・11」の拡幅整備や、「歩行者・自転車ネットワーク(=みどりの散歩道)」の整備で、延焼遮断・避難・救援といった防災機能の強化を図ります。
  • スポーツセンターなど、地域内にある行政施設で、情報指令や備蓄など、防災拠点としての機能の強化に努めます。

6.健康福祉まちづくりの方針

  • スポーツセンターなど、地域内にある公共施設で、更なるバリアフリー化(障害物がなく誰でも安心して快適に利用できる状態にすること)を進めます。
  • スポーツセンターや東村山運動公園の更なる充実で、運動の場を充実します。
  • 空堀川沿いなどでの「歩行者・自転車ネットワーク(=みどりの散歩道)」の整備で、ウオーキング・ジョギング・サイクリングなどの健康増進活動のルートづくりを行います。

7.歴史文化創出まちづくりの方針

  • シンボル道路沿いで、東村山市のシンボルとしてふさわしい都市景観の形成に努めます。
  • 「農」と「くらし」が共存する文化を大切にし、里山環境や景観を守りつつ、地域特産品のマーケット的広場(ナシ・ブドウ・キウイ等)の整備などの取り組みを進めます。

8.市街地活性化まちづくりの方針

  • 地域活性化への起爆剤の観点からも、スポーツセンター付近への「新たな核」の形成を検討していきます。
  • 恩多辻のイーストビレッジに形成されている「地域生活核」を充実し、地域の生活の水準を高めます。
  • 「生産研究地区」として位置づけた工場などが立地する区域を、新産業創出のための場と考えて、施設誘致や創業支援、周辺環境整備などを進めます。
  • 「道路・交通網の整備の方針」の(8)にも記述していますが、農業・商業の活性化につながると考えられる「道の駅」のような施設整備を検討していきます。

5-4 秋津・青葉地域のまちづくり方針

地域の概況

  • 明治期は、養蚕業や麦、甘藷(かんしょ=さつまいも)等の畑作を中心とした農村でした。
  • 大正4年に秋津駅が、昭和48年に新秋津駅が開設されました。
  • 西武線秋津駅、JR新秋津駅ともに利用者数が多く、東村山市の交通の要所となっています。
  • 昭和37年には、ごみ・し尿処理施設として秋水園が開設されました。
  • 武蔵野の面影を色濃く残す自然環境を活かして、全生園・多摩老人医療センター・東村山老人ホーム等の、病院や療育施設が多く立地しています。

地域の諸データ

  • 面積(平成12年):3.61キロ平方メートル(17.17)
  • 世帯数(平成12年):11,637世帯(58,096
  • 世帯あたり人員(平成12年):2.37人(2.42
  • 人口密度(平成12年): 7,626人/キロ平方メートル(8,199)
  • 住宅床比率(平成 9年): 63%(68)
  • 道路率(平成 9年):15%

* 注 : ( )内は市全体の値

市北東部の中心核の形成

  • 秋津・青葉地域は、秋津・新秋津という、市内でも乗降客の多い鉄道駅を抱え、東村山市の北東部の玄関口ともいえる地域となっています。
  • 今後は、その現状を活かして、さらに地域を発展させていくため、市北東部の「中心核」づくりを目指したまちづくりを進めることが必要であるといえます。

シンボル軸の形成

  • 秋津駅・新秋津駅周辺は、東村山駅方面へ向かう市の「シンボル軸」の起点となります。
  • そのため、都市計画道路3・4・27号線の早期整備と、シンボル軸にふさわしい沿道環境の形成により、市民が誇れるようなを空間を創り出すことが求められます。

全生園をはじめとした自然環境を大切にしたまちづくりの推進

  • 秋津・青葉地域には、全生園や東村山老人ホーム、淵の森、雑木林など、地域市民の努力もあって、貴重な緑地が保全されてきています。
  • この空間を今後も大切に保全し、市民のために活用できるようなしくみを検討し、実施していくことが求められます。
  • また、空堀川・柳瀬川・野火止用水といった水辺空間の整備、秋水園の再生による総合的な環境共生まちづくりへの取り組みも重要課題です。

地域の将来像

『まとまった緑の空間と、にぎわいが両立するまち「秋津・青葉」』

  • 全生園・東村山老人ホーム・淵の森緑地・雑木林といった、まとまった緑の空間が、農地と共に大切に保存され、更に充実されたまちを、地域の将来像として描きます。
  • また、東村山市北東部の中心地として、人が集まり、にぎわいのあるまちの形成も、合わせて目指していくものとします。

地域のまちづくりの方針

1.土地利用の方針

  • 秋津駅・新秋津駅の周辺は、市北東部の「中心核」としての位置付けを踏まえて、都市機能の集積を図ります。特に、学生を中心とする乗換え客が多くみられることを活かして、「学園商店街」的な空間形成を工夫し進めていくものとします。
  • 福祉・情報・行政サービス・文化・交流などの機能をコンパクトに集積した「地域生活核」を、地域の人たちにとって利用しやすい場所に生みだしていく取り組みを進めます。
  • 広域的な交通処理を担う幹線道路として位置づけられている「3・4・11」「3・4・26」や、シンボル軸である「3・4・27」の沿道は、住宅のみならず、沿道型の商業施設や公益施設なども立地した、複合的土地利用により、活気ある沿道空間の形成を図ります。特にシンボル軸沿道については、特徴的な土地利用を検討し誘導していきます。
  • 秋津町2丁目付近などには、工場を中心とする施設の立地がみられます。今後は、住宅の無秩序な立地を抑制するなどして、これらの操業環境を守りつつ「生産研究地区」として、公害発生のない工場や研究所を集積整備していくものとします。
  • 全生園周辺や、秋水園・東村山老人ホームの周辺は、「公益施設地区」として、その機能の保全と強化に努めていきます。特に全生園は、緑の担保を基本にしつつ、市として考える将来の具体的土地利用のあり方を、早期に明確化するものとします。
  • 所沢市近くの住宅地は、低層住宅中心の区域として、その環境を守り、あるいは改善していきます。
  • その他の区域は、おおむね全域を「農住共存地区」とし、農業とくらしの共存した区域としていきます。

