更新日:2020年8月6日
平成16年12月市議会で同意を得て東村山市名誉市民の称号をお贈りしました。熊木氏は大正11年東村山市生まれで、平成27年10月24日逝去。
昭和42年東村山市長に選任されて以来、4期16年にわたり「人と自然が調和し、豊かさと心ふれあうやすらぎのまちづくり」を基本理念とし、都市基盤、生活環境の整備をはじめ福祉の充実と健康の増進、教育文化の向上等、積極的に取り組み、推進してこられました。任期中には、福祉施策では昭和46年全国に先がけて開始した東村山方式と呼ばれるねたきり老人訪問看護システムは多くの自治体の注目を集めました。
市民のスポーツ振興策では運動公園の整備や市民スポーツセンターを建設し、スポーツを通じて市民相互の連帯を強めるよう尽力されました。昭和49年全国で3番目の「スポーツ都市」を宣言、市民ぐるみのスポーツ愛好により、健康の増進と体力の向上を図りました。
また、全国市長会では経済建設分科会委員長等を歴任、地方自治の確立のために尽力されました。昭和53年から2年間は東京都市長会会長として多摩地区の地方自治体の諸課題に取り組み、取りまとめる大役を果されました。
市長退任後、平成13年まで東村山市国際友好協会会長として国際交流に尽力、東村山明るい社会をつくる会会長、青少年対策地区連絡協議会等の支援、東村山市体育協会名誉会長、緑を守る市民協議会顧問、“トトロの家を東村山へ”市民の会会長として幅広く活躍されました。
また、社会福祉法人理事等市内の福祉を支える高潔かつ地道な活動も継続されました。各方面にわたり市民活動におけるリーダー・シンボル的存在として東村山のために多大なるご尽力をいただきました。
〒189-8501 東村山市本町1丁目2番地3 (東村山市役所本庁舎3階)