更新日:2019年4月24日
インディペンデンス市はアメリカ合衆国の中央部やや北東に位置し、ミズーリ州カンザスシティの東16キロにある都市です。
サンタフェ街道、カリフォルニア街道、オレゴン街道の起点として、1830年代は西部に向けて旅立っていく地点として賑わいのある都市でした。
東はアパラチア西はロッキーの両山脈にはさまれた中西部にあり、インディペンデンス市はそのほぼ中心にあたります。
中西部は大変肥沃な土地で広大な平原を形成しているため、世界屈指の穀倉地帯とも言われています。
この地域に白人が移住してくるまで先住民達が、この豊穣な自然の中で生活をしていました。
大河ミシシッピ川とミズーリ川がカンザスシティで合流するため、この地を中心に発達したのがカンザスシティ都市圏です。
ミズーリ川を境に、その北東部にあたるミズーリ州内に4つの郡(カウンティ)があり、その内の一つジャクソン郡にインディペンデンス市があります。
郡役所(裁判所、税務、警察等行政事務をつかさどる機関)がインディペンデンス市におかれています。
インディペンデンス市は「Queen City of The Trails」と呼ばれるように、西部開拓時代は西への主要街道であるサンタフェ、カリフォルニア、オレゴンの分地点であり、西方に向かう人々が日用品や馬車を用意できる最後の大きな町として栄えました。
毎年9月に行われる最大のお祭り「サンタカリゴン祭」はこの3つの街道の名前の一部を採ったものです。
また、北西部でミズーリ川南提にウェインシティ波止場があり、蒸気船が通うようになってからは西部開拓の主要な町として急激に発展していきました。1894年インディペンデンス市は市制をしきました。当時の人口は800から1,200人だったようです。
やがて、ミズーリ川に砂洲ができてウェインシティ波止場に船が停泊できなくなったため、街道の主要拠点を上流のウェストポートに譲ることになりました。
インディペンデンス市は、第33代大統領ハリー・トルーマンが小学生の時代から生涯を閉じるまで暮らした町としても有名で「Queen City of The Trails」とともに市民の誇りとなっていて、市内各所に彼の名前がついた施設等があります。
第2次世界大戦後は、それまでの農業中心の町から企業誘致を積極的に行い農地が宅地に変わり住宅地が郊外へのび1986年には人口11万人を超え、ミズーリ州4番目の大都市となりました。
市内には農業機械生産工場、コンクリート工場、紅茶工場などがあります。 市民は、信仰熱心な人が多く、ボランティアとして人道的援助活動や地域の発展のために活動しています。
Country Club Parkの冬景色
〒189-8501 東村山市本町1丁目2番地3