板碑の世界~狭山丘陵の中世
更新日:2011年2月15日
会期:平成15年10月5日(日曜)から12月14日(日曜)
今回、平成十五年度の秋の展示「板碑の世界~狭山丘陵の中世~」を開催する運びとなりました。板碑は、地域の中世資料として代表的なものです。特に東村山市内にある福寿山徳蔵寺に伝わる「板碑 元弘三年斎藤盛貞等戦死供養碑(通称元弘の板碑)」は、日本史上貴重なもので、国の重要文化財にも指定されています。この板碑は、江戸時代の地誌などにも紹介され、当時から人々の注目を浴びていたことが、わかります。また、それ以外にも多くの板碑が、狭山丘陵を中心に残っています。この狭山丘陵の谷戸は、村山党を中心とした諸氏の名字の地でもあります。それらの人々をふくめ、当時の多くの名もなき人々が、それぞれの願いをこめてこれらの板碑を造立しました。多くの板碑は、寺院や墓地におかれ今に伝えられています。 また現在では、発掘調査によって、発見されている板碑の存在もあります。発掘調査による板碑発見は、板碑と当時の社会のつながりを示す資料となります。このような発見がつづくことで、東村山を含めた地域の中世史がより明確となります。今回の展示では、東村山で新しく発掘された板碑4点も紹介いたします。 展示をご覧いただき、ご批判、ご意見等をいただければ幸いと存じます。
開催時間:午前9時30分から午後5時
(入館は午後4時30分まで)
月曜休館
※入場無料
イベント
講演会 石に刻まれた中世 -多摩の板碑を中心に
10月25日(土曜)午後2時から4時
講師:千々和到 氏 (国学院大学文学部教授)
場所:ふるさと歴史館 視聴覚室
申込:10月5日(火曜)午前9時30分より電話にて受付開始(ふるさと歴史館)
※ 駐車場が少ないので、お車での来館はご遠慮ください。
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