更新日:2021年3月13日
多摩湖町は、大字回田(めぐりた)の北部地域(字境・日向)にあたります。南・北境界とも狭山丘陵の尾根筋であり、狭山丘陵の谷あいにある地域となります。多摩湖(村山貯水池)に接する町であることから名付けられました。また、町内にある西武鉄道の「多摩湖駅」は、2021年3月12日まで、「西武遊園地駅」でした。西武園ゆうえんちのリニューアルオープンに伴い、西武鉄道の山口線の旧「遊園地西駅」が遊園地のメインゲートとなるため、こちらを「西武園ゆうえんち駅」に改称、旧「西武遊園地駅」は、町名や地 域の特徴過去などを総合的勘案し「多摩湖駅」へと改称されました。
旧廻り田村の中でも「宅部(やけべ)」「下(しも)宅部」などとよばれていた地域で、多摩湖に沈んだ地域(東大和市域)とあわせて、中世の「宅部郷」の範囲であったようです。下宅部遺跡や瓦塔出土地があるなど、縄文・古代から人の活動がさかんな地域でした。
大正5年(1916)から村山貯水池の工事がはじまり、昭和2年(1927)に完成すると都心から日帰りで行楽可能な観光地として大いに賑わいを見せました。多くの観光客を輸送するため、多摩湖鉄道の「村山貯水池駅」(現「多摩湖駅」)、旧西武鉄道の「村山貯水池前駅」(現「西武園駅」)、武蔵野鉄道の「村山貯水池際駅」(現「西武球場前駅」、当初は「村山公園駅」)と村山貯水池の名前が入った駅が3つも開業するほどでした。
現在の多摩湖駅東方にはかつて村山射撃場があり、昭和34年に国民体育大会東京大会のクレー射撃部門が開催されました。
多摩湖に隣接する狭山公園は、四季折々の美しい自然に 恵まれ、市民の憩いの場となっています。特に桜の時期は 美しく、都内でも有数の桜の名所となっています。
〒189-0021 東村山市諏訪町1丁目6番地3(たいけんの里:〒189-0022東村山市野口町3丁目48番地1)