東村山駅西口地区再開発ビル内公益施設
更新日:2011年2月15日
平成20年9月に開館しました東村山市市民ステーション『サンパルネ』となった東村山駅西口再開発ビル内に設置する公益施設の検討内容を説明します。
1.はじめに
市では、これまで東村山駅西口再開発ビル内に設置する 公益施設(以下、公益施設)について、市民アンケートや 関係各所のご意見などをもとに、庁内で検討を重ねてきました。人々が出会い、ふれあい、交流を深め、いきいきとした暮らしを支援する場として、市民の皆さんに末永く愛される施設として考えています。今後も、施設の開設に向けて、 市民の皆さんのご意見を取り入れながら、より具体的に事業計画を進めていきます。
2.これまでの検討経過
西口地区再開発事業と一体的に進める公益施設については、平成14年10月に行われた公益施設設置のための庁内調査をはじめとし、15年度には、西口地域や文化団体等の市民のかたで構成された懇談会の開催や市民アンケートを実施しました。さらに17年4月からは、庁内に「東村山駅西口地区再開発ビル公益施設推進室」を設置し検討を続けています。近年の市民の健康に対する強い関心、市民の皆さんからの各種ご提案、設置費用などを総合的に検討し、「市民交流の場と高齢社会を見据えた健康増進」 の施設として事業構想を定めました。
3.基本的な考え方
公益施設の基本的な考え方をは、次の四つの要点にまとめました。
- 「駅前利便性」を活かす
駅前立地とターミナル機能等の好条件を最大限に活用し、市民、通勤・通学客など多様な人々が気軽に訪れて利用し交流できる施設にします。東村山駅西口の賑わいと活性化を狙いとした駅周辺のまちづくり整備に対応した施設として、駅前空間の中核施設として位置づけています。 - 「多様性」~様々な市民ニーズにこたえる
市民の皆さんの多種・多様なニーズに応え、各施設の機能をはじめ、全体の構成、管理・運営体制の充実等を工夫し、複合施設としての機能を十分発揮する、誰もが使いやすい施設にします。 - 「コミュニケーション」が生まれる場とする
多くの皆さんが集い、交流が生まれる公益施設にするため「市民交流」スペースの有効利用や、市民ニーズに合った開設時間帯の設定など、市民の皆さんがいつでも気軽に訪れ、交流が生まれる施設にします。 - 「健康支援」を推進する
いつまでも健康な生活を送るための健康教室、健康相談、健康情報の提供などを通して、暮らしと健康の充実を図ります。生活習慣病予防、筋力増強、介護予防などのために、市民の皆さんが気軽に利用できる施設づくりを進めます。
4.「施設コンセプト」と「施設設置の考え方」
公益施設は「癒し、くつろぎ、集い」の健康・交流拠点として市民の皆さんの健康活動の実践・情報発信、交流、コミュニケーションを支援する健康・文化施設とします。
- 一体的活用
2・3階の諸機能を一体的、複合的な利用を図り、人々の交流や一体感が得られやすい施設をつくります。 - 癒し、やすらぎ
レイアウトやデザインなどを工夫し、「癒し」や「やすらぎ」を体感できる施設とすることにより、市民の皆さんの文化・交流活動を促進する施設を目指します。 - 北西部の活性化と賑わい
駅西口の中核施設として、駅前商店会などと連携を図り、賑わいを生み出し、歴史ある東村山市北西部の玄関口としての機能を充実させます。 - 行政・健康情報の発信基地
産業関連施設、健康情報コーナーなどの情報提供ブースを設け、行政・健康・観光・物産情報などの新鮮な情報を、利用者が気軽に入手できる環境を充実させます。 - 類似施設との区別化
中央公民館や市民スポーツセンターなどの生涯学習施設とは違った形で、これまでの施設とは異なる独自の複合施設を目指します。人と人とが出会い、語らい、自然に交流が生まれ、さらに地域コミュニティ形成のきっかけとなる交流の場として、また、運動よりも病気予防に主眼をおいた健康増進の環境を充実させるなど新しい生活支援施設として、居心地のよい空間や個人の意思で参加できるプログラム等を充実させます。
5.「施設計画」と「管理・運営計画」
施設計画
事業構想を具体化するため、以下の機能を予定しています。
- 健康増進機能のある施設(3階)