2.道路・交通網整備の方針

道路整備

  • 秋津・青葉地域の道路網は、市内でも特にわかりにくい現状にあるといわれます。道路網の体系的整備を進めます。
  • シンボルロード(3・4・27)は、早期の全線開通に努力します。特に、歩行者が安全で快適に歩けるように、歩道の質を高めたり、街路樹や街路植栽の充実などを図っていきます。また、整備後のバス路線の導入も検討していきます。
  • 「3・4・11」「3・4・13の武蔵野線以東の区間」「3・4・26」は、広域交通の軸として早期の全線開通に努めます。やはり歩道の質的充実や植栽など、沿道環境の整備を重視します。
  • これらの幹線道路整備により、秋津町3丁目付近などでみられる、通過交通の住宅地への進入問題の解消を目指します。
  • 所沢街道・志木街道・全生園外周道路など、現在相当数の自動車交通がみられる主要道路については、都市計画道路の整備が進められると自動車交通を処理する必要性が高くなくなるため、歩行者優先の道路空間として再生を図っていきます。
  • 秋水園周辺の主要道路は、施設へのアクセス道路として、歩道の充実を含めた拡幅整備を進めます。
  • その他、歩道を充実していくなど、生活道路レベルの道路整備を行います。
  • 市内各所を巡る歩行者や自転車の主要動線としての「歩行者・自転車ネットワーク(=みどりの散歩道)」を進めます。空堀川や沢の堀沿いをはじめとして、地域内の各所に整備していきます。

駅周辺整備

  • 武蔵野線が、地域内のほぼ中央部を堀割形式で縦断し、地域分断を招いているという声があります。その解消のための方策を検討していきます。
  • 秋津駅の南口には、駅前広場の整備を行うことが都市計画決定しているため、都市計画道路3・4・13号線の整備と合わせて、早期の事業化を目指します。また、新秋津駅との連絡性の向上のための取り組みを、周辺商店街の再整備と合わせて進めます。その際には、自動車・歩行者・自転車の動線の明確化や、コミュニティスペースの確保などに留意していきます。
  • 両駅の近くへの屋外トイレの設置を、他施設との複合化も視野に入れて進めます。

3.環境まちづくりの方針

緑の保全

  • 前述のように、全生園・東村山老人ホームなどに、まとまった貴重な緑の空間がみられるため、その保全を徹底します。
  • 淵の森などの緑地も、保全のための取り組みに努めます。
  • 青葉町2丁目・3丁目付近には、雑木林がまとまってみられるため、緑地保護区域の指定などにより、その保全に努めます。

公園緑地整備

  • 公園の不足する区域に、地域のための公園整備を検討します。
  • 「農とみどりの体験パーク」として整備された「秋津ちろりん村」は、その保全を前提に、さらなる充実を目指していきます。

緑と水のネットワークの形成

  • 「3・4・11」「3・4・26」「シンボル軸(3・4・27)」といった都市計画道路の新規整備の機会をとらえ、街路樹の充実に努め、「街路樹ライン」と呼べるような緑の軸線の形成に努めます。
  • 空堀川沿いの遊歩道や、沢の堀沿いの道路などで、「みどりの散歩道」づくりを進めます。
  • 柳瀬川・空堀川・野火止用水の水質浄化を図るとともに、釣り場や休憩スペースなどの充実を図り、親水性を高めていきます。

循環型まちづくり

  • リサイクル活動の推進や、生ごみの堆肥化の取り組みなど、資源循環型まちづくりを展開します。
  • 特に秋水園において、し尿処理施設のコンパクト化、容器包装リサイクル法に対応した一時貯蔵施設や破砕施設の整備等、現在の焼却炉に替わる次世代型の資源化プラントの建設などを進めます。
  • 農地の存在を活かした環境共生の取り組みを行うほか、秋津駅・新秋津駅周辺での「中心核」の形成でも、環境共生に配慮した取り組みを行います。
  • 秋水園については、周辺アクセス(行きやすさ)改善など、市民・事業者・行政の協働によりつくられた「秋水園再生計画の推進プラン '98」の実現に向けた取り組みを進めていきます。
  • 秋津公園やJR武蔵野線沿いにみられる湧水の保全と活用を図ります。

4.住宅・住環境形成まちづくりの方針

  • 農地の無秩序な開発や、住宅地の敷地の細分化などによる住環境の悪化を抑えるため、各種の規制や支援誘導策を検討し、実施していきます。
  • 工場と住宅が、無秩序に混在することのないように、地域のルールづくりなどを進めます。
  • 「中心核」に近接する区域での住環境保全のため、低層階は商業や業務施設、中層階は住宅用途に限定するなどの工夫を行っていきます。利便性の高い地域として、高層マンションの建設も予想されますが、無秩序な立地を抑止する取り組みを進めます。

5.防災まちづくりの方針

  • 一部にみられる木造住宅の密集地で、狭あい道路の拡幅や行き止まり道路の解消、住宅密集状況の改善などに取り組みます。
  • 公園の新規整備により、緊急時の避難や救援活動のための空間を増大します。
  • 「3・4・11」「3・4・26」「シンボル軸(3・4・27)」の拡幅整備や、「歩行者・自転車ネットワーク(=みどりの散歩道)」の整備で、延焼遮断・避難・救援といった防災機能の強化を図ります。
  • 公民館など、地域内にある行政施設で、情報指令や備蓄など、防災拠点としての機能の強化に努めます。
  • 他地域に比較して、防火用水が不足する傾向がみられるため、防火水槽などの施設整備に努めます。

