令和4年度東村山考古学講演会
更新日:2023年3月23日
テーマ 「縄文遺跡を探る!護る!活かす!」
東村山市多摩湖町にある下宅部(しもやけべ)遺跡は、低湿地遺跡として全国的にも知られた遺跡です。令和2年9月30日には漆工関連遺物を中心に「下宅部遺跡出土品」392点が国の重要文化財に指定されました。また、遺跡現地の埋没保存された範囲は東京都の史跡に指定され、「下宅部遺跡はっけんのもり」として整備されました。
多摩地域北部には、他にも西東京市の下野谷遺跡、調布市の下布田遺跡などの国史跡、国分寺市の多喜窪遺跡や国立市の緑川東遺跡など出土品が重要文化財に指定された遺跡ががあります。今年度から「北多摩縄文スタンプラリー」として、これらの遺跡を巡るイベントを開催しています。
今回、「縄文遺跡を探る!護る!活かす!」をテーマに、遺跡が保存されている下野谷遺跡・下布田遺跡・下宅部遺跡の調査研究による成果と、それに基づいた保存と活用についての講演会を開催します。これを機に、多くの方々に下宅部遺跡や縄文時代についてより深く興味を持っていただけたらと思います。
なお、下宅部遺跡出土資料は、八国山たいけんの里で常設展示しています。
重要文化財 漆工関連遺物
東京都史跡 下宅部遺跡はっけんのもり
第1回 下野谷遺跡を探って、護って、活かす-したのや縄文里山プロジェクト-
亀田直美氏
- 日時 令和5年1月29日(日曜)午後2時から4時
- 講師 亀田直美氏(西東京市教育委員会)
下野谷遺跡は、東京という都市部の住宅街に奇跡的に残された、縄文時代中期の南関東最大の集落遺跡として国史跡に指定されています。
この貴重な遺跡を未来につなげるため「守る」「つなげる」「広げる」「集う・結ぶ」「共に育つ」をキーワードに続けてきた調査から整備・活用までをご紹介します。
常に成長する遺跡をめざし、「みんなで作り、つなげる都市部の縄文空間」下野谷遺跡を「したのやから未来へ 縄文から世界へ」結ぶチャレンジを聴講者の皆さんと一緒に考えます。
- 定員 先着80名
- 参加費 100円(資料代)
- 申し込み方法 QRコードからの申し込みフォーム、直接又は電話でふるさと歴史館(電話:042-396-3800)まで。
- 終了しました。
第2回 下布田遺跡のなぞ~発見する楽しさを伝えるために~
立川明子氏
- 日時 令和5年2月26日(日曜)午後2時から4時
- 講師 立川明子氏(調布市郷土博物館)
下布田遺跡は縄文文化から弥生文化へ移行する縄文時代晩期の遺跡として評価される一方で,史跡内で明確に住居跡が発見されていないことや,主要遺構の性格付けも研究者によって異なるなど,未だ謎の多い遺跡です。
講演では,下布田遺跡に関する最前線の研究動向とともに,現在,市民とともに進めている史跡整備について御紹介します。
- 定員 先着80名
- 参加費 100円(資料代)
- 申し込み方法 QRコードからの申し込みフォーム、直接又は電話でふるさと歴史館(電話:042-396-3800)まで。
- 申し込み開始 令和5年2月3日(金曜)午前9時30分から
- 終了しました。
第3回 下宅部遺跡の過去・現在・未来
- 日時 令和5年3月25日(土曜)午後2時から4時
- 講師 千葉敏朗(東村山ふるさと歴史館)
下宅部遺跡は縄文時代後期を主体とした低湿地遺跡です。河原での生業活動が、豊富に出土した木材などの有機質遺物の分析から明らかになりました。特に縄文時代の漆工技術については、一連の工程に係る資料が出土しており、これら漆工関連遺物を中心に392点が国の重要文化財に指定されています。
講演会では、縄文人の植物利用に関する研究成果と、それに基づいた遺跡の保存と活用について紹介します。
- 定員 先着80名
- 参加費 100円(資料代)
- 申し込み方法 QRコードからの申し込みフォーム、直接又は電話でふるさと歴史館(電話:042-396-3800)まで。
- 申し込み開始 令和5年3月3日(金曜)午前9時30分から
- 第3回は都合により中止となりました。申し訳ありません。
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場所
東村山ふるさと歴史館 視聴覚室
郵便番号189-0021 東村山市諏訪町1丁目6番地3
電話:042-396-3800
交通案内
- 西武鉄道新宿線・国分寺線・西武園線「東村山駅」西口から徒歩約8分
- 東村山駅西口よりグリーンバス諏訪町循環に乗り、「ふるさと歴史館」停留所下車
注意事項
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主催・問い合わせ
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電話:042-396-3800
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