「健康づくりの拠点」をコンセプトに、幼児から高齢者まで全ての方々を対象として、いわゆるスポーツジムとは異なった施設とします。病気予防、体力向上や機能回復の側面に重点をおいた様々なプログラムの提供を考えています。 - 市民交流機能のある施設(2・3階)
市民の皆さんの文化活動、創作、交流活動の場として利用できる施設(ホール・会議室)や駅前の好立地を活かし、通勤・通学者等も利用できる行政窓口の設置など、豊かな市民生活を支援する諸機能を取り入れます。 - リラクゼーション機能のある施設(3階)
「癒し、くつろぎ」等をテーマとしたスペースやカフェ、ラウンジを設け、市民の皆さんの創作活動が発表できる市民ギャラリー等、文化活動や地域コミュニティの集いなどにご利用いただけます。
施設の用途案
現在、各種の施設機能を生かした用途案を、さまざまな角度から検討しています。
以下のものは検討されている一例です。
施設機能 | 施設の名称 | 用途 |
---|---|---|
市民交流(2・3階) ※リラクゼーション空間も含む |
市民広場 | 待ち合わせ、休憩 |
市民交流(2・3階) ※リラクゼーション空間も含む |
行政窓口 | 各種証明書の発行、料金収納 |
市民交流(2・3階) ※リラクゼーション空間も含む |
コンベンションホール | 各種コミュニケーション機能 |
市民交流(2・3階) ※リラクゼーション空間も含む |
会議室 | 各種コミュニケーション機能 |
市民交流(2・3階) ※リラクゼーション空間も含む |
産業関連ブース | 観光案内、物産品展示、商・農・工情報 など |
健康増進(3階) | スタジオA | 各種健康支援プログラム |
健康増進(3階) | スタジオB | 各種健康支援プログラム |
健康増進(3階) | スタジオC | 各種健康支援プログラム |
健康増進(3階) | 健康情報コーナー・セルフチェックブース | 健康情報の発信、健康相談 など |
リラクゼーション | カフェ | 各種リラクゼーションプログラム |
リラクゼーション | リラクゼーションスペース | 各種リラクゼーションプログラム |
リラクゼーション | 市民交流プラザ | 各種リラクゼーションプログラム |
リラクゼーション | カフェラウンジ | 各種リラクゼーションプログラム |
リラクゼーション | 市民ギャラリー | 絵画の展示 など |
管理・運営計画
- 管理・運営コスト
本施設は良質なサービスの提供と効果的・効率的な運営を行ないます。管理・運営経費の縮減に努め、有料・無料スペースの明確化、管理・運営等の創意工夫を行なっていきます。 - 管理運営主体
2・3階の一体的管理、健康増進施設に関する専門性等を考えた指定管理者制度の活用などを検討し、良質なサービスの提供や施設の効率的運用を図るなど、設置目的にかなう事業者を広く対象としていきます。 - 管理・運営体制
本施設を効果的・効率的に運営していくため、利用者のニーズにあわせた運営内容、駅に隣接する施設として柔軟な開館日数、開館時間等を設定し、これに対応できる体制を検討します。 - 事業内容
コンセプト・施設設置の考え方を具現化するための各種講座やプログラムを計画しています。いきいきプラザ、スポーツセンター等、市内にある健康関連施設との連携などを考えた事業内容を検討していきます。
(図表)2階・3階のフロア図
6.市民参加
平成21年4月の開館までに、施設計画、管理・運営計画等の事業計画部分について、市民の皆さんのご意見を積極的に取り入れながら事業構想の実現に向け検討を進めていきます。18年9月から、地元自治会等の市民団体及び市で公募した市民のかたで構成する市民参加型の「東村山駅西口公益施設運営検討会」を設置し、協議を始めました。今後ますます活発な意見交換を行い、施設づくりに反映していきたいと考えています。
(図表)西口地区再開発ビル内 公益施設の事業構想と事業計画
関連情報
実際の施設の説明
このページに関するお問い合わせ
健康福祉部健康増進課
〒189-8501 東村山市本町1丁目2番地3
電話:市役所代表:042-393-5111(内線3504~3507)
ファックス:042-395-2131
この担当課にメールを送る(新規ウィンドウを開きます)
健康福祉部健康増進課のページへ