6.健康福祉まちづくりの方針

  • 老人ホームなどの福祉施設の多く立地する地域として、特にそこに至るアクセス(到達するルート)のバリアフリー化(障害物がなく誰でも安心して快適に利用できる状態にすること)を進めます。
  • 秋津駅・新秋津駅で、エスカレーター・エレベーターの設置を進めるなど、バリアフリー化活動を展開します。
  • 空堀川・沢の堀沿いなどでの「歩行者自転車ネットワーク(=みどりの散歩道)」の整備で、ウオーキング・ジョギング・サイクリングなどの健康増進活動のルートづくりを行います。

7.歴史文化創出まちづくりの方針

  • 秋津駅・新秋津駅の周辺は、市北東部の中心核として、個性ある都市景観の形成に努めます。特に、両駅を結ぶルートが、地域文化創造のための場になるように工夫していきます。
  • 全生園・淵の森などを、文化創造のための地域資源として活用し、新たな文化創造も模索していきます。
  • 特に全生園については、入所者が受けた偏見と差別の歴史を伝えるハンセン病資料館を広くアピールしていきます。

8.市街地活性化まちづくりの方針

  • 学生や若者を含めた乗降客の多い駅として、秋津駅・新秋津駅周辺の空間や商店街を再整備し、地域の商業の活性化を図ります。
  • 福祉・情報・行政サービス・文化・交流などの機能をコンパクトに集積した「地域生活核」を生み出すことで、地域全体の活性化を図ります。
  • 「生産研究地区」として位置づけた工場などが立地する区域を、新産業創出のための場と考えて、施設誘致や創業支援、周辺環境整備などを進めます。
  • 青葉商店街は、地域コミュニティを支える買い物通りとして、再生への取り組みを進めます。

5-5 萩山地域のまちづくり方針

地域の概況

  • 明治期は、養蚕業や麦、甘藷(かんしょ=さつまいも)等の畑作を中心とした農村でした。
  • 昭和3年の多摩湖鉄道の萩山駅までの開通を契機に、大都市東京の近郊住宅地として市街化が進みました。
  • 昭和23年には小平霊園が開園しました。
  • 萩山駅からは、新宿・拝島・多摩湖・国分寺の4方向へ鉄道が結ばれており、交通利便性の高い地域となっています。
  • 駅前には高層住宅が並び、街路樹のけやき並木と相まって、整然とした新しい街並みが作られています。
  • みどり豊かな多摩湖自転車道が地域を横断する形で整備されています。

地域の諸データ

  • 面積(平成12年):1.52キロ平方メートル(17.17)
  • 人口(平成12年):14,425人(140,781)
  • 世帯数(平成12年):6,599世帯(58,096)
  • 世帯あたり人員(平成12年):2.19人(2.42)
  • 人口密度(平成12年):9,490人/キロ平方メートル(8,199)
  • 住宅床比率(平成 9年):80%(68)
  • 道路率(平成 9年):16%

* 注 : ( )内は市全体の値

地域のまちづくりの重点課題

1.小平霊園の保全と活用

  • 萩山地域は、市街化が進んだ地域であり、やや稠密(ちゅうみつ)な住宅市街地となっています。
  • そうした中で、地域の面積の約4分の1を占める小平霊園は、貴重なオープンスペースとなっています。
  • 災害時の広域避難場所としてだけではなく、日常的にも緑と親しめる空間として保全し、地域全体の環境向上に活用していくことが求められます。

2.緑の空間のネットワーク化

  • 萩山地域には、多摩湖自転車道や野火止緑道が整備されており、地域の貴重なアメニティ資源として市民に親しまれています。
  • 今後は、こうした緑道の充実と共に、上記の小平霊園をはじめ、萩山公園、萩山小学校近くの雑木林なども大切にして、地域全体に緑の空間のネットワークを創り上げていくことが求められます。

3.密集住宅地の改善まちづくり

  • 萩山地域には、都営や公社の集合住宅の区域を除いて、木造住宅が密集する傾向がみられます。
  • 特に萩山町2丁目付近では、鉄道線路により市街地が分断されており、狭あい道路や行き止まり道路も多くみられます。
  • このことにより、通過交通が発生しないため静かな環境が保たれている面もありますが、災害時の安全性の面などから考えると、問題を抱えています。
  • 道路基盤の改善や、住宅の密集状況を緩和していく取り組みが求められます。

地域の将来像

『緑道や小平霊園の緑が活かされ、落ち着いた“たたずまい”のまち「萩山」』

  1. 上述のように、多摩湖自転車道・野火止緑道といった線的な緑の空間に加えて、小平霊園をはじめとする面的な緑地空間が、有機的な結びつきをもって保全・拡大されている姿を、萩山地域の将来像として描きます。
  2. 住宅中心の現状を基本的には変えずに、落ち着いた「たたずまい」のみられる地域づくりを目指すものとします。

地域のまちづくりの方針

1.土地利用の方針

  • おおむね地域全体を、低層住宅を中心とした区域として、その環境を守り、あるいは改善していきます。
  • 萩山町5丁目の北部、萩山駅付近や八坂駅付近など一部の区域については、その交通利便性の高さなどを活かして、中層住宅を中心とした区域に、計画的な土地の高度利用を図っていきます。
  • 萩山駅の周辺には、日常生活上の最低限のニーズを満たすように、生活利便に資する施設の立地の誘導に努めていきます。
  • 小平霊園は、東村山市でも有数の大規模公園緑地として、緑の保全を徹底します。
  • 萩山実務学校や東村山福祉園付近の区域は、福祉施設を中心とした「公益施設地区」として、その機能の保全と強化に努めていきます。

2.道路・交通網整備の方針

道路整備

  • 新青梅街道(3・4・4)は、すでに計画幅員が確保されている道路のため、歩行者が安全で快適に歩けるように、歩道の質を高めたり、緩衝帯としての役割を果たす街路樹や街路植栽の充実などを図っていきます。
  • 府中街道(3・3・8)は、萩山地域に近接する区間で拡幅整備の事業中となっています。特に歩道の充実に留意しながら、事業を進めていきます。
  • 九道の辻などの、渋滞が激しい交差点は、交差する道路の拡幅整備の努力と共に、右折車線設置など、交差点の改良が可能かどうかを検討し、可能な箇所から改良事業に着手していきます。
  • 萩山通りなど、現在相当数の自動車交通がみられる主要道路については、都市計画道路の整備が完了するまでは、自動車交通を処理する必要性も高いため、久米川病院や野火止通りとの交差点付近の改善などを重点に、整備を進めます。一方通行化の可能性なども検討していきます。
  • その他、歩道を充実したり、行き止まり道路を解消するなど、生活道路レベルの道路整備を行い、特に防災性の向上を図ります。
  • 市内各所を巡る歩行者や自転車の主要動線としての「歩行者・自転車ネットワーク(=みどりの散歩道)」の整備を進めます。野火止用水沿いの道路や多摩湖自転車道の充実を進め、さらには地域内の各所に拡大していきます。

駅周辺整備

  • 西武新宿線の久米川駅付近へ、JR武蔵野線の新久米川駅(仮称)を設置し、交通利便性を高めるべきであるという意見があります。その実現に向けた可能性を、長期的取り組みとなりますが、検討していきます。

3.環境まちづくりの方針

緑の保全

  • 前述のように、地域の中核的みどりである小平霊園の緑の保全を徹底します。
  • 一部にみられる雑木林や庭先の緑についても大切にし、保全のための取り組みを進めます。

公園緑地整備

  • 公園の不足する区域に、地域のための公園整備を検討します。
  • 特に、都市計画決定している「萩山公園」の早期整備を急ぎます。その際には、既存の雑木林を活かしたり、「萩の木」をモチーフとするなどの工夫を行っていきます。
  • 久米川駅東住宅付近は出水川の水源地であるため、親水空間の整備を検討します。
  • 「萩山公園」の区域内において、みどりづくりの新たな展開として、「民設公園制度」を適用し、既成緑地の永続性、及び緑道を軸とした緑のネットワーク上の拠点やさらに災害対策の拠点を形成するため、公園的空間の早期の整備誘導を図ります。

緑と水のネットワークの形成

  • 「府中街道」「新青梅街道」といった都市計画道路の改良や新規整備の機会をとらえ、街路樹の充実に努め、「街路樹ライン」と呼べるような緑の軸線の形成に努めます。特に、新青梅街道沿いのメタセコイヤ並木の保全に努めます。
  • 野火止用水沿いの緑道や多摩湖自転車道の改良などで、「みどりの散歩道」づくりを進めます。特に、小平霊園との結び付きを強めるような整備を考えます。
  • 野火止用水の水質浄化を図るとともに、更に親水性を高める取り組みを進めます。

循環型まちづくり

  • リサイクル活動の推進や、生ごみの堆肥化の取り組みなど、資源循環型まちづくりを展開します。
  • 特に、小平霊園を中核とした、環境共生の地域づくりを工夫していきます。

4.住宅・住環境形成まちづくりの方針

  • 比較的通過交通の進入の少ない閑静な住宅地として、新たな道路整備などにあたっても、住環境を悪化させることのないように、特に留意していきます。
  • 小平霊園の自然と調和した住宅地として、敷地の緑化などを推進し、落ち着いた住環境をもつ地域としての魅力を更に高めるような努力を行います。
  • ガーデニングや都市景観のコンテスト開催など、ソフト面からの住環境保全・改善の取り組みも、特に大切にしていきます。

5.防災まちづくりの方針

  • 萩山町2丁目付近など、木造住宅が密集する区域で、狭あい道路の拡幅や行き止まり道路の解消、住宅密集状況改善などに取り組みます。
  • 特に、小平霊園への避難路となる跨線橋の整備を検討します。
  • 公園の新規整備により、緊急時の避難や救援活動のための空間を増大します。
  • 生活道路の拡幅整備や「歩行者・自転車ネットワーク」の整備で、延焼遮断・避難・救援といった防災機能の強化を図ります。
  • 公民館など、地域内にある行政施設で、情報指令や備蓄など、防災拠点としての機能の強化に努めます。

6.健康福祉まちづくりの方針

  • 萩山公民館など、地域内にある公共施設の、更なるバリアフリー化(障害物がなく誰でも安心した快適に利用できる状態にすること)を進めます。
  • 萩山駅で、エスカレーター・エレベーターの設置を進めるなど、バリアフリー化活動を展開します。
  • 多摩湖自転車道の充実をはじめとする「歩行者・自転車ネットワーク(=みどりの散歩道)」の整備で、ウオーキング・ジョギング・サイクリングなどの健康増進活動のルートづくりを行います。

7.歴史文化創出まちづくりの方針

  • 小平霊園の緑と調和した「落ち着いたたたずまい」の住宅地としてふさわしい、都市景観の形成に努めます。
  • 市内では比較的市街化のすすんだ住宅地として、都市的な文化を育むような取り組みを進めます。

8.市街地活性化まちづくりの方針

  • 市内のみならず、市外に対しても、「閑静で落ち着いたたたずまい」のある住宅地として有名になるような取り組みを進めていきます。
  • 小平霊園への来園者を、久米川駅方面へ誘導するようなルートづくりなどを行います。

5-6.富士見・美住地域のまちづくり方針

地域の概況

  • 明治期は、養蚕業や麦、甘藷(かんしょ=さつまいも)等の畑作を中心とした農村でした。
  • 昭和49年に完成した東村山浄水場は、都内10区部と多摩地域に水を供給しています。
  • 東村山中央公園が市民の憩いの場となっているほか、富士見文化センターや高齢者福祉施設が集まっています。
  • 多摩湖自転車道・野火止用水・空堀川・ライシャワー記念館といった景観資源がみられます。
  • 近年は大規模マンションの建設もみられるようになっています。

地域の諸データ

  • 面積(平成12年):2.38キロ平方メートル(17.17)
  • 人口(平成12年):25,304人(140,781)
  • 世帯数(平成12年):10,298世帯(58,096)
  • 世帯あたり人員(平成12年):2.46人(2.42)
  • 人口密度(平成12年): 10,632人/キロ平方メートル(8,199)
  • 住宅床比率(平成 9年):69%(68)
  • 道路率(平成 9年):13%

* 注 : ( )内は市全体の値

地域のまちづくりの重点課題

中央公園を中心とした「アメニティ(快適性)空間」づくり

  • 富士見・美住地域には、ほぼその中央部に東村山中央公園が整備され、地域のみならず、他地域や市外からも人が訪れるなど、憩いの場として親しまれています。
  • 今後は、その充実と共に、多摩湖自転車道や野火止用水とのネットワーク化や、空堀川の親水整備なども総合的に進めることで、地域全体のアメニティを向上させていくことが求められます。

東村山浄水場空間の有効利用の推進

  • 東京都水道局の所管にある東村山浄水場は、富士見・美住地域の中でも、相当の面積を占めています。
  • 都民の給水の拠点として極めて重要な施設ですが、将来的には、その機能を担保したうえで、公園や防災拠点としての公共的利用を推進するなど、複合空間として有効活用を図っていく必要があると考えられます。

集合住宅の計画的整備によるコミュニティ形成・住環境向上

  • 富士見・美住地域には、公団住宅や官舎など集合住宅が比較的多く立地しています。
  • これらの集合住宅を計画的に改善したり、建て替えを行うことで、良好なコミュニティの保全と形成につなげていくことが必要です。
  • 特に建て替えの際には、周辺の低層住宅地への影響を考慮して、適切な高さに抑えたり、広場空間を確保するなどして、地域全体の住環境向上を図る視点が重要であると考えられます。

地域の将来像

『中央公園の緑、学校のオープンスペースを活かした、うるおいとゆとりのまち「富士見・美住」』

  1. 富士見・美住地域には、前述のように、東村山中央公園をはじめ、南台公園・多摩湖自転車道・富士見緑道・美住緑道などの緑の空間や空堀川・野火止用水の水辺空間がみられ、地域まちづくりの貴重な資源となっています。
  2. 比較的多くみられる教育施設も、緑が豊富で貴重なオープンスペースとなっています。
  3. これらを活かしつつ、住宅地内部にもオープンスペースを生み出すことで、うるおいとゆとりあふれた地域とすることを、将来像として描きます。

地域のまちづくりの方針

1.土地利用の方針

  • 福祉・情報・行政サービス・文化・交流などの機能をコンパクトに集積した「地域生活核」を、中央公園近くなど可能な限り地域の良い場所に生みだしていくための取り組みを進めます。
  • 富士見町1丁目北部・美住町1丁目・美住町2丁目東部といった区域は、今後も団地などの中層集合住宅を中心とした基本を変えずに、住環境の保全または改善に努めていきます。
  • 民間デベロッパーによる大規模開発が行われた(現在も二期事業中)学園通り東付近は、中高層住宅中心地区とし位置づけていきます。
  • 東村山中央公園付近は、「大規模公園緑地」として、緑の保全・充実に努める区域とします。
  • 教育施設や福祉施設の集まる学園通り西や東村山浄水場などは、「公益施設地区」として、その機能の保全と強化に努めていきます。
  • 美住町2丁目北東部などには、事務所や研究所などの立地がみられます。この区域は、「生産研究地区」として位置づけ、今後もそれらの集積した区域として、事業環境の保全・改善に努めていきます。
  • その他の区域は、おおむね全域を「低層住宅中心地区」とし、良好な低層住宅地としての環境を守り、あるいは改善していきます。
  • なお、地域内に複数みられる国有地については、所有者による土地利用転換が行われる時に備えて、その有効な利用のされかたを地元自治体として明らかにしていきます。

2.道路・交通網整備の方針

  • 「新青梅街道(3・4・4)」は、すでに計画幅員が確保されている道路のため、歩行者が快適に歩けるように、歩道の質を高めたり、緩衝帯としての役割を果たす街路樹や街路植栽の充実などを図っていきます。
  • 「美住商店街西踏切」は、渋滞がみられ危険なため、超長期的には、西武線の連続立体化に向けた検討と取り組みを行っていきます。短中期的なには、拡幅や歩車分離などに努めていきます。
  • 九道の辻などの、渋滞が激しい交差点は、交差する道路の拡幅整備の努力と共に、右折車線設置など、交差点の改良が可能かどうかを検討し、可能な箇所から改良事業に着手していきます。
  • 鷹の道や江戸街道など、現在相当数の自動車交通がみられる主要道路については、都市計画道路整備が進められると自動車交通を処理する必要性が高くなくなるため、歩行者優先の道路空間として再生を図っていきます。
  • その他、中央公園南側の道路のコミュニティ道路化・西武国分寺線下の新青梅街道の歩行空間の充実、東京街道団地建て替えに合わせた道路拡幅整備といった、生活道路レベルの道路整備を進めます。
  • 市内各所を巡る歩行者や自転車の主要動線としての「歩行者・自転車ネットワーク(=みどりの散歩道)」の整備を進めます。野火止用水沿いの道路や多摩湖自転車道の充実を進め、さらには地域内の各所に拡大していきます。

3.環境まちづくりの方針

緑の保全

  • 前述のように、地域の中核的みどりとなっている東村山中央公園の緑の保全を徹底します。
  • 野火止用水沿いの緑の保全も重点施策として取り組みます。
  • 富士見・美住地域には、市の管理運営する「市民農園」があるため、その保全と充実に努めていきます。

公園緑地整備

  • 公園の不足する区域に、地域のための公園づくりを検討します。
  • 東村山中央公園などで、デイキャンプをはじめとするレクリエーション機能の充実を図ります。

緑と水のネットワークの形成

  • 「新青梅街道」の改良の機会をとらえ、街路樹の充実に努め、「街路樹ライン」と呼べるような緑の軸線の形成に努めます。
  • 中央公園・美住緑道・富士見緑道・多摩湖自転車道・空堀川・野火止用水などで「みどりの散歩道」づくりを進め、全体のネットワーク化を図ります。特に美住緑道は、トンネル化で延伸を図ります。
  • 空堀川や野火止用水の水質浄化を図るとともに、釣り場や休憩スペースなどの充実を図り、親水性を高めていきます。

循環型まちづくり

  • リサイクル活動の推進や、生ごみの堆肥化の取り組みなど、資源循環型まちづくりを展開します。
  • 「美住リサイクルショップ」の更なる充実を図ります。

4.住宅・住環境形成まちづくりの方針

  • 中央公園や教育施設などのゆとりある空間と調和した住宅地として、オープンスペースの確保、敷地の緑化などを進め、地域の住環境を改善します。
  • 新たな都市計画道路の整備に伴い、沿道に多くの建物の立地が予想されます。その際は、新しく転入してくる人たちと、従来から居住している人達がふれあえるような、コミュニティある住環境づくりを考えていきます。
  • 事務所や研究所の集積を考える「生産研究地区」付近に、住宅の無秩序な立地がされることのないように努めていきます。
  • 公団南台団地など、大規模な団地の建て替えに当たっては、地域の特性と調和したものとなるよう、高さや意匠などに配慮していきます。

5.防災まちづくりの方針

  • 中央公園に、北側方面からの進入口を設置することなどで、地域全体の防災性の向上を図ります。
  • 「農とみどりの体験パーク」をはじめとする、地域のための公園を新規整備することで、緊急時の避難や救援活動のための空間を増大します。
  • 都市計画道路の拡幅整備や「歩行者・自転車ネットワーク(=みどりの散歩道)」の整備で、延焼遮断・避難・救援といった防災機能の強化を図ります。
  • 富士見文化センターなど地域内にある行政施設で、情報指令や備蓄など、防災拠点としての機能の強化に努めます。
  • 東村山浄水場の空間を、防災拠点として複合利用する可能性を検討していきます。

6.健康福祉まちづくりの方針

  • 富士見文化センターなど、地域内にある公共施設で、更なるバリアフリー化(障害物がなく誰でも安心して快適に利用できる状態にすること)を進めます。
  • 八坂駅で、エスカレーターやエレベーターの設置を進めるなど、バリアフリー化活動を展開します。
  • 多摩湖自転車道の充実などによる「歩行者・自転車ネットワーク(=みどりの散歩道)」の整備で、ウオーキング・ジョギング・サイクリングなどの健康増進活動のルートづくりを行います。

7.歴史文化創出まちづくりの方針

  • ゆとりある空間住宅地と呼ぶにふさわしい、都市景観の形成に努めます。
  • 教育施設の多く立地する「文教地域」として、それらとの連携により、都市的な文化が育まれるような取り組みを進めます。

8.市街地活性化まちづくりの方針

  • 福祉・情報・行政サービス・文化・交流などの機能をコンパクトに集積した「地域生活核」を、中央公園近くなど地域住民が利用しやすい場所に生みだすことで、地域全体の活性化を図ります。
  • 江戸街道沿いや美住の商店街の、多様な視点からの取り組みによる再生を目指します。
  • 特に南北方向の歩行者・自転車の動線改善により、地域全体の回遊性と一体性を高めます。

5-7 廻田・多摩湖・諏訪・野口地域のまちづくり方針

地域の概況

  1. 明治期は、養蚕業や麦、甘藷(かんしょ=さつまいも)等の畑作を中心とした農村でした。
  2. 明治27年の川越鉄道の開通に伴い、東村山駅が開業しました。その後、西口商店街が形成されました。
  3. 昭和2年に完成した村山貯水池は多摩湖とも呼ばれ、隣接する狭山公園は、都内でも有数の桜の名所となっています。
  4. 八国山緑地・北山公園といったまとまった緑のほか、国宝の千体地蔵堂をもつ正福寺・重要文化財の板碑をもつ徳蔵寺・縄文時代の下宅部遺跡などが散在しており、図書館・公民館やふるさと歴史館などの立地と合わせて、歴史文化の香りある地域となっています。

地域の諸データ

  • 面積(平成12年):3.96キロ平方メートル(17.17)
  • 人口(平成12年):25,125人(140,781)
  • 世帯数(平成12年):9,691世帯(58,096)
  • 世帯あたり人員(平成12年):2.59人(2.42)
  • 人口密度(平成12年):6,345人/キロ平方メートル(8,199)
  • 住宅床比率(平成 9年):74%(68)
  • 道路率(平成 9年):12%

* 注 : ( )内は市全体の値

地域のまちづくりの重点課題

自然と歴史的・文化的資源の保全とネットワーク化

  • 廻田・多摩湖・諏訪・野口地域は、八国山緑地・北山公園・狭山公園など比較的みどりが豊富で、前川・北川といった河川も流れており、比較的自然環境に恵まれているといえます。
  • また、国宝の千体地蔵堂をもつ正福寺や、歴史ある徳蔵寺、下宅部遺跡など、歴史的・文化的な資源も、多くみられます。
  • こうした地域の資源を守りつつ、有機的にネットワーク化していくことが求められます。

東村山駅西口周辺の核の形成

  • 東村山駅は、西武新宿線・国分寺線・西武園線などの分岐する駅として、また上記の歴史・文化資源を訪ねる起点として、市民に利用されています。
  • こうした潜在力を活かして、市の「中心核」の形成に向けた取り組みを行うことがまちづくり上の重要課題です。
  • その際には後背部の歴史・文化性の活用、駅東西の連携を進めるための動線改善などに留意することも必要です。

望ましい道路ネットワークの形成

  • 廻田・多摩湖・諏訪・野口地域は、幹線道路から生活道路まで、道路網が脆弱で、種々の問題が引き起こされています。
  • そのため、都市計画道路「3・4・9」「3・4・29」や、所沢方面からの道路として埼玉県で計画されている「飯能・所沢線」の受け入れルートの明確化など、幹線道路の整備がまず求められます。
  • その上で、広域交通処理を担う必要性の高くない一般の都市計画道路の、歩行者空間を重視した整備、生活道路の改善など、総合的に道路整備を進め、望ましい道路ネットワークを構築することが重要課題であると考えられます。

地域の将来像

『狭山丘陵の豊かな自然・歴史・文化と、にぎわいの共存するまち「廻田・多摩湖・諏訪・野口」』

  • 緑あふれる八国山緑地・北山公園・狭山公園などには、市外からも多くの人が行楽に訪れています。
  • こうした地域特性に、正福寺や下宅部遺跡などの歴史資源をもつ「文化性」の活用や、東村山駅西口付近の「にぎわい」の創出をからめて、「文化とにぎわいのまち」を、地域の将来像として描きます。>

地域のまちづくりの方針

土地利用の方針

  • 東村山駅の西口周辺は、市の「中心核」としての位置付けを踏まえて、都市機能の集積を図ります。特に、西口の再開発事業の機会をとらえて、後背部の自然資源や歴史的文化的資源を活かした特徴ある商業空間の創出を目指します。
  • 福祉・情報・行政サービス・文化・交流などの機能をコンパクトに集積した「地域生活核」を、地域の人たちにとって利用しやすい場所に生みだしていくための取り組みを進めます。
  • 地域全体としては、おおむね「低層住宅中心地区」とし、良好な低層住宅地としての環境を守り、あるいは改善していきます。
  • 多摩湖町1丁目・諏訪町1丁目・野口町2丁目などにみられる都営住宅の立地する区域は、今後も中層集合住宅を中心とした基本を変えずに、住環境の保全または改善に努めていきます。
  • 廻田町1丁目・野口町2丁目付近には、事務所や研究所などの立地がみられます。この区域は、「生産研究地区」として位置づけ、今後もそれらの集積した区域として、事業環境の保全・改善に努めていきます。
  • 武蔵大和駅・西武遊園地駅・西武園駅の周辺には、日常生活上の最低限のニーズを満たすように、生活利便に資する施設の立地の誘導に努めていきます。
  • 八国山緑地・狭山公園は、「大規模公園緑地」として、緑の保全・充実に努める区域とします。
  • 八国山付近の病院が集まる一帯は、医療福祉的な「公益施設地区」として、その機能の保全と強化に努めていきます。

道路・交通網整備の方針

道路整備

  • 「3・4・9」「3・4・29」「3・4・10の3・4・29との交差点から府中街道までの区間」は、広域交通の軸として早期の全線開通に努めます。歩道の質的充実や植栽など、沿道環境の整備を重視します。
  • 「3・4・6」「3・4・10の3・4・29との交差点以西」といった、その他の都市計画道路については、広域交通処理の必要性が高くないため、歩行空間の充実を基本に、長期的視点から整備を進めていきます。
  • 埼玉県の都市計画道路である「飯能・所沢線」の受け入れにあたり、望ましい路線配置・整備のあり方を早期に明確化し、その結果を踏まえて事業を進めます。
  • 都道128号線・鷹の道など、現在、相当数の自動車交通がみられる主要道路については、都市計画道路の整備が進められると自動車交通を処理する必要性が高くなるため、歩行者優先の道路空間として再生を図っていきます。ただし都道128号線については、進行中の拡幅整備事業により交差点の改良等を進め、渋滞の緩和を図ることを短中期的目標とします。
  • その他、歴史文化資源へのアクセス(行きやすさ)の改善などを主眼に、生活道路レベルの道路整備を行います。
  • 市内各所を巡る歩行者や自転車の主要動線としての「歩行者・自転車ネットワーク(=みどりの散歩道)」の整備を進めます。廻田緑道・北川・前川沿いの道路の充実を進め、さらには地域内の各所に拡大していきます。

駅周辺整備

  • 踏切問題への対応として、超長期的には、西武線の連続立体化に向けた検討と取り組みを行っていきます。短中期的には、大踏切の動線錯綜問題の解決のため、拡幅や歩車分離などに努めていきます。
  • 東村山駅の西口には、駅前広場の整備を行うことが都市計画決定しているため、早期の事業化を目指します。その際には、自動車・歩行者・自転車の動線の明確化やコミュニティスペースの確保などに留意していきます。
  • 武蔵大和駅前に、都道128号線の拡幅整備と合わせて、バス・タクシー乗場などの新設整備を行うことを検討していきます。

環境まちづくりの方針

緑の保全

  • 八国山緑地・狭山公園など、大規模公園緑地の緑の保全を徹底します。
  • 生産緑地を中心とした農地は、相続時に失われてしまうことが多い現状ですが、多様な面から保全策を検討して、極力守っていきます。
  • 廻田・多摩湖・諏訪・野口地域には、市の管理運営する「市民農園」や、民間の管理運営による「レジャー農園」があるため、その保全と充実に努めていきます。
  • 散在する屋敷林や雑木林などを、「緑地保護区域」の指定などにより、守っていきます。

公園緑地整備

  • 公園緑地の不足する区域に、地域のための公園整備を検討します。
  • 特に、都市計画決定している「前川公園」をはじめ、「下宅部遺跡公園」「農とみどりの体験パーク」の早期整備を急ぎます。
  • 地域のランドマークともなっている廻田の丘の緑の保全と整備を進めます。
  • 八国山緑地の整備を進めます。眺望の良さを活かして、展望ポイントの整備も検討します。

緑と水のネットワークの形成

  • 「3・4・9」などの都市計画道路の新規整備の機会をとらえ、街路樹の充実に努め、「街路樹ライン」と呼べるような緑の軸線の形成に努めます。
  • 北川緑道・廻田緑道・旧前川沿い等で、各種の自然・文化・歴史資源を巡る「みどりの散歩道」づくりを進め、全体のネットワーク化を図ります。
  • 前川・北川の水質浄化を図るとともに、多自然化工法の採用などにより、親水性を高めていきます。

循環型まちづくり

  • リサイクル活動の推進や、生ごみの堆肥化の取り組みなど、資源循環型まちづくりを展開します。
  • 特に、市内でも最もまとまった緑を有する地域とし、環境共生の地域づくりを進めます。

住宅・住環境形成まちづくりの方針

  • 狭山丘陵に近接した住宅地として、秩序ある街並みの形成を図ります。
  • 新たな都市計画道路の整備に伴い、沿道に多くの建物の立地が予想されます。その際は、後背部など周辺の住環境に配慮し、無秩序な高層化は抑止していきます。また、新しく転入してくる人たちと、従来から居住している人たちがふれあえるような、コミュニティある住環境づくりを考えていきます。
  • 農地の無秩序な開発や、住宅地の敷地の細分化などによる住環境の悪化を抑えるため、各種の規制や支援誘導策を検討し、実施していきます。
  • 事務所や研究所の集積を考える「生産研究地区」付近に、住宅の無秩序な立地がされることのないように努めていきます。
  • 東村山駅の西口再開発の機会をとらえて、良好な住宅の新たな供給を考えます。

防災まちづくりの方針

  • 「前川公園」をはじめとする、地域のための公園を新規整備することで、緊急時の避難や救援活動のための空間を増大します。
  • 都市計画道路の拡幅整備や「歩行者・自転車ネットワーク(=みどりの散歩道)」の整備で、延焼遮断・避難・救援といった防災機能の強化を図ります。
  • 廻田公民館など地域内にある行政施設で、情報指令や備蓄など、防災拠点としての機能の強化に努めます。

健康福祉まちづくりの方針

  • 都市計画道路の拡幅整備や「歩行者・自転車ネットワーク(=みどりの散歩道)」の整備で、延焼遮断・避難・救援といった防災機能の強化を図ります。
  • 廻田公民館・図書館など、地域内にある公共施設で、更なるバリアフリー化(障害物がなく誰でも安心して快適に利用できる状態にすること)を進めます。
  • 東村山駅で、エスカレーターやエレベーターの設置を進めるなど、バリアフリー化活動を展開します。
  • 自然資源や・歴史的文化的資源を巡る「歩行者・自転車ネットワーク(=みどりの散歩道)」の整備で、ウオーキング・ハイキング・ジョギング・サイクリングなどの健康増進活動のルートづくりを行います。

歴史文化創出まちづくりの方針

歴史的・文化的資源の保全と周辺整備を行います。

  • 正福寺・徳蔵寺をはじめとする歴史的・文化的資源の保全と周辺整備を行います。
  • 特に、下宅部遺跡を活かして、遺跡公園化や展示館の建設などを進め、ピーアールに努めます。
  • これらの資源を結ぶ「歩行者・自転車ネットワーク(=みどりの散歩道)」の整備を進めます。
  • 焼失してしまった民家園についても、ふるさと歴史館の分館としての位置づけを踏まえて、その再建を含めた復興策を検討していきます。
  • 東村山駅周辺で、後背部の歴史性を活かした「中心核」形成に努め、文化創造・情報発信のための場として整備します。

市街地活性化まちづくりの方針

  • 東村山駅西口周辺で、文化性をもった個性的な「中心核」の形成を図ります。サテライト勤務の場(SOHOビル=スモールオフィス・ホームオフィス)を建設する可能性も検討します。
  • 福祉・情報・行政サービス・文化・交流などの機能をコンパクトに集積した「地域生活核」を生み出すことで、地域全体の活性化を図ります。
  • 「生産研究地区」として位置づけた事務所や研究所が立地する区域を、新産業創出のための場と考えて、施設誘致や創業支援、周辺環境整備などを進めます。
  • 上述の自然資源の保全・整備や、駅周辺再整備、歴史文化資源のネットワーク化などで、行楽客のさらなる増大を図ります。

このページに関するお問い合わせ

まちづくり部都市計画課
〒189-8501 東村山市本町1丁目2番地3
電話:市役所代表:042-393-5111 (内線2711~2714)  ファックス:042-393-6846
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